JP2006324044A - 押しボタンスイッチ - Google Patents

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Yoshinori Sugihara
賢紀 杉原
Kazuaki Morita
和明 森田
Kazuyuki Tsukimori
一如 月森
Takakazu Hirai
孝和 平井
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Omron Corp
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Abstract

【課題】 押しボタンに大きな衝撃力が加わっても、スイッチに過大な力を与えることなく、スイッチを確実に作動させる。
【解決手段】 操作部材34は、弾性板により一体形成してあって、その中央部位34Aに設けたスイッチ作動部36と、中央部位34Aより分岐された四つの分岐部37を有しており、操作部材34は、分岐部37の先部を押しボタン部4のプランジャ41に当接した状態でスイッチ本体1内に収容してあって、スイッチ作動部36がタクタイルスイッチ26の可動部26Cに接触させてあり、分岐部37は、押しボタン部4により押圧されることで撓み、当該分岐部37に加わる力がスイッチ作動部36に作用してタクタイルスイッチ26を作動させるようにした。
【選択図】 図4

Description

本発明は、例えば、エレベータの昇降方向を指示する方向指示スイッチ等に使用する押しボタンスイッチに関する。
従来、この種の押しボタンスイッチとしては、図12に示すものがある。この押しボタンスイッチはベース(筐体)60を備えており、このベース60の端部には、スイッチ61を実装したPCボード(プリント配線板)62が固着してあり、このベース60の内部中央にはガイド孔63が設けてある。そして、このガイド孔63にはロッド64が摺動自在に収納してあり、このロッド64の先端はスイッチ61に当接している。
また、ベース60にはスプリングプレート65が収容してあり、このスプリングプレート65は、正方形状の枠部66と、この枠部66の各辺の中央にそれぞれ伸設された梃子部材片67とからなっており、この梃子部材片67がロッド64の基端面に接している。そして、スプリングプレート65とベース60との間には圧縮スプリング68が介装してある。
また、ベース60には、その開口側からストッパ部材69が摺動自在に収納してあり、このストッパ部材69には複数の押庄部70が形成してあって、この押圧部70は梃子部材片67の中間部に当接している。
ストッパ部材69の端面には、LED基板71とキートップ72が装着してあり、このキートップ72にはボタンプレート73が接着しあり、このボタンプレート73とキートップ72とストッパ部材69とで押し部材を構成している。
そして、ボタンプレート73を押すと、ストッパ部材69は圧縮スプリング68の付勢力に抗して押され、押圧部70が梃子部材片67の中間部を押す。そうすることで、梃子部材片67の先端部は基端部を支点としてロッド64に作用して、これを押す。ここで、ストッバ部材69の押す量は梃子部材片67によって増幅され、ロッド64によってスイッチ61は押し込まれてオン作動する(特許文献1及び関連する技術を示す特許文献2、3参照)。
特開平 7−223781号公報 特開平11−314861号公報 特開2004−227890号公報
しかし、上記した従来の押しボタンスイッチにあっては、ボタンプレート73を押すことで、ストッパ部材69の押圧部70が梃子部材片67を押し、ストッパ部材69の押す量が梃子部材片67によって増幅され、ロッド64によってスイッチ61をオン作動する構成であるために、強い力でボタンプレート73を押込むと、この力が増幅されてスイッチ61に作用し、スイッチ61に過大な負荷が加わり、このスイッチ61が所定ストローク以上作動してしまい故障の原因ともなりかねなかった。
本発明はかかる従来の技術を改善するためになされたもので、その目的とするところは、押しボタンに大きな衝撃力が加わっても、スイッチに過大な力を与えないようになって、スイッチを所定ストローク以上作動しないようにして常時確実に作動させることができる押しボタンスイッチを提供することである。
上記の目的を達成するために、本発明に係る押しボタンスイッチは、スイッチ本体内に設けられたスイッチを、押しボタン部の操作により操作部材を介して動作させる押しボタンスイッチであって、操作部材が、弾性板により一体形成してあって、その中央部位に設けたスイッチ作動部と、中央部位より分岐された複数の分岐部を有して構成し、分岐部が、押しボタン部により押圧されることにより、当該分岐部の先部に加わる力をスイッチ作動部に作用させてスイッチが作動するようにしたことを特徴とする。
かかる構成により、操作部材の分岐部は、その先部に押しボタンに加わる押込み力を受けることで撓み、当該分岐部に加わる力がスイッチ作動部に作用してスイッチを作動させるために、押しボタンに大きな衝撃力が加わっても、この衝撃力は分岐部の撓みにより吸収され、スイッチに過大な力を与えないようになり、スイッチを確実に作動させることができる。
また、押しボタンの何れの個所を押圧しても、押しボタンにより操作部材の分岐部が押圧されてスイッチ作動部がスイッチを動作させるようにしたために、片押し状態(隅押し状態)でもスイッチを確実に動作させることができると共に、スイッチ作動部が各分岐部の中央に位置しているために、押しボタンの何れの個所を押圧してもスイッチを動作させる為に必要なストロークは慎重に得られるようになり、これによって押しボタンスイッチの操作性が一段と向上する。
また、弾性板により操作部材を形成することができるために、スイッチ全体の薄型化が図れるようになるし、操作部材の軽量化及びコストの低減が図れる上、弾性板により操作部材を一体成形できるために、部品点数の削減も図れる。
なお、スイッチ本体とは、例えば、ベース部材とカバー部材との組立体が該当し、押しボタン部とは、例えば、押しボタンとこの押しボタンに連動するプランジャが該当し、スイッチとは、例えば、スイッチ基板に実装されたタクタイルスイッチが該当し、スイッチ作動部とは、例えば、タクタイルスイッチの可動部に接触する突起部が該当する。
また、本発明にかかる押ボタンスイッチは、上記した本発明にかかる押ボタンスイッチにおいて、分岐部の先部が、押しボタン部に当接した状態でスイッチ本体内に収容されるとともに、スイッチ作動部がスイッチに接触していることを特徴とする。
かかる構成により、分岐部の先部が押しボタン部に当接するとともにスイッチ作動部がスイッチに接触した構成をとるために、押しボタン部の押し込み力を正確に分岐部の先部に作用させることができるとともに、当該先部の作用に伴ってスイッチ作動部が正確にスイッチを作動させることができる。
また、本発明に係る押しボタンスイッチは、上記した本発明に係る押しボタンスイッチにおいて、スイッチ作動部は、中央部位に突設した突起部であり、この突起部がスイッチの可動部を押圧することでスイッチを作動させるようにしたことを特徴とする。
かかる構成により、突起部がスイッチの可動部を押圧して、このスイッチを確実に作動させることができる。
また、本発明に係る押しボタンスイッチは、上記した本発明に係る押しボタンスイッチにおいて、分岐部は、中央部位より四方に放射状に分岐しており、少なくとも相対向する一対の分岐部がばね部材により荷重調整されていることを特徴とする。
かかる構成により、ばね部材により分岐部は荷重調整されていて、ばね強度が大きくなり、押しボタンに加わる衝撃力は、分岐部とばね部材が吸収緩衝するようになるために、より確実にスイッチに過大な力を与えないようになり、スイッチを確実に作動させることができる。
また、本発明に係る押しボタンスイッチは、上記した本発明に係る押しボタンスイッチにおいて、押しボタン部は、押しボタンと、この押しボタンに連動するプランジャとで構成してあり、分岐部の先部に孔部を設けると共に、これらの孔部の周部にばね受部を設け、プランジャに突起部を設けて、孔部に突起部を遊嵌すると共に、ばね受部でばね部材を受けて、分岐部の先部をプランジャに当接させるようにしたことを特徴とする。
かかる構成により、孔部に突起部を遊嵌すると共に、ばね受部でばね部材を受けることで、分岐部の先部のプランジャへの当接が確実なものになるために、プランジャから分岐部の先部への力の伝達が良好になって、操作部材のスイッチへの動作を確実なものにすることができる。
また、本発明に係る押しボタンスイッチは、上記した本発明に係る押しボタンスイッチにおいて、スイッチがタクタイルスイッチであることを特徴とする。
かかる構成により、タクタイルスイッチ自身の有するクリック感を利用して操作時のクリック感が得られるため、操作性がさらに向上する。
本発明に係る押しボタンスイッチによれば、操作部材の分岐部は、その先部に押しボタンに加わる押込み力を受けることで撓み、当該分岐部に加わる力がスイッチ作動部に作用してスイッチを作動させるために、押しボタンに大きな衝撃力が加わっても、この衝撃力は分岐部の撓みにより吸収され、スイッチに過大な力を与えないようになり、スイッチを確実に作動させることができる。
また、押しボタンの何れの個所を押圧しても、押しボタンにより操作部材の分岐部が押圧されてスイッチ作動部がスイッチを動作させるために、片押し状態でもスイッチを確実に動作させることができると共に、スイッチ作動部が各分岐部の中央に位置しているために、押しボタンの何れの個所を押圧してもほぼ同じ操作荷重が得られるようになり、これによって押しボタンスイッチの操作性が一段と向上する。
また、弾性板により操作部材を形成することができるために、スイッチ全体の薄型化が図れるようになるし、操作部材の軽量化及びコストの低減が図れる上、弾性板により操作部材を一体成形できるために、部品点数の削減も図れる。
本発明の実施の形態を、図面を参照して詳述する。
図1は本発明に係る押しボタンスイッチの斜視図、図2は同押しボタンスイッチを取付パネルに取付ける状態の斜視図、図3は同押しボタンスイッチを取付パネルに取付けた状態の斜視図、図4は同押しボタンスイッチの縦断面図、図5は同押しボタンスイッチの分解状態の斜視図、図6は同押しボタンスイッチにおいて、ベース部材、スイッチ部、スイッチ駆動部及びプランジャの部分の分解状態を斜め上から見た斜視図、図7は同押しボタンスイッチにおいて、ベース部材、スイッチ部、スイッチ駆動部及びプランジャの部分の分解状態を斜め下から見た斜視図、図8は同押しボタンスイッチにおいて、ベース部材、スイッチ部、スイッチ駆動部及びプランジャの部分の組立てた状態の斜視図である。
押しボタンスイッチAは、図5に示すように、スイッチ本体1と、このスイッチ本体1に収容されたスイッチ部2と、スイッチ本体1に収容され且つスイッチ部2を作動するスイッチ駆動部3と、押しボタン部4とを備えている。
スイッチ本体1はベース部材5とカバー部材6とより構成してある。ベース部材5は、図6に示すように、円形状の底面部5aと、その周辺に立設された周壁部5bを有していて、底面部5aには略六角形状の開口部7とが形成してある。また、底面部5aの内面側には略正方形状のスイッチ基板装着部8と、このスイッチ基板装着部8の周りのシール受部8Aが形成してある。
そして、底面部5aの内面には、図4及び図6に示すように、スイッチ基板装着部8の四隅に位置させてばね係止用突起部9とストッパ挿入部10が設けてあり、これらストッパ挿入部10には平面視コ字形状のガイド部11が設けてあって、このガイド部11にはプランジャ用ストッパ11Aが設けてある。また、開口部7の互いに対向する辺縁部7aには基板押え12が設けてある。
そして、底面部5aの周部5bには、図6に示すように、その周部を四等分した箇所にそれぞれカバー係合部13が形成してあり、これらのカバー係合部13は周部5bに形成した凹部14に係止突起部15を設けて構成してある。
カバー部材6は、図4及び図5に示すように、中空円筒形状のカバー本体6Aを有しており、このカバー本体6Aの外端面部6aにはパッキン装着溝部18が形成してあり、また、カバー本体6Aの内周にはネジ部19が形成してある(図4参照)。そして、カバー本体6Aの内端部はシール押え部20にしてある。そして、カバー本体6Aには、その周方向を四等分した箇所に係止片部21が形成してある。これらの係止片部21の先部には係止孔部22が設けてある。
スイッチ部2は、図6及び図7に示すように、スイッチ基板25と、このスイッチ基板25に実装されたスイッチであるタクタイルスイッチ26と、スイッチ基板25に実装されたコネクタ27とをユニット化して構成してある。すなわち、スイッチ基板25は略正方形状であって、その四隅が切り欠いてあり、このスイッチ基板25の表側にタクタイルスイッチ26が実装してあり、スイッチ基板25の裏側にコネクタ27が実装してある。
タクタイルスイッチ26は、図6に示すように、スイッチケース26Aの頂部に設けた開口部26Bに可動部26Cを突出させている。また、スイッチ基板25の表側には、複数個、例えば4個のLED33がタクタイルスイッチ26の四方に位置するようにして実装してある。
スイッチ駆動部3は、図5乃至図7に示すように、操作部材34と四個のばね部材であるコイルばね35とより構成してある(図5、図6、図7では二個のばね部材35が表示してある)。この操作部材34は、弾性を有する、例えば、板厚が0.5mm程度の金属板を打ち抜き成形することにより形成したもので、タクタイルスイッチ26を動作させる突起状のスイッチ作動部36が設けられた中央部位34Aと、この中央部位34Aから四方に分岐された4本の分岐部37を有していて、全体がほぼ十字形の一体成形にしてある。そして、各分岐部37の先端部には孔部38が形成してある。また、孔部38の周部には円環状のばね受部38Aが形成してある。
押しボタン部4は、図5に示すように、円形キャップ状の押しボタン40と、プランジャ41と、シール部材42とより構成してある。押しボタン40は、図5に示すように、その天井部43の周部に周壁部44を形成しており、この周壁部44の端部にフランジ部45が形成してある。
また、プランジャ41は、図4に示すように、中空円筒形状のプランジャ本体46Aと、プランジャ本体46Aの内端部46bに連設されたスカート部46Bを有しており、プランジャ本体46Aの外周部にはシール装着溝部47が形成してあり、また、スカート部46Bには、図7に示すように、その周方向を四等分した箇所に挿入部48が設けてあり、これらの挿入部48の端面部(カバー本体6Aの内端部6b)には突起部49が設けてある。
挿入部48は、図7或いは図8に示すように、スカート部46Bを切欠して形成された開設部50と、この開設部50の外方に位置する片状のストッパ部51とで囲まれており、ストッパ部51はプランジャ本体46Aに一体に形成してある。そして、ストッパ部51の先部には外方に突出するようにした爪部51Aが設けてある。
シール部材42は、図4及び図5に示すように、弾性を有する素材、例えば、合成ゴムを中空截頭円錐形状に成形した薄肉のシール本体42Aを有しており、このシール本体42Aの基部は肉厚の基側シール部52にしてあり、シール本体42Aの先部は肉厚の先側シール部53にしてある。
次に、押しボタンスイッチAの組立てを説明する。
図4及び図6に示すように、ベース部材5の底面部5aに、そのスイッチ基板装着部8にスイッチ基板25を装着してスイッチ部2を取付ける。この場合、ベース部材5に設けた基板押え12がスイッチ基板25を押えて固定する。そして、図4に示すように、スイッチ基板25が底面部5aの開口部7を閉塞していて、この開口部7からコネクタ27が外方に突出し、ベース部材5の中央にタクタイルスイッチ26が位置するようになる。
そして、図4に示すように、底面部5aに設けたばね係止用突起部9にコイルばね35の一端部(下端部)を係止し、タクタイルスイッチ26上に操作部材34を載せて、操作部材34の中央部位34Aのスイッチ作動部36をタクタイルスイッチ26の可動部26Cに接触させる。そして、操作部材34の四本の分岐部37のばね受部28Aをコイルばね35の他端部(上端部)に嵌合させる。
そして、図4に示すように、ベース部材5に、操作部材34に重ねるようにしてプランジャ41を装着する。この場合、プランジャ41に設けた挿入部48の突起部49を操作部材34の分岐部37の孔部38に遊嵌させる。
また、プランジャ41のストッパ部51をベース部材5のガイド部11を介してストッパ挿入部10に挿入する。プランジャ41はコイルばね35のばね力により持ち上げられることで、このプランジャ41に設けたストッパ部51の爪部51Aが、ベース部材5に設けたプランジャ用ストッパ11に引っ掛かる。
そして、図4に示すように、プランジャ41にシール部材42を装着する。この場合、シール部材42の先側シール部53をプランジャ41のシール装着溝部47に嵌合させ、また、シール部材42の基側シール部52をベース部材5に設けたシール受部8Aに当接させる。したがって、シール部材42はプランジャ41とベース部材5との隙間を覆うになる。
そして、図4に示すように、ベース部材5にカバー部材6を装着する。この場合、カバー部材6に設けた四本の係止片部21が、ベース部材5のカバー係合部13の凹部14に挿入してあって、係止片部21の係止孔部22に係止突起部15が係止してある。そして、カバー部材6のシール押え部20がシール部材42の基側シール部52をシール受部8Aと共に挟着している。
そして、図4に示すように、プランジャ41に押しボタン40が被せてある。この押しボタン40の取付けは、押しボタンスイッチAが取付パネルBに取付けられる際に使用する取付リング54で行なわれる。この取付リング54は、図2及び図4に示すように、その外周部に雄ネジ部55とフランジ部56とを有し、内周部に段部よりなるストッパ部57を有している。
そして、図2及び図4に示すように、取付パネルBの円形状の取付孔58に押しボタン40を挿入して、カバー部材6のパッキン装着溝部18に装着したパッキン59を取付パネルBの裏面に当接し、取付孔55に取付リング54を挿入して、この取付リング54の雄ネジ部55をカバー部材6の雌ネジ部19に螺合させ、取付リング54のフランジ部56とカバー部材6の端面部とで取付パネルBを挟持することで押しボタンスイッチAが取付パネルBに取付けられるのであり、この際に、押しボタン40は、コイルばね35のばね力によりプランジャ41を介して持ち上げられていて、押しボタン40のフランジ部45が取付リング54のストッパ部57に衝合し、押しボタン40の取付けが行なわれている。
次に、上記のように構成された押しボタンスイッチAの作動を説明する。
押しボタン40による押込みがない状態では、図9に示すように、コイルばね35のばね力によりプランジャ41が持ち上げられていて、このプランジャ41に設けたストッパ部51の爪部51Aがプランジャ用ストッパ11Aに引っ掛けてある。そして、操作部材34の四本の分岐部37には押込み力が働いておらず、操作部材34の中央部位34Aのスイッチ作動部36がタクタイルスイッチ26の可動部26Cに接触している。
この状態から図10に示すように、押しボタン40の中央に押込み力を加えて押込むと、この押しボタン40は偏りすることなく、図10において下方に移動(平行移動)する。このために、プランジャ41がコイルばね35に抗して下方に押し込まれて操作部材34の四本の分岐部37は、同じストロークで下方に押される。
したがって、四本の分岐部37は撓み、分岐部37に加わる力は操作部材34の中央部位34Aに作用して、スイッチ作動部36がタクタイルスイッチ26の可動部26Cを押し込み、このタクタイルスイッチ26をオン作動させる。例えば、分岐部37のストロークが1mmになれば、スイッチ作動部36のストロークが0.6mmになり、通常タクタイルスイッチ26を作動させるに必要な所定ストロークは0.6mm前後位に設定されていることから、分岐部37のストロークが、1mm程度設定できれば、タクタイルスイッチ26を十分作動させることができる。
そして、押しボタン40の押込みを解除すると、分岐部37の復元力とコイルばね35のばね力によりプランジャ41が持ち上げられて、このプランジャ41に設けたストッパ部51の爪部51Aがプランジャ用ストッパ11Aに引っ掛かり、分岐部37は元の状態に復帰し、スイッチ作動部36の可動部26Cへの押込み力が解除されてタクタイルスイッチ26をオフ作動させる。
また、図11に示すように、押しボタン40を作用点Pで隅押し(片押し)した場合には、この押しボタン40は偏って、図11において下方に移動する。このために、プランジャ41の作用点P側がコイルばね35に抗して下方に押し込まれて操作部材34の四本の分岐部37のうちの一つ(又は二つ)が下方に押されて撓む。
押されない分岐部37はプランジャ41の挿入部48に当接しているために、押された分岐部37に加わる力は操作部材34の中央部位34Aに作用して、スイッチ作動部36がタクタイルスイッチ26のスイッチ可動部26Cを押し込み、このタクタイルスイッチ26をオン作動させる。例えば、押された分岐部37のストロークが1mmになれば、スイッチ作動部36のストロークが0.6mmになり、タクタイルスイッチ26を十分作動させるようになる。
そして、押しボタン40の隅押込みを解除すると、コイルばね35のばね力によりプランジャ41が持ち上げられて、このプランジャ41に設けたストッパ部51の爪部51Aがプランジャ用ストッパ11Aに引っ掛かり、分岐部37は元の状態に復帰し、スイッチ作動部36の可動部26Cへの押込み力が解除されてタクタイルスイッチ26をオフ作動させる。
また、コイルばね35は、十字状ばねである操作部材34の荷重調整をしており、ばね荷重を強めている。したがって、操作部材34の四本の分岐部37の先部はコイルばね35に接しているために、押しボタン40に加わる衝撃力は分岐部37とコイルばね35が吸収緩衝してタクタイルスイッチ26には衝撃力がかからないようになる。
このため、コイルばね35は、調整荷重の多寡によっては4本の分岐部37全てに対応させて設ける必要がない場合もある。
上記したように、本発明の実施の形態によれば、押しボタン43の押込み力が操作部材34の分岐部37に作用して撓ませ、スイッチ作動部36に作用してタクタイルスイッチ26を作動させるようになり、押しボタン43に大きな衝撃力が加わった場合、この衝撃力は分岐部37及びコイルばね35の撓みにより吸収され、タクタイルスイッチ26に過大な力を与えないようなり、タクタイルスイッチ26を確実に作動させることができる。
また、押しボタン43の何れの個所を押圧しても、押しボタン43により操作部材34の分岐部37が押圧されてスイッチ作動部36がタクタイルスイッチ26を動作させるために、片押し状態でもタクタイルスイッチ26を確実に動作させることができると共に、スイッチ作動部36が各分岐部37の中央に位置しているために、押しボタン43の何れの個所を押圧してもタクタイルスイッチ26を動作させる為に、必要なストロークは確実に得られるようになり、これによって押しボタンスイッチの操作性が一段と向上する。
また、弾性板により操作部材34を形成することができるために、スイッチ全体の薄型化が図れるようになるし、操作部材34の軽量化及びコストの低減が図れる上、弾性板により操作部材を一体成形できるために、部品点数の削減も図れる。
また、本発明の実施の形態によれば、分岐部37の先部に孔部38を設けると共に、これらの孔部38の周部にばね受部38Aを設け、プランジャ41に突起部49を設けて、孔部38に突起部49を遊嵌すると共に、ばね受部38Aでコイルばね35を受けて、分岐部37の先部をプランジャ41の挿入部48に当接させるようにしたことにより、分岐部37の先部のプランジャ41への当接が確実なものになるために、プランジャ41から分岐部37の先部への力の伝達が良好になって、操作部材34のタクタイルスイッチ26への動作を確実なものにすることができる。
また、本発明の実施の形態によれば、タクタイルスイッチ26自身の有するクリック感を利用して操作時のクリック感が得られるため、操作性がさらに向上する。
本発明に係る押しボタンスイッチによれば、操作部材の分岐部は、その先部に押しボタンに加わる押込み力を受けることで撓み、当該分岐部に加わる力がスイッチ作動部に作用してスイッチ部を作動させるために、押しボタンに大きな衝撃力が加わっても、この衝撃力は分岐部の撓みにより吸収され、スイッチに過大な力を与えないようなり、スイッチを確実に作動させることができるという効果を有しており、例えば、エレベータの昇降方向を指示する方向指示スイッチ等に使用する押しボタンスイッチとして有用である。
本発明に係る押しボタンスイッチの斜視図である。 同押しボタンスイッチを取付パネルに取付ける状態の斜視図である。 同押しボタンスイッチを取付パネルに取付けた状態の斜視図である。 同押しボタンスイッチの縦断面図である。 同押しボタンスイッチの分解状態の斜視図である。 同押しボタンスイッチにおいて、ベース部材、スイッチ部、スイッチ駆動部及びプランジャの部分の分解状態を斜め上から見た斜視図である。 同押しボタンスイッチにおいて、ベース部材、スイッチ部、スイッチ駆動部及びプランジャの部分の分解状態を斜め下から見た斜視図である。 同押しボタンスイッチにおいて、ベース部材、スイッチ部、スイッチ駆動部及びプランジャの部分の組立て状態の斜視図である。 同押しボタンスイッチにおいて、押しボタンによる押込みがない状態の縦断面図である。 同押しボタンスイッチにおいて、押しボタンの中央を押込んだ状態の縦断面図である。 同押しボタンスイッチにおいて、押しボタンを隅押込みした状態の縦断面図である。 従来の押しボタンスイッチの分解状態の斜視図である。
符号の説明
A 押しボタンスイッチ
1 スイッチ本体
2 スイッチ部
3 スイッチ駆動部
4 押しボタン部
5 ベース部材
6 カバー部材
25 スイッチ基板
26 タクタイルスイッチ(スイッチ)
26C 可動部
27 コネクタ
34 操作部材
34A 中央部位
35 コイルばね(ばね部材)
36 スイッチ作動部(突起部)
37 分岐部
38 孔部
38A ばね受部
40 押しボタン
41 プランジャ
42 シール部材
49 突起部

Claims (6)

  1. スイッチ本体内に設けられたスイッチを、押しボタン部の操作により操作部材を介して動作させる押しボタンスイッチであって、
    前記操作部材は、弾性板により一体形成してあって、その中央部位に設けたスイッチ作動部と、前記中央部位より分岐された複数の分岐部を有して構成し、
    前記分岐部は、前記押しボタン部により押圧されることにより、当該分岐部の先部に加わる力を前記スイッチ作動部に作用させて前記スイッチが作動するようにしたことを特徴とする押しボタンスイッチ。
  2. 前記分岐部の先部が、前記押しボタン部に当接した状態で前記スイッチ本体内に収容されるとともに、前記スイッチ作動部が前記スイッチに接触していることを特徴とする請求項1記載の押しボタンスイッチ。
  3. 前記スイッチ作動部は、前記中央部位に突設した突起部であり、この突起部が前記スイッチ部の可動部を押圧することで前記スイッチを作動させるようにしたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の押しボタンスイッチ。
  4. 前記分岐部は、前記中央部位より四方に放射状に分岐しており、少なくとも相対向する一対の前記分岐部がばね部材により荷重調整されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一に記載の押しボタンスイッチ。
  5. 前記押しボタン部は、押しボタンと、この押しボタンに連動するプランジャとで構成してあり、前記分岐部の先部に孔部を設けると共に、これらの孔部の周部にばね受部を設け、前記プランジャに突起部を設けて、前記孔部に前記突起部を遊嵌すると共に、前記ばね受部で前記ばね部材を受けて、前記分岐部の先部を前記プランジャに当接させるようにしたことを特徴とする請求項4に記載の押しボタンスイッチ。
  6. 前記スイッチがタクタイルスイッチである請求項1乃至請求項5の何れかの一に記載の押しボタンスイッチ。
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