JP2006324040A - 燃料電池スタック構造体の温度制御方法及び燃料電池スタック構造体 - Google Patents

燃料電池スタック構造体の温度制御方法及び燃料電池スタック構造体 Download PDF

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Abstract


【課題】熱容量の大きい部分と小さい部分との温度差を少なくして応力集中が生じるのを抑制することができ、昇降温時における耐久性の向上を実現することが可能である燃料電池スタック構造体の温度制御方法及び燃料電池スタック構造体を提供する。
【解決手段】金属薄板より成る円盤状のセパレータ12,13で囲まれた空間S内に収容されて一方の面を外部に露出させた単セル11を備えると共に中心部分に位置して発電用ガスを導入するガス流路2を具備した固体電解質型燃料電池1を複数積層して成り、固体電解質型燃料電池10の熱容量の大きい中心部分10aに、温度調節専用の加熱ガス又は冷却ガスを流す温度調節用ガス流路5を設けた。
【選択図】 図3

Description

本発明は、例えば、金属薄板より成るセパレータで囲まれた空間内に収容されて一方の面を外部に露出させた単セルを備えた固体電解質型燃料電池を複数積層して成る燃料電池スタック構造体の温度制御方法及び燃料電池スタック構造体に関するものである。
上記したような燃料電池スタック構造体を自動車に搭載する場合、起動停止が頻繁に繰り返されることから、熱容量が小さいことが望ましいが、ガス流路部分の強度やシール性の確保のために、部分的に熱容量の大きい部分が不可避的に形成される。
このような熱容量の大きい部分では、起動時において昇温が遅れ、熱容量の小さい部分では急激に加熱される。その結果、温度差が大きくなって応力集中が発生し、固体電解質型燃料電池のセパレータや単セルの破損を引き起こす。
また、熱容量の大きいガス流路部分の温度が低いため、発電用ガスの温度が低下して出力が低下し、温度の不均一による出力のばらつきが発生する。
従来において、上記した不具合を解消するために、燃料ガスと酸化剤ガスが積層体外周部へ放出するフローアウト、又は燃料ガスが外周部の全周から中央部に向かって流れるクロスカウンターフローなどのガス流に対して、セルの中央貫通孔の部分にセルの替わりに中央貫通孔を有するリング状部材を配置して、すなわち、セル構成板の中心貫通孔とその周囲に配置する複数個の周囲貫通孔との間に所定距離に設定した熱交換部を形成して、リング状部材を介して酸化剤ガスとの熱交換を可能とすることにより、セルの部分の外周部と中央部との温度差を低減させて、セル全体の熱応力を小さくする方法が提案されている。
特開2004−235060
ところが、従来の方法では、中央部と外周部との間に配置された熱交換部で、中央部と外周部との温度差を低減するようにしているが、熱容量の違いに起因した温度差を解消するには十分とはいえない。すなわち、熱容量の大きい部分と小さい部分との間に熱交換部が配置された場合、熱容量の大きい部分は鈍重な温度変化を示すことから、熱容量の小さい部分の温度変化に追従するようにして、熱交換部を介しての熱の授受が行われるが、両者の温度差に応じた熱の移動だけでは温度差を解消することは難しく、熱容量の異なる部分をそれぞれ独立して温度制御することが必要であった。
本発明は、上記した従来の課題に着目してなされたもので、熱容量の大きい部分と小さい部分との温度差を少なくして応力集中が生じるのを抑制することができ、その結果、昇降温時における耐久性の向上を実現することが可能である燃料電池スタック構造体の温度制御方法及び燃料電池スタック構造体を提供することを目的としている。
本発明は、燃料極層,固体電解質層及び空気極層を積層して成る単セルを備えた燃料電池スタック構造体の温度制御方法であって、上記単セルの燃料極層側及び空気極層側に発電用ガスを導入して発電を行うに際して、温度分布を均一にすべく、熱容量の大きな部位に温度調節専用の加熱ガス又は冷却ガスを流す構成としたことを特徴としており、この燃料電池スタック構造体の温度制御方法の構成を前述した従来の課題を解決するための手段としている。
一方、本発明の燃料電池スタック構造体は、燃料極層,固体電解質層及び空気極層を積層して成る単セルを備えた燃料電池スタック構造体において、熱容量の大きな部位に、温度調節専用の加熱ガス又は冷却ガスを流す温度調節用ガス流路を設けた構成としたことを特徴としており、この燃料電池スタック構造体の構成を前述した従来の課題を解決するための手段としている。
本発明によれば、上記した構成としているので、熱容量の大きい部分と小さい部分との温度差による応力集中の発生を抑えることが可能であり、したがって、昇降温時における耐久性の向上を実現することができるという非常に優れた効果がもたらされる。
一般的な燃料電池スタック構造体は、固体電解質層の一方の面に燃料極(アノード)層,燃料極集電体及びセパレータを順次積層すると共に、固体電解質層の他方の面に空気極(カソード)層,空気極集電体及びセパレータを順次積層した構成を成しており、単セルとセパレータ間にそれぞれ形成されたアノード室及びカソード室に燃料ガス及び空気(酸化剤)ガスを供給して発電を行うようになっている。
このような構成の燃料電池スタック構造体を加熱する熱源としては、電気ヒーターがあるほか、燃焼器からの排ガスや燃焼器−熱交換器からのガスや電気ヒーターで加熱したガスなどの高温ガスがあり、燃料電池スタック構造体を加熱する方法としては、外部に電気ヒーターを配置したり高温ガスを吹き付けたりする外部加熱方法や、内部に電気ヒーターを配置したり高温ガスを内部に供給したり燃焼器を内部に配置したりする内部加熱方法がある。
ここで、円盤状を成す固体電解質型燃料電池を複数積層して成る燃料電池スタック構造体の場合、固体電解質型燃料電池の各セパレータを支持する中心部分は、シール性や構造体強度を高めているので、熱容量が大きいものとなっており、一方、単セルを搭載する部分は、単セルとセパレータとの熱膨張差による接合部やセル自体の破損を防ぐために、熱容量を小さくしてセルとセパレータとの温度差を減らすようにしている。
このような構成の燃料電池スタック構造体では、例えば、発電用ガスとして高温の燃料ガスを固体電解質型燃料電池個々の内部に供給し、空気ガスを固体電解質型燃料電池の外部に供給して発電を行う。具体的には、図11に示すように、高温の燃料ガスgaを熱容量の大きい流路部分Aを介して複数の固体電解質型燃料電池101に分配し、空気ガスを固体電解質型燃料電池101の外部に供給して発電を行うが、図12に示すように、固体電解質型燃料電池101を通過した発電済みガスgbは、熱容量の大きい中心部分に形成された排気流路Bによって固体電解質型燃料電池101の外に排出される。
上記燃料電池スタック構造体において、外部から電気ヒーターや高温ガスで加熱すると、熱容量が小さく且つ熱源に近い外周部分が先行して昇温し、熱容量の大きい中心部分は昇温が遅れる。一方、中心部分に位置する発電用ガスを流すガス流路に高温ガスを流して加熱しても、上記と同じく、熱容量の小さい外周部分が先行して昇温する。このように、内部で温度分布が生じてしまうと、燃料電池スタック構造体の破損を引き起こし兼ねない。
そこで、本発明では、金属薄板より成るセパレータ、とくに、金属薄板より成る円盤状のセパレータで囲まれた空間内に収容されて一方の面を外部に露出させた単セルを備えると共に中心部分に位置して発電用ガスを導入するガス流路を具備した固体電解質型燃料電池を複数積層して成る燃料電池スタック構造体において、上記固体電解質型燃料電池の熱容量の大きい中心部分に、温度調節専用の加熱ガス又は冷却ガスを流す温度調節用ガス流路を設けた構成を採用して、昇降温に際して、温度分布を均一にすべく、熱容量の大きい中心部分に温度調節専用の加熱ガス又は冷却ガスを流すこととした。
この構成を採用すると、熱容量の大きい部分と小さい部分との温度差による応力集中の発生を抑えることが可能であり、したがって、昇降温時における耐久性の向上が図られるうえ、熱容量の大きい部分が加熱されて昇温速度が上がり、結果として、スタック構造体全体の昇温速度が上がることとなる。加えて、発電用ガスを導入するガス流路とは別の温度調節用ガス流路を用いて温度調節専用の加熱ガス又は冷却ガスを流すので、燃料電池発電時にも、熱容量の大きな部位の温度制御を行い得ることとなる。
なお、以下においては、燃料ガスを固体電解質型燃料電池の内部空間に流し、空気ガスを固体電解質型燃料電池の外部に流す発電システムであることを前提とした記述とするが、ガスの種類を入れ替えても同様に適用可能である。
また、スタック構造体についても、中心に金属製のガス流路を形成した中心流路型のスタック構造体を前提として記述するが、熱容量の面内分布があるスタック構造体であれば、形状や流路の位置は問わない。
さらに、本発明において、発電用ガスを導入するガス流路及び温度調節用ガス流路の双方にガスを流して温度制御を実施するが、システムの簡略化を図るうえで同一のガスを用いることが望ましい。また、温度調節専用の加熱ガス又は冷却ガスの種類はとくに限定しないが、不活性で且つ還元性のガスを用いることが望ましい。
本発明において、熱容量の異なる複数の部位に設置した熱電対やサーモビュアなどの温度測定手段と、ガス流路に流す発電用ガスの流量を調節する発電用ガス調節バルブと、温度調節用ガス流路に流す加熱ガス又は冷却ガスの流量を調節する温度調節用ガス調節バルブと、上記温度測定手段で得た温度情報に基づいて温度分布を均一にすべく発電用ガス調節バルブ及び温度調節用ガス調節バルブを作動させて発電用ガスの流量を調整すると共に熱容量の大きい部位に流がす温度調節専用の加熱ガス又は冷却ガスの流量を調整する制御部を備えている構成とすることができる。
この構成を採用した場合には、例えば、温度測定手段としての熱電対を熱容量の大きい部分(中心部分)と小さい部分(外周部分)との2箇所に固定し、図10に示すように、ステップS1においてそれぞれの箇所の温度を測定する。
次いで、ステップS2,3において中心部分と外周部分との温度差が設定値以上で且つ熱容量の大きい部分の温度が低く、しかも、ステップS4において温度調節用ガス調節バルブが閉じている場合には、ステップS5において温度調節用ガス調節バルブを開けた後、ステップS6においてそれぞれの箇所の温度を再び測定して、ステップS7において上記温度差の減少が認められるまで、ステップ2〜5を繰り返し、上記ステップS4において温度調節用ガス調節バルブが開いている場合には、ステップS8において発電用ガス調節バルブを閉じた後、ステップS6に進む。
上記ステップS3,9において熱容量の大きい部分の温度が高く且つ発電用ガス調節バルブが閉じている場合には、ステップS10において発電用ガス調節バルブを開いた後、ステップS6に進み、一方、ステップS3,9において熱容量の大きい部分の温度が高く且つ発電用ガス調節バルブが開いている場合には、ステップS11において温度調節用ガス調節バルブを閉じた後、ステップS6に進む。
また、ステップS2において中心部分と外周部分との温度差が設定値以上ではなく且つステップS12において発電用ガス調節バルブ及び温度調節用ガス調節バルブがともに開いている場合には、そのままステップS2に戻り、一方、ステップS12において発電用ガス調節バルブ及び温度調節用ガス調節バルブのうちのいずれかが閉じている場合には、ステップS13において閉じているバルブを開けた後ステップS2に戻る。
このように、熱容量の大きい部分(中心部分)と小さい部分(外周部分)との温度差に応じて発電用ガス調節バルブ及び温度調節用ガス調節バルブの各開度調整を行って、発電用ガスの流量及び熱容量の大きい部位に流がす温度調節専用の加熱ガス又は冷却ガスの流量をコントロールすれば、温度分布の均一化が図られることとなり、加えて、起動及び停止時間の短縮化が図られるので、とくに車載用の燃料電池スタック構造体としてふさわしい。
また、本発明において、ガス流路と接続して固体電解質型燃料電池の空間内に発電用ガスを導入するガス導入口と、上記空間からガスを排出するガス排出口と、温度調節用ガス流路とを互いに隣接した状態で環状に配置した構成とすることができ、この際、ガス導入口,ガス排出口及び温度調節用ガス流路の隣接パターンはとくに限定しない。
さらに、本発明において、ガス流路と接続して固体電解質型燃料電池の空間内に発電用ガスを導入するガス導入口及び上記空間からガスを排出するガス排出口を環状に配置すると共に、環状に配置したガス導入口及びガス排出口の内側に温度調節用ガス流路を配置した構成とすることが可能であり、この際、環状に配置したガス導入口及びガス排出口の内側とは、円盤状をなす固体電解質型燃料電池の中心から環状に配置したガス導入口及びガス排出口までの領域のことを指し、温度調節用ガス流路は、ガス導入口及びガス排出口の内側の少なくとも一部に配置されていればよく、とくに配置部位は限定しない。
このような環状に配置したガス導入口及びガス排出口の内側の一部分に温度調節用ガス流路を配置した構成は、上記した円盤状を成す固体電解質型燃料電池を複数積層して成る燃料電池スタック構造体、すなわち、中心部分に、積層した固体電解質型燃料電池同士を締め付けるボルトが位置していたり、燃料ガス又は空気ガスのガス流路が形成されていたりする燃料電池スタック構造体に採用するのに好適である。
一方、本発明において、環状に配置したガス導入口及びガス排出口の内側の全体に温度調節用ガス流路を配置した構成は、積層した固体電解質型燃料電池同士が接着剤などで接着されていて締め付けボルトが中心部分になく、しかも、燃料ガス又は空気ガスのガス流路が中心部分以外に形成されている燃料電池スタック構造体に採用するのに好適である。
さらにまた、本発明において、温度調節に用いる加熱用の高温ガスとして、燃料ガスの燃焼により生じた高温の燃焼排ガスを使用することができる、すなわち、燃料ガスを燃焼させて生じた高温の燃焼排ガスを温度調節用ガス流路に流す燃焼器を備えている構成とすることができ、電気や燃料ガス以外のガスを使用せずに、高温のガスが得られる。ただし、固体電解質型燃料電池の内部に酸化ガスが流入することになるので、内部が燃料極の場合は、燃料極や集電体やセパレータ内部のコーティングなどの酸化に注意する必要がある。
さらにまた、本発明において、温度調節用ガス流路に結合するガス配管に設置して温度調節用ガス流路に流すガスを加熱する電気的加熱機構を備えている構成とすることができ、具体的には、ガス流路に結合するガス配管の外側に抵抗線又は電気ヒーターを巻くことで高温ガスを得る。この場合も、加熱用のガスは、酸化剤ガス及び燃料ガスのどちらでもよく、固体電解質型燃料電池の内部が燃料極であり、還元性のガスを流入させて昇温したい場合に適当である。
さらにまた、本発明において、燃料ガスと空気ガスとを燃焼器に入れて燃焼させることにより熱を生じさせ、これを熱媒として熱交換器で温度調節用ガス流路に流すガスを加熱して、スタック構造体昇温用の高温ガスとする構成、すなわち、燃料ガスを燃焼させる燃焼器と、この燃焼器で生じた燃焼熱で温度調節用ガス流路に流すガスを加熱する熱交換器を備えている構成を採用することができる。
この構成を採用した場合には、燃料ガス以外のガスや電気を使用せずに高温のガスが得られる。この際、加熱用のガスは、酸化剤ガス及び燃料ガスのどちらでもよく、固体電解質型燃料電池の内部が燃料極であり、還元性のガスを流入させて昇温したい場合に適当である。
さらにまた、本発明において、温度調節に用いる冷却用の低温ガスとして、放熱器における空気又は水との熱交換により冷却されたガスを用いる構成、すなわち、温度調節用ガス流路を循環流路とし、この温度調節用ガス流路に、空気又は水との熱交換により低温ガスを得る放熱器を設けた構成を採用することができる。
例えば、熱容量が小さく且つ受熱面積が大きい、全体で放熱器として機能する自動車用ラジエータのような循環流路を温度調節用ガス流路としたり、このような構造の放熱器を循環流路に設置して温度調節用のガス流路としたりすることができ、この構成を採用すると、冷凍器やペルチェなどの冷却素子を採用した場合と比較して、消費電力が少なく抑えられることとなる。
さらにまた、本発明の燃料電池スタック構造体において、固体電解質型燃料電池のセパレータ及びこれを貫通するガス流路をNi又はFeを主成分とし且つCrを含有する耐熱合金材料により形成した構成とすることができ、この構成を採用すると、固体電解質型燃料電池の長期耐久性を確保し得ることとなる。
材料としては、動作温度が400℃以上の高い単セルを搭載した固体電解質型燃料電池では、SUS316LやSUS430、ZMG、FeCrWなどのFe−Cr系の合金を用いることがのぞましい。インコネルなどのNi系合金も利用可能だが、セパレータに固定する単セルの材料との熱膨張係数のミスマッチが少なくなるような材料を選ぶ必要がある。
さらにまた、本発明の燃料電池スタック構造体において、固体電解質型燃料電池の熱容量の小さい部分での板厚の増加は、重量や熱容量の増加につながるころから、なるべく薄いことが望ましい。しかし、薄すぎると強度が低下して、セルの保持に支障をきたすことから、固体電解質型燃料電池の熱容量の小さい部分を厚さ0.05〜0.5mmの圧延薄板で形成した構成とすることが望ましい。
このような構成とすることで、昇温速度を高くすることが可能であり、加熱された中心部分からの熱伝達がよく、中心部分の温度変化に追従した昇温も可能であり、軽量化をも実現可能で車載用に適当である。
さらにまた、本発明の燃料電池スタック構造体において、固体電解質型燃料電池の熱容量の小さい部分に固体酸化物型の単セルを搭載した構成とすることができ、この場合には、起動及び停止時の熱衝撃に強く、構造耐久性も高いことから、車載にふさわしいものとなる。
なお、単セルは電極支持型でも電解質支持型でも構わない。単セルの形状は、セパレータの熱容量の小さい部分に入る寸法であれば不問である。金属製のセパレータであるため、動作温度は700℃以下が望ましい。
以下、本発明を実施例により更に詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
図1〜図5は、本発明の燃料電池スタック構造体の一実施例を示しており、図1に示すように、この燃料電池スタック構造体1は、10枚の固体電解質型燃料電池10を積層して成っている。重なり合う固体電解質型燃料電池10同士は、アルミナが主成分のセラミック接着剤によって接合してあって、この際、両者間のガスシール及び絶縁性も確保しており、この燃料電池スタック構造体1では、固体電解質型燃料電池10の内部に燃料ガスを導入し、固体電解質型燃料電池10の外部に空気ガスを流すことにより発電するようになっている。
固体電解質型燃料電池10は、図2に示すように、複数個の単セル11と、円形の金属薄板状を成し且つ中心部分にガス導入孔12a及びガス排出孔12bを有すると共に上記単セル11を取付けた一方のセパレータ12と、この一方のセパレータ12と同じく円形の金属薄板状を成し且つ中心部分にガス導入孔13a及びガス排出孔13bを有する他方のセパレータ13を備えており、両セパレータ12,13は、互いに対向した状態で各々の周縁部同士を接合するようにしてある。
この場合、両セパレータ12,13の各中央部分には、両セパレータ12,13間に形成される空間S内に対するガス供給及びガス排出を行う中央流路部品14が設けてあり、この中央流路部品14は、一方のセパレータ12のガス排出孔12bと連通するガス排出口15bを有するガス排出部15及び他方のセパレータ13のガス導入孔13aと連通するガス導入口16aを有するガス導入部16同士を接合して成っている。
この実施例において、円形の金属薄板状を成すセパレータ12,13には、外径120mm、肉厚が0.1mmのSUS430を用い、この圧延板にプレス加工を行ってダイヤフラム状に形成した。また、中央流路部品14のガス排出部15及びガス導入部16にもSUS430を用い、エッチング又はMIMによりガス排出口15bガス導入口16aを形成した。これらのガス排出部15及びガス導入部16は、いずれも拡散接合によってセパレータ12,13に接合した。さらに、単セル11は、一方の電極を外部に露出させた状態で一方のセパレータ12に固定してある。
この燃料電池スタック構造体1において、図3に示すように、固体電解質型燃料電池10を積層することで中心に形成される発電用ガスのガス流路2の上端には、フランジ3Uを介して供給側ガス配管4が接続してあり、この供給側ガス配管4には、発電用ガスの流量を制御する発電用ガス調節バルブ20が設けてある。
また、この燃料電池スタック構造体1において、熱容量の大きいガス流路2が位置する中心部分には、温度調節専用の加熱ガスを流す温度調節用ガス流路5が設けてある(図1,2では省略)。この温度調節用ガス流路5は、図4にも示すように、ガス流路2の周囲の4箇所にほぼ90°の間隔をおいて配置してあり、これらの温度調節用ガス流路5は、ガス導入部16のガス導入口16a及びガス排出部15のガス排出口15bとともに環状を成すようにして、互いに隣接した状態で配置してある。
上記温度調節用ガス流路5は、フランジ3Uを介して分岐ガス配管6と接続しており、この分岐ガス配管6には、温度調節用ガスの流量を制御する温度調節用ガス調節バルブ21が設けてある。
さらに、この燃料電池スタック構造体1は、固体電解質型燃料電池10内の熱容量の大きい中心部分10aと小さい外周部分10bとの2箇所にステンレスパテで接着した温度測定手段としてのシース熱電対32と、このシース熱電対32と接続して電位差を温度に変換する制御部33と、この制御部33からの指令を受けて発電用ガス調節バルブ20や温度調節用ガス調節バルブ21を作動させるバルブコントローラ34を備えており、シース熱電対32から得たデータに基づいて、発電用ガス調節バルブ20及び温度調節用ガス調節バルブ21を作動させて、発電用ガスの流量を調整すると共に熱容量の大きい中心部分10aに流がす温度調節専用の加熱ガスの流量を調整することで、昇温時の温度分布を均一にすることができるようにしてある。
上記燃料電池スタック構造体1では、図5に示すように、燃料ガスを燃焼させる燃焼器23Aを備えており、この燃焼器23Aで燃料ガスを燃焼させて生じた高温の燃焼排ガスを供給側ガス配管4及び分岐ガス配管6を介してガス流路2及び温度調節用ガス流路5にそれぞれ流し、この実施例では、ガス排出孔12b,13b及び温度調節用ガス流路5から排出した高温ガスも循環流路25を介して供給側ガス配管4に戻すようにしている。
この場合、上記高温ガスの循環流路25上に設けられてバルブコントローラ34からの指令を受けて作動する分岐バルブ26と発電用ガス調節バルブ20の上流側の供給側ガス配管4とを結ぶ冷却用循環流路28が設けてあり、この冷却用循環流路28には、空気又は水との熱交換により低温ガスを得る放熱器29が設けてある。
上記した燃料電池スタック構造体1では、固体電解質型燃料電池10の熱容量の大きい中心部分10aに、温度調節用ガス流路5を設けて、昇降温に際して、熱容量の大きい中心部分10aに温度調節専用の加熱ガス又は冷却ガスを流すようにしているので、熱容量の大きい部分10aと小さい部分10bとの温度差による応力集中の発生を抑え得ることとなって、昇降温時における耐久性の向上が図られることとなる。
加えて、熱容量の大きい部分10aが加熱されて昇温速度が上がり、結果として、スタック構造体1全体の昇温速度が上がることとなる。また、発電用ガスを導入するガス流路2とは別の温度調節用ガス流路5を用いて温度調節専用の加熱ガス又は冷却ガスを流すので、燃料電池発電時にも、熱容量の大きな部位10aの温度制御を行い得ることとなる。
また、上記した燃料電池スタック構造体1では、熱容量の大きい部分10aと小さい部分10bとの温度差に応じて発電用ガス調節バルブ20及び温度調節用ガス調節バルブ21の各開度調整を行って、発電用ガスの流量及び熱容量の大きい部位10aに流がす温度調節専用の加熱ガス又は冷却ガスの流量をコントロールするようにしているので、温度分布の均一化が図られるのに加えて、起動及び停止時間の短縮化が図られるので、とくに車載用の燃料電池スタック構造体としてふさわしいものとなる。
上記した燃料電池スタック構造体1では、この温度調節用ガス流路5と、ガス導入部16のガス導入口16aと、ガス排出部15のガス排出口15bとを環状を成すようにして、互いに隣接した状態で配置しているが、この隣接パターンは図示したものに限定されるものではない。
この際、図6に示すように、ガス導入部16のガス導入口16a及びガス排出部15のガス排出口15bを交互に環状に並べて配置すると共に、環状に配置したガス導入口16a及びガス排出口15bの内側に温度調節用ガス流路5を部分的に配置した構成とすることができ、このような構成は、中心部分に積層した固体電解質型燃料電池10同士を締め付けるボルトが位置していたり、中心部分にガス流路2が形成されていたりする燃料電池スタック構造体に採用するのに好適である。
また、図7に示すように、ガス導入部16のガス導入口16a及びガス排出部15のガス排出口15bを交互に環状に並べて配置すると共に、環状に配置したガス導入口16a及びガス排出口15bの内側の全体を温度調節用ガス流路5とする構成とすることができ、このような構成は、積層した固体電解質型燃料電池10同士が接着剤などで接着されていて締め付けボルトが中心部分になく、しかも、ガス流路2が中心部分以外に形成されている燃料電池スタック構造体に採用するのに好適である。
上記した燃料電池スタック構造体1では、燃料ガスを燃焼させて生じた高温の燃焼排ガスを供給側ガス配管4及び分岐ガス配管6を介してガス流路2及び温度調節用ガス流路5にそれぞれ流す燃焼器23Aを備えた構成としているので、この燃焼器23Aで発生した高温の燃焼排ガスをそのまま加熱用のガスとして使用することになり、電気や燃料ガス以外のガスを用いずに高温のガスが得られる。ただし、固体電解質型燃料電池10の内部に酸化ガスが流入することになるので、内部が燃料極の場合は、燃料極や集電体やセパレータ内部のコーティングなどの酸化に注意する必要がある。
このように、上記燃料電池スタック構造体1では、燃焼器23Aを備えた構成を採用しているが、加熱用ガスの他の生成手段として、図8に示すように、燃料ガスを燃焼させる燃焼器23で生じた燃焼熱でガス流路2及び温度調節用ガス流路5にそれぞれ流すガスを加熱して高温ガスとする熱交換器24を備えた構成や、図9に示すように、ガス流路2及び温度調節用ガス流路5に接続する供給側ガス配管4の外側に抵抗線や電気ヒーターなどの電気的加熱機構27を設けた構成を適宜採用することができる。
前者の構成を用いると、燃料ガス以外のガスや電気を使用せずに高温のガスが得られることとなる。この際、加熱用のガスは、酸化剤ガス及び燃料ガスのどちらでもよく、固体電解質型燃料電池10の内部が燃料極であり、還元性のガスを流入させて昇温したい場合に適当である。
一方、後者の構成を用いると、加熱用のガスは、酸化剤ガス及び燃料ガスのどちらでもよいこととなり、固体電解質型燃料電池10の内部が燃料極であり、還元性のガスを流入させて昇温したい場合に適当である。
本発明の燃料電池スタック構造体の一実施例を示す全体斜視説明図である。(実施例1) 図1の燃料電池スタック構造体を構成する固体電解質型燃料電池の分解斜視説明図である。(実施例1) 図1の燃料電池スタック構造体の図1のa−a線位置に基づく断面説明図である。(実施例1) 図1の燃料電池スタック構造体における温度調節用ガス流路とガス導入口とガス排出口の一配置例を示すレイアウト説明図である。(実施例1) 図1の燃料電池スタック構造体に対する加熱ガスの流路を示す配管説明図である。(実施例1) 図1の燃料電池スタック構造体における温度調節用ガス流路とガス導入口とガス排出口の他の配置例を示すレイアウト説明図である。 図1の燃料電池スタック構造体における温度調節用ガス流路とガス導入口とガス排出口のさらに他の配置例を示すレイアウト説明図である。 図1の燃料電池スタック構造体に対する加熱ガスの他の流路を示す配管説明図である。 図1の燃料電池スタック構造体に対する加熱ガスのさらに他の流路を示す配管説明図である。 図1の燃料電池スタック構造体における昇降温時の温度分布制御のフローチャートである。 優先的に加熱を行わない燃料電池スタック構造体の図1のa−a線相当位置に基づく断面説明図である。 優先的に加熱を行わない燃料電池スタック構造体の図1のb−b線相当位置に基づく断面説明図である。
符号の説明
1 燃料電池スタック構造体
2 ガス流路
4 ガス配管
5 温度調節用ガス流路
10 固体電解質型燃料電池
10a 熱容量の大きい中央部分
10b 熱容量の小さい外周部分
11 単セル
12 一方のセパレータ
13 他方のセパレータ
15b ガス排出口
16a ガス導入口
20 発電用ガス調節
21 温度調節用ガス調節バルブ
22
23,23A 燃焼器
24 熱交換器
27 ヒーター(電気的加熱機構)
29 放熱器
32 熱電対(温度測定手段)
33 制御部
S 空間

Claims (22)

  1. 燃料極層,固体電解質層及び空気極層を積層して成る単セルを備えた燃料電池スタック構造体の温度制御方法であって、上記単セルの燃料極層側及び空気極層側に発電用ガスを導入して発電を行うに際して、温度分布を均一にすべく、熱容量の大きな部位に温度調節専用の加熱ガス又は冷却ガスを流すことを特徴とする燃料電池スタック構造体の温度制御方法。
  2. 金属薄板より成るセパレータで囲まれた空間内に収容されて一方の面を外部に露出させた単セルを備えると共に発電用ガスを導入するガス流路を具備した固体電解質型燃料電池を複数積層して成る燃料電池スタック構造体の温度制御方法であって、上記固体電解質型燃料電池の各空間に発電用ガスを導入して発電を行うに際して、温度分布を均一にすべく、熱容量の大きな部位に温度調節専用の加熱ガス又は冷却ガスを流すことを特徴とする燃料電池スタック構造体の温度制御方法。
  3. 金属薄板より成る円盤状のセパレータで囲まれた空間内に収容されて一方の面を外部に露出させた単セルを備えると共に中心部分に位置して発電用ガスを導入するガス流路を具備した固体電解質型燃料電池を複数積層して成る燃料電池スタック構造体の温度制御方法であって、上記ガス流路を通して上記固体電解質型燃料電池の各空間に発電用ガスを導入して発電を行うに際して、温度分布を均一にすべく、上記固体電解質型燃料電池の熱容量の大きい中心部分に温度調節専用の加熱ガス又は冷却ガスを流すことを特徴とする燃料電池スタック構造体の温度制御方法。
  4. 熱容量の大きい中心部分の温度及び熱容量の小さい外周部分の温度をそれぞれ測定し、両部分の温度差に基づいて、温度分布を均一にすべく、発電用ガスの流量を調整すると共に熱容量の大きい中心部分に流がす温度調節専用の加熱ガス又は冷却ガスの流量を調整する請求項3に記載の燃料電池スタック構造体の温度制御方法。
  5. 温度調節に用いる加熱用の高温ガスとして、燃料ガスの燃焼により生じた高温の燃焼排ガスを用いる請求項1〜4のいずれか一つの項に記載の燃料電池スタック構造体の温度制御方法。
  6. 温度調節に用いる加熱用の高温ガスとして、上記ガス流路に結合するガス配管に設置した電気的加熱機構により加熱されたガスを用いる請求項1〜4のいずれか一つの項に記載の燃料電池スタック構造体の温度制御方法。
  7. 温度調節に用いる加熱用の高温ガスとして、燃料ガスを燃焼させて生じた燃焼熱を利用した熱交換により加熱されたガスを用いる請求項1〜4のいずれか一つの項に記載の燃料電池スタック構造体の温度制御方法。
  8. 温度調節に用いる冷却用の低温ガスとして、放熱器における空気又は水との熱交換により冷却されたガスを用いる請求項1〜7のいずれか一つの項に記載の燃料電池スタック構造体の温度制御方法。
  9. 燃料極層,固体電解質層及び空気極層を積層して成る単セルを備えた燃料電池スタック構造体において、熱容量の大きな部位に、温度調節専用の加熱ガス又は冷却ガスを流す温度調節用ガス流路を設けたことを特徴とする燃料電池スタック構造体。
  10. 金属薄板より成るセパレータで囲まれた空間内に収容されて一方の面を外部に露出させた単セルを備えると共に発電用ガスを導入するガス流路を具備した固体電解質型燃料電池を複数積層して成る燃料電池スタック構造体において、熱容量の大きな部位に、温度調節専用の加熱ガス又は冷却ガスを流す温度調節用ガス流路を設けたことを特徴とする燃料電池スタック構造体。
  11. 金属薄板より成る円盤状のセパレータで囲まれた空間内に収容されて一方の面を外部に露出させた単セルを備えると共に中心部分に位置して発電用ガスを導入するガス流路を具備した固体電解質型燃料電池を複数積層して成る燃料電池スタック構造体において、上記固体電解質型燃料電池の熱容量の大きい中心部分に、温度調節専用の加熱ガス又は冷却ガスを流す温度調節用ガス流路を設けたことを特徴とする燃料電池スタック構造体。
  12. 熱容量の異なる複数の部位に設置した温度測定手段と、ガス流路に流す発電用ガスの流量を調節する発電用ガス調節バルブと、温度調節用ガス流路に流す加熱ガス又は冷却ガスの流量を調節する温度調節用ガス調節バルブと、上記温度測定手段で得た温度情報に基づいて温度分布を均一にすべく発電用ガス調節バルブ及び温度調節用ガス調節バルブを作動させて発電用ガスの流量を調整すると共に熱容量の大きい部位に流がす温度調節専用の加熱ガス又は冷却ガスの流量を調整する制御部を備えている請求項10又は11に記載の燃料電池スタック構造体。
  13. 熱容量の大きい中心部分及び熱容量の小さい外周部分の2箇所に温度測定手段を設置した請求項12に記載の燃料電池スタック構造体。
  14. ガス流路と接続して固体電解質型燃料電池の空間内に発電用ガスを導入するガス導入口と、上記空間からガスを排出するガス排出口と、温度調節用ガス流路とを互いに隣接した状態で環状に配置した請求項11〜13のいずれか一つの項に記載の燃料電池スタック構造体。
  15. ガス流路と接続して固体電解質型燃料電池の空間内に発電用ガスを導入するガス導入口及び上記空間からガスを排出するガス排出口を環状に配置すると共に、環状に配置したガス導入口及びガス排出口の内側に温度調節用ガス流路を配置した請求項11〜13のいずれか一つの項に記載の燃料電池スタック構造体。
  16. 環状に配置したガス導入口及びガス排出口の内側の一部分に温度調節用ガス流路を配置した請求項15に記載の燃料電池スタック構造体。
  17. 環状に配置したガス導入口及びガス排出口の内側の全体に温度調節用ガス流路を配置した請求項15に記載の燃料電池スタック構造体。
  18. 燃料ガスを燃焼させて生じた高温の燃焼排ガスを温度調節用ガス流路に流す燃焼器を備えている請求項9〜17のいずれか一つの項に記載の燃料電池スタック構造体。
  19. 温度調節用ガス流路に結合するガス配管に設置して温度調節用ガス流路に流すガスを加熱する電気的加熱機構を備えている請求項9〜17のいずれか一つの項に記載の燃料電池スタック構造体。
  20. 燃料ガスを燃焼させる燃焼器と、この燃焼器で生じた燃焼熱で温度調節用ガス流路に流すガスを加熱する熱交換器を備えている請求項9〜17のいずれか一つの項に記載の燃料電池スタック構造体。
  21. 温度調節用ガス流路を循環流路とし、この温度調節用ガス流路に、空気又は水との熱交換により低温ガスを得る放熱器を設けた請求項9〜17のいずれか一つの項に記載の燃料電池スタック構造体。
  22. 固体電解質型燃料電池の熱容量の小さい部分に固体酸化物型の単セルを搭載した請求項10〜21のいずれか一つの項に記載の燃料電池スタック構造体。
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