JP2006323947A - 光ディスク記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 記録速度やライトストラテジに応じて、レーザーパワーレベルをサンプルする位置を学習して、動的に再設定できる光ディスク記録装置を提供する。
【解決手段】 コントローラー32がレーザーAPC制御回路26を制御してレーザーパワーの制御をホールド状態にする。この状態で、マーク部とスペース部に対するレーザーパワーレベルのサンプル位置を最小分解能単位で変えながら、マーク部検出系とスペース/イレース部検出系でレーザーパワーレベルを測定する。そして、測定結果からコントローラー32が最適なサンプル位置を計算し、位置&幅制御回路33を制御して、最適なサンプル位置をSHタイミング発生回路29に設定する。マーク部検出系及びスペース/イレース部検出系は、SHタイミング発生回路29からのSH信号に基づいて、レザーパワーレベルをサンプルホールドする。
【選択図】 図1
【解決手段】 コントローラー32がレーザーAPC制御回路26を制御してレーザーパワーの制御をホールド状態にする。この状態で、マーク部とスペース部に対するレーザーパワーレベルのサンプル位置を最小分解能単位で変えながら、マーク部検出系とスペース/イレース部検出系でレーザーパワーレベルを測定する。そして、測定結果からコントローラー32が最適なサンプル位置を計算し、位置&幅制御回路33を制御して、最適なサンプル位置をSHタイミング発生回路29に設定する。マーク部検出系及びスペース/イレース部検出系は、SHタイミング発生回路29からのSH信号に基づいて、レザーパワーレベルをサンプルホールドする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、光ディスクに情報を記録する時に、レーザーパワーレベルを測定して、レーザーパワー制御を行う光ディスク記録装置に関する。
従来、光ディスク装置にはレーザーパワーを安定的に保つために、レーザーパワーを制御する手段が設けられていた。通常、光ディスクには2値化されたデータが高速で記録されるので、記録情報が1となるマーク部と、記録情報が0となるスペース部に対する2種類のレーザー発光がある。光ディスク装置は、各レーザー発光に対応するレーザーパワーを実現するために、マーク部とスペース部でのレーザーパワーを受光素子で電圧変換して、その電圧レベルをサンプルホールドし、それぞれのレーザーパワーレベルを測定していた。そして、その測定結果に基づいてレーザーの駆動電流を設定して、レーザーパワーを制御していた。
以下、レーザーパワーを制御する従来の光ディスク装置の具体例について説明する。
従来、レーザーパワーに対応する電圧レベルをサンプルホールドするサンプルホールド回路を用いて、レーザーに供給する電流を制御する光ディスク装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、再生用と記録用のサンプルホールド回路を備え、レーザーパワーに対応する電圧レベルをそれぞれ所定の時間的位置、すなわち、所定のタイミングでサンプルホールドして、現在発光しているレーザーパワーを測定する。そして、レーザーパワーの目標値を得るための駆動制御電圧を生成し、この電圧に対応する駆動電流をレーザーに供給する。
従来、レーザーパワーに対応する電圧レベルをサンプルホールドするサンプルホールド回路を用いて、レーザーに供給する電流を制御する光ディスク装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、再生用と記録用のサンプルホールド回路を備え、レーザーパワーに対応する電圧レベルをそれぞれ所定の時間的位置、すなわち、所定のタイミングでサンプルホールドして、現在発光しているレーザーパワーを測定する。そして、レーザーパワーの目標値を得るための駆動制御電圧を生成し、この電圧に対応する駆動電流をレーザーに供給する。
また、レーザーパワーを14Tマークまたは14Tスペースの区間でサンプルホールドする光ディスク装置も提案されている(例えば、特許文献2参照)。この装置によれば、最長の記録時間単位である14Tマークまたは14Tスペースの区間でレーザーパワーをサンプルホールドすることで、光ディスクへの情報の書き込み速度(記録速度)の高倍速化に伴い、光ディスクへの書き込み周波数が高くなっても、レーザーパワー制御が容易になる。
また、光ディスクの種類に応じて記録時のレーザーパワーを変えると、受光素子の帯域が不足してレーザーパワーに誤差が生じることから、この誤差を補正する手段を有する光ディスク装置も提案されている(例えば、特許文献3参照)。この装置では、受光素子の帯域不足が原因で生じるレーザーパワーの疑似オフセットを打ち消すことで、レーザーパワーの誤差を補正する。
特開2000−215451号公報
特開2001−266348号公報
特開2003−141767号公報
しかし、従来の光ディスク装置によるレーザーパワー制御では、以下のような問題が生じる。
まず、特許文献1の装置では、レーザーパワーを所定の時間的位置でサンプルホールドするため、レーザーパワーをサンプルホールドする時間的位置が固定される。しかし、近年、光ディスクの高倍速化が進み、さらにメディア特性等によって光ディスクに形成される記録波形(ライトストラテジ)が変化することがあるため、所定の時間的位置でレーザーパワーをサンプルホールドすると、記録速度やライトストラテジの形状によっては、安定したレベルのレーザーパワーをサンプルホールドできなくなるという問題が生じた。
まず、特許文献1の装置では、レーザーパワーを所定の時間的位置でサンプルホールドするため、レーザーパワーをサンプルホールドする時間的位置が固定される。しかし、近年、光ディスクの高倍速化が進み、さらにメディア特性等によって光ディスクに形成される記録波形(ライトストラテジ)が変化することがあるため、所定の時間的位置でレーザーパワーをサンプルホールドすると、記録速度やライトストラテジの形状によっては、安定したレベルのレーザーパワーをサンプルホールドできなくなるという問題が生じた。
また、特許文献2の装置では、光ディスクの高倍速化に対応して、14Tマークまたは14Tスペースの区間でレーザーパワーをサンプルホールドすることで、レーザーパワー制御を容易にしているが、記録速度がさらに高倍速化されたり、ライトストラテジがメディア特性等により変化したりすると、レーザーパワーレベルを安定して測定するのが困難になるという問題が生じた。
また、特許文献3の装置では、レーザーパワーに生じる疑似オフセットを打ち消すことで、レーザーパワーの誤差を補正しているが、記録速度が高倍速化されたり、ライトストラテジがメディア等特性により変化したりすると、回路自身のオフセットを測定しているのか、実際のレーザーパワーに生じる疑似オフセットを測定しているのかが判定できなくなる。このため、実際のレーザーパワーレベルをオフセットと判定して、レーザーパワー制御に誤差が生じるという問題があった。
本発明は、上記従来の課題を解決するためのもので、記録速度の高倍速化やライトストラテジの変化に応じて、レーザーパワーをサンプルする時間的位置や期間(時間幅)を学習し、再設定する光ディスク記録装置を提供することを目的とする。
本発明の光ディスク記録装置は、光ディスクに対してレーザー光を出射するレーザー光源と、前記レーザー光源を駆動するレーザードライバーと、前記レーザー光を前記光ディスクに集光する集光手段と、前記集光手段を駆動することでフォーカス制御を行うフォーカス駆動手段と、前記レーザードライバーから前記レーザー光源に供給される電流量を制御して、再生時の前記レーザー光源のパワーと、記録時の前記レーザー光源のパワーを制御するレーザーパワー制御手段と、前記光ディスクのマーク部に対するレーザー発光時のレーザーパワーレベルをサンプルしてホールドし、そのレベルを測定するマーク部検出手段と、前記光ディスクのスペース部に対するレーザー発光時のレーザーパワーレベルをサンプルしてホールドし、そのレベルを測定するスペース部検出手段と、前記マーク部及びスペース部に対するレーザーパワーレベルをサンプルする時間的位置を設定するサンプル位置設定手段と、前記マーク部及びスペース部に対するレーザーパワーレベルをサンプルする時間幅を設定するサンプル幅設定手段と、任意のマーク長とスペース長とが繰り返される記録波形信号を出力する記録波形生成手段と、前記記録波形生成手段からの信号に基づいて、記録時のレーザー発光のライトストラテジを生成するライトストラテジ生成手段と、前記各手段を制御するコントローラーとを備え、記録開始前に、前記コントローラーは、前記レーザーパワー制御手段と前記フォーカス駆動手段を制御して、レーザーパワー制御をホールド状態に、かつ、フォーカス制御をオフの状態にし、前記マーク部検出手段は、前記レーザーパワーレベルをサンプルする時間的位置を最小分解能単位で変えながら、前記レベルを測定し、前記スペース部検出手段は、前記レーザーパワーレベルをサンプルする時間的位置を最小分解能単位で変えながら、前記レベルを測定し、前記サンプル位置設定手段は、前記マーク部検出手段及び前記スペース部検出手段が前記レーザーパワーレベルをサンプルする時間的位置を、前記レーザーパワーレベルの測定結果の時間的変化量が、予め設定した範囲内になる時間的位置に設定することを特徴とする。
また、本発明の光ディスク記録装置は、前記光ディスク記録装置において、記録中に、前記コントローラーは、前記レーザーパワー制御手段を制御してレーザーパワー制御をホールド状態にし、前記マーク部検出手段は、前記レーザーパワーレベルをサンプルする時間的位置を最小分解能単位で変えながら、前記レベルを測定し、前記スペース部検出手段は、前記レーザーパワーレベルをサンプルする時間的位置を最小分解能単位で変えながら、前記レベルを測定し、前記サンプル位置設定手段は、前記マーク部検出手段及び前記スペース部検出手段が前記レーザーパワーレベルをサンプルする時間的位置を、前記レーザーパワーレベルの測定結果の時間的変化量が、予め設定した範囲内になる時間的位置に設定することを特徴とする。
また、本発明の光ディスク記録装置は、前記光ディスク記録装置において、前記光ディスクの回転速度一定にして、前記光ディスクに情報を記録し、記録中に、前記コントローラーは、前記レーザーパワー制御手段を制御してレーザーパワー制御をホールド状態にし、前記マーク部検出手段は、前記レーザーパワーレベルをサンプルする時間的位置を最小分解能単位で変えながら、前記レベルを測定し、前記スペース部検出手段は、前記レーザーパワーレベルをサンプルする時間的位置を最小分解能単位で変えながら、前記レベルを測定し、前記サンプル位置設定手段は、前記マーク部検出手段及び前記スペース部検出手段が前記レーザーパワーレベルをサンプルする時間的位置を、前記レーザーパワーレベルの測定結果の時間的変化量が、予め設定した範囲内になる時間的位置に設定することを特徴とする。
また、本発明の光ディスク記録装置は、前記光ディスク記録装置において、記録領域が複数のゾーンに分かれている光ディスクに線速度一定で情報を記録し、記録中、ゾーンが変わるとき、前記コントローラーは、前記レーザーパワー制御手段と前記フォーカス駆動手段とを制御して、レーザーパワー制御をホールド状態に、かつ、フォーカス制御をオフの状態にするか、または、前記レーザーパワー制御手段を制御してレーザーパワー制御をホールド状態にし、前記マーク部検出手段は、前記レーザーパワーレベルをサンプルする時間的位置を最小分解能単位で変えながら、前記レベルを測定し、前記スペース部検出手段は、前記レーザーパワーレベルをサンプルする時間的位置を最小分解能単位で変えながら、前記レベルを測定し、前記サンプル位置設定手段は、前記マーク部検出手段及び前記スペース部検出手段が前記レーザーパワーレベルをサンプルする時間的位置を、前記レーザーパワーレベルの測定結果の時間的変化量が、予め設定した範囲内になる時間的位置に設定することを特徴とする。
また、本発明の光ディスク記録装置は、前記光ディスク記録装置において、前記サンプル位置設定手段は、前記マーク部検出手段と前記スペース部検出手段が前記レーザーパワーレベルをサンプルする時間的位置を、前記レーザーパワーレベルの測定結果が最小値になる時間的位置に設定することを特徴とする。
また、本発明の光ディスク記録装置は、前記光ディスク記録装置において、前記ライトストラテジが、マーク部の波形に角だし部分を有する非マルチパルスストラテジのとき、前記コントローラーは、前記マーク部のレーザーパワーレベルの測定結果と、前記マーク部の波形のボトム部分に対応するレーザーパワーレベルの測定結果とを比較して、前記マーク部検出手段及び前記スペース部検出手段が前記レーザーパワーレベルを前記サンプルする時間的位置が正しいかを判定することを特徴とする。
また、本発明の光ディスク記録装置は、前記光ディスク記録装置において、前記ライトストラテジが、複数のピークとボトムとを繰り返して1つのマーク部を形成するマルチパルスストラテジのとき、前記マーク部検出手段はレーザーパワーレベルの平均レベルを測定し、前記コントローラは、1つのマーク部の時間に対する1つのマーク部に出現するピーク時間の割合をDUTY比とし、予め設定されたDUTY比で測定したレーザーパワーレベルと、前記平均レベルとを比較して、前記マーク部検出手段及び前記スペース部検出手段が前記レーザーパワーレベルをサンプルする時間的位置が正しいかを判定することを特徴とする。
また、本発明の光ディスク記録装置は、前記光ディスク記録装置において、前記レーザーパワーレベルの測定結果の時間的変化量が予め設定した範囲内になる期間が、予め設定したしきい値より短くなる場合、前記コントローラーは、前記サンプル位置設定手段を制御して、前記マーク部検出手段がサンプルを実行するマーク長と、前記スペース部検出手段がサンプルを実行するスペース長とを変更することを特徴とする。
また、本発明の光ディスク記録装置は、前記光ディスク記録装置において、前記レーザーパワーレベルの測定結果の時間的変化量が予め設定した範囲内になる期間が、予め設定したしきい値より長くなる場合、前記コントローラーは、前記サンプル幅設定手段を制御して、前記マーク部検出手段及び前記スペース部検出手段が前記レーザーパワーレベルをサンプルする時間幅を変更することを特徴とする。
本発明の光ディスク記録装置によれば、フォーカス制御をオフに、かつ、レーザーパワー制御をホールドした状態にし、この状態でレーザーパワーレベルをサンプルする時間的位置を最小分解能単位で変えながら、各サンプル位置での前記レベルを測定し、測定結果の時間的変化量が、予め設定した範囲内になるレベル安定領域を探索し、その領域の中から最適なサンプル位置を設定するようにした。これにより、記録パワーでレーザー発光していても、光ディスクへの情報の記録が行われることなく、最適なサンプル位置を学習して、安定してレーザーパワーレベルを測定できるサンプル位置を設定することができる。
また、本発明の光ディスク記録装置によれば、光ディスクに情報を記録している際中でも、フォーカス制御をしながら、レーザーパワー制御をホールドした状態にし、この状態で、サンプル位置を最小分解能単位で変えながら、各サンプル位置での前記レベルを測定し、最適なサンプル位置を設定するようにした。これにより、記録中に記録速度やライトストラテジが変化しても、記録を中断することなく、最適なサンプル位置を学習して、安定してレーザーパワーレベルを測定できるサンプル位置を再設定することができる。
また、本発明の光ディスク記録装置によれば、複雑なライトストラテジタイプ(キャッスルストラテジ、マルチパルスストラテジ)でのレーザーパワーレベルを測定して、最適なサンプル位置を設定するとき、ライトストラテジタイプが単純な波形(ブロックストラテジ)で測定したレベルと複雑なライトストラテジタイプで測定したレベルを比較して、複雑なライトストラテジタイプでのサンプル位置が最適な時間的位置であるかを判定するようにした。これにより、ライトストラテジの波形によっては一定レベルのサンプル位置を検索できないときでも、安定してレーザーパワーレベルを測定できるサンプル位置を設定することができる。
また、本発明の光ディスク記録装置によれば、サンプルするマーク長やスペース長を予め設定し、サンプル位置を最小分解能単位で変えながら、レーザーパワーレベルを測定し、測定結果に応じて、サンプル動作を実行するマーク長及びスペース長を再設定するようにした。これにより、記録速度やライトストラテジが変化しても、レーザーパワーレベルを安定して測定することができる。
また、本発明の光ディスク記録装置によれば、サンプルする時間幅を予め設定し、サンプル位置を最小分解能単位で変えながら、レーザーパワーレベルを測定し、測定結果に応じて、サンプル幅を再設定するようにした。これにより、記録速度やライトストラテジが変化しても、レーザーパワーのレベルを安定して測定することができる。
また、本発明の光ディスク記録装置によれば、最適なサンプル位置学習において、レベル安定領域の中からレベル測定値が最も小さくなるサンプル位置を算出して、最適なサンプル位置として再設定するようにした。これにより、記録速度が高倍速化して、レーザーパワーの波形になまりが発生したとしても、最適なサンプル位置をさらに安定した時間的位置に再設定することができる。
また、本発明の光ディスク記録装置によれば、CLV記録を実行する場合でも、ゾーンが変わる毎に、レーザーパワーレベルをサンプルする位置を学習して、最適なサンプル位置を再設定するようにしたので、CLV記録を中断することなくサンプル位置を最適な時間的位置に再設定することができる。
また、本発明の光ディスク記録装置によれば、CAV記録を実行する場合でも、記録中に、レーザーパワー制御をホールド状態にして、レーザーパワーレベルをサンプルする位置を学習して、最適なサンプル位置を再設定するようにしたので、記録を中断することなくサンプル位置を最適な時間的位置に再設定することができる。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る光ディスク記録装置の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、光ディスク記録装置は、光ディスク39にレーザーを出射し、光ディスク39に対する情報の書き込み及び読み出しを行うピックアップ10を有する。ピックアップ10では、LDドライバ11によって電流駆動するレーザーダイオード(LD)12がレーザーを光ディスク39に出射し、その反射光を受光素子であるレーザーフロントモニター13が受光する。レーザーフロントモニター13は、受光した光の強度を電圧レベルに変換して出力する。
電圧レベルに変換された光は、後段の回路にて、以下のようにして電気的処理され、レベル検出される。
図1は、本発明の実施の形態1に係る光ディスク記録装置の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、光ディスク記録装置は、光ディスク39にレーザーを出射し、光ディスク39に対する情報の書き込み及び読み出しを行うピックアップ10を有する。ピックアップ10では、LDドライバ11によって電流駆動するレーザーダイオード(LD)12がレーザーを光ディスク39に出射し、その反射光を受光素子であるレーザーフロントモニター13が受光する。レーザーフロントモニター13は、受光した光の強度を電圧レベルに変換して出力する。
電圧レベルに変換された光は、後段の回路にて、以下のようにして電気的処理され、レベル検出される。
レーザーフロントモニター13により出力される電圧レベルが高い場合、アッテネーター(ATT)14によりその電圧レベルを下げる。近年の光ディスクの高倍速化に伴い、大きなパワーでLD12を発光する場合、ATT14で電圧レベルを下げる。ATT14の出力信号は、マーク部検出系と、スペース/イレース部検出系に分岐される。
マーク部検出系はマーク部へのレーザー発光時のレーザーパワーレベル(電圧レベル)をサンプルしてホールドし、そのレベルを測定する。ATT14の出力信号がマルチパルス波形のときは、周波数調整付ローパスフィルタ(LPF)15にその信号を通して、マルチパルスの平均パワーレベルを検出する。検出された平均パワーレベルはサンプルホールド(SH)回路17によりサンプルされホールドされる。一方、ATT14の出力信号が非マルチパルス波形のときは、電圧レベルを直接検出するため、コントローラー32の制御に基づいて切替スイッチ16を切り替えて、信号がLPF15をスルーするようにする。これにより、ATT14の出力信号がSH回路17に直接入力される。その後、記録速度や記録時のレーザーパワーに応じてVGA18が信号をゲイン調整し、LPF19がゲイン調整された信号からノイズを除去し、AD変換回路20がノイズ除去された信号をAD変換する。
スペース/イレース部検出系はスペース部/イレース部へのレーザー発光時のレーザーパワーレベル(電圧レベル)をサンプルしてホールドし、そのレベルを測定する。スペース部に対するレーザーパワーはイレース部やマーク部に対するレーザーパワーと比較して小さいので、スペース部に対するレーザーパワーレベル(電圧レベル)の信号についてはVGA21によりゲインをあげる。一方、イレース部に対するレーザーパワーは十分大きなレベルであるので、ゲインを上げる必要はない。VGA21の出力信号(レベル)はSH回路22によってサンプルされホールドされる。その後、記録速度や記録時のレーザーパワーに応じてVGA23が信号をゲイン調整し、LPF24がゲイン調整された信号のノイズを除去し、AD変換回路25がノイズ除去された信号をAD変換する。
以上のように、マーク部検出系と、スペース/イレース部検出系とで検出されたAD変換値を、レーザーAPC(Auto Power Control)制御回路26が入力して、LD12の駆動電流を演算し、LDドライバ11に駆動電流を供給する。
マーク部検出系のSH回路17と、スペース/イレース部検出系のSH回路22とが行う電圧レベルのサンプルホールドについて、以下詳細に説明する。なお、イレース部に対するレーザーパワーレベルのサンプルホールドは、スペース部のそれと同様であるので、説明を省略する。SH回路17はSHタイミング生成回路29からのマーク用サンプルホールド(SH)信号41に基づいて、SH回路22はSHタイミング生成回路29からのスペース用SH信号42に基づいて、レーザーパワーレベルに対応する電圧レベルをサンプルしてホールドする。SHタイミング生成回路29はマーク用SH信号41とスペース用SH信号42を個別に出力することができる。サンプルする時間的位置はSH位置設定回路27により、サンプルする期間(時間幅)はSH幅設定回路28により設定される。SHタイミング生成回路29は、マーク長とスペース長が任意の時間幅で繰り返される記録波形NRZI(Non Return to Zero Invert)信号を記録波形NRZI生成回路30から入力し、基準クロックを用いてマーク部とスペース部が切替わるタイミングからカウントを開始し、所定のタイミングでSH信号をLowにし、SH信号を所定の期間(時間幅)カウントすると、SH信号をHighにする。SH回路17及びSH回路22は、SH信号がLowのとき、電圧レベルをサンプルし、SH信号がHighの期間、サンプルしたレベルをホールドする。SH信号をLowにするタイミングはSH位置設定回路27が、SH信号をLowにする時間幅はSH幅設定回路28が、位置&幅制御回路33の制御に基づいて設定する。なお、位置&幅制御回路33はサンプルする時間的位置と時間幅の数値を示す設定信号をコントローラー32から入力し、この信号に基づいてSH位置設定回路27とSH幅設定回路28を制御する。
なお、SH回路17、及びSH回路22はSH信号がLowのときにレベルをサンプルし、Highのときにレベルをホールドすると説明したが、本発明はこれに限るものではなく、SH信号がHighのときにレベルをサンプルし、Lowのときにレベルをホールドするようにしても良い。
次に、LD12の駆動に必要なライトストラテジを生成する回路について詳細に説明する。記録波形NRZI生成部30の出力である記録波形NRZI信号が論理回路40で外部装置(図示せず)からのWTGT(Write Gate)信号44と論理積されて、ライトストラテジ生成部31に入力される。なお、前記外部装置は記録タイミングを設定するもので、WTRT信号がイネーブル状態で記録波形がライトストラテジに伝達される。ライトストラテジ生成回路31は論理回路40からの信号を入力して、光ディスクの特性、記録速度等に応じて、光ディスク39への記録に最適なライトストラテジを生成する。このライトストラテジに基づいてLDドライバ11はLD12を発光させる。
以上のような、レーザーAPC制御、電圧レベルをサンプルする時間的位置や時間幅の設定、ライトストラテジの生成は、コントローラー32によって制御される。コントローラー32は、DSPやCPU等で構成されており、データの保持のためにRAM43と接続している。コントローラー32は、AD変換回路20、25からのAD変換値を読み取って、電圧レベルをサンプルする時間的位置及び時間幅の設定を制御する。また、レーザーAPC制御回路26にホールド制御信号35を出力してレーザーパワー制御をホールドする。また、記録波形の方法を指示する記録波形生成方法設定信号34を記録波形NRZI生成回路30に出力する。
さらに、コントローラー32は、フォーカス設定信号36によってフォーカス駆動アクチュエータ37を動作させ、レンズ38を上下させて、光ディスク39の記録層での焦点を変える。
さらに、コントローラー32は、フォーカス設定信号36によってフォーカス駆動アクチュエータ37を動作させ、レンズ38を上下させて、光ディスク39の記録層での焦点を変える。
以上のように構成された光ディスク記録装置のレーザーパワー制御について説明する。なお、イレース部に対するレーザーパワーレベルのサンプル及びホールドの動作は、スペース部のそれと同様であるので、説明を省略する。
まず、光ディスクの情報を再生するときのLD12のパワー制御について説明する。光ディスクの情報を再生するために必要な再生パワーにLD12をループ制御するために、レーザーAPC制御回路26が初期の電流値をLDドライバ11に設定し、LDドライバ11がその電流値に基づいてLD12を発光させる。その後、レーザーフロントモニター13の出力信号がATT14を通りスペース/イレース部検出系でAD変換される。そして、AD変換値が目標のレーザーパワーになるように、レーザーAPC制御回路26が駆動電流の値を制御する。再生時には、このフィルタループによってレーザーパワーが所定の目標値になるように制御する。
まず、光ディスクの情報を再生するときのLD12のパワー制御について説明する。光ディスクの情報を再生するために必要な再生パワーにLD12をループ制御するために、レーザーAPC制御回路26が初期の電流値をLDドライバ11に設定し、LDドライバ11がその電流値に基づいてLD12を発光させる。その後、レーザーフロントモニター13の出力信号がATT14を通りスペース/イレース部検出系でAD変換される。そして、AD変換値が目標のレーザーパワーになるように、レーザーAPC制御回路26が駆動電流の値を制御する。再生時には、このフィルタループによってレーザーパワーが所定の目標値になるように制御する。
次に、光ディスクに情報を記録するときのLD12のパワー制御について説明する。記録時にレーザーフロントモニター13から出力される信号の波形としては、例えば、図2に示す、角出し部を有する非マルチパルス(キャッスル)波形、図3に示すブロック波形、図4に示すマルチパルス波形がある。
マーク部検出系は、角だし波形、ブロック波形またはマルチパルス波形を示すマーク部のレーザーパワーレベルをサンプルしてホールドし、レベルを測定する。なお、非マルチパルス波形の場合、マーク部検出系は、信号がLPF回路15をスルーするように切替スイッチ16を切替えて、レベルを測定する。
一方、マーク部の波形が複数のパルスからなるマルチパルスの場合、マーク部検出系は、切替スイッチ16を、信号がLPF15を通過するように切替え、LPF15で信号のレベルを平均化し、平均化したレベルをサンプルしてホールドし、そのレベルを測定する。
なお、切替スイッチ16の切替えはコントローラー32が制御する
なお、切替スイッチ16の切替えはコントローラー32が制御する
これに対し、スペース部検出系は、再生時と同様に、スペース部のレーザーパワーレベルをサンプルしてホールドし、測定する。
通常、図2〜図4に示すように、記録波形NRZIはマーク部の波形とスペース部の波形が繰り返される。しかし、メディアの材質や特性または記録速度に応じて、記録波形NRZIからライトストラテジを生成し、このライトストラテジによりレーザーを出射するため、レーザーの発光波形は様々である。このため、マーク部とスペース部のレーザーパワーを目的のパワーになるように制御するためには、それぞれのレーザーパワーレベルを測定して、フィードバックする必要がある。
通常、図2〜図4に示すように、記録波形NRZIはマーク部の波形とスペース部の波形が繰り返される。しかし、メディアの材質や特性または記録速度に応じて、記録波形NRZIからライトストラテジを生成し、このライトストラテジによりレーザーを出射するため、レーザーの発光波形は様々である。このため、マーク部とスペース部のレーザーパワーを目的のパワーになるように制御するためには、それぞれのレーザーパワーレベルを測定して、フィードバックする必要がある。
図1に示すように、レーザーフロントモニター13で電圧変換されたレーザパワーレベルは、マーク部検出系とスペース/イレース部検出系で測定する。マーク部検出系では、SH回路17でマーク部に対するレーザーパワーレベルを所定の時間的位置でサンプルしてホールドする。スペース部検出系では、SH回路22でスペース部に対するレーザーパワーレベルを所定の時間的位置でサンプルしてホールドする。このサンプルホールドされたレベルを測定することで、目的のマーク部とスペース部に対して現在発光しているレーザーパワーのレベルを測定することができる。測定した結果は、レーザーAPC制御回路26にフィードバックされ、レーザーAPC制御回路26は、マーク部とスペース部の各レーザーパワーが所定の目標値になるように駆動電流の値を制御する。
以下、本実施の形態1に係る光ディスク記録装置が、レーザーパワーレベルに対応する電圧レベルをサンプルする時間的位置(SH位置)を設定する動作について詳細に説明する。
本実施の形態1に係る光ディスク記録装置は、図12に示すように、記録開始前に、SH位置学習区間を設け、この区間に最適なSH位置を設定する。最初のSH位置学習区間がHIGHとなるアクティブ区間での記録発光は、フォーカス設定信号36によってフォーカス制御をオフにし、ホールド制御信号35によってレーザーパワー制御をホールド状態にする。この状態で、任意のマーク長(例えば、14T)とスペース長(例えば、14T)を繰り返す記録波形生成方法によりLD12を繰り返し発光する。そして、位置&幅制御回路33がSH位置設定回路27を制御して、SH回路17がマーク部のレーザーパワーレベルをサンプルする時間的位置(SH位置)と、SH回路22がスペース部のレーザーパワーレベルをサンプルする時間的位置(SH位置)とを、最小分解能単位で変化させる。すなわち、マーク用SH信号41とスペース用SH信号42のLowにするタイミングを変えることで、SH位置を変える。そして、SH位置を変えながら、各SH位置でのレーザーパワーレベルを、マーク部検出系とスペース部検出系が測定する。測定結果は、RAM43に格納され、保持される。
本実施の形態1に係る光ディスク記録装置は、図12に示すように、記録開始前に、SH位置学習区間を設け、この区間に最適なSH位置を設定する。最初のSH位置学習区間がHIGHとなるアクティブ区間での記録発光は、フォーカス設定信号36によってフォーカス制御をオフにし、ホールド制御信号35によってレーザーパワー制御をホールド状態にする。この状態で、任意のマーク長(例えば、14T)とスペース長(例えば、14T)を繰り返す記録波形生成方法によりLD12を繰り返し発光する。そして、位置&幅制御回路33がSH位置設定回路27を制御して、SH回路17がマーク部のレーザーパワーレベルをサンプルする時間的位置(SH位置)と、SH回路22がスペース部のレーザーパワーレベルをサンプルする時間的位置(SH位置)とを、最小分解能単位で変化させる。すなわち、マーク用SH信号41とスペース用SH信号42のLowにするタイミングを変えることで、SH位置を変える。そして、SH位置を変えながら、各SH位置でのレーザーパワーレベルを、マーク部検出系とスペース部検出系が測定する。測定結果は、RAM43に格納され、保持される。
以下、SH位置を最小分解能単位で変えながら、レーザーパワーレベルを測定する手順について図5に示すフロー図を用いて説明する。図5に示すように、SH位置を設定後、AD変換を所定の回数行い、その平均値をSH位置での測定レベルとする。
まず、ステップS501で変数を初期化する。変数とは、AD変換回数(n)、AD変換値(ad)、AD変換加算値(sum)、SH位置変数(SH)である。
まず、ステップS501で変数を初期化する。変数とは、AD変換回数(n)、AD変換値(ad)、AD変換加算値(sum)、SH位置変数(SH)である。
次に、ステップS502で、サンプルしてホールドしたレベルをAD変換する。
次に、ステップS503で、AD変換値をそれまでの値と加算して、合計値を求める。
次に、ステップS503で、AD変換値をそれまでの値と加算して、合計値を求める。
次に、ステップS504で、AD変換回数をインクリメントして、ステップS505で、AD変換回数が所定の測定回数(例えば、Num=10)に達したかを判定する。AD変換回数が所定の回数に達していれば、ステップS506に処理を移行し、達していなければ、ステップS502に戻る。
次に、ステップS506で、AD変換値の平均値を求める。SH位置のAD変換平均値の測定結果は、例えば、図6(a)(b)の表のようになる。
次に、ステップS507で、SH位置変数をインクリメントし、ステップS508で、SH位置の変更回数が所定の回数(例えば、SH-Num=28)に達したかを判定し、所定回数に達していれば処理を終了し、所定回数に達していなければステップS501に戻る。
次に、ステップS507で、SH位置変数をインクリメントし、ステップS508で、SH位置の変更回数が所定の回数(例えば、SH-Num=28)に達したかを判定し、所定回数に達していれば処理を終了し、所定回数に達していなければステップS501に戻る。
以上の測定結果をグラフ化したものを図7〜図9に示す。図7〜9に示すグラフは、記録波形NRZI信号が14Tマークと14Tスペースの繰り返しで、14Tマーク部でSH位置を0.5T刻みで変えながら、レベルを測定した結果と、14Tスペース部でSH位置を0.5T刻みで変えながら、レベルを測定した結果を示している。測定された結果はRAM43に格納される。そして、コントローラー32が測定結果から時間的変化量を計算して、予め設定されたレベル安定判断範囲内に時間的変化量が収まった領域をレベル安定領域とする。図7はブロックストラテジに対するレーザーパワーレベルの測定結果とレベル安定領域の探索結果を、図8はキャッスルストラテジに対するレーザーパワーレベルの測定結果とレベル安定領域の探索結果を、図9はマルチパルスストラテジに対するレーザーパワーレベルの測定結果とレベル安定領域の探索結果を示す。
なお、マーク部とスペース部の長さは、14Tに限るものではなく、その他、8T、9T、10T、11Tなどの組み合わせでもよい。
また、SH位置を0.5T刻みで変えながらレベルを測定すると説明したが、本発明はこれに限るものではなく、さらに小さい刻みで変えるようにしても良い。
また、SH位置を0.5T刻みで変えながらレベルを測定すると説明したが、本発明はこれに限るものではなく、さらに小さい刻みで変えるようにしても良い。
次に、レベル安定領域を探索して、最適SH位置を求めて再設定する処理について図10のフローを用いて説明する。
まず、ステップS1001で、変数を初期化する。変数とは、AD変換回数(n)、SH位置変数(sh)、安定領域開始SH位置(SH-start)、安定領域終了SH位置(SH-end)である。
まず、ステップS1001で、変数を初期化する。変数とは、AD変換回数(n)、SH位置変数(sh)、安定領域開始SH位置(SH-start)、安定領域終了SH位置(SH-end)である。
次に、ステップS1002で、レベル測定値の変化量を微分により求め、ステップS1003で、その微分の結果が、予め設定されたレベル安定判断範囲内であればステップS1004に進む。
次に、ステップS1004で、フラグを設定すると同時に安定領域開始SH位置を保持し、ステップS1005で、SH位置変数をインクリメントして、SH位置を変化させる。
次に、ステップS1004で、フラグを設定すると同時に安定領域開始SH位置を保持し、ステップS1005で、SH位置変数をインクリメントして、SH位置を変化させる。
一方、ステップS1003で、微分の結果がレベル安定判断範囲内でなければ、ステップS1006で、安定領域開始フラグを設定されているかを判別し、フラグが設定されている場合は、ステップS1007で安定領域終了SH位置を保持し、ステップS1005に処理を移行する。
次に、ステップS1008で、SH位置変数が予め設定された位置降り回数に達したかを判定する。位置振り回数に達していればステップS1009に処理を移行し、達していなければステップS1002に戻る。
次に、ステップS1009で、安定領域開始フラグが設定されているかを判別し、設定されていなければ、ステップS1010で、レベル安定判断範囲を変更する。例えば、レベル安定判断範囲の上限レベルを上げる。
一方、安定領域開始フラグが設定されていればステップS1011で、SH位置を計算する。具体的には、図11に示すように、ステップS1101で、安定領域開始SH位置と安定領域終了SH位置との中間位置を計算して、最もレベルが安定しているSH位置とする。
以上のようにして算出されたSH位置は、ステップS1012で再設定される。
同様に、記録中のスペース部についても、SH位置を最小分解能単位で変えながら、それぞれのSH位置でのスペース部のレザーパワーレベルを測定して、最適SH位置を計算して設定する。
同様に、記録中のスペース部についても、SH位置を最小分解能単位で変えながら、それぞれのSH位置でのスペース部のレザーパワーレベルを測定して、最適SH位置を計算して設定する。
以上のようにして、最初のSH学習期間で最適SH位置を学習して設定するが、その後の通常記録中に、再度、最適SH位置を学習して再設定しても良い。この場合、LD12の発光をレーザーAPC制御回路26が制御していても、コントローラー32がホールド制御信号35をレーザーAPC制御回路26に出力することで、レーザーパワー制御を停止させ、LD12への駆動電流を一定とする。これにより、記録中に、AD変換回路20やAD変換回路25が出力するAD変換値が変化していてもLD12のレーザーパワー制御をホールド状態にして、SH位置学習を実行することができる。
さらに、コントローラー32は、記録時に、フォーカス設定信号36をフォーカス駆動アクチュエータ37に出力することで、光ディスク39の記録層への焦点を任意に変えて、LD12の記録パワーを発散させて光ディスク39の記録層にマークが記録されないようにすることもできる。これにより、再度、図12に示す最初のSH位置学習を実行できる。
ライトストラテジがブロックストラテジの場合は、以上のようにして、最適SH位置を設定できる。しかし、図2に示すキャッスルストラテジでレーザー発光する場合、角だし部分があるので、図8のレベル測定結果に示されるように山ができ、SH信号をLowにする時間的位置を最適SH位置に設定しても、測定しているレベルが不安定になる場合がある。そこで、まず、マーク部のボトム部分(図2に示すフロントモニター時の波形の凹んだ部分)のレベルをマーク部のレベルとして測定する。これにより、ブロックストラテジに相当する単純な波形に対するレーザーパワーレベルを測定することになる。その後、再度、角だし部分を含むマーク部のレーザーパワーレベルを測定し、両者のレベルに相関関係があれば、最適SH位置が正しいと判定するようにしても良い。
また、マルチパルスストラテジのレーザー発光の場合は、図4に示すようにマーク部のレーザーパワーレベルをLPF15により平均化し、1つのマーク部の時間に対する1つのマーク部に出現するピーク時間の割合をDUTY比とし、予め設定されたDUTY比で測定したレーザーパワーレベルと、平均したレベルとを比較して、最適SH位置が正しいかを判定するようにしても良い。
例えば、DUTY比が100%の場合の波形を測定し、それを基準として、DUTY比が50%のマルチパルスならば、基準×50%を測定レベルとして、基準レベルと測定レベルが同じであれば最適位置が正しいと判定する。
以上のような、最適SH位置が正しいか否かの判定は、コントローラー32が行う。
以上のような、最適SH位置が正しいか否かの判定は、コントローラー32が行う。
続いて、コントローラー32によるレベル安定領域の幅の算出について、図13、14を用いて詳細に説明する。図13はレベル安定領域の幅計算のフローを示す。図14は計算結果例を表す。
まず、図13に示すステップS1301でレベル安定領域を探索する。このステップS1301は、図10に示すステップS1001〜S1012と同様の処理を行うので説明を省略する。
次に、ステップS1302で、安定領域終了SH位置から安定領域開始SH位置を減算して、レベル安定領域の幅を算出する。
次に、ステップS1302で、安定領域終了SH位置から安定領域開始SH位置を減算して、レベル安定領域の幅を算出する。
以上のようにして算出したレベル安定領域の幅が予め設定されたしきい値を超えるか否かを判定する。例えば、図14(a)に示すように、レベル安定領域の幅(T)を予め設定したしきい値(3)と比較し、しきい値より大きければOK、小さければNGとする。
コントローラー32は、位置&幅制御回路33を制御して、このOKとなる対象マーク長及び対象スペース長(レーザーパワーレベルをサンプルする対象となるマーク部及びスペース部の長さ)のときのマーク部及びスペース部に対してのみ、SHタイミング生成回路29がSH信号を出力するようにさせる。ここで、コントローラー32は、この対象マーク長及び対象スペース長を変更することができる。対象マーク長及び対象スペース長を長くすると、レベル安定領域の幅も長くなり、OKになりやすくなる。例えば、図14(a)に示すように、レベル安定領域の幅がしきい値(3)より小さい場合、対象マーク長及びスペース長を10Tより長くなるように設定する。
また、図12に示すように、SH幅は予め設定した固定値であるが、図14(b)に示すように、レベル安定領域の幅を計算した結果、レベル安定領域の幅が予め設定したしきい値より十分大きい場合、レベル安定領域がSH幅に対して十分長いといえるので、コントローラー32は位置&幅制御回路33を制御して、SH幅を長く再設定し、精度が良い最適SH位置を再度探索するようにしても良い。
なお、上述した、SH位置学習結果とレベル測定結果を、工場出荷検査時の工程調整等に反映させても良く、不揮発性メモリ等にSH位置学習結果を保持し、次回起動時には、この学習結果を用いて、SH位置学習にかかる時間を短縮しても良い。
以上のように本実施の形態1に係る光ディスク記録装置によれば、フォーカス制御をオフに、かつ、レーザーパワー制御をホールドにし、この状態でレーザーパワーレベルをサンプルする時間的位置(SH位置)を最小分解能単位で変えながら、各SH位置でのレベルを測定し、測定結果の時間的変化量が、予め設定したレベル安定判断範囲内に収まるレベル安定領域を探索し、その領域の中から最適なSH位置を設定するようにした。これにより、記録パワーでレーザー発光していても光ディスクへの記録が行われることなく、最適なSH位置を学習して、記録時のレーザーパワーを安定して測定できるSH位置を設定することができる。
また、本実施の形態1に係る光ディスク記録装置は、光ディスクへ情報を記録している際中でも、フォーカス制御しながら、レーザーパワー制御をホールドしてLDへの電流を一定にした状態で、SH位置を最小分解能単位で変えながら、レーザーパワーレベルを測定して、最適なSH位置を設定するようにした。これにより、記録中に記録速度やライトストラテジが変更しても、記録を中断することなく、最適なSH位置を学習して、記録時のレーザーパワーを安定して測定できるSH位置を再設定することができる。
また、本実施の形態1に係る光ディスク記録装置は、複雑なライトストラテジタイプ(キャッスルストラテジ、マルチパルスストラテジ)のレーザーパワーレベルを測定して、最適SH位置を設定するとき、ライトストラテジタイプがシンプルな波形(ブロックストラテジ)で測定したレベルと複雑なライトストラテジタイプで測定したレベルを比較して、複雑なライトストラテジタイプでのSH位置が最適位置であるかを判定するようにした。これにより、ライトストラテジによっては、一定レベルのSH位置が検索できない場合でも、安定してレベルを測定できるSH位置を設定することができる。
また、本実施の形態1に係る光ディスク記録装置は、サンプルするマーク長やスペース長を予め設定し、SH位置を最小分解能単位で変えながら、レーザーパワーレベルを測定し、測定結果に応じて、サンプル動作を実行するマーク長及びスペース長を再設定するようにした。これにより、記録速度やライトストラテジが変化しても、レーザーパワーレベルを安定して測定することができる。
また、本実施の形態1に係る光ディスク記録装置は、サンプルする時間幅を予め設定し、SH位置を最小分解能単位で変えながら、レーザーパワーレベルを測定し、測定結果に応じて、SH幅を再設定するようにした。これにより、記録速度やライトストラテジが変化しても、レーザーパワーレベルを安定して測定することができる。
(実施の形態2)
以下、本発明の実施の形態2に係る光ディスク記録装置について図15を用いて説明する。図15は、図10におけるSH位置計算を、最小レベル位置で行うフローを表している。図11のフローで示したSH位置を計算するステップでは、安定領域開始SH位置と安定領域終了SH位置の中間位置を最もレベルが安定しているSH位置として計算したが、図15では、安定領域開始SH位置と安定領域終了SH位置の間で、レベル測定値が最も小さかったSH位置を計算する。その他の動作については、実施の形態1と同様であるので、説明を省略する。
以下、本発明の実施の形態2に係る光ディスク記録装置について図15を用いて説明する。図15は、図10におけるSH位置計算を、最小レベル位置で行うフローを表している。図11のフローで示したSH位置を計算するステップでは、安定領域開始SH位置と安定領域終了SH位置の中間位置を最もレベルが安定しているSH位置として計算したが、図15では、安定領域開始SH位置と安定領域終了SH位置の間で、レベル測定値が最も小さかったSH位置を計算する。その他の動作については、実施の形態1と同様であるので、説明を省略する。
ステップS1501で、変数を初期化する。なお、変数とは、SH位置のAD変換平均値(sh)、AD変換平均値の最小値(min)、及びSH位置変数(sh)である。
次に、ステップS1502で、安定領域開始SH位置から順に測定済みのAD変換平均値をコントローラー32のRAM43から読み出す。
次に、ステップS1502で、安定領域開始SH位置から順に測定済みのAD変換平均値をコントローラー32のRAM43から読み出す。
次に、ステップS1503で、読み出したAD変換平均値が最小値(min)より小さいかを判別し、小さければ、ステップS1504で、最小値(min)を更新し、SH位置を取得しておく。
次に、ステップS1505で、SH位置変数をインクリメントして、ステップS1506で、SH位置が安定領域終了SH位置かを判別する。安定領域終了SH位置まで検索したら、最小値(min)をSH位置とする。
次に、ステップS1505で、SH位置変数をインクリメントして、ステップS1506で、SH位置が安定領域終了SH位置かを判別する。安定領域終了SH位置まで検索したら、最小値(min)をSH位置とする。
以上のように本実施の形態2に係る光ディスク記録装置によれば、最適なSH位置学習において、レベル安定領域の中からレベル測定値が最も小さくなるSH位置を計算して、それを最適なSH位置として再設定するようにした。これにより、記録速度を高倍速化したときに、レーザーフロントモニター13の帯域等が悪くなり、波形のなまりが発生したとしても、最適なSH位置を安定した時間的位置に再設定することができる。
(実施の形態3)
以下、本実施の形態3に係る光ディスク記録装置について説明する。本実施の形態3に係る光ディスク記録装置は、光ディスクの記録領域をいくつかのゾーンに分けて、各ゾーンごとに、線速度一定で情報を記録するCLV記録中に、レーザーパワーレベルの最適SH位置を設定することを特徴とする。
以下、本実施の形態3に係る光ディスク記録装置について説明する。本実施の形態3に係る光ディスク記録装置は、光ディスクの記録領域をいくつかのゾーンに分けて、各ゾーンごとに、線速度一定で情報を記録するCLV記録中に、レーザーパワーレベルの最適SH位置を設定することを特徴とする。
CLV記録では、ゾーンが変わるときに、一旦記録が中断して記録速度が上がる。このため、ゾーンが変わり、記録時のレーザーパワーやライトストラテジをメディアに応じて変化させるときに、SH位置学習を実行する。
SH位置の学習は、フォーカス制御をオフにし、かつ、レーザーパワー制御をホールド状態にして、実行しても良いし、フォーカス制御をした状態で、レーザーパワー制御をホールド状態にして、実行しても良い。SH位置学習の詳細は、前記実施の形態1、2で説明したので、省略する。SH位置学習後、マーク部とスペース部に対する最適なSH位置を再設定する。最適SH位置は、前記実施の形態1のように、レベル安定領域の中間位置に設定しても良いし、前記実施の形態2のように、レーザーパワーレベルの測定値が最小になる位置に設定しても良い。
以上のように、本実施の形態3に係る光ディスク記録装置によれば、CLV記録を実行する場合でも、ゾーンが変わる毎に、SH位置学習を実行して、最適なSH位置を再設定するようにしたので、CLV記録を中断することなく、SH位置を最適な時間的位置に再設定することができる。
(実施の形態4)
以下、本実施の形態4に係る光ディスク記録装置について説明する。本実施の形態4に係る光ディスク記録装置は、光ディスクの回転速度を一定して情報を記録するCAV記録中に、レーザーパワーレベルの最適SH位置を設定する。
以下、本実施の形態4に係る光ディスク記録装置について説明する。本実施の形態4に係る光ディスク記録装置は、光ディスクの回転速度を一定して情報を記録するCAV記録中に、レーザーパワーレベルの最適SH位置を設定する。
回転速度一定のCAV記録を行う場合、記録発光中に、光ディスク39のフォーカス制御を行い、光ディスク39の記録層にマークを記録するが、徐々に記録速度が上がり、ライトストラテジの時間的方向が短くなる。このため、マーク用SH信号41とスペース用SH信号42をLowにするタイミングも最適SH位置からずれる可能性がある。
よって、本実施の形態4に係る光ディスク記録装置では、まず、図12の最初のSH位置学習を実行して、最適なSH位置を設定する。最適なSH位置の学習及び設定方法の詳細は、前記実施の形態1、2で説明したので、省略する。
次に、記録速度が上がり、記録パワーやライトストラテジがメディアに応じて変化するので、図12に示すように、通常記録中に、レーザーパワー制御をホールド状態にして、2回目のSH位置学習を実行して、マーク部とスペース部に対する最適なSH位置を再設定する。その後、さらに、記録速度の上昇に応じて、SH位置学習を実行するようにしても良い。
また、最適SH位置は、前記実施の形態1のように、レベル安定領域の中間位置に設定しても良いし、前記実施の形態2のように、レーザーパワーレベルの測定値が最小になる位置に設定しても良い。
以上のように、本実施の形態4に係る光ディスク記録装置によれば、CAV記録を実行する場合でも、通常記録中に、レーザーパワー制御をホールド状態にして、SH位置学習を実行して、最適なSH位置を再設定するようにしたので、記録を中断することなく、SH位置を最適な時間的位置に再設定することができる。
本発明は、記録速度の高倍速化、CAV記録、またはCLV記録に対応して、レーザーパワー制御を行う光ディスク記録装置として有用である。また、ドライブのバラツキ、光ディスクの材質やメディア特性によるライトストラテジの変更に対応して、レーザーパワー制御を行う光ディスク記録装置としても有用である。
10 ピックアップ
11 レーザードライバ(LDドライバ)
12 レーザー(LD)
13 レーザーフロントモニター
14 アッテネーター(ATT)
15 ローパスフィルタ(LPF)
16 LPFスルー切替スイッチ
17 サンプルホールド回路(SH回路)
18 電圧ゲインアンプ(VGA)
19 ローパスフィルタ
20 AD変換回路
21 電圧ゲインアンプ(VGA)
22 サンプルホールド回路(SH回路)
23 電圧ゲインアンプ(VGA)
24 ローパスフィルタ
25 AD変換回路
26 レーザーAPC制御回路
27 SH位置設定回路
28 SH幅設定回路
29 SHタイミング生成回路
30 記録波形NRZI生成回路
31 ライトストラテジ生成回路
32 コントローラー
33 位置&幅制御回路
34 記録波形生成方法設定信号
35 ホールド制御信号
36 フォーカス設定信号
37 フォーカス駆動アクチュエータ
38 レンズ
39 光ディスク
40 論理回路
41 マーク用サンプルホールド信号(マーク用SH信号)
42 スペース用サンプルホールド信号(スペース用SH信号)
43 RAM
44 WTGT信号
11 レーザードライバ(LDドライバ)
12 レーザー(LD)
13 レーザーフロントモニター
14 アッテネーター(ATT)
15 ローパスフィルタ(LPF)
16 LPFスルー切替スイッチ
17 サンプルホールド回路(SH回路)
18 電圧ゲインアンプ(VGA)
19 ローパスフィルタ
20 AD変換回路
21 電圧ゲインアンプ(VGA)
22 サンプルホールド回路(SH回路)
23 電圧ゲインアンプ(VGA)
24 ローパスフィルタ
25 AD変換回路
26 レーザーAPC制御回路
27 SH位置設定回路
28 SH幅設定回路
29 SHタイミング生成回路
30 記録波形NRZI生成回路
31 ライトストラテジ生成回路
32 コントローラー
33 位置&幅制御回路
34 記録波形生成方法設定信号
35 ホールド制御信号
36 フォーカス設定信号
37 フォーカス駆動アクチュエータ
38 レンズ
39 光ディスク
40 論理回路
41 マーク用サンプルホールド信号(マーク用SH信号)
42 スペース用サンプルホールド信号(スペース用SH信号)
43 RAM
44 WTGT信号
Claims (9)
- 光ディスクに対してレーザー光を出射するレーザー光源と、
前記レーザー光源を駆動するレーザードライバーと、
前記レーザー光を前記光ディスクに集光する集光手段と、
前記集光手段を駆動してフォーカス制御を行うフォーカス駆動手段と、
前記レーザードライバーから前記レーザー光源に供給される電流量を制御して、再生時の前記レーザー光源のパワーと、記録時の前記レーザー光源のパワーを制御するレーザーパワー制御手段と、
前記光ディスクのマーク部に対するレーザー発光時のレーザーパワーレベルをサンプルホールドし、そのレベルを測定するマーク部検出手段と、
前記光ディスクのスペース部に対するレーザー発光時のレーザーパワーレベルをサンプルホールドし、そのレベルを測定するスペース部検出手段と、
前記マーク部、及びスペース部に対するレーザーパワーレベルをサンプルする時間的位置を設定するサンプル位置設定手段と、
前記マーク部、及びスペース部に対するレーザーパワーレベルをサンプルする時間幅を設定するサンプル幅設定手段と、
任意のマーク長と、スペース長とが繰り返される記録波形信号を出力する記録波形生成手段と、
前記記録波形生成手段からの信号に基づいて、記録時のレーザー発光のライトストラテジを生成するライトストラテジ生成手段と、
前記各手段を制御するコントローラーとを備え、
記録開始前に、
前記コントローラーは、前記レーザーパワー制御手段と、前記フォーカス駆動手段を制御して、レーザーパワー制御をホールド状態に、かつ、フォーカス制御をオフの状態にし、
前記マーク部検出手段は、前記レーザーパワーレベルをサンプルする時間的位置を最小分解能単位で変えながら、前記レベルを測定し、
前記スペース部検出手段は、前記レーザーパワーレベルをサンプルする時間的位置を最小分解能単位で変えながら、前記レベルを測定し、
前記サンプル位置設定手段は、前記マーク部検出手段、及び前記スペース部検出手段が前記レーザーパワーレベルをサンプルする時間的位置を、前記レーザーパワーレベルの測定結果の時間的変化量が、予め設定した範囲内になる時間的位置に設定する、
ことを特徴とする光ディスク記録装置。 - 請求項1に記載の光ディスク記録装置において、
記録中に、
前記コントローラーは、前記レーザーパワー制御手段を制御して、レーザーパワー制御をホールド状態にし、
前記マーク部検出手段は、前記レーザーパワーレベルをサンプルする時間的位置を最小分解能単位で変えながら、前記レベルを測定し、
前記スペース部検出手段は、前記レーザーパワーレベルをサンプルする時間的位置を最小分解能単位で変えながら、前記レベルを測定し、
前記サンプル位置設定手段は、前記マーク部検出手段、及び前記スペース部検出手段が前記レーザーパワーレベルをサンプルする時間的位置を、前記レーザーパワーレベルの測定結果の時間的変化量が、予め設定した範囲内になる時間的位置に設定する、
ことを特徴とする光ディスク記録装置。 - 請求項1に記載の光ディスク記録装置において、
前記光ディスクの回転速度を一定にして、前記光ディスクに情報を記録し、
記録中に、
前記コントローラーは、前記レーザーパワー制御手段を制御して、レーザーパワー制御をホールド状態にし、
前記マーク部検出手段は、前記レーザーパワーレベルをサンプルする時間的位置を最小分解能単位で変えながら、前記レベルを測定し、
前記スペース部検出手段は、前記レーザーパワーレベルをサンプルする時間的位置を最小分解能単位で変えながら、前記レベルを測定し、
前記サンプル位置設定手段は、前記マーク部検出手段、及び前記スペース部検出手段が前記レーザーパワーレベルをサンプルする時間的位置を、前記レーザーパワーレベルの測定結果の時間的変化量が、予め設定した範囲内になる時間的位置に設定する、
ことを特徴とする光ディスク記録装置。 - 請求項1に記載の光ディスク記録装置において、
記録領域が複数のゾーンに分かれている光ディスクに、線速度一定で情報を記録し、
記録中、前記光ディスクのゾーンが変わるとき、
前記コントローラーは、前記レーザーパワー制御手段と、前記フォーカス駆動手段とを制御して、レーザーパワー制御をホールド状態に、かつ、フォーカス制御をオフの状態にするか、または、前記レーザーパワー制御手段を制御してレーザーパワー制御をホールド状態にし、
前記マーク部検出手段は、前記レーザーパワーレベルをサンプルする時間的位置を最小分解能単位で変えながら、前記レベルを測定し、
前記スペース部検出手段は、前記レーザーパワーレベルをサンプルする時間的位置を最小分解能単位で変えながら、前記レベルを測定し、
前記サンプル位置設定手段は、前記マーク部検出手段、及び前記スペース部検出手段が前記レーザーパワーレベルをサンプルする時間的位置を、前記レーザーパワーレベルの測定結果の時間的変化量が、予め設定した範囲内になる時間的位置に設定する、
ことを特徴とする光ディスク記録装置。 - 請求項1から4のいずれかに記載の光ディスク記録装置において、
前記サンプル位置設定手段は、前記マーク部検出手段、及び前記スペース部検出手段が前記レーザーパワーレベルをサンプルする時間的位置を、前記レーザーパワーレベルの測定結果が最小値になる時間的位置に設定する、
ことを特徴とする光ディスク記録装置。 - 請求項1から4のいずれかに記載の光ディスク記録装置において、
前記ライトストラテジが、マーク部の波形に角だし部分を有する非マルチパルスストラテジのとき、
前記コントローラーは、前記マーク部のレーザーパワーレベルの測定結果と、前記マーク部の波形のボトム部分に対応するレーザーパワーレベルの測定結果とを比較して、前記マーク部検出手段、及び前記スペース部検出手段が前記レーザーパワーレベルを前記サンプルする時間的位置が正しいかを判定する、
ことを特徴とする光ディスク記録装置。 - 請求項1から4のいずれかに記載の光ディスク記録装置において、
前記ライトストラテジが、複数のピークとボトムとを繰り返して1つのマーク部を形成するマルチパルスストラテジのとき、
前記マーク部検出手段は、レーザーパワーレベルの平均レベルを測定し、
前記コントローラーは、1つのマーク部の時間に対する1つのマーク部に出現するピーク時間の割合をDUTY比とし、予め設定されたDUTY比で測定したレーザーパワーレベルと、前記平均レベルとを比較して、前記マーク部検出手段、及び前記スペース部検出手段が前記レーザーパワーレベルをサンプルする時間的位置が正しいかを判定する、
ことを特徴とする光ディスク記録装置。 - 請求項1から請求項4のいずれかに記載の光ディスク記録装置において、
前記レーザーパワーレベルの測定結果の時間的変化量が予め設定した範囲内になる期間が、予め設定したしきい値より短くなる場合、
前記コントローラーは、前記サンプル位置設定手段を制御して、前記マーク部検出手段がサンプルを実行するマーク長と、前記スペース部検出手段がサンプルを実行するスペース長とを変更する、
ことを特徴とする光ディスク記録装置。 - 請求項1から請求項4のいずれかに記載の光ディスク記録装置において、
前記レーザーパワーレベルの測定結果の時間的変化量が予め設定した範囲内になる期間が、予め設定したしきい値より長くなる場合、
前記コントローラーは、前記サンプル幅設定手段を制御して、前記マーク部検出手段、及び前記スペース部検出手段が前記レーザーパワーレベルをサンプルする時間幅を変更する、
ことを特徴とする光ディスク記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005147386A JP2006323947A (ja) | 2005-05-19 | 2005-05-19 | 光ディスク記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
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