JP2006323637A - 遺失物検索システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 遺失物の検索を容易にでき、遺失物管理業務効率を向上できる遺失物管理システムを提供する。
【解決手段】 遺失物管理サーバ5は、遺失物の名称情報と取得日時情報と取得場所情報とを含む遺失物情報を記憶する遺失物データベースを備えている。ID管理サーバ3は、ユーザにより所持される非接触IC乗車券11のID情報と利用日時情報と利用場所情報とを含む利用情報を蓄積する利用情報データベースを備えている。非接触IC乗車券11のID情報と遺失物の名称情報とを含む検索条件情報が入力されると、遺失物管理サーバ5は、ID情報に対応する利用情報を利用情報データベースから取得する。そして、遺失物管理サーバ5は、検索条件情報の名称情報に該当し、かつ、利用情報の利用日時情報および利用場所情報に取得日時情報および取得場所情報が対応する遺失物情報を遺失物データベースから検索し、検索結果を出力する。
【選択図】 図1
【解決手段】 遺失物管理サーバ5は、遺失物の名称情報と取得日時情報と取得場所情報とを含む遺失物情報を記憶する遺失物データベースを備えている。ID管理サーバ3は、ユーザにより所持される非接触IC乗車券11のID情報と利用日時情報と利用場所情報とを含む利用情報を蓄積する利用情報データベースを備えている。非接触IC乗車券11のID情報と遺失物の名称情報とを含む検索条件情報が入力されると、遺失物管理サーバ5は、ID情報に対応する利用情報を利用情報データベースから取得する。そして、遺失物管理サーバ5は、検索条件情報の名称情報に該当し、かつ、利用情報の利用日時情報および利用場所情報に取得日時情報および取得場所情報が対応する遺失物情報を遺失物データベースから検索し、検索結果を出力する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、遺失物情報を登録した遺失物データベースを使って遺失物を検索する遺失物検索システムに関する。
従来、電車などの乗客のために遺失物の発見を支援する遺失物検索システムが提案されている。例えば、特許文献1の遺失物検索システムは、拾得された遺失物の情報を記憶する記憶装置を備えている。そして、管理者が乗客から遺失物の特徴を聞き出して端末装置に入力すると、入力された特徴に該当する遺失物が検索される。
また、特許文献2の遺失物検索システムは、定期券発行時に定期券所有者に固有のバーコードシールを発行する。このバーコードシールが所有物に貼られる。定期券とバーコードシールが関連づけられているので、所有物が紛失したときに、定期券を使って遺失物を検索できる。
特開2000−172894号公報(第4−6ページ、図1)
特開2000−276529号公報(第4−6ページ、図1)
しかしながら、特許文献1に開示された従来の遺失物検索システムにおいては、入力された特徴に多数の遺失物が該当した場合に、多数の遺失物が抽出されてしまい、遺失物の特定が容易でなく、そのために遺失物管理業務の効率が低いという問題がある。例えば、ユーザが利用するはずのない路線で拾得された遺失物が検索結果に混ざってしまい、そのために、検索結果の遺失物数が増大する。こうした事態を避けるため、遺失の場所や日時を検索項目に設定することも考えられる。しかし、ユーザが遺失場所や日時を記憶しているとは限らないので、このようなユーザの記憶に頼ったシステムにより上記問題が解決されるとは言い難い。
また、特許文献2に開示された従来の遺失物検索システムにおいては、バーコードシールを予め所有物に貼っておかなければならず、作業が面倒であるという問題がある。どの所有物を紛失するか分からない状況では、すべての所有物にバーコードシールを貼る必要があり、そのため、ユーザの作業が煩雑である。
本発明は、従来の問題を解決するためになされたもので、その目的は、遺失物の検索を容易にすることができる遺失物検索システムを提供することにある。
本発明の遺失物検索システムは、遺失物の名称情報と取得日時情報と取得場所情報とを含む遺失物情報を入力する遺失物情報入力手段と、前記遺失物入力手段により入力された前記遺失物情報を、遺失物毎に付与された遺失物ID情報と共に記憶する遺失物データベースと、ユーザにより所持される非接触IC乗車券のID情報と利用日時情報と利用場所情報とを含む利用情報を入力する利用情報入力手段と、前記利用情報入力手段により入力された前記利用情報を記憶する利用情報データベースと、前記非接触IC乗車券のID情報と遺失物の名称情報とを含む検索条件情報を入力する検索条件入力手段と、前記検索条件入力手段により入力された前記検索条件情報に基づき、前記非接触ID乗車券の前記ID情報に対応する前記利用情報を前記利用情報データベースから取得して、前記検索条件情報の前記名称情報に該当し、かつ、前記利用情報の前記利用日時情報および前記利用場所情報に前記取得日時情報および前記取得場所情報が対応する遺失物情報を前記遺失物データベースから検索する検索手段と、検索結果を出力する検索結果出力手段とを備えている。遺失物情報および検索条件情報が遺失物の特徴情報を含み、検索手段が検索条件情報の特徴情報に該当する遺失物情報を検索してもよい。
この構成により、遺失物の取得日時情報および取得場所情報を含む遺失物情報を記憶する遺失物データベースと、非接触IC乗車券の利用日時情報および利用場所情報を含む利用情報を記憶する利用情報データベースとを設け、利用情報を用いて遺失物情報を検索し、利用情報の利用場所および利用日時と対応する取得場所および取得日時を持つ遺失物情報を抽出している。このようにして、非接触ID乗車券から利用履歴を入手できることに着目して、非接触ID乗車券の利用場所と日時といった利用履歴を蓄積し、利用履歴に基づいた検索によって遺失物を的確に絞り込むので、遺失物の検索を容易にできる。
また、本発明の遺失物検索システムは、前記検索手段により検索された遺失物のID情報を前記非接触IC乗車券に書き込む手段と、遺失物の引き渡しのために前記非接触IC乗車券から読みとられた前記非接触IC乗車券のID情報と前記遺失物のID情報とを入力する手段と、入力された前記遺失物のID情報に対応する遺失物情報を前記遺失物データベースから読み出す手段と、前記読み出された遺失物情報を出力する手段と、出力された前記遺失物情報に対応する遺失物の受取承諾を入力する手段と、前記受取承諾が入力されたときに前記非接触IC乗車券から前記遺失物のID情報を消去する手段とを備えている。この構成により、検索の時に遺失物のID情報を非接触IC乗車券に書き込んでおき、引渡しの時に非接触IC乗車券から遺失物のID情報を消去するので、遺失物を該当ユーザに確実に引き渡すことができる。
本発明の別の態様は、コンピュータシステムに遺失物情報を検索する処理を行わせる遺失物検索方法である。この方法は、遺失物の名称情報と取得日時情報と取得場所情報とを含む遺失物情報を遺失物情報入力手段から入力し、前記遺失物入力手段により入力された前記遺失物情報を、遺失物毎に付与された遺失物ID情報と共に遺失物データベースに格納し、ユーザにより所持される非接触IC乗車券のID情報と利用日時情報と利用場所情報とを含む利用情報を利用情報入力手段から入力し、前記利用情報入力手段により入力された前記利用情報を利用情報データベースに記憶し、前記非接触IC乗車券のID情報と遺失物の名称情報とを含む検索条件情報を検索条件入力手段から入力し、前記検索条件入力手段により入力された前記検索条件情報に基づき、前記非接触ID乗車券の前記ID情報に対応する前記利用情報を前記利用情報データベースから取得して、前記検索条件情報の前記名称情報に該当し、かつ、前記利用情報の前記利用日時情報および前記利用場所情報に前記取得日時情報および前記取得場所情報が対応する遺失物情報を前記遺失物データベースから検索し、検索結果を検索結果出力手段から出力する。この態様によっても上述の本発明の利点が得られる。
本発明は、遺失物の取得日時情報および取得場所情報を含む遺失物情報を記憶する遺失物データベースと、非接触IC乗車券の利用場所および利用日時を含む利用情報を記憶する利用情報データベースとを設け、利用情報を用いて遺失物情報を検索する構成を設けることにより、利用履歴に基づいた検索によって遺失物を的確に絞り込むことができ、遺失物の検索を容易にでき、さらには遺失物管理業務効率の向上を図れるという効果を有する遺失物検索システムを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態の遺失物検索システムについて、図面を用いて説明する。
本発明の実施の形態に係る遺失物検索システムを図1に示す。図1において、遺失物検索システム1は、ID管理サーバ3、遺失物管理サーバ5、遺失物登録端末7および遺失物検索端末9を備えている。これらサーバコンピュータおよび端末コンピュータは通信可能に接続されている。各コンピュータは、通信の送受信機能、入出力機能、演算処理機能および記憶機能を有しており、これらコンピュータが遺失物検索システムのプログラムを実行することによって本実施の形態の遺失物検索システム1が実現される。
また、本実施の形態の遺失物検索システム1は、非接触IC乗車券11を利用したシステムである。非接触IC乗車券11は、改札および乗車券購入の他に商品購入にも利用可能なIC内蔵カード型の乗車券である。非接触IC乗車券11には、定期券11aとプリペードカード11bがある。以下、これらのカードに共通する部分の説明では、非接触IC乗車券11(または単にIC乗車券11)という総称を用いる。
図1において、ID管理サーバ3は、定期券11aを発券するための発券操作端末13と接続されており、発券操作端末13から入力される定期券11aの管理情報を記憶する。また、ID管理サーバ3は、改札機15、券売機17および物販R/W19と接続されており、これら端末から利用情報を取得して記憶および管理する。ID管理サーバ3は、遺失物管理サーバ5からの要求に応じて管理情報および利用情報を提供する。
遺失物管理サーバ5は、遺失物登録端末7と接続されており、遺失物登録端末7から遺失物情報を入力される。また、遺失物管理サーバ5はカメラ21と接続されており、カメラ21から遺失物の画像データを入力される。画像データも遺失物情報の一部である。カメラ21が遺失物登録端末7に接続され、画像データが遺失物登録端末7を経由して遺失物管理サーバ5に提供されてもよい。遺失物管理サーバ5は、取得した遺失物情報を記憶および管理する。
遺失物管理サーバ5は、さらに、ユーザにより操作される遺失物検索端末9に接続されている。遺失物管理サーバ5は、遺失物検索端末9との通信を通じて、遺失物検索システム1を利用するためのユーザ登録を行う。さらに、遺失物検索の要求が遺失物検索端末9から受け付けられて、遺失物管理サーバ5が遺失物情報を検索し、検索結果を遺失物検索端末9に提供する。遺失物管理サーバ5は、さらに、遺失物の引渡しを管理する機能も持つ。
図2は、ID管理サーバ3の構成を示している。遺失物検索システム1におけるID管理サーバ3の機能を大きく分けると次の2つである。一つ目の機能は、定期券11aの管理情報を記憶して管理することである。遺失物管理サーバ5が検索システムにユーザを登録するときに、ID管理サーバ3が該当ユーザの管理情報を遺失物管理サーバ5に提供する。2つ目の機能は、IC乗車券11の利用情報の蓄積と管理である。各ユーザの利用情報がデータベースに蓄積されている。そして、遺失物管理サーバ5が遺失物を検索するときに、ID管理サーバ3は、該当ユーザの利用情報を遺失物管理サーバ5に提供する。
図2において、送受信部31はID管理サーバ3に接続される各種構成と通信する。管理情報入力部33は、送受信部31を用いて発券操作端末13から受信された管理情報を入力し、管理情報書込部35は、入力された管理情報を管理情報データベース37に書き込む。管理情報データベース37は、発行された多数の定期券の管理情報を記憶している。
また、管理情報要求受付部39は、送受信部31を用いて遺失物管理サーバ5から受信された管理情報要求を受け付ける。管理情報読出部41は、管理情報データベース37から管理情報要求に該当する定期券の管理情報を読み出し、管理情報出力部43は、読み出された管理情報を送受信部31を介して遺失物管理サーバ5に出力する。
また、利用情報入力部45は、送受信部31を用いて受信された利用情報を入力し、利用情報書込部47は、入力された利用情報を利用情報データベース49に書き込む。利用情報は、改札機15、販売機17、物販R/W19から入力されるIC乗車券11の利用履歴データである。利用情報は、IC乗車券11のID情報と利用日時情報と利用場所情報を含む。利用情報データベース49は、発行された多数のIC乗車券11の利用履歴データを蓄積して管理する。
また、利用情報要求受付部51は、送受信部31を用いて遺失物管理サーバ5から受信された利用情報要求を受け付ける。利用情報読出部53は、利用情報データベース49から利用情報要求に該当するIC乗車券11の利用情報を読み出し、利用情報出力部55は、読み出された利用情報を送受信部31を介して遺失物管理サーバ5に出力する。
図3は、遺失物管理サーバ5の構成を示している。図3において、送受信部61は遺失物管理サーバ5に接続される各種構成と通信する。遺失物登録部63は、遺失物登録端末7およびカメラ21から取得した遺失物情報を遺失物データベース65に登録する。遺失物データベース65は、多数の遺失物の情報を記憶および管理している。個人情報登録部67は、遺失物検索システム1のユーザを登録する構成であり、具体的には、個人情報データベース69に登録ユーザの個人情報を登録する。個人情報は、遺失物検索端末9およびID管理サーバ3から取得される。認証部71は、個人情報データベース69の情報を用いて登録ユーザの認証を行う。認証部71は、遺失物をユーザが検索するときに機能し、遺失物検索端末9から送られてくる認証情報に対して認証処理を行う。検索部73は、遺失物検索端末9からの要求に応じて遺失物データベース9から遺失物を検索し、検索結果を遺失物検索端末9に送り返す処理を行う。また、引渡処理部75は、遺失物検索端末9との通信によって、検索によって見つかった遺失物の引渡のための処理を行うと共に、引渡済みの遺失物の情報を引渡情報蓄積部77に蓄積する処理を行う。なお、引渡情報蓄積部77が遺失物データベース65と一体化されてもよい。
図4は、遺失物管理サーバ5における遺失物登録部63の構成を示している。図4において、遺失物情報入力部81は、送受信部61を用いて遺失物登録端末7から受信された遺失物情報を入力し、また、送受信部61を用いてカメラ21から受信された遺失物の画像データを入力する。画像データも遺失物情報の一部になる。遺失物情報書込部83は、遺失物情報入力部81によって得られた遺失物情報を遺失物データベース65に格納する。遺失物情報は、遺失物の名称情報と取得日時情報と取得場所情報を含む。遺失物情報には、遺失物ID情報としてのシリアルナンバーが付与される。
図5は、遺失物管理サーバ5における個人情報登録部67の構成を示している。図5において、個人情報入力部91および個人情報書込部93は、プリペードカード11bのユーザを登録する。個人情報入力部91は、送受信部61を用いて遺失物検索端末9から受信されたユーザの個人情報を入力し、個人情報書込部93が、入力された個人情報を個人情報データベース69に格納する。
個人情報登録部67は、別の個人情報入力部95および個人情報書込部97を有しており、これらは定期券11aのユーザを登録する。定期券11aのユーザに関しては、個人情報の一部として、定期券11aの管理情報がID管理サーバ3から取得される。まず、定期券11aのユーザに関しては、個人情報入力部95が、送受信部61を用いて遺失物検索端末から受信された個人情報を入力する。入力情報には定期券11aのID情報が含まれる。管理情報要求部99は、送受信部61を用いて定期券11aのID情報をID管理サーバ3に送り、管理情報入力部101が、送受信部61を用いてID管理サーバ3から受信された該当定期券11aの管理情報を入力する。個人情報書込部97は、遺失物検索端末9から取得された個人情報と共に、ID管理サーバ3から取得された管理情報を、個人情報データベース69に格納する。
図6は、遺失物管理サーバ5における認証部71の構成を示している。図6において、認証情報入力部111は、送受信部61を用いて遺失物検索端末9から受信された認証情報を入力する。認証情報は、IC乗車券11のID情報と、パスワードなどの情報とを含む。認証実行部113は、個人情報データベース69を参照して、認証情報の照合による認証処理を行う。認証結果出力部115は、認証実行部113による認証結果(成功、不成功)を送受信部61を介して遺失物検索端末9に送る。
図7は、遺失物管理サーバ5における検索部73の構成を示している。図7において、検索要求入力部121は、送受信部61を用いて遺失物検索端末9から受信された遺失物検索要求を入力する。遺失物検索要求は、遺失物の名称情報を含んでいる。
ここで、本実施の形態では、遺失物検索要求の遺失物名称と、IC乗車券11のID情報とが、検索条件情報として用いられる。後者のID情報は、既に認証部71の認証情報入力部111により入力されているので、この取得済みの情報が使用される。そして、ID情報は、下記のように、検索の過程で該当ユーザの利用情報を入手するために用いられる。
すなわち、利用情報要求部123は、送受部61を用いて、認証時に取得されたIC乗車券11のID情報に該当する利用情報の要求をID管理サーバ3に送る。要求に応えてID管理サーバ3から利用情報が送られ、この利用情報が送受信部61に受信され、利用情報入力部125により入力され、こうして取得された利用情報が利用情報記憶部127に記憶される。
検索実行部129は、遺失物データベース65から遺失物検索要求に該当する遺失物情報を検索する。このとき、検索実行部129は、遺失物検索要求の名称情報に該当する遺失物を検索する。
本実施の形態では、特に、検索実行部129が利用情報を検索処理に使用する。該当利用者の利用情報は上述のように取得されて利用情報記憶部127に記憶されている。利用情報は、利用日時情報と利用場所情報を含んでいる。一方、遺失物情報は、取得日時情報と取得場所情報を含んでいる。検索実行部129は、利用情報の利用日時情報および利用場所情報に対応する取得日時情報および取得場所情報をもつ遺失物情報を遺失物データベース65から検索する。ここでは、利用日時より取得日時が遅く、取得場所が利用場所の路線上にある遺失物情報が検索される。
検索実行部129は、さらに他の情報を検索に用いてよい。本実施の形態では、遺失物検索要求が、遺失物の特徴などの補助情報を含み、補助情報を使って遺失物が絞り込まれる。特徴情報は例えば色である。
検索結果出力部131は、検索実行部129による検索結果を送受信部61を用いて遺失物検索端末9に出力する。このとき、引渡案内(受取連絡先と受取時間)も送受信部61を介して遺失物検索端末9に送られ、ユーザに提示される。遺失物ID書込指示部133は、検索された遺失物のシリアル番号をIC乗車券11に書き込む指示を送受信部61を介して遺失物検索端末9に送る。
図8は、遺失物管理サーバ5における引渡処理部75の構成を示している。図8において、遺失物受取要求入力部141は、遺失物の引渡場所に設置された遺失物検索端末9から送受信部61を用いて受信された遺失物受取要求を入力する。遺失物受取要求は、IC乗車券11から読みとったIC乗車券11のID情報と遺失物のID情報(シリアル番号)を含んでいる。遺失物情報読出部143は、遺失物受取要求中の遺失物のID情報に該当する遺失物情報を遺失物データベース65から読み出す。遺失物情報出力部145は、読み出された遺失物情報を送受信部61を用いて遺失物検索端末9に送り、遺失物検索端末9に表示させ、ユーザに提示させる。受取承諾入力部147は、表示された遺失物情報に対応する遺失物の受取承諾を入力する。このとき、受取承諾が遺失物検索端末9に入力され、受取承諾データが遺失物検索端末9から遺失物管理サーバ5に送られて送受信部61に受信され、受取承諾入力部147により入力される。受取承諾が入力されると、引渡情報記録部149が、引渡情報蓄積部77に引渡情報を書き込む。引渡情報は、遺失物を引渡済みであることを示す情報であり、該当ユーザの個人情報と遺失物情報とを含んでいる。引渡情報記録部149は、遺失物データベース65の遺失物情報も更新し、該当情報を削除する。また、消去指示部151が、遺失物ID(シリアル番号)の消去指示を遺失物検索端末9に送る。
以上に、遺失物検索システム1の各部の構成を説明した。次に、上述の遺失物検索システム1による動作を説明する。上述の各構成で処理されるデータと処理内容も下記にてさらに詳細に説明される。
図9は、処理フローの全体概要を示している。遺失物検索の事前処理として、IC乗車券11の個人情報が、遺失物管理サーバ5の個人情報登録部67によって個人情報データベース69に登録される(S1)。また、IC乗車券11の利用履歴がID管理サーバ3の利用情報データベース49に蓄積される(S3)。遺失物が拾得されると、遺失物管理サーバ5の遺失物登録部63によって遺失物情報が遺失物データベース65に登録される(S5)。
遺失物を検索するときは、遺失物検索端末9を介して遺失物管理サーバ5でIC乗車券11の認証処理が行われる(S7)。認証処理は、遺失物管理サーバ5の認証部71により、個人情報データベース69の情報を用いて行われる。続いて、遺失物管理サーバ5の検索部73が遺失物を検索し(S9)、さらに引渡処理部75が、検索された遺失物の引渡処理を行う(S11)。
図10〜図12は、個人情報の登録処理を示している。図10は全体的な動作であり、図11はプリペードカード11bに関する処理であり、図12は定期券11aに関する処理を示している。個人情報の登録は、本実施の形態の遺失物検索システム1を利用するためのユーザ登録処理に相当する。本システムを利用できるのは、IC乗車券11の所有者のうちで下記の処理によって登録されたユーザに限られる。
まず、プリペードカード11bついての処理を説明する。プリペードカード11bが遺失物検索端末9に挿入されると、遺失物検索端末9がプリペードカード11bからカード固有ID(IC乗車券11のID情報に相当、以下同じ)を読みとって、遺失物管理サーバ5に転送する(S21)。遺失物管理サーバ5では、個人情報入力部91がカード固有IDを入力し、個人情報書込部93がカード固有IDを個人情報データベース69に蓄積する(S23)。
プリペードカード11bの挿入に続いて、ユーザにより遺失物検索端末9が操作されて、入力情報が遺失物検索端末9に入力される。入力情報はユーザID情報とパスワードである。そして、ユーザID情報は、ユーザの名前、住所および電話番号である。こうした入力情報は、遺失物検索端末9から遺失物管理サーバ5に送られる(S25)。遺失物管理サーバ5では、個人情報入力部91が入力情報を入力し、個人情報書込部93が入力情報を個人情報データベース69に蓄積する(S27)。入力情報は、カード固有IDと関連づけて個人情報データベース69に蓄積される。
図11に示されるように、カード固有IDと入力情報は、ユーザの個人情報として蓄積される。個人情報はID情報とパスワードであり、ID情報が名前、住所、カード固有ID、電話番号である。すなわち、個人情報においては、カード固有IDが、名前、住所、電話番号と共にユーザのID情報の一部になる。
次に、定期券11aについての処理を説明する。図10に示されるように、定期券11aは発券操作端末13を用いて購入され、発券操作端末13から発券される。このとき、発券操作端末13は、定期券11aの登録情報を処理する。この登録情報が、発券時に発券操作端末13からID管理サーバ3に送信される(S31)。ID管理サーバ3では、定期券11aの登録情報が管理情報として管理情報入力部33により入力される。そして、管理情報書込部35が管理情報を管理情報データベース37に格納する。
管理情報(定期券11aの登録情報)は、ID情報と定期情報とを含む。ID情報は、名前、住所、カード固有IDであり、定期情報は、期間、区間(起点駅、経由駅、終点駅)、金額である。
定期券11aのユーザは、遺失物検索システム1へのユーザ登録を希望するときは、定期券11aを遺失物検索端末9に挿入する。
図12に示されるように、定期券11aが遺失物検索端末9に挿入されると、遺失物検索端末9が定期券11aからカード固有ID(IC乗車券11のID情報に相当)を読みとって、遺失物管理サーバ5に転送する(S33)。遺失物管理サーバ5では、個人情報入力部95が、カード固有IDを入力し、管理情報要求部99が、転送されてきたカード固有IDをさらにID管理サーバ3に転送する(S35)。カード固有IDは管理情報要求としてID管理サーバ3に送られる。ID管理サーバ3では、管理情報要求受付部39がカード固有IDを受け付けて、管理情報読出部41がカード固有IDに対応する管理情報を管理情報データベース37から検索し、読み出す。そして、管理情報出力部43が送受信部31を用いて管理情報を遺失物管理サーバ5に送り(S37)、遺失物管理サーバ5の管理情報入力部101が管理情報を入力し、個人情報書込部97が管理情報を個人情報データベース69に蓄積する(S39)。
定期券11aの挿入に続いて、ユーザにより遺失物検索端末9が操作されて、入力情報が遺失物検索端末9に入力される。入力情報はユーザID情報とパスワードである。定期券11aの場合、ユーザID情報は、ユーザの電話番号である。こうした入力情報は、遺失物検索端末9から遺失物管理サーバ5に送られる(S41)。遺失物管理サーバ5では、個人情報入力部95が入力情報を入力し、個人情報書込部97が入力情報を個人情報データベース69に蓄積する。入力情報および上述の管理情報は、カード固有IDと関連づけて個人情報データベース69に蓄積される(S43)。
図10に示されるように、定期券11aの場合の個人情報は、プリペードカード11bの場合の情報に定期情報を加えたものである。すなわち、個人情報は、ID情報と定期情報とパスワードであり、ID情報が名前、住所、カード固有ID、電話番号であり、定期情報が期間、区間および金額である。ID情報のうちの名前、住所、カード固有IDは管理情報から抽出されている。定期券11aについては、管理情報をID管理サーバ3から入手するので、入力情報が少なくなり、ユーザの手間が削減されている。
図13は、遺失物情報の登録処理を示している。遺失物が届けられると、遺失物登録端末7が操作されて、遺失物の登録情報が入力される。登録情報は、取得日時、取得場所、名称および特徴(色など)である。登録情報は遺失物登録端末7から遺失物管理サーバ5に送られる(S51)。遺失物管理サーバ5では、遺失物登録部63の遺失物情報入力部81が、登録情報を遺失物情報の一部として入力する。さらに、カメラ21を用いて遺失物が撮影され、遺失物の画像データがカメラ21から遺失物管理サーバ5に送られ、遺失物情報入力部81が画像データを遺失物情報の一部として入力する(S53)。そして、遺失物情報書込部83が登録情報および画像データを遺失物データベース65に格納する。このとき、遺失物情報にシリアル番号が遺失物ID情報として付与される。
このようにして遺失物情報が遺失物データベース65に蓄積される。図13に示すように、遺失物情報は、シリアル番号、取得日時、取得場所(路線や駅)、写真(画像)、名称および特徴である。
図14は、利用履歴(利用情報)の登録処理を示している。IC乗車券11は、乗降時に改札機15で使用され、また、券売機17で使用される。また、IC乗車券11は、商店での商品購入にも利用でき、この場合は、物販R/W19によりIC乗車券11の情報が読みとられる。こうした機器でIC乗車券11が利用されると、各機器は、IC乗車券11から読みとったカード固有IDをID管理サーバ3に送信する(S61a〜S61d)。このとき、カード固有IDが、場所番号(駅番号、店舗番号)、機器番号(改札番号、発券機番号、R/W番号)、利用日時、利用区間と共に送信される。
ID管理サーバ3では、利用情報入力部45がこれら利用情報を入力し、利用情報書込部47が利用情報を利用情報データベース49に格納する。格納される利用情報は、場所番号、機器番号、カード固有ID、利用日時、利用区間(起点駅と終点駅)である。利用区間は場所番号等から求められる。利用区間、場所番号および機器番号が利用場所情報として後述の遺失物検索に使用可能である。
上記のようにして、ユーザがIC乗車券11を利用するたびに、利用情報が利用情報データベース49に蓄積される。利用情報データベース49を参照することで、各ユーザの利用情報を抽出することができる。なお、利用情報データベース49には、定期券11aだけでなくプリペードカード11bの利用履歴も蓄積される。
図15は、個人認証処理を示している。個人認証は、遺失物検索の前処理として行われる。IC乗車券11が遺失物検索端末9に挿入されると、遺失物検索端末9がIC乗車券11からカード固有IDを読み取り、さらに、電話番号とパスワードの入力を要求する。この要求は、遺失物検索端末9の画面に表示され、または要求の音声が出力される。電話番号とパスワードが遺失物検索端末9に入力されると、遺失物検索端末9は、カード固有ID、電話番号およびパスワードを認証情報として遺失物管理サーバ5に送信する(S71)。遺失物管理サーバ5では、認証部71の認証情報入力部111が認証情報を入力し、認証実行部113が認証情報を用いて認証処理を行う。認証実行部113は、個人情報データベース69の個人情報を検索して、認証情報に該当する個人情報の登録の有無を判定する。ここでは、カード固有IDに該当する管理情報が読み出され、管理情報と認証情報で電話番号およびパスワードが一致するか否かが判定される。
該当個人情報が登録されていれば、認証が可であり(成功)、認証結果(OK)が認証結果出力部115により遺失物検索端末9に送られる(S71)。遺失物検索端末9は認証結果(OK)を画面に表示して、次の遺失物検索に移行する。該当個人情報が登録されていなければ、認証が不可であり(不成功)、認証結果(NG)が認証結果出力部115により遺失物検索端末9に送られる。遺失物検索端末9では、検索処理が中止され、IC乗車券11が排出される。
図16は、遺失物検索の処理を示している。遺失物検索の前に、上記の認証処理が行われており、IC乗車券11は遺失物検索端末9に挿入されている。遺失物検索端末9では、遺失物名称(例えば、携帯電話、カメラなど)のリスト画面が表示される。このリストは、過去に遺失物管理サーバ5で登録されている遺失物名称のリストであり、遺失物管理サーバ5から遺失物検索端末9に送られて、遺失物検索端末9のディスプレイに表示される(S81)。
遺失物検索端末9がユーザにより操作されて、検索すべき遺失物の名称が遺失物リストから選択される。そして、遺失物名称情報が、遺失物検索端末9から遺失物管理サーバ5に送信される(S83)。遺失物管理サーバ5では、検索部73の検索要求入力部121が遺失物名称を検索要求として入力する。そして、検索実行部129は、遺失物名称に該当する遺失物情報を遺失物データベース65から検索する。検索実行部129は、事前に蓄積された遺失物遺失物情報を検索して、ユーザにより選択された遺失物名称に該当するすべての遺失物情報を抽出する(S85)。遺失物情報は、シリアル番号、取得日時、取得場所(路線や駅)、写真(画像)、名称および特徴(色など)である。
次に、遺失物管理サーバ5は、対象ユーザの利用情報をID管理サーバ3から取得する。ここでは、IC乗車券11のカード固有IDが使用される。カード固有IDは、個人認証時に遺失物検索端末9を介して読み込まれており、認証部71の認証情報入力部111により入力されている。このカード固有IDが、検索部73の利用情報要求部123によりID管理サーバ3に送られ、ID管理サーバ3の利用情報要求受付部51がカード固有IDを利用情報要求として受け付ける(S87)。そして、利用情報読出部53が、カード固有IDに該当する利用情報を利用情報データベース49から検索する。これにより、カード固有IDと一致する利用履歴データが抽出される。読み出された利用情報は利用情報出力部55により遺失物管理サーバ5へ送られる(S89)。遺失物管理サーバ5では、検索部73の利用情報入力部125が利用情報を入力し、利用情報記憶部127が利用情報を記憶する。
こうして遺失物管理サーバ5に該当ユーザの利用情報が読み込まれる。図16の例では、利用情報(駅の通過履歴)は、利用日時、場所番号(駅番号、店舗番号)、機器番号(改札番号、券売機番号、R/W番号)、利用区間である。
検索実行部129は、読み込まれた利用情報を利用して遺失物情報をさらに検索する(S91)。検索実行部129は、利用者の利用情報である利用日時、利用区間、場所(駅番号、店舗番号)と遺失物情報の取得日時、取得場所(路線や駅)を比較し、該当情報を検索する。ここでは、利用日と取得日が同じであり、利用時刻より取得時刻が遅く、そして、利用場所を含む路線上に取得場所が位置している遺失物情報が抽出される。
上記の処理によって複数の遺失物情報が抽出されたとする。この場合、補助情報を使ってさらに遺失物情報が絞り込まれる。この場合、遺失物検索端末9にて補助情報の入力がユーザに要求される。補助情報は、本実施の形態では、日時、路線および特徴(色など)である。日時および路線は、遺失物を紛失した日時と路線である。補助情報が遺失物検索端末9から遺失物管理サーバ5に送信され、遺失物管理サーバ5では、検索部73の検索要求入力部121が補助情報を入力する(S93)。そして、検索実行部129が補助情報に該当する遺失物情報を抽出する。
このようにして遺失物情報が抽出されると、検索結果出力部131が検索結果を遺失物検索端末9に送信し、遺失物検索端末9にて検索結果が表示される(S95)。検索結果と共に、受取連絡先および受取場所も送信され、遺失物検索端末9にて表示される。検索結果としては遺失物情報が送信され、表示される。ここでは、取得日時、取得場所(路線や駅)、写真(画像)、名称および特徴が表示される。
ユーザにより検索結果が確認され、確認操作が遺失物検索端末9に対して行われ、確認情報が入力されると、検索結果の書込が決定される。このとき、確認情報が遺失物検索端末9から遺失物管理サーバ5に送られる。そして、遺失物ID書込指示部133が、遺失物シリアル番号をIC乗車券11に書き込む指示を遺失物検索端末9に送る(S97)。遺失物検索端末9では、遺失物のシリアル番号がIC乗車券11に書き込まれる。そして、遺失物検索端末9からIC乗車券11が排出される。
図17は、遺失物の引渡処理を示している。引渡場所の遺失物検索端末9にIC乗車券11が挿入されると、遺失物検索端末9がIC乗車券11からカード固有IDと遺失物シリアル番号を読みとって、遺失物管理サーバ5に転送する(S101)。遺失物管理サーバ5では、引渡処理部75の遺失物受取要求入力部141が、カード固有IDと遺失物シリアル番号を遺失物受取要求として入力する。
そして、シリアル番号に該当する遺失物情報が遺失物情報読出部143によって遺失物データベース65から検索され、読み出される。読み出された遺失物情報が遺失物情報出力部145により遺失物検索端末9に送られ、表示される(S103)。そして、遺失物検索端末9の画面上で、受取承諾の入力操作を促す表示が行われる。受取承諾が遺失物検索端末9に入力されると、遺失物検索端末9から遺失物管理サーバ5へ受取承諾が送信される(S105)。
遺失物管理サーバ5では、受取承諾入力部147が受取承諾を入力する。受取承諾が入力されると、引渡情報記録部149が、引渡情報蓄積部77に引渡情報を書き込む。引渡情報は、遺失物を引渡済みであることを示す情報であり、図17に示す通り、該当ユーザの個人情報と遺失物情報とを含んでいる。個人情報は、ID情報とパスワード情報であり、ID情報は名前、住所、カード固有ID、電話番号である。遺失物情報は、シリアル番号、取得日時、取得場所(路線や駅)、写真(画像)、名称、特徴、引渡済み情報である。このように、遺失物情報に、引渡済みの情報が付加される。このようにして、遺失物管理サーバ5は引渡済みの遺失物の情報を蓄積していく。
上記の処理と共に、引渡情報記録部149は、遺失物データベース65の遺失物情報も更新し、該当する遺失物情報を削除する。さらに、消去指示部151が、シリアル番号の消去指示を遺失物検索端末9に送る(S107)。遺失物検索端末9では、IC乗車券11から遺失物のシリアル番号が消去される。そして、遺失物検索端末9からIC乗車券11が排出される。
図18および図19は、遺失物検索端末9に表示される画面の例を示している。図18(a)は個人認証画面であり、電話番号とパスワードが入力されて、認証結果が表示される。図18(b)は、遺失物検索画面であり、遺失物名称のリストが表示される。リストから遺失物名称が選択される。図18(c)は、遺失物検索画面であり、遺失物名称と利用情報(利用履歴)から複数の遺失物が抽出されたので、「複数件あり」が表示され、補助情報(図の例では日時、路線、駅、特徴)の入力が促されている。
図19(a)は、遺失物検索画面であり、検索結果が表示されている。検索結果としては遺失物情報(取得日時、路線、駅、特徴、写真)が表示されている。さらに、受取連絡先および受取場所も表示されている。さらに、確認結果を問い合わせるために、結果書込のボタンが表示されている。このボタンが押されると、検索結果が正しいことが確認されたので、シリアル番号がIC乗車券11に書き込まれることになる。
図19(b)は、遺失物受取画面であり、遺失物を受け取るためにIC乗車券11が遺失物検索端末9に挿入されたときに表示される。図示のように、遺失物情報(取得日時、路線、駅、特徴、写真)が表示されている。そして、受取確認承諾ボタンが表示されている。このボタンが押されると、遺失物管理サーバ5では引渡済み情報が記録され、遺失物検索端末9ではIC乗車券11から遺失物シリアル番号が消去される。
図20は、遺失物検索、抽出処理の内容を示している。図20の上半部は遺失物情報の例であり、図20の下半部は利用情報の例である。この例では、遺失物名称が携帯電話であり、既に携帯電話の遺失物情報が抽出されている。本実施の形態では、利用情報を基に遺失物情報が抽出される。図中に矢印で示されるように、利用情報と遺失物情報が同じ日付であって、取得時刻が利用時刻より遅く、取得場所が利用場所の路線上にある遺失物情報が抽出される。図の例では、9月21日の遺失物情報は、取得時刻が利用時刻より早いために、抽出対象から外されている。また、9月21日の中央線の遺失物情報は、取得場所と利用場所が異なっており、観点からも除外されている。
図20の例では、利用情報に基づいて6個の遺失物情報が抽出されており、複数の遺失物情報が候補になっている。そこで、補助情報が参照される。補助情報は、日時:9月20日、路線:山手線、特徴:ブラックである。補助情報の日付から、9月20日の遺失物情報に絞られ、補助情報の路線から山手線存在駅の遺失物情報に絞られ、さらに、補助情報の特徴からブラックの遺失物情報に絞られている。こうして、一つの遺失物情報(黒い星印)が抽出される。
以上に本発明の実施の形態に係る遺失物検索システム1について説明した。本実施の形態によれば、遺失物管理サーバ5が遺失物登録端末7と共に遺失物情報入力手段として機能し、また、遺失物管理サーバ5に遺失物データベース65が備えられている。また、ID管理サーバ3が改札機15等の機器を利用して利用情報入力手段として機能し、ID管理サーバ3に利用情報データベース49が備えられている。さらに、遺失物管理サーバ5が、検索条件入力手段、検索手段および検索結果出力手段として機能している(検索条件入力手段を実現しているのは、認証情報入力部111によるカード固有IDの入力機能と検索要求入力部121による遺失物検索要求(遺失物名称を含む)の入力機能)。このような構成により、本システムは、遺失物の取得日時情報および取得場所情報を含む遺失物情報を記憶する遺失物データベースと、非接触IC乗車券の利用日時情報および利用場所情報を含む利用情報を記憶する利用情報データベースとを設け、利用情報を用いて遺失物情報を検索し、利用情報の利用場所および利用日時と対応する取得場所および取得日時を持つ遺失物情報を抽出している。このようにして、本実施の形態は、非接触ID乗車券から利用履歴を入手できることに着目して、このことを利用して非接触ID乗車券の利用場所と日時といった利用履歴を蓄積し、利用履歴に基づいた検索によって遺失物を的確に絞り込んでおり、遺失物の検索を容易にできる。
また、本実施の形態によれば、遺失物管理サーバ5が遺失物検索端末9と共に機能して、検索時に、遺失物のID情報をIC乗車券11に書き込み、また、遺失物引渡の際に、IC乗車券11から遺失物ID情報を読み取り、対応する遺失物情報を遺失物データベースから読み出して出力し、受取承諾を入力し、IC乗車券11から遺失物ID情報を消去している。こうした構成により、検索の時に遺失物のID情報を非接触IC乗車券に書き込んでおき、引渡しの時に非接触IC乗車券から遺失物のID情報を消去するので、遺失物を該当ユーザに確実に引き渡すことができる。
以上に本発明の好適な実施の形態を説明した。しかし、本発明は上述の実施の形態に限定されず、当業者が本発明の範囲内で上述の実施の形態を変形可能なことはもちろんである。
以上のように、本発明にかかる遺失物検索システムは、遺失物の検索を容易にできるという効果を有し、さらには遺失物管理業務効率の向上を図れ、電車用遺失物検索システム等として有用である。
1 遺失物検索システム
3 ID管理サーバ
5 遺失物管理サーバ
7 遺失物登録端末
9 遺失物検索端末
11 非接触IC乗車券
11a 定期券
11b プリペードカード
13 発券操作端末
15 改札機
17 券売機
19 物販R/W
21 カメラ
49 利用情報データベース
63 遺失物登録部
65 遺失物データベース
73 検索部
75 引渡処理部
3 ID管理サーバ
5 遺失物管理サーバ
7 遺失物登録端末
9 遺失物検索端末
11 非接触IC乗車券
11a 定期券
11b プリペードカード
13 発券操作端末
15 改札機
17 券売機
19 物販R/W
21 カメラ
49 利用情報データベース
63 遺失物登録部
65 遺失物データベース
73 検索部
75 引渡処理部
Claims (3)
- 遺失物の名称情報と取得日時情報と取得場所情報とを含む遺失物情報を入力する遺失物情報入力手段と、
前記遺失物入力手段により入力された前記遺失物情報を、遺失物毎に付与された遺失物ID情報と共に記憶する遺失物データベースと、
ユーザにより所持される非接触IC乗車券のID情報と利用日時情報と利用場所情報とを含む利用情報を入力する利用情報入力手段と、
前記利用情報入力手段により入力された前記利用情報を記憶する利用情報データベースと、
前記非接触IC乗車券のID情報と遺失物の名称情報とを含む検索条件情報を入力する検索条件入力手段と、
前記検索条件入力手段により入力された前記検索条件情報に基づき、前記非接触ID乗車券の前記ID情報に対応する前記利用情報を前記利用情報データベースから取得して、前記検索条件情報の前記名称情報に該当し、かつ、前記利用情報の前記利用日時情報および前記利用場所情報に前記取得日時情報および前記取得場所情報が対応する遺失物情報を前記遺失物データベースから検索する検索手段と、
検索結果を出力する検索結果出力手段と、
を備えたことを特徴とする遺失物検索システム。 - 前記検索手段により検索された遺失物のID情報を前記非接触IC乗車券に書き込む手段と、
遺失物の引き渡しのために前記非接触IC乗車券から読みとられた前記非接触IC乗車券のID情報と前記遺失物のID情報とを入力する手段と、
入力された前記遺失物のID情報に対応する遺失物情報を前記遺失物データベースから読み出す手段と、
前記読み出された遺失物情報を出力する手段と、
出力された前記遺失物情報に対応する遺失物の受取承諾を入力する手段と、
前記受取承諾が入力されたときに前記非接触IC乗車券から前記遺失物のID情報を消去する手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の遺失物検索システム。 - コンピュータシステムに遺失物情報を検索する処理を行わせる遺失物検索方法であって、
遺失物の名称情報と取得日時情報と取得場所情報とを含む遺失物情報を遺失物情報入力手段から入力し、
前記遺失物入力手段により入力された前記遺失物情報を、遺失物毎に付与された遺失物ID情報と共に遺失物データベースに格納し、
ユーザにより所持される非接触IC乗車券のID情報と利用日時情報と利用場所情報とを含む利用情報を利用情報入力手段から入力し、
前記利用情報入力手段により入力された前記利用情報を利用情報データベースに記憶し、
前記非接触IC乗車券のID情報と遺失物の名称情報とを含む検索条件情報を検索条件入力手段から入力し、
前記検索条件入力手段により入力された前記検索条件情報に基づき、前記非接触ID乗車券の前記ID情報に対応する前記利用情報を前記利用情報データベースから取得して、前記検索条件情報の前記名称情報に該当し、かつ、前記利用情報の前記利用日時情報および前記利用場所情報に前記取得日時情報および前記取得場所情報が対応する遺失物情報を前記遺失物データベースから検索し、
検索結果を検索結果出力手段から出力する、
ことを特徴とする遺失物検索方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005146370A JP2006323637A (ja) | 2005-05-19 | 2005-05-19 | 遺失物検索システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005146370A JP2006323637A (ja) | 2005-05-19 | 2005-05-19 | 遺失物検索システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006323637A true JP2006323637A (ja) | 2006-11-30 |
Family
ID=37543268
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005146370A Pending JP2006323637A (ja) | 2005-05-19 | 2005-05-19 | 遺失物検索システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006323637A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6008376B1 (ja) * | 2015-06-03 | 2016-10-19 | 株式会社布兼 | 物品管理システム |
WO2018012439A1 (ja) * | 2016-07-09 | 2018-01-18 | 株式会社ベネフィシャルテクノロジー | 遺失物検索装置、遺失物検索システム、遺失物検索方法、プログラム、及び行方不明者捜索装置 |
JP2018055200A (ja) * | 2016-09-26 | 2018-04-05 | 株式会社東芝 | 情報処理装置、情報処理システム、及び情報処理プログラム |
CN113487813A (zh) * | 2021-07-06 | 2021-10-08 | 中国银行股份有限公司 | 基于atm的寻物启事方法及装置 |
CN115883642A (zh) * | 2023-02-08 | 2023-03-31 | 广东工业大学 | 一种失物信息推送方法、装置、电子设备及存储介质 |
-
2005
- 2005-05-19 JP JP2005146370A patent/JP2006323637A/ja active Pending
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