JP2006323171A - 筐体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ドライバ等の工具を用いることなく、組み立て、分解を簡単にできる筐体を提供する。
【解決手段】 第1筐体部材200の外周部の一端の第1壁部10aに、この第1壁部10aの開口部の端部に沿って移動自在に設けられた第1鍵部12を有する。第2鍵部20は、第2筐体部材300において、第1鍵部12に対応する位置に設けられ、第1鍵部12に係合される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば光ファイバケーブルの余長処理具等を実装する収容空間を備えた筐体に関する。
従来の筐体は、例えば、開口部を有する箱状の上部筐体と下部筐体との外周部を相互に合わせて組み立てられる。上部筐体の外周部には複数の係止爪が設けられる。下部筐体は、係止爪に対応する位置に係合孔が設けられる。そして、係止爪を係合孔に係合することで、筐体が組み立てられる。筐体内部には、例えば、光ファイバケーブルを巻回して保持する余長処理具等が実装される(特許文献1参照)。
特開2003−344665号公報
しかしながら、特許文献1の手法では、例えば、筐体内部に実装された光ファイバケーブルの保守等を行う際、ドライバ等の工具を用いて筐体をこじ開けなくてはならないという問題があった。
また、上部筐体が下部筐体にネジ等で固定される場合、上部筐体を下部筐体から取り外す度にネジ等を外す作業が必要となり、光ファイバケーブルの保守等を行うための工数が増加するという問題があった。筐体を製造するためにネジやワッシャ等の部品が必要となるため、筐体の部品点数が増加し、筐体の製造コストが増加するという問題があった。
本発明の目的は、ドライバ等の工具を用いることなく、上部筐体を下部筐体から容易に取り外し可能な筐体を提供することである。
請求項1の筐体は、第1筐体部材の外周部の一端の第1壁部に、この第1壁部の開口部の端部に沿って移動自在に設けられた第1鍵部を有する。第2鍵部は、第2筐体部材において、第1鍵部に対応する位置に設けられ、第1鍵部に係合される。第1係合部は、第1筐体部材において、第1壁部に直交する一対の第2壁部にそれぞれ設けられる。
一対の第1係止部は、第2筐体部材において、第1係合部に対応する位置に設けられ、第1及び第2筐体部材の外周部の一部を合わせた状態で、第2鍵部を第1鍵部に係合させるために第2筐体部材を第1筐体部材に対して第2壁部の延在方向に摺動させた時に、第1鍵部の第2鍵部への係合に同期して、第1係合部にそれぞれ係合される。
第1鍵部は、第1壁部の外面に一部が露出し、第1鍵部を第1壁部の延在方向に沿って移動させるための操作部と、第1壁部の内面に対向して形成された第1当接面及び、第2壁部の一方側に隣接する第1当接面の端部から第1壁部の反対側に向けて延在する第1傾斜面を有し、第1当接面と第1傾斜面とが鋭角をなす第1突起部と、外力により第1壁部に沿って第2壁部の他方側に移動する第1鍵部を元の位置に戻すための付勢部とを備える。
第2鍵部は、第1傾斜面に対応する位置に形成され、第1傾斜面に対向する第2傾斜面及び、第2壁部の他方側に隣接する第2傾斜面の端部から第1壁部に沿って延在する第2当接面を有し、第2傾斜面と第2当接面とが鋭角をなす第2突起部を備える。
第2鍵部は、第1及び第2筐体材の外周部が相互に合わせられた時に第2当接面が第1当接面に接する位置に形成されている。第1当接面と第2当接面との当接により第2筐体部材の第1壁部と反対側への移動が規制される。すなわち、第2筐体部材の第1壁部と反対側への移動が規制され、第1筐体部材が第2筐体部材に取り付けられる。
一方、第1鍵部の操作部を第2壁部の他方側に移動させ、かつ、第2筐体部材を摺動する方向に外力を加える事で、第1当接面と第2当接面との当接が解除できる。この解除により第2筐体部材の第1壁部と反対側への移動が可能となるため、第1係止部の第1係合部への係合を解除させ、第1筐体部材から第2筐体部材を簡単に取り外すことができる。
請求項2の筐体では、複数の第1鍵部は、第1壁部の延在方向に沿って間隔をおいて形成される。複数の第2鍵部は、第1鍵部にそれぞれ対応する位置に形成される。第1及び第2筐体材の外周部が相互に合わせられた時に、各第1当接面は、対応する第2当接面に同時に当接し、第1筐体部材が第2筐体部材に取り付けられる。当接後は、複数の第1当接面により第2筐体部材が第1壁部と反対側に移動することを防止できる。すなわち、第2筐体部材が第1筐体部材から外れることを確実に防止できる。
請求項3の筐体では、操作部の外面は、第1壁部の外面に揃えて配置され、操作部及び第1壁部は同じ模様を有している。操作部を第1壁部との区別がつきにくく形成することで、例えば筐体の保守を行う作業者等のみが操作部を操作できる。このため、例えば筐体内部に実装された光ファイバケーブルの保守等を行う以外で第1係止部の第1係合部への係合が解除されることを防止できる。
請求項4の筐体では、第1鍵部は、第1筐体部材と別体で形成される。第1壁部は、第1鍵部に対応する位置に形成された矩形状の切り込み部と、切り込み部の第2壁部側にそれぞれ位置する一対の切り込み端部の一方の脇に形成され、第1筐体部材の内部に向けて突出する突出部とを備える。第1鍵部は、切り込み端部を第1壁部の開口端に沿って摺動自在にそれぞれ挟持する一対の挟持部を備える。
第1鍵部の付勢部は、挟持部の一方側に形成され、両切り込み端部が挟持部によりそれぞれ挟持された状態で、突出部に当接する当接部と、当接部を挟持部の一方の脇に接続するとともに、弾力性を有し、当接部が突出部に当接した状態で、当接部と反対側に位置する挟持部を、この挟持部に対応する切り込み端部に押圧する弾性部とを備える。第1傾斜面は、突出部と反対側に位置する第2壁部に向いている。
弾性部による挟持部の両切り込み端部への押圧によって第1鍵部は第1壁部に固定される。この固定により、第2鍵部の第1鍵部への係合時(第1係止部の第1係合部への係合時)、第2鍵部の第2当接面が第1鍵部の第1当接面に当接した状態を維持できる。このため、第2筐体部材の第1壁部と反対側への移動が規制され、第2筐体部材の第1筐体部材からの抜けを防止できる。第1鍵部を第1筐体部材と別体で形成することで、これらの部材を成形するための金型等を簡易な形状にできる。このため、筐体の製造コストを削減できる。
請求項5の筐体では、各第1係止部は、第2鍵部に向けて突出する突出片を有し、突出片が第2筐体部材の開口部より突出しているL字状の係止爪として形成される。突出片の開口部側の辺は、突出片を先細り形状にするために傾斜して形成される。各第1係合部は、第2壁部の延在方向に沿って延在し、第2筐体部材を第2壁部の延在方向に摺動させた時に各突出片の辺が当接される当接片を備える。このため、第2筐体部材を第1筐体部材に対して摺動させた時に、各突出片の辺を、対応する当接片に同時に圧入できる。したがって、第2筐体部材が第1筐体部材の反対側に移動することを防止できる。
請求項6の筐体では、第1筐体部材は、第2鍵部が第1鍵部に係合された後に、第1壁部の開口端に対向する第2筐体部材の開口端が係合方向の反対側に移動することを規制するために、第1壁部の開口端に設けられた突起を備える。このため、第1係止部の第1係合部への係合を維持できる。この結果、第2筐体部材が第1筐体部材から外れることを防止できる。
請求項7の筐体では、収納空間に形成され、第1及び第2筐体部材の内部に収納される光ケーブルの余長を処理するための光ケーブルの余長処理部を備えている。第1鍵部の操作部を第2壁部の他方側に移動させるだけで、第1筐体部材から第2筐体部材を簡単に取り外すことができる。このため、ドライバ等の工具を用いた手間のかかる取り外し作業をすることなく筐体内部に実装された光ファイバケーブルの保守等が可能となる。
本発明では、ドライバ等の工具を用いることなく、筐体の組み立て、分解を簡単にできる。
以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。図1は、本発明の筐体の第1の実施形態を示している。筐体100は、本体部200(第1筐体部材)と蓋部300(第2筐体部材)とで構成されている。
本体部200及び蓋部300は、例えば、ポリフェニレンエーテル樹脂(PPE)等を用いて形成されている。本体部200、蓋部300及び後述する鍵部12は、金型成形によりそれぞれ一体形成されている。このため、複雑な形状を有する本体部200及び蓋部300を簡易に形成できる。
本体部200は、平坦なほぼ直方体形状をしており、内部に収納空間を有している。本体部200は、この本体部200の周囲に設けられ、縦縞模様を有する壁部10(10a、10b、10c)と、この壁部10に覆われた底面(図示せず)とを有している。本体部200には、壁部10a(第1壁部)を切り欠いて矩形状の切欠部(図2に示す符号24)が形成されている。この切欠部24には、鍵部12(第1鍵部)が壁部10aに沿って摺動自在に取り付けられる。切欠部24及び鍵部12の詳細は、図2及び図3で説明する。壁部10cの壁部10b側の両脇には、L字状の係合部42がそれぞれ形成されている。本体部200の収納空間には、光ファイバケーブルの余長を処理するための余長処理具400(余長処理部)が本体部200と着脱可能に収納される。
蓋部300は、例えば、本体部200より平坦なほぼ直方体形状をしている。蓋部300は、周囲に設けられた壁部14(14a、14b、14c)と、この壁部14に覆われ、本体部200に対向する対向面16とを有している。各壁部14bの脇には本体部200に向けて延在し、蓋部300の開口部より突出しているL字状の係止爪18(第1係止部)が、壁部14bの延在方向に沿って2箇所ずつ形成されている。壁部14cには、本体部200の係合部42に対応する位置に、L字状の係止片44がそれぞれ形成されている。蓋部300には、本体部200の鍵部12に対応する位置に、本体部200に向けて突出する鍵部20が2箇所に一体成形されている。
図2(a)、(b)は、図1に示した壁部10aを外側及び内側から見た状態を示している。壁部10aは、この壁部10aの外面より内側に窪んだ面22を有している。面22には、一対の辺部24a、24bを有する矩形状の切欠部24(切り込み部)が形成されている。辺部24aの脇には、面22の反対面30に面22と反対側に突出するL字状の突起部26(突出部)が形成されている。一方、辺部24bの脇には、面30から内側に向けて突出するL字状の突起部28が形成されている。
図3(a)、(b)は、図1に示した鍵部12の詳細を示している。鍵部12は、図2に示した壁部10aの窪みに位置し、面22に当接し、図1の壁部10と同じ縦縞模様を有する操作部32と、操作部32の裏面から突出する突出部34とを有している。操作部32を壁部10と区別がつきにくく形成することで、例えば筐体100の保守等を行う作業者等のみが操作部32を認識できる。このため、一般ユーザが誤って筐体100を分解することが防止される。突出部34には、図2に示した辺部24a、24bを挟持するための窪み部34a、34b(挟持部)が形成されている。突出部34の操作部32と反対側の端部には、操作部32の延在方向に所定間隔をおいて一対の突起部36(第1突起部)が形成されている。各突起部36は、操作部32に対向する面36a(第1当接面)と、面36aの窪み部34a側の端部から操作部32の反対側に延在し、面36aと鋭角をなす面36b(第1傾斜面)とを有している。窪み部34bの突起部36側の脇には、弾性を得るためにU字状に形成された付勢部38が形成されている。付勢部38は、弾性部38aと、弾性部38aの窪み部34aと反対側の端部に形成された面38b(当接部)とを有する。
図4(a)、(b)は、壁部10aに鍵部12が取り付けられた状態を示している。図をわかりやすくするために、鍵部12を網掛けで示している。この状態では、操作部32の表面は、壁部10aの表面に揃えて配置される。この時、鍵部12の図示しない窪み部34a(図3)は、壁部10aのL字状の突起部26の内側に当接する。この当接により、鍵部12の図の上側への抜けが防止される。鍵部12の窪み部34bは、鍵部12を壁部10aに支持するために、壁部10aの辺部24bを挟持する。この挟持により、鍵部12の壁部10a側への外れが防止される。
鍵部12の付勢部38の面38bは、側壁10aのL字状の内面(図4(b)で下側に向いている面)に当接する。この当接により、鍵部12の図の上側への抜けが防止される。付勢部38の先端(面38bの先端)は、側壁10aの突起部28の内側(図4(b)で左側に向いている面)に当接する。この当接により、操作部32を突起部28側に摺動させた時、弾性部38aは撓む。この撓みによる反力により、操作部32は外力を与えられない状態で、突起部26側に付勢される。したがって、鍵部12は、窪み部34a、34bで辺部24a、24bを挟持した状態で壁部10aに摺動自在に取り付けられる。
図5は、図1の本体部200及び蓋部300のA−A’線の断面を示している。ここで、A−A’線は、一対の壁部10bから等距離にあって壁部10bに平行な線である。壁部10aの開口端には、突起46が間隔をおいて2箇所に形成されている。蓋部300の壁部14aには、本体部200の各突起46に対応する位置に、窪み部48がそれぞれ形成されている。各係止爪18は、壁部14bの脇から本体部200に向けて延在する突起部18aと、突起部18aの先端に形成され、鍵部20(図1)に向けて突出する突出片18bとを有している。各突出片18bの対向面16側の辺18cは、突出片18bを先細り形状にするために、傾斜して形成されている。
本体部200の各壁部10bには、蓋部300の係止爪18に対応する位置に係合部40a、40b(第1係合部)が形成されている。各係合部40a、40bは、蓋部300の突出片18bの先端が当接される当接部40c、40dと、当接部40c、40dに当接した辺18cの対向面16側への移動を防ぐ規制部40e、40f(当接片)とを有している。また、壁部10a側の係合部40aは、規制部40eの先端から距離bだけ離れた位置にL字状の支持部40gを有している。突出片18bの本体部200側の端部の辺の長さaは、距離bより小さい。
図6及び図7は、本体部200に蓋部300が取り付けられる過程を示している。図6において、まず、係止爪18を係合部40a、40bに合わせて、蓋部300が本体部200に載置される。次に、この状態で、蓋部300を壁部10a側(図の矢印方向)に摺動させる。この摺動により、図7に示すように各突出片18bは、係合部40a、40bに係合される。この際、各突出片18bの辺18cにより規制部40e、40fに対して圧力が徐々に加えられる。そして、各突出片18bは壁部10a側に押し込まれ、各突出片18bの先端は当接部40c、40dに当接する。したがって、蓋部300の本体200と反対側への移動が規制され、蓋部300が本体部200から外れることが防止される。
一方、この摺動により、窪み部48は、突起46の当接部40c側に接触する。窪み部48は、蓋部300の壁部14a側が図の上側に反ることで突起46を乗り越える。そして、突起46は窪み部48の内側に当接する。この当接により、蓋部300の図の矢印方向と反対方向への移動が規制される。このため、各突出片18bの係合部40a、40bへの係合を維持できる。また、この係合時に、係止片44と係合部42とは互いに噛み合う。これにより蓋部300の壁部14c側が本体部200から外れることが防止される。
各突出片18bは、係合部40a、40bに圧入されており、窪み部48が突起46を乗り越えて位置しているため、本体部200に取り付けられた蓋部300を壁部10aと反対側に移動させるためには一定以上の力が必要である。すなわち、蓋部300を本体部200から取り外すためには一定以上の力が必要である。このため、蓋部300は本体部200から勢いよく外れやすい。しかし、突起部18aが支持部40gに衝突することで、蓋部300が落下することが防止される。なお、図示していないが、この係合時に図1に示した鍵部20は、鍵部12に係止される。鍵部20と鍵部12の係止については、図8で説明する。
図8(a)〜(c)は、本体部200に蓋部300が取り付けられる時の鍵部12の動作を示している。ここで図を分かりやすくするために、蓋部300は鍵部20のみを示し、鍵部20を斜線で示している。鍵部20は、突起部36の面36aと平行な面20a(第2当接面)と、傾斜面36bに対向し、面20aと鋭角をなす面20b(第2傾斜面)とを有している。図6に示した状態の時、図8(a)に示すように、突起部36の面36bは、鍵部20の面20bに当接する。この状態で、蓋部300(鍵部20)が操作部32側(図の矢印方向、図6の矢印方向と同方向)に摺動される。摺動時、面20bは面36bを図の矢印方向に押圧する。この押圧により鍵部12は、図8(b)に示すように、付勢部38側に移動する。そして、付勢部38の弾性部38aは、突起部28側に撓む。蓋部300が更に摺動されると、鍵部12は更に付勢部38側に移動する。そして、図7に示したように係止爪18が係合部40a、40bに係合された時、面20bと面36bとの当接が解除される。すなわち、突起部36の付勢部38と反対側への移動を規制するものが無くなる。このため、図8(c)に示すように、弾性部38aの復元力により鍵部12は元の位置に戻る。この時、突起部36の面36aは鍵部20の面20aに当接する。この当接により鍵部20(蓋部300)の矢印方向と逆方向への移動が規制される。すなわち、蓋部300が本体部200から外れることが防止される。この後、蓋部300を本体部200から取り外す時には、操作部32を付勢部38側に移動させるだけで、面20aと面36aとの当接が解除できる。この解除により蓋部300(鍵部20)の操作部32と反対側(図6の矢印方向と反対方向)への移動が可能になるため、係止爪18の係合部40への係合を解除させることで、本体部200から蓋部300を簡単に取り外すことができる。
以上、第1の実施形態では、操作部32を付勢部38側に移動させ、かつ、蓋部300を図6の矢印方向と反対方向に摺動させるだけで、係止爪18の係合部40への係合を解除できる。このため、ドライバ等の工具を用いてネジ等を取り外すこともなく、ドライバ等の工具で蓋部300をこじ開けることもなく蓋部300を本体部200から取り外すことができる。この結果、内部に実装された光ファイバケーブルの保守等を行うための工数が削減される。筐体100を製造するためにネジやワッシャ等の部品を必要としないため、筐体100の部品点数を削減できる。この結果、筐体100の製造コストを削減できる。
以上、本発明について詳細に説明してきたが、上記の実施形態及びその変形例は発明の一例に過ぎず、本発明はこれに限定されるものではない。本発明を逸脱しない範囲で変形可能であることは明らかである。
本発明は、例えば光ファイバケーブルの余長処理具等を実装する収容空間を備えた筐体に適用される。
本発明の筐体の第1の実施形態を示す斜視図である。 壁部を外側及び内側から見た状態を示す斜視図である。 鍵部の詳細を示す斜視図である。 壁部に鍵部が取り付けられた状態を示す斜視図である。 図1のA−A’線に沿う断面図である。 本体部に蓋部が取り付けられる過程を示す断面図である。 本体部に蓋部が取り付けられる過程を示す断面図である。 本体部に蓋部が取り付けられる時の鍵部の動作を示す正面図である。
符号の説明
10、10a、10b、10c 壁部
12 鍵部
14、14a、14b、14c 壁部
16 対向面
18 係止爪
18a 突起部
18b 突出片
18c 辺
20 鍵部
20a、20b 面
22 面
24 切欠部
24a、24b 辺部
26 突起部
28 突起部
30 面
32 操作部
34 突出部
34a、34b 窪み部
36 突起部
36a、36b 面
38 付勢部
38a 弾性部
38b 面
40、40a、40b 係合部
40c、40d 当接部
40e、40f 規制部
40g 支持部
42 係合部
44 係止片
46 突起
48 窪み部
100 筐体
200 本体部
300 蓋部
400 余長処理具

Claims (7)

  1. 開口部をそれぞれ有する箱状の第1及び第2筐体部材の外周部を相互に合わせるとともに、その内部に実装部品の収納空間を備えた筐体であって、
    前記第1筐体部材の外周部の一端の第1壁部に、この第1壁部の開口端に沿って移動自在に設けられた第1鍵部と、
    前記第2筐体部材において、前記第1鍵部に対応する位置に設けられ、前記第1鍵部に係合される第2鍵部と、
    前記第1筐体部材において、前記第1壁部に直交する一対の第2壁部にそれぞれ設けられた第1係合部と、
    前記第2筐体部材において、前記第1係合部に対応する位置に設けられ、前記第1及び第2筐体部材の外周部の一部を合わせた状態で、前記第2鍵部を前記第1鍵部に係合させるために前記第2筐体部材を前記第1筐体部材に対して前記第2壁部の延在方向である係合方向に摺動させた時に、前記第1鍵部の前記第2鍵部への係合に同期して、前記第1係合部にそれぞれ係合される一対の第1係止部とを備え、
    前記第1鍵部は、
    前記第1壁部の外面に一部が露出し、前記第1鍵部を前記第1壁部の開口端に沿って移動させるための操作部と、
    前記第1壁部の内面に対向して形成された第1当接面及び、前記第2壁部の一方側に隣接する前記第1当接面の端部から前記第1壁部と反対側に向けて延在する第1傾斜面を有し、前記第1当接面と前記第1傾斜面とが鋭角をなす第1突起部と、
    外力により前記第1壁部に沿って前記第2壁部の他方側に移動する前記第1鍵部を元の位置に戻すための付勢部とを備え、
    前記第2鍵部は、
    前記第1傾斜面に対応する位置に形成され、前記第1傾斜面に対向する第2傾斜面及び、前記第2壁部の他方側に隣接する前記第2傾斜面の端部から前記第1壁部に沿って延在する第2当接面を有し、前記第2傾斜面と前記第2当接面とが鋭角をなす第2突起部を備え、 前記第2鍵部は、前記第1及び第2筐体材の外周部が相互に合わせられた時に第2当接面が前記第1当接面に接する位置に形成されていることを特徴とする筐体。
  2. 請求項1記載の筐体において、
    前記第1壁部に沿って間隔をおいて形成された複数の前記第1鍵部と、
    前記第1鍵部にそれぞれ対応する位置に形成された複数の前記第2鍵部とを備えていることを特徴とする筐体。
  3. 請求項1記載の筐体において、
    前記操作部の外面は、前記第1壁部の外面に揃えて配置され、前記操作部及び前記第1壁部は同じ模様を有していることを特徴とする筐体。
  4. 請求項1記載の筐体において、
    前記第1鍵部は、前記第1筐体部材と別体で形成され、
    前記第1壁部は、
    前記第1鍵部に対応する位置に形成された矩形状の切り込み部と、
    前記切り込み部の前記第2壁部側にそれぞれ位置する一対の切り込み端部の一方の脇に形成され、前記第1筐体部材の内部に向けて突出する突出部とを備え、
    前記第1鍵部は、
    前記切り込み端部を前記第1壁部の開口端に沿って摺動自在にそれぞれ挟持する一対の挟持部を備え、
    前記第1鍵部の付勢部は、
    前記挟持部の一方側に形成され、前記両切り込み端部が前記挟持部によりそれぞれ挟持された状態で、前記突出部に当接する当接部と、
    前記当接部を前記挟持部の一方の脇に接続するとともに、弾力性を有し、前記当接部が前記突出部に当接した状態で、前記当接部と反対側に位置する前記挟持部を、この挟持部に対応する前記切り込み端部に押圧する弾性部とを備え、
    前記第1傾斜面は、前記突出部と反対側に位置する前記第2壁部に向いていることを特徴とする筐体。
  5. 請求項1記載の筐体において、
    前記各第1係止部は、前記第2鍵部に向けて突出する突出片を有し、前記突出片が前記第2筐体部材の開口部より突出しているL字状の係止爪として形成され、
    前記突出片の前記開口部側の辺は、前記突出片を先細り形状にするために傾斜して形成され、
    前記各第1係合部は、前記第2壁部の延在方向に沿って延在し、前記第2筐体部材を前記第2壁部の延在方向に摺動させた時に前記各突出片の前記辺が当接される当接片を備えていることを特徴とする筐体。
  6. 請求項1記載の筐体において、
    前記第1筐体部材は、前記第2鍵部が前記第1鍵部に係合された後に、前記第1壁部の開口端に対向する前記第2筐体部材の開口端が前記係合方向の反対側に移動することを規制するために、前記第1壁部の開口端に設けられた突起を備えていることを特徴とする筐体。
  7. 請求項1記載の筐体において、
    前記収納空間に形成され、第1及び第2筐体部材の内部に収納される光ケーブルの余長を処理するための光ケーブルの余長処理部を備えていることを特徴とする筐体。
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