JP2006322474A - 絶対角度検出回転センサ付軸受 - Google Patents
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Abstract
【課題】 コンパクトかつ低コストで構成でき、非接触による信頼性の高い絶対角度検出が可能な絶対角度検出回転センサ付軸受を提供する。
【解決手段】 この絶対角度検出回転センサ付軸受は、内輪2、外輪3、および両輪2,3間に介在した複数の転動体4を有する転がり軸受1に、回転センサ7を取付けたものである。回転センサ7は、回転側軌道輪である内輪2に同心に取付けられた環状の磁気エンコーダ8と、固定側軌道輪である外輪3に取付けられて前記磁気エンコーダ8の磁気を検出する磁気センサ9とを備え、回転側軌道輪2の絶対角度を検出する。磁気エンコーダ8は、例えばその磁石8bの厚さが一周にわたり連続的に変化するものとする。これにより、磁気センサ9の検出する磁界の強さが、磁気エンコーダ8の1周にわたり連続的に変化するものとする。
【選択図】 図1
【解決手段】 この絶対角度検出回転センサ付軸受は、内輪2、外輪3、および両輪2,3間に介在した複数の転動体4を有する転がり軸受1に、回転センサ7を取付けたものである。回転センサ7は、回転側軌道輪である内輪2に同心に取付けられた環状の磁気エンコーダ8と、固定側軌道輪である外輪3に取付けられて前記磁気エンコーダ8の磁気を検出する磁気センサ9とを備え、回転側軌道輪2の絶対角度を検出する。磁気エンコーダ8は、例えばその磁石8bの厚さが一周にわたり連続的に変化するものとする。これにより、磁気センサ9の検出する磁界の強さが、磁気エンコーダ8の1周にわたり連続的に変化するものとする。
【選択図】 図1
Description
この発明は、各種産業機械や、自動車、ロボットの関節部等に用いられる絶対角度検出回転センサ付軸受に関する。
従来、回転軸の回転角度における、絶対角度を検出する手段として、鋳物製のハウジング内に、回転軸と、この回転軸を支持する2個のラジアル軸受と、軸の端面に構成される摺動式のポテンショメータとを設けたものがある(特許文献1)。
一般的な絶対角度検出手段としては、レゾルバタイプの絶対角度検出センサがある。これは、回転軸を支持する軸受と一体化することが可能である。
実開平7−20504号公報
一般的な絶対角度検出手段としては、レゾルバタイプの絶対角度検出センサがある。これは、回転軸を支持する軸受と一体化することが可能である。
特許文献1に示されるものは、鋳物製のハウジング内に軸受支持部材とポテンショメータが構成されるので、汎用性に欠ける。また、回転検出センサの軸を機器の回転軸に固定する場合、カップリングなどを介して回転軸に連結しなければならないので、検出精度が劣化するという問題点がある。また、ポテンショメータでは接触検出となるため、使用に伴って摩耗が生じ、信頼性が低下する問題がある。
レゾルバタイプでは、コイルを巻回した固定子および回転子が構成部品として必要であり、コンパクトにできず、またコスト増になるという問題点がある。
レゾルバタイプでは、コイルを巻回した固定子および回転子が構成部品として必要であり、コンパクトにできず、またコスト増になるという問題点がある。
この発明の目的は、簡単な構造で、コンパクトに構成でき、非接触による絶対角度の検出が可能で、低コスト化、信頼性の向上が図れる絶対角度検出回転センサ付軸受を提供することである。
この発明の絶対角度検出回転センサ付軸受は、回転側軌道輪、固定側軌道輪、および両軌道輪間に介在した複数の転動体を有する転がり軸受と、前記回転側軌道輪に同心に取付けられた環状の磁気エンコーダと、前記固定側軌道輪に取付けられて前記磁気エンコーダの磁気を検出する磁気センサとを有し、前記磁気エンコーダと磁気センサとで回転側軌道輪の絶対角度を検出する回転センサを構成した回転センサ付軸受において、前記磁気センサの検出する磁界の強さが、前記磁気エンコーダの1周にわたり同じ方向へ連続的に変化するものとしたことを特徴とする。
この構成によると、磁気センサの検出する磁界の強さが、磁気エンコーダの一周にわたり同じ方向へ連続的に変化するため、検出信号の波形が、1回転を1周期とする鋸波のようになり、絶対角度の検出が可能になる。また、磁気エンコーダと磁気センサとで回転センサが構成されるため、ポテンショメータと異なり、非接触で回転検出でき、またレゾルバのような巻線が必要なセンサに比べて、構造が簡単でコンパクトに構成でき、かつ低コストで生産できる。磁気エンコーダおよび磁気センサは、それぞれ転がり軸受の回転側軌道輪および固定側軌道輪に取付けるため、この軸受で支持される回転軸の回転角度が検出できて、カップリング等で回転軸と連結する必要がない。そのため、この点からも構造が簡単であり、また連結部による誤差の発生がなく、信頼性の高い角度検出が行える。
この構成によると、磁気センサの検出する磁界の強さが、磁気エンコーダの一周にわたり同じ方向へ連続的に変化するため、検出信号の波形が、1回転を1周期とする鋸波のようになり、絶対角度の検出が可能になる。また、磁気エンコーダと磁気センサとで回転センサが構成されるため、ポテンショメータと異なり、非接触で回転検出でき、またレゾルバのような巻線が必要なセンサに比べて、構造が簡単でコンパクトに構成でき、かつ低コストで生産できる。磁気エンコーダおよび磁気センサは、それぞれ転がり軸受の回転側軌道輪および固定側軌道輪に取付けるため、この軸受で支持される回転軸の回転角度が検出できて、カップリング等で回転軸と連結する必要がない。そのため、この点からも構造が簡単であり、また連結部による誤差の発生がなく、信頼性の高い角度検出が行える。
磁気センサの検出する磁界の強さを、磁気エンコーダの1周にわたり同じ方向へ連続的に変化させる構成としては、次の各種の構成が採用できる。
例えば、磁気エンコーダの磁石の厚さが、1周にわたり連続的に変化するものとしても良い。この構成の場合、磁気エンコーダの発生する磁界の強さが1周にわたり連続的に変化することから、磁気エンコーダの表面から一定距離だけ離れた磁気センサの検出する磁界の強さが、磁気エンコーダの一周にわたり連続的に変化する。
例えば、磁気エンコーダの磁石の厚さが、1周にわたり連続的に変化するものとしても良い。この構成の場合、磁気エンコーダの発生する磁界の強さが1周にわたり連続的に変化することから、磁気エンコーダの表面から一定距離だけ離れた磁気センサの検出する磁界の強さが、磁気エンコーダの一周にわたり連続的に変化する。
また、磁気エンコーダの残留磁気が1周にわたり連続的に変化するものとしても良い。この場合も、磁気エンコーダの発生する磁界の強さが1周にわたり連続的に変化し、磁気エンコーダの表面から一定距離だけ離れた磁気センサの検出する磁界の強さが、磁気エンコーダの一周にわたり連続的に変化する。
また、磁気エンコーダの磁気センサと対向する面の出入りによって、磁気センサとのセンサギャップが、1周にわたり連続的に変化するものとしても良い。この構成の場合、磁気エンコーダの発生する磁界の強さが全周に一定であっても、センサギャップの変化により、磁気センサの検出する磁界の強さが、磁気エンコーダの一周にわたり連続的に変化する。
この発明において、前記磁気エンコーダの磁極を、1周で単一の磁極としても良い。磁気エンコーダは、1周の間で磁極がN極からS極、あるいはN極からS極に変化するものとしても良いが、単一の磁極とすることで、磁気センサの検出する信号から絶対角度を得る処理が容易となる。
この発明の絶対角度検出回転センサ付軸受は、回転側軌道輪、固定側軌道輪、および両軌道輪間に介在した複数の転動体を有する転がり軸受と、前記回転側軌道輪に同心に取付けられた環状の磁気エンコーダと、前記固定側軌道輪に取付けられて前記磁気エンコーダの磁気を検出する磁気センサとを有し、前記磁気エンコーダと磁気センサとで回転側軌道輪の絶対角度を検出する回転センサを構成した回転センサ付軸受において、前記磁気センサの検出する磁界の強さが、前記磁気エンコーダの1周にわたり連続的に変化するものとしたため、簡単な構造で、コンパクトに構成でき、また非接触による絶対角度の検出が可能で、低コスト化、信頼性の向上が図れる。
この発明の第1の実施形態を図1および図2と共に説明する。この絶対角度検出回転センサ付軸受は、内輪2と外輪3の間に複数の転動体4を介在させた転がり軸受1と、この転がり軸受1の一端部に設けられた回転センサ7とからなる。ここでは、内輪2が回転側軌道輪、外輪3が固定側軌道輪とされる。回転センサ7は、磁気エンコーダ8と、この磁気エンコーダ8の磁気を検出する磁気センサ9とからなり、磁気エンコーダ8は回転側軌道輪である内輪2に取付けられる。磁気センサ9は固定側軌道輪である外輪3に取付けられる。
磁気エンコーダ8は、リング状の芯金8aの外径面に一周にわたり磁石8bを設けてなり、芯金8aは磁石8bから一側方へ突出している。磁気エンコーダ8は、芯金8aの側方突出部分を内輪2の一端部の外径面に圧入嵌合させることにより、内輪2に同心に取付けられる。
リング状の芯金8aは、その外径寸法が図1(B)のように一周に渡り一定の変化率で連続的に変化する形状とされ、外周面は単周の渦巻き状の断面形状となっている。この芯金8aの外周面に設けられる磁石8bは、その外径寸法が一周にわたり同一とされ、芯金8aの外径の変化に沿った磁石8bの内径の変化により、磁石8bの厚さが一周にわたり連続的に変化するように形成されている。
リング状の芯金8aは、その外径寸法が図1(B)のように一周に渡り一定の変化率で連続的に変化する形状とされ、外周面は単周の渦巻き状の断面形状となっている。この芯金8aの外周面に設けられる磁石8bは、その外径寸法が一周にわたり同一とされ、芯金8aの外径の変化に沿った磁石8bの内径の変化により、磁石8bの厚さが一周にわたり連続的に変化するように形成されている。
磁石8bは、この例では芯金8aの外径面に磁性ゴムを加硫接着し、その磁性ゴムの内径側および外径側が一周にわたり単一の磁極となるように着磁して構成される。図1(B)では、外径側がN磁極、内径側がS磁極となるように着磁される。
固定側軌道輪である外輪3に取付けられる磁気センサ9は、例えばホール素子などからなり、基板10と共に樹脂製センサハウジング11内に挿入された状態でモールド樹脂12によりモールドされる。このセンサハウジング11は、金属製外環13の内周部に取付けられ、金属製外環13を介して外輪3に取付けられる。これにより、磁気センサ9と磁気エンコーダ8とはラジアル方向に対向配置される。前記基板10は磁気センサ9を実装するものであって、この基板10を通して外部の信号受信機(図示せず)との間で電力やセンサ信号の授受が行われる。
前記転がり軸受1は深溝玉軸受からなり、内輪2の外径面および外輪3の内径面にはそれぞれ転動体4の軌道面2a,3aが形成されている。転動体4は保持器5で保持されている。内輪2と外輪3の間の環状空間は、回転センサ7の設置側とは反対側の端部がシール部材6で密封されている。
この構成の絶対角度検出回転センサ付軸受によると、磁気エンコーダ8の厚みが1周に渡り連続的に変化する。そのため、磁気エンコーダ8の発生する磁界の強さが1周にわたり連続的に変化し、磁気エンコーダ8の外周面から一定距離離れた磁気センサ9の検出する磁界の強さが、磁気エンコーダ8の一周にわたり連続的に変化する。
図2は、内輪2の回転に伴って磁気センサ9の出力する検出信号の波形図を示す。磁気センサ9の検出する磁界の強さが、磁気エンコーダ8の一周にわたり連続的に変化するため、検出信号の波形図は1回転を1周期とする鋸波となる。回転角度とセンサ出力電圧の関係はリニアとなる。これにより、磁気センサ9の検出信号から内輪2の回転の絶対角度を知ることができる。
また、回転センサ7は磁気エンコーダ8と磁気センサ9とで構成されるため、ポテンショメータと異なり、非接触で回転検出でき、またレゾルバのような巻線が必要なセンサに比べて、構造が簡単でコンパクトに構成でき、かつ低コストで生産できる。磁気エンコーダ8および磁気センサ9は、それぞれ転がり軸受1の内輪2および外輪3に取付けるため、この軸受1で支持される回転軸(図示せず)の回転角度が検出できて、カップリング等で回転軸と連結する必要がない。そのため、この点からも構造が簡単であり、また連結部による誤差の発生がなく、信頼性の高い角度検出が行える。
図2は、内輪2の回転に伴って磁気センサ9の出力する検出信号の波形図を示す。磁気センサ9の検出する磁界の強さが、磁気エンコーダ8の一周にわたり連続的に変化するため、検出信号の波形図は1回転を1周期とする鋸波となる。回転角度とセンサ出力電圧の関係はリニアとなる。これにより、磁気センサ9の検出信号から内輪2の回転の絶対角度を知ることができる。
また、回転センサ7は磁気エンコーダ8と磁気センサ9とで構成されるため、ポテンショメータと異なり、非接触で回転検出でき、またレゾルバのような巻線が必要なセンサに比べて、構造が簡単でコンパクトに構成でき、かつ低コストで生産できる。磁気エンコーダ8および磁気センサ9は、それぞれ転がり軸受1の内輪2および外輪3に取付けるため、この軸受1で支持される回転軸(図示せず)の回転角度が検出できて、カップリング等で回転軸と連結する必要がない。そのため、この点からも構造が簡単であり、また連結部による誤差の発生がなく、信頼性の高い角度検出が行える。
図3は、この発明の他の実施形態を示す。この実施形態の絶対角度検出回転センサ付軸受は、図1および図2に示す第1の実施形態において、磁気エンコーダ8の芯金8aの外径寸法、およびこの芯金8aの外径面に設けられる磁石8bの外径寸法を一周にわたり同一とすることで磁石8bの厚さを一周にわたり均一とし、かつ磁石8bの残留磁気が一周にわたり一定の変化率で連続的に変化するものとしている。具体的には、磁気エンコーダ8の芯金8aの外径寸法、およびこの芯金8aの外径面に加硫接着される磁性ゴムの外径寸法を一周にわたり同一とすることで磁性ゴムの厚さを一周にわたり均一とし、この磁性ゴムを着磁して磁石8bとするときに、磁化のための電流を一周にわたり連続的に変化させて磁化させたものである。その他の構成は第1の実施形態と同様である。
この実施形態の絶対角度検出回転センサ付軸受の場合も、磁気エンコーダ8の発生する磁界の強さが1周にわたり連続的に変化するため、磁気センサ9の検出する磁界の強さが磁気エンコーダ8の一周にわたり連続的に変化し、回転角度とセンサ出力電圧の関係がリニアとなって磁気センサ9の検出信号から内輪2の回転の絶対角度を知ることができる。これにより、絶対角度検出回転センサ付軸受をコンパクトかつ低コストで構成でき、非接触による信頼性の高い絶対角度検出が可能となる。
図4は、この発明のさらに他の実施形態を示す。この実施形態の絶対角度検出回転センサ付軸受は、図1および図2に示す第1の実施形態において、磁気エンコーダ8の芯金8aの外径寸法を一周にわたり同一とすると共に、この芯金8aの外径面に設けられる磁石8bの外径寸法を一周にわたり連続的に変化させることで、磁石8bの厚さが一周にわたり連続的に変化するものとしている。これにより、磁気エンコーダ8の磁気センサ9と対向する面である外周面の出入りによって、磁気センサ9とのセンサギャップも、1周にわたり連続的に変化する。
具体的には、一周にわたり同一の外径寸法とした芯金8aの外径面に、一周にわたり連続的に外径寸法が変化する磁性ゴムを加硫接着することで磁性ゴムの厚さを一周にわたり連続的に変化させ、この磁性ゴムを着磁して磁石8bとしたものである。その他の構成は第1の実施形態と同様である。
具体的には、一周にわたり同一の外径寸法とした芯金8aの外径面に、一周にわたり連続的に外径寸法が変化する磁性ゴムを加硫接着することで磁性ゴムの厚さを一周にわたり連続的に変化させ、この磁性ゴムを着磁して磁石8bとしたものである。その他の構成は第1の実施形態と同様である。
この実施形態の絶対角度検出回転センサ付軸受の場合、第1の実施形態の場合と同様に磁気エンコーダ8における磁石8bの厚さが一周にわたり連続的に変化すること、およびセンサギャップが一周にわたり連続的に変化することから、磁気センサ9の検出する磁界の強さが、磁気エンコーダ8の一周にわたり連続的に変化する。これにより、回転角度とセンサ出力電圧の関係がリニアとなり、磁気センサ9の検出信号から内輪2の回転の絶対角度を知ることができる。したがって、絶対角度検出回転センサ付軸受をコンパクトかつ低コストで構成でき、非接触による信頼性の高い絶対角度検出が可能となる。特に、この実施形態では、磁石8bの厚さの変化に加えて、磁石8aと磁気センサ9との間のセンサギャップも内輪2が1回転する間に連続的に変化することから、磁気センサ9の検出信号の一周における変化が、先の各実施形態の場合に比べてより大きくなるので、さらに信頼性の高い絶対角度検出が可能となる。
図5は、この発明のさらに他の実施形態を示す。この実施形態の絶対角度検出回転センサ付軸受は、図1および図2に示す第1の実施形態において、磁気エンコーダ8の芯金8aの外径寸法を一周にわたり連続的に変化させると共に、その外径面に設ける磁石8bの厚さを一周にわたり均一としている。これにより、磁気エンコーダ8の磁気センサ9と対向する面である外周面の出入りによって、磁気センサ9とのセンサギャップが1周にわたり連続的に変化するものとしている。具体的には、一周にわたり連続的に外径寸法が変化する芯金8aの外径面に、一周にわたり均一の厚さとした磁性ゴムを加硫接着し、この磁性ゴムを着磁して磁石8bとしたものである。その他の構成は第1の実施形態と同様である。
この実施形態の絶対角度検出回転センサ付軸受では、磁気エンコーダ8における磁石8bの厚さを一周にわたり均一としているので、その発生する磁界の強さは一周にわたり同一である。しかし、この実施形態では、内輪2が1回転する間に、磁石8aと磁気センサ9との間のセンサギャップが連続的に変化することから、磁気センサ9の検出する磁界の強さが、磁気エンコーダ8の一周にわたり連続的に変化する。これにより、回転角度とセンサ出力電圧の関係がリニアとなり、磁気センサ9の検出信号から内輪2の回転の絶対角度を知ることができる。したがって、絶対角度検出回転センサ付軸受をコンパクトかつ低コストで構成でき、非接触による信頼性の高い絶対角度検出が可能となる。
なお、上記各実施形態では、回転センサ7を構成する磁気エンコーダ8と磁気センサ9とがラジアル方向に対向する構成例について示したが、磁気エンコーダ8と磁気センサ9とがアキシアル方向に対向するものであっても、上記と同様の作用効果を得ることができる。また軸受1は、内輪2が固定側軌道輪、外輪3が回転側軌道輪であっても良い。磁気エンコーダ8は、ゴム磁石に限らず、プラスチック磁石や焼結磁石であっても良い。
1…転がり軸受
2…内輪(回転側軌道輪)
3…外輪(固定側軌道輪)
4…転動体
7…回転センサ
8…磁気エンコーダ
8a…芯金
8b…磁石
9…磁気センサ
2…内輪(回転側軌道輪)
3…外輪(固定側軌道輪)
4…転動体
7…回転センサ
8…磁気エンコーダ
8a…芯金
8b…磁石
9…磁気センサ
Claims (5)
- 回転側軌道輪、固定側軌道輪、および両軌道輪間に介在した複数の転動体を有する転がり軸受と、前記回転側軌道輪に同心に取付けられた環状の磁気エンコーダと、前記固定側軌道輪に取付けられて前記磁気エンコーダの磁気を検出する磁気センサとを有し、前記磁気エンコーダと磁気センサとで回転側軌道輪の絶対角度を検出する回転センサを構成した回転センサ付軸受において、
前記磁気センサの検出する磁界の強さが、前記磁気エンコーダの1周にわたり同じ方向へ連続的に変化するものとしたことを特徴とする絶対角度検出回転センサ付軸受。 - 請求項1において、前記磁気エンコーダの磁石の厚さが、1周にわたり連続的に変化するものとした絶対角度検出回転センサ付軸受。
- 請求項1において、前記磁気エンコーダの残留磁気が、1周にわたり連続的に変化するものとした絶対角度検出回転センサ付軸受。
- 請求項1において、前記磁気エンコーダの前記磁気センサと対向する面の出入りによって、磁気センサとのセンサギャップが、1周にわたり連続的に変化するものとした絶対角度検出回転センサ付軸受。
- 請求項1ないし請求項4のいずれか1項において、前記磁気エンコーダの磁極を、1周で単一の磁極とした絶対角度検出回転センサ付軸受。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005143705A JP2006322474A (ja) | 2005-05-17 | 2005-05-17 | 絶対角度検出回転センサ付軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005143705A JP2006322474A (ja) | 2005-05-17 | 2005-05-17 | 絶対角度検出回転センサ付軸受 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006322474A true JP2006322474A (ja) | 2006-11-30 |
Family
ID=37542315
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005143705A Pending JP2006322474A (ja) | 2005-05-17 | 2005-05-17 | 絶対角度検出回転センサ付軸受 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006322474A (ja) |
-
2005
- 2005-05-17 JP JP2005143705A patent/JP2006322474A/ja active Pending
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