JP2006321476A - タイヤをリムに容易に取り付ける改良型工具 - Google Patents
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Abstract
【課題】
簡単で論理的な方法において、先行技術の欠点を解消した、リムにタイヤを装着する工具を提供することにある。
【解決手段】
リムのビード止め端部の下のリム自体の溝の内側にタイヤのビード部を容易に挿入させるのに適していて、固定顎部と可動顎部とを備えた本体を有し、該本体をリムの端部にロックするために可動顎部を固定顎部に近づけさせるために作動手段が作動的に接続される、リムにタイヤを装着する工具において、タイヤの側壁部に止めるようにされた基部が該本体に組み合わされ、該基部が、リムのビード止め端部の内側にタイヤのビード部を容易に挿入させるためリムの軸線方向に振動できるように該本体に固定して接続される。
【選択図】図1
簡単で論理的な方法において、先行技術の欠点を解消した、リムにタイヤを装着する工具を提供することにある。
【解決手段】
リムのビード止め端部の下のリム自体の溝の内側にタイヤのビード部を容易に挿入させるのに適していて、固定顎部と可動顎部とを備えた本体を有し、該本体をリムの端部にロックするために可動顎部を固定顎部に近づけさせるために作動手段が作動的に接続される、リムにタイヤを装着する工具において、タイヤの側壁部に止めるようにされた基部が該本体に組み合わされ、該基部が、リムのビード止め端部の内側にタイヤのビード部を容易に挿入させるためリムの軸線方向に振動できるように該本体に固定して接続される。
【選択図】図1
Description
本発明は、タイヤをリムに取り付ける操作において使用される工具に関する。
タイヤをリムに取付けるには、タイヤのビード部を、リムの溝におけるビード止め端部の下に取り込むことが予測できる。かかる操作は、それ自体が公知のタイヤ取り外し装置によって実施され、かかる公知のタイヤ取り外し装置では、リムの適当な座部にビードを挿入するために、リムを回転させながらタイヤの側壁部又はビードを押圧する機能を持った工具が設けられている。
かかる操作を容易にするための公知の工具としては、同じ出願人の実用新案第RE2002U000004号のイタリア特許出願に記載され図示されている。
要約すると、この工具は、基部(即ち固定顎部)及び可動顎部を備える本体を有
し、該本体をリムの端部にロックするために可動顎部を固定顎部に近づけさせ、両
者の間にリムの端部を抑えるために作動手段が作動的に接続される。この工具がリ
ムの端部に固定された時、リムの中央部の溝の内側において車輪が回転する間に、
その基部の下側表面はタイヤの側壁部を押し、タイヤのビード部をリムの端部から
引き離し、半径方向に滑らせることを可能にする。この工具の表面は、その滑りを
促進させるように形成されている。
し、該本体をリムの端部にロックするために可動顎部を固定顎部に近づけさせ、両
者の間にリムの端部を抑えるために作動手段が作動的に接続される。この工具がリ
ムの端部に固定された時、リムの中央部の溝の内側において車輪が回転する間に、
その基部の下側表面はタイヤの側壁部を押し、タイヤのビード部をリムの端部から
引き離し、半径方向に滑らせることを可能にする。この工具の表面は、その滑りを
促進させるように形成されている。
かかる上述の工具は、非常に硬くて大型のタイヤを装着するために使われる時でさえも、その機能が完璧になされるが、タイヤが低圧の状況下においても、車両を走行できるタイプのタイヤである、ランフラットタイヤ等を取り付ける場合においても、非常に効果的であるとは証明されていない。
上述の装置を使って、これらのようなタイプのタイヤを取り付ける間に、例え装置の基部が潤滑されなくても、タイヤの側壁部は該装置の基部に対して滑らず、従ってタイヤのビード部はリムの溝に向けて容易に方向付けされないことが解ってきた。
これは、主にこのようなタイプのタイヤの持つ本質に拠るのであって、側壁部においては、隆起したバンドがリムの端部上に置かれ、該バンドは該工具の外形において邪魔になり、タイヤの側壁部の半径方向にスライドすることを阻害している。
これらは、タイヤを取り付けるにあたっての問題と、その構造における望ましくない弱体化を引き起こすタイヤのカーカス部における多大な張力の発生という両方を意味している。
本発明のかかる目的は、簡単で論理的な方法において、先行技術の欠点を解消することにある。
本発明は、かかる目的を達成するために、リムのビード止め端部の下のリム自体の溝の内側にタイヤのビード部を容易に挿入させるのに適していて、固定顎部と可動顎部とを備えた本体を有し、本体をリムの端部にロックするために可動顎部を固定顎部に近づけさせるために作動手段が作動的に接続される、リムにタイヤを装着する工具において、タイヤの側壁部に止めるようにされた基部が本体に組み合わされ、基部が、リムのビード止め端部の内側にタイヤのビード部を容易に挿入させるためリムの軸線方向に振動できるように本体に固定して接続されることを特徴としている。
有利には、タイヤの実装中に、基部が、工具をリムにロックする顎部に対して振動させることができることにより、カーカス部が過剰でかつ望ましくない張力を受けさせられることを避けられる。実際、タイヤの実装中、工具の基部は、リムの軸線方向に向けて振動し、ビード部をリムの溝にスライドさせることを容易にし、かつタイヤのカーカス部における望ましくない張力の発生が避けられる。
本発明の別の特徴は、特許請求の範囲に概説の通りである。
本発明の構造的なまたは機能的な特徴を具体的に明らかにするために、以下、限定されない例として好ましい実施形態を記載し、また図面に例示する。
図面は、ランフラットタイプのタイヤ2が部分的にリム1に挟まった状態を示している。
リム1は、図示されていないタイヤ取り外し機械の標準的な装置3によって支持されロックされている。
本発明の実施形態に使われている支持体3は、前述の同一出願人によるイタリア工業発明特許出願第RE2000A000051号に記載されているので、ここでは省略する。
リム1のビード止め端部100に固定されている適切な工具4は、リム自体の溝に向けて方向付けすることによって、リム1のビード止め端部100の内側に、タイヤ2のビード部200の挿入を更に容易にする機能を有している。
図2、図3、図4に示す通り、工具4は、成形加工された構成要素7によって相互に接合された2つの独立したプレート6を備える外部本体5から構成されている。それぞれのプレート6の下には、歯8がそれぞれ備えられ、片持ち梁で固定され、プレート6の前に突き出ている。2つの歯8は、固定された顎部を形成し、工具4が提供されている。
プレート6の間において、第二の本体9は、2つのプレート6から突き出ていて、固定顎部を構成する2つの歯8から離れたりまたは向かったりあるいはその何れか一方をもたらすことに適している可動顎部10を画定する正面の部分を受けている。
第二の本体9は、ピン11によって、プレートに対して回転することができるように、固くプレート6に接続されている。
図6を参照にして、その後部において、本体9は、第二のピン12を受けるフォーク90を備え、作動手段13は外部本体5に関して本体9の回転を許すよう取り付けられている、ネジ山を切られた中央の孔120を備えている。
該作動手段13は、2つのプレート6を接合する構成要素7の1つの孔70に、溝を付けられている1つのネジ130が入り、そして巧みな動きをするハンドル131を有する上部自由端部とを繋ぐ仕組みになっている。該ネジ130の下側の端部は、ネジ山を切られていて、該ピン12のマッチングするようにネジ山を切られた孔120と、ネジ止めされている。
また、本体9は、上部にむけて開かれて、凸部の底と構成要素7の下側表面の間に、圧縮されたばね15を受けている凸部91を備える。ばね15の機能は、ネジ130のネジ山に対して、ピン12の孔120のネジ山との接触を常に保つことである。ばね15は、構成要素7のネジ山を切られた孔に、ネジ止めされるグレイン16と、該ばね自体の螺旋の間に、グレイン16の下側の端部が入る仕組みで常に正確な位置に固定されている。
図4及び図6を参照にして、該本体9は、ピン11のところにシャフト17を受けているスルーの開口部92を備える。特に、シャフト17は、ローラー18のケージの介在によって、ピン11に溝を付けられている円筒形の上部部分170を有する。
基部において、シャフト17は、一方では、基部19がネジ止めされている、ネジ山を切られた部分171を備える。
基部は、プレートの下に配置された円板状の下側の部分190と、シャフト17にネジ止めされているネジ山を切られた上部バンド191を備える。
基部19は、シャフト17にネジ止めされていることにより、その位置決め、及び、基部19の円板状の部分190が、タイヤ2の側壁部に影響する力の強度を調整することが可能である。実際、かかる目的のために、シャフト17に基部19をネジ止めするか、あるいは、ネジを外すかだけで十分である。
シャフト17は、2つのリミットスイッチピン20及び21によって画定されている2つの両極端な位置の間を、振動することができる。工具4が使用されない時は、通常該シャフト17は、牽引ばね22の作用でピン20のところで静止される。そしてばねの一端部は、構成要素7にしっかりと接続されていて、ばねのもう一方の端部は、スプリットピン23(図4)によってシャフト17に固定されている。
本発明のかかる操作は、非常に簡単であり、実際、オペレーターが、図4に示されるように、基部19が静止位置であることに注意しながら、工具4をリム1のビード止め端部100にロックするだけで十分である。
従って、リム1は、タイヤ取り外し装置の作動と同時に、タイヤ2の側壁部を圧迫するように注意して該工具を作動させることによって、回転させることができる。リム1の回転中において、シャフト17がピン20で停止している初期の静止位置から、シャフト17がピン21で停止する前進位置まで、基部19はリムの軸方向に振動する。かかる振動は、リムの回転中において段階的であって、タイヤ2のビード部を、リム1のビード止め端部100の方向に、方向付けされることを容易にし、端部100自体の下側及びリムの溝の内側に挿入されることを可能にする。
1:リム
2:タイヤ
3:装置
4:工具
5:本体
6:プレート
7:構成要素
8:歯
9:第二の本体
10:顎部
11:ピン
12:ピン
13:作動手段
15:ばね
16:グレイン
17:シャフト
18:ローラー
19:基部
20:ピン
21:ピン
22:牽引ばね
23:スプリットピン
70:孔
90
91:凸部
92
100:ビード止め端部
120:中央部の孔
130:ネジ
131:ハンドル
170:円筒形の上部部分
171:ネジ山を切られた部分
190:円板状の部分
191:ネジ山を切られた上部バンド部分
200:ビード部
2:タイヤ
3:装置
4:工具
5:本体
6:プレート
7:構成要素
8:歯
9:第二の本体
10:顎部
11:ピン
12:ピン
13:作動手段
15:ばね
16:グレイン
17:シャフト
18:ローラー
19:基部
20:ピン
21:ピン
22:牽引ばね
23:スプリットピン
70:孔
90
91:凸部
92
100:ビード止め端部
120:中央部の孔
130:ネジ
131:ハンドル
170:円筒形の上部部分
171:ネジ山を切られた部分
190:円板状の部分
191:ネジ山を切られた上部バンド部分
200:ビード部
Claims (7)
- リムのビード止め端部の下のリム自体の溝の内側にタイヤのビード部を容易に挿入させるのに適していて、固定顎部と可動顎部とを備えた本体を有し、該本体をリムの端部にロックするために可動顎部を固定顎部に近づけさせるために作動手段が作動的に接続される、リムにタイヤを装着する工具において、
タイヤの側壁部に止めるようにされた基部が該本体に組み合わされ、該基部が、リムのビード止め端部の内側にタイヤのビード部を容易に挿入させるためリムの軸線方向に振動できるように該本体に固定して接続されることを特徴とする工具。 - 該基部が円板状の下方部分を有することを特徴とする請求項1に記載の工具。
- 該基部が、該基部と該本体の下方端部との間の距離を調整できるようにする手段によって該本体と組み合わされることを特徴とする請求項1に記載の工具。
- 該基部が、ピンを入れる溝を設けた円筒形の部分と、該基部の組み合わされるネジ山を設けた部分とを有するシャフトによって該本体に組み合わされることを特徴とする請求項1に記載の工具。
- 該シャフトが、通常ばねによってリムの軸線から離れた1つの静止位置に保たれ、タイヤの挿入の間、該軸線に近づくよう動くことを特徴とする請求項1に記載の工具。
- 該可動顎部が、まわりで回転することができるピンによって該本体に組み合わされることを特徴とする請求項1に記載の工具。
- 該固定顎部が、相互に平行である2つの歯を備えることを特徴とする請求項1に記載の工具。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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IT000016U ITRE20050016U1 (it) | 2005-05-17 | 2005-05-17 | Attrezzo perfezionato per agevolare il montaggio del pneumatico sul cerchione |
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IT (1) | ITRE20050016U1 (ja) |
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