JP2006319606A - 通信制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ネットワークに接続されている通信端末の固有情報を適宜変更することにより、ネットワークセキュリティを向上できる通信制御システムを提供する。
【解決手段】ネットワーク1に接続された送受信部3と制御部4とを備えた複数の通信端末2を備え、送受信部3は、各々の通信端末2の固有情報が記憶される固有情報リスト5と、全ての通信端末2間で共有されるネットワーク固有値を記録するネットワーク固有値記録手段6と、固有情報リスト5とネットワーク固有値とに基づいて、固有情報リスト5を変換する固有情報変換手段7と、固有情報変換手段7のである変換固有情報が記憶される変換固有情報リスト8と、送信データに変換固有情報を付加する送信部9と、受信データに対して、変換固有情報リスト8と変換固有情報とが一致しているか否かの判定を行い、受信データの受信可否を決定する受信部12とを含むものである。
【選択図】図2

Description

この発明は、ネットワークに接続された情報通信端末による通信を制御する通信制御システムに関する。
従来の車載機器遠隔制御装置は、車両に設けられた送信要求手段、受信手段、制御手段、ランダムコード発生手段、およびデコード手段と、携帯機に設けられたエンコード手段とを有している。送信要求手段は、送信要求を指示する送信要求信号を送信する。携帯機は、送信要求信号を受信して自装置を特定するIDコードを含む返送信号を送出する。受信手段は、携帯機から送信される返送信号を受信する。ランダムコード発生手段は、送信要求毎にパターンの異なるランダムコードの信号を送信要求信号に含め送信する。エンコード手段は、受信した送信要求信号に含まれるランダムコードを用いてIDコードをエンコードして送信させる。デコード手段は、受信手段で受信した返送信号に含まれるコードを送信要求に用いたランダムコードでデコードして予め設定されているIDコードとの一致判定を行わせる。制御装置は、受信手段で受信した返送信号に含まれるIDコードが予め設定されているIDコードと一致したとき車載機器の動作制御を行っている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−336395号公報
従来の車載機器遠隔制御装置では、メッセージ受信通信端末から周期的に送信されるランダムコードを受信可能な通信端末は特に規定されておらず、任意のメッセージ送信通信端末によりランダムコードを受信することができる。そのため、メッセージ送信通信端末の固有情報は、ランダムコードを用いてエンコードされるが、メッセージ送信通信端末の固有情報が判別されれば、メッセージ送信通信端末を複製することができる。したがって、正規のメッセージ送信通信端末と、このメッセージ送信通信端末と同一の固有情報を持つ複製されたメッセージ送信通信端末とを交換した場合、通信端末が正規なものか複製されたものであるかにかかわらず、送信されたメッセージが受信されるという問題点があった。
この発明は、上記のような問題点を解決することを課題とするものであって、その目的は、ネットワークに接続されている通信端末に固有の値である固有情報を、ネットワークに接続された全ての通信端末間で共有される値であるネットワーク固有値を用いて適宜変更することにより、通信端末が不正に交換されることを防止し、ネットワークセキュリティを向上できる通信制御システムを提供することである。
この発明に係る通信制御システムは、ネットワークに接続された複数の通信端末を備え、複数の通信端末の各々は、他の通信端末との間でデータの送受信を行う送受信部と、送受信部の動作を制御する制御部とを備え、送受信部は、ネットワークに接続された各々の通信端末に固有の値である固有情報が記憶される固有情報リストと、ネットワークに接続された全ての通信端末間で共有される値であるネットワーク固有値を記録するネットワーク固有値記録手段と、固有情報リストとネットワーク固有値とに基づいて、固有情報リストを変換する固有情報変換手段と、固有情報変換手段の出力によって変換された通信端末に固有の値である変換固有情報が記憶される変換固有情報リストと、変換固有情報リストに基づいて、ネットワークへの送信データに変換固有情報を付加する送信手段と、ネットワークからの受信データに対して、変換固有情報リストと変換固有情報とが一致しているか否かの判定を行い、受信データの受信可否を決定する受信手段とを含むものである。
この発明の通信制御システムによれば、ネットワークに接続されている通信端末に固有の値である固有情報を、ネットワークに接続された全ての通信端末間で共有される値であるネットワーク固有値を用いて適宜変更することができるので、通信端末が不正に交換されることを防止し、ネットワークセキュリティを向上することができる。
以下、この発明の各実施の形態について図に基づいて説明するが、各図において同一、または相当する部材、部位については、同一符号を付して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る通信制御システムを示すブロック図である。
図1において、この通信制御システムは、ネットワーク1に接続された複数の通信端末2を備えている。
ここで、このネットワーク1は、自動車用のシリアルバスシステムであるCAN(Controller Area Network)であり、各々の通信端末2は、エンジンタイミング制御、トランスミッション制御、ブレーキ制御等のコントロールユニットである。
各々の通信端末2は、他の通信端末2との間でデータの送受信を行う送受信部3と、送受信部3の動作を制御する制御部4とを備えている。
送受信部3は、プログラムを格納した記憶部とCPUとを有するマイクロプロセッサ(図示せず)で構成されている。送受信部3を構成する各ブロックは、記憶部にソフトウェアとして記憶されている。
また、制御部4も、プログラムを格納した記憶部とCPUとを有するマイクロプロセッサ(図示せず)で構成されており、ネットワーク1に接続された通信端末2と交換され得る通信端末の固有情報を保有する交換リスト(図示せず)を有している。
送受信部3は、固有情報リスト5と、ネットワーク固有値記録手段6と、固有情報変換手段7と、変換固有情報リスト8と、送信部9(送信手段)と、フレーム生成部10(送信手段)と、一致判定部11(受信手段)と、受信部12(受信手段)とを含んでいる。
固有情報リスト5には、ネットワーク1に接続された各々の通信端末2に固有の値である固有情報が記憶される。ネットワーク固有値記録手段6には、ネットワーク1に接続された全ての通信端末2間で共有される値であるネットワーク固有値が記録される。固有情報変換手段7では、固有情報リスト5とネットワーク固有値とに基づいて、固有情報リスト5が変換される。変換固有情報リスト8には、固有情報変換手段7の出力によって変換された通信端末2に固有の値である変換固有情報が記憶される。
送信部9からは、ネットワーク1に送信する送信データが出力される。フレーム生成部10では、変換固有情報リスト8に基づいて、送信データに変換固有情報が付加される。一致判定部11では、ネットワーク1からの受信データに対して、変換固有情報リスト8と変換固有情報とが一致しているか否かの判定が行われ、受信データの受信可否が決定される。受信部12には、一致判定部11で受信可となった受信データが入力される。
ここで、固有情報は8bitのデータから構成され、データの送受信に関する通信設定情報のひとつである優先度は、固有情報が小さいほど高いものとする。固有情報リスト5と変換固有情報リスト8とは、固有情報の変換が一度も実行されていない状態では、それぞれ一定の値(固有情報リスト初期値、変換固有情報リスト初期値)によって初期化されている。
以下、図2のフローチャートを参照しながら、図1に示した通信制御システムの動作について説明する。なお、このフローチャートは、制御部4の動作として、制御部4の記憶部に記憶されている。
まず、車両のイグニッションスイッチをオンにすることにより、各通信端末2が起動される(ステップS21)。続いて、通信の開始が要求される(ステップS22)。
次に、各通信端末2の固有情報リスト5が初期値であるか否かが判定され(ステップS23)、固有情報リスト5が初期値である(すなわち、Yes)と判定された場合には、自通信端末2の固有情報が任意の通信端末2で受信可能に送信される(以下、「ブロードキャスト送信」と略称する)(ステップS24)。
続いて、他の通信端末2から同様にしてブロードキャスト送信された固有情報が各通信端末2に受信されることによって(ステップS25)、各通信端末2の固有情報リスト5が更新され(ステップS26)、変換固有情報リスト8が更新される(ステップS30)。
一方、ステップS23において、固有情報リスト5が初期値でない(すなわち、No)と判定された場合には、変換固有情報リスト8が初期値であるか否かが判定され(ステップS27)、変換固有情報リスト8が初期値である(すなわち、Yes)と判定された場合には、各通信端末2の固有情報リスト5が初期値され、ステップS23に戻る(ステップS28)。
一方、ステップS27において、変換固有情報リスト8が初期値でない(すなわち、No)と判定された場合には、ネットワーク固有値および固有情報リスト5に基づいて、ネットワーク1に接続された全ての通信端末2の固有情報が変換され、ネットワーク固有値が初期化される(ステップS29)。変換方法については、後述する。そして、この算出結果に基づいて、変換固有情報リスト8が更新される(ステップS30)。
続いて、変換固有情報リスト8を用いてデータが送受信される(ステップS31)。
ここで、変換固有情報リスト8を用いたデータの送受信について説明する。
制御部4から送受信部3にデータの送信が要求されると、送信部9からフレーム生成部10に送信データが出力される。フレーム生成部10では、変換固有情報リスト8から取り出された送信元の変換固有情報と送信元の変換固有情報とが送信データに付加された形(以下「フレーム」と略称する)となり、ネットワーク1に送信される。
また、ネットワーク1に送信されたフレームは、ネットワーク1に接続された全ての通信端末2で受信され、一致判定部11で、フレームに付加された送信元の変換固有情報が自通信端末2の変換固有情報リスト8に記載されているか否か、およびフレームに付加された送信先の変換固有情報が自通信端末2の変換固有情報と一致するか否かが判定され、何れも一致した場合には、フレーム中のデータが受信部12に受信される。また、何れかの判定において不一致が発生した場合には、フレームは破棄される。
次に、ネットワーク1に接続された全ての通信端末2に固有情報の変換の開始を要求する変換要求信号を送信するか、あるいはネットワーク1に接続された任意の通信端末2から変換要求信号が受信されているか否かが判定され(ステップS32)、変換要求信号を送信する、あるいは変換要求信号が受信されている(すなわち、Yes)と判定された場合には、後述する変換要求に基づいた処理が行われ(ステップS33)、固有情報変換が実行されたか否かが判定される(ステップS34)。
ステップS34において、固有情報が変換された(すなわち、Yes)と判定された場合には、ステップS30に移行する。
一方、ステップS34において、固有情報が変換されていない(すなわち、No)と判定された場合には、ステップS31に移行する。
一方、ステップS32において、変換要求信号を送信しない、あるいは変換要求信号が受信されていない(すなわち、No)と判定された場合には、ネットワーク1に接続された全ての通信端末2に、変換固有情報リスト8に基づくデータの送受信から、固有情報リスト5に基づくデータの送受信に切り替えるリセット信号を送信するか、あるいはネットワーク1に接続された任意の通信端末2からリセット信号が受信されているか否かが判定され(ステップS35)、リセット信号を送信する、あるいはリセット信号が受信されている(すなわち、Yes)と判定された場合には、後述する変換要求に基づいた処理が行われ(ステップS36)、リセット処理が実行されたか否かが判定される(ステップS37)。
ステップS37において、リセット処理が実行された(すなわち、Yes)と判定された場合には、ステップS23に移行する。
一方、ステップS37において、リセット処理が実行されていない(すなわち、No)と判定された場合には、ステップS38に移行する。
一方、ステップS35において、リセット信号を送信しない、あるいはリセット信号が受信されていない(すなわち、No)と判定された場合には、データ送受信終了か否かが判定され(ステップS38)、データ送受信終了ではない(すなわち、No)と判定された場合には、ステップS31に戻って、データの送受信が続行される。
一方、ステップS38において、データ送受信終了である(すなわち、Yes)と判定された場合には、固有情報リスト5と変換固有情報リスト8とが一致するか否かが判定され(ステップS39)、固有情報リスト5と変換固有情報リスト8とが一致する(すなわち、Yes)と判定された場合には、固有情報リスト5および変換固有情報リスト8が初期化され(ステップS40)、通信が終了されて(ステップS41)、図2の処理が終了する。
一方、ステップS39において、固有情報リスト5と変換固有情報リスト8とが一致しない(すなわち、No)と判定された場合には、現在の固有情報リスト5および変換固有情報リスト8が保存され(ステップS42)、ネットワーク固有値が保存され(ステップS43)、通信が終了されて(ステップS41)、図2の処理が終了する。
ここで、図2のフローチャートを参照しながら、図3に示した具体例を用いて、図1に示した通信制御システムの動作について詳細に説明する。
図3は、ネットワーク1に接続された3台の通信端末2A、2B、2Cの固有情報リスト5A、5B、5Cおよび変換固有情報リスト8A、8B、8Cの状態を示す遷移図である。なお、ここでは、各通信端末2A、2B、2Cの各ブロックを示す際に、それぞれの符号の後に「A、B、C」を付して説明する。
図3において、通信端末2A、2B、2Cのリスト状態のうち、上段は固有情報リスト5A、5B、5C、下段は変換固有情報リスト8A、8B、8Cを示している。固有情報リスト5A、5B、5Cの左端には各通信端末2A、2B、2Cの固有情報が保存され、変換固有情報リスト8A、8B、8Cの左端には、自通信端末2の変換固有情報が保存されている。各通信端末2A、2B、2Cの固有情報リスト5A、5B、5Cおよび変換固有情報リスト8A、8B、8Cは、初期状態において、それぞれ図3(a)に示す値で初期化されている。
まず、各通信端末2A、2B、2Cが起動され(ステップS21)、通信の開始が要求される(ステップS22)。
次に、各通信端末2A、2B、2Cの固有情報リスト5A、5B、5Cが初期値であるか否かが判定される(ステップS23)。ここでは、固有情報リスト5A、5B、5Cが初期値である(すなわち、Yes)ため、各通信端末2A、2B、2Cは各々の固有情報がブロードキャスト送信される(ステップS24)。
続いて、それぞれ他の通信端末2A、2B、2Cからブロードキャスト送信された固有情報が各通信端末2A、2B、2Cに受信されることによって(ステップS25)、各通信端末2A、2B、2Cの固有情報リスト5A、5B、5Cが更新される(ステップS26)。固有情報リスト5A、5B、5Cが更新された後のリスト状態を図3(b)に示す。
ステップS26において、固有情報リスト5A、5B、5Cの更新が完了すると、続いて、各通信端末2A、2B、2Cの固有情報リスト5A、5B、5Cが複製されて、変換固有情報リスト8A、8B、8Cが更新される(ステップS30)。変換固有情報リスト8A、8B、8Cが更新された後のリスト状態を図3(c)に示す。
続いて、変換固有情報リスト8A、8B、8Cに基づいてデータが送受信される(ステップS31)。なお、この段階では、変換固有情報リスト8A、8B、8Cは固有情報リスト5A、5B、5Cを複製したものであるため、データの送受信は固有情報リスト5A、5B、5Cに基づいて行われる。
ステップS31の変換固有情報リスト8A、8B、8Cに基づいたデータの送受信は、例えば通信端末2Aから通信端末2Cにデータが送信される場合、以下のように行われる。
まず、制御部4Aから送受信部3Aにデータの送信が要求されると、送信部9Aからフレーム生成部10Aに送信データが出力される。フレーム生成部10Aでは、変換固有情報リスト8Aから取り出された送信元の変換固有情報と送信元の変換固有情報とが送信データに付加され、フレームとしてネットワーク1に送信される。
ネットワーク1に送信されたフレームは、通信端末2A、2B、2Cで受信され、一致判定部11A、11B、11Cで、フレームに付加された送信元の変換固有情報が自通信端末2の変換固有情報リスト8A、8B、8Cに記載されているか否か、およびフレームに付加された送信先の変換固有情報が自通信端末2の変換固有情報と一致するか否かが判定される。
ここで、通信端末2Aおよび通信端末2Bでは、フレームに付加された送信先である通信端末2Cの変換固有情報と、通信端末2Aおよび通信端末2Bの変換固有情報とが一致しないため、フレームは破棄される。
一方、通信端末2Cでは、送信元である通信端末2Aの変換固有情報が変換固有情報リスト8Cに記載され、送信先である通信端末2Cの変換固有情報が自通信端末2Cの変換固有情報と一致するため、データは受信部12Cに取り込まれる。
ステップS31で変換固有情報リスト8A、8B、8Cに基づいたデータの送受信が開始されると、ネットワーク1に接続された全て通信端末2A、2B、2Cは、ステップS32、ステップS35およびステップS38においてYesが選択されるまで、ステップS31の変換固有情報リスト8A、8B、8Cに基づいたデータの送受信が継続される。
なお、ステップS32およびステップS35においてYesが選択された場合については、後述する。
続いて、イグニッションのオフ等によってステップS38において、データ送受信終了である(すなわち、Yes)と判定された場合には、データの送受信を終了し、固有情報リスト5A、5B、5Cと変換固有情報リスト8A、8B、8Cとが一致するか否かが判定される(ステップS39)。
ここでは、固有情報リスト5A、5B、5Cと変換固有情報リスト8A、8B、8Cとが一致するため、各通信端末2の固有情報リスト5A、5B、5Cおよび変換固有情報リスト8A、8B、8Cが初期化され(ステップS40)、通信を終了して(ステップS41)、図2の処理が終了される。固有情報リスト5A、5B、5Cおよび変換固有情報リスト8A、8B、8Cが更新された後のリスト状態は、図3(a)に示す値となる。
また、再度通信を行う場合には、ステップS21から同様の処理が行われる。
次に、ステップS29に示した固有情報の変換方法について、図4を用いて説明する。
図4は、通信端末2の固有情報を変換する動作を示すフローチャートと、図3に示した通信端末2Bの各ステップにおけるビット値とを示す説明図である。
ここで、固有情報の変換は、変換開始直前の変換固有情報リスト8と1つ以上のネットワーク固有値とに基づいて、各通信端末2の固有情報変換手段7で実行される。ネットワーク固有値は、ネットワーク1に接続された通信端末2以外が認知しにくいランダム性の高い情報である。
各通信端末2の固有情報変換手段7は、ネットワーク1に接続された全ての通信端末2の固有情報を変換し、変換固有情報を算出する。そして、この変換固有情報を用いて変換固有情報リスト8を更新する。
まず、ネットワーク1に接続された全ての通信端末2間で共有される値であるネットワーク固有値が求められる(ステップS51)。求められたネットワーク固有値は、ネットワーク固有値記録手段6に記憶される。
次に、通信端末2の固有情報の持つ設定情報として、各通信端末2における固有情報の最上位ビット位置mが検出される(ステップS52)。
続いて、下位m−1ビット位置までのマスク用ビット列が生成され、マスク用ビット列とネットワーク固有値との論理積が演算され、変換用ビット列が算出される(ステップS53)。
次に、固有情報と変換用ビット列との排他的論理和を演算して、EORビット列が得られる(ステップS54)。
続いて、EORビット列の下位m−1ビットに対して巡回シフトが実行される(ステップS55)。巡回シフト値は、ネットワーク固有値を最上位ビット位置mで除算した余りkとし、巡回シフトのシフト方向は、最上位ビット位置mのビット値nにより、nが0であるときは右シフトとし、nが1であるときは左シフトとする。
次に、シフト後ビット値は、変換固有情報として保存される(ステップS56)。
ここで、図4に示した通信端末2Bの具体的なビット値を用いて、ステップS29に示した固有情報の変換方法について詳細に説明する。
図4において、ネットワーク固有値61は、車両の最高速度が記録された時間の秒を下位6bit(「000000(=0)」〜「111100(=60)」:0秒〜60秒)とし、変換開始直前のランプの点灯状態を上位2bit(「00」〜「10」:「00」はオフ、「01」はロービーム、「10」はハイビーム)とする8bitのデータとする。
まず、例えば車両の最高速度が記録された時間が35秒であり、変換開始直前のライトがロービームであったとして、ネットワーク固有値61「01100011(=99)」が得られる(ステップS51)。
続いて、通信端末2Bの固有情報62「00010111(=23)」より、固有情報62の最上位ビット位置m(1≦m≦8)が5であると検出される(ステップS52)。
次に、最上位ビット位置mが5であるので、4ビットまでのマスク用ビット列63「00001111(=15)」が生成され、このマスク用ビット列63とネットワーク固有値61との論理積を演算することにより、変換用ビット列64「00000011(=3)」が得られる(ステップS53)。
続いて、通信端末2Bの固有情報62と変換用ビット列64との排他的論理和が演算され、EORビット列65「00010100(=20)」が得られる(ステップS54)。
次に、ネットワーク固有値61が99であり、最上位ビット位置mが5であり、最上位ビット位置のビット値が0であるため、EORビット列65の下位4ビットを右方向に4ビット巡回シフトし、シフト後ビット値66「00010100(=20)」が得られる(ステップS55)。
続いて、シフト後ビット値66は、変換固有情報67「00010100(=20)」として保存される(ステップS56)。
上記のネットワーク固有値61を用いて、図3に示した各通信端末2A、2B、2Cの固有情報が変換された結果を図3(d)に示す。
上記のように、ネットワーク1に共有されるネットワーク固有値を用いて固有情報を変換することにより、知り得た固有情報に基づいて複製された通信端末から送信されたデータが、他の通信端末2に受信されることを防止することができる。
また、CANでは、各通信端末2のアドレスやメッセージIDといった固有情報62が送信時の優先度やネットワーク1内における役割等を示す通信設定情報として用いられるため、ランダムコードによって固有情報がエンコードされる従来の技術ではCANに用いることが困難であった。しかしながら、上記の固有情報の変換方法を用いることにより、通信設定情報を保持したまま、固有情報を変換することができる。
次に、ステップS32において、ネットワーク1に接続された全ての通信端末2に変換要求信号を送信すると判定された場合の、ステップS33に示した変換要求に基づく処理について、図5のフローチャートを用いて説明する。
図5は、変換要求信号を送信する通信端末2の動作を示すフローチャートである。
ネットワーク1内の任意の通信端末2は通信中に、ネットワーク1内の全ての通信端末2に対して、固有情報の変換を要求する変換要求信号を送信することができる。
まず、ネットワーク1に接続された全ての通信端末2に固有情報の変換を要求する変換要求信号を出力するとされた場合(ステップS71)、変換要求信号を送信することができるか否かが判定される(ステップS72)。
ステップS72において、変換要求信号が送信不可である(すなわち、No)と判定された場合には、ステップS72に戻り、送信可能になるまで待機される。
一方、ステップS72において、変換要求信号が送信可能である(すなわち、Yes)と判定された場合には、ネットワーク1に接続された全ての通信端末2に対して、固有情報の変換の開始を要求する変換要求信号が出力される(ステップS73)。
続いて、一定時間待機された後(ステップS74)、交換要求信号を受信した通信端末2からの拒絶メッセージが受信されているか否かが判定され(ステップS75)、拒絶メッセージが受信されていない(すなわち、No)と判定された場合には、図4に示した方法と同様の方法で、固有情報が変換され(ステップS76)、図5の処理が終了される。
一方、ステップS75において、拒絶メッセージが受信された(すなわち、Yes)と判定された場合には、交換要求信号を送信不可とする期間として拒絶メッセージに記述された拒絶期間が設定され(ステップS77)、その間の交換要求信号が送信不可とされ(ステップS78)、変換固有情報リスト8を用いたデータの送受信が継続される(ステップS79)。
次に、拒絶期間が経過したか否かが判定され(ステップS80)、拒絶期間が経過していない(すなわち、No)と判定された場合には、ステップS78に戻る。
一方、ステップS80において、拒絶期間が経過した(すなわち、Yes)と判定された場合には、変換要求信号が送信可能とされて(ステップS81)、図5の処理が終了される。
次に、ステップS32において、ネットワーク1に接続された任意の通信端末2から変換要求信号が受信されていると判定された場合の、ステップS33に示した変換要求信号に基づく処理について、図6のフローチャートを用いて説明する。
図6は、変換要求信号を受信する通信端末2の動作を示すフローチャートである。
まず、変換要求信号が受信されると(ステップS91)、変換要求信号を容認するか否かが判定される(ステップS92)。
ステップS92において、変換要求信号を容認する(すなわち、Yes)と判定された場合には、一定時間待機された後(ステップS93)、交換要求信号を受信した他の通信端末2からの拒絶メッセージが受信されているか否かが判定される(ステップS94)。
ステップS94において、拒絶メッセージが受信されていない(すなわち、No)と判定された場合には、図4に示した方法と同様の方法で、固有情報が変換されて(ステップS95)、図6の処理が終了される。
一方、ステップS92において、変換要求信号を容認しない(すなわち、No)と判定された場合には、ネットワーク1に接続された他の通信端末2に拒絶期間を設定した拒絶メッセージが送信され(ステップS96)、拒絶期間が設定される(ステップS97)。
また、ステップS94において、拒絶メッセージが受信された(すなわち、Yes)と判定された場合には、ステップS97に移行する。
次に、拒絶メッセージに基づいて、その間の交換要求信号が送信不可とされ(ステップS98)、変換固有情報リスト8を用いたデータの送受信が継続される(ステップS99)。
続いて、拒絶期間が経過したか否かが判定され(ステップS100)、拒絶期間が経過していない(すなわち、No)と判定された場合には、ステップS98に戻る。
一方、ステップS100において、拒絶期間が経過した(すなわち、Yes)と判定された場合には、変換要求信号が送信可能とされて(ステップS101)、図6の処理が終了される。
これに対して、通信開始時には、変換要求信号は送信されず、前回通信終了時に保存された固有情報リスト5および変換固有情報リスト8が初期値と一致するか否かが判定され(ステップS23、ステップS27)、何れも一致しない場合に固有情報が変換される(ステップS29)。
そのため、固有情報の変換が一度でも実行されると通信開始時の比較が一致しなくなるため、以降は通信開始時毎に固有情報の変換が自動的に行われる。
このとき、ネットワーク固有値は、前回値から異なる値となる。例えばネットワーク固有値が「00101010(=42)」の場合の、固有情報の変換結果を図3(e)に示す。
従来の技術では、通信端末2の固有情報の変換が送信要求毎に行われるため、データ送信時の処理が増加するという問題点があった。しかしながら、上記のように、初回の固有情報変換実行後は通信終了時に固有情報リスト5と変換固有情報リスト8を保存し、次回の通信開始時には変換固有情報リスト8が自動的に更新される。そのため、変換要求が行われた場合を除き、固有情報はデータ送受信前に自動的に変換され、データ送受信終了まで変換されないため、データ送信時の処理を低減することができる。
次に、ステップS35において、ネットワーク1に接続された全ての通信端末2にリセット信号を送信すると判定された場合の、ステップS36に示したリセット信号に基づく処理について、図7のフローチャートを用いて説明する。
図7は、リセット信号を送信する通信端末2の動作を示すフローチャートである。
まず、ネットワーク1に接続された全ての通信端末2に、変換固有情報リスト8に基づくデータの送受信から、固有情報リスト5に基づくデータの送受信に切り替えるリセット信号を出力するとされた場合(ステップS111)、固有情報リスト5と変換固有情報リスト8とが一致するか否かが判定される(ステップS112)。
ステップS112において、固有情報リスト5と変換固有情報リスト8とが一致する(すなわち、Yes)と判定された場合は、リセット信号がブロードキャスト送信され(ステップS113)、一定時間待機される(ステップS114)。
次に、リセット信号を受信した通信端末2からの拒絶メッセージが受信されているか否かが判定され(ステップS115)、拒絶メッセージが受信されていない(すなわち、No)と判定された場合には、固有情報リスト5および変換固有情報リスト8が初期化され(ステップS116)、図7の処理が終了される。
一方、ステップS115において、拒絶メッセージが受信された(すなわち、Yes)と判定された場合には、固有情報リスト5および変換固有情報リスト8が初期化されず(ステップS117)、図7の処理が終了される。
一方、ステップS112において、固有情報リスト5と変換固有情報リスト8とが一致しない(すなわち、No)と判定された場合には、変換固有情報リスト8を用いてリセット信号を送信するか否かが判定され(ステップS118)、変換固有情報リスト8を用いてリセット信号を送信しない(すなわち、No)と判定された場合には、ステップS113に移行する。
一方、ステップS118において、変換固有情報リスト8を用いてリセット信号を送信する(すなわち、Yes)と判定された場合には、変換固有情報リスト8に記載された通信端末2に向けてリセット信号が送信される(ステップS119)。
続いて、一定時間待機された後(ステップS120)、リセット信号を受信した通信端末2から送信され、リセット実行不可である場合にリセット保留を要求するリセット保留要求メッセージが受信されているか否かが判定され(ステップS121)、リセット保留要求メッセージが受信されていない(すなわち、No)と判定された場合には、固有情報リスト5および変換固有情報リスト8が初期化されて(ステップS122)、図7の処理が終了される。
一方、ステップS122において、リセット保留要求メッセージが受信された(すなわち、Yes)と判定された場合には、固有情報リスト5および変換固有情報リスト8が初期化されず(ステップS123)、図7の処理が終了される。
次に、ステップS35において、ネットワーク1に接続された任意の通信端末2からリセット信号が受信されていると判定された場合の、ステップS36に示したリセット信号に基づく処理について、図8のフローチャートを用いて説明する。
図8は、リセット信号を受信する通信端末2の動作を示すフローチャートである。
まず、リセット信号が受信されると(ステップS131)、固有情報リスト5と変換固有情報リスト8とが一致するか否かが判定される(ステップS132)。
ステップS132において、固有情報リスト5と変換固有情報リスト8とが一致する(すなわち、Yes)と判定された場合には、固有情報リスト5および変換固有情報リスト8が初期化されて(ステップS133)、図8の処理が終了される。
一方、ステップS132において、固有情報リスト5と変換固有情報リスト8とが一致しない(すなわち、No)と判定された場合には、リセット信号がブロードキャスト送信されたか否かが判定される(ステップS134)。
ステップS134において、リセット信号がブロードキャスト送信されていない(すなわち、No)と判定された場合には、リセット可能か否かが判定され(ステップS135)、リセット可能である(すなわち、Yes)と判定された場合には、一定時間待機される(ステップS136)。
続いて、リセット信号を受信した通信端末2からリセット保留要求メッセージが受信されているか否かが判定され(ステップS137)、リセット保留要求メッセージが受信されていない(すなわち、No)と判定された場合には、固有情報リスト5および変換固有情報リスト8が初期化されて(ステップS138)、図8の処理が終了される。
一方、ステップS135において、リセット可能でない(すなわち、No)と判定された場合には、リセット信号を送信した通信端末2およびリセット信号を受信した通信端末2に向けてリセット保留要求メッセージが送信され(ステップS139)、固有情報リスト5および変換固有情報リスト8が初期化されず(ステップS140)、図8の処理が終了される。
また、ステップS137において、リセット保留要求メッセージが受信された(すなわち、Yes)と判定された場合には、ステップS140に移行する。
一方、ステップS134において、リセット信号がブロードキャスト送信された(すなわち、Yes)と判定された場合には、リセット要求された通信端末2の固有情報が、交換リストに記載されているか否かが判定される(ステップS141)。
ステップS141において、通信端末2の固有情報が、交換リストに記載されていない(すなわち、No)と判定された場合には、一定時間待機された後(ステップS142)、変換固有情報リスト8を用いたデータ送受信によってリセット信号を受信したか否かが判定され、リセット信号を受信した(すなわち、Yes)と判定された場合には、ステップS135に移行する。
一方、ステップS143において、リセット信号を受信していない(すなわち、No)と判定された場合には、リセット信号を送信した通信端末2に拒絶メッセージが送信され(ステップS144)、固有情報リスト5および変換固有情報リスト8が初期化されず(ステップS145)、図8の処理が終了される。
一方、ステップS141において、通信端末2の固有情報が、交換リストに記載されている(すなわち、Yes)と判定された場合には、変換固有情報リスト8に記載された通信端末2に向けてリセット信号が送信される(ステップS146)。
続いて、一定時間待機された後(ステップS147)、リセット保留要求メッセージが受信されているか否かが判定され(ステップS148)、リセット保留要求メッセージが受信されていない(すなわち、No)と判定された場合には、固有情報リスト5および変換固有情報リスト8が初期化されて(ステップS149)、図8の処理が終了される。
一方、ステップS148において、リセット保留要求メッセージが受信された(すなわち、Yes)と判定された場合には、固有情報リスト5および変換固有情報リスト8が初期化されず(ステップS150)、図8の処理が終了される。
よって、任意の通信端末をネットワーク1に既存の通信端末2と交換する場合、一度も固有情報変換が実行されていないネットワーク1では、固有情報リスト5と変換固有情報リスト8とが一致するため、任意の通信端末はネットワーク1に参加することができる。
一方、一度でも固有情報変換が実行されたネットワーク1では、通信端末2からブロードキャストされたリセット信号の容認・拒絶がネットワーク1内の通信端末2によって判定される。
そのため、リセット信号が容認されると、交換される任意の通信端末を含めネットワーク1内の全ての通信端末2の固有情報リスト5、変換固有情報リスト8が初期化されるが、リセット信号が拒絶されると、交換、もしくは追加される通信端末は固有情報リスト5、変換固有情報リスト8を更新することができないため、ネットワーク1に参加することができない。
また、通信の状態にかかわらず、デコードされた情報が予め設定された固有情報と一致した場合のみメッセージを受信するため、機器の故障などにより固有情報のエンコードが不可能になった場合の通信を困難にするという問題点があったが、この発明によれば、リセット信号が拒絶されると、交換あるいは追加される通信端末2は固有情報リスト5、変換固有情報リスト8を更新することができないため、ネットワーク1に参加することができない。
従来の技術では、デコードされた情報が予め設定された固有情報と一致する場合にのみデータが受信されるため、機器の故障等によって固有情報のエンコードが不可能になった場合にデータの送受信が困難になるという問題点があった。しかしながら、上記のように、リセット信号によって変換固有情報リスト8を用いたデータの送受信から、固有情報リスト5を用いたデータの送受信に切り替えることができるので、機器の故障等によって固有情報が変換できない場合でも、データの送受信を行うことができる。
この発明の実施の形態1に係る通信制御システムによれば、変換固有情報リスト8の初期値を固有情報リスト5とし、変換直前の変換固有情報リスト8とネットワーク固有値によりメッセージの受信可否を決定する変換固有情報リスト8を更新し、変換固有情報リスト8に基づいて受信可否を決定する。
また、固有情報の変換が実行されるまでは、通信開始前にネットワーク1に接続されていた全ての通信端末2の送信データを受信することができるが、固有情報変換が実行されると、以降は変換直前の変換固有情報リスト8とネットワーク1に接続された通信端末2以外が認知し難いネットワーク固有値により変換固有情報リスト8が更新されるため、固有情報のみを知り得た通信端末2から送信されたフレームは受信されない。
そのため、ネットワークセキュリティを向上させることができる。
また、各通信端末2の変換固有情報の大小関係を固有情報の大小関係と同等にすることができるので、固有情報変換後も通信のプライオリティを保持することができる。
また、初回の固有情報変換実行後は通信終了時に固有情報リスト5と変換固有情報リスト8を保存し、次回の通信開始時には変換固有情報リスト8が自動的に更新される。変換要求が行われた場合を除き、固有情報は前記の通信開始直前に自動的に変換され、通信終了まで変換されないため、データ送信時の処理を低減することができる。
また、リセット信号によって変換固有情報リスト8を用いたデータの送受信から、固有情報リスト5を用いたデータの送受信に切り替えることができるので、機器の故障等によって固有情報が変換できない場合でも、データの送受信を行うことができる。
また、交換リストに基づいてリセット要求の容認、あるいは拒絶を決定することにより、交換リストに記載のない不当な通信端末のリセット要求を拒否することができる。
なお、上記実施の形態1では、送受信部3を構成する各ブロックは、記憶部にソフトウェアとして記憶されているとたが、勿論このものに限定されるものではなく、ハードウェアを用いて構成されていてもよい。
また、上記実施の形態1では、交換リストは制御部4が有しているとして説明したが、勿論このものに限定されるものではなく、送受信部3が有していてもよい。
この発明の実施の形態1に係る通信制御システムを示すブロック図である。 図1の通信制御システムの動作を示すフローチャートである。 図1のネットワークに接続された3台の通信端末の固有情報リストおよび変換固有情報リストの状態を示す遷移図である。 図3に示した通信端末の固有情報を変換する動作を示すフローチャートと各ステップにおけるネットワーク固有値、固有情報および変換固有情報のビット値とを示す説明図である。 図1の通信端末のうち、変換要求信号を送信する通信端末の動作を示すフローチャートである。 図1の通信端末のうち、変換要求信号を受信する通信端末の動作を示すフローチャートである。 図1の通信端末のうち、リセット信号を送信する通信端末の動作を示すフローチャートである。 図1の通信端末のうち、リセット信号を受信する通信端末の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 ネットワーク、2 通信端末、3 送受信部、4 制御部、5 固有情報リスト、6 ネットワーク固有値記録手段、7 固有情報変換手段、8 変換固有情報リスト、9 送信部(送信手段)、10 フレーム生成部(送信手段)、11 一致判定部(受信手段)、12 受信部(受信手段)。

Claims (5)

  1. ネットワークに接続された複数の通信端末を備え、
    前記複数の通信端末の各々は、
    他の通信端末との間でデータの送受信を行う送受信部と、
    前記送受信部の動作を制御する制御部と
    を備え、
    前記送受信部は、前記ネットワークに接続された各々の前記通信端末に固有の値である固有情報が記憶される固有情報リストと、
    前記ネットワークに接続された全ての前記通信端末間で共有される値であるネットワーク固有値を記録するネットワーク固有値記録手段と、
    前記固有情報リストと前記ネットワーク固有値とに基づいて、前記固有情報リストを変換する固有情報変換手段と、
    前記固有情報変換手段の出力によって変換された前記通信端末に固有の値である変換固有情報が記憶される変換固有情報リストと、
    前記変換固有情報リストに基づいて、前記ネットワークへの送信データに前記変換固有情報を付加する送信手段と、
    前記ネットワークからの受信データに対して、前記変換固有情報リストと前記変換固有情報とが一致しているか否かの判定を行い、前記受信データの受信可否を決定する受信手段と
    を含むことを特徴とする通信制御システム。
  2. 前記制御部は、前記固有情報変換手段に対して、前記固有情報リストの変換の開始を要求する変換要求信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の通信制御システム。
  3. 前記制御部は、前記固有情報変換手段に対して、前記変換固有情報リストに基づくデータの送受信から、前記固有情報リストに基づくデータの送受信に切り替えるためのリセット信号を出力することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の通信制御システム。
  4. 前記ネットワークに接続された通信端末と交換され得る通信端末の固有情報を保有する交換リストを備え、
    前記交換リストに基づいて前記リセット信号を有効化または無効化することを特徴とする請求項3に記載の通信制御システム。
  5. 前記固有情報は、前記データの送受信に関する通信設定情報を含み、
    前記固有情報変換手段は、前記通信設定情報を保持するように前記固有情報リストを変換することを特徴とする請求項1から請求項4までの何れか1項に記載の通信制御システム。
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WO2023218910A1 (ja) * 2022-05-13 2023-11-16 株式会社デンソー 車載通信機及びプッシュサーバ

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