JP2006319549A - 差動増幅装置 - Google Patents

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Naonori Uda
尚典 宇田
Hiroaki Hayashi
宏明 林
Koji Tsukada
浩司 塚田
Yoshiyuki Kago
義行 加後
Yukiomi Tanaka
幸臣 田中
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Abstract

【課題】差動増幅器において差動出力の直流変動を抑制し直流電位差を小さくすること。
【解決手段】第1の出力と第2の出力を出力する差動増幅器100と、第1の出力を入力するトランジスタTr6と第2の出力を入力するトランジスタTr7と、それらを流れる和電流を一定とする電流制御トランジスタTr8と、Tr6の負荷回路に挿入され動作バイアスを決定する基準トランジスタTr9と、Tr7の負荷回路に挿入されTr9のバイアス電圧によりバイアスされる従属トランジスタTr10とから成るカレントミラー回路とを有した第1の直流変動抑止回路200aを有する。これと同様な構成の第2の直流変動抑止回路200bと、第1の出力と第2の出力のうち目的信号が出力される側の出力を入力するボルテージホロワ300とボルテージホロワのフィードバック信号から目的信号を除去する容量C41を有しボルテージホロワの二入力端子の信号を差動出力とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、フィードバック回路を用いていない検波回路、増幅回路における差動出力の直流電位の変動を防止した差動増幅装置に関する。
本発明は、特に、ETC、RFID、DSRC、スマートプレートなどの移動体通信機において、高周波信号を受信した時に受信回路を通常動作させるための起動信号を出力するフィードバック回路を用いずに高利得を実現するための起動信号出力回路(ウェイクアップ回路)に用いるのに有効である。
差動増幅器が備える差動対トランジスタの増幅特性の相違により、その差動増幅器への入力が無い時にも、その出力端子間にDCオフセット電圧が生じてしまうと言う問題がある。また、オフセット電圧の他に、温度変動やその他の要因により、直流電位がドリフトするという問題がある。高利得を得るために差動増幅器にアクティブ負荷が用いられる。この場合には、アクティブ負荷を構成する2つのトランジスタの相互コンダクタンスやドレイン−ソース間抵抗が僅かに異なると、このアクティブ負荷の電圧低下が大きく異なり、差動対トランジスタのコレクタ/ドレインの端子間電圧差が大きくなる。さらに、温度変動があると、素子の温度特性により差動出力の直流電位が変動するという問題がある。
この問題を解消するために、直流分離フィルタを有するフィードバック回路が用いられている。その様なフィードバック回路から構成されたオフセット補償回路を用いて、差動増幅器の出力端子間のDCオフセット電圧を補償するようにした差動増幅器としては、例えば下記の特許文献1に記載されているものが公知である。ここに記載されているDCオフセット補償回路は、差動増幅部から出力される差動出力信号より、所定のカットオフ周波数以下の電圧を検出する低域通過フィルタと、その低域通過フィルタから出力される電圧に応じて差動増幅部の入力直流バイアスを調整するバイアス調整回路とを備えている。そして、出力オフセット電圧が増加すると入力直流バイアスの電圧レベルを下げるように調整され、このフィードバック作用によって出力端子間のオフセット電圧を自動的に抑制するものである。
また、下記特許文献2に開示されているように、信号増幅用の差動増幅回路とオフセット補償用の差動増幅回路とを並列に接続した回路が知られている。その回路では、信号増幅用の差動増幅回路を流れる総合電流が変動した場合に、もう一方のオフセット補償用回路の電流源のトランジスタのコレクタ電位で、信号増幅用の差動増幅回路の負荷回路に挿入されたカレントミラー型のアクティブ負荷のトランジスタをバイアスするようにして、2つの差動出力の変動を抑制するようにしている。また、2つの差動出力に対して、さらに、閾値マッチング回路のカレントミラー回路により、その変動による出力変動を抑制して、直流電位の変動が抑制された出力が得られるようにしている。
特開平7−240640 特公昭63−968号公報
しかしながら、上記のフィードバック回路を採用する場合には、差動増幅回路のバイアス回路が、差動増幅回路のベースに対して並列に接続されるため、入力インピーダンスが低下する。このため、直結合回路と比べ利得が下がる。また、フィードバックをかけるために、フィードバックをかけない場合と比べて利得が低下するという問題がある。
また、通常のDCオフセット対策(特許文献1の図4)においては、出力端子間に生じた帰還されるべき直流オフセット電圧と、増幅されて後段に出力されるべき目的の交流信号とを分離する必要があり、そのために、上記の様にフィードバック経路上に直流分離フィルタを設けている。しかし、差動増幅器の後段に出力すべき目的の信号の周波数が低い場合程、カットオフ周波数が低くなるので、高次のフィルタが必要となる。このため、上記の従来技術においては、目的の増幅信号と帰還すべき直流オフセット電圧とを確実に分離することは困難であった。
これらの事情から、上記の様な従来技術に従う限り、利得が大きく直流オフセットの小さな差動増幅器を作ることは必ずしも容易ではない。
特許文献2の方法においては、直流変動を抑制するように働くが、製造上でおこるトランジスタのバラツキによるオフセット電圧を小さくするように抑制することはできない。また、差動増幅回路の負荷に補償回路が接続されているので、負荷インピーダンスが低下し、利得低下をひきおこしている。
本発明は、上記の課題を解決するために成されたものであり、その目的は、差動増幅回路をフィードバック構成することなく、2つの差動出力の直流電位差を小さくするように抑制すると共に、それぞれの出力について、温度変動などによる直流電位の変動を抑制して、増幅率の大きな差動増幅装置を実現することである。
上記の課題を解決するためには、以下の手段が有効である。
請求項1の発明は、差動出力を有する差動増幅装置において、第1の出力と第2の出力とを信号の第1の差動出力とする差動増幅器と、第1の出力を制御端に入力する第1のトランジスタと第2の出力を制御端に入力する第2のトランジスタと、それらのトランジスタを流れる和電流を一定とする第1の電流制御トランジスタと、第1のトランジスタの負荷回路に挿入され動作バイアスを決定する側の基準トランジスタと、第2のトランジスタの負荷回路に挿入され基準トランジスタのバイアス電圧によりバイアスされる従属トランジスタとから成る第1のカレントミラー回路とを有した第1の直流変動抑止回路と、第1の出力を制御端に入力する第3のトランジスタと第2の出力を制御端に入力する第4のトランジスタと、それらのトランジスタを流れる和電流を一定とする第2の電流制御トランジスタと、第4のトランジスタの負荷回路に挿入され動作バイアスを決定する側の基準トランジスタと、第3のトランジスタの負荷回路に挿入され基準トランジスタのバイアス電圧によりバイアスされる従属トランジスタとから成る第2のカレントミラー回路とを有した第2の直流変動抑止回路と、第1の出力と第2の出力のうち、目的信号が出力される側の出力を入力するボルテージホロワと、ボルテージホロワのフィードバック信号から目的信号を除去する第1のフィルタと、を有し、ボルテージホロワの二入力端子の信号を差動出力とすることを特徴とする差動増幅装置である。
第1と第2の直流変動抑止回路は、前段の差動増幅器のオフセットを抑圧すると共に、差動増幅器の出力のDC変動を押さえる働きをする。そして、この変動が押さえられたDC電位を次段のボルテージホロワの入力端に入力させ、ボルテージホロワのフィードバックの作用により、ボルデージホロワのもう一方の入力端子に、同じ電位を発生させる。これにより、次段の増幅器には、変動と電位差のないバイアス電圧が供給できる。
目的信号は、受信器に本発明を用いた場合には、検出信号である。要するに情報を含む信号の意味で用いている。
上記の電流制御トランジスタは、たとえば、バイアス電圧を共通に与える他のトランジスタと共にカレントミラー回路で構成されたものである。この構成によると、電流制御トランジスタを流れる電流を一定に制御することができる。よって、第1のトランジスタと第2のトランジスタを流れる電流の和は一定に制御される構成である。
上記のトランジスタとしては、バイポーラ型、FET型、その他のトランジスタを用いることができる。制御端は、FET型トランジスタであればゲートであり、バイポーラ型のトランジスタであればベースである。また、上記のトランジスタには、動作速度の観点から、npnトランジスタを用いることが望ましいが、pnpトランジスタを用いても良い。
また、請求項2の発明は、第1のフィルタは、容量であることを特徴とする請求項1に記載の差動増幅装置である。
また、請求項3の発明は、第1のカレントミラー回路と第2のカレントミラー回路のうち、少なくとも、目的信号に対して、第1の出力と第2の出力との間の電位差を減少させる方向に作動する側のカレントミラー回路において、目的信号を除去する第2のフィルタを設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の差動増幅装置である。
また、請求項4の発明は、第2のフィルタは、容量であることを特徴とする請求項3に記載の差動増幅装置である。
また、請求項5の発明は、差動増幅器は、増幅器、検波器、アクティブミキサのうちの1種であることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の差動増幅装置である。
請求項1の発明によると、第1の直流変動抑止回路と第2の直流変動抑止回路とにより、第1の出力と第2の出力とにおいて、直流電位差がなくなるように制御される。また、第1の直流変動抑止回路と第2の直流変動抑止回路の総合電流は、常に、電流制御トランジスタにより一定となるように制御されているので、温度変動などによる、第1の出力と第2の出力の直流電位の変動が抑制される。
また、フィードバック信号から目的信号が除去されたボルテージホロワの作用により、本差動増幅器の2出力においては、直流電位差がさらに小さくなるように抑制される。この結果として、2出力において、出力間での直流電位差が零又は零に近く制御される共に、温度変動やその他の変動要因があっても、2つ出力の直流電位が時間的に変動することがない。
また、請求項2の発明は、第1のフィルタを容量とすることで、目的信号をアースなどの基準電位にバイパスさせることができる。
また、請求項3の発明では、目的信号を除去しているので、2つの出力における目的信号の振幅が抑制されることがなく、差動増幅装置の増幅率を減少させることがない。
また、請求項4の発明では、第2のフィルタを容量とすることで、目的信号をアースなどの基準電位にバイパスさせることができる。
また、請求項5の発明では、目的信号を出力する差動増幅器がフィードバック構成にできない場合であっても、2つの出力の直流電位の変動を抑制し、それらの電位差を小さく抑制することができる。このため、差動増幅器自体の増幅率を高い状態に保つことができ、極微弱信号の安定した検出などを行うことが可能となる。
以下、本発明を具体的な実施例に基づいて説明する。
ただし、本発明の実施形態は、以下に示す個々の実施例に限定されるものではない。
図1は、本実施例1にかかる差動増幅装置の回路図である。本実施例の差動増幅装置は、差動増幅器である検波回路100、直流変動抑止回路200と、ボルテージホロワ300、差動増幅回路400とから成る。この検波回路100は、高周波を検波するように設計されたものであり、極微弱信号を増幅する低電流の起動回路(ウェイクアップ回路)として動作させることを前提に、設計されている。
そして、直流変動抑止回路200は、この検波回路100の両出力端子である第1端子Aと第2端子Bの直流電圧の温度変動などのドリフトを抑制して、一定のバイアス電圧にしようとするものである。第1端子Aの出力が第1の出力であり、第2端子Bの出力が第2の出力である。
(検波回路)
以下、検波回路100の詳しい回路構成と検波動作について説明する。
検波回路100では、差動出力を出力するpnp型のトランジスタTr13とpnp型のトランジスタTr23と、それらのトランジスタの和電流を制御するトランジスタTr5とから差動増幅回路が構成されている。トランジスタTr13とトランジスタTr23のそれぞれのソースは接続点aで接続されており、それらのソースと電源Vccとの間にカレントミラー回路の1構成要素である従属トランジスタTr5が配設されている。また、トランジスタTr13とトランジスタTr23のそれぞれのドレインとアースとの間には、アクティブ負荷である負荷トランジスタTr15と負荷トランジスタTr25とが、それぞれ接続されている。負荷トランジスタTr15のドレインとゲートとが接続され、負荷トランジスタTr15と負荷トランジスタTr25には同一バイアス電圧が印加されるように構成されている。このカレントミラー接続により、2つのトランジスタTr15,Tr25には、同量の電流が流れる。
この検波回路100においては、電源Vccとアース間に、順方向に接続されたダイオードTr11と順方向に接続された検波ダイオードTr12と容量C11との直列接続回路が配設されている。ダイオードTr11と検波ダイオードTr12はベースとコレクタとを接続したダイオード接続のトランジスタで構成されている。検波ダイオードTr12と容量C11との接続点bはトランジスタTr13のゲートに接続されている。また、接続点bとアース間にはカレントミラー回路を構成する従属トランジスタTr14が接続されている。
同様に、電源Vccとアース間には、順方向に接続されたダイオードTr21と順方向に接続されたダイオードTr22と容量C21との直列接続回路が配設されている。ダイオードTr21とダイオードTr22もダイオード接続構造のトランジスタで構成されている。ダイオードTr22と容量C21との接続点cはトランジスタTr23のゲートに接続されている。また、接続点cとアース間にはカレントミラー回路を構成する従属トランジスタTr24が接続されている。
検波ダイオードTr12のアノードには直列容量C10を含む整合回路10が接続されており、その整合回路10はアンテナ11に接続されている。カレントミラー回路は、ベースコレクタ間をセルフバイアスして、回路全体の電流量を決定する基準トランジスタTr30と、その基準トランジスタTr30と同一バイアスとなるように、基準トランジスタTr30に対して並列接続される従属トランジスタTr5、従属トランジスタTr8、従属トランジスタTr8′、従属トランジスタTr48、従属トランジスタTr58、従属トランジスタTr33、従属トランジスタTr32とで構成されている。ただし、従属トランジスタTr33と従属トランジスタTr32とは直列に接続されており、従属トランジスタTr32はpnp型のトランジスタである。トランジスタTr13とトランジスタTr23と従属トランジスタTr5と従属トランジスタTr32だけがpnp型であり、他のトランジスタは全てnpn型である。従属トランジスタTr32のドレインとゲートが接続されており、従属トランジスタTr32には従属トランジスタTr33により決定される量の電流が流れる。
そして、従属トランジスタTr32のドレイン電圧が従属トランジスタTr5のゲートに印加されるので、従属トランジスタTr5と従属トランジスタTr32のソースゲート間バイアス電圧は等しくなる。この結果、従属トランジスタTr5を流れる電流は、基準トランジスタTr30を流れる電流に等しくなる。
また、従属トランジスタTr14、従属トランジスタTr24のベースエミッタ間電圧は基準トランジスタTr30のベースエミッタ間電圧に等しいので、それらの各トランジスタには、基準トランジスタTr30を流れる電流と同量の電流が流れる。また、このことは、従属トランジスタTr8、Tr8′、Tr48、Tr58についても同様である。
以上の検波回路100の回路構成に従えば、アンテナ11により受信された高周波信号は、整合回路10を介して、検波ダイオードTr12のアノードに入力される。そして、その高周波信号は、この検波ダイオードTr12により整流されて、容量C11を充電する。この作用により、容量C11の端子間電圧は高周波信号の振幅(包絡線)に応じた値となる。
一方、前記の容量C21を含む側の直列接続回路には高周波信号は流れないので、容量C21の端子間電圧は上昇しない。即ち、容量C21の端子間電圧は、高周波信号を受信していない時の背景の整流電圧を示す。この両者の電圧差が差動増幅回路により増幅されて、トランジスタTr13とトランジスタTr23のドレイン間の電圧差として、本検波回路100の両出力端子(第1端子Aと第2端子B)に目的信号として出力される。
なお、上記の回路構成において、整合回路10に含まれる直列容量C10とダイオードTr11と検波ダイオードTr12と容量C11とは、倍電圧整流回路を構成しているが、この構成により、容量C11の端子電圧は、高周波信号の振幅の2倍の電圧となる。その結果、差動増幅回路に入力される両入力電位の差が2倍となり、検波感度が高くなる。 また、従属トランジスタTr5、従属トランジスタTr32をpnp型として、従属トランジスタTr32と従属トランジスタTr33の直列接続回路を設けて、図示するようにバイアス回路を構成するのは、トランジスタTr13とトランジスタTr23とをそれぞれpnp型にしたためである。
(直流変動抑止回路の構成)
直流変動抑止回路200は、第1の直流変動抑止回路200a、第2の直流変動抑止回路200bとから成る。第1の直流変動抑止回路200aでは、第1のトランジスタであるnpn型のトランジスタTr6と第2のトランジスタであるnpn型のトランジスタTr7と、電流制御トランジスタであるnpn型のトランジスタTr8を用いて、差動増幅回路が構成されている。トランジスタTr6とトランジスタTr7のそれぞれのソースは接続点dで接続されており、その接続点dとアースとの間に、カレントミラー回路の1構成要素である従属トランジスタTr8(電流制御トランジスタ)が配設されている。また、トランジスタTr6とトランジスタTr7のそれぞれのドレインと電源Vccとの間には、アクティブ負荷である負荷トランジスタTr9と負荷トランジスタTr10とが、それぞれ接続されている。負荷トランジスタTr9のドレインとゲートとが接続され、負荷トランジスタTr9と負荷トランジスタTr10には同一バイアス電圧が印加されるように構成されている。このカレントミラー接続により、2つのトランジスタTr9,Tr10には、同量の電流が流れる。負荷トランジスタTr9がカレントミラー回路の基準トランジスタであり、負荷トランジスタTr10が従属トランジスタである。また、負荷トランジスタTr10のドレインは、第2のフィルタを構成する容量C31を介してアースされており、これによって、目的信号であるところの検出信号を含む特定の周波数以上の電流がアース側にショートされる。本実施例1の様にして検波回路を構成する場合、この周波数としては、高周波RFをキャリアとして伝播された信号、即ち、高周波RFの包絡線の周波数を想定する。
トランジスタTr23のドレインは、この検波回路100の第1端子Aに接続されており、トランジスタTr13のドレインは、この検波回路100の第2端子Bに接続されている。同時に、トランジスタTr6のゲートは、この第1端子Aに接続されており、トランジスタTr7のゲートは、この第2端子Bに接続されている。
第2の直流変動抑止回路200bでは、電流制御トランジスタTr8′,第3のトランジスタTr6′,カレントミラー回路の従属トランジスタTr9′,第4のトランジスタTr7′,カレントミラー回路の基準トランジスタTr10′は、それぞれ、第1の直流変動抑止回路200aの電流制御トランジスタTr8,第1のトランジスタTr6,カレントミラー回路の基準トランジスタTr9,第2のトランジスタTr7,カレントミラー回路の従属トランジスタTr10に対応している。また、第3のトランジスタTr6′のドレインとアース間に接続された第2のフィルタである容量C31′は、第1の直流変動抑止回路200aの容量C31に対応している。
ただし、第1の直流変動抑止回路220aと第2の直流変動抑止回路200bとの間には、以下の相違点がある。
第1の直流変動抑止回路220aでは、基準トランジスタTr9が、第1端子Aにゲートが接続された第1のトランジスタ6の負荷回路に挿入されているのに対して、第2の直流変動抑止回路220bでは、カレントミラー回路で構成されるアクティブ負荷の基準トランジスタTr10′は、第2端子Bにゲートが接続された第4のトランジスタ7′の負荷回路に挿入されている。
(直流変動抑止回路の作用)
上記の直流変動抑止回路200は、検波回路100に対して入力が無い時に、第1端子Aの電位が第2端子Bの電位より低ければ、次のようにして、それらの差を抑制するように動作することができる。第1の直流変動抑止回路200aに流れる全電流はトランジスタ8によって一定に固定されており、しかも、第1の直流変動抑止回路200aは、第1のトランジスタTr6及び第2のトランジスタTr7のコレクタから出力しておらず、信号出力がない。したがって、トランジスタTr9とトランジスタTr10を流れる電流の和(以下、単に、「和電流」という)は、一定に保持される。第1端子Aの電位が第2端子Bの電位よりも低いと、第1のトランジスタTr6は、第2のトランジスタTr7よりも導通状態が低いので、第1のトランジスタTr6を流れる電流の方が、第2のトランジスタTr7を流れる電流よりも小さくなろうとする。ところが、負荷として挿入されたカレントミラー回路を構成するアクティブ負荷(Tr9,Tr10)により、両電流は同一値となるように作用される。この結果として、第1のトランジスタTr6の負荷電流は、和電流の1/2に等しい値(厳密には微小値だけ小さい)に制御され、第2のトランジスタTr7の負荷電流は、和電流の1/2に等しい値(厳密には微小値だけ大きい)に安定して制御される。この結果、第1のトランジスタTr6のゲート電圧と第2のトランジスタTr7のゲート電圧は、等しくなるように制御されることになる。したがって、第1端子Aと第2端子Bの直流電位は、等しくなる方向で一定値に制御されることになる。特に、差動増幅回路の負荷として、カレントミラー回路を構成する負荷抵抗の大きなアクティブ負荷を用いているので、僅かな負荷電流の差によっても、ゲート電圧差を等しくするように差動する。
一方、第2の直流変動抑止回路200bにおいては、次のように動作する。第2端子Bの電位は、第1端子Aの電位よりも高いので、第4のトランジスタTr7′には、第3のトランジスタTr6′よりも多くの電流が流れる。しかし、和電流は一定であるが、基準トランジスタTr10′を流れる電流を減少させて、従属トランジスタTr9′と等しい電流を流す力は作用しないので、第1端子Aと第2端子Bの電位に対しては、影響を与えない。
逆に、第1端子Aの電位が第2端子Bの電位よりも高い場合には、第2の直流変動抑止回路200bが、上記と同様に動作し、第4のトランジスタTr7′の負荷電流は、和電流の1/2(厳密には、この値より僅かに小さい値)に等しく制御され、第3のトランジスタTr6′の負荷電流は、和電流の1/2(厳密には、この値より僅かに大きい値)に安定に制御される。この結果、第3のトランジスタTr6′のゲート電圧と第4のトランジスタTr7′のゲート電圧は、等しくなるように制御されることになる。したがって、第1端子Aと第2端子Bの直流電位は、等しくなる方向で一定値に制御されることになる。
また、第1の直流変動抑止回路200aにおいては、上記したのと同様に、第1端子Aの電位は、第2端子Bの電位よりも高いので、第1のトランジスタTr6には、第2のトランジスタTr7よりも多くの電流が流れる。しかし、和電流は一定であるが、基準トランジスタTr9を流れる電流を減少させて、従属トランジスタTr10と等しい電流を流す力は作用しないので、第1の直流変動抑止回路200aは、第1端子Aと第2端子Bの電位に対しては、影響を与えない。
上記の直流電位に関する作動状態において、アンテナ11から電波を受信すると、トランジスタTr13のゲート電圧が上昇するので、トランジスタTr13を流れる電流がΔiだけ小さくなり、電流和が一定であるからトランジスタTr23を流れる電流がΔiだけ増加する。しかし、トランジスタTr5を流れる電流に変動はないから、a点電位に変動がないので、基準トランジスタTr15のコレクタ電位、すなわち、第2端子Bの電位は変動しない。また、トランジスタTr15とトランジスタTr25とは、カレントミラーの作用により基準トランジスタTr15と同一電流が流れるように作用するから、第1端子Aからは、トランジスタTr13の減少電流(Δi)の2倍の電流が流出するように作用する。この結果、第1端子Aの電位は、その電流流出が可能なように上昇し、第2端子Bの電位は変化せずに一定に保持される。この結果、目的信号が検出されると、第1端子Aの電位は、第2端子Bの電位よりも高くなり、第1端子Aから目的信号が出力される。
この第1端子Aが第2端子Bよりも大きくなる傾向は、第2の直流変動抑止回路200bにより抑制されることになる。すなわち、目的信号は、振幅が小さい方向に修正を受けることになる。そこで、上記の第2の直流変動抑止回路200bでは、負荷トランジスタTr9′のドレインを容量C31を介してアースしている。第3のトランジスタTr6′を流れる交流成分(目的信号である検出信号)をアースすることにより、第3のトランジスタTr6′と第4のトランジスタTr7′を流れる検出信号である逆相交流電流(ループ交流電流)が排除される。これにより、交流成分(検出信号)に対して、第3のトランジスタTr6′のゲートと第4のトランジスタTr7′のゲート間の電圧差を小さくするように作用することはない。したがって、第2の直流変動抑止回路200bが検波回路100に接続されていても、検波回路100の検出信号に対する増幅率を低下することがない。
このように、直流電位に関しては、第1端子Aと第2端子Bとの電位差がなくなるように制御されている。さらに、第1の直流変動抑止回路200aと、第2の直流変動抑止回路200bとは、第1端子Aと第2端子Bとに対して、対称形に構成されており、対応するトランジスタは同一特性を有する素子で構成している。また、電流制御トランジスタであるトランジスタTr8とTr8′に同一電流を流すようにカレントミラー回路が構成されているので、温度変動があっても、第1端子Aと第2端子Bとの電位変動が抑制されることになる。
(ボルテージホロワ)
ボルテージホロワ300は、第1、第2の直流変動抑止回路200a、bと類似の回路構成をしている。すなわち、トランジスタTr47とトランジスタTr46とで差動増幅回路が構成されており、それらのトランジスタの負荷回路にはカレントミラー回路を構成する基準トランジスタTr50とその従属トランジスタTr49とが配設されている。また、トランジスタTr48は、和電流を一定とするためのカレントミラー構成の基準トランジスタTr30に対する従属トランジスタである。
この回路構成において、上記の目的信号(検出信号)を出力する第1端子Aに、トランジスタTr46のゲートが接続されており、このボルテージホロワ300の出力端OT1は帰還抵抗R1を介してトランジスタTr47のゲートに接続されている。また、出力端OT1とアース間に第1のフィルタである容量C41が挿入されている。この回路では、トランジスタTr47のドレイン電流が減少して、ドレイン電圧が上昇しようとすると、トランジスタTr47のゲートに電圧が帰還して、バイアスが深くなり、ドレイン電流は増加する方向に作用する。また、逆に、トランジスタTr47のドレイン電流が増加して、ドレイン電圧が減少しようとすると、トランジスタTr47のゲートに電圧が帰還して、バイアスが浅くなり、ドレイン電流は減少する方向に作用する。このような負帰還作用により、トランジスタTr47の電流は一定に制御され、カレントミラー回路によるトランジスタTr50とトランジスタTr49との作用により、トランジスタTr46を流れる電流と、トランジスタTr47を流れる電流とが常に同一値となるように制御されることになる。この結果として、トランジスタTr46とトランジスタTr47のそれぞれのゲートの電位は等しくなるように制御される。一方、交流の目的信号は、容量C41を介してアースされるので、目的信号がトランジスタTr46、47を流れることはない。このようにして、第1端子Aの直流電位は、ボルテージホロワ300の帰還入力端子IN1の直流電位に等しい電位となる。一方、目的信号は第1端子Aにのみ重畳され、第2端子Bには重畳されない。
(差動増幅回路)
差動増幅回路400は、第1、第2の直流変動抑止回路200a、bと同様な回路構成をしている。すなわち、トランジスタTr56とトランジスタTr57とで差動増幅回路が構成されており、それらのトランジスタの負荷回路にはカレントミラー回路を構成する基準トランジスタTr60とその従属トランジスタTr59とが配設されている。また、トランジスタTr58は、和電流を一定とするためのカレントミラー構成の基準トランジスタTr30に対する従属トランジスタである。
この差動増幅回路400において、目的信号を出力する第1端子Aは、トランジスタTr56のゲートに接続され、ボルテージホロワ300の帰還入力端子IN1が、トランジスタTr57のゲートに接続されている。この結果、差動増幅回路400は帰還がかかっていなくとも、2つの差動入力の直流電位は等しくなり、ボルテージホロワ300によりDCオフセット電圧を零とすることができる。
以上のようにして、フィードバックをしていない検波回路であっても、差動出力の直流電位を一定に安定かでき、しかも2つの差動出力を極力零にすることが可能となる。この結果として、検波回路の増幅率を高く維持することが可能となる。
上記実施例において、第1の直流変動抑止回路200aの容量C31はなくとも良い。すなわち、目的信号が第1端子Aにのみ出力されることが検波回路100の回路構成から明白であるからである。仮に、目的信号が第1端子Aか第2端子Bに出力されることが不定な場合や、両端子に出力される場合には、容量C31、C31′は共に必要となる。また、この容量の設ける箇所は、トランジスタTr6又はTr6′、Tr7又はTr7′の負荷回路であれば、どちら側でも良い。容量C41、C31、C31′は、目的信号を通過させる低域通過フィルタであっても良い。
〔その他の変形例〕
本発明の実施形態は、上記の形態に限定されるものではなく、その他にも以下に例示される様な変形を行っても良い。この様な変形や応用によっても、本発明の作用に基づいて本発明の効果を得ることができる。
(変形例1)
例えば、上記の実施例1では、差動対トランジスタ(トランジスタTr13、Tr23)をp形チャネルのトランジスタで構成したが、これらの差動対トランジスタは、n形チャネルのトランジスタで構成しても良い。この場合には、p形チャネルのトランジスタにおける論理構成をn形チャネルのトランジスタにおける論理構成に置き換えることによって、上記の各実施例と略同等の手段を構成することができ、それらの本発明の手段によっても、本発明の作用・効果を得ることができる。
(その他の変形)
なお、以上の実施例や変形例においては、第1の差動増幅器(検波回路)が有する第1の差動対トランジスタの負荷をカレントミラー形式のアクティブ負荷としたが、本発明を実施するにあたって、必ずしも第1の差動対トランジスタの負荷をアクティブ負荷にする必要はない。したがって、例えば、抵抗器を並列に接続して、第1の差動対トランジスタの負荷にしても良い。
本発明は、高周波信号を受信によりウェイクアップする任意の回路に応用することができる。本発明は、極めて低電圧で駆動可能であり、待機時の消費電流を極めて低減させることができるので、ETC、RFID、DSRC、スマートプレートなどの移動体通信機に用いるのに極めて有効である。
本発明の具体的な一実施例に係る差動増幅装置の回路図。
符号の説明
100 : 検波回路
200a: 第1の直流変動抑止回路
200b: 第2の直流変動抑止回路
300 : ボルテージホロワ
400 : 差動増幅回路
Trm : トランジスタ(MOSFETを含む;mは番号)
10 : 整合回路

Claims (5)

  1. 差動出力を有する差動増幅装置において、
    第1の出力と第2の出力とを信号の第1の差動出力とする差動増幅器と、
    前記第1の出力を制御端に入力する第1のトランジスタと前記第2の出力を制御端に入力する第2のトランジスタと、それらのトランジスタを流れる和電流を一定とする第1の電流制御トランジスタと、前記第1のトランジスタの負荷回路に挿入され動作バイアスを決定する側の基準トランジスタと、前記第2のトランジスタの負荷回路に挿入され前記基準トランジスタのバイアス電圧によりバイアスされる従属トランジスタとから成る第1のカレントミラー回路とを有した第1の直流変動抑止回路と、
    前記第1の出力を制御端に入力する第3のトランジスタと前記第2の出力を制御端に入力する第4のトランジスタと、それらのトランジスタを流れる和電流を一定とする第2の電流制御トランジスタと、前記第4のトランジスタの負荷回路に挿入され動作バイアスを決定する側の基準トランジスタと、前記第3のトランジスタの負荷回路に挿入され前記基準トランジスタのバイアス電圧によりバイアスされる従属トランジスタとから成る第2のカレントミラー回路とを有した第2の直流変動抑止回路と、
    前記第1の出力と前記第2の出力のうち、目的信号が出力される側の出力を入力するボルテージホロワと、
    前記ボルテージホロワのフィードバック信号から目的信号を除去する第1のフィルタと、
    を有し、
    前記ボルテージホロワの二入力端子の信号を前記差動出力とすることを特徴とする差動増幅装置。
  2. 前記第1のフィルタは、容量であることを特徴とする請求項1に記載の差動増幅装置。
  3. 前記第1のカレントミラー回路と前記第2のカレントミラー回路のうち、少なくとも、前記目的信号に対して、前記第1の出力と前記第2の出力との間の電位差を減少させる方向に作動する側のカレントミラー回路において、前記目的信号を除去する第2のフィルタを設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の差動増幅装置。
  4. 前記第2のフィルタは、容量であることを特徴とする請求項3に記載の差動増幅装置。
  5. 前記差動増幅器は、増幅器、検波器、アクティブミキサのうちの1種であることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の差動増幅装置。
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