JP2006315743A - 簡易食品箱 - Google Patents
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Abstract
【課題】内箱を包囲する蓋体が仮面、あるいは応援用のメガホンとして活用できる簡易食品箱を得る。
【解決手段】上面が開口した直方体状の内箱(2)と該内箱(2)を包囲する蓋体(15)とを設け、前記蓋体(15)はシート基材に仮面模様を付すとともに、該仮面模様の目玉部(15b)周縁に断続スリット又はミシン孔からなる分離孔(15c)を設けて該目玉部(15b)をシート基材から分離可能とし、前記シート基材に前記内箱(2)の稜線に沿う折れ線(M1〜M6)を形成し、該シート基材の左右両側の長手方向中心部と長手方向一端部とにそれぞれに互いに係脱可能な第1係止部(16)と第2係止部(18)とを設ける。
【選択図】 図2
【解決手段】上面が開口した直方体状の内箱(2)と該内箱(2)を包囲する蓋体(15)とを設け、前記蓋体(15)はシート基材に仮面模様を付すとともに、該仮面模様の目玉部(15b)周縁に断続スリット又はミシン孔からなる分離孔(15c)を設けて該目玉部(15b)をシート基材から分離可能とし、前記シート基材に前記内箱(2)の稜線に沿う折れ線(M1〜M6)を形成し、該シート基材の左右両側の長手方向中心部と長手方向一端部とにそれぞれに互いに係脱可能な第1係止部(16)と第2係止部(18)とを設ける。
【選択図】 図2
Description
本発明は、スポーツの観戦時、イベント時等に寿司、菓子等の食品を収容して携行できるようにした簡易食品箱に関するものである。
従来の技術として、上面が開口した直方体状の内箱を設け、該内箱を角筒状の蓋に差し込むようにしたものがあった。このものは、専ら、寿司、菓子等の食品を収容するのみで、食した後に空き箱を遊行用として活用することができないものであった。
実開昭62−17514号公報
本発明は、内箱を包囲する蓋体が仮面、あるいは応援用のメガホンとして活用できるようにした新規な簡易食品箱を得ることを目的とする。
本発明は、前記目的を達成するために以下の如く構成したものである。即ち、請求項1に係る発明は、上面が開口した直方体状の内箱と該内箱を包囲する蓋体とを設け、前記蓋体はシート基材に仮面模様を付すとともに、該仮面模様の目玉部周縁に断続スリット又はミシン孔からなる分離孔を設けて該目玉部をシート基材から分離可能とし、前記シート基材に前記内箱の稜線に沿う折れ線を形成し、該シート基材の左右両側の長手方向中心部と長手方向一端部とにそれぞれに互いに係脱可能な第1係止部と第2係止部とを設ける構成にしたものである。
請求項2に係る発明は、前記第1係止部はシート基材の左右両側の長手方向中心部にシート基材の左右中心方向に向かって湾曲する円弧状のスリットにより形成し、前記第2係止部はシート基材の左右一方の側部に舌片状の差込片を突出形成し、シート基材の左右他方の側部に前記差込片が嵌合する差込孔を形成する構成にしたものである。
請求項2に係る発明は、前記第1係止部はシート基材の左右両側の長手方向中心部にシート基材の左右中心方向に向かって湾曲する円弧状のスリットにより形成し、前記第2係止部はシート基材の左右一方の側部に舌片状の差込片を突出形成し、シート基材の左右他方の側部に前記差込片が嵌合する差込孔を形成する構成にしたものである。
請求項1に係る発明は、内箱に寿司、菓子等の食品を収容し、蓋体をその折れ線に沿って屈曲させた後、左右の第1係止部を互いに係合させると、該蓋体が内箱を包囲する筒状となる。この状態で前記内箱を差し込むと、内箱の上面が蓋体によって閉塞され、内箱に収容した食品がこぼれなくなる。これにより、スポーツの観戦時、イベント時等に寿司、菓子等の食品を収容して携行することができる。
また、食した後に、蓋体を面状に拡げるとともに、目玉部をシート基材から分離させ、左右の第1係止部に輪ゴム、紐等を係止すれば、面状にした蓋体を仮面として活用することができる。また、蓋体を丸めて左右の第2係止部を互いに係合させると、該蓋体が円錐筒状に保持され、これをメガホンとして活用することができる。
また、食した後に、蓋体を面状に拡げるとともに、目玉部をシート基材から分離させ、左右の第1係止部に輪ゴム、紐等を係止すれば、面状にした蓋体を仮面として活用することができる。また、蓋体を丸めて左右の第2係止部を互いに係合させると、該蓋体が円錐筒状に保持され、これをメガホンとして活用することができる。
請求項2に係る発明は、シート基材の左右両側にスリット、差込片、及び差込孔を形成して第1、第2係止部を形成するようにしたので、該第1、第2係止部を一枚のシート材を打ち抜くことで一気に形成することができ、製作費が安価になる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基いて説明する。図面において、図1は本発明による簡易食品箱の斜視図、図2は本発明による蓋体の展開平面図、図3は本発明による蓋体を円錐筒状に丸めた状態の斜視図、図4は本発明による内箱の斜視図、図5は本発明による内箱の展開平面図である。
図1において、1は厚紙を折って形成した簡易食品箱であり、上面が開口した細長い直方体状の内箱2と、該内箱2が嵌合する角筒状の蓋体15とからなる。内箱2は図5に示す展開シート2−1を折って形成される。即ち、略正方形状の正面板3の左右両側に折れ線L1,L2を介して長方形状の左側板4及び右側板5を、下部に折れ線L3を介して台形状の正面底片6を、上部に折れ線L4を介して正面上片7aをそれぞれ屈曲可能に連結する。
前記左側板4の下部に折れ線L5を介して基部側が小幅な段付き長方形状の左底片8を、左部に折れ線L6を介して左糊片9を、前記左底片8の右側に傾斜折れ線L7を介して三角形状の左底部糊片10をそれぞれ屈曲可能に連結する。また、前記右側板5の下部に折れ線L8を介して基部側が広幅な段付き長方形状の右底片11を、右部に折れ線L9を介して前述した正面板3と同形状の背面板12を、前記右底片11の右側に傾斜折れ線L10を介して三角形状の右底部糊片13をそれぞれ屈曲可能に連結する。また、前記背面板12の下部に折れ線L11を介して台形状の背面底片14を、上部に折れ線L12を介して背面上片7bをそれぞれ屈曲可能に連結する。
そして、正面板3を中心に、左右側板4,5、背面板12及び各片を各折れ線L1〜L12に沿って折り曲げるとともに、左糊片9を背面板12に、左右の底部糊片10,13を正面底片6及び背面底片14に固着することにより、図4に示すような上面が開口した直方体状の内箱2を形成する。
前述した蓋体15は、図2に示す展開シート15−1を折って形成される。即ち、上部左右に一対の角部15a,15aを有する鬼の仮面模様及び外郭を有する厚紙製のシート基材に、上下に平行な6個の縦折れ線M1〜M6を形成する。各縦折れ線(折れ線)M1〜M6は、中央部の縦折れ線M3−M4の間隔を内箱2の左右幅に略対応する間隔とし、その両側の縦折れ線M2−M3、M4−M5の間隔を内箱2の高さに略対応する間隔とし、外側の縦折れ線M1−M2、M5−M6の間隔を前記中央部の縦折れ線M3−M4の間隔の約2分の1とする。なお、前記蓋体15(展開シート15−1)は、熊、あるいはパンダの仮面模様及び外郭を有する厚紙製のシート基材により形成してもよい。
また、左右最外側の縦折れ線M1,M6の上下中心部に第1係止部16、16を形成する。該第1係止部16、16は、シート基材の一部を左右中心方向に向かって円弧状に湾曲する円弧状のスリット16a,16bにより分断することによって形成する。また、展開シート10−1の左右上側部に第2係止部18を形成する。該第2係止部18は、展開シート15−1の左片から斜め上方に向かって突出する舌片状の差込片18aと、展開シート15−1の右片の一部を右下りに分断した差込孔(スリット)18bとからなる。また、左右の目玉部15b,15bの周縁に断続スリット、又はミシン孔からなる分離孔15cを形成し、該分離孔15cにより前記各目玉部15b,15bがシート基材から分離できるようにする。また、展開シート15−1の上部側の左右端部に八形の傾斜折れ線M7,M8を形成する。
そして、前記展開シート15−1を各縦折れ線M1−M6に沿って折り曲げるとともに、第1係止部16、16同士を互いに係合させて角筒状の蓋体15を形成し、該蓋体15に前述した内箱2を差し込んで図1に示すような簡易食品箱1を形成する。
前記実施例によれば、内箱2を蓋体15から抜き出し、該内箱2内に収容した寿司、菓子等の食品を食した後、前記蓋体15の第1係止部16、16の係合を離脱して面状にし、左右の目玉部15b,15bをシート基材から離脱させ、左右の第1係止部16,16に輪ゴム、紐等を係止すると、該面状にした蓋体15を被って鬼の仮面として活用することができる。また、離脱した目玉部15b,15bを通してサッカー、野球等のスポーツを観戦することができる。また、図3に示すように、蓋体15を丸めて第2係止部18の差込片18aを差込孔18bに差し込んで互いに係合させると、該蓋体15が円錐筒状に保持され、これをメガホンとして活用することができる。
1 簡易食品箱
2 内箱
2−1 展開シート
3 正面板
4 左側板
5 右側板
6 正面底片
7a 正面上片
7b 背面上片
8 左底片
9 左糊片
10 左底部糊片
11 右底片
12 背面板
13 右底部糊片
14 背面底片
15 蓋体
15−1 展開シート
15a 角部
15b 目玉部
15c 分離孔
16 第1係止部
16a,16b スリット
18 第2係止部
18a 差込片
18b 差込孔
M1〜M6 縦折れ線(折れ線)
M7,M8 傾斜折れ線
2 内箱
2−1 展開シート
3 正面板
4 左側板
5 右側板
6 正面底片
7a 正面上片
7b 背面上片
8 左底片
9 左糊片
10 左底部糊片
11 右底片
12 背面板
13 右底部糊片
14 背面底片
15 蓋体
15−1 展開シート
15a 角部
15b 目玉部
15c 分離孔
16 第1係止部
16a,16b スリット
18 第2係止部
18a 差込片
18b 差込孔
M1〜M6 縦折れ線(折れ線)
M7,M8 傾斜折れ線
Claims (2)
- 上面が開口した直方体状の内箱(2)と該内箱(2)を包囲する蓋体(15)とを設け、前記蓋体(15)はシート基材に仮面模様を付すとともに、該仮面模様の目玉部(15b)周縁に断続スリット又はミシン孔からなる分離孔(15c)を設けて該目玉部(15b)をシート基材から分離可能とし、前記シート基材に前記内箱(2)の稜線に沿う折れ線(M1〜M6)を形成し、該シート基材の左右両側の長手方向中心部と長手方向一端部とにそれぞれに互いに係脱可能な第1係止部(16)と第2係止部(18)とを設けたことを特徴する簡易食品箱。
- 第1係止部(16)はシート基材の左右両側の長手方向中心部にシート基材の左右中心方向に向かって湾曲する円弧状のスリット(16a,16b)により形成し、第2係止部(18)はシート基材の左右一方の側部に舌片状の差込片(18a)を突出形成し、シート基材の左右他方の側部に前記差込片(18a)が嵌合する差込孔(18b)を形成してなることを特徴とする請求項1記載の簡易食品箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005142381A JP2006315743A (ja) | 2005-05-16 | 2005-05-16 | 簡易食品箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005142381A JP2006315743A (ja) | 2005-05-16 | 2005-05-16 | 簡易食品箱 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006315743A true JP2006315743A (ja) | 2006-11-24 |
Family
ID=37536768
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005142381A Pending JP2006315743A (ja) | 2005-05-16 | 2005-05-16 | 簡易食品箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006315743A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019064638A (ja) * | 2017-09-29 | 2019-04-25 | 株式会社横浜リテラ | 包装容器 |
-
2005
- 2005-05-16 JP JP2005142381A patent/JP2006315743A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2019064638A (ja) * | 2017-09-29 | 2019-04-25 | 株式会社横浜リテラ | 包装容器 |
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