JP2006315069A - 溶融金属材料の射出装置 - Google Patents

溶融金属材料の射出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006315069A
JP2006315069A JP2005142590A JP2005142590A JP2006315069A JP 2006315069 A JP2006315069 A JP 2006315069A JP 2005142590 A JP2005142590 A JP 2005142590A JP 2005142590 A JP2005142590 A JP 2005142590A JP 2006315069 A JP2006315069 A JP 2006315069A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
heating cylinder
ring
molten
state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005142590A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4088635B2 (ja
Inventor
Fujio Yamada
藤夫 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
RIMUTEKKU KK
Original Assignee
RIMUTEKKU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by RIMUTEKKU KK filed Critical RIMUTEKKU KK
Priority to JP2005142590A priority Critical patent/JP4088635B2/ja
Publication of JP2006315069A publication Critical patent/JP2006315069A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4088635B2 publication Critical patent/JP4088635B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】加熱筒の入口側の軸心と、該加熱筒に押し込む材料の軸心とを一致させ、材料を加熱筒の内部へ送り込み可能な溶融金属材料の射出装置を提供する。
【解決手段】材料Rの外側表皮を削り取るリング手段14を有しており、該材料Rを溶融状態若しくは半溶融状態に加熱する加熱筒11と、前記加熱筒11の入口側に前記材料Rを供給する材料供給筒7と、前記材料供給筒7に供給された材料Rを前記加熱筒11内へ供給するとともに、該加熱筒11内の材料Rを射出するシリンダ6a及びピストン6bからなる押圧手段6とを備えている。そして、前記材料供給筒7における前記溶融すべき材料Rを供給する側の供給端部7Dは、前記加熱筒11のリング手段14に対して、互いの軸心が一致するとともに嵌合離脱可能となっており、前記供給端部7Dの内径は、前記軸心方向に先細りとなるように形成されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、溶融金属を加圧下で金型内に射出充填する溶融金属材料の射出装置に関する。
この種の溶融金属材料の射出装置として、例えば特許文献1に記す技術が既に知られている。この特許文献1に開示された技術では、図9に示すように、水平状に設置した材料ホルダ7の上方に予備加熱装置2を設け、その予備加熱装置2によって予備加熱された材料Rを落下によって材料ホルダ7へ供給している。そして、材料ホルダ7に供給された材料Rは、ピストン6bによって加熱筒11の入口側端部に設けられたリング14を通過させて加熱筒11内へと水平に送り込まれている。このリング14について詳述すると、リング14の内径は、材料Rの外径より僅かに小さくなるように設定されている。そのため、このリング14の内部に材料Rを通過させることによって、材料Rの外皮が周縁状に削りとられ、外皮に付着している酸化皮膜を除去できる。その際、リング14の内周と材料Rの外周との間でシール性を有することになり、加熱筒11の内部を真空若しくはほぼ真空状態となるようにしておけば、次々とリング14に材料Rを送り込むことで、加熱筒11の内部を真空もしくはほぼ真空状態に保つことができる。そのため、真空状態で材料Rを溶解させることができる。なお、この外皮の削りカスを除去するために、材料ホルダ7とリング14とは接続されることなく別体で設置されている。
特開2004−148391号公報
上述した溶融金属材料の射出装置では、材料ホルダ7に供給された材料Rは、ピストン6bによって加熱筒11へと水平に送り込まれるため、材料Rは材料ホルダ7内部を円滑に移動できなければならない。そのため、材料ホルダ7の内径は、材料Rの外径より若干大きくなるように設定されている。例えば、材料Rがマグネシウム合金であり、予備加熱装置2に投入される前の大きさが常温で「φ60mm」である場合、予備加熱装置2によって300℃まで加熱されると、その大きさが「φ60.46mm」へと膨張する。そのため、材料ホルダ7の内径を「φ61mm」に設定しておく必要がある。
材料Rは、予備加熱装置2から材料ホルダ7へ落下によって供給されるため、図10に示すように、材料Rは自重によって、その下端部は材料ホルダ7内部の下面と接することになる。一方、材料Rの上端部は、材料ホルダ7内部の上面と接することなく、材料ホルダ7の内径「φ61mm」と膨張後の材料Rの外径「φ60.46mm」との差分に相当するスキ「0.54mm」が生じることになる。このスキによって、材料Rの軸心S1と材料ホルダ7の軸心S2とは不一致となる。
このように、材料Rの軸心S1と材料ホルダ7の軸心S2とが不一致であれば、材料ホルダ7の軸心S2とリング14の軸心S3とが一致するように設定していても、必然的に材料Rの軸心S1とリング14の軸心S3とは不一致となる。そのため、この不一致状態で材料Rをリング14へ送り込むと、材料Rの外周面がリング14の内周面によって不均一な状態で削り取られ、これにより、材料Rの外皮に付着している酸化皮膜を除去できないことがあった。さらに、この不一致状態の程度が大きくなると、材料Rがリング14のフランジ面に引っ掛る状態が発生し、これにより、材料ホルダ7の内部に材料Rが詰まることになり、製品の生産を一時停止しなければならなかった。
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その目的は、加熱筒の入口側の軸心と、該加熱筒に押し込む材料の軸心とを一致させた状態で、材料を加熱筒の内部へ送り込み可能な溶融金属材料の射出装置を提供することを課題とする。
本発明は、上記の目的を達成するためのものであって、以下のように構成されている。
請求項1に記載の発明は、溶融すべき材料の外側表皮を削り取るリング手段を有しており、該リング手段を介して外側表皮を削り取った材料を溶融状態若しくは半溶融状態に加熱する加熱筒と、前記加熱筒の入口側に前記材料を供給する材料供給筒と、前記材料供給筒に供給された材料を前記加熱筒内へ供給するとともに、該加熱筒内の溶融状態若しくは半溶融状態の材料を射出するシリンダ及びピストンからなる押圧手段とを備えた溶融金属材料の射出装置である。そして、前記材料供給筒における前記溶融すべき材料を供給する側の供給端部は、前記加熱筒のリング手段に対して、互いの軸心が一致するとともに嵌合離脱可能となっており、前記供給端部の内径は、前記軸心方向に先細りとなるように形成されている。
このように構成することで、材料供給筒に供給された材料を、該材料供給筒の供給端部において、この供給端部の軸心と材料の軸心を一致させることができる。また、この供給端部とリング手段の軸心を一致させることができるため、材料とリング手段の軸心を一致させることができる。
そのため、材料をリング手段へ均一に押し込むことができる。したがって、材料の外周面がリングの内周面によって均一な状態で削り取られ、材料Rの外皮に付着している酸化皮膜を均一に除去できる。さらに、材料がリングのフランジ面に引っ掛ることもない。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の溶融金属材料の射出装置であって、前記軸心方向に先細りとは、軸心に向けて突起するように少なくとも3つの突部が形成されている。
このように構成することで、供給端部の内径と材料との間に生ずる摩擦力を減少させることができる。そのため、材料を円滑に送り込むことができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図1〜8を用いて説明する。なお、この実施例を説明するにあたって、従来技術と同一な部材には同一符号を付すこととする。
図1は、本発明の一実施の形態の溶融金属材料の射出装置1の縦断面図である。図2は、図1における主要部拡大図である。図3は、ヘッド部材7Dの右側面図(リング14側から見た図)である。図4〜図8は、ピストン6bによって材料Rを加熱筒11へ押し込む過程を順に示す説明図である。
図1に示すように、溶融金属材料の射出装置1は、油圧シリンダ装置6と、筒形状の材料ホルダ7と、加熱筒11とによって大別され構成されている。これら油圧シリンダ装置6と、材料ホルダ7と、加熱筒11は、図1からも明らかなように水平状に同心となる直線状に図示しないベース上に固定されている。
次に、油圧シリンダ装置6と、材料ホルダ7と、加熱筒11を個別に説明する。
油圧シリンダ装置6は、油圧シリンダ6a及び直線往復動作するピストン6bからなっている。そして、この油圧シリンダ装置6は、後述する射出用のホットノズル19の出口路20から溶融金属をダイカスト装置の金型側に射出するための加圧充填装置3の構成を兼ねており、特許請求の範囲に記載の「押圧手段」に相当する。
材料ホルダ7は、加熱筒11の入口側(図1において、右側)に加熱筒11の内部へ押し込むための材料Rを予め供給しておくものであり、特許請求の範囲に記載の「材料供給筒」に相当する。この材料Rは、短棒形状となっており、材料Rの外径は、材料ホルダ7の内径より若干小さくなるように設定されている。そして、この材料ホルダ7の内部に供給されている材料Rが、油圧シリンダ装置6のピストン6bによって加熱筒11の内部へと押し込まれると、材料ホルダ7は、エアシリンダ(図示しない)によって上方へ持ち上げられ、材料供給手段(図示しない)によって新たな材料Rを内部へ供給されて(受け入れられて)、下方へ戻される。このことを繰り返して、常に、材料ホルダ7は、加熱筒11の入口側に加熱筒11の内部へ押し込むための材料Rを供給している。
この材料ホルダ7について詳述すると、材料ホルダ7は、図2に示すように、外筒7Aと、内筒7Bとからなっており、内筒7Bの外周面は外筒7Aの内周面を摺動可能に係合されている。また、これら外筒7Aと内筒7Bとの間には、バネ7Cが組み込まれている。そして、内筒7Bが外筒7Aに対して飛び出す方向(図2において、右方向)へ付勢されると、バネ7Cは弾性力に抗して縮んでいき、その付勢を解除すると、バネ7Cの弾性力によって、内筒7Bは付勢される前の位置へと戻される。
また、内筒7Bの先端(図2において、右端)に、略リング状のヘッド部材7Dを備えており、この図2からも明らかなように、内筒7Bの先端の外周がヘッド部材7Dの内周に嵌め込まれる格好となっている。なお、このヘッド部材7Dが特許請求の範囲に記載の「供給端部」に相当する。そして、ヘッド部材7Dの内筒7B挿入側内周面に、内筒7Bの先端を挿入可能に切欠部を形成しておき、この切欠部に内筒7Bの先端を嵌め込むことで、ヘッド部材7Dの内周面および軸心は、内筒7Bの内周面および軸心と互いに一致するように設定されている。なお、これら内筒7Bの軸心とヘッド部材7Dの軸心とは一致して、材料ホルダ7の軸心S2を構成するため、以下、それぞれS2と付す。
また、ヘッド部材7Dの内筒7Bの挿入側内周面と内筒7Bの挿入側外周面には、互いに対応するようにネジ山およびネジ溝が形成され脱着可能となっている。また、ヘッド部材7Dの外径は、内筒7Bの外径より大きく設定されている。これにより、材料Rがリング14内部へ完全に押し込まれた後、ヘッド部材7Dと内筒7Bはリング14に押し込まれる前の位置に戻ることになるが、その際、外筒7Aと干渉可能となり戻り過ぎないようにするためのストッパ作用を有することになる。
また、ヘッド部材7Dの先端(図2において、右端)の外周面は、軸心方向に先細りとなるようにテーパ挿入部7D1が周縁一様に形成されている。このテーパ挿入部7D1は、後述するリング14のテーパ受容部14Aと嵌合可能となっている。また、ヘッド部材7Dの先端の内周面には、図3に示すように、3つの突部7D2が均等(図3において、軸心を中心とする120度ごと)に形成されている。これら突部7D2は、図3からも明らかなように、軸心S2に向けて突起するように形成されている。さらに、これら各突部7D2は、図2に示すように、ヘッド部材7Dの先端に向けて内径が狭くなるように形成されている。このことは、特許請求の範囲に記載の「供給端部の内径は、前記軸心方向に先細りとなるように形成されている」に相当する。
加熱筒11は、材料ホルダ7に供給された材料Rを受け入れて完全に溶融した状態若しくは半溶融状態(金型による成形に適した温度)になるまで加熱するものであり、この加熱筒11の外周にはヒータ12が取り付けられている。加熱筒11の内周には内部を溶融路11Aとなしたセラミック層13が設けられて溶融材料が加熱筒11と直接接触しないようになっている。また、加熱筒11のリング14側は、接続口16を介して真空ポンプ17と接続されている。これによって、後述するように加熱筒11の内部を真空若しくはほぼ真空状態とすることができる。なお、リング14は本発明にいうリング手段の一例である。なお、ヒータ12は図示した外部加熱式のもののみならず、加熱筒11内に埋め込まれたもの等、いかなる形式のものであっても良く、また加熱筒11はヒータ12の能力、要求される材料加熱温度に応じて適宜長さに設計される。
また加熱筒11は、図2に示すように、材料ホルダ7のヘッド部材7Dと僅かな所定の間隔を対向する先端部に超硬合金により形成された絞り部としてのリング14を備えており、このリング14の内径は材料Rの外径よりも僅かに小さく設定されている。また、このリング14の材料ホルダ7側の内周縁は鋭角状に形成されており、リング14内部を通過する材料Rの外側表皮を削り取るように構成されている。これにより、材料Rの外皮に付着している酸化皮膜を除去できる。また、リング14のヘッド部材7D側の面には、既に説明したテーパ受容部14Aが形成され、ヘッド部材7Dのテーパ挿入部7D1を嵌挿可能となっている。そして、このように嵌挿させると、ヘッド部材7Dの軸心S2とリング14の軸心S3を一致させることができる。このことは、特許請求の範囲に記載の「前記材料供給筒における前記溶融すべき材料を供給する側の供給端部は、前記加熱筒のリング手段に対して、互いの軸心が一致するとともに嵌合離脱可能となっており」に相当する。
また、図1に示すように、前記加熱筒11の先端部には射出用のホットノズル19が取り付けられ、このホットノズル19には加熱筒11における溶融路11Aと連通されて溶融材料の通路を形成する小径の出口路20が形成されている。そして、ホットノズル19は、先端部を金型のキャビティーに対応するよう対向されているとともに、例えば、電圧を加えることにより主として先端部が発熱するように構成されていて、成形サイクルに応じて先端部を最適な温度に迅速に制御できる、すなわち、暖めない低温度の状態では溶融金属をある程度固めてその出口路20を該溶融金属により閉し、この閉状態より高い温度の暖め状態では溶融金属を射出する(開状態とする)ように制御するものである。
続いて、上記したように構成された溶融金属材料の射出装置1の作用について説明する。まず、既に説明したエアシリンダによって材料ホルダ7を上方へ持ち上げ、材料供給手段によって材料ホルダ7の内部へ材料Rを供給する。次に、ピストン6bを前方に駆動して、まず、最初の材料Rをリング14内に向けて押し込む。すると、図4に示すように、押し込まれた材料Rの先端は、ヘッド部材7Dに形成の突部7D2に引っ掛かった状態となる。そして、この引っ掛かった状態で、さらに材料Rを押し込むと、内筒7Bとヘッド部材7Dが外筒7Aに対して前進し、図5に示すように、ヘッド部材7Dのテーパ挿入部7D1がリング14のテーパ受容部14Aへ嵌挿される。この嵌挿状態になると、既に説明したように、ヘッド部材7Dの軸心S2とリング14の軸心S3は一致する。
そして、さらに材料Rを押し込むと、図6に示すように、突部7D2によってヘッド部材7Dの先端に向けて内径が狭くなるため、材料Rがヘッド部材7Dの内部を通過するときに、これら突部7D2と材料Rの外周面が干渉しはじめる。これによって、材料Rの軸心S1とヘッド部材7Dの軸心S2は一致する。なお、この突部7D2は、既に説明したようにヘッド部材7Dの内周面のうち3個所のみ形成されている。そのため、突部7D2が、この内周面一様に形成されている場合と比較すると、材料Rはヘッド部材7Dの内部を円滑に移動可能となる。
また、さらに材料Rを押し込むと、図7に示すように、リング14の内径は材料Rの外径よりも僅かに小さいため、材料Rはその外周部分がリング14の内周縁により若干削られた状態または圧縮変形された状態でリング14内に入り込んでいく。つまり、リング14は材料Rを絞る絞り部として機能する。なお、この図7の状態では、図5で既に述べたように、ヘッド部材7Dの軸心S2とリング14の軸心S3は一致している。また、図6で既に述べたように、材料Rの軸心S1とヘッド部材7Dの軸心S2は一致している。これらによって、材料Rの軸心S1とリングの軸心S3が一致していることになるため、材料Rの外周はリング14の内周に対して均等に押し込まれ、材料Rの外皮に付着した酸化皮膜が除去されていく。また、材料Rがリング14に押し込まれる際に、引っ掛かりなど生じることがない。
さらに、この図7に示す状態では、リング14と材料Rとの間に隙間がなくなり、リング14の内部さらには加熱筒11の内部は、それら外部からシールされた状態となる。このように、材料Rの先端のみをリング14へ押し込んだ状態(図7に示す状態)で、一旦、ピストン6bの押し込みを停止させ、真空ポンプ17を駆動させる。これによって加熱筒11の内部は真空状態となる。
その後、所定時間経過すると、図8に示すように、再度、ピストン6bによって材料Rの押し込みを開始して、材料Rの後端が加熱筒11内部の接続口16を越える位置まで押し込んでいく。この押し込みの際、まず材料Rはリング14の内部に完全に押し込まれることになり、これによって、ヘッド部材7Dの突部7D2に材料Rの引っ掛かりが無くなるため、内筒7Bとヘッド部材7Dは、バネ7Cの復元力によって、押し込まれる前の位置(図2に示す位置)へと戻されることになる(図8において、リング14によって削り取られた「削りカス」を実線で示している)。その後、ピストン6bを元の位置まで後退させる。なお、真空ポンプ17の駆動は射出作業(材料の溶解を含む)中は継続される。
ついで、次の材料Rを上記と同様にしてリング14内に押し込み、先ほどと同様に、一旦、ピストン6bを、図7に示す位置で停止させる。すると、加熱筒11の内部は、再度、真空となるため、既に加熱筒11の内部へ押し込まれている最初の材料Rは、真空状態で溶融されることになる。その後、所要時間経過すると、先ほどと同様に、ピストン6bによって材料Rの押し込みを開始して、材料Rの後端が加熱筒11内部の接続口16を越える位置(図8に示す位置)まで押し込んでいく。
以上のようにして材料Rを順次加熱筒11内に送り込んでいくと、前方のものからヒータ12の加熱作用により半溶融状態から完全に溶融した状態に移行し、加熱筒11の溶融路11A内及びホットノズル19の出口路20内に溶融材料が充満した状態となる。
なお、加熱筒11におけるヒータ12の加熱温度を溶融すべき材料が液相状態となる温度より低くかつ固相状態となる温度より高い範囲内に設定することにより、溶融すべき材料を半溶融状態のまま加熱筒11の溶融路11A内及びホットノズル19の出口路20内に充満させて後述の射出に対応することができる。
この状態において、前記ピストン6bを上記と同様に材料の押し込む動作を行なうとともに、加熱筒11の溶融路11A内の溶融材料をそのままホットノズル19の出口路20から金型側に射出(充填)するものである。
なお、上記溶融材料の射出に際して、ホットノズル19は、その先端部を電気的加熱手段により暖め状態の温度が制御されている、すなわち、暖めない低温度の状態では溶融金属をある程度固めてその出口路20を該溶融金属により閉し、この閉状態より高い温度の暖め状態では溶融金属を射出する(開状態とる)ように制御するものであり、上記射出時における出口路20の開状態又は非射出時における加熱筒11の溶融路11A内の真空状態の維持を良好になすものである。
上述した内容は、あくまでも本発明の一実施の形態に関するものであって、本発明が上記内容に限定されることを意味するものではない。
実施例では、内筒7Bとヘッド部材7Dとは別体である例を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、内筒7Bとヘッド部材7Dとは一体であっても構わない。
図1は、本発明の一実施の形態の溶融金属材料の射出装置1の縦断面図である。 図2は、図1における主要部拡大図である。 図3は、ヘッド部材7Dの右側面図(リング14側から見た図)である。 図4は、ピストン6bによって材料Rを押し込む過程を示す説明図である。 図5は、図4に対して、さらに材料Rを押し込んだ状態を説明する図である。 図6は、図5に対して、さらに材料Rを押し込んだ状態を説明する図である。 図7は、図6に対して、さらに材料Rを押し込んだ状態を説明する図である。 図8は、図9に対して、さらに材料Rを押し込んだ状態を説明する図である。 図9は、従来の溶融金属材料の射出装置1の縦断面図である。 図10は、図9における主要部拡大図である。
符号の説明
6 油圧シリンダ装置(押圧手段)
6a 油圧シリンダ
6b ピストン
7 材料供給筒
7D ヘッド部材(供給端部)
7D2 突部
11 加熱筒
14 リング(リング手段)
R 材料

Claims (2)

  1. 溶融すべき材料の外側表皮を削り取るリング手段を有しており、該リング手段を介して外側表皮を削り取った材料を溶融状態若しくは半溶融状態に加熱する加熱筒と、
    前記加熱筒の入口側に前記材料を供給する材料供給筒と、
    前記材料供給筒に供給された材料を前記加熱筒内へ供給するとともに、該加熱筒内の溶融状態若しくは半溶融状態の材料を射出するシリンダ及びピストンからなる押圧手段とを備えた溶融金属材料の射出装置であって、
    前記材料供給筒における前記溶融すべき材料を供給する側の供給端部は、前記加熱筒のリング手段に対して、互いの軸心が一致するとともに嵌合離脱可能となっており、
    前記供給端部の内径は、前記軸心方向に先細りとなるように形成されている溶融金属材料の射出装置。
  2. 請求項1に記載の溶融金属材料の射出装置であって、
    前記軸心方向に先細りとは、軸心に向けて突起するように少なくとも3つの突部が形成されている溶融金属材料の射出装置。





JP2005142590A 2005-05-16 2005-05-16 溶融金属材料の射出装置 Expired - Fee Related JP4088635B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005142590A JP4088635B2 (ja) 2005-05-16 2005-05-16 溶融金属材料の射出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005142590A JP4088635B2 (ja) 2005-05-16 2005-05-16 溶融金属材料の射出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006315069A true JP2006315069A (ja) 2006-11-24
JP4088635B2 JP4088635B2 (ja) 2008-05-21

Family

ID=37536185

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005142590A Expired - Fee Related JP4088635B2 (ja) 2005-05-16 2005-05-16 溶融金属材料の射出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4088635B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112355273A (zh) * 2020-10-24 2021-02-12 惠安县辰杰科技有限公司 一种用于5g信号增强器压铸设备的加料机构
CN113811407A (zh) * 2019-05-17 2021-12-17 芝浦机械株式会社 模铸机

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113811407A (zh) * 2019-05-17 2021-12-17 芝浦机械株式会社 模铸机
CN113811407B (zh) * 2019-05-17 2023-07-14 芝浦机械株式会社 模铸机
CN112355273A (zh) * 2020-10-24 2021-02-12 惠安县辰杰科技有限公司 一种用于5g信号增强器压铸设备的加料机构

Also Published As

Publication number Publication date
JP4088635B2 (ja) 2008-05-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004148391A (ja) 溶融金属材料の射出装置
US20050247427A1 (en) Metal molding method and apparatus
JP2004167499A (ja) コールドチャンバダイカスト成形機の射出装置及びその計量方法
JP4088635B2 (ja) 溶融金属材料の射出装置
JP2007185845A (ja) 可塑化装置及びその制御方法
JP6026219B2 (ja) 射出成形機
JP2007203561A (ja) 射出成形機用ノズル
JP4091618B2 (ja) 溶融金属射出成形機
JP2015116582A (ja) 離型剤付着装置と離型剤付着方法
JP2008055789A (ja) 射出装置および射出成形機
CN101468389B (zh) 模制金属材料的注射装置中的压注缸
US7841854B2 (en) Temperature adjustment mechanism for injection molding machine
JP2001121590A (ja) プラスチック成形材料を射出成形するための方法および装置
CN116583364A (zh) 用于创建至少一个金属组件的设备及其方法
JP2001079653A (ja) 射出成形機およびそのノズル温度制御装置
US20200086540A1 (en) Injection molding system and apparatus
JP3247352B2 (ja) プリプラ式射出成形機
JPS635861A (ja) プランジヤ加圧鋳造方法および装置
JP6612095B2 (ja) 軽金属射出成形機の射出装置
JPS635862A (ja) プランジヤ加圧鋳造装置
CN114407356B (zh) 一种3d打印用输料喷射装置及方法
JP2004122141A (ja) 金属成形機におけるノズルの移動制御方法
JP2011110772A (ja) 射出装置及び樹脂の射出方法
KR101688204B1 (ko) 진공압을 이용한 용융 경금속 주조장치용 용융물 냉각장치
JP6579617B2 (ja) 軽金属射出成形機の射出装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20061010

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20061020

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070514

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070529

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070710

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071030

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071129

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20080111

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080129

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080225

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110228

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110228

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110228

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120229

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120229

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130228

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130228

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140228

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees