JP2006314289A - マウスのcba系統とc57bl/6系統との間の遺伝的多型の型を判別するためのマイクロサテライト - Google Patents

マウスのcba系統とc57bl/6系統との間の遺伝的多型の型を判別するためのマイクロサテライト Download PDF

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Abstract

【課題】CBA系統とC57BL/6系統との間での交雑マウスに対して施される戻し交配を迅速に進める方法である「Speed Congenic法」を適用するために必要となる、CBA系統とC57BL/6系統とで多型の異なるマイクロサテライトマーカーを新たに提供可能とすること。
【解決手段】マウスのCBA系統とC57BL/6系統との間の遺伝的多型の型を判別するための、特定の配列で示される28個のプライマー対からなるプライマー群(本プライマー対群)から選ばれる少なくとも1つ以上のプライマー対の使用、並びに、マウスのCBA系統とC57BL/6系統との間の遺伝的多型の型を判別する方法。
【選択図】なし

Description

本発明は、マウスのCBA系統とC57BL/6系統との間の遺伝的多型の型を判別するための、本プライマー対群(後述参照)から選ばれる少なくとも1つ以上のプライマー対の使用等に関する。
マウスは広く実験動物として用いられている動物種であり、様々な近交系が開発されている。これら近交系マウスには、標準的な系統として多用されているC57BL/6、BALB/c,、C3H、DBA、ICR等の系統や、聴覚研究で用いられるCBA、皮膚炎研究で用いられるNC/Nga、交配のパートナー種として利用されているCAST/Ei、SK/CamE1、NJL/Ms、BLG2/Ms、SEN/Ms等の系統がある。
これらの系統はそれぞれ性質が若干異なり、そのまま純系として用いられたり、複数の形質を混ぜるために交雑種として用いられている。後者の場合、ゲノム上の任意の領域がどちらの親系統に由来するものか、又はゲノム全体でそれぞれの親系統の染色体をどの程度の割合で有するかを明らかにすることは、得られた形質を解釈する上で極めて重要である。
また、特定の系統(donor系統)で得られた変異体マウスを他の系統(recipient系統)の遺伝的背景で解析するために、連続した戻し交配によりrecipient系統への純化を進める作業も頻繁に実施されている。この場合においても、系統純化の進行度を知る上で、ゲノム上の任意の領域がdonor系統の染色体に由来するのか又はrecipient系統に由来するのかを判定したり、ゲノム全体におけるそれぞれの染色体の割合を測定することは極めて重要である。
あるマウスの全ゲノムのうち、任意の領域がどの系統に由来するかを調べるためには、その領域において調べたいマウスの各系統に特徴的な一塩基変異(SNPs)や繰り返し配列(マイクロサテライト)等の多型の型をあらかじめ調べておき、当当該マウスにおける多型の型を分析した後に両者を照らし合わせる。SNPsやマイクロサテライトの多型の型の解析方法としては、塩基配列解読法(例えば、非特許文献1参照)や蛍光プローブを用いたPCRによるSNPs同定法(例えば、非特許文献2参照)、制限酵素によるDNAの切断パターンを解析するRFLP法(例えば、非特許文献3参照)、PCRによるマイクロサテライト解析法(例えば、特許文献1参照)等が挙げられるが、コストや作業量の面からマイクロサテライトの多型の型を解析する方法が最も有効であると考えられている。
真核生物のマイクロサテライトとは、ゲノム中に散在する単純な塩基配列の繰り返し領域のことであり、繰り返し数に依存するこの領域の長さは極めて多型性に富むことが知られている。近年、様々な生物種のゲノムの解析により多くのマイクロサテライトが同定されており、当該マイクロサテライトの両側に位置する特異的な塩基配列を含むマイクロサテライトマーカーが開発されている。マウスでは、9000ヶ所以上のマイクロサテライトマーカーがマウス染色体上にマップされ、これらマーカーを遺伝子増幅法で検出することができる特異的な塩基配列がプライマー配列としてすでに公開されている(例えば、非特許文献4〜6参照)。特にゲノム配列の解読に用いられる等多用されるマウス近交系C57BL/6のマイクロサテライトの多型の型は、非特許文献4で殆どのマーカーについて検索することができる。
遺伝子改変マウスの作成においては、TT2と呼ばれる胚性幹細胞が広く用いられている。TT2細胞はC57BL/6系統とCBA系統とのF1から確立されたので、この細胞を用いて作成されたマウスからはC57BL/6系統由来の染色体とCBA系統由来の染色体とを様々な割合でヘテロに有する遺伝的背景の子孫が誕生する。通常これらマウスの表現型を均一な遺伝的背景のもとで解析するために、C57BL/6系統又はCBA系統への戻し交配が実施される。通常戻し交配の過程で出生した産仔のうち任意のマウスを何の選択圧もかけずに選び次世代の交配に供するが、戻し交配を迅速に進める方法である「Speed Congenic法」(例えば、非特許文献7参照、例えば図1参照)では、出生した産仔全てに対して、多数のマイクロサテライトマーカーの多型の型を判別することにより全ゲノムにおけるdonor系統由来の染色体とrecipient系統由来の染色体との割合を測定し、recipient系統由来の染色体の割合が特に多い産仔を次世代の交配に供する。しかしながら、現在はCBA系統とC57BL/6系統とで多型の異なるマイクロサテライトマーカーは、この方法を適用するには不十分な数しか知られていない。
Engelke DR et. al, Proc Natl Acad Sci U S A. (1988) 85:544-548 Botstein D et. al, Am J Hum Genet. (1980) 32:314-331 Livak KJ. Genet Anal. (1999) 14:143-149. インターネット<URL: http://www-genome.wi.mit.edu/cgi-bin/mouse/index> インターネット<URL: http://www.informatics.jax.org/searches/polymorphism_form.shtml> T. SAKAI et. al, Exp Anim. (2004) 53:151-154.インターネット<URL: http://www.shigen.nig.ac.jp/mouse/mmdbj/top.jsp> Wakeland E et.al, Immunol Today. 1997 Oct;18(10):472-7 特表平6-509222
以上のように、CBA系統とC57BL/6系統とで多型の型の異なるマイクロサテライトマーカーは熱望されている。しかしながら、どのマイクロサテライトマーカーがCBA系統由来の染色体とC57BL/6由来の染色体とで異なる多型性を有するのか、どのマイクロサテライトマーカーがCBA系統由来の染色体とC57BL/6系統由来の染色体との割合の判定に用いるマーカーとなりえるか等についての情報は未だ乏しく、CBA系統とC57BL/6系統とで多型の型の異なるマイクロサテライトマーカーを多数提供することは困難性を伴う状況下にあった。
CBA系統およびC57BL/6系統は交配可能な同じ動物種であり、これらの遺伝的類縁性は極めて高い。本発明者らは、CBA系統由来の染色体とC57BL/6系統由来の染色体との判別を可能にする方法について鋭意検討を加えたところ、マウスマイクロサテライトマーカーのうち特定な35種について、当該マイクロサテライトをPCR法を用いて増幅し電気泳動を行うことにより、CBA系統とC57BL/6系統との間の遺伝的多型の型を判別することが可能になることを見出し、本発明に至った。
即ち、本発明は、
1.マウスのCBA系統とC57BL/6系統との間の遺伝的多型の型を判別するための、下記のプライマー対群(以下、本プライマー対群と記すこともある。)から選ばれる少なくとも1つ以上のプライマー対の使用(以下、本発明使用と記すこともある。)
<プライマー対群(センスプライマー、アンチセンスプライマー)>

<プライマー対群((プライマー対番号)センスプライマー、アンチセンスプライマー;)>
(1)配列番号1(TTCTTAGAAGTGATAAAAGTTTCAGCA)、配列番号2(AAAATTCCAGAATTCTCACTACGG);
(2)配列番号3(CCACTTTGCGATCTCTTCAT)、配列番号4(ATTGTGGCTTAACTACAAAAATAATTC);
(3)配列番号5(GCCTCCATCAAAGGAAGACA)、配列番号6(TTTCTTCCCTGTCTATGTGATAAGG);
(4)配列番号7(TCTCTGCTAATTAAGTTGAAGAGTGC)、配列番号8(ACCAGTGTGTGTTTGTATGATGTG);
(5)配列番号9(GCTCCTGGGAAAGGAAGAAT)、配列番号10(GATACTTGGGGTTGTGCATACA);
(6)配列番号11(ACCCTCATGCCTCAAAACAC)、配列番号12(CAACTATGATGTAAATTGTCAAAATGG);
(7)配列番号13(ACCTGCACGTATTTTATGTCTACTC)、配列番号14(GAGTGTGCATGTATATTTTGTTTGG);
(8)配列番号15(ATGGGGTCTAGGAAAACATGG)、配列番号16(AAATTATGAGTATTTCACCTGAGTGTG);
(9)配列番号17(ATATGGAGTCTGTGTGTGTGTGC)、配列番号18(CACTGAATTTCTATTGTTGGAATAGG);
(10)配列番号19(CAGTGAAGCAAAAAGATTCGG)、配列番号20(TTCCAGTCTTGGGAATGTATCC);
(11)配列番号21(CACTTGCCACACAGCAGG)、配列番号22(CGTGCATGCACTAGTGTGTG);
(12)配列番号23(TACCCAGTGAGTCTCTGCTGG)、配列番号24(TCCACTTCTGTAAGGGTGTGG);
(13)配列番号25(GGCAGAACCACAGGTTGATT)、配列番号26(GGAATGAGGTTTGGGTCAAA);
(14)配列番号27(CCTTCAACTTTGTATTTGGAACA)、配列番号28(CATGGAAGAAACAGTGTTGGG);
(15)配列番号29(TCAATTTATTGTTGCAGTTGGC)、配列番号30(AACACAGCATGAGATGGATACG);
(16)配列番号31(CAGACTGGTGACATTGAACCG)、配列番号32(AGGAGAGCAACAATGTACTCACA);
(17)配列番号33(TCACTGTAGCCCAGAGCAGT)、配列番号34(CCTGTTGTCAACACCTGATG);
(18)配列番号35(TGACCTCTCTACACATGTGATTCA)、配列番号36(CTCAAAACAAAACAAAAATCTTAACTT);
(19)配列番号37(ACAACCAAAGGTCTTTGTAGAAGA)、配列番号38(AATATATAGGCACACCTTAATAGCCA);
(20)配列番号39(AGTATCAGAAGATCCAGTTGGAGG)、配列番号40(GTAGAAAAAGATACCCAGTGTCAGC);
(21)配列番号41(AGGGGAAGTCCTGTATGGACA)、配列番号42(ACCAACCTCGATAGAGCCATC);
(22)配列番号43(AGCCAGACTTGTGGAATCTCA)、配列番号44(GTTAAAGATAAGGATGTCTTTGTTTCA);
(23)配列番号45(CAAGGCTCTGGGTTAGATTCC)、配列番号46(TCAAGATGGAGGACATCTACTTTG);
(24)配列番号47(GATTTTCCAGGTAAGTGGCG)、配列番号48(CACATTCACTGTGAGTGCACA) ;
(25)配列番号49(CAGAAGGGAAATCTTAAAATGAGG)、配列番号50(CAACTTAGATGCATACACAGTTTGC);
(26)配列番号51(CCCAACTCATATGTATTATCCTGC)、配列番号52(TAATGACAGTGCCAAATCTTGG);
(27)配列番号53(ATAGTTGAAAAACTTGAACATGCG)、配列番号54(GAAAAGGTTAATGCTGGTCACC);
(28)配列番号55(ATGCTGCTGCTGTTGCTG)、配列番号56(AATCTGTGATAAGTTTTTTTACACACA);
2.マウスのCBA系統とC57BL/6系統との間の遺伝的多型の型を判別する方法であって、
(1)(a)被験マウスの生体試料から抽出されたDNAを鋳型とし、かつ本プライマー対群から選ばれる少なくとも1つ以上のマウスのCBA系統とC57BL/6系統との間の遺伝的多型の型を判別可能であるプライマー対を用いたPCRにより増幅された遺伝子産物の分子サイズと、(b)前記両系統の各々から抽出されたDNAを鋳型とし、かつ本プライマー対群から選ばれる少なくとも1つ以上のマウスのCBA系統とC57BL/6系統との間の遺伝的多型の型を判別可能であるプライマー対を用いたPCRにより増幅された遺伝子産物の分子サイズと、を比較する第一工程、
(2)第一工程により得られた差異に基づき、前記両系統に係るホモ型・ヘテロ型を判定する第二工程、及び、
(3)第二工程により判定された結果に基づき、被験マウスの染色体中に含まれる前記両系統の各々から由来する染色体の割合を決定する第三工程
を有することを特徴とする方法(以下、本発明判別方法と記すこともある。);
3.前記のマウスのCBA系統とC57BL/6系統との間の遺伝的多型の型を判別可能であるプライマー対が、第一工程において選ばれるプライマー対と当該プライマー対が増幅可能であるマウスマイクロサテライトマーカー以外のマウスマイクロサテライトマーカーを増幅可能である少なくとも1つ以上のプライマー対とを組み合わせてなるプライマー対であることを特徴とする前項2記載の方法;
4.CBA系統とC57BL/6系統との間の遺伝的多型を有するマウスを、前記両系統のいずれか一方の系統の遺伝的背景に純化させる方法であって、
前項2又は3記載の方法により決定された割合に基づき、前記両系統のいずれか一方の系統から由来する染色体の割合の高い子孫を選択的に継代に供する工程を有することを特徴とする方法(以下、本発明純化方法と記すこともある。);
5.前項4記載の方法により純化されてなることを特徴とするマウス又はその子孫;
6.CBA系統とC57BL/6系統とのいずれか一方の系統の遺伝的背景を高い割合で有するマウスの製造方法であって、
前項2又は3記載の方法により決定された割合に基づき、前記両系統のいずれか一方の系統から由来する染色体の割合の高い子孫を選択的に継代に供し、当当該継代を所望の前記割合に到達するまで繰り返すことを特徴とする製造方法(以下、本発明製造方法と記すこともある。);
7.前項6記載の製造方法により作製されたマウス又はその子孫;
8.マウスのCBA系統とC57BL/6系統との間の遺伝的多型の型を判別可能であるシステムであり、
(A)マウスのCBA系統及びC57BL/6系統の両系統と、本プライマー対群から選ばれる少なくとも1つ以上のプライマー対が増幅可能であるマウスマイクロサテライトマーカーの、マウスのCBA系統とC57BL/6系統との間の遺伝的多型の型とを関連付けたデータベースを有し、かつ、(B)(1a)被験マウスの生体試料から抽出されたDNAを鋳型とし、かつ本プライマー対群から選ばれる少なくとも1つ以上のマウスのCBA系統とC57BL/6系統との間の遺伝的多型の型を判別可能であるプライマー対を用いたPCRにより増幅された遺伝子産物の分子サイズに係る情報を蓄積・管理するための手段と、(1b)前記両系統の各々から抽出されたDNAを鋳型とし、かつ本プライマー対群から選ばれる少なくとも1つ以上のマウスのCBA系統とC57BL/6系統との間の遺伝的多型の型を判別可能であるプライマー対を用いたPCRにより増幅された遺伝子産物の分子サイズに係る情報を蓄積・管理するための手段と、(1c)これら両者の分子サイズを比較するための手段と、
(2a)前記手段(1c)により得られた差異に係る情報を蓄積・管理するための手段と、(2b)当当該差異に基づき、前記両系統に係るホモ型・ヘテロ型を判定するための手段と、(3a)前記手段(2b)により判定された結果に係る情報を蓄積・管理するための手段と、(3b)当当該結果に基づき、被験マウスの染色体中に含まれる前記両系統の各々から由来する染色体の割合を決定するための手段と、(3c)前記手段(3b)により決定された割合に係る情報を蓄積・管理するための手段と、(3d)前記手段(3c)により蓄積・管理された情報を表示・出力するための手段とを有することを特徴とするシステム(以下、本発明システムと記すこともある。);
9.マウスのCBA系統とC57BL/6系統との間の遺伝的多型の型を判別可能であるプログラムであり、コンピュータを
(A)マウスのCBA系統及びC57BL/6系統の両系統と、本プライマー対群から選ばれる少なくとも1つ以上のプライマー対が増幅可能であるマウスマイクロサテライトマーカーの、マウスのCBA系統とC57BL/6系統との間の遺伝的多型の型とを関連付けたデータベースを有し、かつ、(B)(1a)被験マウスの生体試料から抽出されたDNAを鋳型とし、かつ本プライマー対群から選ばれる少なくとも1つ以上のマウスのCBA系統とC57BL/6系統との間の遺伝的多型の型を判別可能であるプライマー対を用いたPCRにより増幅された遺伝子産物の分子サイズに係る情報を蓄積・管理するための手段と、(1b)前記両系統の各々から抽出されたDNAを鋳型とし、かつ本プライマー対群から選ばれる少なくとも1つ以上のマウスのCBA系統とC57BL/6系統との間の遺伝的多型の型を判別可能であるプライマー対を用いたPCRにより増幅された遺伝子産物の分子サイズに係る情報を蓄積・管理するための手段と、(1c)これら両者の分子サイズを比較するための手段と、
(2a)前記手段(1c)により得られた差異に係る情報を蓄積・管理するための手段と、(2b)当当該差異に基づき、前記両系統に係るホモ型・ヘテロ型を判定するための手段と、(3a)前記手段(2b)により判定された結果に係る情報を蓄積・管理するための手段と、(3b)当当該結果に基づき、被験マウスの染色体中に含まれる前記両系統の各々から由来する染色体の割合を決定するための手段と、(3c)前記手段(3b)により決定された割合に係る情報を蓄積・管理するための手段と、(3d)前記手段(3c)により蓄積・管理された情報を表示・出力するための手段として機能させるためのプログラム(以下、本発明プログラムと記すこともある。);
等を提供するものである。
本発明により、CBA系統とC57BL/6系統との間での交雑マウスに対して施される戻し交配を迅速に進める方法である「Speed Congenic法」を適用するために必要となる、CBA系統とC57BL/6系統とで多型の異なるマイクロサテライトマーカーを新たに提供可能とする。
本発明において、マウスのCBA系統とC57BL/6系統との間の遺伝的多型の型を判別するために用いられるプライマー対としては、下記のプライマー対群(即ち、本プライマー対群)から選ばれる少なくとも1つ以上のプライマー対を挙げることができる。
<プライマー対群((プライマー対番号)センスプライマー、アンチセンスプライマー;)>
(1)配列番号1(TTCTTAGAAGTGATAAAAGTTTCAGCA)、配列番号2(AAAATTCCAGAATTCTCACTACGG);
(2)配列番号3(CCACTTTGCGATCTCTTCAT)、配列番号4(ATTGTGGCTTAACTACAAAAATAATTC);
(3)配列番号5(GCCTCCATCAAAGGAAGACA)、配列番号6(TTTCTTCCCTGTCTATGTGATAAGG);
(4)配列番号7(TCTCTGCTAATTAAGTTGAAGAGTGC)、配列番号8(ACCAGTGTGTGTTTGTATGATGTG);
(5)配列番号9(GCTCCTGGGAAAGGAAGAAT)、配列番号10(GATACTTGGGGTTGTGCATACA);
(6)配列番号11(ACCCTCATGCCTCAAAACAC)、配列番号12(CAACTATGATGTAAATTGTCAAAATGG);
(7)配列番号13(ACCTGCACGTATTTTATGTCTACTC)、配列番号14(GAGTGTGCATGTATATTTTGTTTGG);
(8)配列番号15(ATGGGGTCTAGGAAAACATGG)、配列番号16(AAATTATGAGTATTTCACCTGAGTGTG);
(9)配列番号17(ATATGGAGTCTGTGTGTGTGTGC)、配列番号18(CACTGAATTTCTATTGTTGGAATAGG);
(10)配列番号19(CAGTGAAGCAAAAAGATTCGG)、配列番号20(TTCCAGTCTTGGGAATGTATCC);
(11)配列番号21(CACTTGCCACACAGCAGG)、配列番号22(CGTGCATGCACTAGTGTGTG);
(12)配列番号23(TACCCAGTGAGTCTCTGCTGG)、配列番号24(TCCACTTCTGTAAGGGTGTGG);
(13)配列番号25(GGCAGAACCACAGGTTGATT)、配列番号26(GGAATGAGGTTTGGGTCAAA);
(14)配列番号27(CCTTCAACTTTGTATTTGGAACA)、配列番号28(CATGGAAGAAACAGTGTTGGG);
(15)配列番号29(TCAATTTATTGTTGCAGTTGGC)、配列番号30(AACACAGCATGAGATGGATACG);
(16)配列番号31(CAGACTGGTGACATTGAACCG)、配列番号32(AGGAGAGCAACAATGTACTCACA);
(17)配列番号33(TCACTGTAGCCCAGAGCAGT)、配列番号34(CCTGTTGTCAACACCTGATG);
(18)配列番号35(TGACCTCTCTACACATGTGATTCA)、配列番号36(CTCAAAACAAAACAAAAATCTTAACTT);
(19)配列番号37(ACAACCAAAGGTCTTTGTAGAAGA)、配列番号38(AATATATAGGCACACCTTAATAGCCA);
(20)配列番号39(AGTATCAGAAGATCCAGTTGGAGG)、配列番号40(GTAGAAAAAGATACCCAGTGTCAGC);
(21)配列番号41(AGGGGAAGTCCTGTATGGACA)、配列番号42(ACCAACCTCGATAGAGCCATC);
(22)配列番号43(AGCCAGACTTGTGGAATCTCA)、配列番号44(GTTAAAGATAAGGATGTCTTTGTTTCA);
(23)配列番号45(CAAGGCTCTGGGTTAGATTCC)、配列番号46(TCAAGATGGAGGACATCTACTTTG);
(24)配列番号47(GATTTTCCAGGTAAGTGGCG)、配列番号48(CACATTCACTGTGAGTGCACA) ;
(25)配列番号49(CAGAAGGGAAATCTTAAAATGAGG)、配列番号50(CAACTTAGATGCATACACAGTTTGC);
(26)配列番号51(CCCAACTCATATGTATTATCCTGC)、配列番号52(TAATGACAGTGCCAAATCTTGG);
(27)配列番号53(ATAGTTGAAAAACTTGAACATGCG)、配列番号54(GAAAAGGTTAATGCTGGTCACC);
(28)配列番号55(ATGCTGCTGCTGTTGCTG)、配列番号56(AATCTGTGATAAGTTTTTTTACACACA);
本発明判別方法は、(1)(a)被験マウスの生体試料から抽出されたDNAを鋳型とし、かつ本プライマー対群から選ばれる少なくとも1つ以上のマウスのCBA系統とC57BL/6系統との間の遺伝的多型の型を判別可能であるプライマー対を用いたPCRにより増幅された遺伝子産物の分子サイズと、(b)前記両系統の各々から抽出されたDNAを鋳型とし、かつ本プライマー対群から選ばれる少なくとも1つ以上のマウスのCBA系統とC57BL/6系統との間の遺伝的多型の型を判別可能であるプライマー対を用いたPCRにより増幅された遺伝子産物の分子サイズと、を比較する第一工程、(2)第一工程により得られた差異に基づき、前記両系統に係るホモ型・ヘテロ型を判定する第二工程、及び、(3)第二工程により判定された結果に基づき、被験マウスの染色体中に含まれる前記両系統の各々から由来する染色体の割合を決定する第三工程、を有することを特徴とする。
本発明判別方法において、PCRの鋳型となるDNAが抽出される、被験マウスの生体試料としては、マウスの尾、血液、皮膚、肝臓、筋肉等の体のあらゆる組織・部分等を利用できる。これらの生体試料は、そのまま検体として用いてもよく、また、かかる生体試料から分離、分画、固定化等の種々の操作により調製された生体試料を検体として用いてもよい。
本発明判別方法での第一工程において用いられるPCR法は、遺伝子工学技術分野において通常使用されるような公知の方法でよい。当該PCR法において用いられるプライマー対は、本プライマー対群から選ばれる少なくとも1つ以上のマウスのCBA系統とC57BL/6系統との間の遺伝的多型の型を判別可能であるプライマー対であればよいが、分析するマイクロサテライトマーカーに応じて適宜選択すればよい。
ここで、「抽出されたDNAを鋳型とし、かつ本プライマー対群から選ばれる少なくとも1つ以上のマウスのCBA系統とC57BL/6系統との間の遺伝的多型の型を判別可能であるプライマー対を用いたPCRにより増幅された遺伝子産物の分子サイズ」とは、場合によっては、前記プライマー対が増幅可能であるマウスマイクロサテライトマーカーを特異的に増幅可能である実質的に同様な機能を有するプライマー対を用いたPCRにより増幅された遺伝子産物の分子サイズを含むものである。
本発明判別方法での第一工程において用いられる、PCRにより増幅された遺伝子産物の分子サイズを比較するには、例えば、アガロースゲル、変性及び非変性のポリアクリルアミドゲル等を用いる電気泳動等の遺伝子工学技術分野において通常使用されるような公知の方法を用いればよい。
本発明判別方法での第ニ工程においてホモ型・ヘテロ型を判定するには、例えば、上記のような電気泳動の終了後、被験マウスの生体試料から抽出されたDNAを鋳型とし、かつ本プライマー対群から選ばれる少なくとも1つ以上のマウスのCBA系統とC57BL/6系統との間の遺伝的多型の型を判別可能であるプライマー対を用いたPCRにより増幅された遺伝子産物の分子サイズ(即ち、増幅DNA断片長)と、前記両系統の各々から抽出されたDNAを鋳型とし、かつ本プライマー対群から選ばれる少なくとも1つ以上のマウスのCBA系統とC57BL/6系統との間の遺伝的多型の型を判別可能であるプライマー対を用いたPCRにより増幅された遺伝子産物の分子サイズ(即ち、C57BL/6J Jcl系統の増幅DNA断片長とCBA系統の増幅DNA断片長)とを比較し、その結果を得る。得られた結果(分子サイズの差異)に基づき、前記両系統に係るホモ型・ヘテロ型を判定すればよい。
本発明判別方法での第三工程において被験マウスの染色体中に含まれる前記両系統の各々から由来する染色体の割合を決定するには、各マイクロサテライトマーカー(即ち、本プライマー対群から選ばれる少なくとも1つ以上のマウスのCBA系統とC57BL/6系統との間の遺伝的多型の型を判別可能であるプライマー対)毎に、第二工程により判定された結果に基づき、例えば、CBA系統由来の染色体をホモで有すれば「0%」(若しくは「100%」)、C57BL/6系統由来の染色体をホモで有すれば「100%」(若しくは「0%」)又はCBA系統由来の染色体とC57BL/6系統由来の染色体とをヘテロで有すれば「50%」(若しくは「50%」)と設定して、第一工程及び第二工程で使用された全てのマイクロサテライトマーカー(即ち、本プライマー対群から選ばれる少なくとも1つ以上のマウスのCBA系統とC57BL/6系統との間の遺伝的多型の型を判別可能であるプライマー対)について、当該値の平均値を求めればよい。
本発明判別方法では、その使用目的・評価レベル等に応じて、本プライマー対群から選ばれる少なくとも1つ以上のマウスのCBA系統とC57BL/6系統との間の遺伝的多型の型を判別可能であるプライマー対の数を適宜調整すればよい。具体的には例えば、後述の実施例4において、1122番の産仔を父親としてC57BL/6系統雌との戻し交配を実施する場合には、図2記載のマイクロサテライトマーカーのうちD3Mit164、D8Mit277、D15Mit175及びD19Mit61以外の他のマイクロサテライトマーカーでは、C57BL/6系統由来の染色体をホモに有することが既に判明しているので、産仔はD3Mit164、D8Mit277、D15Mit175及びD19Mit61の4箇所のマーカーについての多型の型の分析だけを実施すればよい。
本発明判別方法における好ましい形態の一つとして、前記のマウスのCBA系統とC57BL/6系統との間の遺伝的多型の型を判別可能であるプライマー対が、第一工程において選ばれるプライマー対と当該プライマー対が増幅可能であるマウスマイクロサテライトマーカー以外のマウスマイクロサテライトマーカーを増幅可能である少なくとも1つ以上のプライマー対とを組み合わせてなるプライマー対であることを特徴として挙げることもできる。
具体的には例えば、後述の実施例4において、1122番の産仔の場合には、総数104個のマイクロサテライトマーカーを増幅可能である少なくとも1つ以上のプライマー対のうち、(1)図2記載の28箇所のマイクロサテライトマーカーを増幅可能である少なくとも1つ以上のプライマー対が、第一工程において選ばれるプライマー対(本プライマー対群から選ばれる少なくとも1つ以上のマウスのCBA系統とC57BL/6系統との間の遺伝的多型の型を判別可能であるプライマー対)であり、そして残りの(2)図3及び図4記載の76箇所のマイクロサテライトマーカーが、当該プライマー対が増幅可能であるマウスマイクロサテライトマーカー以外のマウスマイクロサテライトマーカーを増幅可能である少なくとも1つ以上のプライマー対であり、これらのプライマー対を併用することにより、交雑マウスのC57BL/6系統由来の染色体の割合を一層広範囲のゲノム上で測定することに利用できる。後述の実施例4では、0個がCBA系統由来の染色体をホモで有し、4個がCBA系統由来の染色体とC57BL/6系統由来の染色体とをヘテロで有し、100個がC57BL/6系統由来の染色体をホモで有すると判定される。このため、1122番の産仔の染色体中に含まれる前記両系統の各々から由来する染色体の割合は、C57BL/6J Jcl系統由来の染色体の割合としては{[CBA系統由来の染色体のホモ数]×0+[CBA系統由来の染色体とC57BL/6系統由来の染色体とのヘテロ数]×50+[C57BL/6系統由来の染色体のホモ数]×100}/104=98(%)と計算され、同様にCBA系統由来の染色体の割合としては{[CBA系統由来の染色体のホモ数]×100+[CBA系統由来の染色体とC57BL/6系統由来の染色体とのヘテロ数]×50+[C57BL/6系統由来の染色体のホモ数]×0}/104=2(%)と計算される。
また、後述の実施例4においては、上述のように、図2記載の28箇所のマイクロサテライトマーカーと図3及び図4記載の76箇所のマイクロサテライトマーカーとを併用することにより、交雑マウスのC57BL/6系統由来の染色体の割合を一層広範囲(合計10476箇所のマイクロサテライトマーカー)のゲノム上で測定しており、さらに戻し交配を繰り返すことにより、1122番の産仔の染色体中に含まれるC57BL/6J Jcl系統由来の染色体の割合が99(%)以上と計算されれば、例えば、Maltais LJ, et. al. (1997) Genomics 45: 471-476(インターネット:<URL:http://www.informatics.jax.org/mgihome/nomen/old_strain.shtml>)等に記載される「マウス及びラットの系統命名規約」に従い、コンジェニック系統とすることも可能となる。
本発明純化方法は、CBA系統とC57BL/6系統との間の遺伝的多型を有するマウスを、前記両系統のいずれか一方の系統の遺伝的背景に純化させる方法であって、本発明判別方法により決定された割合に基づき、前記両系統のいずれか一方の系統から由来する染色体の割合の高い子孫を選択的に継代に供する工程を有することを特徴とする。
本発明純化方法において、前記両系統のいずれか一方の系統から由来する染色体の割合の高い子孫を選択的に継代に供するには、当該技術分野において通常用いられる公知の方法に準じて実施すればよい。
このようにして純化されてなることを特徴とするマウス又はその子孫は、得られた形質を解釈する上で極めて有益に利用される。
本発明製造方法は、CBA系統とC57BL/6系統とのいずれか一方の系統の遺伝的背景を高い割合で有するマウスの製造方法であって、本発明判別方法により決定された割合に基づき、前記両系統のいずれか一方の系統から由来する染色体の割合の高い子孫を選択的に継代に供し、当当該継代を所望の前記割合に到達するまで繰り返すことを特徴とする。尚、本発明製造方法において用いられる各操作等は、本発明判別方法及び本発明純化方法についての説明において記載されたものと同様であればよい。
このようにして製造されたマウス又はその子孫は、得られた形質を解釈する上で極めて有益に利用される。
本発明は、(1)マウスのCBA系統とC57BL/6系統との間の遺伝的多型の型を判別可能であるシステム(即ち、本発明システム)や、(2)マウスのCBA系統とC57BL/6系統との間の遺伝的多型の型を判別可能であるプログラム(本発明プログラム)を含むものである。
本発明システムでは、(A)マウスのCBA系統及びC57BL/6系統の両系統と、本プライマー対群から選ばれる少なくとも1つ以上のプライマー対が増幅可能であるマウスマイクロサテライトマーカーの、マウスのCBA系統とC57BL/6系統との間の遺伝的多型の型とを関連付けたデータベースを有し、かつ、(B)(1a)被験マウスの生体試料から抽出されたDNAを鋳型とし、かつ本プライマー対群から選ばれる少なくとも1つ以上のマウスのCBA系統とC57BL/6系統との間の遺伝的多型の型を判別可能であるプライマー対を用いたPCRにより増幅された遺伝子産物の分子サイズに係る情報を蓄積・管理するための手段(以下、手段1aと記すこともある。)と、(1b)前記両系統の各々から抽出されたDNAを鋳型とし、かつ本プライマー対群から選ばれる少なくとも1つ以上のマウスのCBA系統とC57BL/6系統との間の遺伝的多型の型を判別可能であるプライマー対を用いたPCRにより増幅された遺伝子産物の分子サイズに係る情報を蓄積・管理するための手段(以下、手段1bと記すこともある。)と、(1c)これら両者の分子サイズを比較するための手段(以下、手段1cと記すこともある。)と、(2a)前記手段(1c)により得られた差異に係る情報を蓄積・管理するための手段(以下、手段2aと記すこともある。)と、(2b)当該差異に基づき、前記両系統に係るホモ型・ヘテロ型を判定するための手段(以下、手段2bと記すこともある。)と、(3a)前記手段(2b)により判定された結果に係る情報を蓄積・管理するための手段(以下、手段3aと記すこともある。)と、(3b)当該結果に基づき、被験マウスの染色体中に含まれる前記両系統の各々から由来する染色体の割合を決定するための手段(以下、手段3bと記すこともある。)と、(3c)前記手段(3b)により決定された割合に係る情報を蓄積・管理するための手段(以下、手段3cと記すこともある。)と、(3d)前記手段(3c)により蓄積・管理された情報を表示・出力するための手段(以下、手段3dと記すこともある。)とを有することを特徴とする。
また、本発明プログラムでは、マウスのCBA系統とC57BL/6系統との間の遺伝的多型の型を判別可能であるプログラムであり、コンピュータを(A)マウスのCBA系統及びC57BL/6系統の両系統と、本プライマー対群から選ばれる少なくとも1つ以上のプライマー対が増幅可能であるマウスマイクロサテライトマーカーの、マウスのCBA系統とC57BL/6系統との間の遺伝的多型の型とを関連付けたデータベースを有し、かつ、(B)(1a)被験マウスの生体試料から抽出されたDNAを鋳型とし、かつ本プライマー対群から選ばれる少なくとも1つ以上のマウスのCBA系統とC57BL/6系統との間の遺伝的多型の型を判別可能であるプライマー対を用いたPCRにより増幅された遺伝子産物の分子サイズに係る情報を蓄積・管理するための手段(即ち、手段1a)と、(1b)前記両系統の各々から抽出されたDNAを鋳型とし、かつ本プライマー対群から選ばれる少なくとも1つ以上のマウスのCBA系統とC57BL/6系統との間の遺伝的多型の型を判別可能であるプライマー対を用いたPCRにより増幅された遺伝子産物の分子サイズに係る情報を蓄積・管理するための手段(即ち、手段1b)と、(1c)これら両者の分子サイズを比較するための手段(即ち、手段1c)と、(2a)前記手段(1c)により得られた差異に係る情報を蓄積・管理するための手段(即ち、手段2a)と、(2b)当当該差異に基づき、前記両系統に係るホモ型・ヘテロ型を判定するための手段(即ち、手段2b)と、(3a)前記手段(2b)により判定された結果に係る情報を蓄積・管理するための手段(即ち、手段3a)と、(3b)当当該結果に基づき、被験マウスの染色体中に含まれる前記両系統の各々から由来する染色体の割合を決定するための手段(即ち、手段3b)と、(3c)前記手段(3b)により決定された割合に係る情報を蓄積・管理するための手段(即ち、手段3c)と、(3d)前記手段(3c)により蓄積・管理された情報を表示・出力するための手段(即ち、手段3d)として機能させることを特徴とする。
尚、当該システムに対応するプログラムは、コンピュータを本発明システムが含む各手段として機能させるためのプログラムであればよい。
ここで「マウスのCBA系統及びC57BL/6系統の両系統と、本プライマー対群から選ばれる少なくとも1つ以上のプライマー対が増幅可能であるマウスマイクロサテライトマーカーの、マウスのCBA系統とC57BL/6系統との間の遺伝的多型の型とを関連付けたデータベース」は、被験マウスの生体試料から抽出されたDNAを鋳型とし、かつ本プライマー対群から選ばれる少なくとも1つ以上のマウスのCBA系統とC57BL/6系統との間の遺伝的多型の型を判別可能であるプライマー対を用いたPCRにより増幅された遺伝子産物の分子サイズを前記データベースが有する前記両系統の各々から抽出されたDNAを鋳型とし、かつ本プライマー対群から選ばれる少なくとも1つ以上のマウスのCBA系統とC57BL/6系統との間の遺伝的多型の型を判別可能であるプライマー対を用いたPCRにより増幅された遺伝子産物の分子サイズとの照合を可能とするものであり、前記両系統に係るホモ型・ヘテロ型を判定するために利用される。
まず、手段1aについて説明する。手段1aは、前記のとおり、被験マウスの生体試料から抽出されたDNAを鋳型とし、かつ本プライマー対群から選ばれる少なくとも1つ以上のマウスのCBA系統とC57BL/6系統との間の遺伝的多型の型を判別可能であるプライマー対を用いたPCRにより増幅された遺伝子産物の分子サイズに係る情報を蓄積・管理するための手段である。かかる情報は、入力手段1等(尚、算出手段1により計算された結果を内部処理的に自動入力等により入力する入力手段も含む。)により入力され、通常記憶手段2に記憶される。因みに入力手段としては、例えばキーボード、マウス等の当該情報の入力可能なものや、プログラム等に基づき自動処理されるようなものが挙げられる。尚、当該情報の蓄積・管理には、コンピュータ等のハードウェアとOS及びデータベース管理等のソフトウエアとを用いて、データ構造を有する情報を入力し、適当な記憶装置、例えば、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、ハードディスク等のコンピュータ読取可能な記録媒体に蓄積することにより、大量のデータを効率良く蓄積し管理すればよい。
手段b1について説明する。手段b1は、前記のとおり、前記両系統の各々から抽出されたDNAを鋳型とし、かつ本プライマー対群から選ばれる少なくとも1つ以上のマウスのCBA系統とC57BL/6系統との間の遺伝的多型の型を判別可能であるプライマー対を用いたPCRにより増幅された遺伝子産物の分子サイズに係る情報を蓄積・管理するための手段である。かかる情報は、入力手段1等(尚、算出手段1により計算された結果を内部処理的に自動入力等により入力する入力手段も含む。)により入力され、通常記憶手段2に記憶される。入力手段としては、例えばキーボード、マウス等の当該情報の入力可能なものや、プログラム等に基づき自動処理されるようなものが挙げられる。尚、当該情報の蓄積・管理には、コンピュータ等のハードウェアとOS及びデータベース管理等のソフトウエアとを用いて、データ構造を有する情報を入力し、適当な記憶装置、例えば、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、ハードディスク等のコンピュータ読取可能な記録媒体に蓄積することにより、大量のデータを効率良く蓄積し管理すればよい。
手段1c及び手段2aについて説明する。手段1cは、前記のとおり、手段1aにより管理・蓄積された分子サイズと、手段1bにより管理・蓄積された分子サイズとを比較するための手段である。そして手段2aは、前記のとおり、当該比較により得られた差異に係る情報を管理・蓄積する手段である。かかる情報は、入力手段1等(尚、算出手段1により計算された結果を内部処理的に自動入力等により入力する入力手段も含む。)により入力され、通常記憶手段2に記憶される。入力手段としては、例えばキーボード、マウス等の当該情報の入力可能なものや、プログラム等に基づき自動処理されるようなものが挙げられる。当該情報の入力及び蓄積・管理が完了すれば、次の手段2bに進む。尚、当該情報の蓄積・管理には、コンピュータ等のハードウェアとOS及びデータベース管理等のソフトウエアとを用いて、データ構造を有する情報を入力し、適当な記憶装置、例えば、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、ハードディスク等のコンピュータ読取可能な記録媒体に蓄積することにより、大量のデータを効率良く蓄積し管理すればよい。
手段2b及び手段3aについて説明する。手段2bは、前記のとおり、手段2aにより蓄積・管理される情報である差異に基づき、前記両系統に係るホモ型・ヘテロ型を判定するための手段である。そして手段3aは、前記のとおり、当該手段2bにより判定された結果に係る情報を蓄積・管理するための手段である。かかる情報は、入力手段1等(尚、算出手段1により計算された結果を内部処理的に自動入力等により入力する入力手段も含む。)により入力され、通常記憶手段2に記憶される。入力手段としては、例えばキーボード、マウス等の当該情報の入力可能なものや、プログラム等に基づき自動処理されるようなものが挙げられる。当該情報の入力及び蓄積・管理が完了すれば、次の手段2bに進む。尚、当該情報の蓄積・管理には、コンピュータ等のハードウェアとOS及びデータベース管理等のソフトウエアとを用いて、データ構造を有する情報を入力し、適当な記憶装置、例えば、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、ハードディスク等のコンピュータ読取可能な記録媒体に蓄積することにより、大量のデータを効率良く蓄積し管理すればよい。
手段3b及び手段3cについて説明する。手段3bは、前記のとおり、手段3aにより蓄積・管理される情報である結果に基づき、被験マウスの染色体中に含まれる前記両系統の各々から由来する染色体の割合を決定するための手段である。そして手段3cは、前記のとおり、前記手段3bにより決定された割合に係る情報を蓄積・管理するための手段である。かかる情報は、入力手段1等(尚、算出手段1により計算された結果を内部処理的に自動入力等により入力する入力手段も含む。)により入力され、通常記憶手段2に記憶される。入力手段としては、例えばキーボード、マウス等の当該情報の入力可能なものや、プログラム等に基づき自動処理されるようなものが挙げられる。当該情報の入力及び蓄積・管理が完了すれば、次の手段2bに進む。尚、当該情報の蓄積・管理には、コンピュータ等のハードウェアとOS及びデータベース管理等のソフトウエアとを用いて、データ構造を有する情報を入力し、適当な記憶装置、例えば、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、ハードディスク等のコンピュータ読取可能な記録媒体に蓄積することにより、大量のデータを効率良く蓄積し管理すればよい。
手段3dについて説明する。手段3dは、前記のとおり、前記手段3cにより蓄積・管理された情報を表示・出力するための手段である。表示・出力手段3としては、例えばディスプレイ、プリンタ等が挙げられ、当該結果をコンピュータのディスプレイ装置に表示するか、印刷等により紙上に出力するか等すればよい。
以下、本発明をより詳細に説明するため、実施例を挙げて説明するが本発明はこれらの例に限定されるものではない。
実施例1 (C57BL/6J Jcl系統とCBA系統とのマイクロサテライト増幅(その1))
C57BL/6J Jcl系統を日本クレア社から購入し、CBA系統を日本チャールズリバー社から購入した。購入された両系統の各々の尾部1cmから、プロメガ社の「Genomic DNA Purification Kit」を使用し、使用されたキットにより推奨される方法に従って、ゲノムDNAを採取した。採取されたゲノムDNAを純水100μlに溶解することにより、PCRにおける鋳型DNAとして用いるゲノムDNA溶液を調製した。
調製されたゲノムDNA溶液を、28箇所のマイクロサテライトマーカーを増幅する図2記載のプライマー対を用いたPCRを実施した。尚、各マイクロサテライトマーカーにおけるPCRの条件である、酵素、反応温度及びサイクル数は、各マイクロサテライトマーカー毎に異なり、詳細は図2に記載した。
PCRはGeneAmp9700システム(Aplied Biosystems社製)を使用し、25μlの反応液量で行った。反応液中には0.5μl鋳型DNA溶液,0.01 units KOD plus DNA polymerase (東洋紡社)又は0.05 units ExTaq DNA polymerase (宝酒造社製)、 0.5μM 各プライマーが含まれ、緩衝液は酵素に添付されたものを用いた。PCR条件は、酵素としてKOD plus DNA polymeraseを使用した場合には95℃で30秒、伸長温度で1分、及び60℃で1分を1サイクルとし、また酵素としてExTaq DNA polymeraseを使用した場合には94℃で30秒、伸長温度で30秒、及び72℃で30秒を1サイクルとし、図2記載のサイクル数で反応した。反応の伸長温度は図2に記載した。反応終了後、反応液のうち5μlを、臭化エチジウムを含む5%アガロースゲルを用いる電気泳動に供した。電気泳動終了後、C57BL/6J Jcl系統の増幅DNA断片長とCBA系統の増幅DNA断片長とを比較し、その結果(電気泳動結果及びC57BL/6J Jcl系統とCBA系統とのどちらが長いか)を図2に記載した。
以上の結果から、図2記載の28箇所のマイクロサテライトマーカーは、PCR法とアガロースゲルを用いる電気泳動との組み合わせにおいて、C57BL/6J Jcl系統由来の染色体とCBA系統由来の染色体との判別に利用できることが確認された。
実施例2 (C57BL/6J Jcl系統とCBA系統との交雑マウスのマイクロサテライト増幅(その1))
C57BL/6系統とCBA系統との交雑マウス雄を2匹(1002番及び1003番)調製・準備した。これら交雑マウス雄の各々と日本クレア社から購入したC57BL/6J Jcl系統雌とを交配することにより、産仔を8匹(1101番、1111番、1122番、1123番、1131番、1132番、1133番、1134番)得た。得られた産仔8匹において、図2記載の28箇所のマイクロサテライトマーカーについて、実施例1記載の方法に準じてPCRを実施し、そのPCR反応液を電気泳動に供した。電気泳動終了後、得られた増幅DNA断片長の結果に基づき、CBA系統由来の染色体をホモで有するか、C57BL/6系統由来の染色体をホモで有するか、又はCBA系統由来の染色体とC57BL/6系統由来の染色体とをヘテロで有するかを、各種のマイクロサテライトマーカーについて判定し、その結果を図5に記載した。また、全ゲノムにおけるC57BL/6J Jcl系統由来の染色体の割合を計算したところ、1101番では89.3%、1111番では92.9%、1122番では92.9%、1123番では92.9%、1131番では96.4%、1132番では94.6%、1133番では89.3%、1134番では91.1%であった。
以上のように、図2記載の28箇所のマイクロサテライトマーカーは、交雑マウスのC57BL/6系統由来の染色体の割合を測定することに利用できることが確認された。
参考例1 (C57BL/6J Jcl系統とCBA系統とのマイクロサテライト増幅(その2))
さらに76箇所のマイクロサテライトマーカーを増幅する図3及び図4記載のプライマー対を用いたPCRを実施した。尚、各マイクロサテライトマーカーにおけるPCRの条件である、酵素、反応温度及びサイクル数は、各マイクロサテライトマーカー毎に異なり、詳細は図2に記載した。
PCRはGeneAmp9700システム(Aplied Biosystems社製)を使用し、25μlの反応液量で行った。反応液中には0.5μl鋳型DNA溶液,0.01 units KOD plus DNA polymerase (東洋紡社)又は0.05 units ExTaq DNA polymerase (宝酒造社製)、 0.5μM 各プライマーが含まれ、緩衝液は酵素に添付されたものを用いた。PCR条件は、酵素としてKOD plus DNA polymeraseを使用した場合には95℃で30秒、伸長温度で1分、及び60℃で1分を1サイクルとし、また酵素としてExTaq DNA polymeraseを使用した場合には94℃で30秒、伸長温度で30秒、及び72℃で30秒を1サイクルとし、図2記載のサイクル数で反応した。反応の伸長温度は図2に記載した。反応終了後、反応液のうち5μlを、臭化エチジウムを含む5%アガロースゲルを用いる電気泳動に供した。但し、Fgf3の場合には、PCRにおける伸長時間を2分とし、1%アガロースゲルを用いる電気泳動とした。またD17Mit221の場合には、PCRにおける伸長時間を1分とした。電気泳動終了後、C57BL/6J Jcl系統の増幅DNA断片長とCBA系統の増幅DNA断片長とを比較し、その結果(電気泳動結果及びC57BL/6J Jcl系統とCBA系統とのどちらが長いか)を図3及び図4に記載した。
以上の結果から、図3及び図4記載の76箇所のマイクロサテライトマーカーは、PCR法とアガロースゲルを用いる電気泳動との組み合わせにおいて、C57BL/6J Jcl系統由来の染色体とCBA系統由来の染色体との判別に利用できることが確認された。
実施例3 (C57BL/6J Jcl系統とCBA系統との交雑マウスのマイクロサテライト増幅(その2))
C57BL/6系統とCBA系統との交雑マウス雄を2匹(1002番及び1003番)調製・準備した。これら交雑マウス雄の各々と日本クレア社から購入したC57BL/6J Jcl系統雌とを交配することにより、産仔を8匹(1101番、1111番、1122番、1123番、1131番、1132番、1133番、1134番)得た。得られた産仔8匹において、図2記載のマイクロサテライトマーカー及び図3及び図4記載のマイクロサテライトマーカーの両者について、実施例1又は実施例2に記載される方法に準じてPCRを実施し、そのPCR反応液を電気泳動に供した。電気泳動終了後、得られた増幅DNA断片長の結果に基づき、CBA系統由来の染色体をホモで有するか、C57BL/6系統由来の染色体をホモで有するか、又はCBA系統由来の染色体とC57BL/6系統由来の染色体とをヘテロで有するかを、各種のマイクロサテライトマーカーについて判定し、その結果を図6及び図7に記載した。また、全ゲノムにおけるC57BL/6J Jcl系統由来の染色体の割合を計算したところ、1101番では92.3%、1111番では96.6%、1122番では98.1%、1123番では94.2%、1131番では97.6%、1132番では97.6%、1133番では95.2%、1134番では95.2%であった。(つまり、1122番の産仔がC57BL/6J Jcl系統由来の染色体の割合が最も高く、C57BL/6J Jcl系統への純化が最も進んでいると判断可能である。)
以上のように、図2記載の28箇所のマイクロサテライトマーカーと図3及び図4記載の76箇所のマイクロサテライトマーカーとを併用することにより、交雑マウスのC57BL/6系統由来の染色体の割合を一層広範囲のゲノム上で測定することに利用できることが確認された。
本発明により、CBA系統とC57BL/6系統との間での交雑マウスに対して施される戻し交配を迅速に進める方法である「Speed Congenic法」を適用するために必要となる、CBA系統とC57BL/6系統とで多型の異なるマイクロサテライトマーカーを新たに提供可能とする。
図1は、戻し交配を迅速に進める方法である「Speed Congenic法」を説明するための図である。通常マウスの表現型を均一な遺伝的背景のもとで解析するために戻し交配が実施される。通常戻し交配の過程で出生した産仔のうち任意のマウスを何の選択圧もかけずに選び次世代の交配に供するが、「Speed Congenic法」では、出生した産仔全てに対して、多数のマイクロサテライトマーカーの多型の型を判別することにより全ゲノムにおけるdonor系統由来の染色体とrecipient系統由来の染色体との割合を測定し、recipient系統由来の染色体の割合が特に多い産仔を次世代の交配に供する。 図2は、カラム列の左から右への順に、28箇所のマイクロサテライトマーカーの存在する染色体番号、染色体上の位置(cM)、マイクロサテライト名、プライマー対の塩基配列(センスプライマー)、プライマー対の塩基配列(アンチセンスプライマー)、C57BL/6マウスゲノムDNA及びCBAマウスゲノムDNAを鋳型として各プライマー対を用いてPCRを実施した後の反応液を電気泳動した結果を示す写真、電気泳動における両系統(C57BL/6、CBA)の増幅DNA断片長の判定結果を符号により示したもの(「>」、「<」)、PCR法の反応条件(酵素)、PCR法の反応条件(アニーリング温度)、PCR法の反応条件(サイクル数)について記載されたものである。 図3は、カラム列の左から右への順に、76箇所のうちの40箇所のマイクロサテライトマーカーの存在する染色体番号、染色体上の位置(cM)、マイクロサテライト名、プライマー対の塩基配列(センスプライマー)、プライマー対の塩基配列(アンチセンスプライマー)、C57BL/6マウスゲノムDNA及びCBAマウスゲノムDNAを鋳型として各プライマー対を用いてPCRを実施した後の反応液を電気泳動した結果を示す写真、電気泳動における両系統(C57BL/6、CBA)の増幅DNA断片長の判定結果を符号により示したもの(「>」、「<」)、PCR法の反応条件(酵素)、PCR法の反応条件(アニーリング温度)、PCR法の反応条件(サイクル数)について記載されたものである。尚、マイクロサテライトマーカーFgf3及びD17Mit221における欄外の記載は、PCR条件が実施例記載の標準値と一部異なることを示すものである。 図4は、カラム列の左から右への順に、76箇所のうちの36箇所のマイクロサテライトマーカーの存在する染色体番号、染色体上の位置(cM)、マイクロサテライト名、プライマー対の塩基配列(センスプライマー)、プライマー対の塩基配列(アンチセンスプライマー)、C57BL/6マウスゲノムDNA及びCBAマウスゲノムDNAを鋳型として各プライマー対を用いてPCRを実施した後の反応液を電気泳動した結果を示す写真、電気泳動における両系統(C57BL/6、CBA)の増幅DNA断片長の判定結果を符号により示したもの(「>」、「<」)、PCR法の反応条件(酵素)、PCR法の反応条件(アニーリング温度)、PCR法の反応条件(サイクル数)について記載されたものである。尚、マイクロサテライトマーカーFgf3及びD17Mit221における欄外の記載は、PCR条件が実施例記載の標準値と一部異なることを示すものである。 図5は、8匹の交雑マウスについて、図1に示された各マイクロサテライトマーカーにおける多型の型を判別した結果が記載されたものである。調べられた各マイクロサテライトマーカーの多型の型がC57BL/6系統由来の染色体のホモ型であった場合には「●」印を、CBA系統由来の染色体とC57BL/6系統由来の染色体とのヘテロ型であった場合には「△」で示した。これらの交雑マウスは母親がC57BL/6系統の純系マウスなので、それぞれの交雑マウスにおいてCBA系統由来の染色体がホモ型と判別されたマイクロサテライトマーカーは存在していなかった。尚、各々の交雑マウスについて、全ゲノムにおけるC57BL/6系統由来の染色体の割合を計算した結果は、欄外の下部に「C57BL/6由来染色体の含有量(%)」として記載されている。 図6は、8匹の交雑マウスについて、図1に示された各マイクロサテライトマーカー及び図2及び図3に示される各マイクロサテライトマーカーにおける多型の型を判別した結果(その1)が記載されたものである(後半部は図7に記載されている。)。調べられた各マイクロサテライトマーカーの多型の型がC57BL/6系統由来の染色体のホモ型であった場合には「●」印を、CBA系統由来の染色体とC57BL/6系統由来の染色体とのヘテロ型であった場合には「△」で示した。これらの交雑マウスは母親がC57BL/6系統の純系マウスなので、それぞれの交雑マウスにおいてCBA系統由来の染色体がホモ型と判別されたマイクロサテライトマーカーは存在していなかった。尚、各々の交雑マウスについて、全ゲノムにおけるC57BL/6系統由来の染色体の割合を計算した結果は、欄外の下部に「C57BL/6由来染色体の含有量(%)」として記載されている。 図7は、8匹の交雑マウスについて、図1に示された各マイクロサテライトマーカー及び図2及び図3に示される各マイクロサテライトマーカーにおける多型の型を判別した結果(その2)が記載されたものである(前半部は図6に記載されている。)。調べられた各マイクロサテライトマーカーの多型の型がC57BL/6系統由来の染色体のホモ型であった場合には「●」印を、CBA系統由来の染色体とC57BL/6系統由来の染色体とのヘテロ型であった場合には「△」で示した。これらの交雑マウスは母親がC57BL/6系統の純系マウスなので、それぞれの交雑マウスにおいてCBA系統由来の染色体がホモ型と判別されたマイクロサテライトマーカーは存在していなかった。尚、各々の交雑マウスについて、全ゲノムにおけるC57BL/6系統由来の染色体の割合を計算した結果は、欄外の下部に「C57BL/6由来染色体の含有量(%)」として記載されている。
配列番号1
PCRのために設計されたオリゴヌクレオチドプライマー
配列番号2
PCRのために設計されたオリゴヌクレオチドプライマー
配列番号3
PCRのために設計されたオリゴヌクレオチドプライマー
配列番号4
PCRのために設計されたオリゴヌクレオチドプライマー
配列番号5
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配列番号6
PCRのために設計されたオリゴヌクレオチドプライマー
配列番号7
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配列番号8
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配列番号9
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配列番号10
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配列番号11
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配列番号12
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配列番号13
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配列番号15
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配列番号16
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配列番号17
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配列番号18
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配列番号19
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配列番号20
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配列番号21
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配列番号22
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配列番号23
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配列番号26
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配列番号27
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配列番号28
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配列番号29
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配列番号30
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配列番号31
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配列番号32
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配列番号33
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配列番号34
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配列番号35
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配列番号36
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配列番号37
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配列番号38
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配列番号39
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配列番号40
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配列番号41
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配列番号42
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配列番号43
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配列番号44
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配列番号45
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配列番号46
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配列番号47
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配列番号48
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配列番号49
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配列番号50
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配列番号51
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配列番号52
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配列番号53
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配列番号54
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配列番号55
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配列番号56
PCRのために設計されたオリゴヌクレオチドプライマー

Claims (9)

  1. マウスのCBA系統とC57BL/6系統との間の遺伝的多型の型を判別するための、下記のプライマー対群から選ばれる少なくとも1つ以上のプライマー対の使用。
    <プライマー対群(センスプライマー、アンチセンスプライマー)>
    (1)配列番号1、配列番号2;
    (2)配列番号3、配列番号4;
    (3)配列番号5、配列番号6;
    (4)配列番号7、配列番号8;
    (5)配列番号9、配列番号10;
    (6)配列番号11、配列番号12;
    (7)配列番号13、配列番号14;
    (8)配列番号15、配列番号16;
    (9)配列番号17、配列番号18;
    (10)配列番号19、配列番号20;
    (11)配列番号21、配列番号22;
    (12)配列番号23、配列番号24;
    (13)配列番号25、配列番号26;
    (14)配列番号27、配列番号28;
    (15)配列番号29、配列番号30;
    (16)配列番号31、配列番号32;
    (17)配列番号33、配列番号34;
    (18)配列番号35、配列番号36;
    (19)配列番号37、配列番号38;
    (20)配列番号39、配列番号40;
    (21)配列番号41、配列番号42;
    (22)配列番号43、配列番号44;
    (23)配列番号45、配列番号46;
    (24)配列番号47、配列番号48;
    (25)配列番号49、配列番号50;
    (26)配列番号51、配列番号52;
    (27)配列番号53、配列番号54;
    (28)配列番号55、配列番号56;
  2. マウスのCBA系統とC57BL/6系統との間の遺伝的多型の型を判別する方法であって、
    (1)(a)被験マウスの生体試料から抽出されたDNAを鋳型とし、かつ下記のプライマー対群から選ばれる少なくとも1つ以上のマウスのCBA系統とC57BL/6系統との間の遺伝的多型の型を判別可能であるプライマー対を用いたPCRにより増幅された遺伝子産物の分子サイズと、(b)前記両系統の各々から抽出されたDNAを鋳型とし、かつ下記のプライマー対群から選ばれる少なくとも1つ以上のマウスのCBA系統とC57BL/6系統との間の遺伝的多型の型を判別可能であるプライマー対を用いたPCRにより増幅された遺伝子産物の分子サイズと、を比較する第一工程、
    (2)第一工程により得られた差異に基づき、前記両系統に係るホモ型・ヘテロ型を判定する第二工程、及び、
    (3)第二工程により判定された結果に基づき、被験マウスの染色体中に含まれる前記両系統の各々から由来する染色体の割合を決定する第三工程
    を有することを特徴とする方法。
    <プライマー対群(センスプライマー、アンチセンスプライマー)>
    (1)配列番号1、配列番号2;
    (2)配列番号3、配列番号4;
    (3)配列番号5、配列番号6;
    (4)配列番号7、配列番号8;
    (5)配列番号9、配列番号10;
    (6)配列番号11、配列番号12;
    (7)配列番号13、配列番号14;
    (8)配列番号15、配列番号16;
    (9)配列番号17、配列番号18;
    (10)配列番号19、配列番号20;
    (11)配列番号21、配列番号22;
    (12)配列番号23、配列番号24;
    (13)配列番号25、配列番号26;
    (14)配列番号27、配列番号28;
    (15)配列番号29、配列番号30;
    (16)配列番号31、配列番号32;
    (17)配列番号33、配列番号34;
    (18)配列番号35、配列番号36;
    (19)配列番号37、配列番号38;
    (20)配列番号39、配列番号40;
    (21)配列番号41、配列番号42;
    (22)配列番号43、配列番号44;
    (23)配列番号45、配列番号46;
    (24)配列番号47、配列番号48;
    (25)配列番号49、配列番号50;
    (26)配列番号51、配列番号52;
    (27)配列番号53、配列番号54;
    (28)配列番号55、配列番号56;
  3. 前記のマウスのCBA系統とC57BL/6系統との間の遺伝的多型の型を判別可能であるプライマー対が、第一工程において選ばれるプライマー対と当該プライマー対が増幅可能であるマウスマイクロサテライトマーカー以外のマウスマイクロサテライトマーカーを増幅可能である少なくとも1つ以上のプライマー対とを組み合わせてなるプライマー対であることを特徴とする請求項2記載の方法。
  4. CBA系統とC57BL/6系統との間の遺伝的多型を有するマウスを、前記両系統のいずれか一方の系統の遺伝的背景に純化させる方法であって、
    請求項2又は3記載の方法により決定された割合に基づき、前記両系統のいずれか一方の系統から由来する染色体の割合の高い子孫を選択的に継代に供する工程を有することを特徴とする方法。
  5. 請求項4記載の方法により純化されてなることを特徴とするマウス又はその子孫。
  6. CBA系統とC57BL/6系統とのいずれか一方の系統の遺伝的背景を高い割合で有するマウスの製造方法であって、
    請求項2又は3記載の方法により決定された割合に基づき、前記両系統のいずれか一方の系統から由来する染色体の割合の高い子孫を選択的に継代に供し、当該継代を所望の前記割合に到達するまで繰り返すことを特徴とする製造方法。
  7. 請求項6記載の製造方法により作製されたマウス又はその子孫。
  8. マウスのCBA系統とC57BL/6系統との間の遺伝的多型の型を判別可能であるシステムであり、
    (A)マウスのCBA系統及びC57BL/6系統の両系統と、下記のプライマー対群から選ばれる少なくとも1つ以上のプライマー対が増幅可能であるマウスマイクロサテライトマーカーの、マウスのCBA系統とC57BL/6系統との間の遺伝的多型の型とを関連付けたデータベースを有し、かつ、(B)(1a)被験マウスの生体試料から抽出されたDNAを鋳型とし、かつ下記のプライマー対群から選ばれる少なくとも1つ以上のマウスのCBA系統とC57BL/6系統との間の遺伝的多型の型を判別可能であるプライマー対を用いたPCRにより増幅された遺伝子産物の分子サイズに係る情報を蓄積・管理するための手段と、(1b)前記両系統の各々から抽出されたDNAを鋳型とし、かつ下記のプライマー対群から選ばれる少なくとも1つ以上のマウスのCBA系統とC57BL/6系統との間の遺伝的多型の型を判別可能であるプライマー対を用いたPCRにより増幅された遺伝子産物の分子サイズに係る情報を蓄積・管理するための手段と、(1c)これら両者の分子サイズを比較するための手段と、
    (2a)前記手段(1c)により得られた差異に係る情報を蓄積・管理するための手段と、(2b)当該差異に基づき、前記両系統に係るホモ型・ヘテロ型を判定するための手段と、(3a)前記手段(2b)により判定された結果に係る情報を蓄積・管理するための手段と、(3b)当該結果に基づき、被験マウスの染色体中に含まれる前記両系統の各々から由来する染色体の割合を決定するための手段と、(3c)前記手段(3b)により決定された割合に係る情報を蓄積・管理するための手段と、(3d)前記手段(3c)により蓄積・管理された情報を表示・出力するための手段とを有することを特徴とするシステム。
    <プライマー対群(センスプライマー、アンチセンスプライマー)>
    (1)配列番号1、配列番号2;
    (2)配列番号3、配列番号4;
    (3)配列番号5、配列番号6;
    (4)配列番号7、配列番号8;
    (5)配列番号9、配列番号10;
    (6)配列番号11、配列番号12;
    (7)配列番号13、配列番号14;
    (8)配列番号15、配列番号16;
    (9)配列番号17、配列番号18;
    (10)配列番号19、配列番号20;
    (11)配列番号21、配列番号22;
    (12)配列番号23、配列番号24;
    (13)配列番号25、配列番号26;
    (14)配列番号27、配列番号28;
    (15)配列番号29、配列番号30;
    (16)配列番号31、配列番号32;
    (17)配列番号33、配列番号34;
    (18)配列番号35、配列番号36;
    (19)配列番号37、配列番号38;
    (20)配列番号39、配列番号40;
    (21)配列番号41、配列番号42;
    (22)配列番号43、配列番号44;
    (23)配列番号45、配列番号46;
    (24)配列番号47、配列番号48;
    (25)配列番号49、配列番号50;
    (26)配列番号51、配列番号52;
    (27)配列番号53、配列番号54;
    (28)配列番号55、配列番号56;
  9. マウスのCBA系統とC57BL/6系統との間の遺伝的多型の型を判別可能であるプログラムであり、コンピュータを
    (A)マウスのCBA系統及びC57BL/6系統の両系統と、下記のプライマー対群から選ばれる少なくとも1つ以上のプライマー対が増幅可能であるマウスマイクロサテライトマーカーの、マウスのCBA系統とC57BL/6系統との間の遺伝的多型の型とを関連付けたデータベースを有し、かつ、(B)(1a)被験マウスの生体試料から抽出されたDNAを鋳型とし、かつ下記のプライマー対群から選ばれる少なくとも1つ以上のマウスのCBA系統とC57BL/6系統との間の遺伝的多型の型を判別可能であるプライマー対を用いたPCRにより増幅された遺伝子産物の分子サイズに係る情報を蓄積・管理するための手段と、(1b)前記両系統の各々から抽出されたDNAを鋳型とし、かつ下記のプライマー対群から選ばれる少なくとも1つ以上のマウスのCBA系統とC57BL/6系統との間の遺伝的多型の型を判別可能であるプライマー対を用いたPCRにより増幅された遺伝子産物の分子サイズに係る情報を蓄積・管理するための手段と、(1c)これら両者の分子サイズを比較するための手段と、
    (2a)前記手段(1c)により得られた差異に係る情報を蓄積・管理するための手段と、(2b)当該差異に基づき、前記両系統に係るホモ型・ヘテロ型を判定するための手段と、(3a)前記手段(2b)により判定された結果に係る情報を蓄積・管理するための手段と、(3b)当該結果に基づき、被験マウスの染色体中に含まれる前記両系統の各々から由来する染色体の割合を決定するための手段と、(3c)前記手段(3b)により決定された割合に係る情報を蓄積・管理するための手段と、(3d)前記手段(3c)により蓄積・管理された情報を表示・出力するための手段として機能させるためのプログラム。
    <プライマー対群(センスプライマー、アンチセンスプライマー)>
    (1)配列番号1、配列番号2;
    (2)配列番号3、配列番号4;
    (3)配列番号5、配列番号6;
    (4)配列番号7、配列番号8;
    (5)配列番号9、配列番号10;
    (6)配列番号11、配列番号12;
    (7)配列番号13、配列番号14;
    (8)配列番号15、配列番号16;
    (9)配列番号17、配列番号18;
    (10)配列番号19、配列番号20;
    (11)配列番号21、配列番号22;
    (12)配列番号23、配列番号24;
    (13)配列番号25、配列番号26;
    (14)配列番号27、配列番号28;
    (15)配列番号29、配列番号30;
    (16)配列番号31、配列番号32;
    (17)配列番号33、配列番号34;
    (18)配列番号35、配列番号36;
    (19)配列番号37、配列番号38;
    (20)配列番号39、配列番号40;
    (21)配列番号41、配列番号42;
    (22)配列番号43、配列番号44;
    (23)配列番号45、配列番号46;
    (24)配列番号47、配列番号48;
    (25)配列番号49、配列番号50;
    (26)配列番号51、配列番号52;
    (27)配列番号53、配列番号54;
    (28)配列番号55、配列番号56;
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