JP2006313966A - 器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 多数のマイクロホンを多くの自由度をもって、安定的に配置する。
【解決手段】 ベース100は、円形の平板状に形成されている。ベース100の周を6等分し、周を分割した位置と中心とを結ぶ線上に、ベース100の周に沿って、6つの固定穴101が設けられる。貫通穴102は、2つの固定穴101の間に、ベース100の周に沿って設けられる長穴である。貫通穴102は、ベース100の周の曲率に応じた曲率で、ベース100の周に沿って曲がる長穴とされる。固定穴101および貫通穴102は、ベース100の上面から底面に貫通し、マイクロホンを保持するマイクロホンホルダーに螺合する雄ネジを通す穴である。本発明はマイクロホンを配置するベースに適用できる。
【選択図】 図6

Description

本発明は器具に関し、特に、マイクロホンを配置するための器具に関する。
従来のマイクロホンスタンドは、マイクロホンを1本だけ装着できるものが多い。一方、コンサートホールの天井にマイクロホンを配置する器具は、2本のマイクロホンを装着できる。
また、マイクの操着構造において、マイク本体とマイクホルダーとに相対的に凹凸部あるいは、段差を設け、デスクトップ型のマイクロホン、マイクスタンドが付いたマイクロホン、その他様々なマイクロホンの操着に対応すべく常にマイクが最良の設定位置に固定され、かつ、それ以上移動しない構造とし、ホルダーの破損を防止できるようにしているものもある(例えば、特許文献1参照)。
登録実用新案第3002377号公報
しかしながら、全周方向の音をとりたい場合には、マイクロホンの本数に応じたマイクロホンスタンドが必要になった。このように設けられた多数のマイクロホンスタンドは、収録時の邪魔になった。このように、1つのマイクロホンスタンドまたは器具で、複数チャンネル録音をするために複数のマイクロホンを配置できず、さらに、これらのマイクロホンを多くの自由度をもって配置できなかった。
また、マイクロホンスタンドに複数のマイクロホンやマイクロホンを接続するためのケーブルを取り付けると、マイクロホンスタンドの先端部分が重くなって重心が高くなり、バランスを取ることが難しくなり、マイクロホンスタンドは、不安定な状態となった。
一方、マイクロホンの配置を低くするために、マイクロホンスタンドを短くしたり、小型の三脚を用いたりした場合には、ケーブルの引き回しなどで、マイクロホンスタンドや三脚のバランスが簡単に崩れてしまい、転倒の危険性があった。特に、多くの場合、小型の三脚の構造は、弱く、小型の三脚を用いると、転倒の危険性がより高まる。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、多数のマイクロホンを多くの自由度をもって、安定的に配置できるようにするものである。
本発明の器具は、マイクロホンを配置するための器具であって、平板状に形成され、マイクロホンを保持するマイクロホンホルダーに螺合する雄ネジを通す穴が周に沿って設けられていることを特徴とする。
マイクロホンホルダーに螺合する雄ネジを通す穴は、長穴とすることができる。
マイクロホンホルダーに螺合する雄ネジを通す穴の内周側に、マイクロホンのケーブルを通すための穴を設けることができる。
マイクロホンのケーブルを通すための穴は、マイクロホンホルダーに保持されたマイクロホン本体との干渉を避ける形状とすることができる。
マイクロホンのケーブルを通すための穴は、長穴とすることができる。
マイクロホンホルダーに螺合する雄ネジを通す穴は、周から中心に向かう長穴とし、マイクロホンのケーブルを通すための穴とつなぐことができる。
マイクロホンスタンドまたは三脚に螺合する雌ネジを設けることができる。
マイクロホンホルダーに螺合する雄ネジを通す穴に、脚を固定することができる。
マイクロホンホルダーに螺合する雄ネジを通す穴に、重心位置を調整するためのおもりを固定することができる。
器具は、円形の平板状に形成することができる。
器具は、多角形の平板状に形成することができる。
本発明の器具においては、平板の周に沿って設けられた穴に、マイクロホンを保持するマイクロホンホルダーに螺合する雄ネジが通される。
以上のように、本発明によれば、マイクロホンを配置できる。
また、本発明によれば、多数のマイクロホンを多くの自由度をもって、安定的に配置できる。
図1乃至図5は、本発明の一実施の形態のベースの形状を示す図である。図1は、平面図である。図2は底面図である。図3は正面図である。背面図は正面図と同一なので省略する。図4は、右側面図である。左側面図は右側面図と同一なので省略する。図5は斜視図である。このベースである物品は、マイクロホンを配置する器具またはマイクロホンを固定する台である。他方の側面から言えば、このベースである物品は、マイクロホンホルダーを固定する台である。
図6は、本発明の一実施の形態のベースを示す図である。図6において、上側にベース100の底面図を示し、下側にベースの正面図を示す。
ベース100は、アルミニウム、鉄、マグネシウム、若しくはチタニウムなどの金属、ポリプロピレン若しくはポリエチレンなどの樹脂、繊維強化樹脂、または木などにより形成される。ベース100は、異なる素材を組み合わせた複合材料により形成するようにしてもよい。
ベース100には、1または複数のマイクロホンが配置されるので、ベース100は、1または複数のマイクロホンをそれぞれ保持するマイクロホンホルダーを固定できる強度を有するように形成される。
ベース100は、円形の平板状に形成されている。ベース100の表面は、黒などの単色とされるか、または木目模様など所定の模様とされる。例えば、床から比較的高い位置で用いる場合、ベース100の表面をつや消しの黒とすると、ベース100が目立ちにくくなる。また、ステージ上の低い位置で用いる場合、ベース100の表面を木目模様とすると、ステージは、通常、木製の板で形成されているので、ベース100が目立ちにくくなる。
ベース100の周をn(整数)に等分割し、周を分割した位置と中心とを結ぶ線上に、ベース100の周に沿って、正円形状の固定穴101が設けられる。例えば、ベース100の周を6等分し、周を分割した位置と中心とを結ぶ線上に、ベース100の周に沿って、6つの固定穴101が設けられる。
固定穴101は、ベース100の上面から底面に貫通し、マイクロホンを保持するマイクロホンホルダーに螺合する雄ネジを通す穴である。固定穴101は、W3/8インチの雄ネジを通す形状に形成される。なお、固定穴101は、JIS・BTS(broadcast technical standard)規格のPF1/2、NS5/8インチ、またはU5/16インチなどの他の規格に準じた雄ネジを通す形状に形成してもよい。
貫通穴102は、2つの固定穴101の間に、ベース100の周に沿って設けられる長穴である。貫通穴102は、ベース100の周の曲率に応じた曲率で、ベース100の周に沿って曲がる長穴とされる。n個の固定穴101が設けられている場合、貫通穴102は、n個の固定穴101のうちの隣り合う2つの固定穴101の組の間に、それぞれ設けられる。n個の固定穴101が設けられている場合、n個の貫通穴102が設けられる。
例えば、6つの固定穴101が設けられている場合、貫通穴102は、2つの固定穴101の組の間に、それぞれ設けられる。すなわち、この場合、6つの貫通穴102が設けられることになる。
貫通穴102は、ベース100の上面から底面に貫通し、マイクロホンを保持するマイクロホンホルダーに螺合する雄ネジを通す穴である。貫通穴102は、W3/8インチの雄ネジを通す形状に形成される。なお、固定穴101は、JIS・BTS(broadcast technical standard)規格のPF1/2、NS5/8インチ、またはU5/16インチなどの他の規格に準じた雄ネジを通す形状に形成してもよい。
ベース100の周をn(整数)に等分割し、周を分割した位置と中心とを結ぶ線上に、固定穴101の内周側に、マイクロホンのケーブルを通すためのケーブル通し穴103が設けられている。ケーブル通し穴103は、ベース100の上面から底面に貫通し、固定穴101に比較して大径とされる。例えば、ケーブル通し穴103の直径は、マイクロホンの長さの1/2以上とされる。
ケーブル通し穴103を設けることで、ベース100を肉抜きすることができ、ベース100の重量をより軽くすることができる。
例えば、6つの固定穴101が設けられている場合、それぞれの固定穴101の内周側に、それぞれ1つのケーブル通し穴103が設けられている。この場合、6つのケーブル通し穴103が設けられることになる。
また、ベース100の底面側の中心には、支え104が設けられている。支え104には、マイクロホンスタンドまたは三脚に螺合する雌ネジが切られている。例えば、支え104に設けられている雌ネジは、W3/8インチの雄ネジに螺合する雌ネジである。なお、支え104に設けられている雌ネジは、JIS・BTS規格のPF1/2、NS5/8インチ、またはU5/16インチなどの他の規格に準じた雄ネジに螺合する雌ネジとしてもよい。
図7は、本発明の一実施の他の形態のベースを示す図である。図6に示す場合と同様に部分には同一の符号を付してあり、その説明は省略する。
1つの貫通穴102およびその両端の2つの固定穴101の内周側に、マイクロホンのケーブルを通すためのケーブル通し穴201が設けられている。ケーブル通し穴201は、ベース100の上面から底面に貫通し、貫通穴102の曲率に応じた曲率で、1つの貫通穴102およびその両端の2つの固定穴101に沿って曲がる長穴とされる。
例えば、6つの固定穴101が設けられている場合、3つのケーブル通し穴201が設けられる。
ケーブル通し穴201を設けることで、ベース100に配置するマイクロホンの姿勢の自由度を増すことができる。
図8は、本発明の一実施のさらに他の形態のベースを示す図である。図6に示す場合と同様に部分には同一の符号を付してあり、その説明は省略する。
ケーブル通し穴301は、鍵穴状に形成され、ベース100の周をn(整数)に等分割し、周を分割した位置と中心とを結ぶ線上に設けられる。ケーブル通し穴301は、ベース100の上面から底面に貫通する。
すなわち、ケーブル通し穴301のベース100の周側は、マイクロホンを保持するマイクロホンホルダーに螺合する雄ネジを通す幅で、周を分割した位置と中心とを結ぶ線上を、周から中心に向かう長穴の形状とされる。例えば、ケーブル通し穴301のベース100の周側は、W3/8インチの雄ネジを通す形状に形成される。ケーブル通し穴301のベース100の中心側は、ケーブル通し穴301のベース100の周側に比較して、大径とされ、マイクロホンのケーブルを通すための部位とされる。
すなわち、ケーブル通し穴301は、マイクロホンホルダーに螺合する雄ネジを通す穴であって、周から中心に向かう長穴とされ、マイクロホンのケーブルを通すための穴とつながった形状とされる。
ケーブル通し穴301を設けることで、ベース100に配置するマイクロホンの姿勢の自由度を増すことができる。
図9は、複数のマイクロホンが配置されたベース100を示す図である。ベース100の固定穴101または貫通穴102に、マイクロホン401を保持するマイクロホンホルダー402に螺合する雄ネジが通されて、この雄ネジとマイクロホンホルダー402(の雌ネジ)とが螺合されて、マイクロホンホルダー402がベース100に固定される。
ベース100の固定穴101に、マイクロホン401を保持するマイクロホンホルダー402に螺合する雄ネジが通されて、この雄ネジとマイクロホンホルダー402とが螺合されて、マイクロホンホルダー402がベース100に固定された場合、マイクロホンホルダー402は、ベース100の周の方向に動かすことができないようにベース100に固定されるので、マイクロホン401の上下方向および左右方向の角度の微調整(パンチルトの微調整)が容易になる。
一方、ベース100の貫通穴102に、マイクロホン401を保持するマイクロホンホルダー402に螺合する雄ネジが通されて、この雄ネジとマイクロホンホルダー402とが螺合されて、マイクロホンホルダー402がベース100に固定された場合、マイクロホンホルダー402は、貫通穴102に沿って、ベース100の周の方向に動かすことができる。これにより、ベース100の姿勢を固定したままで、マイクロホン401の上下方向および左右方向の角度の調整に加えて、ベース100の周の方向の、マイクロホン401の位置を調整することができる。
このように、ベース100の姿勢を固定したままで、マイクロホン401の位置および姿勢を調整することができるようになり、マイクロホン401であらゆる方向からの音をとることができるようになる。
例えば、6つのマイクロホンホルダー402が、ベース100の上面側に固定され、それぞれのマイクロホンホルダー402は、マイクロホン401を保持する。
また、マイクロホンホルダー402は、ベース100の底面側にも固定できる。この場合、ベース100の底面側にマイクロホン401が保持される。従って、ベース100の上面側およびベース100の底面側にマイクロホン401を配置することができるので、より多くのマイクロホン401を配置できると共に、マイクロホン401の向きをより幅広く調整することができる。
マイクロホンホルダー402に保持されたマイクロホン401のケーブル403は、ケーブル通し穴103を通される。このようにすることで、全体の重心を、ベース100の中心により近い位置とすることができる。その結果、多数のマイクロホン401を配置しても、より安定させることができる。
カメラ用三脚404でベース100を支える場合、支え104の雌ネジには、カメラ用三脚404の雄ネジが螺合されて、ベース100がカメラ用三脚404に固定される。また、マイクロホンスタンド405でベース100を支える場合、支え104の雌ネジには、マイクロホンスタンド405の雄ネジが螺合されて、ベース100がマイクロホンスタンド405に固定される。
規格化されたネジにより、ベース100がカメラ用三脚404またはマイクロホンスタンド405に固定されるので、ベース100とカメラ用三脚404またはマイクロホンスタンド405との着脱が容易になる。
また、カメラ用三脚404でベース100を支える場合、ベース100の高さを調整したり、ベース100を容易にパンおよびチルトしたりすることができるようになる。
図10で示されるように、1つのベース100に、より多くのマイクロホン401を配置することができる。例えば、図10で示されるように、12個のマイクロホンホルダー402をベース100に固定すれば、12個のマイクロホン401を1つのベース100に配置することができる。
より多くのマイクロホン401を配置する場合、ケーブル通し穴201を設けたベース100を用いることで、ケーブル403の取り回しが容易になる。
ケーブル通し穴103、ケーブル通し穴201、およびケーブル通し穴301を設けることで、マイクロホン401の仰角を大きくした状態で、マイクロホン401をベース100に配置することができる。
これをケーブル通し穴301を例に説明する。
図11は、ケーブル通し穴301による、ベース100とマイクロホン401との干渉の防止を説明する図である。
例えば、マイクロホン401を下向きから水平に、そして水平から上向きに、マイクロホンホルダー402に保持されたマイクロホン401の仰角を大きくすると(大きくチルトさせると)、マイクロホン401の後端(ケーブル403を差し込む部分)が、ベース100の上面より低い位置になる。ケーブル通し穴301を設けないとすると、マイクロホン401の後端と、ベース100の上面とが干渉し、マイクロホン401の仰角方向の調整範囲が狭くなってしまう。
しかし、図11で示されるように、ケーブル通し穴301を設けることで、マイクロホン401の後端とベース100の上面との干渉が防止される。その結果、マイクロホン401の仰角方向の調整範囲が広くなり、マイクロホン401の仰角を大きくした状態で、マイクロホン401をベース100に配置することができる。すなわち、マイクロホン401の姿勢の自由度が増加する。
特に、ケーブル通し穴301は、ベース100の周側において、マイクロホンを保持するマイクロホンホルダーに螺合する雄ネジを通す幅で、周から中心に向かう長穴の形状とされ、より大きく開口している部分とつながっているので、マイクロホンホルダー402を、大きく開口している部分により近い位置までスライドさせて、大きく開口している部分により近い位置に固定することができる。これにより、さらに、マイクロホン401の仰角方向の調整範囲が広くなる。図11の下側に示すように、ベース100の上面に対して、マイクロホン401の仰角をほぼ垂直にすることができ、ベース100の上面が水平になるようにベースを配置した場合でも、マイクロホン401を真上に向かせたり、真下に向かせたりすることができる。
また、固定穴101または貫通穴102には、必要に応じて、マイクロホンホルダー402以外の物を固定することができる。
例えば、従来、低い位置、すなわち、床からの距離が短い位置に、マイクロホン401を配置しようとすると、短いカメラ用三脚404または短いマイクロホンスタンド405を用いざるを得なかった。ところが、短いカメラ用三脚404またはマイクロホンスタンド405のほとんどは、構造的に弱く、安定してマイクロホン401を配置することはできなかった。
そこで、例えば、図12で示されるように、3本の脚701を固定穴101または貫通穴102に固定する。例えば、脚701は、木製、樹脂、または金属で形成される。例えば、脚701の長さは、ベース100の直径より短くされる。より好ましくは、脚701の長さは、ベース100の半径より短くされる。
脚701を貫通穴102に固定する場合には、ベース100に対する脚701の位置を自由に調整することができる。
このようにすることで、多数のマイクロホン401を配置したベース100を安定的に、かつ、低い位置に配置することができる。その結果、ローアングルからの音を自在にとることができるようになる。
なお、脚701の数は、4本以上であってもよい。脚701の数を3本とした場合には、床と脚701との間のがたつきを防止することができる。脚701の数を4本以上とした場合には、多数のマイクロホン401を配置して、総重量が増えたときであっても、ベース100を安定的に配置することができる。
また、ベース100の片側に多数のマイクロホン401を配置すると、重心位置が偏ってしまい、その状態のベース100をマイクロホンスタンド405に固定すると、倒れやすくなってしまう。
そこで、図13で示されるように、ベース100の片側にマイクロホン401を配置する場合、マイクロホン401の反対側の固定穴101または貫通穴102におもり721を固定する。これによって、全体の重心位置をベース100の中心に合わせることができ、ベース100をマイクロホンスタンド405に固定しても安定して立たせることができる。
なお、おもり721は、専用のものを用いても良いが、脚701をおもり721として用いるようにしても良い。
さらに、治具を用いて、マイクロホン401が配置される位置をベース100の外側とすることができる。
図14は、延長治具741を示す図である。延長治具741は、金属等でT字型に形成される。延長治具741の幅が広い部分には、固定穴742−1乃至固定穴742−3が設けられる。例えば、延長治具741の幅が広い部分を幅の方向に3分割する位置に、固定穴742−1乃至固定穴742−3のそれぞれが設けられる。
固定穴742−1乃至固定穴742−3は、直線上に配置されるか、または、貫通穴102の曲率に合わせて配置される。
延長治具741の幅が狭い部分の先端部には、固定穴743が設けられる。延長治具741の幅が狭い部分は、任意の長さとすることができる。
図15で示されるように、固定穴101または貫通穴102と、固定穴742−1乃至固定穴742−3のそれぞれとに雄ネジを通して、この雄ネジに雌ネジを螺合させることにより、延長治具741がベース100に固定される。
例えば、固定穴742−1乃至固定穴742−3が直線上に配置される場合、固定穴742−1乃至固定穴742−3のうちの2つと、固定穴101または貫通穴102とに雄ネジを通して、この雄ネジに雌ネジを螺合させることにより、延長治具741がベース100に固定される。
例えば、固定穴742−1乃至固定穴742−3が貫通穴102の曲率に合わせて配置される場合、固定穴742−1乃至固定穴742−3の全てに雄ネジを通して、延長治具741をベース100に固定することができる。
このようにベース100に固定された延長治具741の固定穴743に、マイクロホン401を保持するマイクロホンホルダー402に螺合する雄ネジが通されて、この雄ネジとマイクロホンホルダー402とが螺合されて、マイクロホンホルダー402が延長治具741に固定される。
このように、延長治具741を用いることで、マイクロホン401が配置される位置をベース100の外側とすることができる。その結果、ベース100上に配置されたマイクロホン401と、延長治具741上に配置されたマイクロホン401とを任意の距離だけ離すことができる。
さらに、図16で示されるように、複数のベース100を、脚701で多段構造に結合し、それぞれのベース100にマイクロホン401を配置することで、マイクロホン401を上下に配置することができるようになり、マイクロホン401の配置の自由度を増すことができる。この場合、脚701は、複数のベース100を結合させる支柱の役割を果たす。
なお、この場合、脚701は、ベース100の周に沿ってずらすことができる。
ベースは、円形の平板状であると説明したが、これに限らず、3角形または4角形など、任意の角数の多角形の平板状に形成するようにしてもよい。
図17は、本発明の一実施のさらに他の形態のベースを示す図である。ベース801は、6角形の平板状に形成されている。図6に示す場合と同様に部分には同一の符号を付してあり、その説明は省略する。
図17で示される例において、貫通穴102は、それぞれ、1つの辺に沿うように、ベース100の周に沿って設けられる。ケーブル通し穴802は、ベース100の上面から底面に貫通する。例えば、ケーブル通し穴802は、それぞれ、6角形のそれぞれの頂点と中心とを結ぶ線および辺からなる3角形の内側に位置する略3角形とされる。
ケーブル通し穴802を設けることで、ベース801を肉抜きすることができ、ベース801の重量をより軽くすることができ、マイクロホン401の配置の自由度を上げることができる。
このように、1つのベースに、複数のマイクロホンを配置することができる。従来は、複数のマイクロホンを用いる場合は、その数に応じた本数のマイクロホンスタンドが必要とされた。しかし、本発明のベースを用いることにより、より少ない数のマイクロホンスタンドで、多数のマイクロホンを配置することができる。
また、肉抜きにより軽量に形成することができるので、持ち運びに便利である。
このベースを用いることにより、マイクロホンの姿勢や位置を自由に決めることができる。具体的には、高い位置または低い位置にマイクロホンを配置できるようになるだけでなく、マイクロホンの上下左右の角度(パン、チルトの調整)およびマイクロホンの相互間の距離を自由に決めることができるようになる。
すなわち、多くの自由度をもって、マイクロホンを配置することができる。
1つの方向からの音を複数のマイクロホンを向けてとる場合など、片側にマイクロホンを集中的に配置するような場合でも、重心位置を調整することができるので、安定的に、マイクロホンを配置することができる。
以上のように、平板状に形成され、マイクロホンを保持するマイクロホンホルダーに螺合する雄ネジを通す穴が周に沿って設けられているので、多数のマイクロホンを多くの自由度をもって、安定的に配置することができるようになる。
なお、マイクロホンに限らず、ビデオカメラまたはデジタルスチルカメラなどの他の機器を配置するようにしてもよい。
平面図である。 底面図である。 正面図である。 右側面図である。 斜視図である。 本発明の一実施の形態のベースを示す図である。 本発明の一実施の他の形態のベースを示す図である。 本発明の一実施のさらに他の形態のベースを示す図である。 複数のマイクロホンが配置されたベースを示す図である。 より多くのマイクロホンが配置されたベースを示す図である。 ケーブル通し穴による、ベースとマイクロホンとの干渉の防止を説明する図である。 脚を固定したベースを示す図である。 おもりを固定したベースを示す図である。 延長治具を示す図である。 延長治具を固定したベースを示す図である。 多段構造に結合したベースを示す図である。 本発明の一実施のさらに他の形態のベースを示す図である。
符号の説明
100 ベース, 101 固定穴, 102 貫通穴, 103 ケーブル通し穴, 104 支え, 201 ケーブル通し穴, 301 ケーブル通し穴, 701 脚, 721 おもり, 741 延長治具, 801 ベース, 802 ケーブル通し穴

Claims (11)

  1. マイクロホンを配置するための器具であって、
    平板状に形成され、
    前記マイクロホンを保持するマイクロホンホルダーに螺合する雄ネジを通す穴が周に沿って設けられている
    ことを特徴とする器具。
  2. 前記マイクロホンホルダーに螺合する雄ネジを通す前記穴は、長穴である
    ことを特徴とする請求項1に記載の器具。
  3. 前記マイクロホンホルダーに螺合する雄ネジを通す前記穴の内周側に、前記マイクロホンのケーブルを通すための穴が設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の器具。
  4. 前記マイクロホンのケーブルを通すための前記穴は、前記マイクロホンホルダーに保持された前記マイクロホン本体との干渉を避ける形状とされている
    ことを特徴とする請求項3に記載の器具。
  5. 前記マイクロホンのケーブルを通すための前記穴は、長穴である
    ことを特徴とする請求項3に記載の器具。
  6. 前記マイクロホンホルダーに螺合する雄ネジを通す前記穴は、周から中心に向かう長穴とされ、前記マイクロホンのケーブルを通すための前記穴とつながっている
    ことを特徴とする請求項3に記載の器具。
  7. マイクロホンスタンドまたは三脚に螺合する雌ネジが設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の器具。
  8. 前記マイクロホンホルダーに螺合する雄ネジを通す前記穴に、脚が固定されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の器具。
  9. 前記マイクロホンホルダーに螺合する雄ネジを通す前記穴に、重心位置を調整するためのおもりが固定されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の器具。
  10. 円形の平板状に形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の器具。
  11. 多角形の平板状に形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の器具。
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