JP2006311675A - 電力源特定システム - Google Patents

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Abstract

【課題】製造業者および製品を購入する消費者が製品を製造する際に消費した電力源別の電力量を特定することが可能な電力源特定システムを提供する。
【解決手段】この電力源特定システム1は、製品を製造する際に用いた電力源別の電力量を保存する電力源別使用電力量データベース12と、電力源別の電力量を電力源別使用電力量データベース12から読み出すとともに、読み出した電力量を表示するためのラベルを製品に貼付するラベル貼付部15cとを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、電力源特定システムに関し、特に、製品を製造する際に消費した電力源別の電力量を特定する電力源特定システムに関する。
従来、電力会社などが所有する電力源により発電された電力を電力消費者に供給するシステムが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、太陽光および風力などの自然エネルギーによる分散電源(電力源)を所有する分散電源発電業者(電力会社)、および、それ以外の発電業者(原子力発電などの電力源を所有する電力会社)から、環境貢献意志を持つ需要家(電力消費者)に、直接的に送電線を介して電力が供給されるシステムが開示されている。このシステムでは、自然エネルギーによる分散電源からの電力が優先的に需要家に供給されるように構成されており、需要家は、環境の保護および改善に貢献することが可能である。また、このシステムを用いた場合、需要家(電力消費者)は、消費した全ての電力量のうち自然エネルギーによる分散電力(電力源)により消費した電力量を特定することは可能である。
特開2004−15890号公報
上記特許文献1に開示されたシステムを、たとえば、製造業者が用いた場合、電力消費者である製造業者は、工場全体で消費した電力量のうち自然エネルギーによる電力源により消費した電力量を特定することは可能である。
しかしながら、個々の製品を製造する際に実際に消費した電力量のうち自然エネルギーによる電力量の割合を特定することが困難であるという問題点がある。また、その製品を購入する消費者も、その製品の製造に消費した電力量のうち自然エネルギーによる電力量の割合を知ることは困難であるという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、製造業者および製品を購入する消費者が製品を製造する際に消費した電力源別の電力量を特定することが可能な電力源特定システムを提供することである。
課題を解決するための手段および発明の効果
この発明の一の局面による電力源特定システムは、製品を製造する際に用いた電力源別の電力量を保存する記憶手段と、電力源別の電力量を記憶手段から読み出すとともに通知する通知手段とを備えている。
この発明の一の局面による電力源特定システムでは、上記のように、製品を製造する際に用いた電力源別の電力量を保存する記憶手段と、電力源別の電力量を記憶手段から読み出すとともに通知する通知手段とを設けることによって、製造業者およびその製品を購入する消費者に、製品を製造する際に実際に消費した電力源別の電力量を通知することができるので、製造業者およびその製品を購入する消費者は、製品を製造する際に実際に消費した電力源別の電力量を特定することができる。これにより、製造業者は、たとえば、自然エネルギーによる電力を多く用いた製品を製造することができるので、環境に貢献することができる。また、製品を購入する消費者は、たとえば、自然エネルギーによる電力を多く用いて製造した製品を購入することにより、環境に貢献することができる。
上記一の局面による電力源特定システムにおいて、好ましくは、製品を製造する際に用いる電力源を予め設定する。このように構成すれば、製造業者は、たとえば、自然エネルギーによる電力源のみにより発電された電力、または、発電コストの低い原子力発電(電力源)のみにより発電された電力により製品を製造することができるので、たとえば、環境の保護および改善に対する貢献度の大きい製品、または、製造コストの低い製品を製造することができる。なお、本発明において、自然エネルギーによる電力源とは、太陽光発電、太陽熱発電、風力発電、水力発電、地熱発電、雪氷熱利用、バイオマス発電、バイオマス熱利用、バイオマス燃料製造、波力発電および海洋温度差発電などを意味する。
上記製品を製造する際に用いる電力源を予め設定する電力源特定システムにおいて、好ましくは、製品を製造する際に用いる電力源を、優先順位を付けて予め設定する。このように構成すれば、たとえば、自然エネルギーによる電力源により発電された電力、または、発電コストの低い原子力発電(電力源)により発電された電力を優先的に用いて製品を製造することができるので、たとえば、環境の保護および改善に対する貢献度の大きい製品、または、製造コストの低い製品を容易に製造することができる。
上記製品を製造する際に用いる電力源を優先順位を付けて予め設定する電力源特定システムにおいて、電力源は、自然エネルギーによる電力源と、非自然エネルギーによる電力源とを含み、製品を製造する際に用いる電力源として、自然エネルギーによる電力源を非自然エネルギーによる電力源よりも優先して用いるように、優先順位を付けて予め設定するようにしてもよい。このように構成すれば、製造業者は、容易に、製品を製造する際に用いた電力量のうち自然エネルギーによる電力源により発電された電力量の割合の高い製品を製造することができる。なお、本発明において、非自然エネルギーによる電力源とは、原子力発電および石油、天然ガス、石炭による火力発電などを意味する。
上記製品を製造する際に用いる電力源を優先順位を付けて予め設定する電力源特定システムにおいて、製品を製造する際に用いる電力源として、電力の価格の低い電力源を優先して用いるように、優先順位を付けて予め設定するようにしてもよい。このように構成すれば、製造業者は、容易に、製造コストの低い製品を製造することができる。
上記一の局面による電力源特定システムにおいて、好ましくは、製品は、複数の製品を含み、電力源は、自然エネルギーによる電力源を含み、複数の製品を製造する際に製品に優先順位を付けて優先順位の高い製品に優先的に自然エネルギーによる電力源により発電された電力を分配する。このように構成すれば、製造業者は、自然エネルギーによる電力源により発電された電力を、複数の製品のうちの所定の製品を製造するように優先的に分配することができるので、所定の製品の環境の保護および改善に対する貢献度を大きくすることができる。
上記一の局面による電力源特定システムにおいて、好ましくは、電力源は、自然エネルギーによる電力源を含み、自然エネルギーによる電力源により発電された電力が製品を製造する際に必要な電力よりも小さい場合に、製品の製造を停止するとともに、自然エネルギーによる電力源により発電された電力が製品を製造する際に必要な電力以上である場合に、製品を製造する。このように構成すれば、製造業者は、製品を自然エネルギーによる電力源により発電された電力のみによって製造することができるので、環境の保護および改善に対する貢献度の大きい製品を製造することができる。
上記一の局面による電力源特定システムにおいて、好ましくは、通知手段は、製品を製造する際に用いた電力源別の電力量を表示するためのラベルを製品に貼付することにより、製品を製造する際に用いた電力源別の電力量を通知する。このように構成すれば、容易に、製造業者のみならず製品を購入する消費者にも、製品を製造する際に消費した電力源別の電力量を通知することができる。
上記一の局面による電力源特定システムにおいて、好ましくは、製品は、部品を含み、通知手段により通知される製品を製造する際に用いた電力源別の電力量は、部品を製造する際に用いた電力源別の電力量と、部品から製品を製造する際に用いた電力源別の電力量とを含む。このように構成すれば、部品から製品を製造する際に用いた電力源別の電力量のみならず、部品の製造を含めた製品全体を製造する際に用いた電力源別の電力量を製造業者およびその製品を購入する消費者に通知することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態による電力源特定システムの全体構成を説明するためのブロック図である。図2は、図1に示した本発明の一実施形態による電力源特定システムのラベル貼付部において製品に貼付するラベルを示した図である。まず、図1および図2を参照して、本発明の一実施形態による電力源特定システム1の構成について説明する。
本実施形態による電力源特定システム1は、図1に示すように、電力を計測するための電力計測装置2、3および4と、発電電力データベース5と、購入電力データベース6と、製造使用電力データベース7と、製品別希望電力源データベース8と、電気料金データベース9と、使用部品データベース10と、部品電力量データベース11と、電力源別使用電力量データベース12と、データ入力部13と、演算制御部14と、組立部15a、検査部15bおよびラベル貼付部15cを含む製造ライン15とを備えている。なお、電力源別使用電力量データベース12は、本発明の「記憶手段」の一例であり、ラベル貼付部15cは、本発明の「通知手段」の一例である。
また、電力計測装置2および3は、電力会社20の太陽光発電システム21(電力源)および風力発電システム22(電力源)により供給される電力をそれぞれ約1分毎に計測するとともに、計測した電力データを以下の表1に示すようなデータ構成を有する発電電力データベース5に格納する機能を有する。
Figure 2006311675
また、電力計測装置4は、電力会社30の原子力発電システム31(電力源)および火力発電システム32(電力源)により供給される電力を約1分毎に計測するとともに、計測した電力データを以下の表2に示すようなデータ構成を有する購入電力データベース6に格納する機能を有する。
Figure 2006311675
また、製造使用電力データベース7には、以下の表3に示すように、部品から製品を製造する際に用いた約1分毎の電力データが製品別に格納されるように構成されている。
Figure 2006311675
また、製品別希望電力源データベース8には、以下の表4に示すように、製造ライン15における製品の製造時に使用しようとする電力源の優先順位が、データ入力部13を用いて予め入力(設定)されることにより製品別に予め格納されている。
Figure 2006311675
具体的には、上記表4に示すように、製品Aは、太陽光発電システム21による電力が第1希望に設定されているので、製品Aは、太陽光発電システム21により発電された電力のみにより製造されるように予め設定されている。また、製品BおよびDは、電気料金の安い電力源が第1希望に設定されているので、製品BおよびDは、後述する表5に示す電気料金データベース9に基づいて、判断時における電気料金の最も安価な電力によって製造されるように予め設定されている。また、製品Cは、風力発電システム22、太陽光発電システム21および電力会社30の優先順位で電力が用いられて製造されるように予め設定されている。
また、電気料金データベース9には、以下の表5に示すように、予め電力会社と契約された所定の時刻における電気料金が、データ入力部13により入力されることにより電力源別に予め格納されている。
Figure 2006311675
また、使用部品データベース10には、以下の表6に示すように、製品を構成する部品名および数量などの部品データが、データ入力部13を用いて入力されることにより製品別に予め格納されている。
Figure 2006311675
また、部品電力量データベース11には、以下の表7に示すように、部品の製造時に消費した電力量データが、データ入力部13を用いて入力されることにより電力源別に予め格納されている。
Figure 2006311675
また、電力源別使用電力量データベース12には、以下の表8に示すように、製造使用電力データベース7、使用部品データベース10および部品電力量データベース11に基づいて、部品および製品の製造時に消費した電力量データが、演算制御部14により製品別および電力源別に格納されるように構成されている。
Figure 2006311675
また、演算制御部14は、発電電力データベース5、購入電力データベース6、製品別希望電力源データベース8および電気料金データベース9に基づいて、約1分毎に電力源別の電力を複数の製品(A、B、C、Dなど)の製造ライン15毎に分配する機能を有する。
また、製造ライン15の組立部15aでは、部品(α、β、γなど)から製品(A、B、C、Dなど)が組み立てられるように構成されている。また、検査部15bでは、製品(A、B、C、Dなど)の検査が行われるように構成されている。また、製造ライン15のラベル貼付部15cでは、電力源別使用電力量データベース12から部品および製品の製造時に消費した電力量が読み出されるとともに、読み出された電力量を印字したラベル(図2参照)が製品に貼付されるように構成されている。なお、ラベルに印字される電力量には、製造ライン15の組立部15aおよび検査部15bにおいて消費された電力量が含まれている。また、ラベル貼付部15cでは、ラベル貼付後に、製品が梱包されるように構成されている。
図3は、図1に示した電力源特定システムが、電力源別の電力を複数の製品の製造ライン毎に分配するとともに、部品から製品を製造する際に用いた電力データを製造使用電力データベースに格納する方法を説明するためのフローチャートである。次に、図1〜図3を参照して、電力源特定システム1が、電力源別の電力を複数の製品の製造ライン15毎に分配するとともに、部品から製品を製造する際に用いた電力データを製造使用電力データベース7に格納する方法について説明する。
まず、図3に示したステップS1において、電力計測装置2および3(図1参照)によって電力会社20(図1参照)の太陽光発電システム21および風力発電システム22により供給される電力がそれぞれ計測されるとともに、それらの電力データが発電電力データベース5(図1参照)に格納される。そして、ステップS2において、電力計測装置4(図1参照)によって電力会社30(図1参照)の原子力発電システム31および火力発電システム32により供給される電力が計測されるとともに、その電力データが購入電力データベース6(図1参照)に格納される。その後、ステップS3において、製品Aが選択される。
そして、ステップS4において、製品別希望電力源データベース8(表4参照)に基づいて、製品の製造時に使用しようとする第1希望の電力源が選択される。ステップS3からステップS4に進む場合、製品Aの製造時に使用する電力源として、図4に示した製品別希望電力源データベース8に基づいて、太陽光発電システム21が選択される。
その後、ステップS5において、選択された希望電力源が電気料金の最も安価な電力源か否かが判断される。ステップS3からステップS4を介してステップS5に進んだ場合には、ステップS5において、製品Aの希望電力源(太陽光発電システム21)は電気料金の最も安価な電力源でないと判断され、ステップS6に進む。また、後述するステップS15からステップS4を介してステップS5に進んだ場合に、その製品の選択された希望電力源が電気料金の最も安価な電力源である場合には、ステップS5において、希望電力源が電気料金の最も安価な電力源であると判断され、ステップS7に進む。そして、ステップS7において、電気料金データベース9(表5参照)に基づいて、判断時における電気料金の最も安価な(最低料金の)電力源が選択される。すなわち、時刻12:00においては、風力発電システム22が選択され、時刻12:01および12:02においては、電力会社30が選択される。そして、ステップS6に進む。
その後、ステップS6において、選択された電力源の電力が、製品の製造時に消費する予定の電力(たとえば、製品Aの場合、1.1kW)以上であるか否かが、発電電力データベース5(表1参照)および購入電力データベース6(表2参照)に基づいて判断される。ステップS6において、選択された電力源の電力が、製品の製造時に消費する予定の電力よりも小さいと判断された場合(たとえば、時刻12:02における製品Aの場合(太陽光発電による電力は「0」)には、ステップS8に進む。そして、ステップS8において、製品別希望電力源データベース8(表4参照)に基づいて、次の希望電力源があるか否かが判断される。ステップS8において、次の希望電力源がないと判断された場合(たとえば、時刻12:02における製品Aの場合)には、ステップS9に進み、その製品の製造ライン15が停止されるとともに、ステップS10に進む。また、ステップS8において、次の希望電力源があると判断された場合には、ステップS11に進む。そして、ステップS11において、次の希望電力源が選択されてステップS5に戻る。
また、ステップS6において、選択された電力源の電力が、製品の製造時に消費する予定の電力よりも大きいと判断された場合には、ステップS12に進む。そして、ステップS12において、その製品の製造ライン15が稼働される。その後、ステップS13において、その製品の製造ライン15の使用電力が製造使用電力データベース7(表3参照)に格納される。そして、ステップS14において、ステップS13において格納された分の使用電力が電力計測装置2、3および4(図1参照)により計測された電力源別の電力から引かれる。これにより、後述するようにステップS10、S15、S4およびS5を介してステップS6に進んだ場合に、製品の製造時に消費する予定の電力と電力計測装置2、3および4により計測された電力源別の電力とを比較することが可能となる。その後、ステップS10に進む。
そして、ステップS10において、全ての製品について検討したか否かが判断される。ステップS10において、全ての製品について検討していないと判断された場合には、ステップS15に進む。そして、ステップS15において、次の製品(B、C、Dなど)が選択されて、ステップS4に戻る。そして、全ての製品に対して、上記したステップS4以降の処理が繰り返された後、ステップS10において、全ての製品について検討したと判断され、処理を終了する。なお、全ての製品に対する上記の処理は、約1分毎に繰り返される。
次に、図1、表3、表6〜表8を参照して、演算制御部14が、部品および製品の製造時に消費した電力量データを電力源別使用電力量データベース12に格納する方法について説明する。
表3に示すように、製品Aが、たとえば、時刻12:00から製造されて時刻12:04に完成したとすると、図1に示した演算制御部14により、部品から製品Aを製造する際に用いた電力量と、部品を製造する際に用いた電力量とが算出される。そして、それらの値が電力源別に合計されて電力源別使用電力量データベース12に格納される。
具体的には、製造使用電力データベース7(表3参照)に基づいて、演算制御部14により、1個の部品から製品Aを製造する際に用いた電力量(0.05kWh(=(1.1+1+0.9)kW×(1/60)h))が算出される。また、製品Aが1個の部品αおよび2個の部品βにより構成されているとすると、使用部品データベース10(表6参照)および部品電力量データベース11(表7参照)に基づいて、演算制御部14により、1個の部品αを製造する際に用いた太陽光発電システム21からの電力量(0.021kWh)と、2個の部品βを製造する際に用いた風力発電システム22からの電力量(0.02kWh(=0.01kWh×2))とが導かれる。そして、太陽光発電システム21により発電された電力量(0.071kWh(=0.05kWh+0.021kWh)と、風力発電システム22により発電された電力量(0.02kWh)とが、電力源別使用電力量データベース12(表8参照)に格納される。なお、製品Aを構成する部品α、βおよび製品Aを製造する際には、電力会社30からの電力を用いないので、電力源別使用電力量データベース12の電力会社30の欄には、0kWhが格納される。
本実施形態では、上記のように、製品を製造する際に用いた電力源別の電力量を保存する電力源別使用電力量データベース12と、電力源別の電力量を電力源別使用電力量データベース12から読み出すとともに、読み出した電力量を表示するためのラベルを製品に貼付するラベル貼付部15cとを設けることによって、製造業者およびその製品を購入する消費者に、製品を製造する際に実際に消費した電力源別の電力量を通知することができるので、製造業者およびその製品を購入する消費者は、製品を製造する際に実際に消費した電力源別の電力量を特定することができる。これにより、製造業者は、太陽光発電システム21による電力のみを用いた製品Aを製造することができるので、環境に貢献することができる。また、製品を購入する消費者は、太陽光発電システム21による電力のみを用いて製造した製品Aを購入することにより、環境に貢献することができる。
また、本実施形態では、製品BおよびDを製造する際に用いる電力源として、電気料金の最も安価な電力源を優先して用いるように、優先順位を付けて予め設定することによって、製造業者は、製造コストの低い製品BおよびDを製造することができる。
また、本実施形態では、太陽光発電システム21により発電された電力が製品Aを製造する際に必要な電力よりも小さい場合に、製品Aの製造を停止するとともに、太陽光発電システム21により発電された電力が製品Aを製造する際に必要な電力以上である場合に、製品Aを製造することによって、製造業者は、製品Aを太陽光発電システム21により発電された電力のみにより製造することができるので、環境の保護および改善に対する貢献度の大きい製品を製造することができる。
また、本実施形態では、ラベル貼付部15cにおいて、製品を製造する際に用いた電力源別の電力量を表示するためのラベルが製品に貼付されることによって、容易に、製造業者のみならず製品を購入する消費者にも、製品を製造する際に消費した電力源別の電力量を通知することができる。
また、本実施形態では、電力源別使用電力量データベース12を、部品を製造する際に用いた電力源別の電力量と、部品から製品を製造する際に用いた電力源別の電力量とが格納されるように構成することによって、部品から製品を製造する際に用いた電力源別の電力量のみならず、部品の製造を含めた製品全体を製造する際に用いた電力源別の電力量を製造業者およびその製品を購入する消費者に通知することができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、自然エネルギーによる電力源として、太陽光発電システムおよび風力発電システムを用いた例を示したが、本発明はこれに限らず、自然エネルギーによる電力源として、太陽光発電システムおよび風力発電システム以外の太陽熱発電、水力発電、地熱発電、雪氷熱利用、バイオマス発電、バイオマス熱利用、バイオマス燃料製造、波力発電および海洋温度差発電などを用いてもよい。
また、上記実施形態では、電力源別の電力量を通知する通知手段として、ラベル貼付部によって製品にラベルを貼付する例を示したが、本発明はこれに限らず、電力源別の電力量を通知する通知手段として、ラベル以外のものを用いた通知手段にしてもよい。
また、上記実施形態では、電力会社30から非自然エネルギーによる原子力発電システムおよび火力発電システムのみにより発電される電力が供給される例を示したが、本発明はこれに限らず、電力会社30から、非自然エネルギーによる電力源と、水力発電などの自然エネルギーによる電力源とにより発電される電力が供給されてもよい。
また、上記実施形態では、約1分毎に電力源別の電力を複数の製品の製造ラインに分配する例を示したが、本発明はこれに限らず、約1秒毎など約1分以外の所定の時間毎に電力源別の電力を複数の製品の製造ラインに分配してもよい。
また、上記実施形態では、太陽光発電システムおよび風力発電システムにより発電される電力が他社である電力会社20から供給される例を示したが、本発明はこれに限らず、太陽光発電システムおよび風力発電システムを自ら所有して発電してもよい。
本発明の一実施形態による電力源特定システムの全体構成を説明するためのブロック図である。 図1に示した本発明の一実施形態による電力源特定システムのラベル貼付部において製品に貼付するラベルを示した図である。 図1に示した電力源特定システムが、電力源別の電力を複数の製品の製造ライン毎に分配するとともに、部品から製品を製造する際に用いた電力データを製造使用電力データベースに格納する方法を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 電力源特定システム
2、3、4 電力計測装置
5 発電電力データベース
6 購入電力データベース
7 製造使用電力データベース
8 製品別希望電力源データベース
9 電気料金データベース
10 使用部品データベース
11 部品電力量データベース
12 電力源別使用電力量データベース(記憶手段)
13 データ入力部
14 演算制御部
15 製造ライン
15a 組立部
15b 検査部
15c ラベル貼付部(通知手段)
21 太陽光発電システム(電力源)
22 風力発電システム(電力源)
31 原子力発電システム(電力源)
32 火力発電システム(電力源)

Claims (9)

  1. 製品を製造する際に用いた電力源別の電力量を保存する記憶手段と、
    前記電力源別の電力量を前記記憶手段から読み出すとともに通知する通知手段とを備えた、電力源特定システム。
  2. 前記製品を製造する際に用いる前記電力源を予め設定する、請求項1に記載の電力源特定システム。
  3. 前記製品を製造する際に用いる前記電力源を、優先順位を付けて予め設定する、請求項2に記載の電力源特定システム。
  4. 前記電力源は、自然エネルギーによる電力源と、非自然エネルギーによる電力源とを含み、
    前記製品を製造する際に用いる前記電力源として、前記自然エネルギーによる電力源を前記非自然エネルギーによる電力源よりも優先して用いるように、優先順位を付けて予め設定する、請求項3に記載の電力源特定システム。
  5. 前記製品を製造する際に用いる前記電力源として、電力の価格の低い電力源を優先して用いるように、優先順位を付けて予め設定する、請求項3に記載の電力源特定システム。
  6. 前記製品は、複数の製品を含み、
    前記電力源は、自然エネルギーによる電力源を含み、
    前記複数の製品を製造する際に前記製品に優先順位を付けて前記優先順位の高い前記製品に優先的に前記自然エネルギーによる電力源により発電された電力を分配する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の電力源特定システム。
  7. 前記電力源は、自然エネルギーによる電力源を含み、
    前記自然エネルギーによる電力源により発電された電力が前記製品を製造する際に必要な電力よりも小さい場合に、前記製品の製造を停止するとともに、前記自然エネルギーによる電力源により発電された電力が前記製品を製造する際に必要な電力以上である場合に、前記製品を製造する、請求項1〜6のいずれか1項に記載の電力源特定システム。
  8. 前記通知手段は、前記製品を製造する際に用いた前記電力源別の電力量を表示するためのラベルを前記製品に貼付することにより、前記製品を製造する際に用いた前記電力源別の電力量を通知する、請求項1〜7のいずれか1項に記載の電力源特定システム。
  9. 前記製品は、部品を含み、
    前記通知手段により通知される前記製品を製造する際に用いた前記電力源別の電力量は、前記部品を製造する際に用いた電力源別の電力量と、前記部品から前記製品を製造する際に用いた電力源別の電力量とを含む、請求項1〜8のいずれか1項に記載の電力源特定システム。
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