JP2006311115A - 無線対応型テレビインターホンシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】テレビインターホン親機から無線カメラによるモニタ要求を出力してから、親機で画像表示されるまでの時間を短縮することができる複数のモードを採用し、それらの中からユーザの希望するモードを選択できるようにした無線対応型テレビインターホンシステムを提供する。
【解決手段】無線アダプタ3が、インターホン親機2からモニタ要求信号を受信したときは、無線カメラ4に対してモニタ要求信号を無線転送する一方、無線カメラ4から画像データを無線受信する際には、ブロックごとの画像データ受信と、ブロックごとの親機2に対する画像データ送信とを個別に実行し、親機2は全ブロックの画像データの受信が終了してから画像データの結合を行うようにした基本モードと、所定の第1〜第3モードを選択的に指定するためのモード選択スイッチ23を備えたことを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】無線アダプタ3が、インターホン親機2からモニタ要求信号を受信したときは、無線カメラ4に対してモニタ要求信号を無線転送する一方、無線カメラ4から画像データを無線受信する際には、ブロックごとの画像データ受信と、ブロックごとの親機2に対する画像データ送信とを個別に実行し、親機2は全ブロックの画像データの受信が終了してから画像データの結合を行うようにした基本モードと、所定の第1〜第3モードを選択的に指定するためのモード選択スイッチ23を備えたことを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、カメラ付ドアホン子器とインターホン親機とを信号線で接続し、更に該インターホン親機に無線アダプタを接続して、無線カメラを付加して構成された、無線対応型テレビインターホンシステムの改良に関するものである。
従来のテレビインターホンシステムには、カメラ付きドアホン子器、テレビインターホン親機、増設親機が有線で接続されたもののほかに、無線式の監視カメラ(以下、無線カメラという)を備えるものがある。無線カメラは、勝手口などに増設すれば、勝手口付近の映像を居室内の親機でモニタすることができるため、有効な防犯手段として用いられている。
また、無線カメラや無線増設親機等の無線機器を備えたシステムとしては、カメラ付きドアホン子器やテレビインターホン親機と通信するための無線アダプタを備えたものが知られている。
下記特許文献1は、この種の無線対応型テレビインターホンシステムを開示しており、カメラ付ドアホン子器を2線式信号線で接続したテレビインターホン親機と、このテレビインターホン親機と有線接続された無線アダプタと、この無線アダプタとの間で無線信号の送受をすることにより、テレビインターホン親機との間で信号送受を行うテレビインターホン無線副親機とで構成されている。
図7は、従来の無線カメラを備えた無線対応型テレビインターホンシステムの動作を示すタイムチャートである。なお、図7では、転送、圧縮、フォーマット変換の対象は画像データのみを示しているが、実際には、カメラ付ドアホン子器により集音された音声信号も含まれる。
このシステムでは、テレビインターホン親機で無線カメラに対するモニタ要求操作がされたときには、テレビインターホン親機は画像取得要求信号を無線アダプタに送出し、要求を受けた無線アダプタでは、その画像取得要求信号を無線カメラに転送し、無線カメラとの間で無線呼確立処理を実行し、確立後、無線カメラは画像を取得し、画像データを圧縮し、その圧縮画像データをブロック化し、ブロック化された画像データを順次、無線アダプタに返信する。
そして、無線アダプタは、返信されてきたブロック化された圧縮画像データを結合したのち、結合された圧縮画像データをテレビインターホン親機に返信する。テレビインターホン親機は、結合された圧縮画像データの伸長処理を行い、伸長された画像を表示する。
特開2000−224316号公報
ところが、以上の画像表示シーケンスによれば、無線カメラから送られてくる分解された画像データは無線アダプタで結合されるため、テレビインターホン親機と無線アダプタとの間の有線の回線容量が小さい場合には、結合された大容量の画像データのため親機での表示が遅くなるという問題がある。
本発明は、無線カメラに対してモニタ要求した場合に、テレビインターホン親機から無線カメラによるモニタ要求を出力してから、テレビインターホン親機で画像表示されるまでの時間を短縮することができる複数のモードを採用するとともに、それらの中からユーザの希望するモードを選択できるようにした無線対応型テレビインターホンシステムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の無線対応型テレビインターホンシステムは、カメラ付きドアホン子器とインターホン親機とを信号線で接続し、更に該インターホン親機に無線アダプタを接続して、インターホン親機の操作によるモニタ要求によりインターホン親機でモニタ表示させるための画像を撮像し、撮像画像を圧縮し、ブロック分割し、ブロックごとに画像データを無線アダプタ経由で返信する無線カメラを付加して構成され、無線アダプタは、カメラ付きドアホン子器とは接続せずに、インターホン親機に有線接続され、無線アダプタは、インターホン親機からモニタ要求信号を受信したときは、無線カメラに対してモニタ要求信号を無線転送する一方、無線カメラから画像データを無線受信する際には、ブロックごとの画像データ受信と、ブロックごとのインターホン親機に対する画像データ送信とを個別に実行し、インターホン親機は、全ブロックの画像データの受信が終了してから画像データの結合を行う基本モードを実行する無線対応型テレビインターホンシステムであって、この基本モードと、以下の第1〜第3モードを選択的に指定するためのモード選択スイッチを備えている。
第1モード:無線カメラは、最初のフレームの画像を予め定められた圧縮率により圧縮させ、以降のフレームについては、その圧縮率より低い圧縮率で圧縮させる。
第2モード:無線カメラは、最初のフレームの画像を予め定められた圧縮率により圧縮させ、以降のフレームについては、フレームごとに、段階的に圧縮率を小さくする。
第3モード:無線アダプタは、無線カメラから定期的に画像データを受信するごとに、その画像データを記憶部に保存する一方、インターホン親機からモニタ要求信号を受信したときには、記憶部に保存した最新画像データを、無線カメラのモニタ画像の先頭画面として送出する。
請求項2では、モード選択スイッチは、無線カメラから取り込む画像に代替させた無線カメラ擬似固定画像をシステムに予め保存し、インターホン親機は、モニタ要求したのち、無線アダプタを介して、無線カメラから画像データが最初に送信されてくるまでの間、無線カメラ擬似固定画像をモニタ画像の先頭画面として表示する第4モードを更に選択可能としている。
本発明によれば、以下の効果を奏する。
請求項1、2に記載の本発明システムでは、無線アダプタは、無線カメラから画像データを無線受信する際には、ブロックごとの画像データ受信と、ブロックごとのインターホン親機に対する画像データ送信とを個別に実行し、インターホン親機が全ブロックの画像データの受信が終了してから画像データを結合するようにした基本モードを実行可能とする構成となっている。そのため、無線アダプタから親機へ大容量のデータがいちどに伝送されることがなく、通信ネックになりにくく、表示までの時間を短縮できる。
そして、請求項1では、この基本モードによる効果のほかに、さらなる初期表示短縮のために3つのモードをもうけ、基本モードと3つのモードの中から選択指定できるようにモード選択スイッチを備えているので、利用者は、無線カメラによるモニタの初期表示を所望の方法に設定することができる。具体的には、各モードには次のような特徴がある。
第1、第2モードを選択したなら、無線カメラが、最初のフレームの画像を予め定められた圧縮率により圧縮し、以降のフレームについては、その圧縮率より低い圧縮率で圧縮するようにしているので、最初の映像を迅速に映し出すことができ、その後は精細な映像でモニタすることができる。特に第2モードでは、圧縮率を段階的に低くしているため、時間が経つにつれて、徐々に画像が鮮明になる。
また、第3モードを選択したなら、無線アダプタは、無線カメラから定期的に撮影した画像を取得し、インターホン親機からモニタ要求あったときに、その定期的に送られてきた最新画像データを無線カメラのモニタ画像の先頭画面として親機に転送しているため、親機は、先頭画面については、無線アダプタ、無線カメラ間の無線通信をすることなく、すばやく画像表示させることができる。また、無線カメラが実際に撮影した画像であるため、時間遅れのデータではあるが、モニタ画面として特に違和感はない。
したがって、先頭画面には画質を追求せず、よりタイムリーな映像を求める場合には、第1、第2モードを選択すればよいし、先頭画面にも画質を追求するのであれば、常時、定期撮影する第3モードを選択すればよい。すなわち、いずれのモードも初期表示を速くさせるものであるが、それぞれの速度やその他の条件も異なるため、利用者はそれぞれの長所と欠点を考慮したうえで所望のモードを選択することができる。
また、請求項2では、基本モード、第1〜第3モードに加え、無線カメラ擬似固定画像を先頭画面として表示させる第4モードを選択可能に備えているため、もっとも簡易で速度性のある初期表示をさせることができる。
なお、擬似固定画像は無線アダプタあるいはインターホン親機のいずれに保存してもよいが、親機に保存しておけばさらに初期表示を早めることができる。
以下に、本発明の実施の形態について図面とともに説明する。
なお以下の実施例では、インターホン親機はテレビモニタ付きのものを示しているが、モニタを持たず画像処理のみを行うような親機であってもよい。また、そのようなモニタなしの親機にモニタを外部接続する構成であってもよい。
本発明システムは、テレビインターホン親機から無線カメラによるモニタの要求操作をしてから、テレビインターホン親機で画像表示されるまでの時間を短縮することのできる5つのモードをもうけ、それら5つのうちから1つを選択できる無線対応型テレビインターホンシステムを提案している。
図1は、本発明の基本構成の一例を示すブロック図である。
このシステムは、カメラ付ドアホン子器1、テレビインターホン親機2、無線アダプタ3は、2線式信号線などで構成された信号線L1、L2を通じて接続されている。そして、カメラ41とアンテナ42を備えた無線カメラ4を設けて、無線アダプタ3との間で、制御信号、音声信号、映像信号の送受を無線信号で行うようになっている。
テレビインターホン親機2は、カメラ付ドアホン子器1や無線カメラ4で撮像した映像を表示するモニタ21と、カメラ付ドアホン子器1や無線カメラ4に対して画像取得を要求するための操作部22と、後述する各モードのうちから所望のものを選択指定するためのモード選択スイッチ23とを備えている。
また、無線カメラ4は、上記のほかに画像圧縮制御手段43、画像データ定期取得転送手段44を備えている。
このシステムでは、カメラ付ドアホン子器1の呼出釦(不図示)が操作されたときには、テレビインターホン親機2から駆動電源の給電を受けてドアホン子器1のカメラ(不図示)を駆動させ来客映像を撮影して、画像データを映像信号の形でテレビインターホン親機2に転送し、テレビインターホン親機2のモニタ21に送られてきた画像を表示する。
このシステムでは、このカメラ付ドアホン子器1によるモニタ表示のほかに、無線カメラ4が撮影した映像をテレビインターホン親機2のモニタ21で表示できるようになっており、テレビインターホン親機2は無線アダプタ3を介して無線カメラ4と信号送受する構成となっている。
無線アダプタ3は、第1伝送処理部31、アンテナ33を有する第2伝送処理部32、無線アダプタ3の全体を制御するアダプタ制御手段30を備えている。
第1伝送処理部31は、テレビインターホン親機2との間で、無線カメラ4に対するモニタ画像取得要求信号の受信、親機2対する無線カメラ4から受信した画像データの送信などの、有線信号線L2に対する信号送受を行う。
また第2伝送処理部32は、テレビインターホン親機2から受信したモニタ画像取得要求信号にもとづいて、無線カメラ4との間で、要求信号、画像データ等の無線通信による信号送受を行う。
第1伝送処理部31と、第2伝送処理部32とは個別、並列的にそれぞれの伝送処理を行うように構成されている。なお、第1伝送処理部31、第2伝送処理部32のそれぞれにCPUを持たせた構成であってもよいし、1チップCPUとした構成であってもよい。また、第1伝送処理部31と第2伝送処理部32とは、中継バッファとなるデュアルポートRAM(不図示)等を介して接続される。
このシステムでは、無線カメラ4によるモニタ初期表示がされるまで、つまり親機2の操作部22を操作してから親機2のモニタ21に先頭画面が表示されるまでの時間を短縮させるようにした基本モードと、さらに時間短縮させる4つのモードとを個別に実行することが可能であり、かつ、親機2に設けたモード選択スイッチ23の操作により、それら5つのモードから1つを選択指定できるようになっている。
なお、モード選択スイッチ23は、システム上の無線アダプタ3、無線カメラ4などに設けてもよい。
また、後述するように第4モードは無線カメラ擬似固定画像34aを表示するようにしたものであるが、モード選択スイッチ23は、この第4モードを除く基本モードと第1〜第3モードの中から選択可能としたものでもよい。
さらに、無線カメラ4の画像を初期表示させる基本モード、第1〜第3モードと、固定画像を初期表示として使用する第4モードとを選択させる取得元選択スイッチ(不図示)を備えてもよい。例えば、この取得元選択スイッチにより、基本モードと第4モードを選択できるようにしてもよいし、無線カメラ4による実画像か擬似固定画像かを選択できるようにし、無線カメラ4による実画像を選択した場合には、さらに基本モード、第1〜第3モードの中からいずれかを、モード選択スイッチ23により選択させるようにしてもよい。
次に、無線カメラ4によるモニタの基本モードの基本動作と、第1〜第4モードの動作について説明する。
(1)基本モード
本システムの基本モードでは、無線アダプタ3からテレビインターホン親機2に対する画像データの転送を、より効率的に高速に行えるように工夫している。
本システムの基本モードでは、無線アダプタ3からテレビインターホン親機2に対する画像データの転送を、より効率的に高速に行えるように工夫している。
図2は、基本モードの基本動作を示したシーケンスチャートを示している。
テレビインターホン親機2から操作により無線カメラ4のモニタ要求があると、親機2は画像取得要求信号を無線アダプタ3に送出する。無線アダプタ3では、要求信号を受け取った第1伝送処理部31が第2伝送処理部32に要求を伝え、第2伝送処理部32は無線カメラ4に対して画像取得信号を無線信号として送出する。
すると、第2伝送処理部32、無線カメラ4間で無線呼確立処理がなされ、確立すると無線カメラ4で画像の取得を開始する。取得した画像はフレームごとに画像データ圧縮され、複数のブロックに分解されて、ブロック単位で無線アダプタ3に対して無線送信する。
なお無線呼確立処理は、本実施例では図2に示すように、無線アダプタ3から無線取得要求信号を送出後、無線呼確立要求、それに対する応答、画像取得応答、呼設定要求、それに対する応答が実行されるが、このようなシーケンスには限定されない。
無線アダプタ3では、ブロック単位の画像データを受け取るごとに、第2伝送処理部32はブロック画像データを第1伝送処理部31に出力し、第1伝送処理部31はそのブロック画像データを、ブロック単位でテレビインターホン親機2に送出する。
テレビインターホン親機2は、1フレームを構成するすべてのブロック画像データを受信すると、それらを結合し、さらに伸長して、モニタ表示する。
このように、無線アダプタ3は、無線カメラ4から画像データを無線受信する際には、ブロックごとの画像データ受信と、ブロックごとのテレビインターホン親機2に対する画像データ送信とを個別に実行している。すなわち、無線アダプタ3では、無線カメラ4からのブロック画像データの親機2への受け渡しのみを短時間で効率的に行い、画像データの結合処理を行わない構成としている。
したがって、無線アダプタ3と親機2との信号線L2にはブロックごとの少量の画像データが送出されるため、通信ネックになりにくい。その結果、テレビインターホン親機2で要求操作してから、親機2でモニタ初期表示するまでの時間を短縮することができる。
さらに第1モードでは、無線アダプタ3は、テレビインターホン親機2との通信と、無線カメラ4との無線通信とを、第1、第2伝送処理部31、32により並行して行える構成としているため、ブロック化された画像データを受信するごとに親機2に転送することができ、画像表示までの時間をさらに短縮することができる。
図3、4、5には、本発明システムを構成するテレビインターホン親機2、無線アダプタ3、無線カメラ4の各基本動作フローを示している。
テレビインターホン親機2は、モニタ要求操作がされると、無線アダプタ3に対して画像取得要求信号を送出する(101、102)。その後、無線アダプタ3からのブロック画像データを待ち、ブロック画像データを受信するとブロック単位に格納し、1フレームのすべてのブロック画像データを受信すると、1つの画像データに結合し、伸長して、モニタ表示する(103〜110)。
この1フレームごとの画像受信から表示までの処理は、終了コードを受信する(105)まで繰り返される。なお、無線カメラによるモニタは、親機からの終了要求操作あるいは一定時間の経過によって終了する。
一方、無線アダプタ3は、第1、第2伝送処理部31、32ごとに伝送処理が実行される。
すなわち、第1伝送処理部31は、テレビインターホン親機2からの画像取得要求信号を受信すると、その信号を第2伝送処理部32に出力し、第2伝送処理部32から画像データを受け取るのを待ち、転送すべきブロック画像データがあれば、親機2に対して送出する(201〜205)。
また、第2伝送処理部32は、第1伝送処理部31からの画像取得要求信号を受け取ると、その信号を無線カメラ4に送出し、無線カメラ4との間で無線呼確立処理を実行し、確立後、ブロック画像データを待ち、無線カメラ4からブロック画像データを受信すると、第1伝送処理部31に対してデータを出力する(211〜215)。
無線カメラ4は、無線アダプタ3から転送される画像取得要求信号を受信すると、無線アダプタ3との間で無線呼確立処理を実行し、確立後、カメラ41を起動して画像撮影を開始し、取得した1フレームの画像データを圧縮し、さらにブロックに分割し、ブロック画像データごとに無線アダプタ3に送出する(301〜308)。
この1フレームごとの画像送出は、終了要求があるまで、あるいは一定時間が経過するまで繰り返され、終了要求があればカメラ41による撮像を停止する(309、310)。
次に、第1〜第4モードの基本動作について説明する。
(2)第1、第2モード
無線カメラ4の画像圧縮制御手段43は、画像データの圧縮率を可変にして圧縮するもので、本実施例では、この画像圧縮制御手段43により、最初のフレームの画像を予め定められた高圧縮率で圧縮させ、以降のフレームについては、一定の低圧縮率で圧縮するか、あるいは段階的に低圧縮率に変化させて圧縮するようにしている。一定の圧縮率で圧縮するものを第1モード、段階的に低圧縮率に変化させて圧縮するものを第2モードという。
無線カメラ4の画像圧縮制御手段43は、画像データの圧縮率を可変にして圧縮するもので、本実施例では、この画像圧縮制御手段43により、最初のフレームの画像を予め定められた高圧縮率で圧縮させ、以降のフレームについては、一定の低圧縮率で圧縮するか、あるいは段階的に低圧縮率に変化させて圧縮するようにしている。一定の圧縮率で圧縮するものを第1モード、段階的に低圧縮率に変化させて圧縮するものを第2モードという。
たとえば、第2モードを示した図6のフローチャートに示すように、先頭フレームは所定の高圧縮率で圧縮し、第2〜第nフレームまでを中程度の圧縮率で圧縮し、それ以降フレームでは低圧縮率で圧縮する(401〜404)。
すなわち、先頭フレームは高圧縮率で圧縮されているため、圧縮された画像データの容量は小さく、分解されたブロック画像データもそれに応じて容量が小さくなる。そのため、無線カメラ4、無線アダプタ3間の画像データの無線伝送も、無線アダプタ3、テレビインターホン親機2間の画像データ伝送も、ハイスピードで行われ、その結果、親機2で先頭画面を表示するまでの時間を短縮することができ、モニタ要求した者をいらだたせなくてすむ。
また、先頭画面以降は低圧縮率で圧縮されるため、先頭画面以外は精細な画面を表示させることができる。特に第2モードでは、徐々に精細画面を表示させることができる。低圧縮率であると伝送される画像データの容量は大きくなり、そのときのデータ伝送には時間を要するが、第2モードでは段階的に変化させているため、モニタする者に対して違和感なく表示させることができる。
(3)第3モード
無線カメラ4の画像データ定期取得転送手段44は、テレビインターホン親機2からのモニタ要求がないときに、定期的にカメラ41を稼動して画像を取得し、無線アダプタ3に対して転送する。
無線カメラ4の画像データ定期取得転送手段44は、テレビインターホン親機2からのモニタ要求がないときに、定期的にカメラ41を稼動して画像を取得し、無線アダプタ3に対して転送する。
すなわち、無線カメラ4は、無線アダプタ3から画像取得要求信号を受信したときには、基本モードの図5で示した分割、返信のシーケンスを実行するが、たとえば20秒ごとにも、同様のシーケンスを実行する。
無線アダプタ3では、無線カメラ4より定期的に無線送信されてきた画像データを記憶部34に保存する。無線アダプタ3は、その後テレビインターホン親機2でのモニタ要求操作による画像取得要求信号を受け取ると、記憶部34に保存した最新の定期画像データを取り出して親機2に転送する。
テレビインターホン親機2では、無線アダプタ3より送られてきた定期画像を先頭画像として表示する。
その後、無線アダプタ3にモニタ要求による無線カメラ4の画像データが返信されてきたのちは、その画像データに切り換えて親機2に転送し、親機2は表示中の定期画像による先頭画像をその画像に切り換えて表示する。
このように、無線カメラ4が定期的に取り込んでいる最新画像を無線アダプタ3で保存するようにしているため、テレビインターホン親機2は無線カメラ4からの画像の返信を待つことなく初期表示することができる。また、この初期表示画像は時間遅れ(この例では最大20秒遅れ)の画像であるが、無線カメラ4が実際に撮影した画像であるため、モニタ画面の初期表示としては特に違和感はない。
なお、無線カメラ4の定期稼動は、上記のように無線カメラ4が自ら定期稼動してもよいし、無線アダプタ3が主導的に、無線カメラ4に対して定期画像取得要求を送出するようにしてもよい。
また、無線カメラ4による定期画像データを親機2に転送しておいて、そこで保存するようにし、要求があったときすぐに初期表示できるようにしてもよい。
(4)第4モード
無線アダプタ3は、テレビインターホン親機2から画像取得要求信号を受信したときには、基本モードと同様、無線カメラ4に対して要求信号を転送するが、それと同時に予め記憶部34に格納された無線カメラ擬似固定画像34aを親機2に返信する構成となっている。
無線アダプタ3は、テレビインターホン親機2から画像取得要求信号を受信したときには、基本モードと同様、無線カメラ4に対して要求信号を転送するが、それと同時に予め記憶部34に格納された無線カメラ擬似固定画像34aを親機2に返信する構成となっている。
すなわち、テレビインターホン親機2では、モニタ要求操作がされると、無線アダプタ3で予め保存している無線カメラ擬似固定画像34aが無線カメラ4のモニタ先頭画像として表示される。なお、擬似固定画像34aは絵や字などを含んだ生成画像でもよいし、無線カメラ4により過去に実際に撮影した画像でもよい。無線カメラ4による取得画像の返信が遅い場合には、複数の擬似固定画像34aを準備し、それを段階的に表示するようにしてもよい。
このように、初期表示については無線カメラ4を介さずに表示できるので、モニタ初期表示までの時間短縮が図れる。
なお、無線カメラ擬似固定画像をテレビインターホン親機2に備えるようにすれば、さらに高速に初期表示することができる。
以上の5モードをモード選択スイッチ23により選択できるようにすることにより、利用者は、無線カメラ4によるモニタの初期表示を所望の方法に設定することができる。
すなわち、基本モードを選択したなら、無線アダプタ3は、無線カメラから画像データを無線受信する際には、ブロックごとの画像データ受信と、ブロックごとのテレビインターホン親機2に対する画像データ送信とを個別に実行し、テレビインターホン親機2が全ブロックの画像データの受信が終了してから画像データを結合しているため、無線アダプタ3から親機2へ大容量のデータがいちどに伝送されることがなく、通信ネックになりにくく、表示までの時間を短縮でき、また無線アダプタの処理負荷も軽減できる。
そして、第1、第2モードを選択したなら、無線カメラ4が、最初のフレームの画像を予め定められた圧縮率により圧縮し、以降のフレームについては、その圧縮率より低い圧縮率で圧縮するようにしているので、最初の映像を迅速に映し出すことができ、その後は精細な映像でモニタすることができる。つまり、基本モードよりもさらに初期表示を早くすることができる。特に第2モードでは、圧縮率を段階的に低くしているため、時間が経つにつれて、徐々に画像が鮮明になる。
また、第3モードであれば、無線アダプタ3は、無線カメラ4から定期的に撮影した画像を取得し、テレビインターホン親機2からモニタ要求あったときに、その定期的に送られてきた最新画像データを無線カメラ4のモニタ画像の先頭画面として親機2に転送しているため、親機2は、先頭画面については、無線アダプタ3、無線カメラ4間の無線通信をすることなく、基本モードよりも早く初期表示させることができる。また、無線カメラが実際に撮影した画像であるため、時間遅れのデータではあるが、モニタ画面として特に違和感はない。
したがって、先頭画面には画質を追求せず、よりタイムリーな映像を求める場合には、第1、第2モードを選択すればよいし、先頭画面にも画質を追求するのであれば、常時、定期撮影する第3モードを選択すればよい。すなわち、いずれのモードも初期表示を基本モードよりも早く表示させるものであるが、それぞれの速度には差があり、なおかつその他の条件も異なるため、利用者はそれぞれの長所と欠点を考慮したうえで所望のモードを選択できる。
また、本実施例のように、基本モード、第1〜第3モードに加え、無線カメラ擬似固定画像34aを先頭画面として表示させる第4モードを選択可能に備えれば、もっとも簡易で速度性のある初期表示を実行させることができる。
1 カメラ付ドアホン子器
2 テレビインターホン親機
3 無線アダプタ
4 無線カメラ
21 モニタ
22 操作部
23 モード選択スイッチ
30 アダプタ制御手段
31 第1伝送処理部
32 第2伝送処理部
34 記憶部
34a 無線カメラ擬似固定画像
41 カメラ
43 画像圧縮制御手段
44 画像データ定期取得転送手段
2 テレビインターホン親機
3 無線アダプタ
4 無線カメラ
21 モニタ
22 操作部
23 モード選択スイッチ
30 アダプタ制御手段
31 第1伝送処理部
32 第2伝送処理部
34 記憶部
34a 無線カメラ擬似固定画像
41 カメラ
43 画像圧縮制御手段
44 画像データ定期取得転送手段
Claims (2)
- カメラ付きドアホン子器とインターホン親機とを信号線で接続し、更に該インターホン親機に無線アダプタを接続して、上記インターホン親機の操作によるモニタ要求により上記インターホン親機でモニタ表示させるための画像を撮像し、撮像画像を圧縮し、ブロック分割し、ブロックごとに画像データを無線アダプタ経由で返信する無線カメラを付加して構成され、
上記無線アダプタは、上記カメラ付きドアホン子器とは接続せずに、上記インターホン親機に有線接続され、
上記無線アダプタは、上記インターホン親機からモニタ要求信号を受信したときは、上記無線カメラに対して上記モニタ要求信号を無線転送する一方、上記無線カメラから画像データを無線受信する際には、ブロックごとの画像データ受信と、ブロックごとのインターホン親機に対する画像データ送信とを個別に実行し、
上記インターホン親機は、全ブロックの画像データの受信が終了してから画像データの結合を行う基本モードを実行する無線対応型テレビインターホンシステムであって、
上記基本モードと、以下の第1〜第3モードを選択的に指定するためのモード選択スイッチを備えたことを特徴とする無線対応型テレビインターホンシステム
第1モード:上記無線カメラは、最初のフレームの画像を予め定められた圧縮率により圧縮させ、以降のフレームについては、その圧縮率より低い圧縮率で圧縮させる
第2モード:上記無線カメラは、最初のフレームの画像を予め定められた圧縮率により圧縮させ、以降のフレームについては、フレームごとに、段階的に圧縮率を小さくする
第3モード:上記無線アダプタは、上記無線カメラから定期的に画像データを受信するごとに、その画像データを記憶部に保存する一方、上記インターホン親機からモニタ要求信号を受信したときには、上記記憶部に保存した最新画像データを、無線カメラのモニタ画像の先頭画面として送出する。 - 請求項1において、
上記モード選択スイッチは、更に以下の第4モードを選択可能としている無線対応型テレビインターホンシステム
第4モード:上記無線カメラから取り込む画像に代替させた無線カメラ擬似固定画像をシステムに予め保存し、上記インターホン親機は、モニタ要求したのち、上記無線アダプタを介して、上記無線カメラから画像データが最初に送信されてくるまでの間、上記無線カメラ擬似固定画像をモニタ画像の先頭画面として表示する。
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ID=37477498
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005130122A Withdrawn JP2006311115A (ja) | 2005-04-27 | 2005-04-27 | 無線対応型テレビインターホンシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006311115A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012199848A (ja) * | 2011-03-23 | 2012-10-18 | Panasonic Corp | インターホン装置及びそれを用いたインターホンシステム |
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2005
- 2005-04-27 JP JP2005130122A patent/JP2006311115A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012199848A (ja) * | 2011-03-23 | 2012-10-18 | Panasonic Corp | インターホン装置及びそれを用いたインターホンシステム |
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Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20080701 |