JP2006308277A - 水冷エンジンヒートポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】低温暖房での立ち上がりを早くできる水冷エンジンヒートポンプを提供する。
【解決手段】この水冷エンジンヒートポンプは、エンジン3と、その冷却水回路1と、コンプレッサ3と、冷媒回路4と、冷却水の熱を冷媒に伝える廃熱回収器64と、冷却水の温度が所定値よりも低い低温運転状態において廃熱回収器64に冷却水の送水を停止する停止手段61とを持つ水冷エンジンヒートポンプであって、冷却水回路1は停止手段61をバイパスして廃熱回収器64に冷却水を送水するバイパス回路15を有することを特徴とする。バイパス回路15が設けられているので、冷却水温度が低い場合でも冷却水の熱が冷媒に受け渡され、冷媒低圧が低下しにくく冷媒低圧回避にならず、エンジン回転数を上昇でき、燃料消費量が増え、冷却水から冷媒に伝わる熱量が増加し、暖房能力が増大する。このため暖房低温時の立ち上がりがよい。
【選択図】図9

Description

本発明は、空調機等の室外機として使用される水冷エンジンヒートポンプに関する。
水冷エンジンによりコンプレッサを駆動する水冷エンジンヒートポンプは、暖房運転時にエンジンの廃熱を利用して冷媒を加熱できるという利点がある。しかし、冷却水より冷媒に熱を与えすぎると、冷却水が低温になり過ぎ、エンジンが過冷状態になる場合がある。その結果、エンジンの耐久性の低下、不安定な燃焼状態、ロス馬力の増加等の問題を生ずる。この解決策として、次の文献が知られている。
第2519409号特許公報
この文献では、エンジン冷却水温度が所定値よりも低い低温運転状態において、廃熱回収器での熱交換を停止させるサーモスタットを設けるようにしている。
この従来の廃熱回収装置では、エンジン冷却水温度が所定値よりも低い場合、エンジンの廃熱は利用されていない。このためエンジンの始動からしばらくの間は冷却水温度が所定値に達せず、冷却水の熱が利用されず低温暖房での立ち上がりまでに時間がかかるという問題があった。
本願発明は、上記の問題を解消するもので、冷却水の持つ熱をエンジン始動時から用い、低温暖房での立ち上がりを早くできる水冷エンジンヒートポンプを提供することを目的とする。
課題を解決するための手段及び作用、効果
本発明の水冷エンジンヒートポンプは、水冷式のエンジンと該エンジンにより駆動される冷媒圧縮用のコンプレッサと冷媒用熱交換機と該エンジンの熱を冷媒に伝えるための廃熱回収装置とをもち、前記廃熱回収装置は前記エンジンを冷却するための冷却水回路と該コンプレッサにより圧縮される冷媒を循環する冷媒回路と該冷却水回路及び該冷媒回路に連結され該冷却水の熱を該冷媒に伝える廃熱回収器と該冷却水回路を循環する冷却水の温度が所定値よりも低い低温運転状態において該廃熱回収器への冷却水の送水を停止する停止手段とを持つ水冷エンジンヒートポンプであって、前記冷却水回路は前記停止手段をバイパスして前記廃熱回収器に冷却水を送水するバイパス回路を有することを特徴とする。
本発明の水冷エンジンヒートポンプでは、バイパス回路が設けられているので、エンジンを始動して暖房の立ち上がり時、冷却水温度が低い場合でも、冷却水の熱が冷媒に受け渡される。このため、冷媒低圧(コンプレッサ吸入側の冷媒圧力)が低下することを防止できる。冷媒低圧が低下しすぎたときにコンプレッサを高回転で回すとシステムが低圧異常停止となる。これを避けるためにコンプレッサを低回転で回す必要があり、そのためエンジンを最低回転数で回すことになる。この冷媒低圧が低下しすぎたときの動作を冷媒低圧回避という。冷媒低圧回避の状態となると、エンジンを最低回転数で回すことになるため冷却水温度の上昇が遅くなる。本発明では、上記のように、冷媒低圧が低下することを防止できるので、冷媒低圧回避にならず、エンジン回転数を上昇できる。エンジン回転数が上がると燃料消費量が増え、冷却水の温度が早く上昇する。冷却水の温度が上昇すると冷却水から冷媒に伝わる熱量が増加し、暖房能力が増大する。このため暖房低温時の立ち上がりがよい。
本発明の水冷エンジンヒートポンプは水冷式のエンジンとこのエンジンにより駆動される冷媒圧縮用のコンプレッサと冷媒用熱交換機とこのエンジンの熱を冷媒に伝えるための廃熱回収装置とをもつ。
水冷式のエンジンは水冷式の内燃機関、具体的には水冷式のディーゼルエンジン、水冷式のガソリンエンジン、水冷式のガスエンジン等が用いられる。この内燃機関は、冷媒のガス圧が所定値以下の場合には回転速度が低く抑えられるように制御されている。水冷式エンジンはエンジンのシリンダブロックを冷却するばかりでなく、排気ガスの熱を冷却水に取り込む排気ガス熱交換器及び/又はマニフォールド冷却装置を冷却するものでも良い。
冷媒圧縮用のコンプレッサは、ヒートポンプの心臓部にあたるもので、冷媒を断熱圧縮することにより冷媒のガス圧が増大すると共に冷媒の温度が高くなる。冷媒用熱交換機は暖房すべき部屋等に冷媒の熱を伝えるものである。暖房時にはコンプレッサで断熱圧縮され高温となった冷媒の熱が暖房する部屋内の空気あるいは部屋の空気等を暖房する水等に放熱される。
廃熱回収器は水冷式の内燃機関の冷却水の熱を冷媒に伝えるものである。この廃熱回収器により、冷却水の熱が冷媒に伝えられ、冷却水の温度は低下する。逆に熱をもらう冷媒の温度は高くなる。
なお、冷媒用熱交換機は特定の部屋等の暖房あるいは暖房と冷房に使用される室内用熱交換機として使用するものでもよい。
この冷媒用熱交換機と別に外部の熱源と冷媒との間で熱の交換を行う外部熱交換機を持つものでもよい。
本発明の水冷エンジンヒートポンプの廃熱回収装置は、エンジンを冷却するための冷却水回路と、コンプレッサにより圧縮される冷媒を循環する冷媒回路と、冷却水回路及び冷媒回路に連結される前記した廃熱回収器と、冷却水回路を循環する冷却水の温度が所定値よりも低い低温運転状態において廃熱回収器への冷却水の送水を停止する停止手段とを持つ。さらに、冷却水回路は停止手段をバイパスして廃熱回収器に冷却水を送水するバイパス回路を持つ。
停止手段は従来の水冷エンジンヒートポンプに設けられているものと同じもので、冷却水の温度が低い場合には、廃熱回収器に流れる冷却水を停止させるものである。これにより冷却水から冷媒に伝達される熱が無くなり、廃熱回収器の機能が停止する。すなわち、停止手段は廃熱回収器の機能を停止させ、冷却水の温度がエンジンの駆動により暖められるのを待つ機能を果たしている。
停止手段としては、従来と同じように、冷却水の温度が所定の低い温度の時に廃熱回収器に流れる冷却通路を閉じるサーモスタット弁、冷却水センサを持つ電磁弁等の開閉弁を使用することができる。
本発明の水冷エンジンヒートポンプの廃熱回収装置は、この停止手段をバイパスするバイパス回路を持つ。このためバイパス回路により常にエンジンの冷却水は廃熱回収器に流れるようになっている。なお、冷却水の温度が所定値以上になった場合には停止手段が解除され、多量の冷却水が廃熱回収装置に流れ込む。当然にバイパス回路からも冷却水は廃熱回収器に流れる。
なお、バイパス回路は冷却水の一部をバイパスさせるものが好ましい。このため多量の冷却水がバイパスされないように水量を規制する水路抵抗を持つものとするのが好ましい。これによってエンジンの冷却水が低温になり過ぎ、エンジンが過冷状態になることを抑制することが出きる。その場合、冷却水の温度が所定値よりも低い低温運転状態におけるバイパス回路を流れる流量が全体の流量に対し2〜50%であるように水路抵抗を設定することが好ましく、より好ましくは5〜30%、さらに好ましくは5〜15%であると良い。
本発明に係る停止手段は所定の低温で弁を開閉する低温弁とし、本発明に係る冷却水回路は、さらにラジエータとこのラジエータへの冷却水の送水の開閉を所定の低温より高い所定の高温で弁を開閉する高温弁とをもつものとすることができる。
冷却水が所定の低温より低い場合は本発明の停止手段となる低温弁が閉じ、低温弁を介して冷却水が廃熱回収器に流れ込むことはない。しかしパイパス回路を介して冷却水の一部が廃熱回収器に流れ込む。冷却水が所定の低温より低い場合、冷却水は所定の高温より当然に低く、ラジエータには冷却水が流れ込まない。
冷却水温度が所定の低温より高く所定の高温より低い場合、冷却水は廃熱回収器に低温弁及びバイパス回路の両方から流れ込む。この場合も冷却水はラジエータには流れこまない。
冷却水温度が所定の高温より高い場合、低温弁及び高温弁は共に開く。この場合、廃熱回収器にはバイパス回路及び低温弁を介して冷却水が流れ込み、ラジエータには高温弁を介して冷却水が流れ込む。
なお、本発明に係る低温弁及び高温弁はそれぞれ具体的な個々の開閉弁を意味するものではなく、低温弁は廃熱回収器に流れ込む冷却水を開閉する機能を持つ弁手段を言う。従って、低温弁は、実際は1個の開閉弁で構成される場合も、2個以上の複数の開閉弁で構成される場合もあり得る。同様に、高温弁はラジエータに流れ込む冷却水を開閉する機能を持つ弁手段を言い、高温弁も、実際は1個の開閉弁で構成される場合も、2個以上の複数の開閉弁で構成される場合もあり得る。さらに、低温弁は、冷却水が流れる通路を切り替える切替弁で構成される場合もあり得る。例えば、低温弁として、冷却水全量を吸入する全量吸入口(吸入口)と、第1の温度より低い温度で全量吸入口から吸入された冷却水の全量を排出する低温排出口(低温口)と、前記第1の温度以上である第2の温度以上の温度で全量吸入口から吸入された冷却水の全量を排出する高温排出口(高温口)を持つものが例示される。また、低温弁として、冷却水全量を排出する全量排出口(排出口)と、第1の温度より低い温度で全量排出口から排出する冷却水の全量を吸入する低温吸入口(低温口)と、前記第1の温度以上である第2の温度以上の温度で全量排出口から排出する冷却水の全量を吸入する高温吸入口(高温口)を持つものが例示される。これらの第1の温度、第2の温度は同一の温度であってもよい。この場合、その温度を境として冷却水が流れる通路(低温口側または高温口側)を完全に切り替えるものである。高温弁も、冷却水が流れる通路を切り替える切替弁で構成される場合もあり得る。高温弁の場合、第3の温度が低温弁の第1の温度に相当し、第4の温度が低温弁の第2の温度に相当することが異なる以外、低温弁と同様のものが例示される。第3の温度、第4の温度は、第1の温度、第2の温度のいずれの温度よりも高く設定されている。
係る開閉弁としては、従来から知られているサーモスタット弁、温度センサを備えた電磁弁等を採用することができる。
具体的な冷却水回路は、図1〜図8に示すものとすることができる。
図1に示す冷却水回路は、エンジン2の冷却水吐出口25と低温弁61の全量吸入口610とを結ぶ供給通路11と、この低温弁61の低温排出口614とエンジン2の冷却水吸入口26とを結ぶ回収通路12と、低温弁61の高温排出口615と高温弁62の全量吸入口620とを結ぶ第二供給通路110と、廃熱回収器64を通り高温弁62の低温排出口624と回収通路12とを結ぶ廃熱回収通路13と、ラジエータ63を通り高温弁62の高温排出口625と回収通路12とを結ぶラジエータ通路14と、供給通路11と廃熱回収器64の供給口641とを結ぶバイパス通路15とで構成されている。
低温弁61は、冷却水を吸入する全量吸入口610と、第1の温度より低い温度で全量吸入口610から吸入された冷却水の全量を排出する低温排出口614と、第1の温度より高い第2の温度以上の温度で全量吸入口610から吸入された冷却水の全量を排出する高温排出口615とを備えており、高温弁62は、冷却水を吸入する全量吸入口620と、第3の温度より低い温度で全量吸入口620から吸入された冷却水の全量を排出する低温排出口624と、第3の温度より高い第4の温度以上の温度で全量吸入口620から吸入された冷却水の全量を排出する高温排出口625とを備えている。ここで第3および第4の温度(所定の高温)は、第1および第2の温度(所定の低温)より高く設定されている。すなわち第3の温度は第2の温度より高く設定されている。
この冷却水回路は、エンジン2の水ポンプ65が稼働している場合には、冷却水の水温の如何に関わらず冷却水はバイパス通路15を通って廃熱回収器64に流れ込む。冷却水温度が所定の低温より高く所定の高温より低い場合(第2の温度より高く第3の温度より低い場合)は、供給通路11と第二供給通路110を通って、廃熱回収通路13に流れ込み、廃熱回収器64はバイパス通路15及び廃熱回収通路13の両通路から冷却水の供給を受ける。しかし、高温弁62でラジエータ通路14は閉ざされ、ラジエータ63には冷却水が流れない。冷却水の温度が所定値(第1温度)よりも低い場合には、低温弁61の吸入口610に吸入された冷却水の全量が低温口611から排出され、冷却水はバイパス通路(バイパス回路)15だけを通って廃熱回収器64に流れ込む。すなわち、バイパス通路15がない場合、廃熱回収器64への冷却水の送水は停止される。したがって、低温弁61は、冷却水の温度が所定値(第1温度)よりも低い低温運転状態において廃熱回収器64への冷却水の送水は停止する停止手段となっている。
図2に示す冷却水回路は、エンジン2の冷却水吐出口25と低温弁61の全量吸入口610とを結ぶ供給通路11と、低温弁61の低温排出口614とエンジン2の冷却水吸入口26とを結ぶ回収通路12と、廃熱回収器64を通り低温弁61の高温排出口615と高温弁62の低温吸入口621とを結ぶ廃熱回収通路13と、ラジエータ63を通り低温弁61の高温排出口615と高温弁62の高温吸入口622とを結ぶラジエータ通路14と、高温弁62の全量排出口623と回収通路12とを結ぶ第二回収通路120と、供給通路11と廃熱回収器64の供給口641とを結ぶ第一バイパス通路15と廃熱回収器64の流出口642と回収通路12及び第二回収通路120のいずれか一方とを結ぶ第二バイパス通路150とからなる。
低温弁61は、冷却水を吸入する全量吸入口610と、第1の温度より低い温度で全量吸入口610から吸入された冷却水の全量を排出する低温排出口614と、第1の温度より高い第2の温度以上の温度で全量吸入口610から吸入された冷却水の全量を排出する高温排出口615とを備えており、高温弁62は、冷却水を排出する全量排出口623と、第3の温度より低い温度で全量排出口623から排出する冷却水の全量を吸入する低温吸入口621と、第3の温度以上である第4の温度以上の温度で全量排出口623から排出する冷却水の全量を吸入する高温吸入口622とを備えている。ここで第3および第4の温度(所定の高温)は、第1および第2の温度(所定の低温)より高く設定されている。すなわち第3の温度は第2の温度より高く設定されている。
図2の冷却水回路は図1の冷却水回路と低温弁61及び高温弁62の使用態様が異なる。しかし、冷却水の温度により廃熱回収器64、ラジエータ63に流れる冷却水の流れは図1の冷却水回路と同じである。すなわち、この冷却水回路は、エンジン2の水ポンプ65が稼働している場合には、冷却水の水温の如何に関わらず冷却水は第一バイパス通路(バイパス回路)15を通って廃熱回収器64に流れ込む。冷却水温度が所定の低温より高く所定の高温より低い場合(第2の温度より高く第3の温度より低い場合)は、供給通路11と廃熱回収通路13を通って、廃熱回収器64に流れ込む。しかし、高温弁62でラジエータ通路14は閉ざされ、ラジエータ63には冷却水が流れない。冷却水の温度が所定値(第1温度)よりも低い場合には、低温弁61の全量吸入口610に吸入された冷却水の全量が低温排出口614から排出され、冷却水はバイパス通路15だけを通って廃熱回収器64に流れ込む。すなわち、バイパス通路15がない場合、廃熱回収器64への冷却水の送水は停止される。したがって、低温弁61は、冷却水の温度が所定値(第1温度)よりも低い低温運転状態において廃熱回収器64への冷却水の送水は停止する停止手段となっている。
図3の冷却水回路は、エンジン2の冷却水吐出口25と高温弁62の全量吸入口620とを結ぶ供給通路11と、高温弁62の低温排出口624と低温弁61の全量吸入口610とを結ぶ第二供給通路110と、低温弁61の低温排出口614とエンジン2の冷却水吸入口26とを結ぶ回収通路12と、廃熱回収器64を通り低温弁61の高温排出口615と回収通路12とを結ぶ廃熱回収通路13と、ラジエータ63を通り高温弁62の高温排出口625と回収通路12とを結ぶラジエータ通路14と、供給通路11と廃熱回収器64の供給口641とを結ぶバイパス通路15とで構成されている。
低温弁61は、冷却水を吸入する全量吸入口610と、第1の温度より低い温度で全量吸入口610から吸入された冷却水の全量を排出する低温排出口614と、第1の温度以上である第2の温度以上の温度で全量吸入口611から吸入された冷却水の全量を排出する高温排出口615とを備えており、高温弁62は、冷却水を吸入する全量吸入口620と、第3の温度より低い温度で全量吸入口620から吸入された冷却水の全量を排出する低温排出口624と、第3の温度以上である第4の温度以上の温度で全量吸入口620から吸入された冷却水の全量を排出する高温排出口625とを備えている。
図3の冷却水回路は、図1及び図2の冷却水回路と低温弁61及び高温弁62の使用態様が異なる。しかし、冷却水の温度により廃熱回収器64、ラジエータ63に流れる冷却水の流れは図1及び図2の冷却水回路と同じである。すなわち、この冷却水回路は、エンジン2の水ポンプ65が稼働している場合には、冷却水の水温の如何に関わらず冷却水はバイパス通路(バイパス回路)15を通って廃熱回収器64に流れ込む。冷却水温度が所定の低温より高く所定の高温より低い場合(第2の温度より高く第3の温度より低い場合)は、供給通路11と第二供給通路110を通って、廃熱回収通路13に流れ込み、廃熱回収器64はバイパス通路15及び廃熱回収通路13の両通路から冷却水の供給を受ける。しかし、高温弁62でラジエータ通路14は閉ざされ、ラジエータ63には冷却水が流れない。冷却水の温度が所定値(第1温度)よりも低い場合には、低温弁61の全量吸入口610に吸入された冷却水の全量が低温排出口614から排出され、冷却水はバイパス通路15だけを通って廃熱回収器64に流れ込む。すなわち、バイパス通路15がない場合、廃熱回収器64への冷却水の送水は停止される。したがって、低温弁61は、冷却水の温度が所定値(第1温度)よりも低い低温運転状態において廃熱回収器64への冷却水の送水は停止する停止手段となっている。
図4に示す冷却水回路は、エンジン2の冷却水吐出口25と高温弁62の全量吸入口620とを結ぶ供給通路11と、高温弁62の低温排出口624と低温弁61の低温吸入口611とを結ぶ第二供給通路110と、低温弁61の全量排出口613とエンジン2の冷却水吸入口26とを結ぶ回収通路12と、廃熱回収器64を通り第二供給通路110と低温弁61の高温吸入口612とを結ぶ廃熱回収通路13と、ラジエータ63を通り高温弁62の高温排出口625と低温弁61の高温吸入口612とを結ぶラジエータ通路14と、供給通路11と第二供給通路110とを結ぶ第一バイパス通路15と、廃熱回収器64の下流側の廃熱回収通路13と回収通路12とを結ぶ第二バイパス通路150とから構成されている。
低温弁61は、冷却水を排出する全量排出口613と、第1の温度より低い温度で全量排出口613から排出する冷却水の全量を吸入する低温吸入口611と、第1の温度以上である第2の温度以上の温度で全量排出口613から排出する冷却水の全量を吸入する高温吸入口612とを備えており、高温弁62は、冷却水を吸入する全量吸入口620と、第3の温度より低い温度で全量吸入口620から吸入された冷却水の全量を排出する低温排出口624と、第3の温度以上である第4の温度以上の温度で全量吸入口620から吸入された冷却水の全量を排出する高温排出口625とを備えている。
図4の冷却水回路は、図1〜図3の冷却水回路と低温弁61及び高温弁62の使用態様が異なる。しかし、冷却水の温度により廃熱回収器64、ラジエータ63に流れる冷却水の流れは図1〜図3の冷却水回路と同じである。すなわち、この冷却水回路は、エンジン2の水ポンプ65が稼働している場合には、冷却水の水温の如何に関わらず冷却水は第一バイパス通路15と第二バイパス通路(バイパス回路)150を通って廃熱回収器64を流れる。冷却水温度が所定の低温より高く所定の高温より低い場合(第2の温度より高く第3の温度より低い場合)は、供給通路11と廃熱回収通路13を通って、廃熱回収器64に流れ込む。しかし、高温弁62でラジエータ通路14は閉ざされ、ラジエータ63には冷却水が流れない。冷却水の温度が所定値(第1温度)よりも低い場合には、低温弁61の高温吸入口612は遮断されており、廃熱回収通路13に流れ込んだ冷却水は第二バイパス通路150だけを通って回収通路12に送られる。すなわち、第二バイパス通路150がない場合、廃熱回収器64への冷却水の送水は停止される。したがって、低温弁61は、冷却水の温度が所定値(第1温度)よりも低い低温運転状態において廃熱回収器64への冷却水の送水は停止する停止手段となっている。
図5に示す冷却水回路は、エンジン2の冷却水吐出口25と低温弁61の低温吸入口611とを結ぶ供給通路11と、低温弁61の全量排出口613とエンジン2の冷却水吸入口26とを結ぶ回収通路12と、廃熱回収器64を通り供給通路11と高温弁62の低温吸入口621とを結ぶ廃熱回収通路13と、ラジエータ63を通り供給通路11と高温弁62の高温吸入口622とを結ぶラジエータ通路14と、高温弁62の全量排出口623と低温弁61の高温吸入口612とを結ぶ第二回収通路120と、廃熱回収器64の下流側の廃熱回収通路13と回収通路12とを結ぶバイパス通路15とから構成されている。
低温弁61は、冷却水を排出する全量排出口613と、第1の温度より低い温度で全量排出口613から排出する冷却水の全量を吸入する低温吸入口611と、第1の温度以上である第2の温度以上の温度で全量排出口613から排出する冷却水の全量を吸入する高温吸入口612とを備えており、高温弁62は、冷却水を排出する全量排出口623と、第3の温度より低い温度で全量排出口623から排出する冷却水の全量を吸入する低温吸入口621と、第3の温度以上である第4の温度以上の温度で全量排出口623から排出する冷却水の全量を吸入する高温吸入口622とを備えている。
図5の冷却水回路は、図1〜図4の冷却水回路と低温弁61及び高温弁62の使用態様が異なる。しかし、冷却水の温度により廃熱回収器64、ラジエータ63に流れる冷却水の流れは図1〜図4の冷却水回路と同じである。すなわち、この冷却水回路は、エンジン2の水ポンプ65が稼働している場合には、冷却水の水温の如何に関わらず、廃熱回収器64を通過した冷却水はバイパス通路(バイパス回路)15を通って流れる。冷却水温度が所定の低温より高く所定の高温より低い場合(第2の温度より高く第3の温度より低い場合)は、廃熱回収器64を通過した冷却水は廃熱回収通路13と第二回収通路120を通っても流れる。しかし、高温弁62でラジエータ通路14は閉ざされ、ラジエータ63には冷却水が流れない。冷却水の温度が所定値(第1温度)よりも低い場合には、低温弁61の高温吸入口612は遮断されており、廃熱回収通路13に流れ込んだ冷却水はバイパス通路15だけを通って回収通路12に送られる。すなわち、バイパス通路15がない場合、廃熱回収器64への冷却水の送水は停止される。したがって、低温弁61は、冷却水の温度が所定値(第1温度)よりも低い低温運転状態において廃熱回収器64への冷却水の送水は停止する停止手段となっている。
図6に示す冷却水回路は、エンジン2の冷却水吐出口25と低温弁61の低温吸入口611とを結ぶ供給通路11と、供給通路11と高温弁62の全量吸入口620とを結ぶ第二供給通路110と、低温弁61の全量排出口613とエンジン2の冷却水吸入口26とを結ぶ回収通路12と、廃熱回収器64を通り高温弁62の低温排出口624と低温弁61の高温吸入口612とを結ぶ廃熱回収通路13と、ラジエータ63を通り高温弁62の高温排出口625と低温弁61の高温吸入口612とを結ぶラジエータ通路14と、供給通路11と廃熱回収器64の上流側の廃熱回収通路13とを結ぶ第一バイパス通路15と廃熱回収器64の下流側の廃熱回収通路15と回収通路12とを結ぶ第二バイパス通路150とから構成されている。
低温弁61は、冷却水を排出する全量排出口613と、第1の温度より低い温度で全量排出口613から排出する冷却水の全量を吸入する低温吸入口611と、第1の温度以上である第2の温度以上の温度で全量排出口613から排出する冷却水の全量を吸入する高温吸入口612とを備えており、高温弁62は、冷却水を吸入する全量吸入口620と、第3の温度より低い温度で全量吸入口620から吸入された冷却水の全量を排出する低温排出口624と、第3の温度以上である第4の温度以上の温度で全量吸入口620から吸入された冷却水の全量を排出する高温排出口625とを備えている。
図6の冷却水回路は、図1〜図5の冷却水回路と低温弁61及び高温弁62の使用態様が異なる。しかし、冷却水の温度により廃熱回収器64、ラジエータ63に流れる冷却水の流れは図1〜図5の冷却水回路と同じである。すなわち、この冷却水回路は、エンジン2の水ポンプ65が稼働している場合には、冷却水の水温の如何に関わらず冷却水は第一バイパス通路15と第二バイパス通路(バイパス回路)150を通って廃熱回収器64を流れる。冷却水温度が所定の低温より高く所定の高温より低い場合(第2の温度より高く第3の温度より低い場合)は、第二供給通路110と廃熱回収通路13を通って、廃熱回収器64に流れ込む。しかし、高温弁62でラジエータ通路14は閉ざされ、ラジエータ63には冷却水が流れない。冷却水の温度が所定値(第1温度)よりも低い場合には、低温弁61の高温吸入口612は遮断されており、廃熱回収通路13に流れ込んだ冷却水は第二バイパス通路150だけを通って回収通路12に送られる。すなわち、第二バイパス通路150がない場合、廃熱回収器64への冷却水の送水は停止される。したがって、低温弁61は、冷却水の温度が所定値(第1温度)よりも低い低温運転状態において廃熱回収器64への冷却水の送水は停止する停止手段となっている。
図7に示す冷却水回路は、エンジン2の冷却水吐出口25と低温弁61の低温吸入口611とを結ぶ供給通路11と、低温弁61の全量排出口613と高温弁62の低温吸入口621とを結ぶ第二回収通路120と、高温弁62の全量排出口623とエンジン2の冷却水吸入口26とを結ぶ回収通路12と、廃熱回収器64を通り供給通路11と低温弁61の高温吸入口612とを結ぶ廃熱回収通路13と、ラジエータ63を通り供給通路11と高温弁62の高温吸入口622とを結ぶラジエータ通路14と、廃熱回収器64の下流側の廃熱回収通路13と回収通路12とを結ぶバイパス通路15とから構成されている。
低温弁61は、冷却水を排出する全量排出口613と、第1の温度より低い温度で全量排出口613から排出する冷却水の全量を吸入する低温吸入口611と、第1の温度以上である第2の温度以上の温度で全量排出口613から排出する冷却水の全量を吸入する高温吸入口612とを備えており、高温弁62は、冷却水を排出する全量排出口623と、第3の温度より低い温度で全量排出口623から排出する冷却水の全量を吸入する低温吸入口621と、第3の温度以上である第4の温度以上の温度で全量排出口623から排出する冷却水の全量を吸入する高温吸入口622とを備えている。
図7の冷却水回路は、図1〜図6の冷却水回路と低温弁61及び高温弁62の使用態様が異なる。しかし、冷却水の温度により廃熱回収器64、ラジエータ63に流れる冷却水の流れは図1〜図6の冷却水回路と同じである。すなわち、この冷却水回路は、エンジン2の水ポンプ65が稼働している場合には、冷却水の水温の如何に関わらず冷却水は供給通路11、バイパス通路(バイパス回路)15を通って廃熱回収器64を流れる。冷却水温度が所定の低温より高く所定の高温より低い場合(第2の温度より高く第3の温度より低い場合)は、供給通路11と廃熱回収通路13、第二回収通路120を通って、廃熱回収器64を流れる。しかし、高温弁62でラジエータ通路14は閉ざされ、ラジエータ63には冷却水が流れない。冷却水の温度が所定値(第1温度)よりも低い場合には、低温弁61の高温吸入口612は遮断されており、廃熱回収通路13に流れ込んだ冷却水はバイパス通路15だけを通って回収通路12に送られる。すなわち、バイパス通路15がない場合、廃熱回収器64への冷却水の送水は停止される。したがって、低温弁61は、冷却水の温度が所定値(第1温度)よりも低い低温運転状態において廃熱回収器64への冷却水の送水は停止する停止手段となっている。
図8に示す冷却水回路は、エンジン2の冷却水吐出口25と低温弁61の全量吸入口610とを結ぶ供給通路11と、低温弁61の低温排出口614とエンジン2の冷却水吸入口26とを結ぶ回収通路12と、廃熱回収器64を通り供給通路11と高温弁62の低温吸入口621とを結ぶ廃熱回収通路13と、ラジエータ63を通り供給通路11と高温弁62の高温吸入口622とを結ぶラジエータ通路14と、高温弁62の全量排出口623と回収通路12とを結ぶ第二回収通路120と、供給通路11と廃熱回収器64の上流側の廃熱回収通路13とを結ぶ第一バイパス通路15と、廃熱回収器64の下流側の廃熱回収通路13と回収通路12とを結ぶ第二バイパス通路150とから構成されている。
低温弁61は、冷却水を吸入する全量吸入口610と、第1の温度より低い温度で全量吸入口610から吸入された冷却水の全量を排出する低温排出口614と、第1の温度以上である第2の温度以上の温度で全量吸入口610から吸入された冷却水の全量を排出する高温排出口615とを備えており、高温弁62は、冷却水を排出する全量排出口623と、第3の温度より低い温度で全量排出口623から排出する冷却水の全量を吸入する低温吸入口621と、第3の温度以上である第4の温度以上の温度で全量排出口623から排出する冷却水の全量を吸入する高温吸入口622とを備えている。
図8の冷却水回路は、図1〜図7の冷却水回路と低温弁61及び高温弁62の使用態様が異なる。しかし、冷却水の温度により廃熱回収器64、ラジエータ63に流れる冷却水の流れは図1〜図7の冷却水回路と同じである。すなわち、この冷却水回路は、エンジン2の水ポンプ65が稼働している場合には、冷却水の水温の如何に関わらず冷却水は供給通路11、第一バイパス通路(バイパス回路)15を通って廃熱回収器64に流れ込む。冷却水温度が所定の低温より高く所定の高温より低い場合(第2の温度より高く第3の温度より低い場合)は、供給通路11と廃熱回収通路13を通って廃熱回収器64を流れる。しかし、高温弁62でラジエータ通路14は閉ざされ、ラジエータ63には冷却水が流れない。冷却水の温度が所定値(第1温度)よりも低い場合には、低温弁61の高温排出口615は遮断されており、冷却水はバイパス通路15だけを通って廃熱回収器64に流れ込む。すなわち、バイパス通路15がない場合、廃熱回収器64への冷却水の送水は停止される。したがって、低温弁61は、冷却水の温度が所定値(第1温度)よりも低い低温運転状態において廃熱回収器64への冷却水の送水は停止する停止手段となっている。
以下、本発明の水冷エンジンヒートポンプの実施例を説明する。
本実施例の水冷エンジンヒートポンプの基本構成図を図9に示す。この水冷エンジンヒートポンプは、水冷式ガスエンジン2とこのエンジン2を冷却する冷却水回路1と、このエンジン2で駆動される2台のコンプレッサ3とコンプレッサ3により圧縮された冷媒が流れる冷媒回路4とからなる。
ガスエンジン2はシリンダ容積950ccの天然ガスを燃料とするもので、出力プーリー21、マニホールド冷却装置22,排気ガス熱交換機23及び排気管24とを備えている。このガスエンジン2は、後で説明する冷媒回路4の冷媒の温度が低い場合にガスエンジン2の回転数を低くするような制御部を持つ。
冷却水回路1は低温弁61と高温弁62とラジエータ63と廃熱回収器64とウオータポンプ65とブレッシャキャップ67とリザーブ68及びマニホールド冷却装置22、排気ガス熱交換器23とを結ぶものである。低温弁61は、冷却水を吸入する全量吸入口610と、第1の温度より低い温度で全量吸入口610から吸入された冷却水の全量を排出する低温排出口614と、第1の温度より高い第2の温度以上の温度で全量吸入口610から吸入された冷却水の全量を排出する高温排出口615とを備えている。高温弁62は、冷却水を吸入する全量吸入口620と、第3の温度より低い温度で全量吸入口620から吸入された冷却水の全量を排出する低温排出口624と、第3の温度より高い第4の温度以上の温度で全量吸入口620から吸入された冷却水の全量を排出する高温排出口625とを備えている。回路としては、ガスエンジン2の冷却水吐出口25と低温弁61の全量吸入口610とを結ぶ供給通路11と、この低温弁61の低温排出口614とガスエンジン2の冷却水吸入口(図示せず)とを結ぶ回収通路12と、低温弁61の高温排出口615と高温弁62の全量吸入口620とを結ぶ第二供給通路110と、廃熱回収器64を通り高温弁62の低温排出口624と、回収通路12とを結ぶ廃熱回収通路13と、ラジエータ63を通り高温弁62の高温排出口625と回収通路12を結ぶラジエータ通路14と、ブレッシャキャップ67を介して回収通路12とリザーブ68とを結ぶリザーブ通路18と、供給通路11と廃熱回収器64の供給口641とを結ぶバイパス通路15とからなる。バイパス通路15には水路抵抗16が設けられている。水路抵抗16は、冷却水の温度が所定値(第1の温度)よりも低い低温運転状態において、バイパス回路15を流れる流量が全体の流量(エンジン2の冷却水吐出口25から送出される流量)に対し10%であるように設定されている。
低温弁61及び高温弁62は共にサーモスタット弁で、サーモスタットが冷却水の温度により加熱又は冷却されて熱膨張あるいは熱収縮して弁を駆動するものである。第1の温度は60℃、第2の温度は65℃、第3の温度は70℃、第4の温度は75℃にそれぞれ設定されている。つまり、第3および第4の温度(所定の高温)は、第1および第2の温度(所定の低温)より高く設定されている。すなわち第3の温度は第2の温度より高く設定されている。
低温弁61は60℃より低い冷却水温度でその全量吸入口610と低温排出口614とを開き連通し、全量吸入口610と高温排出口615とを閉じる。この状態で全量吸入口610から吸入された冷却水の全量は低温排出口614に流れる。そして冷却水温度が60℃以上になると、逆に、その全量吸入口610と低温排出口614とを閉じ始め、全量吸入口610と高温排出口615とを開き初めて連通させる。この状態では全量吸入口610から吸入された冷却水は低温排出口614に流れるとともに高温排出口615にも流れる。さらに65℃以上で、その全量吸入口610と低温排出口614とを全て閉じ、全量吸入口610と高温排出口615とを全開とする。この状態では全量吸入口610から吸入された冷却水の全量は高温排出口615に流れる。
低温弁61は60℃〜65℃でそれらの低温排出口614及び高温排出口615を開閉する。高温弁62は70℃〜75℃でそれらの低温排出口624及び高温排出口625を開閉する。
ラジエータ63は冷却水の熱を大気に放熱するためのもので、水冷式エンジンに通常用いられているものである。廃熱回収器64は冷却水と冷媒間で熱交換を行う液−液熱交換器である。ウオータポンプ65はエンジンにより駆動されるポンプで冷却水を循環駆動する。ブレッシャキャップ67は冷却水の蒸気圧を規制するものであり、リザーブ68は冷却水の補給を行う装置である。
なお、回収通路12には、ウオータポンプ65、排気ガス熱交換器23及びマニホールド冷却装置22が設けられ、冷却水の送水、エンジン廃熱の冷却水による回収がなされる。
なお、本実施例の冷却水回路1は図1に示す冷却水回路と基本構造が同じものである。
本実施例の冷却水回路1の冷却水の流れを冷却水の温度との関係で説明する。
水冷エンジン2を始動するとエンジン2によりウオータポンプ65が駆動され冷却水が供給通路11から供給され、最後に回収通路12に戻って冷却水回路1を流れる。
冷却水が60℃より低い場合、低温弁61はその全量吸入口610と低温排出口614とを開いて連通している。このため、供給通路11の冷却水は低温弁61を通って直ちに回収通路12に戻る。なお、一部の冷却水が供給通路11からバイパス通路15を通り回収通路12に戻る。このため廃熱回収器64にはバイパス通路15を介して流れる冷却水が供給される。回収通路12では、排気ガス熱交換器23及びマニホールド冷却装置22を通り、排気ガスにより加熱され、さらにガスエンジン2のシリンダブロック(図示せず)をとおり、加熱される。
なお、冷却水が60℃より低いため、低温弁61の高温排出口615は開いていない。このため供給通路11から第二供給通路110へ冷却水は供給されない。また、高温弁62はその閾温度が70℃〜75℃であるため、その高温排出口625は閉じている。このためバイパス通路15から供給される冷却水もラジエータ63には供給されない。従って、冷却水温度が60℃以下では、ラジエータ63には冷却水が送られず、廃熱回収器64にはバイパス通路15を介して冷却水が送られ、大部分の冷却水は供給通路11から回収通路12に流れて循環する。回収通路12を流れる冷却水は、排気ガス熱交換器23、マニマニホールド冷却装置22及びシリンダブロックにより加熱される。
冷却水温度が60℃以上になると低温弁61の低温排出口614が閉じ始め高温排出口615が開き始める。冷却水温度が65℃以上になると、低温弁61の低温排出口614が全閉し、高温排出口615が全開する。低温排出口614が閉じることにより、供給通路11から直接回収通路12に戻る冷却水は無くなる。そして、低温弁61の高温排出口615を通って、冷却水は供給通路11から第二供給通路110に流れる。高温弁62では低温排出口624が開口し、高温排出口625が閉じている。このため第二供給通路110の冷却水は高温弁62の低温排出口624を通り、廃熱回収器64を通る廃熱回収通路13に流れる。そして、最後に回収通路12に戻る。この場合も、一部の冷却水はバイパス通路15より廃熱回収器64に流れる。すなわち、全ての冷却水が廃熱回収器64を通ることになる。
冷却水温度が70℃以上になると、高温弁62の低温排出口624が閉じ始め、高温排出口625が開き始める。このため供給通路11の冷却水は低温弁61の高温排出口615を通って第二供給通路110に流れ、そこから高温弁62の高温排出口625を通って、ラジエータ通路14に入り、ラジエータ63内を冷却水が流れる。ラジエータ64による放熱のため冷却水は冷却されてその温度が低下する。温度が低くなった冷却水は回収通路12に戻る。冷却水温度が75℃以上では、高温弁62の低温排出口624が全閉し、高温排出口625が全開する。このため第二供給通路110に供給された冷却水は、すべてラジエータ通路14に入り、廃熱回収通路13には流れない。
冷媒回路4はエンジン2により駆動される2台のコンプレッサ3とオイルセパレータ71と四方切替弁72と室内機熱交換器73と室内機膨張弁74と室外機膨張弁75と室外機熱交換器76とアキュムレータ77とサブ液弁78及び廃熱回収器64とを持つ。2台のコンプレッサ3は並列に配置され、エンジン2の出力プーリー21に架装された駆動ベルト31により駆動され、冷媒ガスを断熱圧縮して高温高圧の冷媒ガスとするものである。
冷媒回路4は、それぞれのコンプレッサ3の吐出口31と四方弁72の流入口720とを結ぶ供給通路41と、四方弁72の流出口723とコンプレッサ3の吸入口32とを結ぶ回収通路42と、四方弁72の第1開口721と第2開口722とを両端として室内機熱交換器73、室内機膨張弁74、室外機膨張弁75及び室外機熱交換器76を直列で結ぶ熱交換通路43と、廃熱回収器64を通り熱交換通路43と回収通路42を結ぶ廃熱回収通路44を持つ。
供給通路41にはオイルセパレータ71が設けられ、分離されたオイルはオイル回収通路45を介して回収通路42に戻される。回収通路42にはアキュムレータ77が設けられている。このアキュムレータ77は液状の冷媒を貯留すると共に気体状の冷媒をコンプレッサ3に戻すものである。
熱交換通路43は四方弁72の第1開口721とスピンドルバルブ78を介して室内機交換機73とを結ぶ第1熱交換通路部431と、室内機膨張弁74、スピンドルバルブ78、室外機膨張弁75を介して室内機熱交換器73と室外機熱交換器76とを結ぶ第2熱交換通路部432と、室外機熱交換器76と四方弁72の第2開口722とを結ぶ第3熱交換通路部433とからなる。室内機膨張弁74は第2熱交換通路部432を室内機熱交換器73から室外機熱交換器76に冷媒が流れる時に膨張弁として機能する。逆に、室外機膨張弁75は第2熱交換通路部432を室外機熱交換器76から室内機熱交換器73に冷媒が流れる時に膨張弁として機能する。
廃熱回収通路44は、サブ液弁79を介して第2熱交換通路部432と廃熱回収器64とを結ぶ第1廃熱回収通路部441と、廃熱回収器64と回収通路42とを結ぶ第2廃熱回収通路部442とからなる。サブ液弁79は廃熱回収通路44に流れる液状の冷媒の流量を制御する弁である。ここでは、外気温度が冷媒の温度より低い場合、サブ液弁79の流量を増やし、高い場合はサブ液弁79の流量を減らすように調整されている。
この水冷エンジンヒートポンプの室内機熱交換器73及び室内機膨張弁74は通常空調すべき室内に配置され、エンジン2、コンプレッサ3等の他の部分は室外に配置される。本実施例の水冷エンジンヒートポンプは以上説明した構成を持つ。
次にこの水冷エンジンヒートポンプの機能を説明する。
この水冷ヒートポンプを暖房に使用する場合、四方弁72の弁を、四方弁72の流入口720と第1開口721とを連通させると共に、四方弁72の第2開口722と流出口723とを連通させるように切り替える。これによりコンプレッサ3で断熱圧縮された高圧の冷媒は、供給通路41のオイルセパレータ71を通り、四方弁72を介して第1熱交換通路部431に流れ、室内機熱交換器73に入る。この室内機熱交換器73で冷媒の熱は室内の空気に伝達され、冷媒の温度が下がる。逆に室内の空気は加熱されて暖房される。室内機熱交換器73を出た冷媒は室内機膨張弁74を通って、断熱膨張させられ、冷媒の温度が冷却されて一部が液化すると共に冷媒の温度は低くなる。一部が液化した冷媒は第2熱交換通路部432を通って室外機熱交換器76に入る。この室外機熱交換器76で外気の熱を冷媒に伝える。これにより冷媒は加熱され液状の冷媒は気化して気体となる。気体となった冷媒は四方弁72を介して回収通路42に入り、アキュムレータ77で気液分離されてガス状の冷媒のみがコンブレッサ3に戻る。また、第2熱交換通路部432に流れる液状の冷媒は廃熱回収通路44に流れる。すなわち、第2熱交換通路部432の液状の冷媒の一部が、サブ液弁79を通って廃熱回収器64に入り、回収通路42に流れる。廃熱回収器64では液状の冷媒が加熱されて気化しガス状の冷媒となる。
廃熱回収器64で回収される熱量は冷却水温度で大きく変動する。この実施例では、冷却水温度が60℃より低い温度では低温弁61により冷却水は供給通路11から第二供給通路110に供給されない。このため廃熱回収器64にはバイパス通路15を通る冷却水のみが供給される。冷却水温度が60℃以上になると低温弁61の高温排出口615が開き始め、冷却水は供給通路11から第二供給通路110に供給され始める。冷却水温度が65℃以上で70℃より低い温度では全ての冷却水が廃熱回収器64を通る。冷却水温度が70℃以上では第二供給通路110の冷却水は高温弁62の高温排出口625を通ってラジエータ63に流れ始め、廃熱回収器64に流れる冷却水は減少し始める。冷却水温度が75℃以上では、廃熱回収器64に流れる冷却水はバイパス通路15を流れる冷却水のみとなる。
暖房運転では室外機熱交換器76及び廃熱回収器64で外気及び冷却水から冷媒に取り入れた熱が室内機熱交換器73で室内の空気を加熱するのに使用される。
次に冷房に使用する場合を説明する。まず四方弁72の弁を、四方弁72の流入口720と第2開口722とを連通させると共に、四方弁72の第1開口721と流出口723とを連通させるように切り替える。これによりコンプレッサ3で断熱圧縮された高温高圧の冷媒は、供給通路41から四方弁72を介して第3熱交換通路部433に流れ、室外機熱交換器76に入る。この室外機熱交換器76で冷媒の熱は室外の空気に伝達され、冷媒の温度が下がる。室外機熱交換器76を出た冷媒は室外機膨張弁75を通って、断熱膨張させられ、冷媒の温度が冷却されて一部が液化すると共に冷媒の温度は低くなる。一部が液化した冷媒は第2熱交換通路部432を通って室内機熱交換器73に入る。この室内機熱交換器73で室内の空気を冷却し、冷媒は逆に加熱され、液状の冷媒は気化して気体となる。気体となった冷媒は四方弁72を介して回収通路42に入り、アキュムレータ77で気液分離されてガス状の冷媒のみがコンブレッサ3に戻る。また、第2熱交換通路部432に流れるガス状の冷媒はサブ液弁79により阻止され廃熱回収通路44には流れない。
本冷却回路では、常に廃熱回収器64に冷却水が流れている。外気温の低い状態での冷房運転においては、室内機熱交換器73の温度が下がりすぎると室内機熱交換器73の凍結防止のために、ON−OFF制御を行って断続運転しなければならない。しかし、サブ液弁79を開くことで、冷媒回路4の低圧側に熱を与えることができ、室内機熱交換器73が凍結するのを防止できるので、連続運転が可能となる。
冷房運転では、室外機熱交換器76で冷媒の熱が外気に伝達され、室内機熱交換器73で室内の熱が冷媒に伝達され、室内の温度が低下する。
次に、本実施例の水冷エンジンヒートポンプを、外気温が−5℃で、室外機熱交換器76による熱の汲み上げが十分にできない状態で、暖房のためにエンジンを起動したときの、エンジン始動後の経過時間0〜10分間のエンジン回転数、冷却水温度及び冷媒低圧の試験結果を説明する。
なお、比較のために、実施例の水冷エンジンヒートポンプでバイパス通路15のみを閉鎖した比較例の水冷エンジンヒートポンプを作り、同じ外気温が−5℃で、室外機熱交換器76による熱の汲み上げが十分にできない状態で、暖房のためにエンジンを起動したときの、時間経過0〜10分間のエンジン回転数、冷却水温度及び冷媒低圧の試験結果を求めた。
得られ結果を表1、図10、図11及び図12に示す。なお、バイパスなしは比較例の水冷エンジンヒートポンプの値であり、バイパスありは本実施例の水冷エンジンヒートポンプの値を示す。図10は起動後の経過時間とエンジン回転数との関係を示す線図であり、図11は起動後の経過時間と冷却水水温との関係を示す線図であり、図12は起動後の経過時間と冷媒低圧の関係を示す線図である。
実施例及び比較例の水冷エンジンヒートポンプも共に、エンジンを起動すると1分後にエンジン回転数は1000回転/分となり、冷媒低圧はいずれも、0.65Mpaから0.3Mpaに低下した。冷却水温度は、実施例のものが−5℃から0℃に、比較例のものが−5℃から5℃に変化し、比較例の水冷エンジンヒートポンプの冷却水温度がより高くなっている。
Figure 2006308277
経過時間2分になると、実施例ではエンジン回転数が1100回転/分と上がり始め、実施例では2分から9分までエンジンの回転数は増加を続け、9分後に2300回転/分と一定となった。此に対して比較例では、2分から6分まで1000回転/分と低速回転を維持し、6分経過後回転数の増加が見られ10分経過時のエンジン回転数は1800回転/分であった。
冷却水温度は、実施例では、0分から5分まで、初期は冷却水の温度上昇速度が遅く後半には急速な温度上昇を示し、5分後に60℃となりその後60℃を維持した。
これに対して、比較例では0分から7分までほぼ一定の温度上昇を示し、7分後に60℃となりその後60℃を維持した。
実施例と比較例を比較すると、0分から3分までは、実施例の冷却水の温度が比較例の冷却水の温度より低く、3分経過後に、両者は25℃と等しくなり、その後3分から7分までは、実施例の冷却水の温度が比較例の冷却水の温度より高かった。
冷媒低圧では、実施例及び比較例共に、1分経過した後さらに冷媒低圧は低下して最低とよりも高く、10分経過時には、実施例の冷媒低圧は0.66Mpaに対して、比較例の冷媒低圧は0.5Mpaにすぎない。
冷媒低圧が高くなるとエンジンの回転数を高めることができる。図10の実施例のエンジン回転数の増加は、図12の実施例の冷媒低圧の圧力増加と対応している。
冷媒低圧では2分経過後、実施例の冷媒低圧は比較例の冷媒低圧より低い。このことは、エンジンで駆動されるコンプレッサ3に送られる冷媒のガス圧が、実施例では高く、比較例では低いことを意味する。すなわち、実施例ではより高圧の冷媒ガスがコンプレッサに送られ、しかもエンジンの回転数が高いため、より多量の冷媒ガスがコンプレッサで断熱圧縮される。このためより多量の高温高圧の冷媒が室内機熱交換器73に送られ、エンジン起動後より短時間で室内機熱交換器73より温風が得られることになる。
なお、エンジン起動後、3分以内の冷却水温度が低いのは、バイパス通路15を通って流れる冷却水が廃熱回収器64でおよそ−20℃の冷媒に熱を渡すためである。実施例では、エンジンの起動に伴う冷却水温度の上昇がバイパス通路での冷媒による冷却のため比較例よりも一時的に低くなる。しかし、図10よりも明らかなように、実施例のエンジン回転数は比較例のものより高い。すなわち、単位時間あたりより多くの燃料を実施例のものは消費し、単位時間あたり実施例の冷却水はより多くの熱量をエンジンから供給されている。
実施例のものでは冷却水により多くの熱量がエンジンより供給されるため冷媒低圧が高く、より多量の冷媒ガスがコンプレッサで断熱圧縮される。このためより多量の高温高圧の冷媒が室内機熱交換器73に送られ、エンジン起動後より短時間で室内機熱交換器73より温風が得られることになる。
従って、本実施例の水冷エンジンヒートポンプに示したように、外気温度が低く、室外機熱交換器76による吸熱が期待できない場合、エンジン駆動によるエンジン廃熱回収が高くなり、より短時間に室内機熱交換器73による加温が可能となる。
本実施例では、特定の冷却水回路及び冷媒回路について説明したが、この実施例のものに限られることはなく、従来から知られている冷却水回路にバイパス通路を設けたり、あるいは従来から知られている冷媒回路を採用することもできる。
本発明に係る冷却水回路を示す。 本発明に係る他の冷却水回路を示す。 本発明に係る他の冷却水回路を示す。 本発明に係る他の冷却水回路を示す。 本発明に係る他の冷却水回路を示す。 本発明に係る他の冷却水回路を示す。 本発明に係る他の冷却水回路を示す。 本発明に係る他の冷却水回路を示す。 本発明の実施例の水冷エンジンヒートポンプの基本構成図である。 本発明の実施例の水冷エンジンヒートポンプ及び比較例の水冷エンジンヒートポンプのエンジン起動後の経過時間とエンジン回転数との関係を示す線図である。 本発明の実施例の水冷エンジンヒートポンプ及び比較例の水冷エンジンヒートポンプのエンジン起動後の経過時間と冷却水水温との関係を示す線図である。 本発明の実施例の水冷エンジンヒートポンプ及び比較例の水冷エンジンヒートポンプのエンジン起動後の経過時間と冷媒低圧との関係を示す線図である。
符号の説明
1:冷却水回路 2:ガスエンジン 3:コンプレッサ
4:冷媒回路 11:供給通路 12:回収通路
13:廃熱回収通路 14:ラジエータ通路
15:バイパス通路(バイパス回路)
16:水路抵抗 25:冷却水吐出口 26:冷却水吸入口
110:第二供給通路 120:第二回収通路
150:第二バイパス通路(バイパス回路) 61:低温弁
610:全量吸入口 611:低温吸入口 612:高温吸入口
613:全量排出口 614:低温排出口 615:高温排出口
62:高温弁 620:全量吸入口 621:低温吸入口
622:高温吸入口 623:全量排出口 624:低温排出口
625:高温排出口 63:ラジエータ 64:廃熱回収器
65:ウオータポンプ 73:室内機熱交換器 74:室内機膨張弁
75:室外機膨張弁 76:室外機熱交換器 77:アキュムレータ
79:サブ液弁

Claims (11)

  1. 水冷式のエンジンと該エンジンにより駆動される冷媒圧縮用のコンプレッサと冷媒用熱交換機と該エンジンの熱を冷媒に伝えるための廃熱回収装置とをもち、
    前記廃熱回収装置は前記エンジンを冷却するための冷却水回路と該コンプレッサにより圧縮される冷媒を循環する冷媒回路と該冷却水回路及び該冷媒回路に連結され該冷却水の熱を該冷媒に伝える廃熱回収器と該冷却水回路を循環する冷却水の温度が所定値よりも低い低温運転状態において該廃熱回収器への冷却水の送水を停止する停止手段とを持つ水冷エンジンヒートポンプであって、
    前記冷却水回路は前記停止手段をバイパスして前記廃熱回収器に冷却水を送水するバイパス回路を有することを特徴とする水冷エンジンヒートポンプ。
  2. 前記バイパス回路には、該バイパス回路を流れる水量を規制する水路抵抗が設けられている請求項1記載の水冷エンジンヒートポンプ。
  3. 前記停止手段は所定の低温で弁を開閉する低温弁であり、前記冷却水回路はさらにラジエータと該ラジエータへの前記冷却水の送水の開閉を該所定の低温より高い所定の高温で弁を開閉する高温弁とをもつ請求項1または2に記載の水冷エンジンヒートポンプ。
  4. 前記低温弁は、冷却水を吸入する吸入口と、第1の温度より低い温度で前記吸入口から吸入された冷却水の全量を排出する低温口と、前記第1の温度以上である第2の温度以上の温度で前記吸入口から吸入された冷却水の全量を排出する高温口と、を備えており、
    前記高温弁は、冷却水を吸入する吸入口と、第3の温度より低い温度で前記吸入口から吸入された冷却水の全量を排出する低温口と、前記第3の温度以上である第4の温度以上の温度で前記吸入口から吸入された冷却水の全量を排出する高温口と、を備えており、
    前記冷却水回路は前記エンジンの冷却水吐出口と前記低温弁の吸入口とを結ぶ供給通路と、該低温弁の低温口と該エンジンの冷却水吸入口とを結ぶ回収通路と、該低温弁の高温口と前記高温弁の吸入口とを結ぶ第二供給通路と、前記廃熱回収器を通り該高温弁の低温口と該回収通路とを結ぶ廃熱回収通路と、前記ラジエータを通り該高温弁の高温口と該回収通路とを結ぶラジエータ通路とを持ち、前記バイパス回路は該供給通路と該廃熱回収器の供給口とを結ぶバイパス通路である請求項3記載の水冷エンジンヒートポンプ。
  5. 前記低温弁は、冷却水を吸入する吸入口と、第1の温度より低い温度で前記吸入口から吸入された冷却水の全量を排出する低温口と、前記第1の温度以上である第2の温度以上の温度で前記吸入口から吸入された冷却水の全量を排出する高温口と、を備えており、
    前記高温弁は、冷却水を排出する排出口と、第3の温度より低い温度で前記排出口から排出する冷却水の全量を吸入する低温口と、前記第3の温度以上である第4の温度以上の温度で前記排出口から排出する冷却水の全量を吸入する高温口と、を備えており、
    前記冷却水回路は前記エンジンの冷却水吐出口と前記低温弁の吸入口とを結ぶ供給通路と、前記低温弁の低温口と前記エンジンの冷却水吸入口とを結ぶ回収通路と、前記廃熱回収器を通り該低温弁の高温口と前記高温弁の低温口とを結ぶ廃熱回収通路と、前記ラジエータを通り該低温弁の高温口と該高温弁の高温口とを結ぶラジエータ通路と、該高温弁の排出口と該回収通路とを結ぶ第二回収通路とを持ち、前記バイパス回路は該供給通路と該廃熱回収器の供給口とを結ぶ第一バイパス通路と該廃熱回収器の流出口と該回収通路及び該第二回収通路のいずれか一方とを結ぶ第二バイパス通路とからなる請求項3記載の水冷エンジンヒートポンプ。
  6. 前記低温弁は、冷却水を吸入する吸入口と、第1の温度より低い温度で前記吸入口から吸入された冷却水の全量を排出する低温口と、前記第1の温度以上である第2の温度以上の温度で前記吸入口から吸入された冷却水の全量を排出する高温口と、を備えており、
    前記高温弁は、冷却水を吸入する吸入口と、第3の温度より低い温度で前記吸入口から吸入された冷却水の全量を排出する低温口と、前記第3の温度以上である第4の温度以上の温度で前記吸入口から吸入された冷却水の全量を排出する高温口と、を備えており、
    前記冷却水回路は前記エンジンの冷却水吐出口と前記高温弁の吸入口とを結ぶ供給通路と、該高温弁の低温口と該低温弁の吸入口とを結ぶ第二供給通路と、該低温弁の低温口と該エンジンの冷却水吸入口とを結ぶ回収通路と、前記廃熱回収器を通り該低温弁の高温口と該回収通路とを結ぶ廃熱回収通路と、前記ラジエータを通り該高温弁の高温口と該回収通路とを結ぶラジエータ通路とを持ち、前記バイパス回路は該供給通路と該廃熱回収器の供給口とを結ぶバイパス通路である請求項3記載の水冷エンジンヒートポンプ。
  7. 前記低温弁は、冷却水を排出する排出口と、第1の温度より低い温度で前記排出口から排出する冷却水の全量を吸入する低温口と、前記第1の温度以上である第2の温度以上の温度で前記排出口から排出する冷却水の全量を吸入する高温口と、を備えており、
    前記高温弁は、冷却水を吸入する吸入口と、第3の温度より低い温度で前記吸入口から吸入された冷却水の全量を排出する低温口と、前記第3の温度以上である第4の温度以上の温度で前記吸入口から吸入された冷却水の全量を排出する高温口と、を備えており、
    前記冷却水回路は前記エンジンの冷却水吐出口と前記高温弁の吸入口とを結ぶ供給通路と、該高温弁の低温口と該低温弁の低温口とを結ぶ第二供給通路と、該低温弁の排出口と該エンジンの冷却水吸入口とを結ぶ回収通路と、前記廃熱回収器を通り該第二供給通路と該低温弁の高温口とを結ぶ廃熱回収通路と、前記ラジエータを通り該高温弁の高温口と該低温弁の高温口とを結ぶラジエータ通路とを持ち、前記バイパス回路は該供給通路と該第二供給通路とを結ぶ第一バイパス通路と該廃熱回収器の下流側の該廃熱回収通路と該回収通路とを結ぶ第二バイパス通路とからなる請求項3記載の水冷エンジンヒートポンプ。
  8. 前記低温弁は、冷却水を排出する排出口と、第1の温度より低い温度で前記排出口から排出する冷却水の全量を吸入する低温口と、前記第1の温度以上である第2の温度以上の温度で前記排出口から排出する冷却水の全量を吸入する高温口と、を備えており、
    前記高温弁は、冷却水を排出する排出口と、第3の温度より低い温度で前記排出口から排出する冷却水の全量を吸入する低温口と、前記第3の温度以上である第4の温度以上の温度で前記排出口から排出する冷却水の全量を吸入する高温口と、を備えており、
    前記冷却水回路は前記エンジンの冷却水吐出口と前記低温弁の低温口とを結ぶ供給通路と、該低温弁の排出口と該エンジンの冷却水吸入口とを結ぶ回収通路と、前記廃熱回収器を通り該供給通路と前記高温弁の低温口とを結ぶ廃熱回収通路と、前記ラジエータを通り該供給通路と該高温弁の高温口とを結ぶラジエータ通路と、該高温弁の排出口と該低温弁の高温口とを結ぶ第二回収通路とを持ち、前記バイパス回路は該廃熱回収器の下流側の該廃熱回収通路と該回収通路とを結ぶバイパス通路である請求項3記載の水冷エンジンヒートポンプ。
  9. 前記低温弁は、冷却水を排出する排出口と、第1の温度より低い温度で前記排出口から排出する冷却水の全量を吸入する低温口と、前記第1の温度以上である第2の温度以上の温度で前記排出口から排出する冷却水の全量を吸入する高温口と、を備えており、
    前記高温弁は、冷却水を吸入する吸入口と、第3の温度より低い温度で前記吸入口から吸入された冷却水の全量を排出する低温口と、前記第3の温度以上である第4の温度以上の温度で前記吸入口から吸入された冷却水の全量を排出する高温口と、を備えており、
    前記冷却水回路は前記エンジンの冷却水吐出口と前記低温弁の低温口とを結ぶ供給通路と、前記供給通路と前記高温弁の吸入口とを結ぶ第二供給通路と、該低温弁の排出口と該エンジンの冷却水吸入口とを結ぶ回収通路と、前記廃熱回収器を通り該高温弁の低温口と該低温弁の高温口とを結ぶ廃熱回収通路と、前記ラジエータを通り該高温弁の高温口と該低温弁の高温口とを結ぶラジエータ通路とを持ち、前記バイパス回路は該供給通路と該廃熱回収器の上流側の該廃熱回収通路とを結ぶ第一バイパス通路と該廃熱回収器の下流側の該廃熱回収通路と該回収通路とを結ぶ第二バイパス通路とからなる請求項3記載の水冷エンジンヒートポンプ。
  10. 前記低温弁は、冷却水を排出する排出口と、第1の温度より低い温度で前記排出口から排出する冷却水の全量を吸入する低温口と、前記第1の温度以上である第2の温度以上の温度で前記排出口から排出する冷却水の全量を吸入する高温口と、を備えており、
    前記高温弁は、冷却水を排出する排出口と、第3の温度より低い温度で前記排出口から排出する冷却水の全量を吸入する低温口と、前記第3の温度以上である第4の温度以上の温度で前記排出口から排出する冷却水の全量を吸入する高温口と、を備えており、
    前記冷却水回路は前記エンジンの冷却水吐出口と前記低温弁の低温口とを結ぶ供給通路と、該低温弁の排出口と前記高温弁の低温口とを結ぶ第二回収通路と、該高温弁の排出口と該エンジンの冷却水吸入口とを結ぶ回収通路と、前記廃熱回収器を通り該供給通路と該低温弁の高温口とを結ぶ廃熱回収通路と、前記ラジエータを通り該供給通路と該高温弁の高温口とを結ぶラジエータ通路とを持ち、前記バイパス回路は該廃熱回収器の下流側の該廃熱回収通路と該回収通路とを結ぶバイパス通路である請求項3記載の水冷エンジンヒートポンプ。
  11. 前記低温弁は、冷却水を吸入する吸入口と、第1の温度より低い温度で前記吸入口から吸入された冷却水の全量を排出する低温口と、前記第1の温度以上である第2の温度以上の温度で前記吸入口から吸入された冷却水の全量を排出する高温口と、を備えており、
    前記高温弁は、冷却水を排出する排出口と、第3の温度より低い温度で前記排出口から排出する冷却水の全量を吸入する低温口と、前記第3の温度以上である第4の温度以上の温度で前記排出口から排出する冷却水の全量を吸入する高温口と、を備えており、
    前記冷却水回路は前記エンジンの冷却水吐出口と前記低温弁の吸入口とを結ぶ供給通路と、該低温弁の低温口と該エンジンの冷却水吸入口とを結ぶ回収通路と、前記廃熱回収器を通り該供給通路と該高温弁の低温口とを結ぶ廃熱回収通路と、前記ラジエータを通り該供給通路と該高温弁の高温口とを結ぶラジエータ通路と、該高温弁の排出口と該回収通路とを結ぶ第二回収通路とを持ち、前記バイパス回路は該供給通路と廃熱回収器の上流側の該廃熱回収通路とを結ぶ第一バイパス通路と該廃熱回収器該の下流側の該廃熱回収通路と該回収通路とを結ぶ第二バイパス通路とからなる請求項3記載の水冷エンジンヒートポンプ。
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