JP2006305908A - 延伸ブロー成形法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 プリフォームの内底面に対する延伸ロッドの先端位置を、延伸ロッドごとに設定できるようにして、全てのプリフォームに対するエアブローを、1個の切換バルブの操作により同時に開始して、それぞれに適合した状態での延伸ブローを可能とする。
【解決手段】 同時に射出成形した多数のプリフォームを、ブロー金型内における延伸ロッドの伸長と、ブローエアとにより延伸膨張して中空成形品に成形する。全てのプリフォームのエアブローを、1つの切換バルブの操作により同時に開始するようにエア回路を構成する。各プリフォームの延伸状態から延伸ロッドの延伸チップのプリフォーム内底面に対する高さ位置を個々に調節する。その高さ位置の差から最も遅く延伸チップがプリフォーム内底面にタッチする延伸ロッドを対象にエアブローの開始を設定する。全てのプリフォームの延伸ブローをそれぞれ適合した状態で同時に行う。
【選択図】 図3

Description

この発明は、射出成形したプリフォームを金型内にてカップ状容器や広口容器、ボトル等の中空成形品に延伸ブローする方法と装置に関するものである。
ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネート、ポリプロピレン、ポリエチレ等の熱可塑性樹脂による多数本のプリフォームを同時に射出成形し、そのプリフォームを加熱状態にあるうちにブロー金型内に収容して、延伸ロッドの伸長とエアブローとにより、胴部が薄肉の中空成形品に成形する成形機では、プリフォームと同数のブローコアと延伸ロッドとを有する延伸ブロー装置を備えている。
このブローコアと延伸ロッドは、ブロー金型の上方に作動スペースをあけて上下2段に設けた昇降盤に取付けてある。ブローコアは下部昇降盤の下側にプリフォームのリップ型又はネック型と同一間隔に下向きに取付けてあり、延伸ロッドはブローコアの中央に穿設したエアー通路に挿通して、上部昇降盤側に垂直に固設してある。またブローコアの下面から突出した延伸ロッドの先端には延伸チップが装着してある。
ブローコアの先端部は、プリフォームを保持して型開したブロー金型間に移送するリップ型又はネック型と気密に嵌合し、プリフォームの開口周縁(リップ部)又はネック部を挟持する形状からなり、その嵌合により延伸ロッド先端の延伸チップがプリフォームの内底面上に位置するようにしてある。
このような延伸ブロー装置では、リップ型又はネック型がプリフォームを保持して金型位置に停止すると、型閉前又は型閉後の上下昇降盤の同時降下により、ブローコアがリップ型又はネック型と嵌合し、次に上部昇降盤の降下により延伸ロッドがブローコアを通して下方へ伸長する。この伸長作動によりプリフォームの縦延伸が行われ、また延伸と同時又はに僅かに遅れて開始されたエアブローにより、プリフォームの横延伸が行われて薄肉の中空容器となる。
周知のように射出成形で多数の成形品を同時成形する場合には、金型の各キャビティが均一充填されるようにゲートバランスを考慮する必要がある。射出成形したプリフォームを直ちに又は温調してから延伸ブローするホットパリソン方式では、多数のキャビティを一線上に配置してホットランナから各キャビティに樹脂を充填しているので、各キャビティに至るランナの長さは必然的に異なる。
このような場合のゲートバランスは、各キャビティのゲートにおける流動抵抗を変化させて、各キャビティに作用する樹脂の圧力をバランスさせることで可能ではあるが、それでもスプルに近いキャビティと最も遠いキャビティでは、樹脂の圧力や温度に差が生ずる。この差は各プリフォームにおける保有熱量や内部の温度分布、残留応力などの個体差となって現れ、同時に射出成形したプリフォームでも同一設定条件で延伸ブロー成形すると、成形品の中には偏肉が生じて不良品となるものがある。
そこで従来では、エア回路にエアブロー用の切換バルブをブローコアごとに配設し、切換バルブの開作動を延伸ロッドごとに調節してエアブローのタイミングを設定している。このため多数の中空成形品を同時成形するためにブローコアの数を増すと、その数と同数の切換バルブが必要となり、装置のコストアップとなる。またエア回路も複雑となるなどの課題を有する。
また成形品の偏肉発生は、プリフォームの保有温度により異なる延伸抵抗から生ずる各延伸ロッドの駆動スピードの相違と、ブローエアの導入タイミングのずれによるものとして、縦軸駆動中の延伸ロッドの実位置を検出し、その検出をもってエアブローを開始することにより、延伸ロッドの位置とブローエアの導入タイミングを一致させて成形安定を図ることが行われている。
特開平6−254955号公報
しかしながら、延伸ロッドの実位置の検出には、ロッド位置検出装置が必要となり、そのロッド位置検出装置も多数の延伸ロッドを取付けた昇降プレートの降下位置を検出して実位置を検出するものであるから、延伸ロッドごとの実位置を検出とはならず、導入タイミングもブローコアごとに変更しなければならないので、その変更にはブローコアと同数のエアバルブが必要となるという、従来と同様な課題を有する。
この発明は、上記課題を解決するために考えられたものであって、その目的は、プリフォームの内底面に対する延伸ロッドの先端位置を、延伸ロッドごとに設定できるようにして、全てのプリフォームに対するエアブローを同時に開始することにより、プリフォームごとに保有温度差や残留応力差があっても、それぞれに適合した状態で延伸ブローを行うことができ、エア回路中のブローエア用の切換バルブも1個で済む新たな延伸ブロー成形法と装置を提供することにある。
上記目的によるこの発明の延伸ブロー成形法は、多数のプリフォームを同時に射出成形し、そのプリフォームをブロー金型内における延伸ロッドの伸長と、ブローエアとにより延伸膨張して中空成形品に成形するにあたり、全てのプリフォームのエアブローを、1つの切換バルブの操作により同時に開始するようにエア回路を構成し、各プリフォームの延伸状態から延伸ロッドの延伸チップのプリフォーム内底面に対する高さ位置を個々に調節し、その高さ位置の差から最も遅く延伸チップがプリフォーム内底面にタッチする延伸ロッドを対象にエアブローの開始を設定して、全てのプリフォームの延伸ブローをそれぞれ適合した状態で同時に行う、というものである。
またこの発明の延伸ブロー装置は、プリフォームを保持したリップ型又はネック型と嵌合する多数のブローコアを下側に設けた下部昇降盤と、ロッド伸長シリンダを設置した上部昇降盤とを連結して備え、そのロッド伸長シリンダのピストンロッドに連結して台板を両昇降盤の間に設け、その台板に上記ブローコアと同数の延伸ロッドを取付けて、各延伸ロッドをブローコアに挿通した延伸ブロー機構と、各ブローコアに接続したエア回路とからなり、上記延伸ロッドを、プリフォーム内底面に対するロッド先端の延伸チップの高さ位置を可変できるように、上記台板に高さ調節自在にばねにより常時下方に弾圧して取付けるとともに、上記エア回路のブローエア回路に、全てのブローコアに共通の1個の切換バルブを配設してなる、というものである。
また延伸ブロー装置の上記ブローコアのエア回路は、低圧の一次エア回路と二次エア回路とをエアタンクに並行に接続して備え、その両方のエア回路を1個のエアブロー用の切換バルブを設けた共通のエアブロー回路に接続し、そのエアブロー回路から各ブローコアに分岐して接続してなる、というものである。
図1及び図3は延伸ブロー機構を示すもので、1は昇降自在な基盤。2は基盤下側の回転移送盤2である。この回転移送盤2の下面には、分割型による4個のリップ型3,3を、水平方向に開閉自在に並設した型板4が取付けてあり、型盤4の停止位置の下側には、各リップ型3,3と型閉するカップ状容器のキャビティ5,5を有する割型のブロー金型6が機台7上に設置してある。
上記基盤1のブロー金型6の上に位置する部分と、その位置に停止する回転移送盤2の部分は、互いに重合する開口部8,9となっており、その開口部9に上記型板4が取付けてある。また開口部8の両側の基盤上には4本の支柱10,10が一対ずつ左右に対設してある。この支柱10,10は頂部に跨設した枠状の固定盤11により連結してあり、その固定盤11の両側の支柱間上に、エア又は油圧作動の一対の昇降シリンダ12,12が、ピストンロッド12a,12aを下側にして設置してある。
支柱10,10には上部昇降盤13と下部昇降盤14とが、両側に設けたタイロッド15,15により連結して挿通してあり、その昇降盤間にロッド保持板16がタイロッド15,15に挿通して上下動自在に設けてある。また上部昇降盤13の中央には、エア又は油圧作動のロッド伸長シリンダ17がピストンロッド17aを下側にして設置してあり、そのビストンロッド17aにロッド保持板16を連結して、ロッド保持板16を上下昇降盤と同時に、または単独で上下動するようにしてある。
下部昇降盤14の下側には、リップ型3,3と同数のブローコア18,18が盤体を貫通してネック型と同一間隔に下向きに取付けてある。各ブローコア18,18の内部中央には、図2に示すエアブロー回路と接続するエア通路18aが穿設してあり、そのエア通路18aに延伸チップ19aを先端に有する延伸ロッド19が挿通してある。またブローコア18の先端部はプリフォーム20を保持している上記リップ型3と気密に嵌合して、プリフォーム20のリップ部を挟持する形状からなる。
延伸ロッド19は、ブローコア18,18と同数で、ロッド保持板16の下側に固設した台板21に同一間隔に取付けて、先端の延伸チップ19aがコア先端面から突出するところまでエア通路18aに挿通してある。台板21の下面には保持ブロック22が止着してあり、その保持ブロック22に穿設したばね室22aを通して延伸ロッド19が台板21に取付けてある。
延伸ロッド19の後端部19bは縮径による小径ロッドとなっており、その端部はねじ軸19c(図3参照)に形成してある。また上記ばね室22aには、延伸ロッド19を常に下方へ弾圧するコイルばね23がワッシャー24と共に挿入してある。延伸ロッド19の台板21への取付けは、後端部19bをばね室22aに挿入してワッシャー24を段部に係合するとともに、ねじ軸19bを台板21の上面に突出し、そのねじ端にダブルナット25を螺合して台板上面に締着することにより行っている。この締着の度合いにより延伸ロッド19は、コイルばね23に抗して又は押されるなどして上下移動するので、それにより先端の延伸チップ19aの高さ位置を延伸ロッド19ごとに調節することができる。
図2は、上記ブローコア18のエア回路図で、30はコンプレッサ、31はエアタンクで、タンク側から順に減圧バルブ32と切換バルブ33及びチェックバルブ34を配設した低圧の一次エア回路35と、切換バルブ36を配設した二次エア回路37が並行に接続してある。両エア回路は切換バルブ38を設けた共通のエアブロー回路39に接続してあり、そのエアブロー回路39から各ブローコア18の分岐回路40に接続してある。
したがって、この1個のエアブロー用の切換バルブ38の開閉操作により、全てのブローコア18,18におけるエアブローの同時開始と停止を行い得る。また各分岐回路40にはチェックバルブ41を配設したエア回路42を介して、切換バルブ44を設けたエアパージ回路45に接続してある。このようなエア回路を上記延伸ブロー機構が備えた延伸ブロー装置では、エアブロー用の切換バルブ38をブローコア18,18ごとに配置する必要がなくなることから、コストの節減となる。
上記延伸ブロー装置では、プリフォーム20を保持したリップ型3,3の型板4が、回転移送盤2により型開したブロー金型6の上に移送されて停止すると、図示しない昇降装置の作動により基盤1が回転移送盤2と一緒に降下して、リップ型3,3がブロー金型30の中央に位置する。
基盤1の降下が停止すると、両昇降シリンダ12,12が作動して、ピストンロッド12a,12aを伸長し、上部昇降盤13を下方へ押下げる。上部昇降盤13はタイロッド15によりと下部昇降盤14と連結しており、またロッド保持板16は上部昇降盤13上のロッド伸長シリンダ17のピストンロッド17aを介して、上部昇降盤13に懸吊された状態にあるので、上部昇降盤13と一緒に下部昇降盤14とロッド保持板16が、ブローコア18,18及び延伸ロッド19,19と共に降下する。
この降下は、下部昇降盤14が基盤側と接する下限位置まで行われ、その降下に伴ってブローコア18,18の延伸チップ19a,19aが突出している先端部が、基盤1及び回転移送盤2の開口部8,9からリップ型3,3に気密に嵌り込み、先端面によりリップ型3,3の内底面に保持されているプリフォーム20,20の開口周縁を挟持する。これにより延伸チップ19a,19aが、プリフォームの内底面上に位置する。
上記降下作動に連続してブロー金型30を型閉すると、リップ型3,3が金型上部と型閉し、プリフォーム20,20がキャビティ中央に位置する。ブロー金型30の型閉及び型締が終わると、ロッド伸長シリンダ17のピストンロッド17aが伸長作動する。この伸長作動で台板21がタイロッド15,15をガイドとして保持ブロック22と共に降下し、台板21に取付けた延伸ロッド19,19が押下げられる。この台板21の降下は、延伸チップ19a,19aがキャビティ5の内底面に達するまで行われ、それによりプリフォーム20,20の縦延伸が行われる。
この縦延伸と同時又は若干遅れて、図2に示すエア回路のエアブロー用の切換バルブ38がONとなって、ブローコア18,18にブローエアが圧送される。そのブローエアはエア通路18aから縦延伸中のプリフォーム20,20にブローされ、プリフォーム20,20をキャビティ一杯に膨張(横延伸)して薄肉のカップ状容器(図は省略)に形成する。
上記エアブローには、先ず低圧の一次ブローを行い、次に高圧の二次ブローを行う場合と、最初から高圧でブローする場合とがある。一次と二次とに分けてエアブローを行う場合には、図2に示す一次エア回路35の切換バルブ33をON、二次エア回路37の切換バルブ36をOFFにしておく。この状態でロッド延伸シリンダ17の伸長作動と同時又は若干遅れて、一次と二次の共通回路39の切換バルブ38をONする。これにより一次エア回路35から低圧(0.2〜1MPa)の一次エアが、各分岐回路40,40を経てブローコア18,18のエア通路18a,18aに流入し、全てのプリフォーム20,20が低圧エアにより同時にエアブローされるようになる。
タイマーなどにより設定された一次ブローがタイムアップすると、一次エア回路35の切換バルブ33がOFF、二次エア回路37の切換バルブ36がONに切換わり、二次エア回路37から高圧(1〜3.5MPa)の二次エアが、各分岐回路40,40を経てブローコア18,18のエア通路18a,18aに流入し、さらにプリフォーム20,20にブローされる。これによりプリフォーム20,20はキャビティ一杯に膨張して薄肉のカップ状容器となる。
射出成形による複数のプリフォーム20,20の同時成形では、各プリフォーム20,20ごとに保有熱量や内部の温度分布、残留応力が異なり、これが延伸膨張の差となって、カップ状容器の上部偏肉や下部偏肉となる。そこで各位置のプリフォームの偏肉部位を、カップ状容器の成形状態から確認する。この偏肉部位の確認から修正を行うのであるが、その修正は全てのプリフォーム20,20に対するエアブローの開始を個々に設定せずに同時とし、各延伸ロッド19,19の相対的な長さ、すなわち、各プリフォームの内底面に対する延伸チップ19a,19aの高さ位置を変更して行う。
この延伸チップ19a,19aの高さ変更は、後端部のねじ軸19cと螺合して台板21に固定しているダブルナット25を回動して行う。図3に示すように、延伸チップ19a′の高さ位置が他の位置の延伸チップ19aよりも高く変更された延伸ロッド19′では、そこに生じた高さの差だけ、変更されない延伸ロッド19よりも遅く延伸チップ19a′がプリフォーム20′の内底面にタッチして押圧することになる。
この延伸チップ19a,19a′のタッチ差により、先に延伸チップ19aがタッチしたプリフォーム20では、エアブロー前の縦延伸がタッチ差分だけ余計に行われることになる。またエアブローは全てのプリフォーム20,20′を対象に同時であるから、そのタッチ差は各プリフォーム20,20′におけるエアブローの実質的な開始差となり、ブロータイミングは延伸ロッドごとに異なったものとなる。
また最も遅くタッチする延伸ロッド19′を対象にエアブローの開始設定を行えば、延伸チップ19a′がプリフォーム20′の内底面にタッチする前にエアブローが開始されることはない。エアブロータイミングは縦延伸の速度との関係から遅延が許容される時間内に、延伸チップ19a′が内底面にタッチして押圧する高さ範囲であれば、高さ調節によってプリフォームの個体差による偏肉を修正して、そこに射出成形されたプリフォームの全てを偏肉が殆どない良品のカップ状容器に同時に延伸ブロー成形することができる。
また延伸チップ19a,19a′の高低差によって、キャビティ底面への到達に差が生じても、延伸ロッド19,19′はコイルばね23により常に下方に弾圧され、上方に対してはコイルばね23に抗して可動自在となっているので、そのコイルばね23の圧縮が可能な範囲の高低差であれば台板21の降下の抵抗とならず、延伸チップ19a′のキャビティ底面への到達を許容する。これにより延伸チップ19a,19a′に高低さがあっても、全ての延伸ロッドを台板21の降下により設定位置まで同時に伸長することができ、また台板21の上昇により元の位置まで戻すことができる。
上記実施形態では、カップ状容器の延伸ブローについて説明しているが、中空成形品が広口容器やボトルであっても、同様な手段によって偏肉修正を行い得ることは言うまでもない。またエア回路についても、上記実施形態では一次エア回路35と二次エア回路37とを並設し、エアブロー回路39を共通にして各ブローコア18,18に分岐しているが、一次エア回路と二次エア回路を別回路として個々に各ブローコアに分岐してもよく、この場合でも一次エア回路と二次エア回路にエアブローの切換バルブを1個ずつ設けて、分岐回路ごとの切換バルブを省略することができる。
この発明に係わる延伸ブロー成形法の実施に用いられる延伸ブロー機構の作動前の縦断正面図である。 同じくブローコアのエア回路図である。 延伸ブロー機構の作動状態を示す一部の縦断正面図である。
符号の説明
1 基盤
2 回転移送盤
3 リップ型
5 キャビティ
6 ブロー金型
10 支柱
11 固定盤
12 昇降シリンダ
13 上部昇降盤
14 下部昇降盤
16 ロッド保持板
17 ロッド伸長シリンダ
18 ブローコア
18a エア通路
19 延伸ロッド
19a 延伸チップ
19c ねじ軸
20 プリフォーム
21 台板
22 保持ブロック
23 コイルばね
25 ダブルナット
31 エアタンク
35 一次エア回路
37 二次エア回路
38 エアブロー用の切換バルブ
39 一次・二次共通回路
40 分岐回路
45 排気回路

Claims (3)

  1. 多数のプリフォームを同時に射出成形し、そのプリフォームをブロー金型内における延伸ロッドの伸長と、ブローエアとにより延伸膨張して中空成形品に成形するにあたり、
    全てのプリフォームのエアブローを、1つの切換バルブの操作により同時に開始するようにエア回路を構成し、各プリフォームの延伸状態から延伸ロッドの延伸チップのプリフォーム内底面に対する高さ位置を個々に調節し、その高さ位置の差から最も遅く延伸チップがプリフォーム内底面にタッチする延伸ロッドを対象にエアブローの開始を設定して、全てのプリフォームの延伸ブローをそれぞれ適合した状態で同時に行うことを特徴とする延伸ブロー成形方法。
  2. プリフォームを保持したリップ型又はネック型と嵌合する多数のブローコアを下側に設けた下部昇降盤と、ロッド伸長シリンダを設置した上部昇降盤とを連結して備え、そのロッド伸長シリンダのピストンロッドに連結して台板を両昇降盤の間に設け、その台板に上記ブローコアと同数の延伸ロッドを取付けて、各延伸ロッドをブローコアに挿通した延伸ブロー機構と、各ブローコアに接続したエア回路とからなり、
    上記延伸ロッドを、プリフォーム内底面に対するロッド先端の延伸チップの高さ位置を可変できるように、上記台板に高さ調節自在にばねにより常時下方に弾圧して取付けるとともに、上記エア回路のブローエア回路に、全てのブローコアに共通の1個の切換バルブを配設してなることを特徴とする延伸ブロー装置。
  3. 上記ブローコアのエア回路は、低圧の一次エア回路と二次エア回路とをエアタンクに並行に接続して備え、その両方のエア回路を1個のエアブロー用の切換バルブを設けた共通のエアブロー回路に接続し、そのエアブロー回路から各ブローコアに分岐して接続してなることを特徴とする請求項2記載の延伸ブロー装置。
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