JP2006305407A - 脱窒処理方法及び脱窒処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】硝酸イオンや亜硝酸イオンを含む被処理水を電気化学的に効率よく脱窒処理を施すことができる脱窒処理方法を提供する。
【解決手段】硝酸イオン及び亜硝酸イオンの少なくとも一種を含む被処理水に電気化学的な脱窒処理を施す際に、該被処理水を供給する処理槽内10に挿入して、処理槽10内に貯留した溶液に浸漬している三本の電極14a,14b,14cのうち、二本の電極14a,14bに交流電圧を印加すると共に、一本の電極を接地してグランド電極14cとし、交流電圧を印加した交流電極14a,14bとグランド電極14cとの間に直流電流を発生せしめ、前記処理水中の硝酸イオン及び亜硝酸イオンを電解還元分解することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は脱窒処理方法及び脱窒処理装置に関し、更に詳細には硝酸イオン及び亜硝酸イオンの少なくとも一種を含む被処理水に電気化学的な脱窒処理を施す脱窒処理方法及びこの脱窒処理方法に用いることのできる脱窒処理装置に関する。
廃液の河川や下水道の放流規制は年々厳しくなりつつあり、硝酸イオンや亜硝酸イオンの形態で放流される窒素に関しても規制強化が進んでいる。
従来、硝酸イオンや亜硝酸イオンを含有する廃液処理は、主として脱窒菌を用いた微生物処理によって行われてきた。
しかし、かかる微生物処理は、含有する硝酸イオンや亜硝酸イオンが低濃度の廃液にしか適用できず、例えばステンレスの表面を硝酸洗浄した廃液のように、硝酸イオンや亜硝酸イオンが高濃度に含有されている廃液には直接適用できなかった。このため、硝酸イオンや亜硝酸イオンが高濃度の廃液については、微生物処理が可能の濃度まで水で希釈することが行われてきた。
この様に廃液を水で希釈することは、処理すべき廃液量を増加することになり、微生物処理設備も大型化せざるを得ない。
ところで、硝酸イオンや亜硝酸イオンが高濃度の廃液の処理装置として、下記特許文献には、図13に示す処理装置が提案されている。
図13に示す処理装置の処理水槽100には、導入口102,102から被処理水が導入され、処理水槽100中の溶液には、電極106,108が浸漬されている。処理水槽100内では、電極106,108に直流電源から直流電流が供給され、電極106が陽極、電極108が陰極とされて、溶液の電気分解がなされる。処理水槽100は、電極106が浸漬された領域と電極108が浸された領域とを、陽イオン交換膜から成る隔膜110によって、陽極室106Aと陰極室108Aとに仕切られている。陰極室108Aには、撹拌器が備えられている。
陽極室106A内の溶液は排出口112から混合槽に導入され、陰極室108A内の溶液は排出口114から混合槽に導入されて、混合槽で混合される。混合槽内で発生する気体は排気孔118から大気中に放出され、混合槽内の溶液は、排出口116から排出される。
更に、処理水槽100には、アルカリ塩供給装置から、水酸化ナトリウム等のアルカリ塩が供給される。
特開2003−311274号公報([0047]〜[0061]、図1)
図13に示す処理装置では、直流電源から電極106,108に直流電流を供給することによって、被処理水中の硝酸イオン(NO3―)は、電気化学反応(NO3―+6H2O+8e―→NH3+OH-)によってアンモニアに還元される。
このアンモニアは水中でアンモニウムイオンとなり、混合槽において、陽極室106Aで発生する塩素ガスの一部が水和して生成した次亜塩素酸によって酸化されて窒素ガスとなって混合槽の排気孔118から排出される。
この様に、被処理水中の硝酸イオンを窒素ガスに分解処理できるため、硝酸イオンや亜硝酸イオンが高濃度に含有する廃液であっても、微生物処理が可能の濃度まで水で希釈することを不要にできる。
しかしながら、本発明者等の検討によれば、図13に示す処理装置の如く、直流電流を用いた脱窒処理方法では、脱窒効率が低く、特に硝酸イオンや亜硝酸イオンが高濃度に含まれている被処理水の脱窒効率が低くなることが判明した。
また、発熱によって脱窒効率が低下するため、処理水槽100を水冷する水冷装置が必要となることも判明した。
そこで、本発明の課題は、硝酸イオンや亜硝酸イオンを含む被処理水を電気化学的に効率よく脱窒処理を施すことができる脱窒処理方法及びこの脱窒処理方法に用いることのできる脱窒処理装置を提供することにある。
本発明者等は、前記課題を解決すべく検討を重ねた結果、硝酸イオンや亜硝酸イオンを含む被処理水に対し、被処理水中に浸漬する三本の電極のうち、二本の電極に交流電圧を印加すると共に、一本の電極をグランド電極とする交流電解分解を施すことによって、直流電流による直流電解分解に比較して、硝酸イオンや亜硝酸イオンを効率よく電解還元分解できることを見出し、本発明に到達した。
すなわち、本発明は、硝酸イオン及び亜硝酸イオンの少なくとも一種を含む被処理水に電気化学的な脱窒処理を施す際に、該被処理水を供給する処理槽内に挿入して、前記処理槽内に貯留した溶液に浸漬している三本の電極のうち、二本の電極に交流電圧を印加すると共に、一本の電極を接地してグランド電極とし、交流電圧を印加した交流電極とグランド電極との間に直流電流を発生せしめ、前記処理水中の硝酸イオン及び亜硝酸イオンを電解還元分解することを特徴とする脱窒処理方法にある。
また、本発明は、硝酸イオン及び亜硝酸イオンの少なくとも一種を含む被処理水に電気化学的な脱窒処理を施す脱窒処理装置において、該被処理水が供給される処理槽内に挿入されて、前記処理槽内に貯留された溶液に浸漬される三本の電極が、交流電源から交流電圧が印加される二本の交流電極と、前記二本の交流電極との間に直流電流が発生するように接地されている一本のグランド電極とから構成されることを特徴とする脱窒処理装置にある。
かかる本発明において、グランド電極として、亜鉛又はその合金から成るグランド電極を用いることによって、分解効率を向上でき、特にグランド電極の近傍の溶液に、亜鉛イオン含有液を供給することによって、更に分解効率を向上できる。
また、グランド電極を、二本の交流電極の間に配設し、前記グランド電極と交流電極とを浸漬する溶液中のイオンが通過できる多孔質の隔膜によって仕切ることによって、交流電極近傍の溶液とグランド電極近傍の溶液とが容易に混合され難くでき、分解効率を向上できる。
更に、多孔質の隔膜によって仕切られ且つグランド電極が挿入されたグランド電極用仕切り室内に被処理水を供給すると共に、前記グランド電極用仕切り室から溶液を抜き出すことによって、被処理水の連続処理を可能にできる。
この際に、グランド電極用仕切り室から抜き出した溶液を、多孔質の隔膜によって仕切り且つ交流電極を挿入した交流電極用仕切り室に戻すと共に、前記交流電極用仕切り室の溶液を抜き出すことによって、グランド電極用仕切り室において、被処理水中に含有されている硝酸イオンや亜硝酸イオンが電解還元分解されて生成されたアンモニアを、交流電極用仕切り室で酸化処理して窒素ガスに分解処理できる。
尚、交流電極としては、交流電圧を印加した脱窒処理中に溶出することのない導電性材料から成る不溶性電極を好適に用いることができる。
本発明に係る脱窒処理方法では、被処理水に浸漬した三本の電極のうち、二本の電極に交流電圧を印加すると共に、一本の電極をグランド電極とする。このため、交流電圧を印加した二本の交流電極は、陰極と陽極とが極めて単時間で入れ替わるが、全体としてグランド電極よりも電位が高いため、交流電極からグランド電極に直流電流が流れ、被処理水中の硝酸イオンや亜硝酸イオンを電解還元分解できる。
かかる交流電解分解では、被処理水の酸化還元電位を、常に電極間で電流が流れる直流電流を用いた直流電気分解に比較して低くでき、硝酸イオンや亜硝酸イオンの電解還元分解を効率よく行うことができる。
本発明に係る脱窒処理方法では、処理槽内に貯留した硝酸イオン及び亜硝酸イオンを含有する被処理水に浸漬している三本の電極のうち、二本の電極に交流電圧を印加すると共に、一本の電極を接地してグランド電極とし、交流電圧を印加した交流電極とグランド電極との間に直流電流を発生せしめることによって、被処理水中の硝酸イオン及び亜硝酸イオンを電解還元分解する。
この様な本発明に係る脱窒処理方法を実施するためには、図1に示す脱窒処理装置を用いることができる。図1に示す脱窒処理装置では、硝酸イオン及び亜硝酸イオンの少なくとも一種を含む廃水等の被処理水が供給配管12によって供給される処理槽10内に、三本の電極14a,14b,14cが挿入されている。この処理槽10内で脱窒素処理が施された溶液は抜出配管18から抜き出される。
処理槽10内の溶液に浸漬されている三本の電極14a,14b,14cのうち、電極14a,14bは交流電源から交流電圧が印加される交流電極(以下、交流電極14a,14bと称することがある)であり、電極14cは接地されているグランド電極(以下、グランド電極14cと称することがある)である。
この交流電極14a,14bとして、交流電圧を印加した脱窒処理中に溶出することのない導電性材料から成る不溶性電極を用いることが好ましく、特にグラファイト又はフェライトから成る電極或いはチタン板の表面に白金めっきを施した電極を用いることが好適である。
また、グランド電極14cとしては、交流電極14a,14bに交流電圧を印加した脱窒処理中に溶出することのない導電性材料から成る不溶性電極を用いることができるが、亜鉛又はその合金から成る電極を好適に用いることができる。この亜鉛合金としては、黄銅(真鍮)が好適である。
図1に示す装置では、グランド電極14cは、二本の電極14a,14bの間に配設されており、交流電極14a,14bに交流電圧を印加する交流電源としては、図2に示すものを用いることができる。
図2において、処理槽10内の溶液に浸漬されたグランド電極14cはスイッチ20を介して接地されており、交流電極14a,14bは高周波スイッチ26A,26Bに接続されている。
この高周波スイッチ26A,26Bは、10V〜50Vの直流電源22に可変抵抗24を介して接続されており、直流電源22からの直流を高周波の交流に変換して交流電極14a,14bに交互に印加するものである。かかる高周波スイッチ26A,26Bは、トランジスタ28a,28b,30a,30bによって構成されている。
尚、交流電極14a,14b間にはコンデンサ32が設けられている。
この高周波スイッチ26A,26Bには、抵抗34a,34bを介して高周波の切換指令を与えるフリップフロップ回路よりなる高周波切換指令回路(FF回路)と、FF回路に30KHz〜50KHzの高周波信号を与える高周波発振器(OSC)が接続されている。
図2に示す交流電源によれば、交流電極14a,14bに、10V〜50Vの電圧で30KHz〜50KHzの高周波の交流を交互に印加できる。この様な高周波の交流は、高周波発振器(OSC)の高周波信号を高周波切換指令回路(FF回路)に与え、このFF回路から高周波の切換指令を高周波スイッチ26A,26Bに発信し、これらの高周波スイッチ26A,26Bを高周期でON、OFFすることによって、直流電源22からの出力を交流電極14a,14bに交互に与えることができる。かかる交流電圧は、可変抵抗24によって調整できる。
この様に、交流電極14a,14bに高周波の交流を印加すると、交流電極14a,14bと、接地されて交流電極14a,14bよりも電位の低いグランド電極14cとの間に直流電流が発生する。この直流電流は、交流電極14aとグランド電極14cとの間及び交流電極14bとグランド電極14cとの間に交互に発生する。
かかる直流電流によって、処理槽10内の溶液中の硝酸イオンや亜硝酸イオンは電解還元分解されて窒素ガスとなり大気中に放出される。
しかも、この直流電流は、交流電極14aとグランド電極14cとの間及び交流電極14bとグランド電極14cとの間で交互に発生する。このため、この様な交流電気分解によれば、被処理水の酸化還元電位を、常に電極間で電流が流れる直流電流を用いた直流電気分解に比較して低くでき、硝酸イオンや亜硝酸イオンの電解還元分解を効率よく行うことができる。更に、交流電気分解では、発熱も直流電気分解に比較して抑制できる。
この電解還元分解の際には、交流電極14a,14bの電流密度は、0.1〜100A/dm2とするように調整することが好ましい。電流密度が0.1A/dm2未満の場合には、電解還元分解が進行し難くなる傾向がある。一方、電流密度が100A/dm2を越える場合には、発熱現象が顕著となる傾向にあると共に、水の電気分解に因る水素が発生して、電解還元分解効率が低下する傾向にある。
図1に示す脱窒処理装置では、交流電極14a,14b近傍の溶液は酸性側となり、グランド電極14c近傍の溶液はアルカリ性側となるため、交流電極14a,14b近傍の溶液とグランド電極14c近傍の溶液とが容易に混合される状態では、脱窒効率が低下し易くなる傾向にある。
このため、図3に示す様に、交流電極14a,14bとグランド電極14cとの各間が、処理槽10に貯留されている溶液中のイオンが通過できる多孔質の隔膜16,16によって仕切られていることが好ましい。かかる隔膜16,16によって、交流電極14a,14b近傍の溶液とグランド電極14c近傍の溶液とが容易に混合し難くでき、脱窒効率を向上できる。この多孔質の隔膜16としては、和紙又は樹脂等の耐水性を有するシート状の多孔質隔膜を好適に用いることができる。
図3に示す脱窒処理装置の処理槽10は、多孔質の隔膜16,16によって、交流電極14a,14bの各々が単独で挿入された交流電極用仕切り室10a,10bと、グランド電極14cが挿入されるグランド電極用仕切り室10cとに仕切られている。
この仕切り室のうち、グランド電極14cが挿入されたグランド電極用仕切り室10c内の溶液のpH値が3〜7となるように、塩酸等の酸性溶液を添加して調整することが、電解還元分解の効率を向上でき好ましい。
更に、グランド電極用仕切り室10cに、硝酸イオンや亜硝酸イオンを含有する被処理水を供給する供給配管12を設けると共に、グランド電極用仕切り室10cから溶液を抜き出す抜出配管18を設けることによって、被処理水の連続処理を可能にできる。
また、図1及び図2に示す脱窒処理装置では、グランド電極14c近傍の溶液中に、被処理水中の硝酸イオンや亜硝酸イオンが還元されて生成されたアンモニアが含有されることがあり、アンモニアを処理してからでないと下水や河川に放流できないことがある。
この場合、図4に示す様に、グランド電極用仕切り室10cから抜き出した溶液を、交流電極用仕切り室10a,10bに戻す戻し配管36a,38bを設け、交流電極用仕切り室10a,10bの溶液を抜き出す抜出配管38a,38bを設けることによって、グランド電極用仕切り室10cから抜き出した溶液中のアンモニアを交流電極用仕切り室10a,10bで酸化処理した後、交流電極用仕切り室10a,10bから処理水として抜き出すことができる。このため、下水や河川に放流への放流前に処理水にアンモニア処理を施すことを要しない。
更に、グランド電極14c近傍の溶液に、亜鉛イオン含有液を供給する供給手段(図示せず)を設け、グランド電極14c近傍の溶液に亜鉛イオンを存在させることによって、硝酸イオンや亜硝酸イオンの電解還元分解の効率を向上できる。この亜鉛イオン含有液としては、硫酸亜鉛の水溶液を好適に用いることができる。グランド電極14c近傍の溶液中の亜鉛イオンは、100〜5000mg/リットル、特に500〜4000mg/リットル程度とすることが好ましい。亜鉛イオンが100mg/リットル未満の場合、硝酸イオンや亜硝酸イオンの電解還元分解の効率が向上され難い傾向にあり、亜鉛イオンが5000mg/リットルを越えて存在しても電解還元分解の効率は飽和傾向にあると共に、処理水中から亜鉛イオンを除去する別手段を設けることが必要となる。
尚、図1〜図4に示す脱窒処理装置は、単独で設け一段処理を行なっているが、複数の脱窒処理装置を直列に設けて多段処理を行なってもよい。
図2に示す交流電源を用いた図1に示す脱窒処理装置を用い、処理槽10に所定濃度の硝酸イオンを含有する被処理水(蒸留水中に硝酸を添加して得た)を貯留してバッチ方式で電解還元分解を施した。この際に、被処理水中の硝酸イオン濃度の経時変化を測定し、その結果を図5のグラフに示す。
図5のグラフに示す曲線S1は、交流電極14a,14b及びグランド電極14cを共にグラファイト電極を用い、交流電極14a,14bの間にグランド電極14cを配設して電解還元分解を行ったものである。
一方、曲線S2は、グランド電極14cを亜鉛電極とし、交流電極14a,14bをグラファイト電極として電解還元分解を行ったものである。
図5から明らかな様に、グランド電極14cとして亜鉛電極を用いることによって、電解還元分解の効率を向上できることが判る。
尚、電解還元分解を4時間継続しても発熱は認められなかった。
図2に示す交流電源を用いた図3に示す脱窒処理装置を用い、処理槽10に所定濃度の硝酸イオンを含有する被処理水(蒸留水中に硝酸を添加して得た)を貯留してバッチ方式で電解還元分解を施した。
図3に示す脱窒処理装置では、グランド電極14cとして亜鉛電極を用いると共に、交流電極14a,14bとしてグラファイト電極を用い、グランド電極14cと交流電極14a,14bとは和紙状の多孔質の隔膜16によって仕切った。
この図3の脱窒処理装置によって、硝酸イオン含有の被処理水に対して電解脱窒処理を施し、被処理水中の硝酸イオン濃度の経時変化を測定した結果を図6のグラフの曲線S4として示す。
比較として、隔膜16が設けられていない図1に示す脱窒処理装置を用いて、被処理水中の硝酸イオン濃度の経時変化を測定した結果を図6のグラフの曲線S3として示す。この図1に示す脱窒処理装置では、グランド電極14cとして亜鉛電極を用いると共に、交流電極14a,14bとしてグラファイト電極を用いた。
図6のグラフの曲線S3と曲線S4とから判る様に、隔膜16によってグランド電極14cと交流電極14a,14bとを仕切ることによって、電解還元分解の効率は向上する。
また、図3に示す脱窒処理装置を用い、グランド電極用仕切り室10cの溶液のpH値が7〜3となるように塩酸溶液を滴下して調整しつつ、電解還元分解を施したとき、被処理水中の硝酸イオン濃度の経時変化を測定した結果を、図6のグラフの曲線S5に示す。図6から判る様に、グランド電極用仕切り室10cの溶液のpH値を調整することによって、調整しない場合よりも電解還元分解の効率を向上できる。
尚、電解還元分解を4時間継続しても発熱は認められなかった。
図3に示す処理槽10に貯留した被処理水中に亜鉛イオンが4000mg/リットル程度となるように硫酸亜鉛の水溶液を添加し、亜鉛の水酸化物の形成を防止すべく、グランド電極用仕切り室10cの溶液のpH値が3〜7となるように塩酸溶液を滴下して調整した他は実施例2と同様にバッチ方式で電解還元分解を施した。この電解還元分解の際に、被処理水中の硝酸イオン濃度の経時変化を測定した結果を、図7のグラフの曲線S6として示す。
一方、硫酸亜鉛の水溶液を添加しなかった他は同様にして電解還元分解を施し、被処理水中の硝酸イオン濃度の経時変化を測定した結果を図7のグラフの曲線S6として示す。図7のグラフから明らかな様に、処理槽10中の溶液中に亜鉛イオンを存在せしめることによって、電解還元分解の効率を向上できる。
また、この硫酸亜鉛の水溶液の添加量を変更した他は同様にして電解還元分解を施した。この電解還元分解の際に、被処理水中の硝酸イオン濃度の経時変化を測定した結果を図8のグラフに示す。図8のグラフに示す曲線のうち、被処理水中の亜鉛イオン濃度を、曲線S8では4200mg/リットル、曲線S9では1417mg/リットル、曲線S10では479mg/リットルに調整したものである。
図8に示す様に、いずれも処理槽10中の溶液中に亜鉛イオンを存在せしめることによって、電解還元分解の効率を向上できるが、亜鉛イオン濃度が500mg/リットル未満となると、その電解還元分解の効率が低下する傾向にあり、亜鉛イオン濃度が4000mg/リットルを越えると、その電解還元分解の効率向上が飽和となる傾向にある。
尚、被処理水中の亜鉛イオン濃度は電解還元分解の経時に伴なって次第に減少する。
図2に示す交流電源を用いた図3に示す脱窒処理装置を用い、処理槽10のグランド電極用仕切り室10cに所定濃度の硝酸イオンを含有する被処理水(蒸留水中に硝酸を添加して得た)を連続して供給して、電解還元分解を被処理水に施すと共に、グランド電極用仕切り室10c内の溶液量が一定量となるように抜出配管18から抜き出した。
更に、グランド電極用仕切り室10cの溶液量のpH値が3〜7となるように塩酸溶液を滴下して調整した。
グランド電極用仕切り室10cに供給する被処理水中の硝酸イオン量及び供給量、交流電圧及び電流を変更して電解還元分解を施し、抜出配管18から抜き出した溶液中の硝酸イオン濃度の経時変化を測定した結果を図9に示す。
尚、グランド電極用仕切り室10cの容量は10リットルであり、交流電極用仕切り室10a,10bの容量は各々8リットルであった。
図9に示すグラフでは、曲線S11は、硝酸イオン濃度が29300ppmであって、供給量を0.9リットル/時間、交流電圧7V及び電流6.2Aのものである。また、曲線S12は、硝酸イオン濃度が4680ppmであって、供給量を2.2リットル/時間、交流電圧12V及び電流10Aのものであり、曲線S13は、硝酸イオン濃度が1578ppmであって、供給量を1.4リットル/時間、交流電圧12V及び電流9.8Aのものである。
図9から明らかな様に、極めて高濃度の硝酸イオン含有の被処理水を連続供給しても、被処理水中の硝酸イオンを電解還元分解できることが判る。
但し、抜出配管18から抜き出した溶液中の硝酸イオン濃度が河川等への放流基準に達しない場合には、再度、図3に示す脱窒処理装置に供給すること、或いは図3に示す複数台の脱窒処理装置を直列的に設け、硝酸イオン含有の被処理水を多段処理することによっても、処理水中の硝酸イオン濃度を放出基準以下とすることができる。
図3に示す交流電極14a,14bの電極面積を変更し、電流密度を変更した他は実施例2と同様にバッチ方式で電解還元分解を施した。この電解還元分解の際に、被処理水中の硝酸イオン濃度の経時変化を測定した結果を、図10(a)のグラフに示す。図10(a)のグラフでは、電流密度が1.96A/dm2として電解還元分解を施したものを曲線S14と示し、電流密度が0.83A/dm2として電解還元分解を施したものを曲線S15として示す。
また、被処理水中の硝酸イオンの初期濃度を、図10(a)に示す硝酸イオンの初期濃度よりも低濃度とした場合についても、図10(a)と同様にして電解還元分解を施し、被処理水中の硝酸イオン濃度の経時変化を測定した結果を図10(b)のグラフに示す。図10(b)のグラフでも、電流密度が1.96A/dm2として電解還元分解を施したものを曲線S14と示し、電流密度が0.83A/dm2として電解還元分解を施したものを曲線S15として示す。
図10(a)(b)から明らかな様に、高電流密度の電解還元分解よりも低電流密度の電解還元分解が高効率であることが判る。
しかし、電流密度は電解還元分解の速度との関係も考慮することが必要であるため、0.1〜100A/dm2の範囲で最適条件を実験的に求めることが好ましい。
図3に示す交流電極14a,14bを黄銅(真鍮)製の電極に変更した他は実施例2と同様にバッチ方式で電解還元分解を施した。この電解還元分解の際に、被処理水中の硝酸イオン濃度の経時変化を測定した結果を、図11のグラフの曲線S16として示す。
図11のグラフの曲線S17は、交流電極14a,14bを亜鉛製の電極で同様に電解還元分解を施した結果を示すものである。
図11のグラフから明らかな様に、亜鉛の合金の一種である黄銅(真鍮)製の電極でも、亜鉛製の電極と同様な結果が得られた。
図2に示す交流電源を用いた図3に示す脱窒処理装置を用い、処理槽10のグランド電極用仕切り室10cに所定濃度の硝酸イオンを含有する被処理水(蒸留水中に硝酸を添加して得た)を連続して供給して、電解還元分解を被処理水に施すと共に、グランド電極用仕切り室10c内の溶液量が一定量となるように抜出配管18から抜き出した。
更に、グランド電極用仕切り室10cの溶液量のpH値が3〜7となるように塩酸溶液を滴下して調整した。
このグランド電極14cとしては亜鉛電極を用い、交流電極14a,14bとしてはカーボン電極を用いた。
また、この図3に示す脱窒処理装置では、交流電源から6Vの電圧を電極に印加しつつ、グランド電極用仕切り室10cに、5100ppmの硝酸イオンを含有する被処理水を連続的に供給して電解還元分解を施し、抜出配管18から抜き出した溶液中の硝酸イオン濃度の経時変化を測定した結果を図12(a)のグラフに曲線S18として示す。
尚、グランド電極用仕切り室10cの容量は10リットルであり、交流電極用仕切り室10a,10bの容量は各々8リットルであった。
また、図12(b)に示す直流電解装置を用いて、所定濃度の硝酸イオンを含有する被処理水を連続的に供給して電解還元分解を施した。
この直流電解装置は、処理槽200が陽イオン交換膜等の隔膜202によって二分割されており、その分割室の一方は直流電源204の陰極に接続された亜鉛から成る陰極電極206が挿入されて陰極室208に形成されている。他方の分割室は、直流電源204の陽極に接続されたカーボンから成る陽極電極210が挿入されて陽極室212に形成されている。
かかる陰極室208は、容量が10リットルであって、被処理液が供給配管214から連続して供給され、電解還元分解を受けた陰極室208の処理水は抜出配管216から連続的に抜き出される。
図12(b)に示す直流電解装置の陰極室208に5070ppmの硝酸イオンを含有する被処理水を連続的に供給しつつ、直流電源204から7V、5Aの直流を陰極電極206と陽極電極210とに供給して電解還元分解を施し、抜出配管216から抜き出した溶液中の硝酸イオン濃度の経時変化を測定した結果を図12(a)のグラフに曲線S19として示す。
図12(a)のグラフから明らかな様に、交流電流を用いた電解還元分解は、直流電流を用いた電解還元分解に比較して効率がよいことが判る。
本発明に係る脱窒処理方法に用いる脱窒処理装置の一例を説明するための概略図である。 図1に示す脱窒処理装置に用いられた交流電源の概略図である。 本発明に係る脱窒処理方法に用いる脱窒処理装置の他の例を説明するための概略図である。 本発明に係る脱窒処理方法に用いる脱窒処理装置の他の例を説明するための概略図である。 図1に示す脱窒処理装置を用いてグランド電極の材料の影響について検討した結果を示すグラフである。 多孔質の隔膜によって電極の各々を仕切る効果及びグランド電極用仕切り室の溶液pHを調整する効果について検討した結果を示すグラフである。 被処理水中に亜鉛イオンを含有させた場合の効果について検討した結果を示すグラフである。 被処理水中の亜鉛イオン濃度を変更した場合について検討した結果を示すグラフである。 図3に示す脱窒処理装置に被処理水を連続して供給した場合について検討した結果を示すグラフである。 交流電極の電流密度を変更した場合について検討した結果を示すグラフである。 グランド電極として、亜鉛の合金である真鍮合金を用いた場合について検討したグラフである。 交流電流を用いた脱窒処理と直流電流を用いた脱窒処理との処理効率について検討したグラフと、直流電流を用いた脱窒処理装置の概略を説明する概略図である。 従来の直流電流を用いた脱窒処理装置を悦明する概略図である。
符号の説明
10 処理槽
10a,10b 交流電極用仕切り室
10c グランド電極用仕切り室
12 供給配管
14c グランド電極
14a,14b 交流電極
16 隔膜
18,38a,38b 抜出配管
36a,38b 戻し配管

Claims (14)

  1. 硝酸イオン及び亜硝酸イオンの少なくとも一種を含む被処理水に電気化学的な脱窒処理を施す際に、
    該被処理水を供給する処理槽内に挿入して、前記処理槽内に貯留した溶液に浸漬している三本の電極のうち、二本の電極に交流電圧を印加すると共に、一本の電極を接地してグランド電極とし、交流電圧を印加した交流電極とグランド電極との間に直流電流を発生せしめ、前記処理水中の硝酸イオン及び亜硝酸イオンを電解還元分解することを特徴とする脱窒処理方法。
  2. グランド電極として、亜鉛又はその合金から成るグランド電極を用いる請求項1記載の脱窒処理方法。
  3. グランド電極を、二本の交流電極の間に配設し、前記グランド電極と交流電極とを浸漬する溶液中のイオンが通過できる多孔質の隔膜によって仕切る請求項1又は請求項2記載の脱窒処理方法。
  4. 多孔質の隔膜によって仕切られ且つグランド電極が挿入されたグランド電極用仕切り室内に被処理水を供給すると共に、前記グランド電極用仕切り室から溶液を抜き出す請求項3記載の脱窒処理方法。
  5. グランド電極用仕切り室から抜き出した溶液を、多孔質の隔膜によって仕切り且つ交流電極を挿入した交流電極用仕切り室に戻すと共に、前記交流電極用仕切り室の溶液を抜き出す請求項3又は請求項4記載の脱窒処理方法。
  6. グランド電極の近傍の溶液に、亜鉛イオン含有液を供給する請求項1〜5のいずれか一項記載の脱窒処理方法。
  7. 交流電極として、交流電圧を印加した脱窒処理中に溶出することのない導電性材料から成る不溶性電極を用いる請求項1〜6のいずれか一項記載の脱窒処理方法。
  8. 硝酸イオン及び亜硝酸イオンの少なくとも一種を含む被処理水に電気化学的な脱窒処理を施す脱窒処理装置において、
    該被処理水が供給される処理槽内に挿入されて、前記処理槽内に貯留された溶液に浸漬される三本の電極が、交流電源から交流電圧が印加される二本の交流電極と、前記二本の交流電極との間に直流電流が発生するように接地されている一本のグランド電極とから構成されることを特徴とする脱窒処理装置。
  9. グランド電極が、亜鉛又はその合金から成るグランド電極である請求項8記載の脱窒処理装置。
  10. グランド電極が、二本の交流電極の間に配設され、前記グランド電極と交流電極とが浸漬されている溶液中のイオンが通過できる多孔質の隔膜によって仕切られている請求項8又は請求項9記載の脱窒処理装置。
  11. 多孔質の隔膜によって仕切られ且つグランド電極が挿入されたグランド電極用仕切り室内に被処理水が供給される供給配管が設けられていると共に、前記グランド電極用仕切り室の溶液を抜き出す抜出配管が設けられている請求項10記載の脱窒処理装置。
  12. グランド電極用仕切り室から抜き出した溶液を、多孔質の隔膜によって仕切られ且つ交流電極が挿入された交流電極用仕切り室に戻す戻し配管と、前記交流電極用仕切り室の溶液を抜き出す抜出配管とが設けられている請求項10又は請求項11記載の脱窒処理装置。
  13. グランド電極の近傍の溶液に、亜鉛イオン含有液を供給する供給手段が設けられている請求項8〜12のいずれか一項記載の脱窒処理装置。
  14. 交流電極が、交流電圧を印加した脱窒処理中に溶出することのない導電性材料から成る不溶性電極である請求項8〜12のいずれか一項記載の脱窒処理装置。
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