JP2006305367A5 - - Google Patents

Claims (15)

1. 便座シート、便蓋、本体ケース、洗浄ノズル等の便座の露出構成部品の構成材料の少なくとも一部材を構成する基材樹脂の表面に、前記基材樹脂の射出成形時においてシリコーンレジンをインサート成形することによって、０．０２〜１０．００μｍの薄厚の低表面自由エネルギー層を形成し、前記基材樹脂の表面よりも低い１０ｄｙｎｅ／ｃｍ以上２８ｄｙｎｅ／ｃｍ未満の低表面自由エネルギー層を有する表面としたことを特徴とする防汚性を備えた便座。
2. 便座シート、便蓋、本体ケース、洗浄ノズル等の便座の露出構成部品の構成材料の少なくとも一部材であって、その表面に、シリコーンレジンにより、部材の基材樹脂表面よりも低い低表面自由エネルギー層を形成したことを特徴とする防汚性を備えた便座。
3. 前記基材樹脂として表面自由エネルギーが２８ｄｙｎｅ／ｃｍ以上４５ｄｙｎｅ／ｃｍ未満の樹脂を使用したことを特徴とする請求項２記載の防汚性を備えた便座。
4. 前記シリコーンレジンは、遊離シリコーンを含んでなることを特徴とする請求項２または３に記載の防汚性を備えた便座。
5. 前記遊離シリコーンが、シリコーンレジン１００ｗｔ％中に、５ｗｔ％から８０ｗｔ％含まれてなることを特徴とする請求項４記載の防汚性を備えた便座。
6. 前記基材樹脂に抗菌剤を配合することを特徴とする請求項２〜５のいずれか１項に記載の防汚性を備えた便座。
7. 便座シート、便座底板、便蓋、本体ケース、洗浄ノズル等の便座の露出構成部品の構成材料の少なくとも一部材に、ブラスト処理、薬品処理、脱脂、火炎処理、酸化処理、蒸気処理、コロナ放電処理、紫外線照射処理、プラズマ処理、イオン処理等の表面処理を施した後、シリコーンレジンを塗布、付着させることにより、部材の基材樹脂表面よりも低い低表面自由エネルギー層を形成したことを特徴とする防汚性を備えた便座。
8. 前記基材樹脂として表面自由エネルギーが２８ｄｙｎｅ／ｃｍ以上４５ｄｙｎｅ／ｃｍ未満の樹脂を使用したことを特徴とする請求項７記載の防汚性を備えた便座。
9. 前記シリコーンレジンは、遊離シリコーンを含んでいることを特徴とする請求項７または８に記載の防汚性を備えた便座。
10. 前記遊離シリコーンが、シリコーンレジン１００ｗｔ％中に、５ｗｔ％から８０ｗｔ％含まれていることを特徴とする請求項９記載の防汚性を備えた便座。
11. 前記基材樹脂に抗菌剤を配合することを特徴とする請求項７〜１０のいずれか１項に記載の防汚性を備えた便座。
12. 便座シート、便座底板、便蓋、本体ケース、洗浄ノズル等の便座の露出構成部品の構成材料の少なくとも一部材の表面に、塗装を施すことにより、部材の基材樹脂表面よりも低い低表面自由エネルギー層を形成したことを特徴とする防汚性を備えた便座。
13. 前記部材に施す塗装に使用する塗料が、シリコーンレジンもしくはフッ素樹脂を含むことを特徴とする請求項１２記載の防汚性を備えた便座。
14. 前記部材に施す塗装に使用する塗料がシリコーンレジンを含んでなり、且つ前記塗料がシリコーン系樹脂、変性シリコーン系樹脂、ポリサルファイド系樹脂、ポリウレタン系樹脂、アクリルウレタン系樹脂、アクリル系樹脂のいずれかであることを特徴とする請求項１２記載の防汚性を備えた便座。
15. 前記塗装に使用する塗料に抗菌剤を配合することを特徴とする請求項１２〜１４のいずれか１項に記載の防汚性を備えた便座。