JP2006304496A - ワイヤハーネス固定構造 - Google Patents

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JP2006304496A
JP2006304496A JP2005123253A JP2005123253A JP2006304496A JP 2006304496 A JP2006304496 A JP 2006304496A JP 2005123253 A JP2005123253 A JP 2005123253A JP 2005123253 A JP2005123253 A JP 2005123253A JP 2006304496 A JP2006304496 A JP 2006304496A
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holding
resin molded
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Tomoya Yamaguchi
知也 山口
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Marelli Corp
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Abstract

【課題】
容易に形成できると共に、ヒケの発生を抑制することができるワイヤハーネス固定構造を提供すること。
【解決手段】
車両用樹脂成形品1の裏面1a側に複数の固定手段10を介してワイヤハーネスHを固定するワイヤハーネス固定構造であって、車両用樹脂成形品1の裏面1a側には、互いにほぼ直交して格子状に配置された第一、第二補強リブ2、3を形成し、固定手段10は、第一補強リブ2から突出すると共に第二補強リブ3を挟んで位置する一対の第一保持突起11a、11bと、第二補強リブ3から突出すると共に第一補強リブ2との交差部Xから偏位して位置する第二保持突起12とを有し、複数の固定手段10は、各第一保持突起11a、11bがワイヤハーネスHの配索経路に沿って位置し、且つ、第二保持突起12が配索経路を挟んで交互に位置するように配置した。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両用樹脂成形品の裏面側にワイヤハーネスを固定するワイヤハーネス固定構造に関するものである。
従来から、車室内に配設されるインストルメントパネルやドアパネル等の車両用樹脂成形品の裏面側に、ワイヤハーネスクランプを介してワイヤハーネスを固定するワイヤハーネス固定構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この固定構造では、ワイヤハーネスクランプが、一対のフランジと、これらのフランジの間に位置すると共に、先端が湾曲した湾曲突出片とを備えている。
そして、一対のフランジと湾曲突出片との間にワイヤハーネスを挟みこんで挟持固定している。
特開2004−187409号公報
ところで、上述の固定構造では、湾曲突出片がアンダーカット形状とされており、型抜き時には無理抜きになっていた。
そのため、この湾曲突出片を配置できる場所に規制が多くなり、配置数も制約されてワイヤハーネスクランプを容易に形成することができないという問題が生じていた。また、この湾曲突出片を形成する場所によっては、大きなヒケが生じてしまうおそれもあった。
そこで、この発明は、容易に形成できると共に、ヒケの発生を抑制することができるワイヤハーネス固定構造を提供することを課題としている。
上記課題を解決するために、この発明は、車両用樹脂成形品の裏面側に複数の固定手段を介してワイヤハーネスを固定するワイヤハーネス固定構造であって、前記車両用樹脂成形品の裏面側には、互いにほぼ直交して格子状に配置された第一、第二補強リブを形成し、前記固定手段は、前記第一補強リブから突出すると共に前記第二補強リブを挟んで位置する一対の第一保持突起と、前記第二補強リブから突出すると共に前記第一補強リブとの交差部から偏位して位置する第二保持突起とを有し、複数の固定手段は、各第一保持突起がワイヤハーネスの配索経路に沿って位置し、且つ、第二保持突起が前記配索経路を挟んで交互に位置するように配置されたことを特徴としている。
この発明によれば、第一、第二補強リブが形成されている位置に固定手段を形成することができ、配置場所や配置数の規制が低減され、固定手段を容易に形成することが可能となる。
また、第一、第二保持突起が第一、第二補強リブからそれぞれ突出しているので、ヒケの発生を抑制することができる。
次に、本発明に関わるワイヤハーネス固定構造を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
自動車などには、車室内の前部にインストルメントパネル、ドアパネル等の車両用樹脂成形品(以下、樹脂成形品という)1が設けられている。
この樹脂成形品1の裏面1a側には、互いにほぼ直交して格子状に配置された第一、第二補強リブ2、3が形成されている。
ここでは、第一補強リブ2が車幅方向(図1において左右方向)に延在され、第二補強リブ3が車両上下方向(図1において上下方向)に延在されている。また、この第一、第二補強リブ2、3は、樹脂成形品1の裏面1aのほぼ全面に形成されている。
なお、第一、第二補強リブ2、3の交差部Xの一部には、チューブ状の補強部材1bが形成されており、この交差部Xにおける裂断を防止すると共に、第一、第二補強リブ2、3の倒れや変形を防止している。
そして、この樹脂成形品1の裏面側1aには、ワイヤハーネスHを固定する固定手段10が一体的に成形されている。
この固定手段10は、図2に示すように、第一補強リブ2から突出すると共に第二補強リブ3を挟んで位置する一対の第一保持突起11a、11bと、第二補強リブ3から突出すると共に第一補強リブ2との交差部Xから偏位して位置する第二保持突起12とを有している。
つまり、一対の第一保持突起11a、11bは第一、第二補強リブ2、3の交差部Xを挟んで対向しており、第二保持突起12はこの交差部Xから所定距離ずれて位置している。
また、第一、第二保持突起11a、11b、12は、第一、第二補強リブ2、3の型抜き方向に沿って突出し、それぞれ同一の長方体形状を呈している。
さらに、図3に示すように、複数の固定手段10は、一対の第一保持突起11a、11bがそれぞれワイヤハーネスHの配索経路に沿って位置し、且つ、第二保持突起12がワイヤハーネスHの配索経路を挟んで交互に位置するように配置されている。
次に、この発明のワイヤハーネス固定構造の作用について説明する。
このワイヤハーネス固定構造によってワイヤハーネスHを固定するには、まずインストルメントパネル等の樹脂成形品1を射出成形する際に、この樹脂成形品1の裏面1a側に固定手段10を一体的に成形する。
この固定手段10は、樹脂成形品1の強度を高めるために樹脂成形品1の裏面1a側に格子状に形成された第一、第二補強リブ2、3の一部を突出(延長)させることによって形成される。
そして、この固定手段10は、第一補強リブ2から突出すると共に第二補強リブ3を挟んで位置する一対の第一保持突起11a、11bと、第二補強リブ3から突出すると共に第一補強リブ2との交差部Xから偏位して位置する第二保持突起12とを有している。
なお、第一、第二保持突起11a、11b、12は、第一、第二補強リブ2、3の型抜き方向に沿って突出しているため、型抜き時に無理抜きにならず、容易に形成することができる。
そして、第一保持突起11a、11bと第二保持突起12との間にワイヤハーネスHを挟みこみ、挟持固定する。
ここで、複数の固定手段10の第二保持突起12が、ワイヤハーネスHの配索経路を挟んで交互に位置しているので、ワイヤハーネスHが配索経路をまたいでジグザグ(蛇行)状に配索されることとなる(図3参照)。
これにより、固定手段10によるワイヤハーネスHの固定強度が向上し、抜け落ちにくくすることが可能となる。
以上説明したように、この発明のワイヤハーネス固定構造では、樹脂成形品1の裏面1a側に、互いにほぼ直交して格子状に配置された第一、第二補強リブ2、3を形成し、固定手段10が、第一補強リブ2から突出すると共に第二補強リブ3を挟んで位置する一対の第一保持突起11a、11bと、第二補強リブ3から突出すると共に第一補強リブ2との交差部Xから偏位して位置する第二保持突起12とを有し、複数の固定手段10が、各第一保持突起11a、11bがワイヤハーネスHの配索経路に沿って位置し、且つ、第二保持突起12が配索経路を挟んで交互に位置するように配置されている。
この構成によれば、第一、第二補強リブ2、3が形成されている位置に固定手段10を形成することができ、固定手段10を配置する場所や配置する数の規制が低減され、固定手段10を容易に形成することが可能となる。
また、第一、第二保持突起11a、11b、12が第一、第二補強リブ2、3からそれぞれ突出しているので、ヒケの発生を抑制することができる。
以上、この発明にかかる実施の形態を図面により詳述してきたが、具体的な構成は上述の実施の形態に限らない。この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等はこの発明に含まれる。
例えば、上述の実施の形態では、第一保持突起11a、11bと第二保持突起12とが同一の長方形状を呈しているが、図4に示す固定手段10´のように、ワイヤハーネスH(ここでは図示せず)の配索経路に沿って第一保持突起13a、13bを延在してもよい。
これにより、ワイヤハーネスH(ここでは図示せず)と第一保持突起13a、13bとの接触面積が拡大し、さらに固定強度を向上させることができる。なお、図4に示す第二保持突起14は、平面視正方形状となっているが、剛性を高めるために、第二補強リブ3に沿って延在させてもよい。
この発明にかかるワイヤハーネス固定構造が設けられた樹脂成形品を示す平面図である。 図1におけるA部の拡大斜視図である。 図1におけるA部の拡大平面図である。 この発明にかかるワイヤハーネス固定構造の他の例を示す斜視図である。
符号の説明
1 車両用樹脂成形品
1a 裏面
2 第一補強部材
3 第二補強部材
10 固定手段
11a、11b 第一保持突起
12 第二保持突起
H ワイヤハーネス
X 交差部

Claims (1)

  1. 車両用樹脂成形品の裏面側に複数の固定手段を介してワイヤハーネスを固定するワイヤハーネス固定構造であって、
    前記車両用樹脂成形品の裏面側には、互いにほぼ直交して格子状に配置された第一、第二補強リブを形成し、
    前記固定手段は、前記第一補強リブから突出すると共に前記第二補強リブを挟んで位置する一対の第一保持突起と、前記第二補強リブから突出すると共に前記第一補強リブとの交差部から偏位して位置する第二保持突起とを有し、
    複数の固定手段は、各第一保持突起がワイヤハーネスの配索経路に沿って位置し、且つ、第二保持突起が前記配索経路を挟んで交互に位置するように配置されたことを特徴とするワイヤハーネス固定構造。


JP2005123253A 2005-04-21 2005-04-21 ワイヤハーネス固定構造 Pending JP2006304496A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102026818B1 (ko) * 2018-04-30 2019-09-30 쌍용자동차 주식회사 자동차용 워셔탱크

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