JP2006303928A - フィルタ装置、通信処理装置、通信処理システムおよびフィルタリング方法。 - Google Patents

フィルタ装置、通信処理装置、通信処理システムおよびフィルタリング方法。 Download PDF

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Abstract

【課題】入力信号の通信速度に応じた最適な周波数でサンプリングしてフィルタリングする。
【解決手段】 周波数検出部2が通信用信号の通信速度を検出し、この検出した通信速度に応じたサンプリングクロックをクロック生成部3が生成し、クロック信号用のサンプリング部4とデータ信号用のサンプリング部5において、入力クロック信号と入力データ信号をこのサンプリングクロックでサンプリングしてフィルタリングする、周波数特性の異なる複数のサンプリングフィルタ回路から、検出した通信速度に応じて最適なサンプリングフィルタ回路を選択する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えばデータ通信などにおいて、二線式シリアル転送線路から入力されるクロック信号、データ信号および制御信号などの入力信号のノイズ除去に用いるディジタルノイズフィルタ回路などのフィルタ装置、これを用いてノイズ除去してデータ通信を行う通信処理装置、これを用いた通信処理システムおよびこれらを用いたフィルタリング方法に関する。
従来、この種のフィルタ装置を用いたノイズ除去技術として、図14に示すように従来の一般的なアナログフィルタ(ローパスフィルタ)を通信処理LSIの内部前段に使用した場合には、そのカットオフ周波数fc=1/(2π*R*C)は予め設置された抵抗Rと容量Cとにより固定的に決定される。また、図15に示すように従来の一般的なアナログフィルタを通信処理LSIの外部に使用した場合には、外部の抵抗Rと容量Cを変更してカットオフ周波数fcを変えて、ノイズの性質変化にも対応することができる。
一方、従来の一般的なデジタルフィルタを用いてノイズ除去を行う場合には、図16に示すようにクロック生成部から出力されるサンプリング周波数によってサンプリングを行えばアナログフィルタの場合と同じようにノイズ除去を行うことができる。
このノイズ除去技術として特許文献1〜5が開示されている。これらの特許文献1〜5について簡単に説明する。
特許文献1として「パルス入力回路」が開示されている。この特許文献1では、入力クロック信号と、受信側のデバイス内の双安定マルチバイブレータの出力クロックとを比較し、その比較結果による一致が一定時間持続するかどうかを判断することでノイズを除去している。即ち、ここでは、ある幅以下のノイズを除去するために、入力クロック信号を用いて、ある幅以下のノイズを拾わない双安定マルチバイブレータにより所定幅以下のノイズのないクロックを作り出している。
特許文献2として「変動バンド幅デジタル信号検出器」が開示されている。この特許文献2では、入力信号を時間変動フィルタに通し、ノイズのない最適なサンプリングポイントを求めることで周期的なノイズを除去している。
特許文献3として「ノイズ抑制器回路」が開示されている。この特許文献3では、入力信号Aに、この入力信号Aを一定時間遅延させた入力遅延信号A’を重畳させることによりノイズ成分を差し引いて周期的ノイズ成分を抑制するものである。
特許文献4として「無線周波数ノイズ・キャンセラ」が開示されている。この特許文献4では、非転送期間中に、入力信号がどの程度レベル変動するのかどうかを検出することによりどんなノイズが乗っているかを検出し、その検出したレベル変動を取り除くように最適なフィルタリング係数を推定している。これにより、このノイズ(レベル変動)を取り除くように、その非転送期間中に推定した最適なフィルタリング係数を、非転送期間後の転送期間中に適用してフィルタの最適化を図っている。
特許文献5として「通信装置」が開示されている。この特許文献5では、データ信号およびクロック信号が入力される2線式以上の場合に、一方の入力信号にノイズが乗ると他方の入力信号にも同じ位置にノイズが乗る性質を利用して、一方の入力信号のあるレベル変化が所定時間持続するかどうかを判断することでノイズを検出し、両入力信号を差し引くことでノイズを除去することができる。ノイズ除去後のクロック信号で他方のデータ信号をサンプリングする。
特開昭58−205327号公報 特開平3−292020号公報 特表2000−507054号公報 特表2000−509577号公報 特開2001−318882号公報
一般的なアナログフィルタをノイズ除去用のローパスフィルタとして通信処理LSIの内部に使用した場合(図14)には、そのカットオフ周波数fc=1/(2π*R*C)は予め設置された抵抗Rと容量Cとにより固定的に決定されるため、カットオフ周波数fcの値を変えることができない。これによって、ノイズの性質が変わりカットオフ周波数fcも変化する場合には、その変化する任意のカットオフ周波数fcに対応できない。また、この一般的なアナログフィルタを通信処理LSIの外側に使用した場合(図15)には、抵抗Rと容量Cによって決まるカットオフ周波数fcを可変にすることができるものの、部品点数が増えてアナログフィルタを小型化しにくい。
特許文献1〜5では、ある幅のノイズを除去したいときに、予めカットオフ周波数fcを決めてしまうとその範囲外のノイズが入力されてくると、対応できない。入力信号のビットレートが変動した場合でもサンプリング周期は一定であり、除去可能なスパイクノイズはビットレートと無関係に一定となってしまう。フィルタ回路で消費される電力がビットレートと無関係となる。
特許文献1,5では、サンプリングパルスの計数を基準にノイズ判定を行うため、除去されるノイズは発信器の時定数で規定される。特許文献1ではノイズが複数回入力された場合には誤認識が発生する。
特許文献2,3では、周期的ノイズは除去可能であるが、突発的なスパイクノイズは除去しきれない。
特許文献4では、非転送期間中と転送期間中とでノイズが変化する場合に、転送期間中だけに発生したノイズに対してフィルタリング係数を最適化できない。また、アナログ信号の基準信号を必要とする。
特許文献5では、ノイズ発生時刻を両入力信号のうち入力クロック信号のみで推定しているため、入力クロック信号以外の注目していない入力信号(データ信号)にのみに混入したノイズは除去できない。
本発明は、上記従来の問題を解決するもので、入力信号の通信速度に応じた最適な周波数でサンプリングしてフィルタリングを行うことができるフィルタ装置、これを用いてノイズ除去してデータ通信を行う通信処理装置、これを用いた通信処理システムおよびこれらを用いたフィルタリング方法を提供することを目的とする。
本発明のフィルタ装置は、通信用信号が入力され、該通信用信号の通信速度を検出する通信速度検出部と、検出した通信速度に応じたサンプリングクロックを生成するクロック生成部と、該通信用信号を該サンプリングクロックでサンプリングする、周波数特性の異なる複数のサンプリングフィルタ回路から、該検出した通信速度に応じて該サンプリングフィルタ回路を選択して信号出力するサンプリング部とを有するものであり、そのことにより上記目的が達成される。
本発明のフィルタ装置は、信号の通信速度を検出する通信速度検出部と、検出した通信速度に応じたサンプリングクロックを生成するクロック生成部と、入力した通信用信号を該サンプリングクロックでサンプリングする、周波数特性の異なる複数のサンプリングフィルタ回路から、該検出した通信速度に応じて該サンプリングフィルタ回路を選択して信号出力するサンプリング部とを有し、該通信速度検出部は、該サンプリング部からの出力信号の通信速度を、該通信用信号の通信速度として検出するものであり、そのことにより上記目的が達成される。
また、好ましくは、本発明のフィルタ装置におけるサンプリング部の後段に、該サンプリング部からの出力信号の位相を調整する位相制御部を更に有する。
さらに、好ましくは、本発明のフィルタ装置におけるサンプリング部は、前記通信用信号として、周波数特性の異なる複数のサンプリングフィルタ回路から、前記検出した通信速度に応じて該サンプリングフィルタ回路を選択して、一方の入力信号を前記サンプリングクロックでサンプリングするとともに、信号出力する第1サンプリング部と、該通信用信号として、周波数特性の異なる複数のサンプリングフィルタ回路から、該検出した通信速度に応じてサンプリングフィルタ回路を選択して、他方の入力信号を該サンプリングクロックでサンプリングするとともに、信号出力する第2サンプリング部とを有する。即ち、このサンプリング部は、前記通信用信号として、一方入力信号を前記サンプリングクロックでサンプリングする、周波数特性の異なる複数のサンプリングフィルタ回路から、前記検出した通信速度に応じて該サンプリングフィルタ回路を選択して信号出力する第1サンプリング部と、該通信用信号として、他方入力信号を該サンプリングクロックでサンプリングする、周波数特性の異なる複数のサンプリングフィルタ回路から、該検出した通信速度に応じてサンプリングフィルタ回路を選択して信号出力する第2サンプリング部とを有する。
さらに、好ましくは、本発明のフィルタ装置における通信速度検出部は、前記通信用信号として一方入力信号または他方入力信号または両方の入力信号が入力されて、該通信用信号の通信速度を検出する。
さらに、好ましくは、本発明のフィルタ装置における通信速度検出部は、前記通信用信号をその通信速度に応じた、前記サンプリングフィルタ回路選択用の選択信号に変換するデコーダ部を有する。
さらに、好ましくは、本発明のフィルタ装置におけるサンプリング部は、前記通信用信号をその通信速度に応じた、前記サンプリングフィルタ回路選択用の選択信号に変換するデコーダ部を有する。
さらに、好ましくは、本発明のフィルタ装置における通信速度検出部は、所定時間内の前記通信用信号の周波数をカウントするカウンタ部を有する。
さらに、好ましくは、本発明のフィルタ装置におけるクロック生成部は、前記通信速度検出部からの検出通信速度に応じた分周係数値を出力すると共に、所定周波数のクロック信号を出力する分周制御回路と、該分周制御回路からの分周係数値に基づいて該所定周波数のクロック信号を分周して前記通信用信号のサンプリングクロックを出力する分周回路とを有する。
さらに、好ましくは、本発明のフィルタ装置における分周制御回路は、前記通信速度検出部からの検出通信速度に応じて分周係数値を決定するまでの期間にも、前記所定周波数のクロック信号を出力し、前記分周回路は、該所定周波数のクロック信号を前記サンプリングクロックとして出力する。
さらに、好ましくは、本発明のフィルタ装置におけるサンプリング部は、前記周波数特性として、異なるカットオフ周波数fcを持つ複数のサンプリングフィルタ回路と、該複数のサンプリングフィルタ回路から、前記通信用信号の通信速度に応じた所定のサンプリングフィルタ回路を選択するサンプリングフィルタ回路選択部とを有する。
さらに、好ましくは、本発明のフィルタ装置におけるサンプリングフィルタ回路選択部は、前記複数のサンプリングフィルタ回路に対してそれぞれ、データ通信が正常に行われているかどうかを判定するデータ通信判定部と、該データ通信が正常に行われているサンプリングフィルタ回路の中で周波数特性の最も低いサンプリングフィルタ回路を選択する選択信号を出力する選択信号出力部と、該選択信号によって該複数のサンプリングフィルタ回路の各出力信号から一つの出力信号を選択するセレクタ部とを有する。
さらに、好ましくは、本発明のフィルタ装置におけるサンプリング部は、前記周波数特性として、異なるカットオフ周波数fcを持つ複数のサンプリングフィルタ回路と、該複数のサンプリングフィルタ回路から、前記選択信号に基づいて、前記通信用信号の通信速度に応じた最適なサンプリングフィルタ回路を選択するセレクタ部とを有する。
さらに、好ましくは、本発明のフィルタ装置におけるセレクタ部は、その選択制御にヒステリシス特性を持たせている。
さらに、好ましくは、本発明のフィルタ装置におけるサンプリングフィルタ回路は、前記通信用信号がデータ入力され、前記サンプリングパルスがクロック入力される複数段のシフトレジスタと、該シフトレジスタの各段の出力端がそれぞれ接続され、各乗算係数がそれぞれ設定された各乗算回路と、該各乗算回路からの乗算出力結果をそれぞれ加算する加算回路とを有する。
さらに、好ましくは、本発明のフィルタ装置におけるサンプリング部は、前記通信用信号として、一方入力信号を前記サンプリングクロックでサンプリングする、周波数特性の異なる複数のサンプリングフィルタ回路から、前記検出した通信速度に応じて該サンプリングフィルタ回路を選択して信号出力する第1サンプリング部と、該通信用信号として、他方入力信号を該サンプリングクロックでサンプリングする、周波数特性の異なる複数のサンプリングフィルタ回路から、該検出した通信速度に応じて該サンプリングフィルタ回路を選択して信号出力する第2サンプリング部とを有し、前記位相制御部は、該第1サンプリング部からの一方出力信号と、該第2サンプリング部からの他方出力信号との位相差が「0」になるように両出力信号の遅延量を設定している。
さらに、好ましくは、本発明のフィルタ装置におけるサンプリング部は、前記通信用信号として、一方入力信号を前記サンプリングクロックでサンプリングする、周波数特性の異なる複数のサンプリングフィルタ回路から、前記検出した通信速度に応じて該サンプリングフィルタ回路を選択して信号出力する第1サンプリング部と、該通信用信号として、他方入力信号を該サンプリングクロックでサンプリングする、周波数特性の異なる複数のサンプリングフィルタ回路から、該検出した通信速度に応じて該サンプリングフィルタ回路を選択して信号出力する第2サンプリング部とを有し、前記位相制御部は、該第1サンプリング部からの一方出力信号と、該第2サンプリング部からの他方出力信号との位相差が一方入力信号と他方入力信号間の位相差と等しくなるように両出力信号の遅延量を設定している。
さらに、好ましくは、本発明のフィルタ装置におけるサンプリング部は、前記通信用信号として、一方入力信号を前記サンプリングクロックでサンプリングする、周波数特性の異なる複数のサンプリングフィルタ回路から、前記検出した通信速度に応じて該サンプリングフィルタ回路を選択して信号出力する第1サンプリング部と、該通信用信号として、他方入力信号を該サンプリングクロックでサンプリングする、周波数特性の異なる複数のサンプリングフィルタ回路から、該検出した通信速度に応じて該サンプリングフィルタ回路を選択して信号出力する第2サンプリング部とを有し、前記位相制御部は、該第1サンプリング部からの一方出力信号のエッジと、該第2サンプリング部からの他方出力信号のエッジの生成順序が一方入力信号のエッジと他方入力信号のエッジの入力順序と等しくなるように両出力信号の遅延量を設定している。
さらに、好ましくは、本発明のフィルタ装置における位相制御部は、前記サンプリング部からの出力信号がデータ入力され、前記サンプリングクロックがクロック入力される複数段のシフトレジスタと、前記通信用信号の両入力信号に対する各サンプリングクロックから、一方入力信号の周期T1と他方入力信号の周期T2の差を整数倍したデータに対応する位相制御信号を生成する位相制御信号生成部と、この位相制御信号に基づいて、該シフトレジスタの各段毎に遅延量が順次異なっている複数の出力遅延信号から選択するセレクタ部とを有する。
さらに、好ましくは、本発明のフィルタ装置における通信速度検出部は、前記通信速度としてビットレートFbpsを検出し、前記クロック生成部は、2FHz以上のサンプリングクロック(NHz) を生成する。
さらに、好ましくは、本発明のフィルタ装置における通信用信号の通信速度に応じて前記サンプリングクロックと前記サンプリングフィルタ回路を一組選択する。
さらに、好ましくは、本発明のフィルタ装置におけるサンプリング部は、前記複数のサンプリングフィルタ回路に対して、仕様が要求するフィルタリング特性を維持し、前記クロック生成部は、前記サンプリングクロックに対して選択可能な周波数のうち下限値を選択する。
さらに、好ましくは、本発明のフィルタ装置におけるサンプリング部は、前記複数のサンプリングフィルタ回路に対して、仕様が要求するフィルタリング特性を維持し、前記クロック生成部は、除去可能なスパイクノイズ幅を最大にするように、前記サンプリングクロックに対して選択可能な周波数のうち下限値を選択する。
さらに、好ましくは、本発明のフィルタ装置におけるサンプリング部は、前記周波数特性として、異なるカットオフ周波数fcを持つ複数のサンプリングフィルタ回路と、該複数のサンプリングフィルタ回路に対してそれぞれ、データ通信が正常に行われているかどうかを判定するデータ通信判定部と、該データ通信が正常に行われているサンプリングフィルタ回路の中から、所定のサンプリングフィルタ回路を選択するサンプリングフィルタ回路選択部とを有する。
さらに、好ましくは、本発明のフィルタ装置におけるデータ通信判定部は、前記通信用信号に含まれるデータ通信先のデバイスIDと、記憶部内のデバイスIDとが一致した場合にのみデータ通信が正常であると判定する。
さらに、好ましくは、本発明のフィルタ装置におけるサンプリングフィルタ回路選択部は、仕様が要求するフィルタリング特性を維持し、かつトグル率の最も低いサンプリングフィルタ回路を選択する。
さらに、好ましくは、本発明のフィルタ装置におけるサンプリングフィルタ回路選択部は、仕様が要求するフィルタリング特性を維持し、かつ前記サンプリングクロックが供給されるサンプリングフィルタ回路の回路面積が最も小さい回路を選択する。
さらに、好ましくは、本発明のフィルタ装置におけるサンプリングフィルタ回路選択部は、仕様が要求するフィルタリング特性を維持し、かつ前記サンプリングクロックが供給されるサンプリングフィルタ回路の論理素子数が最も少ないサンプリングフィルタ回路を選択する。
さらに、好ましくは、本発明のフィルタ装置における通信速度検出部は、前記通信用信号の通信開始から数ビットのみを用いて前記通信速度検出する。
さらに、好ましくは、本発明のフィルタ装置における通信速度検出部は、前記送信先デバイスへの通信を示す通信用信号の一部のみを用いて前記通信速度を検出する。
さらに、好ましくは、本発明のフィルタ装置における通信速度検出部は、通信速度検出精度を高めるべく、本デバイスへの通信に以前に使用した前記通信速度を記憶し、記憶した通信速度から通信速度検出を行う。
さらに、好ましくは、本発明のフィルタ装置における入力系列信号を一定期間、前記複数のサンプリングフィルタ回路でフィルタリングし、正常にフィルタリングできたサンプリングフィルタ回路の中から、以後使用するサンプリングフィルタ回路を選択する。
さらに、好ましくは、本発明のフィルタ装置における入力系列信号を一定期間、前記複数のサンプリングフィルタ回路でフィルタリングし、前記データ通信判定部のデータ通信判定により正常にフィルタリングできたサンプリングフィルタ回路の中から、前記サンプリングフィルタ回路選択部は、以前に使用して記憶されているサンプリングフィルタ回路を選択する。
さらに、好ましくは、本発明のフィルタ装置における入力系列信号を一定期間、前記複数のサンプリングフィルタ回路でフィルタリングし、前記データ通信判定部のデータ通信判定により正常にフィルタリングできたサンプリングフィルタ回路の中から、前記サンプリングフィルタ回路選択部は、以後使用するサンプリングフィルタ回路を選択する。
さらに、好ましくは、本発明のフィルタ装置における通信用信号は、入力クロック信号と入力データ信号の両入力信号である。
本発明の通信処理装置は、本発明の上記フィルタ装置と、該フィルタ装置でフィルタリングされた出力信号を受信する通信コアとを有するものであり、そのことにより上記目的が達成される。
本発明の通信処理システムは、本発明の上記通信処理装置と、該通信処理装置に通信用信号を送信する送信元デバイスとを通信網に有し、該送信元デバイスは、該通信用信号を所定の通信速度で送信し、この送信が該通信処理装置のフィルタ装置側で転送失敗したとき、該通信処理装置からの転送失敗情報を受けて、該通信用信号と同じ通信用信号を前回の通信速度より低い通信速度で該通信処理装置に送信するように制御が為されるものであり、そのことにより上記目的が達成される。
本発明の通信処理システムは、通信用信号のノイズ除去用のフィルタ装置および、該フィルタ装置でフィルタリングされた出力信号を受信する通信コアを有する通信処理装置と、該通信処理装置に該通信用信号を送信する送信元デバイスとを通信網に有し、該送信元デバイスは、該通信用信号を所定の通信速度で送信し、この送信が該通信処理装置のフィルタ装置側で転送失敗したとき、該通信処理装置からの転送失敗情報を受けて、該通信用信号と同じ通信用信号を前回の通信速度より低い通信速度で該通信処理装置に送信するように制御が為されるものであり、そのことにより上記目的が達成される。
本発明のフィルタリング方法は、入力される通信用信号の通信速度に応じて、サンプリングパルスの周波数と、該サンプリングパルスによって駆動するサンプリングフィルタ回路の周波数特性とを自動設定するものであり、そのことにより上記目的が達成される。
また、好ましくは、本発明のフィルタリング方法において、記通信用信号は、入力クロック信号と入力データ信号の両入力信号である。
さらに、好ましくは、本発明のフィルタリング方法において、前記サンプリングクロックに対して選択可能な周波数のうち下限値を選択する。
さらに、好ましくは、本発明のフィルタリング方法において、前記サンプリングフィルタ回路に対して選択設定可能な周波数特性のうち周波数特性の最も低いサンプリングフィルタ回路を選択する。
上記構成により、以下、本発明の作用を説明する。
本発明においては、通信用信号の通信速度を検出し、この検出した通信速度に応じたサンプリングクロックを生成し、通信用信号をこのサンプリングクロックでサンプリングする、周波数特性の異なる複数のサンプリングフィルタ回路から、検出した通信速度に応じて適したサンプリングフィルタ回路を選する。
これによって、基本設定以外のフィルタ特性の調整、およびデバイス外部でのRC調整(抵抗値Rと容量値Cによるカットオフ周波数の調整)を不要とすることが可能となる。また、使用するサンプリングクロックの周波数を必要最低限に、入力通信用信号の周波数に応じて下げることができるので、低消費電力化を図ることが可能となる。さらに、ビットレートとノイズ耐性を比例させることができるので、ノイズ耐性を向上させることが可能となる。
以上により、本発明によれば、入力される通信用信号の通信速度に応じて、サンプリングパルスの周波数と、サンプリングパルスによって駆動するサンプリングフィルタ回路の周波数特性とを自動設定するため、入力信号の通信速度に応じた最適な周波数でサンプリングを行って最適にフィルタリングすることができる。また、使用するサンプリングクロックの周波数を必要以上に高くせず、必要最低限に下げることができるため、低消費電力化を図ることができる。
以下に、本発明のフィルタ装置および、これを用いてノイズ除去してデータ通信を行う通信処理装置の実施形態1〜6をディジタルノイズフィルタ回路を用いた通信処理LSIに適用した場合について図面を参照しながら説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明のディジタルノイズフィルタ回路を用いた通信処理装置の実施形態1における要部構成例を示すブロック図である。
図1において、ディジタルノイズフィルタ装置1は、ホストデバイスから通信用信号として例えばクロック信号およびデータ信号が入力され、これらから各通信速度(データ信号のビットレート(周波数)およびクロック信号の周波数)を検出する通信速度検出部としての周波数検出部2と、検出した通信速度に応じた最適周波数のサンプリングクロックを生成するクロック生成部3と、入力されたクロック信号を最適サンプリングクロックに基づいてフィルタリングする複数のサンプリングフィルタ回路から、周波数検出部2で検出した通信速度(ビットレート)に応じて最適サンプリングフィルタ回路を選択して信号出力するサンプリング部3と、入力されたデータ信号を最適サンプリングクロックに基づいてフィルタリングする複数のサンプリングフィルタ回路から、周波数検出部2で検出した通信速度に応じて最適サンプリングフィルタ回路を選択して信号出力するサンプリング部4とを有している。このフィルタ装置1および、フィルタリング後のノイズが除去された各信号を基に通信データをデコードする通信コア6によりスレーブデバイス側の通信処理LSI10が構成されている。
周波数検知部2は、図2に示すように、入力クロック信号をその周波数(通信速度)に応じてクロック信号側最適サンプリングフィルタ回路選択用の選択信号に変換すると共に、入力データ信号をビットレート(通信速度)に応じてデータ信号側最適サンプリングフィルタ回路選択用の選択信号に変換するデコーダ部としてのデコーダ21と、このデコーダ21によるデコードが完了した時点(フラグ信号出力)で、所定時間内の入力クロック信号の周波数をカウントしたカウント結果を出力するカウンタ部22と、デコーダ21によるデコードが完了した時点(フラグ信号出力)で、所定時間内の入力データ信号の周波数をカウントしたカウント結果を出力するカウンタ部23とを有し、入力クロック信号の周波数および入力データ信号のビットレートを検知している。
なお、入力クロック信号の周波数と入力データ信号のビットレート(周波数)とが同じ通信速度の場合にはいずれを周波数検知部2が検知してもよいが、ここでは(図1〜図3)、周波数検知部2が両方の入力信号の通信速度を検知しており、両方の入力信号の通信速度が互いに異なる場合にも対応できる。また、入力信号系列がこのデバイス宛の系列である時にだけ、この周波数検知部2による周波数検知処理を行うようにしてもよい。
クロック生成部3は、図2に示すように、カウンタ部22,23からの各カウント結果に応じて分周係数信号をそれぞれ出力すると共に、所定周波数のクロック信号を出力する分周制御回路31と、分周制御回路31からの分周係数値に基づいてその所定周波数のクロック信号を分周して入力クロック信号用のサンプリングクロックを出力する分周回路32と、分周制御回路31からの分周係数値に基づいてその所定周波数のクロック信号を分周して入力データ信号用のサンプリングクロックを出力する分周回路33とを有している。なお、クロック生成部3は、デコーダ21によるデコード完了(フラグ信号出力までのカウント結果未出力時)までは、分周制御回路31が所定周波数のクロック信号と所定の分周係数値(例えば「0」)を各分周回路32,33にそれぞれ出力している。即ち、分周制御回路31は、周波数検出部2からの検出通信速度(周波数またはビットレート)に応じて分周係数値を決定するまでの期間にも、所定周波数のクロック信号を出力する。この場合は分周係数値は「0」である。
サンプリング部4は、複数の異なるカットオフ周波数fcを持ち、図3に示すように周波数特性の異なる複数のサンプリングフィルタ回路40〜40+N(Nは自然数)と、前述したクロック側最適サンプリングフィルタ回路選択用の選択信号(ビット信号)によりこれらからの各出力信号のうちのいずれかを選択制御するセレクタ部40Aとを有している。
これらのサンプリングフィルタ回路40〜40+Nはそれぞれ、図4に示すように、α段のシフトレジスタ31と、このシフトレジスタ41の各フリップフロップ段の出力端がそれぞれ接続される乗算係数K0〜Kαの各乗算回路42と、これらの各乗算回路42からの乗算出力端がそれぞれ接続され、各乗算回路42からの乗算出力結果をそれぞれ加算する加算回路43と、この加算回路43からの加算結果が入力されて一旦記憶された後に出力信号として出力するバッファ回路44とを有している。
サンプリング部5は、複数の異なるカットオフ周波数fcを持ち、図3に示すように周波数特性の異なる複数のサンプリングフィルタ回路50〜50+N(Nは自然数)と、前述したデータ側最適サンプリングフィルタ回路選択用の選択信号(ビット信号)によりこれらからの各出力信号のうちのいずれかを選択制御するセレクタ部50Aとを有している。これらのサンプリングフィルタ回路50〜50+Nもそれぞれ、前述した図4の回路構成例と同様の回路構成をしている。
なお、ここでは、複数のサンプリングフィルタ回路40〜40+N,50〜50+Nはそれぞれ、前述した特許文献5のように、両入力信号が所定時間持続するかどうか判断することによりノイズ除去を行っている。また、このディジタルノイズフィルタ装置1は、他のディジタルサンプリングフィルタ回路で構成してもよい。さらに、クロック側最適サンプリングフィルタ回路選択およびデータ側最適サンプリングフィルタ回路選択制御には、ヒステリシスを持たせており、入力データ信号のビットレートおよび/または入力クロック信号の周波数の選択境界値で切り替わるが、一端切り替わると、その選択境界値から所定範囲(幅)だけ低下または上昇して始めて切り替わるように、例えば周波数検知部2で選択信号が出力されるように設定されている。
上記構成により、フィルタ装置1はホストデバイスからの通信信号としての入力クロック信号と入力データ信号を受信する。即ち、周波数検知部2は、通信開始信号が入力されると、通信速度として、入力クロック信号の場合はその周波数を検知すると共に、入力データ信号の場合はビットレートを検知し(通信速度が同じ場合にはその周波数およびそのビットレートのいずれかでよい)、周波数検知部2およびクロック生成部3を用いて、使用する周波数やビットレートに適したサンプリング部4,5の各サンプリングフィルタ回路とそれに用いるサンプリングクロックとの組合わせを決定する。クロック生成部3では、検出した例えばビットレートや周波数を受けてサンプリングクロックの周波数を調整する。
次に、サンプリング部4では、周波数検知部2の入力クロック信号側の選択信号により、周波数特性の異なる複数のサンプリングフィルタ回路40〜40+Nから、クロック生成部3で検出した入力クロック信号の周波数に応じた最適な一つのサンプリングフィルタ回路が選択される。また、サンプリング部5では、周波数検知部2の入力データ信号側の選択信号により、周波数特性の異なる複数のサンプリングフィルタ回路50〜50+Nから、クロック生成部3で検出した入力データ信号のビットレートに応じた最適な一つのサンプリングフィルタ回路が選択される。
さらに、通信信号である入力クロック信号および入力データ信号は、選択されたサンプリング部4,5の各サンプリングフィルタ回路によってフィルタリングされてノイズをそれぞれ除去された後に、後段の通信処理部である通信コア6に送られて受信される。
以上により、本実施形態1によれば、従来技術と比べて、その周波数やビットレートなどの通信速度に応じた最適なフィルタ特性を与えること(最適周波数特性のサンプリングフィルタ回路を選択すること)ができるため、ホストデバイス毎にビットレートや周波数などの通信速度が異なる場合であっても、それに応じた適切なフィルタ特性で自動的に受信可能である。また、低ビットレートや周波数の通信速度でデータが送られた場合に、自動的にサンプリングクロックの周波数をそれに合わせて落すことができるため、低消費電力化に効果がある。これは携帯電話装置など電池で駆動する電子情報機器の場合に、電池寿命の観点から特に有効である。また、本実施形態1では、フィルタ装置1の内部に、周波数特性の異なる複数のサンプリングフィルタ回路からそのときの入力データの通信速度に最適なサンプリングフィルタ回路を選択するようにしているため、入力データの通信速度に最適なフィルタ特性をユーザが別途設定することが不要なため、ユーザの利便性が大幅に増し、かつより正確な誤動作のない通信を行えるなどの効果がある。
なお、本実施形態1では、前述したように、最適なフィルタリングを行うために入力クロック信号の周波数や入力データ信号のビットレートの通信速度を変化させることなく、内部回路構成をその入力通信速度に応じて変化させるように構成したが、即ち、異なるカットオフ周波数fc(フィルタ特性)の実現方法として、例えば入力クロック周波数が同じで内部回路構成が異なる回路の事例について説明したが、これに限らず、例えば内部回路構成は同じで入力クロック周波数が異ならせる回路で本発明を構成してもよく、例えば入力クロック周波数も内部構成回路も異なる回路で本発明を構成してもよい。
この内部回路構成は同じで入力クロック周波数が異ならせる回路で本発明を構成する場合、図3を用いて説明すると、通信用信号のノイズ除去用のフィルタ装置および、このフィルタ装置でフィルタリングされた出力信号を受信する通信コアを有する通信処理装置としてのスレーブデバイスと、このスレーブデバイスに通信用信号を送信する送信元デバイスとしてのホストデバイスとが通信網に接続して設けられた通信処理システムにおいて、ホストデバイスは、通信用信号を所定の通信速度で送信し、この通信用信号がスレーブデバイスのフィルタ装置側で転送失敗したとき、スレーブデバイスからの転送失敗情報をホストデバイスが受けて、その通信用信号と同じ通信用信号を前回の通信速度より低い通信速度でホストデバイスがスレーブデバイスに送信するように制御が為される。
前述したように、入力クロック周波数も内部構成回路も異なる回路で本発明を構成する場合とは、上記ホストデバイスに加えて、本実施形態1のフィルタ装置をスレーブデバイスとして設けて通信処理システムとする場合である。
また、本実施形態1では、前述したように、周波数検出部2は、入力クロック信号の周波数および入力データ信号のビットレートを検知するように構成したが、これに限らず、サンプリング部4,5からの出力クロック信号および出力データ信号の一方または両方を周波数検出部2に入力し、これらの両出力信号からその周波数やビットレートを検出するようにしてもよい。これを実施形態2に示している。
さらに、本実施形態1では、前述したように、周波数検出部2は、図1〜3において入力クロック信号の周波数および入力データ信号のビットレートの各通信速度を共に検知するように構成したが、これに限らず、周波数検出部2に代えて、入力クロック信号の周波数と入力データ信号のビットレートとが同じ通信速度の場合など、いずれか一方、例えば入力クロック信号だけからその周波数を検知するようにしてもよい。これを実施形態3に示している。
(実施形態2)
図5は、本発明のディジタルノイズフィルタ回路を用いた通信処理装置の実施形態2における要部構成例を示すブロック図である。なお、図1の上記実施形態1における各構成部材と同様の作用効果を奏する部材には同一の符号を付してその説明を省略する。
図5において、クロック信号が入力されるサンプリング部4Aには、前回選択されてたサンプリングフィルタ回路の選択識別符号を記憶する記憶部が設けられ、この記憶部内のサンプリングフィルタ回路の選択識別符号(実施形態1における選択信号のビット列)に基づいて、起動時に、周波数特性の異なる複数のサンプリングフィルタ回路40〜40+Nから一つのサンプリングフィルタ回路がセレクタ部40Aによって選択されるようになっている。また、データ信号が入力されるサンプリング部5Aには、前回選択されてたサンプリングフィルタ回路の選択識別符号を記憶する記憶部が設けられ、この記憶部内のサンプリングフィルタ回路の選択識別符号(実施形態1における選択信号のビット列)に基づいて、起動時に、周波数特性の異なる複数のサンプリングフィルタ回路50〜50+Nから一つのサンプリングフィルタ回路がセレクタ部50Aによって選択されるようになっている。
また、サンプリング部4Aにはクロック信号が入力され、このクロック信号がフィルタリングされてクロック信号出力とされるが、このクロック信号出力の周波数に応じてサンプリングフィルタ回路選択用の選択信号(ビット列)に変換するデコード部(図示せず)が設けられている。このデコード部からの選択信号により、周波数特性の異なる複数のサンプリングフィルタ回路40〜40+Nから、クロック信号出力の周波数に応じた最適な一つのサンプリングフィルタ回路がセレクタ部40Aによって選択されるようになっている。また、サンプリング部5Aにはデータ信号が入力され、このデータ信号がフィルタリングされてデータ信号出力されるが、このデータ信号出力のビットレートに応じてサンプリングフィルタ回路選択用の選択信号(ビット列)に変換するデコード部(図示せず)が設けられている。このデコード部からの選択信号により、周波数特性の異なる複数のサンプリングフィルタ回路50〜50+Nから、クロック信号出力の周波数に応じた最適な一つのサンプリングフィルタ回路がセレクタ部50Aによって選択されるようになっている。
周波数検知部2Aは、図6に示すように、所定時間内の入力クロック信号の周波数をカウントしたカウント結果を出力するカウンタ部22Aと、所定時間内の入力データ信号の周波数をカウントしたカウント結果を出力するカウンタ部23Aとを有し、入力クロック信号の周波数および入力データ信号のビットレートを検知している。
なお、入力クロック信号の周波数と入力データ信号のビットレートとが同じ通信速度の場合にはいずれを周波数検知部2Aが検知してもよいが、ここでは(図1〜図3)、周波数検知部2Aが両方の入力信号の通信速度を検知しており、両方の入力信号の通信速度が互いに異なる場合にも対応できる。また、入力信号系列がこのデバイス宛の系列である時にだけ、この周波数検知部2による周波数検知処理を行うようにしてもよい。
クロック生成部3Aは、図6に示すように、カウンタ部22A,23Aからの各カウント結果に応じて分周係数信号をそれぞれ出力する分周制御回路31Aを有し、この分周制御回路31Aからの分周係数値に応じて、分周回路32,33が入力信号または内部信号を分周して各サンプリングクロックとしてそれぞれ出力する。
以上により、フィルタ装置1Aが構成され、このフィルタ装置1Aと通信コア6により通信処理LSI10Aが構成されている。
上記構成により、サンプリング部4A.5Aへの信号入力時には、サンプリング部4A.5Aの各記憶部内のサンプリングフィルタ回路の選択識別符号(前回の周波数またはビットレートに対応する選択信号のビット列)に基づいて、周波数特性の異なる複数のサンプリングフィルタ回路40〜40+N,50〜50+Nから各一つのサンプリングフィルタ回路がセレクタ部40A,50Aによってそれぞれ選択される。
次に、入力クロック信号がフィルタリングされた出力クロック信号の周波数に応じて、デコード部(図示せず)がサンプリングフィルタ回路選択用の選択信号(ビット列)に変換し、この変換された選択信号により、周波数特性の異なる複数のサンプリングフィルタ回路40〜40+Nから、出力クロック信号の周波数に応じた最適な一つのサンプリングフィルタ回路がセレクタ部40Aによって選択される。また、入力データ信号がフィルタリングされた出力データ信号のビットレートに応じて、デコード部(図示せず)がサンプリングフィルタ回路選択用の選択信号(ビット列)に変換し、この変換された選択信号により、周波数特性の異なる複数のサンプリングフィルタ回路50〜50+Nから、出力クロック信号の周波数に応じた最適な一つのサンプリングフィルタ回路がセレクタ部50Aによって選択される。
一方、クロック生成部3からのサンプリングクロックについては、上記実施形態1と同様に、サンプリング部4A.5Aへの信号入力時に、これを検出してクロック生成部3Aが起動し、分周制御回路31が所定周波数のクロックと所定の分周係数値(例えば「0」)を各分周回路32,33にそれぞれ出力することにより、各分周回路32,33からそれぞれ各サンプリング部4A,5Aにサンプリングクロックをそれぞれ出力する。
次に、入力クロック信号がフィルタリングされた出力クロック信号が周波数検出部2Aに入力され、また、入力データ信号がフィルタリングされた出力データ信号が周波数検出部2Aに入力される。この周波数検知部2Aでは、通信速度として、入力クロック信号の場合はその周波数を検知すると共に、入力データ信号の場合はビットレートを検知(通信速度が同じ場合にはその周波数およびそのビットレートのいずれかでもよい)する。さらに、クロック生成部3Aでは、検出した例えばビットレートや周波数を受けてサンプリングクロックの周波数を調整する。
(実施形態3)
図7は、本発明のディジタルノイズフィルタ回路を用いた通信処理装置の実施形態3における要部構成例を示すブロック図である。なお、図7では、図1の上記実施形態1における各構成部材と同様の作用効果を奏する部材には同一の符号を付してその説明を省略する。
図7において、周波数検出部2Bは入力クロック信号だけからその周波数を検知する。クロック生成部3Bは、カウンタ部22Aからのカウント結果に応じて分周係数信号をそれぞれ出力する分周制御回路31Bを有し、この分周制御回路31Bからの分周係数値に応じて、分周回路32が所定の入力信号または内部信号を分周してサンプリングクロックとしてサンプリング部4,5にそれぞれ出力する。
以上により、フィルタ装置1Bが構成され、このフィルタ装置1Bと通信コア6により通信処理LSI10Bが構成されている。
図8は、本発明のディジタルノイズフィルタ回路を用いた通信処理装置の実施形態3における他の要部構成例を示すブロック図である。なお、図8では、図5の上記実施形態2における各構成部材と同様の作用効果を奏する部材には同一の符号を付してその説明を省略する。
図8において、周波数検出部2Cは出力クロック信号だけからその周波数を検知する。クロック生成部3Cは、カウンタ部22Aからのカウント結果に応じて分周係数信号をそれぞれ出力する分周制御回路31Cを有し、この分周制御回路31Cからの分周係数値に応じて、分周回路32が所定の入力信号または内部信号を分周してサンプリングクロックとしてサンプリング部4A,5Aにそれぞれ出力する。
以上により、フィルタ装置1Cが構成され、このフィルタ装置1Cと通信コア6により通信処理LSI10Cが構成されている。
(実施形態4)
本実施形態4では、入力クロック信号と入力データ信号の両入力信号間に位相関係が規定されている場合について説明する。
図9は、本発明のディジタルノイズフィルタ回路を用いた通信処理装置の実施形態4における要部構成例を示すブロック図である。なお、図9では、図1の上記実施形態1における各構成部材と同様の作用効果を奏する部材には同一の符号を付してその説明を省略する。
図9において、フィルタ前後の位相関係を保証するための位相制御部7がサンプリング部4と通信コア6間に設けられている。また、これと同じ位相制御部7がサンプリング部5と通信コア6間にも設けられている。
この位相制御部7は、図10に示すように、サンプリング部4または5からの出力信号がデータ入力端子に入力され、サンプリングクロックがクロック入力端子に入力される所定段数のシフトレジスタ71と、クロック信号とデータ信号に対する各サンプリングクロックから、クロック信号の周期T1とデータ信号の周期T2の差をβ倍(βは自然数)したデータに対応する位相制御信号を生成する位相制御信号生成部72と、この位相制御信号に基づいて、このシフトレジスタ71の各段毎に遅延量が順次異なっている複数の出力遅延信号から最適な一つを選択することにより、サンプリング部4からの出力クロック信号とサンプリング部5からの出力データ信号との位相差が「1」になるように遅延量を選択設定するセレクタ部73とを有している。
上記構成により、位相制御部7で検知された出力クロック信号と出力データ信号の各サンプリングクロックの周期差データ(位相制御信号)に基づいて、出力クロック信号と出力データ信号に、両信号の位相が揃うように出力クロック信号と出力データ信号に所定の遅延量を与えている。
以上により、本実施形態4によれば、従来技術と比べて、両出力信号間の位相を保持したままビットレートに応じたフィルタ特性を与えることができるため、ホストデバイス毎にビットレートの異なる場合でも自動的に適切なフィルタ特性で受信可能である。また、低ビットレートでデータが送られた場合、自動的にサンプリングクロックを低下させることができるため、低消費電力化に効果がある。また、フィルタ特性の設定が不要なため、ユーザの利便性が増す効果がある。
なお、本実施形態4では、上記実施形態1の場合と同様に、最適なフィルタリングを行うために入力クロック信号の周波数や入力データ信号のビットレートの通信速度を変化させることなく、内部回路構成をその入力通信速度に応じて変化させるように構成したが、即ち、異なるカットオフ周波数fc(フィルタ特性)の実現方法として、例えば入力クロック周波数が同じで内部回路構成が異なる回路の事例について説明したが、これに限らず、内部回路構成は同じで入力クロック周波数を異ならせる回路で本発明を構成してもよく、例えば入力クロック周波数も内部構成回路も異なる回路で本発明を構成するようにしてもよい。
また、本実施形態4では、前述したように、周波数検出部2は、入力クロック信号の周波数および入力データ信号のビットレートを検知するように構成したが、これに限らず、サンプリング部4,5からの出力クロック信号および出力データ信号の一方または両方を周波数検出部2に入力し、これらの両出力信号からその周波数やビットレートを検出するようにしてもよい。これを図11に示している。
さらに、本実施形態4では、前述したように、周波数検出部2は、図9において入力クロック信号の周波数および入力データ信号のビットレートの各通信速度を共に検知するように構成したが、これに限らず、周波数検出部2に代えて、入力クロック信号の周波数と入力データ信号のビットレートとが同じ通信速度の場合など、いずれか一方、例えば入力クロック信号だけからその周波数を検知するようにしてもよい。これを図12に示している。
さらに、本実施形態4では、前述したように、通信用信号の一方入力信号として例えばクロック信号をサンプリングクロックでサンプリングする、周波数特性の異なる複数のサンプリングフィルタ回路から、検出した通信速度(クロック周波数)に応じて最適なサンプリングフィルタ回路を選択して信号出力する第1のサンプリング部4と、通信用信号の他方入力信号として例えばデータ信号をサンプリングクロックでサンプリングする、周波数特性の異なる複数のサンプリングフィルタ回路から、検出した通信速度(ビットレート)に応じて最適なサンプリングフィルタ回路を選択して信号出力する第2のサンプリング部5とを有している。この場合に、各位相制御部7は、第1のサンプリング部4からの一方出力信号であるクロック信号と、第2のサンプリング部5からの他方出力信号であるデータ信号との位相差が「0」になるように両出力信号の遅延量を設定している。
本発明はこれに限らず、各位相制御部7は、第1のサンプリング部4からのクロック信号と、第2のサンプリング部5からのデータ信号との位相差が、そのクロック信号とデータ信号間の位相差と等しくなるように両出力信号の遅延量を設定するようにしていもよい。即ち、「位相差が0になる」場合に限らず、「一方入力信号(例えばクロック信号)と他方入力信号(例えばデータ信号)間の位相差が互いに等し」ければよく、タイミングが同じであればよい。
さらに、本発明はこれらに限らず、各位相制御部7は、第1のサンプリング部4からの一方出力信号であるクロック信号の立ち上がりまたは立下りエッジと、第2のサンプリング部5からの他方出力信号であるデータ信号の立ち上がりまたは立下りエッジの生成順序が一方入力信号のエッジと他方入力信号のエッジの入力順序と等しくなるように両出力信号の遅延量を設定するようにしてもよい。即ち、出力クロック信号のエッジと、出力データ信号のエッジの生成順序が、入力クロック信号のエッジと入力データ信号のエッジの入力順序と等しくするようにしてもよい。
(実施形態5)
本実施形態5では、入力系列信号を一定期間、複数のサンプリングフィルタ回路でフィルタリングし、正常にフィルタリングできたサンプリングフィルタ回路の中から以後使用する回路を選択する場合について説明する。
図3の各構成部材番号を仮に用いて説明すると、サンプリング部4,5中にそれぞれ、複数のサンプリングフィルタ回路(40,…40+K, 40+(K+1),…、50, …,50+K,50+(K+1),…)のうち、どのサンプリングフィルタ回路のデータ通信が正常に行われているかどうかを判定するデータ通信判定部と、データ通信が正常に行われていたサンプリングフィルタ回路の中で周波数特性の最も低いサンプリングフィルタ回路を選択する選択信号を出力する選択信号出力部と、この選択信号によって複数のサンプリングフィルタ回路の出力信号から一つの出力信号を選択するセレクタ部とが設けられている。
この場合のデータ通信判定部が行うデータ通信が正常か否かの判定は、通信信号のヘッダ部に情報として設けられたデータ送信先のデバイスIDと、データ送信先の記憶部内のデバイスIDとが受信時に一致する場合のみ、データ通信が正常であると判定する。データ送信元のホストデバイスとデータ送信先のデータ処理LSIとはハンドシェイクでデータのやり取りを行う。
上記構成により、以下、その動作を図13を用いて説明する。
図13は、本発明のフィルタ回路を用いたデータ通信装置の具体的動作例を示すデータフロー図である。
図13に示すように、まず、ホストデバイスから通信データが送られ、例えばフィルタ回路は通信開始時刻Taよりフィルタ処理を開始する。通信開始時刻Taから判定時刻Tbまでの期間は、サンプリング部4,5の中から複数のサンプリングフィルタ回路(40,…40+K, 40+(K+1),…、50, …,50+K,50+(K+1),…)が動作する。 このとき、フィルタ回路からの出力は、基本回路である周波数特性の最も高いサンプリングフィルタ回路40からのクロック信号出力をセレクタ部40Aが選択し、基本回路であるサンプリングフィルタ回路50からのデータ信号出力をセレクタ部50Aが選択する。
次に、判定時刻Tbにおいて、データ通信判定部でデータ通信が正常に行われていたと判定された複数のサンプリングフィルタ回路(40,…40+K、50, …,50+K)の中から、選択信号出力部とセレクタ部とにより最もサンプリング周波数の低いサンプリングフィルタ回路(40+K,50+K)を最適サンプリングフィルタ回路として選択する。判定時刻Tb以降で通信終了まで、フィルタ回路からの出力信号は最適サンプリングフィルタ回路(40+K,50+K)からの各出力信号を選択する。
以上により、本実施形態5によれば、従来技術と比べ、判定時刻Tb以降のサンプリング周波数が最適化されるため、低消費電力化に効果がある。また、フィルタ特性の設定は基本回路の一つ分だけでよく最適回路用の調整は不要のため、ユーザの利便性が増す効果がある。
なお、本実施形態5では、前述したように、データ通信が正常に行われているかどうかの判定は、サンプリング部4,5内の全てのサンプリングフィルタ回路を使用して行ったが、これに限らず、サンプリング部4,5内の所定の一部のサンプリングフィルタ回路のみを用いて判定するようにしてもよい。
また、本実施形態5では、サンプリング部4,5を用いたが、これに限らず、サンプリング部4,5のうちサンプリング部4およびサンプリング部5のいずれか一方のみを用いてもよい。
さらに、本実施形態5では、選択基準として、データ通信が正常に行われていると判定された複数のサンプリングフィルタ回路中から最もサンプリング周波数の低いサンプリングフィルタ回路を最適サンプリングフィルタ回路として選択するように構成したが、これに限らず、サンプリング周波数の低い側から所定番目(L番目;Lは自然数)のサンプリングフィルタ回路を特定のサンプリングフィルタ回路として選択するようにしてもよい。
さらに、本実施形態5では、上記実施形態1のように、通信開始時刻Taから判定時刻Tbまでの期間にフィルタ回路からの出力信号が選択されるサンプリングフィルタ回路として、周波数特性が最も高い基本回路を使用したが、これに限らず、上記実施形態2のように、通信開始時刻Taから判定時刻Tbまでの期間にフィルタ回路からの出力信号が選択されるサンプリングフィルタ回路として、以前のデータ通信における最適サンプリングフィルタ回路からの出力信号を使用するようにしてもよい。
(実施形態6)
本実施形態6では、あるビットレートで通信され、この通信が失敗したとき、同じデータを最初より低いビットレートで通信する場合である。即ち、本発明のフィルタ装置をビットレートにより除去されるノイズ幅が最適化される方式で使用する場合である。
本実施形態6のフィルタ回路の動作について説明する。
まず、ホストデバイスはビットレートM1bpsで通信を行う。
次に、本発明のフィルタ装置がビットレートM1bpsを検出し、ノイズ幅T1以下のノイズを除去する。
ノイズ幅Tnのスパイクノイズが発生するとき、Tn<T1の場合はフィルタ装置でノイズが除去され通信が成功する。Tn>T1の場合は通信が失敗する。この場合の通信が失敗したか否かの判定は、通信信号のヘッダ部に情報として設けられたデータ送信先のデバイスIDと、データ送信先の記憶部内のデバイスIDとが受信時に一致する場合のみ、データ通信が正常であると判定する。データ送信元のホストデバイスとデータ送信先のデータ処理LSIとはハンドシェイクでデータのやり取りを行っている。
Tn>T1で通信が失敗した場合、ホストデバイスは使用するビットレートをM2bps(M2<M1)に変更し、再度、本発明のフィルタ装置はビットレートM2bpsを検出するステップから繰り返す。ホストデバイスによるビットレートの更新は通信仕様の許す範囲で通信が成功するまで行われる。
以上により、本実施形態6によれば、従来技術では除去できる最大ノイズ幅がビットレートの上限に依存していたのに対し、ビットレートの下限に依存するため、ノイズ耐性が向上する効果がある。したがって、本実施形態1〜6によれば、入力通信用信号の通信速度に応じた最適な周波数でフィルタリングでき、また、より低いサンプリンング周波数で駆動できるので、低消費電力化を図ることができる。
なお、上記実施形態1〜6の入力クロック信号は、イネーブル信号などの通信制御信号を使用してもよい。
また、上記実施形態1〜6の通信処理LSI(送信先デバイスである通信処理装置)およびホストデバイス(送信側デバイス)が設けられた通信処理システムにおいて、ホストデバイスは、上記実施形態1〜6の通信処理LSIに通信用信号を所定の通信速度で送信したときに、この送信が通信処理装置のフィルタ装置側で転送失敗したとき、通信処理装置からの転送失敗情報を受けて、同じ通信用信号を当初の通信速度より遅い通信速度で通信処理LSIに送信する。
さらに、上記実施形態1〜6では、特に説明しなかったが、通信速度としてビットレートFbpsを検出し、2FHz以上のサンプリングクロック(NHz) を生成するようにしてもよい。
さらに、上記実施形態1〜6では、特に説明しなかったが、複数のサンプリングフィルタ回路に対して、仕様が要求するフィルタリング特性を維持し、かつサンプリングクロックに対して選択可能な周波数のうち下限値を選択する。
さらに、上記実施形態1〜6では、特に説明しなかったが、複数のサンプリングフィルタ回路に対して、仕様が要求するフィルタリング特性を維持し、かつ除去可能なスパイクノイズ幅を最大にするように、サンプリングクロックに対して選択可能な周波数のうち下限値を選択する。
さらに、上記実施形態1〜6では、特に説明しなかったが、サンプリング部は、周波数特性として、異なるカットオフ周波数fcを持つ複数のサンプリングフィルタ回路と、複数のサンプリングフィルタ回路に対してそれぞれ、データ通信が正常に行われているかどうかを判定するデータ通信判定部と、データ通信が正常に行われているサンプリングフィルタ回路の中から、所定のサンプリングフィルタ回路を選択するサンプリングフィルタ回路選択部とを有するように構成してもよい。
この場合に、このサンプリングフィルタ回路選択部は、仕様が要求するフィルタリング特性を維持し、かつトグル率の最も低いサンプリングフィルタ回路を選択するようにしてもよい。また、仕様が要求するフィルタリング特性を維持し、かつサンプリングクロックが供給されるサンプリングフィルタ回路の回路面積が最も小さい回路を選択するようにしてもよい。さらに、仕様が要求するフィルタリング特性を維持し、かつサンプリングクロックが供給されるサンプリングフィルタ回路の論理素子数が最も少ないサンプリングフィルタ回路を選択するようにしてもよい。
さらに、上記実施形態1〜6では、特に説明しなかったが、通信速度検出部は、通信用信号の通信開始から数ビットのみを用いて通信速度検出するようにできる。また、送信先デバイスへの通信を示す通信用信号の一部(ヘッダ部)のみを用いて通信速度を検出するようにすることができる。さらに、通信速度検出精度を高めるべく、本スレーブデバイスへの通信に以前に使用した通信速度を記憶し、記憶した通信速度から通信速度検出を行うようにすることができる。
さらに、上記実施形態1〜6では、特に説明しなかったが、入力系列信号を一定期間、複数のサンプリングフィルタ回路でフィルタリングし、データ通信判定部のデータ通信判定により正常にフィルタリングできたサンプリングフィルタ回路の中から、サンプリングフィルタ回路選択部は、以前に使用して記憶されているサンプリングフィルタ回路を選択するようにすることもできる。また、入力系列信号を一定期間、複数のサンプリングフィルタ回路でフィルタリングし、データ通信判定部のデータ通信判定により正常にフィルタリングできたサンプリングフィルタ回路の中から、サンプリングフィルタ回路選択部は、以後使用するサンプリングフィルタ回路を選択するようにすることもできる。
以上のように、本発明の好ましい実施形態1〜6を用いて本発明を例示してきたが、本発明は、この実施形態1〜6に限定して解釈されるべきものではない。本発明は、特許請求の範囲によってのみその範囲が解釈されるべきであることが理解される。当業者は、本発明の具体的な好ましい実施形態1〜6の記載から、本発明の記載および技術常識に基づいて等価な範囲を実施することができることが理解される。本明細書において引用した特許、特許出願および文献は、その内容自体が具体的に本明細書に記載されているのと同様にその内容が本明細書に対する参考として援用されるべきであることが理解される。
本発明は、例えばデータ通信などにおいて、二線式シリアル転送線路から入力されるクロック信号、データ信号および制御信号などの入力信号のノイズ除去に用いるディジタルノイズフィルタ回路などのフィルタ装置、これを用いてノイズ除去してデータ通信を行う通信処理装置、これを用いた通信処理システムおよびこれらを用いたフィルタリング方法の分野において、入力通信用信号の通信速度に応じた最適な周波数でフィルタリングでき、また、より低いサンプリンング周波数で駆動できるので、低消費電力化を図ることができる。
本発明のディジタルノイズフィルタ回路を用いた通信処理装置の実施形態1における要部構成例を示すブロック図である。 図1の周波数検出部およびクロック生成部の具体的構成例を示すブロック図である。 図1のサンプリング部の具体的構成例を含む通信処理装置およびその周辺部を示すブロック図である。 図3のサンプリングフィルタ回路の具体的構成例を示す回路図である。 本発明のディジタルノイズフィルタ回路を用いた通信処理装置の実施形態2における要部構成例を示すブロック図である。 図5の周波数検出部およびクロック生成部の具体的構成例を示すブロック図である。 図5の通信処理装置の他の要部構成例を示すブロック図である。 本発明のディジタルノイズフィルタ回路を用いた通信処理装置の実施形態3における他の要部構成例を示すブロック図である。 本発明のディジタルノイズフィルタ回路を用いた通信処理装置の実施形態4における要部構成例を示すブロック図である。 図9の位相制御回路の具体的構成例を示す回路図である。 図9通信処理装置の他の要部構成例を示すブロック図である。 図9通信処理装置の更に他の要部構成例を示すブロック図である。 本発明のフィルタ回路を用いたデータ通信装置の具体的動作例を示すデータフロー図である。 従来の一般的なアナログフィルタを通信処理LSIの内部前段に使用した場合の要部構成を示すブロック図である。 従来の一般的なアナログフィルタを通信処理LSIの外部に使用した場合の要部構成を示すブロック図である。 従来の一般的なデジタルフィルタを用いてノイズ除去を行う場合の要部構成を示すブロック図である。
符号の説明
1,1A〜1F フィルタ装置
2,2A〜2C 周波数検出部(通信速度検出部)
21 デコーダ部
22 カウンタ部
3,3A〜3C クロック生成部
31 分周制御回路
32 分周回路
4,4A,5,5A サンプリング部
40〜40+N,50〜50+N サンプリングフィルタ回路
41,51 シフトレジスタ(シフトレジスタ部)
42,52 乗算器
43,53 加算器
40A,50A セレクタ部
6 通信コア
7 位相制御部
71 シフトレジスタ(シフトレジスタ部)
72 位相制御信号生成部
73 セレクタ部
10,10A〜10F 通信処理LSI(通信処理装置)
D0 ホストデバイスからの通信データ系列
D1 ホストデバイスからの通信データ系列
Success 転送成功を示すビット系列
Fail 転送失敗を示すビット系列

Claims (42)

  1. 通信用信号が入力され、該通信用信号の通信速度を検出する通信速度検出部と、
    検出した通信速度に応じたサンプリングクロックを生成するクロック生成部と、
    該通信用信号を該サンプリングクロックでサンプリングする、周波数特性の異なる複数のサンプリングフィルタ回路から、該検出した通信速度に応じて該サンプリングフィルタ回路を選択して信号出力するサンプリング部とを有するフィルタ装置。
  2. 信号の通信速度を検出する通信速度検出部と、
    検出した通信速度に応じたサンプリングクロックを生成するクロック生成部と、
    入力した通信用信号を該サンプリングクロックでサンプリングする、周波数特性の異なる複数のサンプリングフィルタ回路から、該検出した通信速度に応じて該サンプリングフィルタ回路を選択して信号出力するサンプリング部とを有し、
    該通信速度検出部は、該サンプリング部からの出力信号の通信速度を、該通信用信号の通信速度として検出するフィルタ装置。
  3. 前記サンプリング部の後段に、該サンプリング部からの出力信号の位相を調整する位相制御部を更に有する請求項1または2に記載のフィルタ装置。
  4. 前記サンプリング部は、
    前記通信用信号として、周波数特性の異なる複数のサンプリングフィルタ回路から、前記検出した通信速度に応じて該サンプリングフィルタ回路を選択して、一方の入力信号を前記サンプリングクロックでサンプリングするとともに、信号出力する第1サンプリング部と、
    該通信用信号として、周波数特性の異なる複数のサンプリングフィルタ回路から、該検出した通信速度に応じてサンプリングフィルタ回路を選択して、他方の入力信号を該サンプリングクロックでサンプリングするとともに、信号出力する第2サンプリング部とを有する請求項1〜3のいずれかに記載のフィルタ装置。
  5. 前記通信速度検出部は、前記通信用信号として一方の入力信号または他方の入力信号または両方の入力信号が入力されて、該通信用信号の通信速度を検出する請求項1〜4のいずれかに記載のフィルタ装置。
  6. 前記通信速度検出部は、前記通信用信号をその通信速度に応じた、前記サンプリングフィルタ回路選択用の選択信号に変換するデコーダ部を有する請求項1または5に記載のフィルタ装置。
  7. 前記サンプリング部は、前記通信用信号をその通信速度に応じた、前記サンプリングフィルタ回路選択用の選択信号に変換するデコーダ部を有する請求項2または5に記載のフィルタ装置。
  8. 前記通信速度検出部は、所定時間内の前記通信用信号の周波数をカウントするカウンタ部を有する請求項1、2、5および6のいずれかに記載のフィルタ装置。
  9. 前記クロック生成部は、前記通信速度検出部からの検出通信速度に応じた分周係数値を出力すると共に、所定周波数のクロック信号を出力する分周制御回路と、該分周制御回路からの分周係数値に基づいて該所定周波数のクロック信号を分周して前記通信用信号のサンプリングクロックを出力する分周回路とを有する請求項1または2に記載のフィルタ装置。
  10. 前記分周制御回路は、前記通信速度検出部からの検出通信速度に応じて分周係数値を決定するまでの期間にも、前記所定周波数のクロック信号を出力し、前記分周回路は、該所定周波数のクロック信号を前記サンプリングクロックとして出力する請求項9に記載のフィルタ装置。
  11. 前記サンプリング部は、前記周波数特性として、異なるカットオフ周波数fcを持つ複数のサンプリングフィルタ回路と、該複数のサンプリングフィルタ回路から、前記通信用信号の通信速度に応じた所定のサンプリングフィルタ回路を選択するサンプリングフィルタ回路選択部とを有する請求項1、2および4のいずれかに記載のフィルタ装置。
  12. 前記サンプリングフィルタ回路選択部は、前記複数のサンプリングフィルタ回路に対してそれぞれ、データ通信が正常に行われているかどうかを判定するデータ通信判定部と、該データ通信が正常に行われているサンプリングフィルタ回路の中で周波数特性の最も低いサンプリングフィルタ回路を選択する選択信号を出力する選択信号出力部と、該選択信号によって該複数のサンプリングフィルタ回路の各出力信号から一つの出力信号を選択するセレクタ部とを有する請求項11に記載のフィルタ装置。
  13. 前記サンプリング部は、前記周波数特性として、異なるカットオフ周波数fcを持つ複数のサンプリングフィルタ回路と、該複数のサンプリングフィルタ回路から、前記選択信号に基づいて、前記通信用信号の通信速度に応じた最適なサンプリングフィルタ回路を選択するセレクタ部とを有する請求項6または7に記載のフィルタ装置。
  14. 前記セレクタ部は、その選択制御にヒステリシス特性を持たせている請求項13に記載のフィルタ装置。
  15. 前記サンプリングフィルタ回路は、前記通信用信号がデータ入力され、前記サンプリングパルスがクロック入力される複数段のシフトレジスタと、該シフトレジスタの各段の出力端がそれぞれ接続され、各乗算係数がそれぞれ設定された各乗算回路と、該各乗算回路からの乗算出力結果をそれぞれ加算する加算回路とを有する請求項1、2、4および11〜13のいずれかに記載のフィルタ装置。
  16. 前記サンプリング部は、
    前記通信用信号として、一方入力信号を前記サンプリングクロックでサンプリングする、周波数特性の異なる複数のサンプリングフィルタ回路から、前記検出した通信速度に応じて該サンプリングフィルタ回路を選択して信号出力する第1サンプリング部と、
    該通信用信号として、他方入力信号を該サンプリングクロックでサンプリングする、周波数特性の異なる複数のサンプリングフィルタ回路から、該検出した通信速度に応じて該サンプリングフィルタ回路を選択して信号出力する第2サンプリング部とを有し、
    前記位相制御部は、該第1サンプリング部からの一方出力信号と、該第2サンプリング部からの他方出力信号との位相差が「0」になるように両出力信号の遅延量を設定している請求項3に記載のフィルタ装置。
  17. 前記サンプリング部は、
    前記通信用信号として、一方入力信号を前記サンプリングクロックでサンプリングする、周波数特性の異なる複数のサンプリングフィルタ回路から、前記検出した通信速度に応じて該サンプリングフィルタ回路を選択して信号出力する第1サンプリング部と、
    該通信用信号として、他方入力信号を該サンプリングクロックでサンプリングする、周波数特性の異なる複数のサンプリングフィルタ回路から、該検出した通信速度に応じて該サンプリングフィルタ回路を選択して信号出力する第2サンプリング部とを有し、
    前記位相制御部は、該第1サンプリング部からの一方出力信号と、該第2サンプリング部からの他方出力信号との位相差が一方入力信号と他方入力信号間の位相差と等しくなるように両出力信号の遅延量を設定している請求項3に記載のフィルタ装置。
  18. 前記サンプリング部は、
    前記通信用信号として、一方入力信号を前記サンプリングクロックでサンプリングする、周波数特性の異なる複数のサンプリングフィルタ回路から、前記検出した通信速度に応じて該サンプリングフィルタ回路を選択して信号出力する第1サンプリング部と、
    該通信用信号として、他方入力信号を該サンプリングクロックでサンプリングする、周波数特性の異なる複数のサンプリングフィルタ回路から、該検出した通信速度に応じて該サンプリングフィルタ回路を選択して信号出力する第2サンプリング部とを有し、
    前記位相制御部は、該第1サンプリング部からの一方出力信号のエッジと、該第2サンプリング部からの他方出力信号のエッジの生成順序が一方入力信号のエッジと他方入力信号のエッジの入力順序と等しくなるように両出力信号の遅延量を設定している請求項3に記載のフィルタ装置。
  19. 前記位相制御部は、前記サンプリング部からの出力信号がデータ入力され、前記サンプリングクロックがクロック入力される複数段のシフトレジスタと、前記通信用信号の両入力信号に対する各サンプリングクロックから、一方入力信号の周期T1と他方入力信号の周期T2の差を整数倍したデータに対応する位相制御信号を生成する位相制御信号生成部と、この位相制御信号に基づいて、該シフトレジスタの各段毎に遅延量が順次異なっている複数の出力遅延信号から選択するセレクタ部とを有する請求項3および16〜18のいずれかに記載のフィルタ装置。
  20. 前記通信速度検出部は、前記通信速度としてビットレートFbpsを検出し、
    前記クロック生成部は、2FHz以上のサンプリングクロック(NHz) を生成する請求項1または2に記載のフィルタ装置。
  21. 前記通信用信号の通信速度に応じて前記サンプリングクロックと前記サンプリングフィルタ回路を一組選択する請求項1または2に記載のフィルタ装置。
  22. 前記サンプリング部は、
    前記複数のサンプリングフィルタ回路に対して、仕様が要求するフィルタリング特性を維持し、
    前記クロック生成部は、前記サンプリングクロックに対して選択可能な周波数のうち下限値を選択する請求項1、2、4および9のいずれかに記載のフィルタ装置。
  23. 前記サンプリング部は、
    前記複数のサンプリングフィルタ回路に対して、仕様が要求するフィルタリング特性を維持し、
    前記クロック生成部は、除去可能なスパイクノイズ幅を最大にするように、前記サンプリングクロックに対して選択可能な周波数のうち下限値を選択する請求項1、2、4および9のいずれかに記載のフィルタ装置。
  24. 前記サンプリング部は、前記周波数特性として、異なるカットオフ周波数fcを持つ複数のサンプリングフィルタ回路と、該複数のサンプリングフィルタ回路に対してそれぞれ、データ通信が正常に行われているかどうかを判定するデータ通信判定部と、該データ通信が正常に行われているサンプリングフィルタ回路の中から、所定のサンプリングフィルタ回路を選択するサンプリングフィルタ回路選択部とを有する請求項1、2および4のいずれかに記載のフィルタ装置。
  25. 前記データ通信判定部は、前記通信用信号に含まれるデータ通信先のデバイスIDと、記憶部内のデバイスIDとが一致した場合にのみデータ通信が正常であると判定する請求項12または24に記載のフィルタ装置。
  26. 前記サンプリングフィルタ回路選択部は、仕様が要求するフィルタリング特性を維持し、かつトグル率の最も低いサンプリングフィルタ回路を選択する請求項24に記載のフィルタ装置。
  27. 前記サンプリングフィルタ回路選択部は、仕様が要求するフィルタリング特性を維持し、かつ前記サンプリングクロックが供給されるサンプリングフィルタ回路の回路面積が最も小さい回路を選択する請求項24に記載のフィルタ装置。
  28. 前記サンプリングフィルタ回路選択部は、仕様が要求するフィルタリング特性を維持し、かつ前記サンプリングクロックが供給されるサンプリングフィルタ回路の論理素子数が最も少ないサンプリングフィルタ回路を選択する請求項24に記載のフィルタ装置。
  29. 前記通信速度検出部は、前記通信用信号の通信開始から数ビットのみを用いて前記通信速度検出する請求項1または2に記載のフィルタ装置。
  30. 前記通信速度検出部は、前記送信先デバイスへの通信を示す通信用信号の一部のみを用いて前記通信速度を検出する請求項1、2および29のいずれかに記載のフィルタ装置。
  31. 前記通信速度検出部は、通信速度検出精度を高めるべく、本デバイスへの通信に以前に使用した前記通信速度を記憶し、記憶した通信速度から通信速度検出を行う請求項1、2、29および30のいずれかに記載のフィルタ装置。
  32. 入力系列信号を一定期間、前記複数のサンプリングフィルタ回路でフィルタリングし、正常にフィルタリングできたサンプリングフィルタ回路の中から、以後使用するサンプリングフィルタ回路を選択する請求項1または2に記載のフィルタ装置。
  33. 入力系列信号を一定期間、前記複数のサンプリングフィルタ回路でフィルタリングし、前記データ通信判定部のデータ通信判定により正常にフィルタリングできたサンプリングフィルタ回路の中から、前記サンプリングフィルタ回路選択部は、以前に使用して記憶されているサンプリングフィルタ回路を選択する請求項12または24に記載のフィルタ装置。
  34. 入力系列信号を一定期間、前記複数のサンプリングフィルタ回路でフィルタリングし、前記データ通信判定部のデータ通信判定により正常にフィルタリングできたサンプリングフィルタ回路の中から、前記サンプリングフィルタ回路選択部は、以後使用するサンプリングフィルタ回路を選択する請求項12または24に記載のフィルタ装置。
  35. 前記通信用信号は、入力クロック信号と入力データ信号の両入力信号である請求項1、2、4〜9および11〜13のいずれかに記載のフィルタ装置。
  36. 請求項1〜35のいずれかに記載のフィルタ装置と、該フィルタ装置でフィルタリングされた出力信号を受信する通信コアとを有する通信処理装置。
  37. 請求項35に記載の通信処理装置と、該通信処理装置に通信用信号を送信する送信元デバイスとを通信網に有し、該送信元デバイスは、該通信用信号を所定の通信速度で送信し、この送信が該通信処理装置のフィルタ装置側で転送失敗したとき、該通信処理装置からの転送失敗情報を受けて、該通信用信号と同じ通信用信号を前回の通信速度より低い通信速度で該通信処理装置に送信するように制御が為される通信処理システム。
  38. 通信用信号のノイズ除去用のフィルタ装置および、該フィルタ装置でフィルタリングされた出力信号を受信する通信コアを有する通信処理装置と、該通信処理装置に該通信用信号を送信する送信元デバイスとを通信網に有し、該送信元デバイスは、該通信用信号を所定の通信速度で送信し、この送信が該通信処理装置のフィルタ装置側で転送失敗したとき、該通信処理装置からの転送失敗情報を受けて、該通信用信号と同じ通信用信号を前回の通信速度より低い通信速度で該通信処理装置に送信するように制御が為される通信処理システム。
  39. 入力される通信用信号の通信速度に応じて、サンプリングパルスの周波数と、該サンプリングパルスによって駆動するサンプリングフィルタ回路の周波数特性とを自動設定するフィルタリング方法。
  40. 前記通信用信号は、入力クロック信号と入力データ信号の両入力信号である請求項39に記載のフィルタリング方法。
  41. 前記サンプリングクロックに対して選択可能な周波数のうち下限値を選択する請求項39に記載のフィルタリング方法。
  42. 前記サンプリングフィルタ回路に対して選択設定可能な周波数特性のうち周波数特性の最も低いサンプリングフィルタ回路を選択する請求項39に記載のフィルタリング方法。
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