JP2006302407A - メモリ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】抵抗変化型メモリセルを用いたメモリ装置の大容量化を実現する。
【解決手段】メモリ装置は、複数のメモリセルMが2行×n列(nは2以上の整数)の2次元マトリクス状に配置されたメモリセルアレイ1を有する構成を基本とすることにより、従来技術のようにメモリセル毎に選択スイッチトランジスタを設けずに周りのメモリセルの記憶状態に起因する誤読み出しを回避する。更に上記基本メモリセルアレイを1ブロックとし、複数個のブロックを配置することによりメモリ装置の大容量化が図れる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、電気抵抗の変化によって情報を記憶する抵抗変化型のメモリセルを用いたメモリ装置に関するものである。
従来より、電気抵抗の変化によって情報を記憶する抵抗変化型のメモリセルが提案されており、このような抵抗変化型のメモリセルを用いてクロスポイント構造を形成すれば、大容量メモリができると期待されている(例えば、特許文献1〜特許文献4、非特許文献1、非特許文献2参照)。
図12は、抵抗変化型のメモリセルを用いた従来のメモリ装置の基本構成を示す等価回路図である。図12において、Mはマトリックス状に配置された抵抗変化型のメモリセル、W1〜Wmは各行のメモリセルごとに設けられたワード線、B1〜Bnは各列のメモリセルごとに設けられたビット線である。
このメモリ装置においては、ワード線W1〜Wmとビット線B1〜Bnにより所望のメモリセルMを1つ選択すると、このメモリセルMに接続されたビット線に流れる電流値によりメモリセルMの抵抗値を読み出すことができる。各メモリセルMは、低抵抗状態(例えばデータ「1」)又は高抵抗状態(例えばデータ「0」)のいずれかを維持している。選択されたメモリセルMが低抵抗状態の場合にはビット線に大きい電流IHが流れ、メモリセルMが高抵抗状態の場合には小さい電流ILが流れる。こうして、メモリセルMに保持された「1」又は「0」のいずれかの情報を読み出すことができる。
なお、出願人は、本明細書に記載した先行技術文献情報で特定される先行技術文献以外には、本発明に関連する先行技術文献を出願時までに発見するには至らなかった。
特開2003−068983号公報 特開2003−068984号公報 特開2004−087069号公報 特開2004−119958号公報 「21世紀を拓く半導体技術ワークショップ」,新エネルギー・産業技術総合開発機構,平成12年度調査報告書,2000年,NEDO−IT−0001 J.campbell Scott,「Is There an Immortal Memory?」,SCIENCE,2004年,Vol.304,p.62−63
ところで、図12に示したマトリックス構造のメモリ装置の場合、ワード線W1〜Wmとビット線B1〜Bnにより選択セルに読み出し電圧Vを印加して、選択セルを流れる電流を観測する訳であるが、ワード線W1〜Wmとビット線B1〜Bnを介して各メモリセルが相互に接続されているため、選択セルに読み出し電圧Vを印加すると、非選択セルにも多少の電圧が印加されることになる。したがって、選択セルの情報を読み出す際には、選択セルのみならず、非選択セルにも電流が流れるので、選択セルを流れる電流と非選択セルを流れる電流との合成電流で、選択セルの状態を識別しなければならない。非選択セルを流れる電流は、非選択セルの全てが低抵抗状態の場合に最大となり、非選択セルの全てが高抵抗状態の場合に最小となる。
ここで、図13(A)のようにメモリセルを3行×3列のマトリックス状に配置したメモリ装置について読み出し時に観測される電流Iを求める。図13において、Mijはセルの各要素を示す。ここで、ワード線W2に読み出し電圧Vを印加し、ビット線B3を接地電位としたとき、ビット線B3に流れる電流Iを求めてみる。ここではM23が選択セルになり、その他のMijは非選択セルになる。情報読み出し可能条件を明らかにするため、非選択セルが全て同じ抵抗値RAとし、選択セルの抵抗値はRBとする。回路の対称性より選択セル以外のビット線B1とB2間で電位は同じになりVBとする。またワード線W1とW3間の電位も同じになりVWとする。これより、セルM11,M31,M12,M23に流れる電流は(VB−VW)/RAになり、セルM13,M33に流れる電流はVW/RAに、セルM21,M22に流れる電流は(V−VB)/RAとなる。なお、選択セルM23にはV/RBの電流が流れる。ところで、電流の無発散より、ワード線W2に流れ込む電流Iはビット線B3より流出する電流Iに等しくなる。また、セルM21を流れる電流はセルM11に流れる電流とセルM31に流れる電流の和に等しい。また、セルM13を流れる電流はセルM11に流れる電流とセルM12に流れる電流の和に等しい。すなわち、以下の等式が成り立つ。
I=V/RB+2(V−VB)/RA=V/RB+2VW/RA ・・・(1)
(V−VB)/RA=2(VB−VW)/RA ・・・(2)
W/RA=2(VB−VW)/RA ・・・(3)
これらの連立方程式を解くと、それぞれの電位はVW=2V/5,VB=3V5となる。これより、ビット線B3に流れる電流Iは、次式となる。
I=4/5RA+V/RB ・・・(4)
選択セルM23が高抵抗状態(RB=RH)のときの電流ILは、他の非選択セルの抵抗分布に依存して変動するが、次の不等式の範囲にある。
V/RH+4V/5RL>IL>V/RH+4V/5RH ・・・(5)
式(5)において、V/RH+4V/5RLは選択セルM23が高抵抗状態で、非選択セルが低抵抗状態(RA=RL)の場合の電流I、V/RH+4V/5RHは選択セルM23が高抵抗状態で、非選択セルが高抵抗状態(RA=RH)の場合の電流Iである。
一方、選択セルM23が低抵抗状態(RB=RL)のときの電流IHは、次の不等式の範囲にある。
V/RL+4V/5RL>IH>V/RL+4V/5RH ・・・(6)
式(6)において、V/RL+4V/5RLは選択セルM23と非選択セルが共に低抵抗状態の場合の電流I、V/RL+4V/5RHは選択セルM23が低抵抗状態で、非選択セルが高抵抗状態の場合の電流Iである。
読み出しを行う場合には、常にIH>ILが要求されるので、次式が成立する必要がある。
V/RL+4V/5RH>V/RH+4V/5RL ・・・(7)
式(7)はRHRLであれば、常に成立する。したがって、図13(A)のメモリ装置では、選択セルM23の状態を識別できることが分かる。
次に、図13(B)のようにメモリセルを3行×4列のマトリックス状に配置したメモリ装置について読み出し時に観測される電流Iを同様の手法で求める。ワード線W2とビット線B3の交点に位置する選択セルMBを選択するために、ワード線W2に読み出し電圧Vを印加し、ビット線B3を接地電位にしたとき、ビット線B3に流れる電流Iは、次式となる。
I=V/RB+V/RA ・・・(8)
式(5)と同様に選択セルMBが高抵抗状態のときの電流ILを求め、式(6)と同様に選択セルMBが低抵抗状態のときの電流IHを求めると、次式が成立する。
V/RL+V/RH=V/RH+V/RL ・・・(9)
式(9)は電流IHの最高値(選択セルMBと非選択セルMAが共に低抵抗状態の場合の電流値)と電流ILの最低値(選択セルMBと非選択セルMAが共に高抵抗状態の場合の電流値)とが等しくなる場合があることを示している。したがって、図13(B)のメモリ装置では、選択セルMBの状態を誤りなく識別することはできない。以上のように、抵抗変化型のメモリセルを用いた従来のメモリ装置では、情報の読み出し時に誤りが発生する可能性があった。
そこで、特許文献3、特許文献4に開示されたメモリ装置では、メモリセル毎に選択スイッチとなるトランジスタ(MOSFET)を設けた1T1R構造を採用することで、選択セルのみに電流が流れるようにしている。図14は、特許文献3、特許文献4に開示されたメモリ装置の基本構成を示す等価回路図である。図14において、Tはトランジスタである。このように、特許文献3、特許文献4に開示されたメモリ装置では、1T1R構造を採用することで、選択セルの状態識別を可能としている。
しかしながら、特許文献3、特許文献4に開示されたメモリ装置では、メモリセルM毎にトランジスタTを設ける必要があるので、セル面積がトランジスタTの面積で決められるため、メモリの大容量化が難しいという問題点があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、抵抗変化型メモリセルを用いたメモリ装置の大容量化を実現することを目的とする。
本発明は、電気抵抗の変化によって情報を記憶する抵抗変化型のメモリセルを用いたメモリ装置において、複数の前記メモリセルが2行×n列(nは2以上の整数)の2次元マトリックス状に配置されたメモリセルアレイを有するものである。
また、本発明のメモリ装置の1構成例において、n=j×k(j,kのうち一方は1以上の整数、他方は2以上の整数)としたとき、前記メモリセルアレイは、前記メモリセルが2行×j列の2次元マトリックス状に配置されたブロックをk個直列に接続したものである。
また、本発明のメモリ装置の1構成例は、さらに、前記メモリセルアレイの各ブロックに共通に、かつ列毎に設けられたj本のワード線と、前記メモリセルアレイのブロック毎に設けられたk本のビット線と、前記メモリセルアレイの行毎に設けられ、対応する行のメモリセルの一端に共通に接続された2本のプレート電極線と、前記メモリセルアレイの列毎及びブロック毎に設けられ、ゲートが対応する列のワード線に接続され、ドレインが対応するブロックのビット線に接続され、ソースが対応する列及びブロックのメモリセルの他端に接続されたトランジスタとを有するものである。
また、本発明のメモリ装置の1構成例は、さらに、前記メモリセルを流れる電流と前記メモリセルに発生する電圧とを同時に測定し、測定した電圧と電流とを比較することで前記メモリセルに記憶された情報を読み出す読出手段を有するものである。
本発明によれば、抵抗変化型メモリセルを用いたメモリ装置のメモリセルアレイを2行×n列の2次元マトリックス構造とすることにより、チップ面積をメモリセルに効率良く割り当てることができ、メモリを大容量化することができる。
また、n=j×kとし、メモリセルアレイを、メモリセルを2行×j列の2次元マトリックス状に配置したブロックをk個直列に接続した構造とすることにより、メモリセルの選択動作を容易にすることができる。
また、メモリセルを流れる電流とメモリセルに発生する電圧とを同時に測定し、測定した電圧と電流とを比較することでメモリセルに記憶された情報を読み出すことにより、配線抵抗の影響を除去することができ、選択セルの状態を正しく識別することができる。
[第1の実施の形態]
図1は、抵抗変化型メモリセルを用いた2次元マトリックス構造のメモリ装置において読み出しを行う場合の各点における電圧分布を示す図である。図1では、各メモリセルを抵抗素子の形で等価的に表している。まず、図1のようにメモリセルをm行×n列(m,nは2以上の整数)のマトリックス状に配置したメモリ装置において電流分布を求める。図1において、MAは非選択セル、MBは選択セル、IAは非選択セルMAを流れる電流、IBは選択セルMBを流れる電流、W1〜Wmは各行のメモリセルごとに設けられたワード線、B1〜Bnは各列のメモリセルごとに設けられたビット線である。
非選択セルMAに接続された配線が開放状態にある場合、回路の対称性より列間あるいは行間の配線の電位は同じになる。また、電流の無発散によりそれぞれの電位は図1のような値となる。すなわち、ワード線W2とビット線Bn-1の交点に位置する選択セルMBを選択するために、ワード線W2に読み出し電圧Vを印加し、ビット線Bn-1を接地電位にすると、ワード線W1,W3〜Wmの電位は(n−1)V/(m+n−1)となり、ビット線B1〜Bn-2,Bnの電位はnV/(m+n−1)となる。
選択セルMBに接続されたビット線Bn-1より流れ出る電流Iは、ビット線Bn-1に接続された各セルより流れ込む電流の和である。このセルを流れる電流はワード線の電位をセルの抵抗で割ることで求められる。非選択セルは全て同じ抵抗をもつ場合を考えているので、非選択セルの寄与分は各セルの電流(n−1)V/(m+n−1)RAにセルの数(m−1)を掛けたもの、すなわち(m−1)(n−1)V/(m+n−1)RAになる。まとめると次式となる。
I=V/RB+(m−1)(n−1)V/(m+n−1)RA ・・・(10)
選択セルMBが低抵抗の状態の場合にビット線Bn-1より流れ出る電流IHが最小値をもつのは非選択セルMAが高抵抗状態の場合である。すなわち次式が成立する。
H>V/RL+(m−1)(n−1)V/(m+n−1)RH ・・・(11)
一方、選択セルMBが高抵抗の状態の場合にビット線Bn-1より流れ出る電流ILが最大値をもつのは非選択セルMAが低抵抗状態の場合である。すなわち次式が成立する。
L<V/RH+(m−1)(n−1)V/(m+n−1)RL ・・・(12)
選択セルMBの状態を正しく識別するためには、常にIH>ILが成立しなければならない。すなわち、次の不等式が成立する。
H>V/RL+(m−1)(n−1)V/(m+n−1)RH
>V/RH+(m−1)(n−1)V/(m+n−1)RL>IL ・・・(13)
式(13)において、RLは低抵抗状態の場合のセルMA,MBの抵抗値、RHは高抵抗状態の場合のセルMA,MBの抵抗値である。
式(13)をまとめると、次式が成立する。
[1−{(m−1)(n−1)/(m+n−1)}]RH
>[1−{(m−1)(n−1)/(m+n−1)}]RL ・・・(14)
これにより、選択セルMBの状態を正しく識別するには、次式の条件が要求される。
(m+n−1)>mn ・・・(15)
式(15)において、m,nはそれぞれ1以上である。m=1とm=2のときは、nによらず式(15)が成立するため、選択セルMBの状態を正しく識別できることが分かる。また、m=3、n=3のときも式(15)が成立するが、それ以上の規模になると式(15)は成立せず、選択セルMBの状態識別に誤りが生じることが分かる。
抵抗変化型メモリセルを用いたメモリ装置では、書き込みを行う場合にも問題が生じる。非選択セルMAに接続された配線が開放状態であると、直列に接続された3つの非選択セルMA(例えばビット線B2とワード線W2の交点に位置する非選択セルMAと、ビット線B2とワード線W1の交点に位置する非選択セルMAと、ビット線Bn-1とワード線W1の交点に位置する非選択セルMA)のうち1つだけが高抵抗状態で他の2つが低抵抗状態であれば、高抵抗状態の非選択セルMAにも選択セルMBとほぼ同じ電圧が加わり、この高抵抗状態の非選択セルMAの情報が書き換えられてしまう。したがって、単純に低抵抗状態と高抵抗状態との抵抗比を大きくしても、メモリセルの行と列の本数を増やすことはできず、メモリの大容量化は図れない。
このような読み出し時と書き込み時の問題を解決するには、特許文献3、特許文献4に開示されたメモリ装置のように、メモリセル毎に選択スイッチとなるトランジスタ(MOSFET)を設ける方法がある。しかし、この方法では、メモリの大容量化が難しいという問題がある。
本実施の形態では、抵抗変化型メモリセルを用いたメモリ装置において、正常な読み出しが可能なマトリックスのサイズを求め、このマトリックスのサイズの範囲内でメモリ装置を構成することにした。m行×n列の2次元マトリックス構造のメモリ装置において、前述の式(15)の条件を満たす読み出し可能領域(m,nの大きさ)を図2に示す。図2では、斜線部が選択セルMBの状態を正しく識別できる読み出し可能領域、白地の部分は選択セルMBの状態を誤って識別する可能性がある領域である。
図2によれば、マトリックスの縦方向のサイズmをm=2とすれば、横方向のサイズnが無限大まで、選択セルMBの状態を正しく識別できることが分かる。
そこで、本実施の形態では、メモリ装置を2行×n列の2次元マトリックス構造のメモリセルアレイを有するものとする。図3は本実施の形態のメモリ装置の構成を示す等価回路図である。メモリセルアレイ1の各メモリセルMの一端は対応するワード線に接続され、メモリセルMの他端は対応するビット線に接続されている。図3において、2は選択ワード線に読み出し電圧または書き込み電圧を印加するワード線選択回路、3は選択ビット線に読み出し電圧または書き込み電圧を印加するビット線選択回路、4は選択ビット線を流れる電流値により選択セルに記憶された情報(抵抗値)を読み出す読み出し回路である。
図4は、メモリセルMを構成する抵抗変化膜の電気的特性の1例を示す図である。図4の縦軸は電流値である。図4は、抵抗変化膜に印加する電圧を0から正の方向に増加させた後に0に戻し、さらに負の方向に減少させ、最後に再び0に戻したときに抵抗変化膜を流れる電流値が描くヒステリシスの特性を表している。図4から分かるように、ある特定の正電圧+VC以上の大きさの電圧を印加することにより、抵抗変化膜は低抵抗状態に遷移する。一方、ある特定の負電圧−VC以下の電圧を印加することにより、抵抗変化膜は高抵抗状態に遷移する。抵抗変化膜には、これらの低抵抗状態と高抵抗状態の2つの安定状態が存在し、各々の状態は、前述した一定以上の正あるいは負の電圧を印加しない限り、各状態を維持する。また、VCより十分低い電圧Vを印加した揚合、高抵抗状態では小さい電流値ILが、低抵抗状態に対しては大きな電流値IHが流れる。このようにV印加時の電流を測定することで、メモリされた抵抗を読みだすことができる。
このような電流−電圧特性をもっ抵抗変化膜に対して、本実施の形態のメモリ装置の構造により、読み出し時における非選択セルに流れる電流の寄与は問題なくなる。例えば、ワード線W1とビット線Bn-1の交点に位置する選択セルMBの情報を読み出す場合、図5(A)に示すように、ワード線選択回路2からワード線W1に読み出し電圧Vを印加し、ビット線選択回路3からビット線Bn-1に読み出し電圧−Vを印加し、これ以外のワード線W2とビット線B1〜Bn-2,Bnを接地電位にすると、ビット線Bn-1を流れる電流Iは、2つのメモリセル(ワード線W2とビット線Bn-1の交点に位置する非選択セルMAと、選択セルMB)を流れる電流の和で決められる。この2つのメモリセルのうち選択セルMBが低抵抗状態で、非選択セルMAが高抵抗状態の場合の電流IHは、選択セルMBが高抵抗状態で、非選択セルMAが低抵抗状態の場合の電流ILよりも常に大きいため、読み出し回路4において選択セルMBの状態を正しく識別することが可能である。
一方、ワード線W1とビット線Bn-1の交点に位置する選択セルMBに情報を書き込む場合、図5(B)に示すように、ワード線選択回路2からワード線W1に書き込み電圧VC/2を印加し、ビット線選択回路3からビット線Bn-1に書き込み電圧−VC/2を印加し、これ以外のワード線W2とビット線B1〜Bn-2,Bnを接地電位にすると、選択セルMBを例えば低抵抗状態にすることができる。この場合、非選択セルMAにかかる電圧を選択セルMBにかかる電圧VCの半分以下にすることができ、非選択セルMAの情報を誤って書き換えることを防止できる。また、ワード線W1に書き込み電圧−VC/2を印加し、ビット線Bn-1に書き込み電圧VC/2を印加し、これ以外のワード線W2とビット線B1〜Bn-2,Bnを接地電位にすると、選択セルMBを例えば高抵抗状態にすることができる。
以上のように、本実施の形態によれば、抵抗変化型メモリセルを用いたメモリ装置のメモリセルアレイを2行×n列の2次元マトリックス構造とすることにより、選択セルに記憶された情報を正しく読み出すことができる。特許文献3、特許文献4に開示されたメモリ装置では、1T1R構造を採用するためにメモリの大容量化が難しいが、本実施の形態では、選択スイッチとなるトランジスタを設ける必要がないので、チップ面積をメモリセルに効率良く割り当てることができ、メモリを大容量化することができる。
[第2の実施の形態]
第1の実施の形態によればメモリの大容量化が実現できるが、大容量化のためにはマトリックスの横方向のサイズnを大きくする必要がある。この場合、ビット線選択回路でn列のメモリセルの中から1列を選択することが必要となるが、nが大きくなるほど、ビット線選択回路の規模が大きくなり、選択動作が難しくなるという動作上の問題がある。そこで、本実施の形態では、より実用的なメモリ装置について説明する。図6は、本実施の形態のメモリ装置の構成を示す等価回路図である。
本実施の形態のメモリ装置は、メモリセルMが2行×j列の2次元マトリックス状に配置されたブロックをk個直列に接続したメモリセルアレイ11を有する。j,kのうち一方は1以上の整数、他方は2以上の整数であり、n=j×kを満たす。つまり、本実施の形態のメモリ装置は、第1の実施の形態のメモリ装置において、n列のメモリセルをj×kの2次元マトリックス状に配置したものである。
図6において、BL1〜BLkはブロック、W1〜Wjはメモリセルアレイ11の各ブロックBL1〜BLkに共通に、かつ列毎に設けられたj本のワード線、B1〜Bkはメモリセルアレイ11のブロックBL1〜BLk毎に設けられたk本のビット線、P1,P2はメモリセルアレイ11の行毎に設けられ、対応する行のメモリセルMの一端に共通に接続された2本のプレート電極線、Tはメモリセルアレイ11の列毎及びブロックBL1〜BLk毎に設けられ、ゲートGが対応する列のワード線に接続され、ドレインDが対応するブロックのビット線に接続され、ソースSが対応する列及びブロックのメモリセルの他端に接続された選択スイッチとなるトランジスタ(MOSFET)である。
また、12は選択セルが属する列に対応する選択ワード線に電圧を印加してトランジスタTをオンさせるワード線選択回路、13は選択セルが属するブロックに対応する選択ビット線に読み出し電圧または書き込み電圧を印加するビット線選択回路、14は後述する選択プレート電極線を流れる電流値により選択セルに記憶された情報(抵抗値)を読み出す読み出し回路、15は選択セルに接続された選択プレート電極線に読み出し電圧または書き込み電圧を印加するプレート電極線選択回路である。
本実施の形態によれば、n列のメモリセルの中から1列を選択するのではなく、j列のメモリセルの中から1列を選択し、さらにkブロックの中から1ブロックを選択するようにしたので、第1の実施の形態に比べて、n(=j×k)が大きい場合でも、選択動作を容易にすることができる。
例えば、ブロックBL1に属し、ワード線W1とプレート電極線P1の交点に位置する選択セルの情報を読み出す場合、ワード線選択回路12からワード線W1に電圧を印加することで、ワード線W1に接続されたトランジスタTをオンさせ、ビット線選択回路13からビット線B1に読み出し電圧Vを印加し、プレート電極線選択回路15からプレート電極線P1に読み出し電圧−Vを印加し、これ以外のワード線W2〜Wjとビット線B2〜Bkとプレート電極線P2とを接地電位にすると、読み出し回路14において選択セルの状態を正しく識別することができる。
一方、ブロックBL1に属し、ワード線W1とプレート電極線P1の交点に位置する選択セルに情報を書き込む場合、ワード線選択回路12からワード線W1に電圧を印加することで、ワード線W1に接続されたトランジスタTをオンさせ、ビット線選択回路13からビット線B1に書き込み電圧VC/2を印加し、プレート電極線選択回路15からプレート電極線P1に書き込み電圧−VC/2を印加し、これ以外のワード線W2〜Wjとビット線B2〜Bkとプレート電極線P2とを接地電位にすると、選択セルを例えば低抵抗状態にすることができる。また、ビット線B1に書き込み電圧−VC/2を印加し、プレート電極線P1に書き込み電圧VC/2を印加し、これ以外のワード線W2〜Wjとビット線B2〜Bkとプレート電極線P2とを接地電位にすると、選択セルを例えば高抵抗状態にすることができる。
本実施の形態では、1つの選択スイッチ(トランジスタT)に対してメモリセルMを2つ設ける1T2R構造になっている。選択スイッチを用いる構成のため、第1の実施の形態に比べるとメモリ容量の点で不利になるが、1T1R構造を採用する特許文献3、特許文献4に開示されたメモリ装置に比べると、メモリの容量を2倍にすることができる。
図7は、本実施の形態のメモリ装置の主要部の構成例を示す断面図である。図7において、Wはワード線、Bはビット線、P1,P2はプレート電極線、21は基板、22は抵抗変化膜、23はトランジスタTのドレイン領域、24はトランジスタTのソース領域、25はドレイン領域23とビット線Bとを接続する電極、26はソース領域24と抵抗変化膜22とを接続する電極、27は素子分離領域、28は絶縁膜である。
抵抗変化膜22としては、例えばBiとTiとOとから構成された膜がある。図7の構成において、メモリセルMとなるのは、電極26とプレート電極線P1とで挟まれた抵抗変化膜22の部分と、電極26とプレート電極線P2とで挟まれた抵抗変化膜22の部分である。したがって、本実施の形態は、前述のように1つのトランジスタTに対してメモリセルMを2つ設ける1T2R構造になっている。
図8は、本実施の形態のメモリ装置の主要部の他の構成例を示す断面図であり、図7と同様の構成には同一の符号を付してある。図7の例と同様に、メモリセルMとなるのは、電極26とプレート電極線P1とで挟まれた抵抗変化膜22と、電極26とプレート電極線P2とで挟まれた抵抗変化膜22である。図9は、図8のメモリ装置の平面図である。
以上のように、本実施の形態によれば、n列のメモリセルの中から1列を選択する必要がなくなり、j×kのマトリックスの中から1つを選択すればよいので、第1の実施の形態に比べてメモリセルの選択動作を容易にすることができる。
[第3の実施の形態]
第1、第2の実施の形態によれば、メモリセルに記憶された情報を正しく読み出すことができ、メモリを大容量化することができる。しかし、抵抗変化型メモリセルを用いたメモリ装置では、配線抵抗がメモリセルに直列に接続されるため、この配線抵抗により選択セルの読み出しが不正確になる可能性があった。
つまり、メモリセルの電流はメモリセルに接続されたワード線やビット線、あるいはプレート電極線を通じて流れるため、読み出し回路で観測される電流値は、これらの配線の抵抗が加わった状態で測定される。メモリサイズは配線の幅で決められるため、メモリの大容量化は配線の高抵抗化を引き起こし、読み出し回路で観測される抵抗値における配線抵抗の割合はより大きくなる。例えば50nmのパターン幅が用いられると、厚み100nmの銅配線では、メモリの占める長さを1cmとすると配線抵抗は40kΩとなる。また、選択セルと読み出し回路との距離が遠いほど配線抵抗は大きくなる。結果として、配線抵抗は、選択セルの位置に応じて例えば0から40kΩの範囲で変化するので、メモリセル本体の抵抗値測定が難しくなり、読み出しが不正確になる可能性がある。
そこで、本実施の形態では、4端子法の原理を活用することにより、配線抵抗の影響を除去する。図10は、本実施の形態の読み出し回路の原理を説明するための図である。
前述のとおり、選択ワード線Wにはワード線選択回路2から読み出し電圧Vが印加され、選択ビット線Bにはビット線選択回路3から読み出し電圧−Vが印加される。読み出すにあたっては、選択セルMを流れる電流を電流計31により測定し、選択セルMの両端に生じる電圧を電圧計32により測定する。電圧計32の入力抵抗は例えば1MΩ以上と配線抵抗より大きい。このため、選択セルMと電圧計32との間の選択ワード線W及び選択ビット線Bには電流はほとんど流れない。結果として、選択セルMの両端に生じる電圧を正確に求めることができる。この電圧を電流計31で測定した電流で割ることにより、選択セルMの抵抗値を配線抵抗に影響されることなく正確に測定することができる。
以上のように、本実施の形態によれば、4端子法の原理を活用することにより、配線抵抗の影響を除去することができ、選択セルの状態を正しく識別することができる。
[第4の実施の形態]
図11は、本実施の形態の読み出し回路の原理を説明するための図である。本実施の形態では、図6に示した読み出し回路14の内部に図11のような電流計31と電圧計32とを有する。
前述のとおり、選択ワード線Wにはワード線選択回路12により電圧を印加してトランジスタTをオンし、選択ビット線Bにはビット線選択回路13から読み出し電圧Vが印加され、選択プレート電極線Pにはプレート電極線選択回路15から読み出し電圧−Vが印加される。読み出し回路14は、選択セルMを流れる電流を電流計31により測定し、選択セルMの両端に生じる電圧を電圧計32により測定し、電圧計32で測定した電圧を電流計31で測定した電流で割ることにより、選択セルMの抵抗値を求める。こうして、第3の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
本発明は、電気抵抗の変化によって情報を記憶する抵抗変化型のメモリセルを用いたメモリ装置に関するものである。
抵抗変化型メモリセルを用いた2次元マトリックス構造のメモリ装置において読み出しを行う場合の各点における電圧分布を示す図である。 抵抗変化型メモリセルを用いた2次元マトリックス構造のメモリ装置における読み出し可能領域を示す図である。 本発明の第1の実施の形態となるメモリ装置の構成を示す等価回路図である。 図3のメモリ装置においてメモリセルを構成する抵抗変化膜の電気的特性を示す図である。 図3のメモリ装置に対する読み出し時の電圧印加を示す図及び書き込み時の電圧印加を示す図である。 本発明の第2の実施の形態となるメモリ装置の構成を示す等価回路図である。 図6のメモリ装置の主要部の構成例を示す断面図である。 図6のメモリ装置の主要部の他の構成例を示す断面図である。 図8のメモリ装置の平面図である。 本発明の第3の実施の形態となるメモリ装置の読み出し回路の原理を説明するための図である。 本発明の第4の実施の形態となるメモリ装置の読み出し回路の原理を説明するための図である。 抵抗変化型メモリセルを用いた従来のメモリ装置の基本構成を示す等価回路図である。 図12のメモリ装置において読み出し時に観測される電流を求めるための図である。 抵抗変化型メモリセルを用いた従来のメモリ装置の他の構成を示す等価回路図である。
符号の説明
1、11…メモリセルアレイ、2、12…ワード線選択回路、3、13…ビット線選択回路、4、14…読み出し回路、15…プレート電極線選択回路、M…メモリセル、T…トランジスタ、W1〜Wj…ワード線、B1〜Bn…ビット線、P1、P2…プレート電極線、BL1〜BLk…ブロック。

Claims (4)

  1. 電気抵抗の変化によって情報を記憶する抵抗変化型のメモリセルを用いたメモリ装置において、
    複数の前記メモリセルが2行×n列(nは2以上の整数)の2次元マトリックス状に配置されたメモリセルアレイを有することを特徴とするメモリ装置。
  2. 請求項1記載のメモリ装置において、
    n=j×k(j,kのうち一方は1以上の整数、他方は2以上の整数)としたとき、
    前記メモリセルアレイは、前記メモリセルが2行×j列の2次元マトリックス状に配置されたブロックをk個直列に接続したものであることを特徴とするメモリ装置。
  3. 請求項2記載のメモリ装置において、
    さらに、前記メモリセルアレイの各ブロックに共通に、かつ列毎に設けられたj本のワード線と、
    前記メモリセルアレイのブロック毎に設けられたk本のビット線と、
    前記メモリセルアレイの行毎に設けられ、対応する行のメモリセルの一端に共通に接続された2本のプレート電極線と、
    前記メモリセルアレイの列毎及びブロック毎に設けられ、ゲートが対応する列のワード線に接続され、ドレインが対応するブロックのビット線に接続され、ソースが対応する列及びブロックのメモリセルの他端に接続されたトランジスタとを有することを特徴とするメモリ装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のメモリ装置において、
    さらに、前記メモリセルを流れる電流と前記メモリセルに発生する電圧とを同時に測定し、測定した電圧と電流とを比較することで前記メモリセルに記憶された情報を読み出す読み出し手段を有することを特徴とするメモリ装置。
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