JP2006302046A - 電子白板システム、情報処理プログラム、情報処理装置、および情報処理方法 - Google Patents

電子白板システム、情報処理プログラム、情報処理装置、および情報処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電子白板システムにおいて、ユーザ毎に当該ユーザ専用のペンを用意することなく、書き込みデータと書き込みを行ったユーザとを関連付ける。
【解決手段】電子白板10は、ペン50による書き込みが行われる筆記面11と、当該筆記面11におけるペン入力座標を検出するペン入力座標検出装置12とを備える。非接触型IDタグ20は、ユーザに携帯され、当該ユーザを識別するためのユーザ識別情報を保持する。ID読取装置30は、筆記面近傍に存在する非接触型IDタグ20からユーザ識別情報を読み取る。情報処理装置40は、ペン入力座標検出装置12により検出されたペン入力座標に基づく書き込みデータと、当該書き込みデータが書き込まれる際にID読取装置30により読み取られたユーザ識別情報とを関連付ける。
【選択図】図2

Description

本発明は、ペンによる書き込みが行われる筆記面と、当該筆記面におけるペン入力座標を検出するペン入力座標検出装置とを備える電子白板を含む電子白板システム、並びに、当該電子白板について用いられる情報処理プログラム、装置、および方法に関する。
ペンによる書き込みが行われる筆記面を備え、筆記面上のペン入力座標を検出し、検出されたペン入力座標に基づく書き込みデータを取得する電子白板が知られている。
また、特許文献1には、ペンにペン識別子や個人情報(癖字データ等)を記憶させておき、書き込み時にその情報を読み取り、ストロークデータと組み合わせて利用することで、手書き文字の認識率を向上させると共に複数人が同時に書き込んだ場合にも対応する技術が開示されている。
特開平6−214704号公報
電子白板においては、筆記面に書き込まれた書き込みデータと、書き込みを行ったユーザとを関連付けたいという要望がある。この要望は、上記特許文献1に記載された技術を適用することによって満たすことが可能である。
しかし、上記特許文献1に記載の技術では、ペンに識別子を持たせておき、この識別子を読み取ることによって書き込みを行っているユーザを識別するので、ユーザ毎に当該ユーザ専用のペンを用意しなければならない。このため、例えば、電子白板に付属のペンを任意のユーザが使うことが難しいといった問題や、個人で複数のペン(異なる色など)を扱うことが難しいといった問題がある。
そこで、本発明は、ユーザ毎に当該ユーザ専用のペンを用意することなく、書き込みデータと書き込みを行ったユーザとを関連付けることができる電子白板システム、情報処理プログラム、装置、および方法を提供する。
本発明に係る電子白板システムは、ペンによる書き込みが行われる筆記面と、当該筆記面におけるペン入力座標を検出するペン入力座標検出装置とを備える電子白板と、ユーザに携帯され、当該ユーザを識別するためのユーザ識別情報を保持する非接触型IDタグと、筆記面近傍に存在する非接触型IDタグからユーザ識別情報を読み取るID読取手段と、ペン入力座標検出装置により検出されたペン入力座標に基づく書き込みデータと、当該書き込みデータが書き込まれる際にID読取手段により読み取られたユーザ識別情報とを関連付ける関連付け手段と、を有することを特徴とする。
本発明の好適な態様では、ID読取手段は、ペン入力座標検出装置によって検出されたペン入力座標の近傍に読取範囲を限定し、限定された読取範囲内に存在する非接触型IDタグからユーザ識別情報を読み取る。この構成における好適な一実施態様では、ID読取手段は、読取範囲が互いに異なる複数のID読取装置を備え、検出されたペン入力座標に応じてID読取装置を選択することにより、読取範囲を限定する。また、これらの構成において、好適には、書き込みが右手によるか左手によるかを特定する右手/左手特定手段をさらに有し、ID読取手段は、右手/左手特定手段の特定結果に基づいて、読取範囲の限定を行う。
また、本発明の好適な態様では、ID読取手段は、非接触型IDタグからユーザ識別情報を読み取るとともに、当該非接触型IDタグとの間の無線通信に基づいて、当該非接触型IDタグの位置を特定し、関連付け手段は、ペン入力座標により示される書き込みデータの位置と、ID読取手段により特定された非接触型IDタグの位置とに基づいて、書き込みデータとユーザ識別情報との関連付けを行う。この構成における好適な一実施態様では、ID読取手段は、少なくとも2つのID読取アンテナを備え、ユーザ識別情報の読み取りの際に各ID読取アンテナが非接触型IDタグから受信した信号強度に基づいて、当該非接触型IDタグの位置を特定する。また、これらの構成において、好適には、書き込みが右手によるか左手によるかを特定する右手/左手特定手段をさらに有し、関連付け手段は、書き込みデータの位置と、非接触型IDタグの位置と、右手/左手特定手段の特定結果とに基づいて、書き込みデータとユーザ識別情報との関連付けを行う。
上記右手/左手特定手段を有する構成では、右手/左手特定手段は、書き込みを行っているユーザが撮影された画像データに基づいて、書き込みが右手によるか左手によるかを特定することが好ましい。
本発明に係る情報処理プログラムは、ペンによる書き込みが行われる筆記面と、当該筆記面におけるペン入力座標を検出するペン入力座標検出装置とを備える電子白板について用いられる情報処理プログラムであって、コンピュータを、電子白板から、ペン入力座標検出装置により検出されたペン入力座標を取得するペン入力座標取得手段、筆記面近傍に存在する非接触型IDタグから、当該非接触型IDタグを携帯しているユーザを識別するためのユーザ識別情報を、ID読取装置を介して取得するユーザ識別情報取得手段、および、ペン入力座標取得手段により取得されたペン入力座標に基づく書き込みデータと、当該書き込みデータが書き込まれる際にユーザ識別情報取得手段により取得されたユーザ識別情報とを関連付ける関連付け手段、として機能させることを特徴とする。
本発明の好適な態様では、ユーザ識別情報取得手段は、ペン入力座標取得手段によって取得されたペン入力座標の近傍に読取範囲を限定し、限定された読取範囲内に存在する非接触型IDタグからユーザ識別情報を取得する。この態様における好適な一実施態様では、ユーザ識別情報取得手段は、読取範囲が互いに異なる複数のID読取装置の中から、検出されたペン入力座標に応じてID読取装置を選択することにより、読取範囲を限定する。また、これらの態様において、好適には、コンピュータを、書き込みが右手によるか左手によるかを特定する右手/左手特定手段としてさらに機能させ、ユーザ識別情報取得手段は、右手/左手特定手段の特定結果に基づいて、読取範囲の限定を行う。
また、本発明の好適な態様では、ユーザ識別情報取得手段は、ID読取装置を介して非接触型IDタグからユーザ識別情報を取得するとともに、当該ID読取装置と当該非接触型IDタグとの間の無線通信に基づいて、当該非接触型IDタグの位置を特定し、関連付け手段は、ペン入力座標により示される書き込みデータの位置と、ユーザ識別情報取得手段により特定された非接触型IDタグの位置とに基づいて、書き込みデータとユーザ識別情報との関連付けを行う。この態様における好適な一実施態様では、ユーザ識別情報取得手段は、少なくとも2つのID読取アンテナを介してユーザ識別情報を取得し、ユーザ識別情報の取得の際に各ID読取アンテナが非接触型IDタグから受信した信号強度に基づいて、当該非接触型IDタグの位置を特定する。また、これらの態様において、好適には、コンピュータを、書き込みが右手によるか左手によるかを特定する右手/左手特定手段としてさらに機能させ、関連付け手段は、書き込みデータの位置と、非接触型IDタグの位置と、右手/左手特定手段の特定結果とに基づいて、書き込みデータとユーザ識別情報との関連付けを行う。
上記コンピュータを右手/左手特定手段として機能させる態様では、右手/左手特定手段は、書き込みを行っているユーザが撮影された画像データに基づいて、書き込みが右手によるか左手によるかを特定することが好ましい。
本発明に係る情報処理装置は、ペンによる書き込みが行われる筆記面と、当該筆記面におけるペン入力座標を検出するペン入力座標検出装置とを備える電子白板について用いられる情報処理装置であって、電子白板から、ペン入力座標検出装置により検出されたペン入力座標を取得するペン入力座標取得手段と、筆記面近傍に存在する非接触型IDタグから、当該非接触型IDタグを携帯しているユーザを識別するためのユーザ識別情報を、ID読取装置を介して取得するユーザ識別情報取得手段と、ペン入力座標取得手段により取得されたペン入力座標に基づく書き込みデータと、当該書き込みデータが書き込まれる際にユーザ識別情報取得手段により取得されたユーザ識別情報とを関連付ける関連付け手段と、を有することを特徴とする。
本発明の好適な態様では、ユーザ識別情報取得手段は、ペン入力座標取得手段によって取得されたペン入力座標の近傍に読取範囲を限定し、限定された読取範囲内に存在する非接触型IDタグからユーザ識別情報を取得する。
また、本発明の好適な態様では、ユーザ識別情報取得手段は、ID読取装置を介して非接触型IDタグからユーザ識別情報を取得するとともに、当該ID読取装置と当該非接触型IDタグとの間の無線通信に基づいて、当該非接触型IDタグの位置を特定し、関連付け手段は、ペン入力座標により示される書き込みデータの位置と、ユーザ識別情報取得手段により特定された非接触型IDタグの位置とに基づいて、書き込みデータとユーザ識別情報との関連付けを行う。
本発明に係る情報処理方法は、ペンによる書き込みが行われる筆記面と、当該筆記面におけるペン入力座標を検出するペン入力座標検出装置とを備える電子白板について用いられる情報処理方法であって、電子白板から、ペン入力座標検出装置により検出されたペン入力座標を取得するペン入力座標取得ステップと、筆記面近傍に存在する非接触型IDタグから、当該非接触型IDタグを携帯しているユーザを識別するためのユーザ識別情報を、ID読取装置を介して取得するユーザ識別情報取得ステップと、ペン入力座標取得ステップで取得されたペン入力座標に基づく書き込みデータと、当該書き込みデータが書き込まれる際にユーザ識別情報取得ステップで取得されたユーザ識別情報とを関連付ける関連付けステップと、を有することを特徴とする。
本発明の好適な態様では、ユーザ識別情報取得ステップでは、ペン入力座標取得ステップで取得されたペン入力座標の近傍に読取範囲を限定し、限定された読取範囲内に存在する非接触型IDタグからユーザ識別情報を取得する。
また、本発明の好適な態様では、ユーザ識別情報取得ステップでは、ID読取装置を介して非接触型IDタグからユーザ識別情報を取得するとともに、当該ID読取装置と当該非接触型IDタグとの間の無線通信に基づいて、当該非接触型IDタグの位置を特定し、関連付けステップでは、ペン入力座標により示される書き込みデータの位置と、ユーザ識別情報取得ステップで特定された非接触型IDタグの位置とに基づいて、書き込みデータとユーザ識別情報との関連付けを行う。
本発明によれば、ユーザ毎に当該ユーザ専用のペンを用意することなく、書き込みデータと書き込みを行ったユーザとを関連付けることができる電子白板システム、情報処理プログラム、装置、および方法を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本実施の形態に係る電子白板システム1の構成を示す模式図である。図2は、本実施の形態に係る電子白板システム1の構成を示すブロック図である。この電子白板システム1は、筆記面に書き込まれた書き込みデータを取得するとともに書き込み者を識別し、書き込みデータと書き込み者とを関連付けるものである。図1,2において、電子白板システム1は、電子白板10、非接触型IDタグ20、ID読取装置30、および情報処理装置40(図1では省略されている)を有する。
電子白板10は、ペン50による文字や図形等の書き込みが行われる筆記面11と、この筆記面11におけるペン入力座標を検出するペン入力座標検出装置12とを備えている。
ここでは、ペン50はいわゆる電子ペンであり、筆記面11に対する文字等の書き込みは次のように仮想的に行われる。すなわち、電子白板10は、筆記面11上のペン50の移動軌跡をペン入力座標検出装置12によって座標情報として取り込み、この座標情報に基づいてペン50の移動軌跡を筆記面11上に再現表示させる。ただし、ペン50はインク等により実際に書き込みを行うものであってもよく、筆記面11に対する文字等の書き込みは実際に行われてもよい。また、仮想的に書き込みが行われる場合には、ペン50は、筆記面11上の所望の位置を指示可能なものであればよく、例えば指であってもよい。
ペン入力座標検出装置12は、適宜の座標検出技術を利用することにより、筆記面11上におけるペン50の書き込み位置(指示位置)の座標であるペン入力座標を検出する装置である。本実施の形態では、ペン入力座標は、筆記面11上の水平方向(図1の矢印X方向)位置を示すX座標と、筆記面11上の垂直方向(図1の矢印Y方向)位置を示すY座標との対で構成される。なお、座標検出技術については、様々な方式が広く知られており、ここでは説明を省略する。
非接触型IDタグ20は、非接触でのデータの読み取りが可能な記憶媒体であり、例えばRFID(Radio Frequency Identification)タグがある。この非接触型IDタグ20は、ユーザに携帯され、当該ユーザを識別するためのユーザ識別情報(以下、適宜「ID情報」と称す)を保持している。ここでは、非接触型IDタグ20は、非接触型IDカード識別子(以下、「カード識別子」と略す)を記憶しているカード型の非接触型IDカードであり、カード識別子がID情報の役割を果たす。
ID読取装置30は、非接触型IDタグ20からID情報を読み取るリーダ装置であり、例えばRFIDリーダである。本実施の形態では、ID読取装置30は、筆記面11近傍を読取範囲とし、読取範囲内に存在する非接触型IDタグ20からカード識別子を読み取る。ここで、読取範囲は、好適には、書き込み者に携帯された非接触型IDタグ20が存在し得る範囲である。
情報処理装置40は、ペン入力座標検出装置12により検出されたペン入力座標に基づく書き込みデータと、当該書き込みデータが書き込まれる際にID読取装置30により読み取られたID情報とを関連付けるものである。図2において、情報処理装置40は、機能ブロックとして、ペン入力座標取得部41、ユーザ識別情報取得部42、および関連付け部43を備えている。ここでは、情報処理装置40はコンピュータであり、情報処理装置40の各機能は、ROM等の記憶媒体に格納された本実施の形態に係る情報処理プログラムがCPUにより実行されることによって実現される。ただし、情報処理装置40の各機能は、専用のハードウェア回路等、他の構成により実現されてもよい。
ペン入力座標取得部41は、ペン入力座標検出装置12から、当該ペン入力座標検出装置12により検出されたペン入力座標を取得する。
ユーザ識別情報取得部42は、ID読取装置30を介して、筆記面11近傍に存在する非接触型IDタグ20からID情報を取得する。
関連付け部43は、ペン入力座標取得部41により取得されたペン入力座標に基づく書き込みデータと、当該書き込みデータが書き込まれる際にユーザ識別情報取得部42により取得されたID情報とを関連付ける。ここで、ペン入力座標に基づく書き込みデータとは、ペン入力座標に基づいて得られる、筆記面11上におけるペン50の移動軌跡を示すデータであり、例えば、ペンダウンからペンアップまでの間に検出されたペン入力座標の座標列である。また、上記の「書き込みデータが書き込まれる際」とは、好適にはペンダウンからペンアップまでの期間であるが、ペンダウン直前やペンアップ直後であってもよい。
図3は、本実施の形態における情報処理装置40の動作手順を示すフローチャートである。以下、図3に従って、本実施の形態における情報処理装置40の動作について説明する。
図3において、ユーザ識別情報取得部42は、例えばペン入力座標検出装置12の出力をモニタすることにより、ペンダウンイベントの有無を判断する(S11)。そして、ユーザ識別情報取得部42は、ペンダウンイベントがあるまで待機し(S11:NO)、ペンダウンイベントがあると(S11:YES)、ID読取装置30を制御して、筆記面11近傍に存在する非接触型IDタグ20からID情報を取得する(S12)。ここで、ID読取装置30によるID情報の読み取りは、例えば次のように行われる。すなわち、ID読取装置30は、質問信号を送出する。この質問信号は、筆記面11近傍の所定の読取範囲内に存在する非接触型IDタグ20に受信され、質問信号を受信した非接触型IDタグ20は、ID情報を含む応答信号を送出する。ID読取装置30は、この応答信号を受信することによってID情報を読み取る。なお、ユーザ識別情報取得部42は、取得されたID情報を関連付け部43に渡す。
ペン入力座標取得部41は、ペンダウンイベントがあってからペンアップイベントがあるまでの間(S11:YES、S14:NO)、ペン入力座標検出装置12から出力されるペン入力座標を取得し、取得されたペン入力座標をストロークデータ(ペンの軌跡情報)として蓄積する(S13)。そして、ペン入力座標取得部41は、ペンアップイベントがあると(S14:YES)、蓄積されたストロークデータを関連付け部43に渡す。
関連付け部43は、ペン入力座標取得部41からストロークデータを受け取ると、このストロークデータと、ユーザ識別情報取得部42から受け取ったID情報とを関連付ける(S15)。さらに、関連付け部43は、書き込みデータとID情報との関連付けに基づいて、書き込みデータと、書き込みを行ったユーザの個人情報とを関連付ける。例えば、関連付け部43は、図4に示されるようなID情報(カード識別子)とシステム内ユーザ識別子の対応表を用いることにより、ストロークデータをシステム内ユーザ識別子と関連付ける。また、関連付け部43は、図5に示されるようなシステム内ユーザ識別子とユーザ情報の対応表を用いることにより、ストロークデータを各種のユーザ情報(図5では、ユーザ名、プライマリグループ、ホームディレクトリ)と関連付ける。
関連付け部43により関連付けられたデータは、どのように利用されても構わないが、好適には、情報処理装置40によってデータベース等の所定の記憶領域に格納される。例えば、ストロークデータとシステム内ユーザ識別子"U011"とが関連付けられたデータは、ホームディレクトリ"http://home.com/foo"に保存され、プライマリグループ"G00"のユーザ間で共有される。
以上のとおり、本実施の形態では、書き込みを行っているユーザが携帯している非接触型IDタグから当該ユーザのユーザ識別情報を読み取り、読み取ったユーザ識別情報と書き込みデータとを関連付ける。このため、本実施の形態によれば、ユーザ毎に当該ユーザ専用のペンを用意することなく、書き込みデータと書き込みを行ったユーザとを関連付けることができ、書き込みデータと書き込みを行ったユーザの個人情報とを関連付けることができる。また、複数ユーザ間でのペンの共有が可能となり、例えば電子白板に付属のペンを任意のユーザが使うことが可能となる。また、個人で複数のペン(異なる色など)を扱うことが容易になる。これについて説明すると、複数のペンを使用する場合、特許文献1に記載の技術では、各ユーザは、当該ユーザ専用の複数のペンを所持しなければならない。また、あるユーザ用の複数のペンは、互いに同一の識別子を持たなければならない。このため、コスト的に不利、持ち運びが不便、ペン紛失のリスクが高いといった問題がある。これに対し、本実施の形態によれば、複数ユーザ間で複数のペンを共有でき、上記問題を回避することができる。
[第2の実施の形態]
図6は、本実施の形態に係る電子白板システム2の構成を示す模式図である。図7は、本実施の形態に係る電子白板システム2の構成を示すブロック図である。この電子白板システム2は、上記電子白板システム1と多くの点で共通するが、複数のユーザが同時に書き込みを行った際における関連付けを可能にするものである。以下、電子白板システム2について説明するが、上記電子白板システム1と共通する部分については、同一の符号を用い、説明を省略することとする。
筆記面11近傍の全域を読取範囲とすると、複数のユーザが同時に書き込みを行った場合、どの書き込みデータがどのユーザのものかを特定することができず、各書き込みデータと各ユーザとを適切に関連付けることができない。
そこで、本実施の形態では、ペン入力座標検出装置12によって検出されたペン入力座標の近傍に読取範囲を限定し、限定された読取範囲内に存在する非接触型IDタグ20からID情報を読み取ることとする。
具体的には、ここでは、電子白板システム2は、読取範囲が互いに異なる複数のID読取装置を備え、検出されたペン入力座標に基づき、当該ペン入力座標近傍を読取範囲とするID読取装置を選択し、選択されたID読取装置によってID情報の読み取りを行う。すなわち、使用するID読取装置を選択することによって、読取範囲を切り替える。ここで、ID読取装置の台数や配置は適宜に設定可能であるが、図6では、長方形状の筆記面11の水平方向に沿って、6台のID読取装置31〜36が整列配置されている。これにより、水平方向に沿って6つの読取範囲が形成されている。
なお、読取範囲の限定は、上記構成に限られず、適宜の構成で実現可能である。例えば、1台のID読取装置の位置、指向性、信号強度などを変化させることにより、読取範囲を限定することができる。
図8は、本実施の形態における情報処理装置40の動作手順を示すフローチャートである。以下、図8に従って、本実施の形態における情報処理装置40の動作について説明する。
図8において、ペン入力座標取得部41は、ペン入力座標検出装置12の出力をモニタして、ペンダウンイベントの有無を判断する(S21)。そして、ペン入力座標取得部41は、ペンダウンイベントがあるまで待機し(S21:NO)、ペンダウンイベントがあると(S21:YES)、ペンダウン位置のX座標情報を取得する(S22)。そして、ペン入力座標取得部41は、取得されたX座標情報をユーザ識別情報取得部42に渡す。
ユーザ識別情報取得部42は、ペン入力座標取得部41からX座標情報を受け取ると、このX座標情報に基づいて、ID読取装置31〜36の中から、ペンダウン位置の近傍を読取範囲とする所定のID読取装置を選択する(S23)。すなわち、ユーザ識別情報取得部42は、ペン50による入力開始位置からID読取装置を決定する。
ついで、ユーザ識別情報取得部42は、選択されたID読取装置を介して、当該ID読取装置の読取範囲内に存在する非接触型IDタグ20からID情報を取得する(S24)。そして、ユーザ識別情報取得部42は、取得されたID情報を関連付け部43に渡す。
ペン入力座標取得部41は、ペンダウンイベントがあってからペンアップイベントがあるまでの間(S21:YES、S26:NO)、ペン入力座標検出装置12から出力されるペン入力座標を取得し、取得されたペン入力座標をストロークデータとして蓄積する(S25)。そして、ペン入力座標取得部41は、ペンアップイベントがあると(S26:YES)、蓄積されたストロークデータを関連付け部43に渡す。
関連付け部43は、ペン入力座標取得部41からストロークデータを受け取ると、このストロークデータと、ユーザ識別情報取得部42から受け取ったID情報とを関連付ける(S27)。このとき、関連付け部43は、上記電子白板システム1の場合と同様に、システム内ユーザ識別子や各種のユーザ情報をストロークデータと関連付けることができる。
複数のユーザが同時に書き込みを行った場合には、上記の処理は、それぞれの書き込みについて実行される。例えば、図6において、ユーザU1およびU2が同時に書き込みを行ったとすると、ユーザU1の書き込みについての処理と、ユーザU2の書き込みについての処理とが同時に実行される。
ここで、ユーザU1の書き込みについての処理は次のとおりに行われる。すなわち、ユーザU1が書き込み開始位置P11にペンダウンすると、ペン入力座標検出装置12は、当該書き込み開始位置P11の座標(X11,Y11)を検出して情報処理装置40に出力する。情報処理装置40は、座標X11に応じてID読取装置32を選択し、選択されたID読取装置32を介してユーザU1の非接触型IDタグ21からID情報ID1を読み取る。一方、ユーザU1のペンが書き込み開始位置P11から書き込み終了位置P12に移動するまでの間、ペン入力座標検出装置12は、連続的にペン入力座標を検出して情報処理装置40に出力する。この出力に基づき、情報処理装置40は、書き込み開始位置P11の座標(X11,Y11)から書き込み終了位置P12の座標(X12,Y12)までの座標列をストロークデータS1として取得する。そして、情報処理装置40は、ストロークデータS1とID情報ID1とを関連付ける。
ユーザU2の書き込みについての処理は、上記と同様に次のとおりに行われる。すなわち、ユーザU2がペンダウンすると、ペン入力座標検出装置12は、書き込み開始位置P21の座標(X21,Y21)を検出して情報処理装置40に出力する。情報処理装置40は、座標X21に応じてID読取装置34を選択し、選択されたID読取装置34を介してユーザU2の非接触型IDタグ22からID情報ID2を読み取る。一方、情報処理装置40は、書き込み開始位置P21の座標(X21,Y21)から書き込み終了位置P22の座標(X22,Y22)までの座標列をストロークデータS2として取得する。そして、情報処理装置40は、ストロークデータS2とID情報ID2とを関連付ける。
以上説明した本実施の形態によれば、上記第1の実施の形態と同様の効果が得られるほか、次の効果が得られる。すなわち、ペン入力座標検出装置によって検出されたペン入力座標の近傍に読取範囲を限定し、限定された読取範囲内に存在する非接触型IDタグからユーザ識別情報を読み取るので、筆記面近傍に複数のユーザが存在する場合であっても、書き込みを行っているユーザを適切に識別することができ、書き込みデータとユーザとの関連付けを適切に行うことができる。特に、複数のユーザが同時に書き込んだ際に、各書き込みデータと各ユーザとを適切に関連付けることができる。
また、本実施の形態では、読取範囲が互いに異なる複数のID読取装置を設け、検出されたペン入力座標に応じてID読取装置を選択することにより、読取範囲を限定する。このため、読取範囲の限定を簡易な構成で実現することができる。また、特許文献1に記載の技術では、ペンから識別子を読み取る読取装置を数多く設置しないとならないためコストが高くなるが、本実施の形態では、ID読取装置を必要最低限設置するだけで、複数のユーザが同時に書き込んだ際の関連付けを可能にすることができ、コスト的に有利である。これは、人間が複数人で同時に記述する場合、体の幅があるため必要なID読取装置の数は制限可能であるからである。
上記第2の実施の形態に係る電子白板システム2は、さらに次のように構成されることが好ましい。以下、電子白板システム2のより好適な構成例について説明する。
書き込みが右手で行われている場合、書き込み者(あるいは非接触型IDタグ20)の位置は、筆記面11に向かって、書き込み位置よりも左側である可能性が高い。逆に、書き込みが左手で行われている場合、書き込み者の位置は、書き込み位置よりも右側である可能性が高い。そこで、本構成例では、書き込みが右手によるか左手によるかを特定し、この特定結果に基づいて、上記読取範囲の限定を行うこととする。
具体的には、情報処理装置40は、書き込みが右手によるか左手によるかを特定する右手/左手特定部44をさらに有する。右手/左手特定部44は、好適には、書き込みを行っているユーザの姿が撮影された画像データ(動画データまたは静止画データ)に基づいて、右手書きか左手書きかを判断する。ただし、右手書きか左手書きかの特定は、他の方法で行われてもよい。
ユーザ識別情報取得部42は、右手/左手特定部44の特定結果に応じて、ID読取装置による読取範囲を決定する。具体的には、右手書きである場合には、筆記面11に向かって比較的左寄りに読取範囲を設定し、左手書きである場合には、比較的右寄りに読取範囲を設定する。
ここでは、ユーザ識別情報取得部42は、右手/左手特定部44の特定結果と、書き込み開始位置のX座標とに基づいて、次のようにID読取装置を選択する。すなわち、図6を参照すると、ユーザ識別情報取得部42は、右手書きである場合には、書き込み開始位置のX座標がXR1〜XR2であるときにID読取装置34を選択し、左手書きである場合には、書き込み開始位置のX座標がXL1〜XL2であるときにID読取装置34を選択する。
以上のとおり、本構成例によれば、書き込みが右手によるか左手によるかを特定し、この特定の結果に基づいて上記読取範囲の限定を行うので、より正確に、書き込み者により携帯されている非接触型IDタグ20からユーザ識別情報を読み取ることができる。
[第3の実施の形態]
図9は、本実施の形態に係る電子白板システム3の構成を示す模式図である。図10は、本実施の形態に係る電子白板システム3の構成を示すブロック図である。この電子白板システム3は、上記電子白板システム1と多くの点で共通するが、複数のユーザが同時に書き込みを行った際における関連付けを可能にするものである。以下、電子白板システム3について説明するが、上記電子白板システム1と共通する部分については、同一の符号を用い、説明を省略することとする。
筆記面11近傍の全域を読取範囲とする構成では、筆記面11近傍に複数のユーザが存在する場合、複数のID情報が読み取られることとなり、書き込みデータとユーザとを適切に関連付けることができない。特に、複数のユーザが同時に書き込みを行った場合、どの書き込みデータがどのユーザのものかを特定することができず、各書き込みデータと各ユーザとを適切に関連付けることができない。
そこで、本実施の形態では、ID読取装置と非接触型IDタグとの間の無線通信に基づいて非接触型IDタグの位置(以下、適宜「タグ位置」と称す)を特定し、ペン入力座標により示される書き込みデータの位置と、特定された非接触型IDタグの位置とに基づいて、書き込みデータとID情報との関連付けを行うこととする。分かり易く言えば、本実施の形態では、ユーザの位置を特定し、書き込みとユーザとの位置関係に基づいて書き込みデータとユーザとを関連付けることとする。なお、上記「書き込みデータの位置」とは、書き込みデータの元となる書き込み操作が行われた筆記面上の位置である。
具体的には、ユーザ識別情報取得部42は、ID読取装置37を介して、非接触型IDタグ20からID情報を読み取るとともに、ID読取装置37と当該非接触型IDタグ20との間の無線通信に基づいて、当該非接触型IDタグ20の位置を特定する。ここでは、ID読取装置37は、2台のID読取アンテナ37a,37bを備えており、ユーザ識別情報取得部42は、ID情報の読み取りの際に各ID読取アンテナ37a,37bが非接触型IDタグ20から受信した信号強度(例えば電波強度)に基づいて、当該非接触型IDタグ20の位置を特定する。ここで、ID読取アンテナ37a,37bの配置は適宜に設定可能であるが、図9では、長方形状の筆記面11の水平方向両端にそれぞれ設置されている。
なお、非接触型IDタグ20の位置の特定は、上記構成に限られず、適宜の構成で実現可能である。例えば、3台以上のID読取アンテナの受信信号強度に基づいて、非接触型IDタグ20の位置を特定してもよい。また、1台のID読取アンテナの位置、指向性、信号強度などを変化させることにより、非接触型IDタグ20の位置を特定することも可能である。
関連付け部43は、ペン入力座標により示される書き込みデータの位置と、ユーザ識別情報取得部42により特定された非接触型IDタグ20の位置とに基づいて、書き込みデータとID情報との関連付けを行う。例えば、関連付け部43は、ある書き込みデータの書き込みがあった際に、複数のID情報が読み取られた場合、書き込みデータの位置に最も近い位置に存在する非接触型IDタグ20のID情報を、書き込みデータと関連付ける。ただし、関連付けのアルゴリズムは、各書き込みデータと各非接触型IDタグ20との位置関係に応じて適切に関連付けを行うものであればよく、適宜に決められればよい。
図11は、本実施の形態における情報処理装置40の動作手順を示すフローチャートである。以下、図11に従って、本実施の形態における情報処理装置40の動作について説明する。
図11において、ペン入力座標取得部41は、ペン入力座標検出装置12の出力をモニタして、ペンダウンイベントの有無を判断する(S31)。そして、ペン入力座標取得部41は、ペンダウンイベントがあるまで待機し(S31:NO)、ペンダウンイベントがあると(S31:YES)、ペンダウン位置のX座標情報を取得する(S32)。そして、ペン入力座標取得部41は、この書き込みイベントを識別するためのイベント識別子を生成し、生成されたイベント識別子と取得されたX座標情報とを対応付けてユーザ識別情報取得部42に渡す。
ユーザ識別情報取得部42は、ペン入力座標取得部41からイベント識別子およびX座標情報を受け取ると、ID読取装置37を制御し、2つのID読取アンテナ37a,37bを介して、筆記面11近傍に存在する非接触型IDタグ20からID情報を取得する(S33)。さらに、ユーザ識別情報取得部42は、ID情報の読み取りの際に2つのID読取アンテナ37a,37bが受信した電波強度Sa,SbをID読取装置37から取得し、取得された電波強度Sa,Sbから非接触型IDタグ20の位置を推定する(S34)。ここで、筆記面11近傍に複数のユーザが存在する場合には、ユーザ識別情報取得部42は、各ユーザの非接触型IDタグ20からID情報を読み取るとともに、各非接触型IDタグ20の位置を推定する。そして、ユーザ識別情報取得部42は、イベント識別子と、ペンダウン位置のX座標情報と、ID情報とタグ位置との一以上の対と、を対応付けて関連付け部43に渡す。
関連付け部43は、ユーザ識別情報取得部42からイベント識別子等の情報を受け取ると、ペンダウン位置(書き込み開始位置)のX座標情報とタグ位置(ユーザ位置)から、イベント識別子とID情報とを関連付ける(S35)。分かり易く言えば、書き込みとユーザとの位置関係に基づいて書き込みイベントとユーザとを関連付ける。例えば、関連付け部43は、一以上のタグ位置の中から、そのX座標がペンダウン位置のX座標と最も近いタグ位置を特定し、特定されたタグ位置と対応付けられたID情報を、イベント識別子と関連付ける。
ペン入力座標取得部41は、ペンダウンイベントがあってからペンアップイベントがあるまでの間(S31:YES、S37:NO)、ペン入力座標検出装置12から出力されるペン入力座標を取得し、取得されたペン入力座標をストロークデータとして蓄積する(S36)。そして、ペン入力座標取得部41は、ペンアップイベントがあると(S37:YES)、蓄積されたストロークデータを、上記生成されたイベント識別子と対応付けて関連付け部43に渡す。
関連付け部43は、ペン入力座標取得部41からイベント識別子とストロークデータとの対を受け取ると、当該ストロークデータと、当該イベント識別子に関連付けられているID情報とを関連付ける(S38)。このとき、関連付け部43は、上記電子白板システム1の場合と同様に、システム内ユーザ識別子や各種のユーザ情報をストロークデータと関連付けることができる。
複数のユーザが同時に書き込みを行った場合には、上記の処理は、それぞれの書き込みについて実行される。例えば、図9において、ユーザU1およびU2が同時に書き込みを行ったとすると、ユーザU1の書き込みについての処理と、ユーザU2の書き込みについての処理とが同時に実行される。
ここで、ユーザU1の書き込みについての処理は次のとおりに行われる。すなわち、ユーザU1が書き込み開始位置P11にペンダウンすると、ペン入力座標検出装置12は、当該書き込み開始位置P11の座標(X11,Y11)を検出して情報処理装置40に出力する。情報処理装置40は、上記座標の入力を受けると、この書き込みイベントを示すイベント識別子IV1を生成する。また、情報処理装置40は、ID読取装置37を介して、ユーザU1の非接触型IDタグ21からID情報ID1を読み取るとともに、非接触型IDタグ21の位置のX座標XU1を特定し、同時に、ユーザU2の非接触型IDタグ22からID情報ID2を読み取るとともに、非接触型IDタグ22の位置のX座標XU2を特定する。なお、図9では、X座標XU1、XU2はそれぞれ非接触型IDタグ21,22の位置に対してずれているが、これはユーザU1,U2が右方向に移動したためである。
ついで、情報処理装置40は、|X11−XU1|および|X11−XU2|を算出し、ここでは|X11−XU1|が最小であるので、XU1に対応するID情報ID1をイベント識別子IV1に関連付ける。一方、ユーザU1のペンが書き込み開始位置P11から書き込み終了位置P12に移動するまでの間、ペン入力座標検出装置12は、連続的にペン入力座標を検出して情報処理装置40に出力する。この出力に基づき、情報処理装置40は、書き込み開始位置P11の座標(X11,Y11)から書き込み終了位置P12の座標(X12,Y12)までの座標列をストロークデータS1としてイベント識別子IV1と対応付けて取得する。そして、情報処理装置40は、イベント識別子が一致することより、ストロークデータS1とID情報ID1とを関連付ける。
ユーザU2の書き込みについての処理は、上記と同様に次のとおりに行われる。すなわち、ユーザU2がペンダウンすると、情報処理装置40は、書き込み開始位置P21の座標(X21,Y21)の入力を受け、この書き込みイベントを示すイベント識別子IV2を生成する。また、情報処理装置40は、非接触型IDタグ21からID情報ID1を読み取るとともに、非接触型IDタグ21の位置のX座標XU1を特定し、同時に、非接触型IDタグ22からID情報ID2を読み取るとともに、非接触型IDタグ22の位置のX座標XU2を特定する。そして、情報処理装置40は、|X21−XU1|および|X21−XU2|を算出し、ここでは|X21−XU2|が最小であるので、XU2に対応するID情報ID2をイベント識別子IV2に関連付ける。一方、情報処理装置40は、書き込み開始位置P21の座標(X21,Y21)から書き込み終了位置P22の座標(X22,Y22)までの座標列をストロークデータS2としてイベント識別子IV2と対応付けて取得する。そして、情報処理装置40は、イベント識別子が一致することより、ストロークデータS2とID情報ID2とを関連付ける。
以上説明した本実施の形態によれば、上記第1の実施の形態と同様の効果が得られるほか、次の効果が得られる。すなわち、非接触型IDタグからユーザ識別情報を読み取るとともに当該非接触型IDタグの位置を特定し、書き込みデータの位置と、非接触型IDタグの位置とに基づいて、書き込みデータとユーザ識別情報との関連付けを行う。このため、書き込みとユーザとの位置関係に基づいて書き込みデータとユーザとを適切に関連付けることができる。また、筆記面近傍に複数のユーザが存在する場合であっても、書き込みを行っているユーザを適切に識別することができ、書き込みデータとユーザとの関連付けを適切に行うことができる。特に、複数のユーザが同時に書き込んだ際に、各書き込みデータと各ユーザとを適切に関連付けることができる。さらに、特許文献1に記載の技術では、ペンから識別子を読み取る読取装置を数多く設置しないとならないためコストが高くなるが、本実施の形態では、ID読取装置を必要最低限設置するだけで、複数のユーザが同時に書き込んだ際の関連付けを可能にすることができ、コスト的に有利である。
また、ID読取装置と非接触型IDタグとの間の無線通信に基づいて非接触型IDタグの位置を特定するので、ユーザ識別情報の読み取りと非接触型IDタグの位置の特定とで資源の共有化を図ることができ、構成の簡易化やコスト削減を図ることができる。
また、2つのID読取アンテナが非接触型IDタグから受信した信号強度に基づいて非接触型IDタグの位置を特定するので、タグ位置の特定を簡易な構成で実現することができる。
上記第3の実施の形態に係る電子白板システム3は、さらに次のように構成されることが好ましい。以下、電子白板システム3のより好適な構成例について説明する。
書き込みが右手で行われている場合、書き込み者(あるいは非接触型IDタグ20)の位置は、筆記面11に向かって、書き込み位置よりも左側である可能性が高い。逆に、書き込みが左手で行われている場合、書き込み者の位置は、書き込み位置よりも右側である可能性が高い。そこで、本構成例では、書き込みが右手によるか左手によるかを特定し、この特定結果を加味して、書き込みデータとID情報との関連付けを行うこととする。
具体的には、情報処理装置40は、書き込みが右手によるか左手によるかを特定する右手/左手特定部44をさらに有する。右手/左手特定部44は、好適には、書き込みを行っているユーザの姿が撮影された画像データ(動画データまたは静止画データ)に基づいて、右手書きか左手書きかを判断する。ただし、右手書きか左手書きかの特定は、他の方法で行われてもよい。例えば、ID情報と利き手情報との対応表を予め用意しておけば、この対応表を参照することにより、読み取られたID情報から書き込み者の利き手を特定することができる。ただし、利き手と反対の手で書き込みが行われる場合があるので、画像データに基づく方が、より正確に特定することができる。
関連付け部43は、書き込みデータの位置と、非接触型IDタグ20の位置と、右手/左手特定部44の特定結果とに基づいて、書き込みデータとID情報とを関連付ける。
以下、図9を参照して、本構成例における関連付けの一例を説明する。図9において、ユーザU1が書き込み開始位置P11にペンダウンすると、情報処理装置40は、書き込み開始位置P11の座標(X11,Y11)の入力を受け、このイベントを示すイベント識別子IV1を生成する。また、情報処理装置40は、ID読取装置37を介して、ユーザU1の非接触型IDタグ21からID情報ID1を読み取るとともに、非接触型IDタグ21の位置のX座標XU1を特定し、同時に、ユーザU2の非接触型IDタグ22からID情報ID2を読み取るとともに、非接触型IDタグ22の位置のX座標XU2を特定する。
本構成例ではさらに、情報処理装置40は、右手書きか左手書きかを特定し、右手書きの場合には予想タグ位置座標X11’として(X11−XH)を算出し、左手書きの場合には予想タグ位置座標X11’として(X11+XH)を算出する。そして、情報処理装置40は、|X11’−XU1|および|X11’−XU2|を算出し、ここでは|X11’−XU1|が最小であるので、XU1に対応するID情報ID1をイベント識別子IV1に関連付ける。なお、これ以降の処理は上記と同様である。
以上のとおり、本構成例によれば、書き込みが右手によるか左手によるかを特定し、この特定結果と、書き込みデータの位置と、非接触型IDタグの位置とに基づいて書き込みデータとユーザ識別情報とを関連付けるので、書き込みデータとユーザとの関連付けをより正確に行うことができる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々変更することができる。
第1の実施の形態に係る電子白板システムの構成を示す模式図である。 第1の実施の形態に係る電子白板システムの構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態における情報処理装置の動作手順を示すフローチャートである。 非接触IDカード識別子とシステム内ユーザ識別子の対応表の一例を示す図である。 システム内ユーザ識別子とユーザ情報の対応表の一例を示す図である。 第2の実施の形態に係る電子白板システムの構成を示す模式図である。 第2の実施の形態に係る電子白板システムの構成を示すブロック図である。 第2の実施の形態における情報処理装置の動作手順を示すフローチャートである。 第3の実施の形態に係る電子白板システムの構成を示す模式図である。 第3の実施の形態に係る電子白板システムの構成を示すブロック図である。 第3の実施の形態における情報処理装置の動作手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1〜3 電子白板システム、10 電子白板、11 筆記面、12 ペン入力座標検出装置、20〜22 非接触型IDタグ、30〜37 ID読取装置、37a,37b ID読取アンテナ、40 情報処理装置、41 ペン入力座標取得部、42 ユーザ識別情報取得部、43 関連付け部、44 右手/左手特定部、50 ペン。

Claims (15)

  1. ペンによる書き込みが行われる筆記面と、当該筆記面におけるペン入力座標を検出するペン入力座標検出装置とを備える電子白板と、
    ユーザに携帯され、当該ユーザを識別するためのユーザ識別情報を保持する非接触型IDタグと、
    筆記面近傍に存在する非接触型IDタグからユーザ識別情報を読み取るID読取手段と、
    ペン入力座標検出装置により検出されたペン入力座標に基づく書き込みデータと、当該書き込みデータが書き込まれる際にID読取手段により読み取られたユーザ識別情報とを関連付ける関連付け手段と、
    を有することを特徴とする電子白板システム。
  2. 請求項1に記載の電子白板システムであって、
    ID読取手段は、ペン入力座標検出装置によって検出されたペン入力座標の近傍に読取範囲を限定し、限定された読取範囲内に存在する非接触型IDタグからユーザ識別情報を読み取ることを特徴とする電子白板システム。
  3. 請求項2に記載の電子白板システムであって、
    ID読取手段は、読取範囲が互いに異なる複数のID読取装置を備え、検出されたペン入力座標に応じてID読取装置を選択することにより、読取範囲を限定することを特徴とする電子白板システム。
  4. 請求項2または3に記載の電子白板システムであって、
    書き込みが右手によるか左手によるかを特定する右手/左手特定手段をさらに有し、
    ID読取手段は、右手/左手特定手段の特定結果に基づいて、読取範囲の限定を行うことを特徴とする電子白板システム。
  5. 請求項1に記載の電子白板システムであって、
    ID読取手段は、非接触型IDタグからユーザ識別情報を読み取るとともに、当該非接触型IDタグとの間の無線通信に基づいて、当該非接触型IDタグの位置を特定し、
    関連付け手段は、ペン入力座標により示される書き込みデータの位置と、ID読取手段により特定された非接触型IDタグの位置とに基づいて、書き込みデータとユーザ識別情報との関連付けを行うことを特徴とする電子白板システム。
  6. 請求項5に記載の電子白板システムであって、
    ID読取手段は、少なくとも2つのID読取アンテナを備え、ユーザ識別情報の読み取りの際に各ID読取アンテナが非接触型IDタグから受信した信号強度に基づいて、当該非接触型IDタグの位置を特定することを特徴とする電子白板システム。
  7. 請求項5または6に記載の電子白板システムであって、
    書き込みが右手によるか左手によるかを特定する右手/左手特定手段をさらに有し、
    関連付け手段は、書き込みデータの位置と、非接触型IDタグの位置と、右手/左手特定手段の特定結果とに基づいて、書き込みデータとユーザ識別情報との関連付けを行うことを特徴とする電子白板システム。
  8. 請求項4または7に記載の電子白板システムであって、
    右手/左手特定手段は、書き込みを行っているユーザが撮影された画像データに基づいて、書き込みが右手によるか左手によるかを特定することを特徴とする電子白板システム。
  9. ペンによる書き込みが行われる筆記面と、当該筆記面におけるペン入力座標を検出するペン入力座標検出装置とを備える電子白板について用いられる情報処理プログラムであって、コンピュータを、
    電子白板から、ペン入力座標検出装置により検出されたペン入力座標を取得するペン入力座標取得手段、
    筆記面近傍に存在する非接触型IDタグから、当該非接触型IDタグを携帯しているユーザを識別するためのユーザ識別情報を、ID読取装置を介して取得するユーザ識別情報取得手段、および、
    ペン入力座標取得手段により取得されたペン入力座標に基づく書き込みデータと、当該書き込みデータが書き込まれる際にユーザ識別情報取得手段により取得されたユーザ識別情報とを関連付ける関連付け手段、
    として機能させることを特徴とする情報処理プログラム。
  10. 請求項9に記載の情報処理プログラムであって、
    ユーザ識別情報取得手段は、ペン入力座標取得手段によって取得されたペン入力座標の近傍に読取範囲を限定し、限定された読取範囲内に存在する非接触型IDタグからユーザ識別情報を取得することを特徴とする情報処理プログラム。
  11. 請求項10に記載の情報処理プログラムであって、
    ユーザ識別情報取得手段は、読取範囲が互いに異なる複数のID読取装置の中から、検出されたペン入力座標に応じてID読取装置を選択することにより、読取範囲を限定することを特徴とする情報処理プログラム。
  12. ペンによる書き込みが行われる筆記面と、当該筆記面におけるペン入力座標を検出するペン入力座標検出装置とを備える電子白板について用いられる情報処理装置であって、
    電子白板から、ペン入力座標検出装置により検出されたペン入力座標を取得するペン入力座標取得手段と、
    筆記面近傍に存在する非接触型IDタグから、当該非接触型IDタグを携帯しているユーザを識別するためのユーザ識別情報を、ID読取装置を介して取得するユーザ識別情報取得手段と、
    ペン入力座標取得手段により取得されたペン入力座標に基づく書き込みデータと、当該書き込みデータが書き込まれる際にユーザ識別情報取得手段により取得されたユーザ識別情報とを関連付ける関連付け手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  13. 請求項12に記載の情報処理装置であって、
    ユーザ識別情報取得手段は、ペン入力座標取得手段によって取得されたペン入力座標の近傍に読取範囲を限定し、限定された読取範囲内に存在する非接触型IDタグからユーザ識別情報を取得することを特徴とする情報処理装置。
  14. 請求項12に記載の情報処理装置であって、
    ユーザ識別情報取得手段は、ID読取装置を介して非接触型IDタグからユーザ識別情報を取得するとともに、当該ID読取装置と当該非接触型IDタグとの間の無線通信に基づいて、当該非接触型IDタグの位置を特定し、
    関連付け手段は、ペン入力座標により示される書き込みデータの位置と、ユーザ識別情報取得手段により特定された非接触型IDタグの位置とに基づいて、書き込みデータとユーザ識別情報との関連付けを行うことを特徴とする情報処理装置。
  15. ペンによる書き込みが行われる筆記面と、当該筆記面におけるペン入力座標を検出するペン入力座標検出装置とを備える電子白板について用いられる情報処理方法であって、
    電子白板から、ペン入力座標検出装置により検出されたペン入力座標を取得するペン入力座標取得ステップと、
    筆記面近傍に存在する非接触型IDタグから、当該非接触型IDタグを携帯しているユーザを識別するためのユーザ識別情報を、ID読取装置を介して取得するユーザ識別情報取得ステップと、
    ペン入力座標取得ステップで取得されたペン入力座標に基づく書き込みデータと、当該書き込みデータが書き込まれる際にユーザ識別情報取得ステップで取得されたユーザ識別情報とを関連付ける関連付けステップと、
    を有することを特徴とする情報処理方法。

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