JP2006301360A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】転写材搬送手段1に対して転写材搬送方向に沿って配列された、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色トナー像を形成する色画像形成部UY・UM・UC・UK、及び色トナー像以外の少なくとも一種類以上の有色もしくは無色の特色トナー像を形成する特色画像形成部UTと、を有し、転写材Pを各画像形成部の転写部を順次に搬送通過させてトナー像を順次に重畳転写して多色カラー画像を形成する画像形成装置において、定着性及び生産性に弊害なく、特色トナーの本来の狙いである画像性向上を実現する。
【解決手段】特色画像形成部UTは色画像形成部UY・UM・UC・UKの転写材搬送方向下流に配置されており、色画像形成部の転写材搬送方向最下流の色画像形成部UKの転写部T2K、及び特色画像形成部の転写材搬送方向最下流の特色画像形成部UTの転写部T2Tはトナー像を転写材に熱的に転写するとともに定着する転写同時定着部であること。
【選択図】図1
【解決手段】特色画像形成部UTは色画像形成部UY・UM・UC・UKの転写材搬送方向下流に配置されており、色画像形成部の転写材搬送方向最下流の色画像形成部UKの転写部T2K、及び特色画像形成部の転写材搬送方向最下流の特色画像形成部UTの転写部T2Tはトナー像を転写材に熱的に転写するとともに定着する転写同時定着部であること。
【選択図】図1
Description
本発明は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色トナーと、前記色トナー以外の少なくとも一種類以上の有色もしくは無色の特色トナーを重ねあわせて画像形成を行なう多色カラー画像形成装置に関する。
近年、複写機・プリンタ等のフルカラー画像形成装置では画像性向上を目的として、従来のイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色トナーに加えて、高光沢画像を目的として透明トナーや、蛍光画像を得るために蛍光トナーや、色再現領域を広げる目的としてレッド、グリーン等の有色トナー、所謂「特色トナー」が採用されはじめている。
例えば透明トナーを用いることで、転写材上のトナー凸凹表面構造を透明トナーで被うことにより画像面内均一な高光沢画像が実現できる。
ところで、一般に加熱定着方式を採用しているフルカラー画像形成装置では、転写材上に重畳して形成したイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色トナー像を定着部において一括定着している。この際、転写材に担持させたトナー像の単位面積当たりのトナー載り量が規定量を超えると定着不良を発生することはよく知られている。このため、従来のフルカラー画像形成装置においては、定着不良を避けるためにトナー載り量に制限を設けて定着性能を維持していた。すなわち、従来のフルカラー画像形成装置においては、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の最大トナー載り量を例えば0.7mg/cm2以下に制限し、更に画像形成時に最大用いられる色数を、例えば2.0色以内に制限して画像形成を行なっている。これにより加熱定着時に転写材上に担持されている未定着トナー像の単位面積当たりの最大トナー載り量は一定値(例えば1.4mg/cm2)以下に制限されるため良好な定着性が得られていた。
すなわち、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの個々の最大載り量が0.7mg/cm2になる。但し、フルカラー画像形成時に4色=2.8mg/cm2の色の重ねは行なわない。個々の載り量が0.7mgで単純計算で4色重ねると最大2.8mg/cm2になるが、一般に画像作成時に最大用いられる色数を制限している。すなわち、最大2.0色でフルカラー画像形成を行なっている。例えば、M=0.5色(0.35mg)、Y0.6色(0.42mg)、C=0.9色(0.63mg)⇒全2色(1.4mg/cm2)。1色を各色最大載り量として計算。色数4色(個々の最大載り量0.7mg×4)使用可能にした場合、理論上(全てのトナーを良好定着した場合)では色再現範囲が大きくなるが、定着工程で定着不良が発生してしまうため最大使用色数を制限している。
しかしながら、従来のイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色トナーに加えて、前記特色トナーが用いられることで、転写材上の単位面積当たりの最大トナー載り量が更に増える。そのため、上述した通り従来の定着構成のままではトナー剥がれ等の定着不良になるという問題は避けられない。定着不良防止のために最大トナー載り量を従来のイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色トナーを用いたフルカラー画像形成装置並に制限すると、特色トナーを追加した分だけ、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー載り量を減少させねばならず、この結果、色再現性が損なわれてしまう。
特許文献1には、上記のような問題を解決するために、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色トナー像を転写材上に転写して定着手段により定着し、定着後の転写材は転写材循環搬送経路を通して再給紙された後に、再度既に転写材に定着済みのイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色トナー像上に透明トナーを転写して、再度定着手段により透明トナーを定着する装置構成が提案されている。すなわち、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色トナー像の定着工程と透明トナー像の定着工程を分けているために、定着工程1回当たりの未定着トナー像の最大トナー載り量は従来のイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの時の最大トナー載り量以下に制限されており、従来並みの定着条件で充分に良好な定着性が得られるのである。
特開2002−318482号公報
しかしながら、前記構成ではイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色トナー像の定着工程後に、転写材循環搬送経路を通して再給紙する分著しく生産性が損なわれる問題が生じていた。
また、トナー載り量が増加した分を定着工程時に未定着トナー像に与える熱量を上げることによって補う構成として、例えば、定着手段を二つ縦列に配置する、所謂タンデム定着構成を用いた場合でも、第二の定着手段にいたるまえの第一の定着手段で定着時にトナー載り量が多い場合は定着部材へのトナーオフセットよるトナー剥がれが発生してしまうため、前記問題を解決することができない。
以上説明したように、従来のイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色トナーの他に、レッドトナー等の有色トナーや透明トナー等の無色トナーといった特色トナーの画像形成機能が付加された多色フルカラー画像形成装置において、定着性及び生産性に弊害なく、そもそもの特色トナーの目的とする画像性向上を実現することが困難であった。
本発明は前記事情を鑑みてなされたものであり、その目的とするところは従来のイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色ナーの他に、レッドトナー等の有色トナーや透明トナー等の無色トナーといった特色トナーの画像形成機能を付加された多色フルカラー画像形成装置において、特色トナー分のトナー載り量増加時の定着性を確保し、定着性及び生産性に弊害なく、特色トナーの本来の狙いである画像性向上を実現することである。
上記目的を達成するための本発明に係る画像形成装置の代表的な構成は、転写材を搬送する転写材搬送手段と、前記転写材搬送手段に対して転写材搬送方向に沿って配列された、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色トナー像をそれぞれ形成する色画像形成部、及び前記色トナー像以外の少なくとも一種類以上の有色もしくは無色の特色トナー像を形成する特色画像形成部と、を有し、前記転写材搬送手段で転写材を搬送して前記色画像形成部及び前記特色画像形成部の転写部を順次に通過させて前記色画像形成部及び前記特色画像形成部で形成されたトナー像を順次に重ね合わせて転写して多色カラー画像を形成する画像形成装置であり、前記特色画像形成部は前記色画像形成部の転写材搬送方向下流に配置されており、前記色画像形成部の転写材搬送方向最下流の色画像形成部の転写部、及び前記特色画像形成部の転写材搬送方向最下流の特色画像形成部の転写部はトナー像を転写材に熱的に転写するとともに定着する転写同時定着部であることを特徴とする。
また、上記目的を達成するための本発明に係る画像形成装置の他の代表的な構成は、転写材を搬送する転写材搬送手段と、前記転写材搬送手段に対して転写材搬送方向に沿って配列された、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色トナー像をそれぞれ形成する色画像形成部、及び前記色トナー像以外の少なくとも一種類以上の有色もしくは無色の特色トナー像を形成する特色画像形成部と、を有し、前記転写材搬送手段で転写材を搬送して前記色画像形成部及び前記特色画像形成部の転写部を順次に通過させて前記色画像形成部及び前記特色画像形成部で形成されたトナー像を順次に重ね合わせて転写して多色カラー画像を形成する画像形成装置であり、前記特色画像形成部は前記色画像形成部の転写材搬送方向下流に配置されており、前記色画像形成部の転写材搬送方向最下流の色画像形成部の転写部はトナー像を転写材に熱的に転写するとともに定着する転写同時定着部であり、前記特色画像形成部の転写材搬送方向最下流の特色画像形成部よりも転写材搬送方向下流側に定着手段が配設され、前記特色画像形成部の転写部で転写材に形成された未定着状態の特色トナー像は前記定着手段によって定着されることを特徴とする。
上記の画像形成装置構成により、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色トナーの他に、レッドトナー等の有色トナーや透明トナー等の無色トナーといった特色トナーの画像形成機能を付加された多色フルカラー画像形成装置において、特色トナーの追加によって単位面積当たりの最大トナー載り量が増加した場合においても、生産性を落とすことなく良好な定着性画像が得られる。
すなわち、転写同時定着系において、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色トナー像形成時に転写同時定着によって仮定着後に、特色トナー像を転写同時定着もしくは、転写後に本定着するために、特色トナー追加によって転写材上のトナー載り量が増えても定着性が維持できる。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は本実施例1における画像形成装置の要部の構成模式図である。この画像形成装置は電子写真プロセスを用いた多色カラー画像形成装置である。
1は転写材搬送手段としてのエンドレスの転写材搬送ベルト(以下、搬送ベルトと記す)であり、駆動ローラ2とターンローラ3との間に懸回張設されて略水平に配設されていて、駆動ローラ2が駆動されることで矢印の反時計方向に回転する。この搬送ベルト1はポリカーボネート樹脂・ポリエチレンテレフタレート樹脂・ポリフッ化ビニリデン樹脂等のような誘電体樹脂によって構成されている。転写材(記録材)Pは不図示の給紙機構部から一枚分離給送され、レジストローラ4で斜行修正されるとともに、所定の制御タイミングで、ターンローラ3側から搬送ベルト1の上行側ベルト部分の上面に対して送り出される。そしてその転写材Pは搬送ベルト1の上行側ベルト部分に静電吸着力で保持されて、搬送ベルト1の回転移動により駆動ローラ2側に搬送される。
UY・UM・UC・UK・UTは第1から第5の5つの画像形成ユニットであり、上記搬送ベルト1の上行側ベルト部分に対して転写材搬送方向に沿って上流側から下流側に順次に所謂タンデム構成で配列してある。
本実施例においては、第1から第4の画像形成ユニットUY・UM・UC・UKはイエロー・マゼンタ・シアン・ブラックの4つの色トナー像をそれぞれ形成する色画像形成部である。第5の画像形成ユニットUTは特色である透明トナー像を形成する特色画像形成部である。なお、色画像形成部である第1から第4の画像形成ユニット間の色順序は上記のイエロー・マゼンタ・シアン・ブラックの順序に限られるのもではなく任意である。特色画像形成部である第5の画像形成ユニットUTについては色画像形成部である第1から第4の画像形成ユニットUY・UM・UC・UKよりも転写材搬送方向下流側に配置される。
先ず、第1〜第3の画像形成ユニットUY・UM・UCの構成について、第1の画像形成ユニットUYを例に挙げて説明する。第2と第3の画像形成ユニットUM・UCの構成は第1の画像形成ユニットUYと同様であるため、これらについての説明は省略する。
図2は第1の画像形成ユニットUY部分の拡大図である。5Yは静電潜像担持体としての円筒型の電子写真感光体(以下、感光体と記す)であり、矢印の反時計方向に所定の速度で回転駆動される。6Yは一次帯電器であり、感光体5Yに対して非接触状態で設置されている。7Yはレーザースキャナ等の画像露光部であり、一次帯電器6Yよりも感光体回転方向下流側で感光体面を露光する。8Yは現像装置であり、感光体露光位置より更に感光体回転方向下流側に感光体5Yと隣接するように設置されている。この現像装置8Yには現像剤としてイエロートナーを収容してある。なお、第2の画像形成ユニットUMの現像装置8Mには現像剤としてマゼンタトナーを収容してある。第3の画像形成ユニットUCの現像装置8Cには現像剤としてシアントナーを収容してある。9Yは中間転写ベルトであって、感光体5Yに接触して矢印の時計方向に回転駆動される。中間転写ベルト9Yは、PI(ポリイミド)等のフィルムの基層(ベースフィルム)上に、トナーフィルミング防止層としてPFA(テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)・PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)等の離型層で形成されている。10Yは一次転写ローラであり、一次転写位置T1Yで中間転写ベルト9Yを挟んで感光体5Yに対向するように設置されている。11Yは二次転写外ローラ、12Yは二次転写内ローラであり、両ローラ11Y・12Yは中間転写ベルト9Yと搬送ベルト1を挟んで対向するにように設置されている。13Yは中間転写ベルト9Yのテンションローラである。中間転写ベルト9Yと搬送ベルト1との接触ニップ部が二次転写部T2Yである。14Yは感光体クリーナであり、一次転写位置T1Yより感光体回転方向下流側で、一次帯電器6Yよりも上流側に配設してある。
次に、第4と第5の画像形成ユニットUK・UTの構成について、第4の画像形成ユニットUKを例に挙げて説明する。第5の画像形成ユニットUTの構成は第4の画像形成ユニットUKと同様であるため、この説明は省略する。
図3は第4の画像形成ユニットUK部分の拡大図である。5Kは静電潜像担持体としての円筒型の電子写真感光体であり、矢印の反時計方向に所定の速度で回転駆動される。6Kは一次帯電器であり、感光体5Kに対して非接触状態で設置されている。7Kはレーザスキャナ等の画像露光部であり、一次帯電器6Kよりも感光体回転方向下流側で感光体面を露光する。8Kは現像装置であり、感光体露光位置より更に感光体回転方向下流側に感光体5Kと隣接するように設置されている。この現像装置8Kには現像剤としてブラックトナーを収容してある。なお、第5の画像形成ユニットUTの現像装置8Tには現像剤として透明トナーを収容してある。9Kは中間転写ベルトであって、感光体5Kに接触して矢印の時計方向に回転駆動される。中間転写ベルト9Kは、PI等のフィルムの基層上に、Siゴムやフッ素ゴム等の弾性層、及びその外層にPFA・PTFE等の離型層という層構成になっている。10Kは一次転写ローラであり、一次転写位置T1Kで中間転写ベルト9Kを挟んで感光体5Kに対向するように設置されている。15Kは二次転写同時定着装置である。図4はこの二次転写同時定着装置15K部分の拡大横断面模式図である。中間転写ベルト9Kは、一次転写ローラ10Kと、第1と第2のガイドローラ16K・17Kと、テンションローラ13Kとの間に懸回張設してある。そして、第1と第2のガイドローラ16K・17K間の中間転写ベルト部分を搬送ベルト1の上行き側ベルト部分の外面に接触させた構成にしてある。また第1と第2のガイドローラ16K・17K間の中間転写ベルト部分の裏面側に支持体18Kに支持させたヒータ19Kを配設してある。20Kは搬送ベルト1の内側に配設した弾性加圧ローラである。この加圧ローラ20Kを搬送ベルト1と中間転写ベルト9Kを挟んでヒータ19Kに圧接させて、中間転写ベルト9Kと搬送ベルト1との間に二次転写同時定着ニップ部T2Kを形成させている。二次転写同時定着ニップ部T2Kの転写材搬送方向距離(NIP長)は9mmになっている。加圧ローラ20Kはシリコンゴムやフッ素ゴムなどの耐熱性の良いゴム層を有し、必要に応じてフッ素樹脂コートにより離型性を向上させてもよい。ヒータ19Kはアルミナなどの耐熱性、絶縁性、高熱伝導性で、熱容量の小さなセラミック基板の上に通電発熱体を付けたもので、200W〜1KWの消費電力のものである。ヒータ19Kの背面には温度検知手段としてのサーミスタ21Kが取り付けられている。このサーミスタ21Kによるヒータ温度検知情報が不図示の制御部に入力する。制御部はサーミスタ21Kから入力するヒータ温度検知情報が所定の一定温度情報に維持されるようにヒータ19Kの通電発熱体に対する電力供給を制御する。即ち二次転写同時定着ニップ部T2Kの温度を所定の管理温度の温調する。上記の中間転写ベルト9K、第1と第2のガイドローラ16K・17K、ヒータ19K、搬送ベルト1、加圧ローラ20K等により二次転写同時定着装置15Kが構成されている。
以上のように構成された画像形成装置の画像形成動作について説明する。第1〜第5の各画像形成ユニットUY・UM・UC・UK・UTにおいて、感光体にトナー像を形成し、そのトナー像を中間転写ベルトに一次転写するに至るまでの動作は共通であるので、第1の画像形成ユニットUY(イエロー用ユニット)の動作を代表して説明する。
先ず、感光体5Yは、例えば、導電性基体の表面にアモルファスシリコンで形成される光半導体層を有して回転している。そして、感光体5Yはコロナ放電を行なう一次帯電器6Yよって表面が一様にマイナス帯電された後、露光部7Yにより露光が行われてカラー画像のイエロー成分像に対応した静電潜像が形成される。現像装置8Yはマイナス帯電したイエロトナーを用いて静電潜像の反転現像を行い、静電潜像と対応したイエロートナー像を感光体5Y表面に形成する。そのイエロートナー像は一次転写ローラ10Yの電界によって中間転写ベルト9Yに静電的に一次転写される。感光体5Yに残った一次転写残トナーはクリーナ14Yによってクリーニングされる。
上記と同様の画像形成動作により、第2の画像形成ユニットUM(マゼンタ用ユニット)においてはカラー画像のマゼンタ成分像に対応したマゼンタトナー像が感光体5Mに形成され、それが中間転写ベルト9Mに一次転写される。第3の画像形成ユニットUC(シアン用ユニット)においてはカラー画像のシアン成分像に対応したシアントナー像が感光体5Cに形成され、それが中間転写ベルト9Cに一次転写される。第4の画像形成ユニットUK(ブラック用ユニット)においてはカラー画像のブラック成分像に対応したブラックトナー像が感光体5Kに形成され、それが中間転写ベルト9Kに一次転写される。第5の画像形成ユニットUT(透明トナー用ユニット)においては出力画像を全体に高光沢化するに必要なパターンに対応した透明トナー像が感光体5Tに形成され、それが中間転写ベルト9Tに一次転写される。
上記の第1〜第5の各画像形成ユニットUY・UM・UC・UK・UTの画像形成動作はそれぞれ所定のシーケンス制御タイミングをもって連携的になされる。
次に、第1〜第5の各画像形成ユニットUY・UM・UC・UK・UTにおいて、各中間転写ベルト9Y・9M・9C・9K・9Tに形成されるトナー像を転写材に転写する動作について説明する。
搬送ベルト1の上行側ベルト部分にレジストローラ4により所定の制御タイミングで送り出された転写材Pは搬送ベルト面に静電的に吸着保持されて搬送ベルト1の回転により第1〜第5の各画像形成ユニットUY・UM・UC・UK・UTの二次転写部T2Y・T2M・T2C・T2K・T2Tに順次に搬送されて通過していく。これにより、同一の転写材面に各画像形成ユニットの中間転写ベルト9Y、9M、9C、9K、9Tに形成されたトナー像が順次に相互に位置合わせされた状態で多重転写される。
ここで、第1〜第3の各画像形成ユニットUY・UM・UCについては、各二次転写部における中間転写ベルトから転写材へのトナー像の転写を、二次転写外ローラと二次転写内ローラ間の電界によって静電転写を行なっている。
一方、第4の画像形成ユニットUKと第5の画像形成ユニットUKについては、二次転写部における中間転写ベルトから転写材へのトナー像の転写を、熱的に転写同時定着によって行なっている。
まず、第4の画像形成ユニットUKの二次転写同時定着部T2Kについて説明する。この第4の画像形成ユニットUKの中間転写ベルト9K上の未定着状態のブラックトナー像は、既にイエロー・マゼンタ・シアンの3つの未定着状態の色トナー像が多重転写されている転写材P上に、二次転写同時定着部T2Kにおいてヒータ19Kの熱により熱的に転写される。そしてイエロー・マゼンタ・シアンの色トナー像と一緒に転写材Pに加熱溶融定着(加熱挟圧)される。これによりイエロー・マゼンタ・シアン・ブラックの各色トナーの溶融混色で転写材P上にフルカラー画像が形成される。
画像形成中のヒータ19Kの背面温調温度を200℃に設定しており、その際の二次転写同時定着部T2Kにおける中間転写ベルト9Kの表面温度は160℃になっている。
本実施例1ではイエロー・マゼンタ・シアン・ブラックの各色トナーの最大トナー載り量を0.7mg/cm2とし、画像形成時に使用できうるイエロー・マゼンタ・シアン・ブラックトナーの最大使用色数を2.0色としている。つまり第4の画像形成ユニットUKの二次転写同時定着部T2Kでは、転写材Pに既に多重転写されたイエロー・マゼンタ・シアンの未定着色トナー像と、第4の画像形成ユニットUKの中間転写ベルト9K上の未定着ブラックトナー像が重なり合うために、最大トナー載り量1.4mg/cm2の未定着トナー像を加熱溶融定着しなければならない。これについては背景技術の項で説明したとおりである。
図5は単位面積当たりのトナー載り量に対する定着不良発生温度を示している。最大トナー載り量時1.4mg/cm2においての中間転写ベルト温度150℃未満で定着不良が発生するため、本実施例1ではヒータ温調誤差等を鑑みて、10℃高めに前記中間転写ベルト9Kの温度を160℃になるように設定している。よって最大トナー載り量時においても第4の画像形成ユニットUKの二次転写同時定着部T2Kでは良好な定着性画像が得られている。
なお、上記構成において、ブラック用ユニットである第4の画像形成ユニットUKの二次転写部にて転写同時定着を行なっているのは、第1から第4の画像形成ユニットUY・、UM・UC・UKの転写材搬送方向最下流部にてイエロー・マゼンタ・シアン・ブラックの4つの未定着トナー像を転写材上に熱定着させることが目的であって、画像形成ユニットの配列が例えば転写材搬送方向に対してユニットUK・UY・UM・UCの順に配列された場合には、第4の画像形成ユニットとなるシアン用ユニットUCの二次転写部にて転写同時定着を行なうことになる。
次に、透明トナー用ユニットである第5の画像形成ユニットUTの二次転写同時定着部T2Tについて説明する。この第5の画像形成ユニットUTの中間転写ベルト9T上の未定着状態の透明トナー像は、第4の画像形成ユニットUKの二次転写同時定着部T2Tを通過して既に定着済みのフルカラー画像が形成されている転写材P上に、第5の画像形成ユニットUTの二次転写同時定着部T2Tにおいてヒータ19Tの熱により熱的に転写されるとともに加熱溶融定着(加熱挟圧)される。この透明トナーの定着層により出力画像の全体的な高光沢化がなされる。
画像形成中のヒータ19Tの背面温調温度を200℃に設定しており、その際の中間転写ベルト9Tの表面温度は160℃になっている。本実施例1では透明トナーの最大トナー載り量を1.4mg/cm2に設定している。図5に示す単位面積当たりのトナー載り量に対する定着不良発生温度に示す検討結果に基づいて、前記最大トナー載り量時1.4mg/cm2においての定着不良発生温度150℃未満に対してヒータ温度の公差等を鑑みて、10℃高めに前記中間転写ベルト温度160℃に設定している。よって最大トナー載り量時においても透明トナーユニットである第5の画像形成ユニットUTの二次転写同時定着部T2Tでは良好な定着性画像が得られる。つまり最終画像においても良好な定着性である画像が得られるのである。
比較例として、従来のように転写材上の複数の多重未定着トナー像を一括定着する構成の場合はイエロートナー像・マゼンタトナー像・シアントナー像・ブラックトナー像の4つの色トナー像と、特色トナーである透明トナー像の合計5つのトナー像を重ね合わせた場合の最大トナー載り量2.4mg/cm2を定着しなければならず、従来技術で説明した通りタンデム定着構成等のように未定着像への熱供給を増加させる構成を用いても定着不良を避けることはできない。
以上説明したとおり、透明トナーの追加によって単位面積当たりの最大トナー載り量が増加した場合においても、通常カラー画像形成で用いられるイエロー・マゼンタ・シアン・ブラックの色トナー像を形成する4つの画像形成ユニットUY・UM・UC・UKの転写材搬送方向最下流の画像形成ユニットUKの二次転写部T2Kによって転写同時定着を行なったのちに、再度、透明トナー像(特色トナー像)を形成する画像形成ユニットUTの二次転写部T2Tにて転写同時定着を行なうために、一度に定着する未定着トナーの載り量が従来並に抑えられるために生産性を落とすことなく良好な定着性が得られる。また上記構成では生産性を損なわれることも勿論ない。
図6は本実施例2における画像形成装置の要部の構成模式図である。この画像形成装置は搬送ベルト1の上行側ベルト部分に対して転写材搬送方向に沿って上流側から下流側に順次に、第1から第6の6つの画像形成ユニットUY・UM・UC・UK・UR・UBを所謂タンデム構成で配列してある。
第1から第4の画像形成ユニットUY・UM・UC・UKは前記実施例1の画像形成装置と同様にイエロー・マゼンタ・シアン・ブラックの4つの色トナー像をそれぞれ形成する色画像形成部である。またそれらの各画像形成ユニットの構成も実施例1の画像形成装置と同様であるので再度の説明を省略する。
第5の画像形成ユニットURは特色であるレッドトナー像を形成する特色画像形成部である。現像装置8Rには現像剤としてレッドトナーを収容してある。この第5の画像形成ユニットURは第1から第3の画像形成ユニットUY・UM・UCと同様の構成であり、二次転写部T2Rにおける中間転写ベルトから転写材へのトナー像の転写を、二次転写外ローラ12Rと二次転写内ローラ11R間の電界によって静電転写を行なっている。
第6の画像形成ユニットURは特色であるブルートナー像を形成する特色画像形成部である。現像装置8Bには現像剤としてブルートナーを収容してある。この第6の画像形成ユニットUBは第4の画像形成ユニットUKと同様の構成であり、二次転写部T2Bにおける中間転写ベルト9Bから転写材へのトナー像の転写を、熱的に転写同時定着によって行なっている。
実施例1の画像形成装置においては、特色トナーが透明トナー1色であったために転写材搬送方向最下流の第5の画像形成ユニットUTはすなわち透明トナー用ユニットであり、透明トナーユニットの二次転写部で熱的に転写同時定着を行なっていた。本実施例2では、特色トナーがレッドとブルーの2色であり、転写材搬送方向最下流の第6の画像形成ユニットはブルー用ユニットUBとしてあり、このユニットUBの二次転写部で熱的に転写同時定着を行なっている。
搬送ベルト1の上行側ベルト部分にレジストローラ4により所定の制御タイミングで送り出された転写材Pは搬送ベルト面に静電的に吸着保持されて搬送ベルト1の回転により第1〜第6の各画像形成ユニットUY・UM・UC・UK・UR・UBの二次転写部T2Y・T2M・T2C・T2K・T2R・T2Bに順次に搬送されて通過していく。これにより、同一の転写材面に各画像形成ユニットの中間転写ベルト9Y・9M・9C・9K・9R・9Bに形成されたトナー像が順次に相互に位置合わせされた状態で多重転写される。
そして、記録材Pが第1〜第4の各画像形成ユニットUY・UM・UC・UKの二次転写部T2Y・T2M・T2C・T2Kに順次に搬送されて通過していくことで、実施例1の画像形成装置と同様に、イエロー・マゼンタ・シアン・ブラックの各色の多重トナー像の溶融混色で転写材P上に定着済みのフルカラー画像が形成される。その転写材Pに第5の画像形成ユニットURの二次転写部T2Rにおいて中間転写ベルト9Rに形成されている未定着状態のレッドトナー像が静電転写される。さらに第6の画像形成ユニットUBの二次転写部T2Rにおいて中間転写ベルト9Bに形成されている未定着状態のブルートナー像がヒータ(19B)の熱により熱的に転写される。そして第5の画像形成ユニットURで転写されたレッドトナー像とともに転写材Pに加熱溶融定着(加熱挟圧)される。これによりレッドトナー及びブルートナーの特色トナーの追加によって色再現領域が広げられたカラー画像が形成された転写材が出力される。
第5及び第6の画像形成ユニットUR・UBにおいて、転写材Pに対するレッドトナー及びブル−トナーの最大トナー載り量はそれぞれ0.7mg/cm2に設定になっている。つまり最終の画像形成ユニットである第6の画像形成ユニットUBの二次転写同時定着部T2Bにいたる際の転写材に対する未定着トナー像の最大トナー載り量は1.4mg/cm2であって、上記載り量で定着不良が発生する中間転写温度150℃に対して、ヒータ温度の公差等を鑑みて、10℃高めに第6の画像形成ユニットUBの二次転写同時定着部T2Bにおける中間転写ベルト9Bの温度が160℃になるようにヒータ19Bの温調温度を200℃に設定している。よって最大トナー載り量時においても最終の画像形成ユニットである第6の画像形成ユニットUBの二次転写定着部T2Bでは良好な定着性画像が得られる。つまり最終画像においても良好な定着性である画像が得られるのである。
以上説明したとおり、レッドトナー及びブルートナーの特色トナーの追加によって転写材Pに対する最大トナー載り量が増加した場合においても、通常カラー画像形成で用いられるイエロー・マゼンタ・シアン・ブラックの色トナー像を形成する4つの画像形成ユニットUY・UM・UC・UKの転写材搬送方向最下流の画像形成ユニットUKの二次転写部T2Kによって多重トナー像の転写同時定着を行なったのちに、再度特色トナーの画像形成ユニットUR・UBの転写材搬送方向最下流の画像形成ユニットUBの二次転写部T2Bにて転写同時定着を行なうために、一度に定着する未定着トナーの載り量が従来並に抑えられるために良好な定着性が得られる。また上記構成では生産性を損なわれることも勿論ない。
本実施例3は前記実施例1の画像形成装置(図1)において、イエロー・マゼンタ・シアン・ブラックの4つの色トナーのみを用いたカラー画像を形成する通常画像形成モードと、これに更に特色である透明トナーを加えて用いた多色画像形成モードを、不図示のモード選択手段により選択指定することができるようにしてある。制御部はモード選択手段により選択指定された通常画像形成モードまたは多色画像形成モードを実行する。
通常画像形成モードが選択指定されたときは、制御部は、転写材搬送ベルト1を駆動するとともに、イエロー・マゼンタ・シアン・ブラックの4つの色トナー像を形成する第1〜第4の画像形成ユニットUY・UM・UC・UKについては所定にシーケンス制御して画像形成動作を実行させる。第4の画像形成ユニットUKの二次転写同時定着装置15Tのヒータ19Kは所定の二次転写同時定着に温調する。特色である透明トナー像を形成する第5の画像形成ユニットUTについては、感光体5Tと中間転写ベルト9Tは空回転させた状態にして、透明トナー像の形成は行なわせない。また、二次転写同時定着装置15Tのヒータ19Tへの通電はオフにして、または、所定の低い温度の温調状態にして、この二次転写同時定着装置15Tを通過する記録材上のトナー像に対して不必要な熱を与えないことで、無用な電力の浪費を避ける。これにより、イエロー・マゼンタ・シアン・ブラックの4つの色トナーのみを用いたカラー画像が形成された転写材が出力される。
多色画像形成モードが選択指定されたときは、制御部は、実施例1の画像形成装置と同様に、第1〜第4の画像形成ユニットUY・UM・UC・UKに加えて、特色である透明トナー像を形成する第5の画像形成ユニットUTも所定にシーケンス制御して画像形成動作を実行させる。これにより、イエロー・マゼンタ・シアン・ブラックの4つの色トナーと、これに更に特色である透明トナーを加えた多色カラー画像が形成された転写材が出力される。謂うまでもなく実施例1と同様の効果が得られる。
またモノクロ画像形成モードも選択できる構成にすることもできる。このモノクロ画像形成モードが選択指定された場合には、制御部は、転写材搬送ベルト1を駆動するとともに、ブラックのトナー像を形成する第4の画像形成ユニットUKについては所定にシーケンス制御して画像形成動作を実行させる。また、二次転写同時定着装置15Kのヒータ19Kは所定の二次転写同時定着に温調する。その他の第1〜第3、第5の画像形成ユニットUKについては、何れも感光体と中間転写ベルトは空回転させた状態にして、トナー像の形成は行なわせない。また、第5の画像形成ユニットUTの二次転写同時定着装置15Tのヒータ19Tへの通電はオフにして、または、所定の低い温度の温調状態にして、この二次転写同時定着部T2Tを通過する記録材上のトナー像に対して不必要な熱を与えないことで、無用な電力の浪費を避ける。これにより、ブラックトナーのみを用いたモノクロ画像が形成された転写材が出力される。
上記の通常画像形成モード、多色画像形成モード、モノクロ画像形成モードの選択指定と、各モードにおける画像形成装置の動作制御は、実施例2の画像形成装置(図6)についても適用することができる。
図7は本実施例4における画像形成装置の要部の構成模式図である。この画像形成装置は実施例1の画像形成装置(図1)において、最終の第5の画像形成ユニットUTよりも転写材搬送方向下流側に定着手段Aを配設した。また最終の第5の画像形成ユニットUTの二次転写部T2Tは二次転写同時定着部にしないで、第1〜第3の画像形成ユニットUY・UM・UCと同様に、二次転写部T2Tにおける中間転写ベルト9Tから転写材Pへのトナー像の転写を、二次転写外ローラ12Tと二次転写内ローラ11T間の電界によって静電転写を行なっている。そして第5の画像形成ユニットUTの中間転写ベルト9T上の未定着状態の透明トナー像は、第4の画像形成ユニットUKの二次転写同時定着部T2Kを通過して既に定着済みのフルカラー画像が形成されている転写材P上に、第5の画像形成ユニットUTの二次転写部T2Tにおいて静電転写され、その透明トナー像が第5の画像形成ユニットUTの下流側に設けられた定着手段Aによって熱定着される。この透明トナーの定着層により出力画像の全体的な高光沢化がなされる。定着手段Aは本実施例は熱ローラと加圧ローラとの圧接タイプであり、第5の画像形成ユニットUTの二次転写部T2Tを通った転写材がこの熱ローラと加圧ローラの圧接ニップ部(定着ニップ部)に導入されて透明トナー像が加熱挟圧定着される。
本実施例の画像形成装置構成においても実施例1の画像形成装置と同様の効果が得られる。
実施例3の画像形成装置についても、本実施例4のように、最終の第6の画像形成ユニットUBよりも転写材搬送方向下流側に定着手段Aを配設し、最終の第6の画像形成ユニットUBの二次転写部T2Bは二次転写同時定着部にしないで、第1〜第3、第5の画像形成ユニットUY・UM・UC・URと同様に、二次転写部T2Bにおける中間転写ベルト9Bから転写材Pへのトナー像の転写を、二次転写外ローラと二次転写内ローラ間の電界によって静電転写を行なう装置構成にすることもできる。
図8は本実施例5における画像形成装置の要部の構成模式図である。本実施例5の画像形成装置は実施例2(図6)の画像形成装置について、第6の画像形成ユニットUBの次に更に透明トナー像を形成する第7の画像形成ユニットUTを追加した装置構成である。
第6の画像形成ユニットUTの二次転写部は二次転写同時定着部にしないで、第1〜第3、第5の画像形成ユニットUY・UM・UC・URと同様に、二次転写部における中間転写ベルトから転写材へのトナー像の転写を、二次転写外ローラと二次転写内ローラ間の電界によって静電転写を行なう装置構成にしてある。
最終の第7の画像形成ユニットUTは第4の画像形成ユニットUKと同様に、二次転写部における中間転写ベルトから転写材へのトナー像の転写を、熱的に転写同時定着によって行なう装置構成にしてある。
本実施例の画像形成装置は、レッドトナー及びブルートナーの特色トナーの追加によって出力画像の色再現領域が広げられ、さらに透明トナーの追加によって出力画像の全体的な高光沢化がなされる。
この画像形成装置についても、本実施例4のように、最終の第7の画像形成ユニットUTよりも転写材搬送方向下流側に定着手段Aを配設し、最終の第7の画像形成ユニットUTの二次転写部は二次転写同時定着部にしないで、第1〜第3、第5、第6の画像形成ユニットUY・UM・UC・UR・UBと同様に、二次転写部における中間転写ベルトから転写材へのトナー像の転写を、二次転写外ローラと二次転写内ローラ間の電界によって静電転写を行なう装置構成にすることもできる。
なお、実施例1〜5の画像形成装置において各画像形成ユニットの機構構成は任意である。中間転写ベルトを用いない機構構成にすることもできる。電子写真プロセス以外の作像プロセスを用いることもできる。
P・・転写材(記録材)、1・・転写材搬送ベルト(転写材搬送手段)、UY,UM,UC,UK・・イエロー,マゼンタ,シアン,ブラックの色トナー像を形成する色画像形成部(色画像形成ユニット)、UT,UR,UB・・透明,レッド,ブルーの特色トナー像を形成する特色画像形成部(特色画像形成ユニット)、15K,15B,15T・・二次転写同時定着装置、A・・定着手段
Claims (4)
- 転写材を搬送する転写材搬送手段と、
前記転写材搬送手段に対して転写材搬送方向に沿って配列された、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色トナー像をそれぞれ形成する色画像形成部、及び前記色トナー像以外の少なくとも一種類以上の有色もしくは無色の特色トナー像を形成する特色画像形成部と、
を有し、前記転写材搬送手段で転写材を搬送して前記色画像形成部及び前記特色画像形成部の転写部を順次に通過させて前記色画像形成部及び前記特色画像形成部で形成されたトナー像を順次に重ね合わせて転写して多色カラー画像を形成する画像形成装置であり、
前記特色画像形成部は前記色画像形成部の転写材搬送方向下流に配置されており、前記色画像形成部の転写材搬送方向最下流の色画像形成部の転写部、及び前記特色画像形成部の転写材搬送方向最下流の特色画像形成部の転写部はトナー像を転写材に熱的に転写するとともに定着する転写同時定着部であることを特徴とする画像形成装置。 - 前記色画像形成部のみを用いて画像形成を行なう通常画像形成モードと、前記色画像形成部及び前記特色画像形成部を用いて画像形成を行なう多色画像形成モードを有しており、前記通常画像形成モードと前記多色画像形成モードとで、前記特色画像形成部の前記転写同時定着部においてトナー像に付加する熱量が異なることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 転写材を搬送する転写材搬送手段と、
前記転写材搬送手段に対して転写材搬送方向に沿って配列された、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色トナー像をそれぞれ形成する色画像形成部、及び前記色トナー像以外の少なくとも一種類以上の有色もしくは無色の特色トナー像を形成する特色画像形成部と、
を有し、前記転写材搬送手段で転写材を搬送して前記色画像形成部及び前記特色画像形成部の転写部を順次に通過させて前記色画像形成部及び前記特色画像形成部で形成されたトナー像を順次に重ね合わせて転写して多色カラー画像を形成する画像形成装置であり、
前記特色画像形成部は前記色画像形成部の転写材搬送方向下流に配置されており、前記色画像形成部の転写材搬送方向最下流の色画像形成部の転写部はトナー像を転写材に熱的に転写するとともに定着する転写同時定着部であり、前記特色画像形成部の転写材搬送方向最下流の特色画像形成部よりも転写材搬送方向下流側に定着手段が配設され、前記特色画像形成部の転写部で転写材に形成された未定着状態の特色トナー像は前記定着手段によって定着されることを特徴とする画像形成装置。 - 前記色画像形成部及び前記特色画像形成部は、それぞれ、像担持体と、中間転写体と、像担持体に形成されたトナー像を中間転写体に一次転写する一次転写部と、中間転写体上のトナー像を転写材上に二次転写する二次転写部とを有し、前記各二次転写部が転写材を搬送する転写材搬送手段に沿って配列されていることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の画像形成装置。
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JP2005123946A JP2006301360A (ja) | 2005-04-21 | 2005-04-21 | 画像形成装置 |
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JP2005123946A Pending JP2006301360A (ja) | 2005-04-21 | 2005-04-21 | 画像形成装置 |
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---|---|---|---|---|
JP2008139589A (ja) * | 2006-12-01 | 2008-06-19 | Canon Inc | 画像形成装置 |
JP2010169843A (ja) * | 2009-01-22 | 2010-08-05 | Fuji Xerox Co Ltd | 静電荷像現像用レッドトナー、静電荷像現像用現像剤、静電荷像現像用トナーセット、静電荷像現像用現像剤セットおよび画像形成装置 |
JP2011064740A (ja) * | 2009-09-15 | 2011-03-31 | Ricoh Co Ltd | 転写定着装置、並びに、該転写定着装置を用いた画像形成装置及び画像形成方法 |
-
2005
- 2005-04-21 JP JP2005123946A patent/JP2006301360A/ja active Pending
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