JP2006300866A - 電子体温計 - Google Patents

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JP2006300866A
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Shigeru Watanabe
渡辺  滋
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Citizen Watch Co Ltd
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Citizen Watch Co Ltd
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Abstract

【課題】 体温測定の際、測定終了を確実に把握できたり、あるいは正しく測定が出来ているかどうかを手元で判断できる電子体温計を提供する。またその電子体温計は防水性や耐久性などの信頼性も高く、さらには取り扱いも容易なものとする。
【解決手段】 外観が概略棒状の電子体温計であって、そのケースには測定回路と表示素子と電源とコードリールを有し、ケースに付属するセンサ保持部には温度センサを有し、温度センサとセンサ保持部は互いに抜き差し自由な嵌合構造であり、温度センサに結合しているコードは2本の導線を一体化してコードリールに巻き取り可能になっている。そして温度センサはセンサ保持部から分離でき、コードリールの回転によりコードが伸縮自在になっている。
【選択図】図1

Description

腋の下あるいは口腔内等で測定する体温計に関し、とくに確実な測定が実施できるための体温計構造に関する。
体温計は古くは水銀体温計の時代から概略棒状の形体を有し、その先端を腋の下あるいは舌下に挟み、所定の時間を経て先端部の温度を体温とほぼ一致させることで、測定を行ってきた。この行為は一般的に定着され、サーミスタ温度計を用いた電子体温計にその方式が変化しても、体温計の形態としてはあまり変化していない。
しかし、測定が直接目で見えるところで行っていないため、測定が終了しているかどうかの確認が出来ないことが問題であった。そこで電子体温計では測定終了を知らせるために電子音源を搭載するようになったが、特に腋の下での測定では厚い衣服などで覆われてしまうときや、雑音が多い環境ではしばしば終了音を聞き逃してしまうことがある。
さらに先端部が正しく腋の下に装着されていないときなどは、体温が高いにもかかわらず温度上昇が遅いことなどがあり、しばし時間を待ったにもかかわらず、再度測定を繰り返さなければならないといった煩わしさがあった。同様のことは、電源の入れ忘れなどでも起こってくる。
そこで手元において体温測定状況を確認できる構造が必要と思われ、それを解決する方法が提案されている(たとえば特許文献1)。ここで従来の電子体温計の構造を図5に示した。この例では、温度検出部81と温度表示部82とを分離しコード40を巻き取れる構造にしている。これによって確かに測定体温が手元にて見られることからこれまでの煩わしさを解消することが可能である。
特開2004−20509号公報(図1)
この様に従来の方法ではコード40を伸ばせることから、体温を手元で確認できることで便利である。しかし文献1に示されている体温計の構造では、腕を中に通して測定することを目的としてループ状のコード40が備えられている。これではせっかく測定部分が小さいのにそこに付けられた2本のコード40が開いてしまうことから、普通に腋の下へ装着するにはコード40が邪魔になってかえってやりにくい。
また、2本のコードを別の場所から本体83へ収納する構造のため、当然ながらコード40の一部分は本体83内に収納されず、温度検出部81がふらついた状態になるため、コード40の切断や測定センサ部の破損などの問題が懸念される。さらにコード40の収納部分は穴が開いているため防水性がなく、そこから水分が進入することで腐食などの問題が生じやすい。
また、本体83は手に持って測定することが基本であるため、反対に測定中に他の作業をしようとしても本体83が邪魔になり不便になることが考えられる。
そこで本発明の目的は、センサ部と本体を分離して手元で温度を監視できる体温計でありながら、測定がしやすく、信頼性が高く、さらにはいくつかの測定形態を実現できる電子体温計を提供することにある。
上記の目的を達成するために本発明の電子体温計においては下記に記載する手段を採用する。
ケースには測定回路と表示素子と電源とコードリールを有し、ケースに付属するセンサ保持部には温度センサを有し、温度センサとセンサ保持部は互いに抜き差し自由な嵌合構造であり、温度センサに結合しているコードは2本の導線を一体化してコードリールに巻き取り可能にする。
そして温度センサはセンサ保持部から分離でき、コードリールの回転によりコードが伸縮自在であり、ケースの一部分は棒状をしており、その先端にセンサ保持部を有し、測定回路と表示素子と電源とを含む部分と温度センサとの間には防水部材を有することが望ましい。
さらにはケースには衣服などに固定できる、固定部材を有し、コードを引き出す動作により電源スイッチがONになり、コードを巻き戻す動作により電源スイッチがOFFになることが望ましい。
本発明の電子体温計は温度センサがセンサ保持部から分かれ、接続されているコードが伸縮自在の構造になっているため、センサを腋の下に挟んでも測定経過を手元にて観察できるため、非常に便利でありまた測定ミスを防ぐことが出来る。さらに温度センサが保持部より離れるため、従来のように体温計本体が腋の下にさわることがなく、熱容量が小さいことから早く一定温度に達して測定が簡単になる。
また、温度センサとセンサ保持部は嵌合構造になっていることから、コードを伸ばさなくとも従来の体温計と同じように測定も可能であるとともに、収納時にセンサがふらつくこともなく信頼性が高い。そしてコードは2本の導線が一体化しているので、測定時も取り扱いがしやすく、完全にケース内に収納できることから断線などの問題がなくなる。
さらに、温度センサとセンサ保持部の嵌合によって収納時ではケース内部への、特に水分などの異物の侵入を抑えることが出来るとともに、測定回路と表示素子と電源を保護するように防水部材を有していることで、たとえコードを伸ばした状態での使用においても水分の侵入を妨げ、ショートや漏電などの問題が回避される。
また、ケースには固定部材があることから、常時手で持つ必要がなく、衣服などに本体を留めて体温測定のまま他の作業をすることも可能である。
さらにまた、コードの引き出し、収納に従って電源スイッチのON・OFFをなす事によって、電源の入れ忘れや、切り忘れなどを防止することもできる。
以下、図面を用いて本発明の電子体温計の最適な実施形態を説明する。まず図1には本発明の電子体温計の斜視図を、図2には電子体温計の内部平面図を示している。
本発明の電子体温計の外観は図1のように通常の電子体温計とほとんど変わりはない。長細い形状をしたケース10の中には図2にあるように測定回路31と電源32とを収納しており、外部から見える位置に体温の表示素子30を備えている。ケース10につながる形で備えられている温度センサ20にはサーミスタ温度計が埋め込まれており、サーミ
スタの抵抗を測定するためのコード40がつながれている。コード40は測定回路に接続され、温度センサ20の抵抗値を検出および変換し表示素子30に体温として表示する。
温度センサ20に接続されているコード40はセンサ保持部12から測定回路31までの距離よりもかなり長く作られており、大部分はケース10内部に納められているコードリール50に巻き取られている。そして温度センサ20を引き出すとコード40は伸び、温度センサ20とケース10とはコード40でつながったまま分離できる。
コードリール50は簡単な構造としてはケース10外部に手回しのハンドルを付けて操作をする。しかし、さらに利便性を良くした構造としては、コードリール50の内部にバネ材あるいはゴムなどの弾性部材を備え、自動で巻き取りが出来るようにする。この場合、使用者がコード40を伸ばしたときにはコードリール50が回転し、内部の弾性部材が巻かれて力が加わる。コードリール50にはストッパーが備えられており、それによってコード40は任意の長さで止まる。ストッパーを人的に解除すると、巻かれていた弾性部材が元に戻ることで、コードリール50は自動的に回転しコード40を巻き取ることが出来る。
また、コードリール50のストッパーは電源スイッチと連動している。そのため、コード40を伸ばし、コードリール50が回転することによりストッパーが動き電源をONすることが出来る。また、外部操作でストッパーを解除することで電源はOFFする様になっている。
図3には温度センサ20とセンサ保持部12の拡大図を示した。温度センサ20とセンサ保持部12とは互いに嵌合する構造になっている。つまり図3の(A)では、温度センサ20の一部分がセンサ保持部12に挿入され、(B)では温度センサ20にセンサ保持部12が挿入される構造になっており、これらのどちらかを利用している。この様な嵌合構造をとることで、温度センサ20を引き出していない状態では温度センサ20はセンサ保持部12に固定され、非常に安定した構造になる。また、コード40も完全にケース10内部に納められるので、断線などの危険が減少する。
温度センサ20とセンサ保持部12の嵌合する隙間にはパッキンなどを入れることで、さらに防水性が向上するが、温度センサ20を引き出した場合に備えて、図2に見られるように温度センサ20と測定回路31の間には樹脂を利用した防水部材60が備えられている。これによって、たとえセンサ保持部12より水分が侵入しても電気的な部分は保護されることから、水分による故障などの問題がなくなる。ここでは防水部材60はコードリール50と測定回路31の間に入っているが、コードリール50よりも温度センサ20側に装着することも可能である。その場合、コード40が防水部材60内を動くことから、防水部材60はシリコーンなどの柔軟性のあるものにした方が良い。
本発明の電子体温計の使用形態について説明する。まず使用者は電子体温計の温度センサ20部分をつまみ、ケース10から引き出す。そして温度センサ20を腋の下に挟み込む。この時、コード40はケース10が衣服より外に出るくらいの長さには伸ばしておく。前述したようにコード40を伸ばしたときコードリール50が回転し電源スイッチはすでにONされた状態になっている。
ここで図4の電子体温計の側面図に示すようにケース10には固定部材70が備えられている。この固定部材70はバネ性を有したクリップ状のもので、衣服の襟やその他の部分に固定することが出来る。そこで使用者は衣服に電子体温計を固定した状態で、温度センサ20が体温に達するまで待つことが出来る。固定部材70はクリップ状のもののほかに、ピンを利用したもの、あるいはマジックテープ(登録商標)などを利用したものも利用出来る。
この時、使用者は温度センサ20の温度の上昇状況を直接表示素子30を見ることで確認できる。あるいは測定対象が幼児などの場合は保護者が確認することが出来る。測定が終了すると備え付けのブザーの知らせにより、体温測定を終了する。その場合、たとえブザーを聞き逃したとしても、目視で確認していることから余分な時間を過ごす必要はない。
また測定中にたとえば温度が異常に低くあまり上昇していかないことが確認できれば、温度センサ20が正しく装着できていないことが想定されるので、再度センサ位置を修正すればよい。あるいは使用している電池が劣化し十分な電圧が得られないときなど、体温測定にはエラーが生じるが、目視していることで無駄な時間を過ごさず、すぐさま対応することが出来る。
本発明の電子体温計はまた、従来の電子体温計と同じように使用することも可能である。使用者がコード40を伸ばすことが面倒な場合は、温度センサ20をセンサ保持部12に固定したまま腋の下に挟めばよい。この様に本発明の電子体温計は使用者の好みで2通りの使い方が可能である。
本発明の実施の形態における電子体温計の外観を示す斜視図である。 本発明の実施の形態における電子体温計の内部構造を示す平面図である。 本発明の実施の形態における電子体温計の温度センサ近傍の構造を示す断面図である。 本発明の実施の形態における電子体温計の構造を示す側面図である。 従来の電子体温計の外観を示す斜視図である。
符号の説明
10 ケース
12 センサ保持部
20 温度センサ
30 表示素子
31 測定回路
32 電源
40 コード
50 コードリール
60 防水部材
70 固定部材

Claims (7)

  1. ケースには測定回路と表示素子と電源とコードリールとを有し、前記ケースに付属するセンサ保持部には温度センサを有し、該温度センサと前記センサ保持部とは互いに抜き差しできる嵌合構造を有し、前記温度センサに結合しているコードは2本の導線を一体化して前記コードリールに巻き取り可能になっている電子体温計。
  2. 前記温度センサは前記センサ保持部から分離でき、前記コードリールの回転により前記コードが伸縮自在であることを特徴とする請求項1に記載の電子体温計。
  3. 前記ケースの一部分は棒状をしており、その先端に前記センサ保持部を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電子体温計。
  4. 前記測定回路と前記表示素子と前記電源とを含む部分と前記温度センサとの間には防水部材を有することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電子体温計。
  5. 前記ケースには固定部材を有することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の電子体温計。
  6. 前記コードを引き出す動作により電源スイッチがONになることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の電子体温計。
  7. 前記コードを巻き戻す動作により電源スイッチがOFFになることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の電子体温計。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011022127A (ja) * 2009-07-17 2011-02-03 Inko Son 安全ピン型電子式測定装置
CN111407242A (zh) * 2020-04-01 2020-07-14 北京五洲康泰科技有限公司 一种腋下可穿戴式生命体征测量装置
JP2020204469A (ja) * 2019-06-14 2020-12-24 株式会社エー・アンド・デイ 携帯型環境計測装置

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