JP2006299556A - 災害緊急居住区システム - Google Patents

Abstract

【課題】震災、津波による水害等自然災害が多く発生する現時世において、災害を受けた現地でプレハブ式仮設住宅を急いで組みたてる光景をテレビ等で再三見かける。プレハブ式仮設住宅であるが為に、組み立てに時間が掛かり、組みたてられるまで被災者は学校の講堂等に一時避難をやむなくされる。
又、退居時プレハブ式仮設住宅の再利用が困難である。短時間に被災者に仮設住宅を提供し、又退居後に再利用出来る仮設住宅を提供することである。
【解決手段】上記課題を解決するために、本発明はトラック、ヘリコブターで運べる輸送用コンテナー（舶用・ＪＲ）等で製作された居住及び厨房等の各種ユニットハウスを備蓄し被災時に短時間に被災者に居住区システムを設置提供することである。
【選択図】 図１

Description

本発明は地震、水害等の災害緊急時に被災者が一時的に入居出来る仮設住宅用災害緊急居住区システムに関する。

従来のプレハブ式仮設住宅は組立に時間が掛かり、組み立てられるまで被災者は学校の講堂等に一時避難をやむなくされるし、また、退居後プレハブ式仮設住宅は再利用が困難である。

この改善策として、コンテナー（舶用・ＪＲ）等を利用した居住ユニット、厨房ユニット、トイレユニット、風呂・洗濯ユニット、ポンプユニット、サニタリーユニット、倉庫ユニット等の各種ユニットを準備した。該ユニットを共同用か個別用かの目的に応じ組み合わせるシステムを発案した。
特開２００２−２０１７２０号公報 特開２００４−０１１３０４号公報

現在のプレハブ式仮設住宅は災害が起こってから製作し、現地で組み立てるため、被災者が直ぐには入居出来ないで学校等の講堂などで待機しているのが現状である。そこで、本発明は直ぐに入居出来るようにコンテナー（舶用・ＪＲ）等を利用しユニット化したコンテナー式仮設住宅を提供することを課題とする。

上記課題を解決するために、本発明はトラック、ヘリコブターで運べる輸送用コンテナー（舶用・ＪＲ）等で居住ユニット、厨房ユニット、トイレユニット、風呂・洗濯ユニット、ポンプユニット、サニタリーユニット、倉庫ユニット等の各種ユニットを製作し、常備品として保管しておき、災害緊急時は該ユニットを適時配置し、上述の各種タンク及び発電機と組み合わせ、更に相互間に上下水用配管、電気用配線を施工し災害緊急居住区用システムを提供する。

本発明は以上に説明したように構成されているので、該各種ユニットを被災地に輸送し、上下水用配管および電気用配線を施工すると、翌日から生活出来る効果が期待できる。

更に、該コンテナー式ユニットは被災者が退去後、簡単に撤去が出来、次回の災害緊急用として保管が可能である。即ち、何回でも再利用が可能である。

以下に添付図面を参照して、更に説明するが、本発明はこれに限定される
ものではない。外壁は輸送用コンテナー（舶用・ＪＲ）を利用する。それにより風、雨他外部からの悪条件を回避出来、道路輸送が簡単に出来る。設置基礎工事を行うことなく設置出来る。保管時は積み重ねることにより、場所も少なくてすむ。

図１は居住ユニット（１）を示し、ベット（１ａ）、ワードロープ（１ｂ）、座卓（１ｃ）、エアコン（１ｄ）、机（１ｅ）、椅子（１ｆ）、冷蔵庫（１ｇ）、ロッカー（１ｈ）洗面器（１ｉ）等が装備されている。

図２は厨房ユニット（２）を示し、レンジ台（２ａ）、流し台（２ｂ）、冷蔵庫（２ｃ）、食器棚（２ｄ）が装備され共同で使用する。

図３はトイレユニット（３）を示し、便器（３ａ）、洗面器（３ｂ）ロッカー(３ｃ)、換気扇（３ｃ）等が装備され共同で使用する。

図４は風呂・洗濯ユニット（４）を示し、浴槽（４ａ）、浄化装置（４ｂ）、洗い場（４ｃ）、洗濯機（４ｄ）、脱衣場（４ｅ）、洗面器（４ｆ）等が装備され共同で使用する。

図５はポンプユニット（５）を示し、バキュウムユニット（５ａ）、給水ポンプユニット（５ｂ）が装備されている。

図６はサニタリーユニット（６）を示し、ユニットバス（６ａ）、トイレ（６ｂ）、洗濯機（６ｃ）、冷蔵庫（６ｄ）、食器棚（６ｅ）、レンジ台（６ｆ）、流し台（６ｇ）、洗面器（６ｈ）、アコーデオンカーテン（６ｉ）等必要最小限のものを装備したプライバシー優先のユニットである。

図７は倉庫ユニット（７）を示し、物置棚（７ａ）を装備している。

図８は災害緊急居住区システム（共同）を示し、居住ユニット（１）、厨房ユニット（２）、トイレユニット（３）、風呂・洗濯ユニット（４）、ポンプユニット（５）、倉庫ユニット（７）、し尿タンク（８）、生活廃水タンク（９）、清水タンク（１０）、発電機（１１）の相対関係の配置図である。相互間には配管及び電線が連係されている。し尿タンク（８）、生活廃水タンク（９）は満杯になれば空のタンクに置き換えられる。他方、清水タンク（１０）は空になれば満杯のタンクに置き換えられる。

図９は災害緊急居住区システム（個別）を示し、居住ユニット（１）、サニタリーユニット（６）、倉庫ユニット（７）、ポンプユニット（５）、し尿タンク（８）、生活廃水タンク（９）、清水タンク（１０）、発電機（１１）の相対関係の配置図である。相互間には配管及び電線が連係されている。し尿タンク（８）、生活廃水タンク（９）、清水タンク（１０）の使用方法は実施例８と同じである。

居住ユニット（１）詳細図 厨房ユニット（２）詳細図 トイレユニット（３）詳細図 風呂・洗濯ユニット（４）詳細図 ポンプユニット（５）詳細図 サニタリーユニット（６）詳細図 倉庫ユニット（７）詳細図 災害緊急居住区システム(共同)図 災害緊急居住区システム(個別)図

符号の説明

１ 居住ユニット
１ａ ベット
１ｂ ワードロープ
１ｃ 座卓
１ｄ エアコン
１ｅ 机
１ｆ 椅子
１ｇ 冷蔵庫
１ｈ ロッカー
１ｉ 洗面器
２ 厨房ユニット
２ａ レンジ台
２ｂ 流し台
２ｃ 冷蔵庫
２ｄ 食器棚
３ トイレユニット
３ａ 便器
３ｂ 洗面器
３ｃ ロッカー
４ 風呂・洗濯ユニット
４ａ 浴槽
４ｂ 浄化装置
４ｃ 洗い場
４ｄ 洗濯機
４ｅ 脱衣箱
４ｆ 洗面器
５ ポンプユニット
５ａ バキュームユニット
５ｂ 給水ポンプユニット
６ サニタリーユニット
６ａ ユニットバス
６ｂ トイレ
６ｃ 洗濯機
６ｄ 冷蔵庫
６ｅ 食器棚
６ｆ レンジ台
６ｇ 流し台
６ｈ 洗面器
６ｉ アコーデオンカーテン
７ 倉庫ユニット
７ａ 物置棚
８ し尿タンク
９ 生活廃水タンク
１０ 清水タンク
１１ 発電機

Claims (2)

1. 居住用に構成された居住ユニット、厨房用に構成された厨房ユニット、トイレ用に構成されたトイレユニット、風呂・洗濯用に構成された風呂・洗濯ユニット、バキューム及び給水ポンプを内蔵したポンプユニット、倉庫ユニット、発電機、し尿タンク、生活廃水タンク及び清水タンクの各々を常備品として格納準備し、災害緊急時に空き地に適切に上記該常備品を配置し、各々の該常備品間を配管配線することにより、災害被災者他にライフライン（水道、下水、電気等）が無くても居住出来る共同用居住区を提供する事を特徴とする災害緊急居住区システム。
2. 居住用に構成された居住ユニット、サニタリー用に構成されたサニタリーユニット、バキューム及び給水ポンプを内蔵したポンプユニット、倉庫ユニット、発電機、し尿タンク、生活廃水タンク及び清水タンクの各々を常備品として格納準備し、災害緊急時に空き地に適切に上記該常備品を配置し、各々の該常備品間を配管配線することにより、災害被災者他にライフライン（水道、下水、電気等）が無くても居住出来る個別用居住区を提供する事を特徴とする災害緊急居住区システム。
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   

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