JP2006299135A - 粘着テープ基材用難燃性樹脂組成物 - Google Patents
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Abstract
【課題】高度の難燃性を有すると共に燃焼時に有毒ガスなどの発生がなく、かつ耐熱性に優れ、しかも巻付作業性、切断作業性に優れた電気絶縁用または電線結束用に使用できるポリエステル系難燃性粘着テープ基材用難燃性樹脂組成物を提供すること。
【解決手段】ポリブチレンテレフタレートを60モル%以上、ポリブチレンテレフタレート以外の芳香族ポリエステルであって、芳香族ジカルボン酸と炭素数2〜4のジオールよりなる芳香族ポリエステルを40モル%未満含んでなるハードセグメントと、脂肪族ポリエステル及び/又は芳香族ジカルボン酸と炭素数5〜12の長鎖ジオールからなる芳香族ポリエステルを60モル%以上含んでなるソフトセグメントよりなる(A)ポリエステルエラストマー100重量部に対し、(B)無機系難燃剤を50〜100重量部、(C)層状珪酸塩化合物を0.1〜5.0重量部配合した粘着テープ基材用樹脂組成物。
【選択図】 なし
【解決手段】ポリブチレンテレフタレートを60モル%以上、ポリブチレンテレフタレート以外の芳香族ポリエステルであって、芳香族ジカルボン酸と炭素数2〜4のジオールよりなる芳香族ポリエステルを40モル%未満含んでなるハードセグメントと、脂肪族ポリエステル及び/又は芳香族ジカルボン酸と炭素数5〜12の長鎖ジオールからなる芳香族ポリエステルを60モル%以上含んでなるソフトセグメントよりなる(A)ポリエステルエラストマー100重量部に対し、(B)無機系難燃剤を50〜100重量部、(C)層状珪酸塩化合物を0.1〜5.0重量部配合した粘着テープ基材用樹脂組成物。
【選択図】 なし
Description
本発明はポリエステル系の粘着テープ基材用難燃性樹脂組成物に関するものである。
従来、電気絶縁用テープ、電線結束用難燃性粘着テープとして、ポリ塩化ビニルからなる基材の上に粘着剤を塗布した難燃性テープが用いられてきた。しかし、環境問題の点から、塩化ビニル樹脂から塩化ビニル代替樹脂への転換が要望されつつある。そこで、ポリ塩化ビニルの替わりにポリオレフィン系樹脂に無機系難燃剤を配合した組成物を基材とするポリオレフィン系難燃性粘着テープが提案(特許文献1、特許文献2参照)されている。
しかし、ポリオレフィン系難燃性粘着テープは耐熱性が不十分であり、高温度の環境では使用できないという問題がある。更に、ポリオレフィン系難燃性粘着テープは破断荷重が劣り、生産時、糊付け、巻き取り工程において、シートにテンションがかかるとシート切れが起きたり、破断伸びが大きい為、人手による巻き付け作業や切断作業が行い難く、しかも巻終わりの基材が伸びて、粘着剤の粘着効果が低下する為、端末はがれの原因となったり美観を損ねるという問題があった。
一方、ポリオレフィン系粘着テープよりも耐熱性に優れたテープとして、ポリエステル系粘着テープがあるが、ポリエステル系粘着テープは素材そのものが硬く、伸びも少ない為、電線の曲面に密着せず、電線結束用テープとしては使いづらいという欠点があった。
特開平05−345882号公報
特開平09−310048号公報
本発明は、高度の難燃性を有すると共に燃焼時に有毒ガスなどの発生がなく、かつ耐熱性に優れ、しかも巻付作業性、切断作業性に優れた電気絶縁用または電線結束用に使用できるポリエステル系難燃性粘着テープの基材用難燃性樹脂組成物を提供することを課題とする。
本発明者は、鋭意検討を重ねた結果、ポリブチレンテレフタレートをハードセグメントとし、脂肪族ポリエステル及び/又は芳香族ジカルボン酸と炭素数5〜12の長鎖ジオールからなる芳香族ポリエステルをソフトセグメントとして含むポリエステルエラストマーに対し、無機系難燃剤と層状珪酸塩系化合物を配合した難燃性樹脂組成物を粘着テープ基材に用いることにより、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。すなわち本発明の第1によれば、(A)ポリエステルエラストマー100重量部に対し、(B)無機系難燃剤を50〜100重量部、(C)層状珪酸塩化合物を0.1〜5.0重量部配合したことを特徴とする粘着テープ基材用難燃性樹脂組成物が提供される。本発明の第2によれば、(A)ポリエステルエラストマーが、ポリブチレンテレフタレートよりなるハードセグメントと、脂肪族ポリエステル及び/又は芳香族ジカルボン酸と炭素数5〜12の長鎖ジオールからなる芳香族ポリエステルよりなるソフトセグメントよりなることを特徴とする本発明の第1に記載の粘着テープ基材用難燃性樹脂組成物が提供される。本発明の第3によれば、(A)ポリエステルエラストマーが、ポリブチレンテレフタレートを60モル%以上、ポリブチレンテレフタレート以外の芳香族ポリエステルであって、芳香族ジカルボン酸と炭素数2〜4のジオールよりなる芳香族ポリエステルを40モル%未満含んでなるハードセグメントと、脂肪族ポリエステル及び/又は芳香族ジカルボン酸と炭素数5〜12の長鎖ジオールからなる芳香族ポリエステルを60モル%以上含んでなるソフトセグメントよりなることを特徴とする本発明の第1に記載の粘着テープ基材用難燃性樹脂組成物が提供される。本発明の第4によれば、(B)無機系難燃剤が水酸化マグネシウムであることを特徴とする本発明の第1〜3のいずれかに記載の粘着テープ基材用難燃性樹脂組成物が提供される。本発明の第5によれば、(B)無機系難燃剤が、表面がリン酸エステルで処理された水酸化マグネシウムであることを特徴とする本発明の第1〜3のいずれかに記載の粘着テープ基材用難燃性樹脂組成物が提供される。本発明の第6によれば、リン酸エステルが、下記式(1)又は(2)のリン酸エステルであることを特徴とする本発明の第5に記載の粘着テープ基材用難燃性樹脂組成物が提供される。
(RO)nP(=O)[OH・NH(R’OH)2]3-n (1)
(RO)nP(=O)[OM]3-n (2)
(式(1)および式(2)中、Rは炭素原子数10〜30のアルキル基またはアルケニル基、R’は炭素原子数1〜6のアルキレン基、nは1または2、Mはアルカリ金属を示す。)
本発明の第7によれば、表面をリン酸エステルで処理された水酸化マグネシウムが、更に高級脂肪酸の金属塩を含むものである本発明の第5〜6のいずれかに記載の粘着テープ基材用難燃性樹脂組成物が提供される。本発明の第8によれば、(C)層状珪酸塩化合物がモンモリロナイトであることを特徴とする本発明の第1〜7のいずれかに記載の粘着テープ基材用難燃性樹脂組成物が提供される。本発明の第9によれば、(C)層状珪酸塩化合物が第四級アンモニウム化合物で疎水化有機変性されたモンモリロナイトであることを特徴とする本発明の第1〜7のいずれかに記載の粘着テープ基材用難燃性樹脂組成物が提供される。本発明の第10によれば、(A)ポリエステルエラストマー100重量部に対し、(B)無機系難燃剤を50〜100重量部、(C)層状珪酸塩化合物0.1〜5.0重量部を押出混練機を用いて混合することを特徴とする本発明の第1〜9のいずれかに記載の粘着テープ基材用難燃性樹脂組成物の製造方法が提供される。
(RO)nP(=O)[OH・NH(R’OH)2]3-n (1)
(RO)nP(=O)[OM]3-n (2)
(式(1)および式(2)中、Rは炭素原子数10〜30のアルキル基またはアルケニル基、R’は炭素原子数1〜6のアルキレン基、nは1または2、Mはアルカリ金属を示す。)
本発明の第7によれば、表面をリン酸エステルで処理された水酸化マグネシウムが、更に高級脂肪酸の金属塩を含むものである本発明の第5〜6のいずれかに記載の粘着テープ基材用難燃性樹脂組成物が提供される。本発明の第8によれば、(C)層状珪酸塩化合物がモンモリロナイトであることを特徴とする本発明の第1〜7のいずれかに記載の粘着テープ基材用難燃性樹脂組成物が提供される。本発明の第9によれば、(C)層状珪酸塩化合物が第四級アンモニウム化合物で疎水化有機変性されたモンモリロナイトであることを特徴とする本発明の第1〜7のいずれかに記載の粘着テープ基材用難燃性樹脂組成物が提供される。本発明の第10によれば、(A)ポリエステルエラストマー100重量部に対し、(B)無機系難燃剤を50〜100重量部、(C)層状珪酸塩化合物0.1〜5.0重量部を押出混練機を用いて混合することを特徴とする本発明の第1〜9のいずれかに記載の粘着テープ基材用難燃性樹脂組成物の製造方法が提供される。
本発明の粘着テープ基材用難燃性樹脂組成物を用いれば、高度の難燃性を有すると共に燃焼時に有毒ガスなどの発生がなく、かつ耐熱性に優れ、しかも、引張や引裂き物性が改善されることで巻付作業性、切断作業性に優れた電気絶縁用または電線結束用に使用できるポリエステル系難燃性粘着テープが得られる。
本発明に用いる(A)ポリエステルエラストマーは、ハードセグメントとソフトセグメントよりなる。そのハードセグメントはポリブチレンテレフタレートを主たる構成成分とし、好ましくはポリブチレンテレフタレートを60モル%以上含むが、その他に、40モル%未満、好ましくは30モル%未満の割合で、ポリブチレンテレフタレート以外の芳香族ポリエステルであって、芳香族ジカルボン酸と炭素数2〜4のジオールよりなる芳香族ポリエステルを含んでもよい。
尚、ハードセグメントの融点は、ポリブチレンテレフタレートと、ポリブチレンテレフタレート以外の芳香族ポリエステルであって、芳香族ジカルボン酸と炭素数2〜4のジオールよりなる芳香族ポリエステルの比率により変化するが、ハードセグメントの好ましい融点は160℃以上、特に好ましい融点は170℃以上である。尚、ポリブチレンテレフタレート以外の芳香族ポリエステルであって、芳香族ジカルボン酸と炭素数2〜4のジオールよりなる芳香族ポリエステルの割合が多くなると、ハードセグメントの柔軟性が増す一方で、ハードセグメントは結晶化しにくくなり成形性が悪くなるので、その点も考慮して比率を調整する必要がある。
一方、ソフトセグメントは、脂肪族ポリエステル及び/又は芳香族ジカルボン酸と炭素数5〜12の長鎖ジオールからなる芳香族ポリエステルを主たる構成成分とする。脂肪族ポリエステルとしては、炭素数4〜12の脂肪族直鎖ジカルボン酸と炭素数2〜12の脂肪族ジオールとのポリエステル、炭素数6〜12の脂肪族オキシカルボン酸のポリエステルがあげられる。特にアジピン酸、セバチン酸、アゼライン酸、デカンジカルボン酸と、エチレングリコール、1,4−ブチレングリコールとのポリエステルが好ましい。また、芳香族ジカルボン酸と炭素数5〜12の長鎖ジオールとの芳香族ポリエステルであるが、芳香族ジカルボン酸としては、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ナフタレンジカルボン酸類等があげられるが、特にフタル酸、イソフタル酸等の直線状でないジカルボン酸が好ましく、ジオールとしては、炭素数5〜12の脂肪族ジオールが用いられるが、ヘキサメチレングリコール、デカメチレングリコール、3−メチルペンタンジオール、2−メチルオクタメチレンジオール等が好ましい。尚、このソフトセグメントを構成する単位からなるポリマーの融点は、100℃以下、好ましくは60℃以下である。
尚、脂肪族ポリエステル及び/又は芳香族ジカルボン酸と炭素数5〜12の長鎖ジオールからなる芳香族ポリエステルは、ソフトセグメント中に60モル%以上含まれるのが好ましい。
本発明に用いられるポリエステルエラストマーにおける、ハードセグメントの比率は、ハードセグメントとソフトセグメントの合計の20〜80重量%、好ましくは25〜70重量%である。ハードセグメントが80重量%を超えると柔軟性が不足し、20重量%未満であると結晶性が少なくなり、ポリエステルエラストマーとしての性能が不足するため好ましくない。
本発明に使用されるポリエステルエラストマーの製造法には公知の方法を用いることができる。例えばハードセグメントのポリエステルとソフトセグメントのポリエステルをそれぞれ製造し、それらに触媒を添加し、溶融混合してポリエステルエラストマーの融点がハードセグメントを構成するポリエステルよりも2〜40℃低くなるように調整する方法が挙げられる。ポリエステルエラストマーの融点は、混合温度と時間によって変化するので、目的の融点を示す状態になった時点で、燐オキシ酸等の触媒失活剤を添加して触媒を失活させるのが良い。又、ハードセグメントのポリエステルを溶融状態にして、そこに、ソフトセグメントのモノマーであるラクトンを添加して開環重合させる方法も良く用いられる。
本発明に用いられるポリエステルエラストマーの固有粘度は、35℃のオルトクロルフェノール中で測定して0.6以上1.5以下である。より好ましくは、0.8以上1.5以下である。固有粘度が0.6より低い場合は、粘着テープ基材の機械的強度が低くなるため好ましくない。一方、固有粘度が1.5より高い場合はフィルム加工が困難であるため好ましくない。
本発明に用いられる(B)無機系難燃剤としては、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、酸化スズ、酸化アンチモン、赤リン等が挙げられるが、これらの内水酸化マグネシウムが好ましい。更に、水酸化マグネシウムの粒子径は、0.5〜10μmが好ましい。又、リン酸エステルで表面処理された水酸化マグネシウムが好ましい。表面処理に使用するリン酸エステルとしては、例えば、下記式(1)又は(2)のリン酸エステルを上げることができる。又、表面をリン酸エステルで処理された水酸化マグネシウムが、更に高級脂肪酸の金属塩を含んでいてもよい。
(RO)nP(=O)[OH・NH(R’OH)2]3-n (1)
(RO)nP(=O)[OM]3-n (2)
(式(1)および式(2)中、Rは炭素原子数10〜30のアルキル基またはアルケニル基、R’は炭素原子数1〜6のアルキレン基、nは1または2、Mはアルカリ金属を示す。)
リン酸エステルで処理された水酸化マグネシウムとしては、例えば協和化学工業(株)から「キスマ5J」という商品名で市販されているものを使用することが出来る。また、無機系難燃剤は、単独または組み合わせて使用することが出来る。
(RO)nP(=O)[OH・NH(R’OH)2]3-n (1)
(RO)nP(=O)[OM]3-n (2)
(式(1)および式(2)中、Rは炭素原子数10〜30のアルキル基またはアルケニル基、R’は炭素原子数1〜6のアルキレン基、nは1または2、Mはアルカリ金属を示す。)
リン酸エステルで処理された水酸化マグネシウムとしては、例えば協和化学工業(株)から「キスマ5J」という商品名で市販されているものを使用することが出来る。また、無機系難燃剤は、単独または組み合わせて使用することが出来る。
(B)無機系難燃剤の(A)ポリエステルエラストマーに対する配合量であるが、(A)ポリエステルエラストマー100重量部に対し、(B)無機系難燃剤を50〜100重量部配合するのが好ましい。無機系難燃剤が50重量部未満だと難燃効果が不足し、100重量部を超えると、テープの引張り強度や引裂き物性が著しく低下するので好ましくない。
本発明に用いられる(C)層状珪酸塩化合物としては、ベントナイトの主成分であるモンモリロナイト鉱物が好ましい。更に、第四級アンモニウム化合物で疎水化有機変性されたモンモリロナイトがより好ましい。
(C)層状珪酸塩化合物の添加効果であるが、一般に水酸化マグネシウム等の金属水酸化物タイプの無機系難燃剤を粘着テープ基材の難燃剤として使用するに当たっては、基材の樹脂に対し、金属水酸化物を同重量以上添加しないと難燃効果が上がらず、一方、大量の金属水酸化物を添加するとテープの引張り強度や引裂き物性が著しく低下するという問題があった。そのため、通常金属水酸化物の添加量を減らし、難燃効果を抑えても、テープの引張り強度や引裂き物性の低下を防ぐ必要があった。ところが、層状珪酸塩化合物を配合することにより、ポリエステルエラストマー中の無機系難燃剤の分散が良くなることが見出された。その為、層状珪酸塩化合物を添加すると、無添加の場合に比べて、ポリエステルエラストマーへの無機系難燃剤の添加量が少量でも難燃効果が上がり、その結果、引張り強度や引裂き物性の低下の無い優れた難燃性粘着テープが得られる。
(C)層状珪酸塩化合物の(A)ポリエステルエラストマーに対する配合量であるが、(A)ポリエステルエラストマー100重量部に対し、(C)層状珪酸塩化合物を0.1〜5.0重量部配合するのが好ましい。層状珪酸塩化合物が0.1重量部未満だと無機系難燃剤の分散効果が十分でなく、5.0重量部を超えて添加しても分散効果のそれ以上の向上は期待できない。
本発明の粘着テープ基材用難燃性樹脂組成物を、従来公知の方法でシート化することにより粘着テープ基材を製造できる。一例を挙げると、各成分を押し出し機で混練、ペレット化し、Tダイ成形機により所望の厚さにシート化し、必要により延伸して所望の厚さとし、スリットしてテープ基材とする。基材の厚さは、テープとして使用できる範囲であれば特に制限はない。
本発明の粘着テープ基材用難燃性樹脂組成物をシート化したものに、更に、公知の粘着剤を塗布等により担持させることにより粘着テープを製造することができる。粘着剤としては、通常、天然または合成のゴム系のものが用いられる。具体的には、天然ゴム、スチレンブタジエンゴム、ポリイソプレン、NBR、等が挙げられる。また、これらは適宜エマルジョン化されたものでもよい。尚、粘着剤からなる粘着層の厚みはテープとして使用できる範囲であれば特に制限はない。
その他本発明の粘着テープ基材用難燃性樹脂組成物には、充填剤、白化防止剤、紫外線吸収剤、滑剤、顔料、中和剤、酸化防止剤等の添加剤を、基材の物性を損なわない範囲で添加することができる。
充填剤としては、例えば、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、硫酸マグネシウム、硫酸カルシウム等が挙げられる。白化防止剤としては、オレイン酸アジド、ステアリン酸アミド、シリコン、高級脂肪酸アミド等が挙げられる。
以下、本発明の具体的実施例を説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。なお、実施例中「部」とは「重量部」を示す。
(参考例1)
テレフタル酸ジメチル100部、1,4−ブチレングリコール56部、エステル交換触媒(テトラブチルチタネート)0.04部を、攪拌機および留出管を備えた反応器に仕込み十分に窒素置換した後、常圧下で160℃まで温度を上げ攪拌を開始した。さらに、徐々に温度を上昇させ副生するメタノールを留去した。温度が240℃に達したところで徐々に反応器を減圧し0.2torrの圧力で2時間攪拌を続け、メルトインデックスが6(240℃)のポリブチレンテレフタレートを得た。続いて攪拌機、温度計、コンデンサー、留出用ラインを具備した反応容器に上記ポリブチレンテレフタレート60部、ε−カプロラクトン40部を投入し、反応温度235℃で1時間混合した。次いでこの温度を保ったまま1時間かけて常圧から1torr以下まで減圧し、この減圧状態で更に1時間保持し、系内にある残存ε−カプロラクトンを除去した。このようにして得られたポリエステルエラストマーを押出し、ストランドを冷却してチップ化し、このチップを120℃で5時間乾燥した。こうして得られたポリエステルエラストマーを、ポリエステルエラストマー(I)とする。このポリエステルエラストマー(I)のメルトインデックスは7(230℃)、融点は202℃であった。
テレフタル酸ジメチル100部、1,4−ブチレングリコール56部、エステル交換触媒(テトラブチルチタネート)0.04部を、攪拌機および留出管を備えた反応器に仕込み十分に窒素置換した後、常圧下で160℃まで温度を上げ攪拌を開始した。さらに、徐々に温度を上昇させ副生するメタノールを留去した。温度が240℃に達したところで徐々に反応器を減圧し0.2torrの圧力で2時間攪拌を続け、メルトインデックスが6(240℃)のポリブチレンテレフタレートを得た。続いて攪拌機、温度計、コンデンサー、留出用ラインを具備した反応容器に上記ポリブチレンテレフタレート60部、ε−カプロラクトン40部を投入し、反応温度235℃で1時間混合した。次いでこの温度を保ったまま1時間かけて常圧から1torr以下まで減圧し、この減圧状態で更に1時間保持し、系内にある残存ε−カプロラクトンを除去した。このようにして得られたポリエステルエラストマーを押出し、ストランドを冷却してチップ化し、このチップを120℃で5時間乾燥した。こうして得られたポリエステルエラストマーを、ポリエステルエラストマー(I)とする。このポリエステルエラストマー(I)のメルトインデックスは7(230℃)、融点は202℃であった。
(参考例2)
テレフタル酸ジメチル71.6部、イソフタル酸ジメチル16.5部、1,4−ブチレングリコール49.1部、エステル交換触媒(テトラブチルチタネート)0.04部を、攪拌機および留出管を備えた反応器に仕込み十分に窒素置換した後、常圧下で160℃まで温度を上げ攪拌を開始した。さらに、徐々に温度を上昇させ副生するメタノールを留去した。温度が240℃に達したところで徐々に反応器を減圧し0.2torrの圧力で2時間攪拌を続け、メルトインデックスが22(230℃)の共重合ポリエステルを得た。続いて攪拌機、温度計、コンデンサー、留出用ラインを具備した反応容器に上記共重合ポリエステル80部、ε−カプロラクトン20部を投入し、反応温度235℃で1時間混合した。次いでこの温度を保ったまま1時間かけて常圧から1torr以下まで減圧し、この減圧状態で更に1時間保持し、系内にある残存ε−カプロラクトンを除去した。このようにして得られたポリエステルエラストマーを押出し、ストランドを冷却してチップ化し、このチップを120℃で5時間乾燥した。こうして得られたポリエステルエラストマーを、ポリエステルエラストマー(II)とする。このポリエステルエラストマー(II)のメルトインデックスは19(230℃)、融点は181℃であった。
テレフタル酸ジメチル71.6部、イソフタル酸ジメチル16.5部、1,4−ブチレングリコール49.1部、エステル交換触媒(テトラブチルチタネート)0.04部を、攪拌機および留出管を備えた反応器に仕込み十分に窒素置換した後、常圧下で160℃まで温度を上げ攪拌を開始した。さらに、徐々に温度を上昇させ副生するメタノールを留去した。温度が240℃に達したところで徐々に反応器を減圧し0.2torrの圧力で2時間攪拌を続け、メルトインデックスが22(230℃)の共重合ポリエステルを得た。続いて攪拌機、温度計、コンデンサー、留出用ラインを具備した反応容器に上記共重合ポリエステル80部、ε−カプロラクトン20部を投入し、反応温度235℃で1時間混合した。次いでこの温度を保ったまま1時間かけて常圧から1torr以下まで減圧し、この減圧状態で更に1時間保持し、系内にある残存ε−カプロラクトンを除去した。このようにして得られたポリエステルエラストマーを押出し、ストランドを冷却してチップ化し、このチップを120℃で5時間乾燥した。こうして得られたポリエステルエラストマーを、ポリエステルエラストマー(II)とする。このポリエステルエラストマー(II)のメルトインデックスは19(230℃)、融点は181℃であった。
(実施例1)
参考例1より得られたポリエステルエラストマー(I)100部、水酸化マグネシウム(協和化学工業製、商品名「キスマ5J」)50部、層状珪酸塩(トーメン社製、商品名「ナノフィル919」)0.5部をタンブラーを用いて、ドライブレンドした後、240℃に保持された幅10mm(L/D=42)の二軸押出機を介して溶融混錬し、Tダイより押出し、フィルム(厚さ0.2mm)を作成した。得られたフィルムについて各種物性を測定した。結果を表1に示す。
参考例1より得られたポリエステルエラストマー(I)100部、水酸化マグネシウム(協和化学工業製、商品名「キスマ5J」)50部、層状珪酸塩(トーメン社製、商品名「ナノフィル919」)0.5部をタンブラーを用いて、ドライブレンドした後、240℃に保持された幅10mm(L/D=42)の二軸押出機を介して溶融混錬し、Tダイより押出し、フィルム(厚さ0.2mm)を作成した。得られたフィルムについて各種物性を測定した。結果を表1に示す。
(実施例2)
参考例1より得られたポリエステルエラストマー(I)100部、水酸化マグネシウム(協和化学工業製、商品名「キスマ5J」)50部、層状珪酸塩(トーメン社製、商品名「ナノフィル919」)3部をタンブラーを用いてドライブレンドした後、240℃に保持された幅10mm(L/D=42)の二軸押出機を介して溶融混錬し、Tダイより押出し、フィルム(厚さ0.2mm)を作成した。得られたフィルムについて各種物性を測定した。結果を表1に示す。
参考例1より得られたポリエステルエラストマー(I)100部、水酸化マグネシウム(協和化学工業製、商品名「キスマ5J」)50部、層状珪酸塩(トーメン社製、商品名「ナノフィル919」)3部をタンブラーを用いてドライブレンドした後、240℃に保持された幅10mm(L/D=42)の二軸押出機を介して溶融混錬し、Tダイより押出し、フィルム(厚さ0.2mm)を作成した。得られたフィルムについて各種物性を測定した。結果を表1に示す。
(実施例3)
参考例2より得られたポリエステルエラストマー(II)100部、水酸化マグネシウム(協和化学工業製、商品名「キスマ5J」)100部、層状珪酸塩(トーメン社製、商品名「ナノフィル919」)0.5部をタンブラーを用いてドライブレンドした後、240℃に保持された幅10mm(L/D=42)の二軸押出機を介して溶融混錬し、Tダイより押出し、フィルム(厚さ0.2mm)を作成した。得られたフィルムについて各種物性を測定した。結果を表1に示す。
参考例2より得られたポリエステルエラストマー(II)100部、水酸化マグネシウム(協和化学工業製、商品名「キスマ5J」)100部、層状珪酸塩(トーメン社製、商品名「ナノフィル919」)0.5部をタンブラーを用いてドライブレンドした後、240℃に保持された幅10mm(L/D=42)の二軸押出機を介して溶融混錬し、Tダイより押出し、フィルム(厚さ0.2mm)を作成した。得られたフィルムについて各種物性を測定した。結果を表1に示す。
(実施例4)
参考例2より得られたポリエステルエラストマー(II)100部、水酸化マグネシウム(協和化学工業製、商品名「キスマ5J」)100部、層状珪酸塩(トーメン社製、商品名「ナノフィル919」)3部をタンブラーを用いてドライブレンドした後、240℃に保持された幅10mm(L/D=42)の二軸押出機を介して溶融混錬し、Tダイより押出し、フィルム(厚さ0.2mm)を作成した。得られたフィルムについて各種物性を測定した。結果を表1に示す。
参考例2より得られたポリエステルエラストマー(II)100部、水酸化マグネシウム(協和化学工業製、商品名「キスマ5J」)100部、層状珪酸塩(トーメン社製、商品名「ナノフィル919」)3部をタンブラーを用いてドライブレンドした後、240℃に保持された幅10mm(L/D=42)の二軸押出機を介して溶融混錬し、Tダイより押出し、フィルム(厚さ0.2mm)を作成した。得られたフィルムについて各種物性を測定した。結果を表1に示す。
(比較例1)
参考例1より得られたポリエステルエラストマー(I)100部、水酸化マグネシウム(協和化学工業製、商品名「キスマ5J」)10部、層状珪酸塩((トーメン社製、商品名「ナノフィル919」)0.5部をタンブラーを用いて、ドライブレンドした後、240℃に保持された幅10mm(L/D=42)の二軸押出機を介して溶融混錬し、Tダイより押出し、フィルム(厚さ0.2mm)を作成した。得られたフィルムについて各種物性を測定した。結果を表1に示す。
参考例1より得られたポリエステルエラストマー(I)100部、水酸化マグネシウム(協和化学工業製、商品名「キスマ5J」)10部、層状珪酸塩((トーメン社製、商品名「ナノフィル919」)0.5部をタンブラーを用いて、ドライブレンドした後、240℃に保持された幅10mm(L/D=42)の二軸押出機を介して溶融混錬し、Tダイより押出し、フィルム(厚さ0.2mm)を作成した。得られたフィルムについて各種物性を測定した。結果を表1に示す。
(比較例2)
参考例1より得られた熱可塑性ポリエステルエラストマー(I)100部、水酸化マグネシウム(協和化学工業製、商品名「キスマ5J」)200部、層状珪酸塩(トーメン社製、商品名「ナノフィル919」)3部をタンブラーを用いてドライブレンドした後、240℃に保持された幅10mm(L/D=42)の二軸押出機を介して溶融混錬し、Tダイより押出し、フィルム(厚さ0.2mm)を作成した。得られたフィルムについて各種物性を測定した。結果を表1に示す。
参考例1より得られた熱可塑性ポリエステルエラストマー(I)100部、水酸化マグネシウム(協和化学工業製、商品名「キスマ5J」)200部、層状珪酸塩(トーメン社製、商品名「ナノフィル919」)3部をタンブラーを用いてドライブレンドした後、240℃に保持された幅10mm(L/D=42)の二軸押出機を介して溶融混錬し、Tダイより押出し、フィルム(厚さ0.2mm)を作成した。得られたフィルムについて各種物性を測定した。結果を表1に示す。
(比較例3)
参考例2より得られた熱可塑性ポリエステルエラストマー(II)100部、水酸化マグネシウム(協和化学工業製、商品名「キスマ5J」)100部をタンブラーを用いてドライブレンドした後、240℃に保持された幅10mm(L/D=42)の二軸押出機を介して溶融混錬し、Tダイより押出し、フィルム(厚さ0.2mm)を作成した。得られたフィルムについて各種物性を測定した。結果を表1に示す。
参考例2より得られた熱可塑性ポリエステルエラストマー(II)100部、水酸化マグネシウム(協和化学工業製、商品名「キスマ5J」)100部をタンブラーを用いてドライブレンドした後、240℃に保持された幅10mm(L/D=42)の二軸押出機を介して溶融混錬し、Tダイより押出し、フィルム(厚さ0.2mm)を作成した。得られたフィルムについて各種物性を測定した。結果を表1に示す。
(比較例4)
参考例2より得られた熱可塑性ポリエステルエラストマー(II)100部、層状珪酸塩(トーメン社製、商品名「ナノフィル919」)3部をタンブラーを用いてドライブレンドした後、240℃に保持された幅10mm(L/D=42)の二軸押出機を介して溶融混錬し、Tダイより押出し、フィルム(厚さ0.2mm)を作成した。得られたフィルムについて各種物性を測定した。結果を表1に示す。
参考例2より得られた熱可塑性ポリエステルエラストマー(II)100部、層状珪酸塩(トーメン社製、商品名「ナノフィル919」)3部をタンブラーを用いてドライブレンドした後、240℃に保持された幅10mm(L/D=42)の二軸押出機を介して溶融混錬し、Tダイより押出し、フィルム(厚さ0.2mm)を作成した。得られたフィルムについて各種物性を測定した。結果を表1に示す。
フィルムの評価方法を次に示す。
(耐熱性)
JASO M 319−80 の熱老化性試験B法に従って測定し、クラックの発生が無いものを合格とした。この時、熱老化条件は180℃×7日間、屈曲半径は5mmとした。
(破断強度)
JIS K6760に準拠して測定した。ある程度の強度があり、かつテープが手で千切れる破断強度が10〜20MPaのものを合格とする。
(破断伸び)
JIS K6760に準拠して測定した。引張破断伸度が200%以上であるものを合格とする。
(酸素指数)
難燃性に関して、JIS C2110に準拠して酸素指数を測定して評価した。酸素指数が30以上のものを合格とする。
(耐熱性)
JASO M 319−80 の熱老化性試験B法に従って測定し、クラックの発生が無いものを合格とした。この時、熱老化条件は180℃×7日間、屈曲半径は5mmとした。
(破断強度)
JIS K6760に準拠して測定した。ある程度の強度があり、かつテープが手で千切れる破断強度が10〜20MPaのものを合格とする。
(破断伸び)
JIS K6760に準拠して測定した。引張破断伸度が200%以上であるものを合格とする。
(酸素指数)
難燃性に関して、JIS C2110に準拠して酸素指数を測定して評価した。酸素指数が30以上のものを合格とする。
Claims (10)
- (A)ポリエステルエラストマー100重量部に対し、(B)無機系難燃剤を50〜100重量部、(C)層状珪酸塩化合物を0.1〜5.0重量部配合したことを特徴とする粘着テープ基材用難燃性樹脂組成物。
- (A)ポリエステルエラストマーが、ポリブチレンテレフタレートよりなるハードセグメントと、脂肪族ポリエステル及び/又は芳香族ジカルボン酸と炭素数5〜12の長鎖ジオールからなる芳香族ポリエステルよりなるソフトセグメントよりなることを特徴とする請求項1記載の粘着テープ基材用難燃性樹脂組成物。
- (A)ポリエステルエラストマーが、ポリブチレンテレフタレートを60モル%以上、ポリブチレンテレフタレート以外の芳香族ポリエステルであって、芳香族ジカルボン酸と炭素数2〜4のジオールよりなる芳香族ポリエステルを40モル%未満含んでなるハードセグメントと、脂肪族ポリエステル及び/又は芳香族ジカルボン酸と炭素数5〜12の長鎖ジオールからなる芳香族ポリエステルを60モル%以上含んでなるソフトセグメントよりなることを特徴とする請求項1記載の粘着テープ基材用難燃性樹脂組成物。
- (B)無機系難燃剤が、水酸化マグネシウムであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の粘着テープ基材用難燃性樹脂組成物。
- (B)無機系難燃剤が、表面がリン酸エステルで処理された水酸化マグネシウムであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の粘着テープ基材用難燃性樹脂組成物。
- リン酸エステルが、下記式(1)又は(2)のリン酸エステルであることを特徴とする請求項5記載の粘着テープ基材用難燃性樹脂組成物。
(RO)nP(=O)[OH・NH(R’OH)2]3-n (1)
(RO)nP(=O)[OM]3-n (2)
(式(1)および式(2)中、Rは炭素原子数10〜30のアルキル基またはアルケニル基、R’は炭素原子数1〜6のアルキレン基、nは1または2、Mはアルカリ金属を示す。) - 表面をリン酸エステルで処理された水酸化マグネシウムが、更に高級脂肪酸の金属塩を含むものであることを特徴とする請求項5〜6のいずれかに記載の粘着テープ基材用難燃性樹脂組成物。
- (C)層状珪酸塩化合物がモンモリロナイトであることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の粘着テープ基材用難燃性樹脂組成物。
- (C)層状珪酸塩化合物が第四級アンモニウム化合物で疎水化有機変性されたモンモリロナイトであることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の粘着テープ基材用難燃性樹脂組成物。
- (A)ポリエステルエラストマー100重量部に対し、(B)無機系難燃剤を50〜100重量部、(C)層状珪酸塩化合物0.1〜5.0重量部を押出混練機を用いて混合することを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の粘着テープ基材用難燃性樹脂組成物の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005124461A JP2006299135A (ja) | 2005-04-22 | 2005-04-22 | 粘着テープ基材用難燃性樹脂組成物 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101792674A (zh) * | 2010-03-19 | 2010-08-04 | 大连理工大学 | 一种氮磷镁复合阻燃剂的制备方法 |
CN109762310A (zh) * | 2018-12-30 | 2019-05-17 | 上海金山锦湖日丽塑料有限公司 | 一种隔音隔热的聚酯合金材料的制备方法 |
-
2005
- 2005-04-22 JP JP2005124461A patent/JP2006299135A/ja active Pending
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