JP2006298784A - フコイダン組成物の防腐方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】
本発明は化粧品や皮膚科領域の薬剤として期待されるフコイダンおよびそれを含有する組成物の防腐方法を提供することを課題とする。
【解決手段】
フコイダン又はフコイダン組成物に、0.1〜10重量%のフェノキシエタノールを配合することにより、長期に渡り粘度の低下や変色がなく、防腐性に優れたフコイダン又はフコイダン組成物が得られることを見出した。
即ち、第1の発明は、フコイダン又はフコイダン組成物全量に対して、0.1〜10重量%のフェノキシエタノールを配合するフコイダン又はフコイダンを含有する組成物の防腐方法に関する。
第2の発明は、フェノキシエタノールを0.1〜10重量%含有するフコイダン又はフコイダン組成物に関する。
【選択図】 なし
本発明は化粧品や皮膚科領域の薬剤として期待されるフコイダンおよびそれを含有する組成物の防腐方法を提供することを課題とする。
【解決手段】
フコイダン又はフコイダン組成物に、0.1〜10重量%のフェノキシエタノールを配合することにより、長期に渡り粘度の低下や変色がなく、防腐性に優れたフコイダン又はフコイダン組成物が得られることを見出した。
即ち、第1の発明は、フコイダン又はフコイダン組成物全量に対して、0.1〜10重量%のフェノキシエタノールを配合するフコイダン又はフコイダンを含有する組成物の防腐方法に関する。
第2の発明は、フェノキシエタノールを0.1〜10重量%含有するフコイダン又はフコイダン組成物に関する。
【選択図】 なし
Description
本発明は、褐藻類から得られるフコイダンを含有する皮膚科領域用(化粧品,皮膚賦活剤およびアレルギー剤)および毛髪用,養育毛用組成物の防腐方法に関する。
フコイダンは主要構成糖として硫酸化フコースを含む酸性多糖の一種であり、モズクやコンブなどの褐藻類に含まれる粘質物であって、抗腫瘍、抗胃潰瘍、抗ウイルス、抗炎症、抗血液凝固、免疫増強など種々の薬理作用だけでなく、保湿機能、皮膚賦活作用、抗アレルギー作用、凝集作用、増粘作用、界面活性作用など化粧品や皮膚科領域で期待される物質である。
化粧料(医薬部外品を含む),医薬品および食品などには,外部から汚染してくる微生物の増殖を抑制し,経時とともに死滅させ製品の劣化を防止する目的で防腐剤が使用される。その代表的なものはパラオキシ安息香酸エステル(以下パラベンと称す)であるが、化粧料ではパラベン以外に、安息香酸類,サリチル酸類,ソルビン酸類,デヒドロ酢酸類,ホウ酸,塩化ベンザルコニウム,クロルヘキシジン類,フェノキシエタノール等が用いられる事が知られている(非特許文献1)。
フコイダンを含有する組成物は種々知られている(特許文献1〜7)。例えば,特許文献1には皮膚外用剤が開示されており、防腐剤としてパラベンが使用されている。特許文献2には化粧料が開示されており、防腐剤としてパラベンが使用されている。特許文献4には皮膚賦活剤およびアレルギー抑制剤が開示されており、ここでもパラベン類が使用されている。特許文献5には高純度フコイダンおよびその製造方法が開示されており、その実施例には防腐剤としてパラベン類が使用されている。特許文献6には養育毛組成物が開示されており、防腐剤としてパラベンが用いられている。また、特許文献7には医薬及び化粧料が開示されており、防腐剤としてメチルパラベン等が使用できると記載されている。以上の様にフコイダンを含有する組成物に用いられる防腐剤はほとんどパラベンであり、その他の防腐剤に関して詳細に検討された事例は見当たらない。
また,パラベンは皮膚刺激性が高いなど問題があり、アレルギー反応を起こす人が増えているとの指摘もされている(特許文献8)。
特許文献3にはフコイダンを含有する皮膚や毛髪用の化粧料が開示されており、その組成が示されているが防腐剤の添加は記載されていない。しかし、防腐剤を添加していないフコイダンの溶液を室内に放置した場合、微生物が増殖し、品質が劣化することが問題であった。
特開昭64−31707公報
特開平1−305011公報
特公平7−14850公報
特開平11−21247公報
特開2000−351801公報
特開2003−155218公報
特開2003−313131公報
特許第3615218公報
光井武夫編,「新化粧品学」,南山堂,第4刷,1999.p.209−217.
本発明は化粧品や皮膚科領域の薬剤として期待されるフコイダンおよびそれを含有する組成物の防腐方法を提供することを課題とする。
本発明者は、前記課題を解決するために鋭意研究を行った結果、フコイダン又はフコイダン組成物に、0.1〜10重量%のフェノキシエタノールを配合することにより、長期に渡り粘度の低下や変色がなく、防腐性に優れた組成物が得られることを見出し、本発明を完成させた。
即ち、第1の発明は、フコイダン又はフコイダン組成物全量に対して、0.1〜10重量%のフェノキシエタノールを配合するフコイダン又はフコイダンを含有する組成物の防腐方法に関する。
第2の発明は、フェノキシエタノールを0.1〜10重量%含有するフコイダン又はフコイダン組成物に関する。
即ち、第1の発明は、フコイダン又はフコイダン組成物全量に対して、0.1〜10重量%のフェノキシエタノールを配合するフコイダン又はフコイダンを含有する組成物の防腐方法に関する。
第2の発明は、フェノキシエタノールを0.1〜10重量%含有するフコイダン又はフコイダン組成物に関する。
本発明のフェノキシエタノールを0.1〜10重量%配合するフコイダン又はフコイダン含有組成物の防腐方法は、保存安定性に優れ、化粧品や皮膚科領域の薬剤として有効である。
本発明に適用されるフコイダンは特に限定はなく、その原料としては、藻類,例えばオキナワモズク,モズク,ガゴメ,マコンブ,トロロコンブ,ワカメ,クロメ,アラメ,カジメ,ジャオアントケルプ,レッソニア,ニグレセンス,アスコフィラム,ノドッサム,エクロニア マキシマ,ダービリアなどのコンブ目、ナガマツモ目,ヒバマタ目などの褐藻類に属する海藻、又はナマコ,ウニ,ヒトデなどの棘皮動物などが挙げられる.
本発明に適用されるフコイダンの調製方法も特に限定されることはなく、酸、水又はアルカリにより抽出し、珪藻土ろ過,遠心分離,限外ろ過,透析などにより精製した後、スプレードライ,凍結乾燥あるいはアルコール添加による沈殿などによって調製される。さらには、酸処理,オートクレーブ処理,酵素処理などによって低分子化してもよい。
本発明に適用されるフコイダン組成物としては、フコイダンあるいはフコイダンを含有するフコイダン抽出液や褐藻エキスなどを単に水やアルコールなどに溶解又は希釈したもの、或いは、本発明の効果が損なわれない範囲内で化粧料,医薬部外品,医薬品に通常用いられる成分(例えば,油脂,ロウ類,高級脂肪酸,低級アルコール,高級アルコール,ステロール,脂肪酸エステル,保湿剤,界面活性剤,高分子化合物,無機顔料,色素,香料,酸化防止剤,紫外線吸収剤,ビタミン類,収斂剤,美白剤,動植物抽出物,金属イオン封鎖剤,アミノ酸など)が配合された皮膚用化粧料(洗顔料,化粧水,乳液,クリーム,ファンデーション,マスカラ,ネールエナメル,口紅など)、頭髪用化粧料(シャンプー,ヘアトリートメント,養毛・育毛料,ヘアクリーム,ヘアローション,ヘアフォーム,パーマネントウェーブ剤など)、しみやそばかすなどの特定の使用目的を有した薬用化粧料(医薬部外品)、にきび治療薬、抗アレルギー薬が挙げられる。
本発明に係わるフェノキシエタノールは、フコイダンおよびそれを含有する組成物中に0.01〜20重量%配合することが好ましく、更には0.1〜10重量%配合することが好ましい。
実施例1.フコイダン溶液の調製
トンガ産モズク(Cladosiphon novae−caledoniae)の生の藻体を濃度50重量%のエタノール水溶液に30分間浸漬して脱色し、エタノール分を遠心ろ過によってできる限り除いて加工モズクを調製した。
水1350ml中に前記加工モズク150gを入れ、続いて濃度30重量%の過酸化水素水13.2gと水酸化カリウム0.84gを加え、90〜95℃で1時間攪拌した。50℃まで冷却後、残渣をろ別して除いた。次いで、分画分子量10000の限外ろ過膜を用いて体積として約1/5量にまで濃縮し、得られた水溶液を1mol/L(リットル)の希硫酸でpH=6.5に調製した。更に、この溶液をカタラーゼ処理して過酸化物を分解させて、フコイダン水溶液を得た。
上記フコイダン溶液の乾燥残量(70℃,76cmHg)は1.2重量%であった。
トンガ産モズク(Cladosiphon novae−caledoniae)の生の藻体を濃度50重量%のエタノール水溶液に30分間浸漬して脱色し、エタノール分を遠心ろ過によってできる限り除いて加工モズクを調製した。
水1350ml中に前記加工モズク150gを入れ、続いて濃度30重量%の過酸化水素水13.2gと水酸化カリウム0.84gを加え、90〜95℃で1時間攪拌した。50℃まで冷却後、残渣をろ別して除いた。次いで、分画分子量10000の限外ろ過膜を用いて体積として約1/5量にまで濃縮し、得られた水溶液を1mol/L(リットル)の希硫酸でpH=6.5に調製した。更に、この溶液をカタラーゼ処理して過酸化物を分解させて、フコイダン水溶液を得た。
上記フコイダン溶液の乾燥残量(70℃,76cmHg)は1.2重量%であった。
実施例2.1重量%フェノキシエタノール配合フコイダン水溶液の調製
実施例1で調製したフコイダン水溶液19.8gにフェノキシエタノール(東邦化学工業,ハイソルブ−EPH)0.2gを混和し、1重量%のフェノキシエタノールを含有するフコイダン溶液を調製した。
実施例1で調製したフコイダン水溶液19.8gにフェノキシエタノール(東邦化学工業,ハイソルブ−EPH)0.2gを混和し、1重量%のフェノキシエタノールを含有するフコイダン溶液を調製した。
実施例3.0.5重量%フェノキシエタノール配合フコイダン水溶液の調製
実施例1で調製したフコイダン水溶液19.9gにフェノキシエタノール0.1gを混和し,0.5重量%のフェノキシエタノールを含有するフコイダン水溶液を調製した。
実施例1で調製したフコイダン水溶液19.9gにフェノキシエタノール0.1gを混和し,0.5重量%のフェノキシエタノールを含有するフコイダン水溶液を調製した。
比較例1.各種防腐剤添加フコイダン溶液の調製
(1)0.2重量%の安息香酸を含有するフコイダン溶液は、実施例1で調製したフコイダン水溶液19.5gに、安息香酸0.04gをエタノール0.5mLに溶解させた溶液を混和し調製した。同様にして、0.2重量%のサリチル酸を含有するフコイダン水溶液を調製した。
(2)0.5重量%のソルビン酸を含有するフコイダン溶液は、実施例1で調製したフコイダン水溶液19.5gに、ソルビン酸0.1gをエタノール0.5mLに溶解させた溶液を混和し調製した。同様にして、0.5重量%のデヒドロ酢酸ナトリウム、0.5重量%のメチルパラペンを含有するフコイダン溶液、0.5重量%のエチルパラペンを含有するフコイダン溶液、0.5重量%のプロピルパラペン及び0.5重量%の4−クロロ−メタ−クレゾールを含有するフコイダン溶液を含有するフコイダン溶液を調製した。
(3)1重量%のメチルパラペンを含有するフコイダン溶液は、実施例1で調製したフコイダン水溶液19.5gに、メチルパラペン0.2gをエタノール0.5mLに溶解させた溶液を混和し調製した。同様にして、1重量%のエチルパラペンを含有するフコイダン溶液及び1重量%のプロピルパラペンを含有するフコイダン溶液を調製した。
(4)0.1重量%のヘキサクロロフェンを含有するフコイダン溶液は、実施例1で調製したフコイダン水溶液19.5gに、ヘキサクロロフェン0.02gをエタノール0.5mLに溶解させた溶液を混和し調製した。同様にして、0.1重量%のレゾルシンを含有するフコイダン溶液及び0.1重量%のグルコン酸クロルヘキシジンを含有するフコイダン溶液を調製した。
(5)0.5重量%のホウ酸を含有するフコイダン溶液は、実施例1で調製したフコイダン水溶液19.5gに、ホウ酸0.1gを水0.5mLに溶解させた溶液を混和し調製した。
(6)0.05重量%の塩化ベンザルコニウムを含有するフコイダン溶液は、実施例1で調製したフコイダン水溶液19.5gに、塩化ベンザルコニウム0.01gをエタノール0.5mLに溶解させた溶液を混和し調製した。
なお、これらの各防腐剤の使用濃度は、非特許文献1の記載に基づく。
(1)0.2重量%の安息香酸を含有するフコイダン溶液は、実施例1で調製したフコイダン水溶液19.5gに、安息香酸0.04gをエタノール0.5mLに溶解させた溶液を混和し調製した。同様にして、0.2重量%のサリチル酸を含有するフコイダン水溶液を調製した。
(2)0.5重量%のソルビン酸を含有するフコイダン溶液は、実施例1で調製したフコイダン水溶液19.5gに、ソルビン酸0.1gをエタノール0.5mLに溶解させた溶液を混和し調製した。同様にして、0.5重量%のデヒドロ酢酸ナトリウム、0.5重量%のメチルパラペンを含有するフコイダン溶液、0.5重量%のエチルパラペンを含有するフコイダン溶液、0.5重量%のプロピルパラペン及び0.5重量%の4−クロロ−メタ−クレゾールを含有するフコイダン溶液を含有するフコイダン溶液を調製した。
(3)1重量%のメチルパラペンを含有するフコイダン溶液は、実施例1で調製したフコイダン水溶液19.5gに、メチルパラペン0.2gをエタノール0.5mLに溶解させた溶液を混和し調製した。同様にして、1重量%のエチルパラペンを含有するフコイダン溶液及び1重量%のプロピルパラペンを含有するフコイダン溶液を調製した。
(4)0.1重量%のヘキサクロロフェンを含有するフコイダン溶液は、実施例1で調製したフコイダン水溶液19.5gに、ヘキサクロロフェン0.02gをエタノール0.5mLに溶解させた溶液を混和し調製した。同様にして、0.1重量%のレゾルシンを含有するフコイダン溶液及び0.1重量%のグルコン酸クロルヘキシジンを含有するフコイダン溶液を調製した。
(5)0.5重量%のホウ酸を含有するフコイダン溶液は、実施例1で調製したフコイダン水溶液19.5gに、ホウ酸0.1gを水0.5mLに溶解させた溶液を混和し調製した。
(6)0.05重量%の塩化ベンザルコニウムを含有するフコイダン溶液は、実施例1で調製したフコイダン水溶液19.5gに、塩化ベンザルコニウム0.01gをエタノール0.5mLに溶解させた溶液を混和し調製した。
なお、これらの各防腐剤の使用濃度は、非特許文献1の記載に基づく。
実施例4.保存安定性試験(加速試験)
実施例2、3及び比較例1の(1)〜(6)で調製したフコイダン溶液について、温度40℃、2000luxの照明下、4週間保存し安定性を評価した。粘度はE型粘度計(EHD型)を用い、コーン3°、回転数20rpmで測定した。外観は目視により評価した。
その結果を表6に示す。なお,保存安定性試験実施前の1重量%フェノキシエタノール配合フコイダン水溶液の粘度は350cPであった。
実施例2、3及び比較例1の(1)〜(6)で調製したフコイダン溶液について、温度40℃、2000luxの照明下、4週間保存し安定性を評価した。粘度はE型粘度計(EHD型)を用い、コーン3°、回転数20rpmで測定した。外観は目視により評価した。
その結果を表6に示す。なお,保存安定性試験実施前の1重量%フェノキシエタノール配合フコイダン水溶液の粘度は350cPであった。
実施例5.防腐性能試験
(1)供試菌および菌液の調製
大腸菌(E.Coli IFO3972)は凍結保存株をLB液体培地(SIGMA製,LB broth)で一晩培養(25℃,100rpm)し、滅菌水で希釈して約107個/mLの大腸菌菌液を調製した。
酵母(Saccharomyces ceribiciae AKU4103)はMYプレート(ペプトン5g/L,酵母エキス3g/L,麦芽エキス3g/L,グルコース10g/L,寒天15g/L)上で増殖した菌体を採取し、MY液体培地で一晩培養(25℃,100rpm)し、滅菌水で希釈して約107個/mLの酵母菌液を調製した。
クロカビ(Aspergillus nigar)はPDAプレート(日水製薬製)上で形成された胞子を滅菌水に懸濁して、約107個/mLのクロカビ胞子懸濁液を調製した。
(1)供試菌および菌液の調製
大腸菌(E.Coli IFO3972)は凍結保存株をLB液体培地(SIGMA製,LB broth)で一晩培養(25℃,100rpm)し、滅菌水で希釈して約107個/mLの大腸菌菌液を調製した。
酵母(Saccharomyces ceribiciae AKU4103)はMYプレート(ペプトン5g/L,酵母エキス3g/L,麦芽エキス3g/L,グルコース10g/L,寒天15g/L)上で増殖した菌体を採取し、MY液体培地で一晩培養(25℃,100rpm)し、滅菌水で希釈して約107個/mLの酵母菌液を調製した。
クロカビ(Aspergillus nigar)はPDAプレート(日水製薬製)上で形成された胞子を滅菌水に懸濁して、約107個/mLのクロカビ胞子懸濁液を調製した。
(2)菌液の接種,培養
実施例1で調製したフコイダン水溶液(対照)および実施例2で調製した0.5%フェノキシエタノール配合フコイダン水溶液10mLを、それぞれ滅菌した100mL三角フラスコに入れ、(1)で調製した各菌液100uLを添加して攪拌,混和し、25℃、100rpmで2日間培養した。
実施例1で調製したフコイダン水溶液(対照)および実施例2で調製した0.5%フェノキシエタノール配合フコイダン水溶液10mLを、それぞれ滅菌した100mL三角フラスコに入れ、(1)で調製した各菌液100uLを添加して攪拌,混和し、25℃、100rpmで2日間培養した。
(3)防腐性能の評価
菌を接種直後および2日間培養後の660nmの吸光度(OD660)をそれぞれ測定し、次式により防腐性能を評価した。
菌を接種直後および2日間培養後の660nmの吸光度(OD660)をそれぞれ測定し、次式により防腐性能を評価した。
Claims (2)
- フコイダン又はフコイダン組成物全量に対して、0.1〜10重量%のフェノキシエタノールを配合するフコイダン又はフコイダンを含有する組成物の防腐方法。
- フェノキシエタノールを0.1〜10重量%含有するフコイダン又はフコイダン組成物。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016088859A (ja) * | 2014-10-31 | 2016-05-23 | 第一産業株式会社 | 外用クリーム |
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2005
- 2005-04-18 JP JP2005119267A patent/JP2006298784A/ja active Pending
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