JP2006298600A - 廃プラスチックボトルの搬送コンベア - Google Patents
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Abstract
【課題】分配ゲートがコンベアベルトの上面から所定の間隔を置いて設置されている廃プラスチックボトルの搬送コンベアにおいて、コンベアベルトの上面と分配ゲートの下端との間に設けられている隙間に廃プラスチックボトルが噛み込むことを防止して、廃プラスチックボトルを能率良く搬送することができる廃プラスチックボトルの搬送コンベアを提供する。
【解決手段】コンベアベルト11の上面の幅中央部に、保持部材16に一端が保持され、他端が第1分配ゲート12の先端部12aまで延びたプラスチック製の帯15を這わしている。
【選択図】図1
【解決手段】コンベアベルト11の上面の幅中央部に、保持部材16に一端が保持され、他端が第1分配ゲート12の先端部12aまで延びたプラスチック製の帯15を這わしている。
【選択図】図1
Description
本発明は、廃棄PETボトル等の廃プラスチックボトルの搬送コンベアに関するものである。
廃プラスチックを処理する廃棄物処理施設では、混合収集された廃プラスチックが形状や材質に基づいて選別された後、それぞれの廃プラスチックに応じた処理が行われる。
通常、ボトル状の廃プラスチックは、PETボトル、塩ビボトル、その他のボトルの3種類に選別され、選別されたPETボトルとその他のボトルは、それぞれ手選別コンベアにおいてガラスや布等の非プラスチックを作業員によって除去された後、ボトル圧縮梱包機に供給され、圧縮梱包されて貯蔵又は次工程に搬送される(例えば、特許文献1参照。)。
その際、圧縮梱包作業の能率向上を図るために、手選別コンベア上に分配ゲートを設け、搬送されるPETボトル等を分配ゲートによって複数のグループに分配し、それぞれのグループ毎に設けられているボトル圧縮梱包機で圧縮梱包することが行われている。
図3は、そのような分配ゲートが設けられた手選別コンベア(搬送コンベア)を示すものである。図3において、搬送コンベア30は、その搬出側の端部近傍に、上流側から順に、第1分配ゲート12と第2分配ゲート13が設けられている。第1分配ゲート12は、コンベアベルト11の手前側の幅端部から上流側に向けて斜め方向にコンベアベルト11の幅中央部まで延びている。一方、第2分配ゲート13は、コンベアベルト11の手前側の幅端部から上流側に向けて斜め方向にコンベアベルト11の奥側の幅端部まで延びている。そして、第1分配ゲート12と第2分配ゲート13の出口に、それぞれ第1ボトル圧縮梱包機21と第2ボトル圧縮梱包機22が配置されている。
これによって、コンベアベルト11上を搬送されているPETボトル1の内、コンベアベルト11の手前側ゾーンに載置されているPETボトル1は、第1分配ゲート12によって搬送方向が変えられて第1ボトル圧縮梱包機21に供給され、コンベアベルト11の奥側ゾーンに載置されているPETボトル1は、第2分配ゲート12によって搬送方向が変えられて第2ボトル圧縮梱包機22に供給される。
特開2003−103520号公報
図3に示したような、コンベアベルト11上に分配ゲート12、13が設置されている廃プラスチックボトルの搬送コンベア30においては、コンベアベルト11の損傷を防ぐために、分配ゲート12、13の下端とコンベアベルト11の上面との間に所定寸法の隙間が設けられている。
これに対して、搬送コンベア11で搬送するPETボトル11は変形したものが多く、中には、薄く押し潰された状態のものも含まれているため、図4に示すように、薄く押し潰された状態のPETボトル1aがコンベアベルト11の幅方向中央部付近に載置されていると、そのPETボトル1aが第1分配ゲート12の先端部12a近傍の下端と搬送コンベア11の上面との隙間19に噛み込んで動かなくなってしまうことがある。
その結果、後続のPETボトル1の搬送が妨げられ、PETボトル1が搬送コンベア11上に滞留してしまって、能率低下を招くという問題がある。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであり、分配ゲートがコンベアベルトの上面から所定の間隔を置いて設置されている廃プラスチックボトルの搬送コンベアにおいて、コンベアベルトの上面と分配ゲートの下端との間に設けられている隙間に廃プラスチックボトルが噛み込むことを防止して、廃プラスチックボトルを能率良く搬送することができる廃プラスチックボトルの搬送コンベアを提供することを目的とするものである。
上記の課題を解決するために、本発明は以下の特徴を有する。
[1]分配ゲートがコンベアベルトの上面から所定の間隔を置いて設置されている廃プラスチックボトルの搬送コンベアにおいて、一端が搬送コンベアへの搬入部に固定され、他端が前記分配ゲートまで延びた帯状体をコンベアベルトの上面に這わしていることを特徴とする廃プラスチックボトルの搬送コンベア。
[2]前記帯状体の厚みは、コンベアベルトの上面から分配ゲートまでの間隔より大きいことを特徴とする前記[1]に記載の廃プラスチックボトルの搬送コンベア。
本発明においては、コンベアベルトの上面に分配ゲートまで延びる帯状体を這わしているので、この帯状体がコンベアベルトの上面と分配ゲートの下端との間の隙間を塞ぐようになり、コンベアベルトに損傷を与えることなく、廃プラスチックボトルがコンベアベルトの上面と分配ゲートの下端との間の隙間に噛み込むことが防止され、廃プラスチックボトルを能率良く搬送することができる。
本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、この実施形態に係る廃プラスチックボトルの搬送コンベアを説明するための斜視図であり、図2は、その要部拡大図である。
図1に示すように、この実施形態に係る廃プラスチックボトルの搬送コンベア10は、その搬出側の端部近傍に、上流側から順に、第1分配ゲート12と第2分配ゲート13がコンベアベルト11の上面と所定の間隔をおいて設けられている。第1分配ゲート12は、コンベアベルト11の手前側の幅端部から上流側に向けて斜め方向にコンベアベルト11の幅中央部まで延びている。一方、第2分配ゲート13は、コンベアベルト11の手前側の幅端部から上流側に向けて斜め方向にコンベアベルト11の奥側の幅端部まで延びている。そして、第1分配ゲート12と第2分配ゲート13の出口に、それぞれ第1ボトル圧縮梱包機21と第2ボトル圧縮梱包機22が配置されている。
そして、この実施形態においては、コンベアベルト11の上面の幅中央部に、搬送コンベア10への搬入部に設けられた保持部材16に一端が保持され、他端が第1分配ゲート12の先端部12aまで延びたプラスチック製の帯15を這わしている。
上記のように構成された搬送コンベア10においては、コンベアベルト11上を搬送されているPETボトル1の内、コンベアベルト11の手前側ゾーンに載置されているPETボトル1は、第1分配ゲート12によって搬送方向が変えられて第1ボトル圧縮梱包機21に供給され、コンベアベルト11の奥側ゾーンに載置されているPETボトル1は、第2分配ゲート12によって搬送方向が変えられて第2ボトル圧縮梱包機22に供給される。
その際に、図2に示すように、コンベアベルト11の上面に配されているプラスチック製の帯15が、コンベアベルト11の上面と第1分配ゲート12の下端との間の隙間19を塞ぐようになるので、薄く押し潰された状態のPETボトル1aが搬送されてきても、その隙間19に噛み込むことが防止される。その結果、後続のPETボトル1が搬送コンベア11上に滞留してしまうことが回避され、PETボトル1を能率良く搬送することができる。しかも、プラスチック製の帯15をコンベアベルト11の上面に這わしているだけなので、コンベアベルト11に損傷を与えることもない。
なお、プラスチック製の帯15の厚さtについては、隙間19の寸法g(通常、1mm〜2mm)より大きい方が効果は大きいので、t≧gとするのが好ましい。ただし、ある程度の厚さ以上になれば効果は変わらないので、プラスチック製の帯15の厚さtは2mm〜3mmとするのが好適である。
また、プラスチック製の帯15の幅Wについては、あまり狭すぎると効果が薄れるし、あまり広すぎるとコンベアベルト11の上面(搬送面)を覆い過ぎるので、40mm〜80mmとするのが好適である。
なお、上記の実施形態においては、廃棄PETボトルを搬送する場合を例に述べたが、他の廃プラスチックボトルを搬送する場合にも適用することができ、同様の効果が得られることはいうまでもない。
1 PETボトル
1a 薄く押し潰された状態のPETボトル
10 搬送コンベア
11 コンベアベルト
12 第1分配ゲート
12a 第1分配ゲートの先端部
13 第2分配ゲート
15 帯
16 保持部材
19 隙間
21 第1ボトル圧縮梱包機
1a 薄く押し潰された状態のPETボトル
10 搬送コンベア
11 コンベアベルト
12 第1分配ゲート
12a 第1分配ゲートの先端部
13 第2分配ゲート
15 帯
16 保持部材
19 隙間
21 第1ボトル圧縮梱包機
Claims (2)
- 分配ゲートがコンベアベルトの上面から所定の間隔を置いて設置されている廃プラスチックボトルの搬送コンベアにおいて、一端が搬送コンベアへの搬入部に固定され、他端が前記分配ゲートまで延びた帯状体をコンベアベルトの上面に這わしていることを特徴とする廃プラスチックボトルの搬送コンベア。
- 前記帯状体の厚みは、コンベアベルトの上面から分配ゲートまでの間隔より大きいことを特徴とする請求項1に記載の廃プラスチックボトルの搬送コンベア。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005124709A JP2006298600A (ja) | 2005-04-22 | 2005-04-22 | 廃プラスチックボトルの搬送コンベア |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005124709A JP2006298600A (ja) | 2005-04-22 | 2005-04-22 | 廃プラスチックボトルの搬送コンベア |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006298600A true JP2006298600A (ja) | 2006-11-02 |
Family
ID=37467124
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005124709A Pending JP2006298600A (ja) | 2005-04-22 | 2005-04-22 | 廃プラスチックボトルの搬送コンベア |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006298600A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103754557A (zh) * | 2014-01-20 | 2014-04-30 | 德清县凌鹰电器有限公司 | 一种传输装置 |
CN105083961A (zh) * | 2015-09-23 | 2015-11-25 | 临汾市八方通达饲料有限公司 | 皮带输送机搭接输料装置 |
-
2005
- 2005-04-22 JP JP2005124709A patent/JP2006298600A/ja active Pending
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