JP2006298511A - 塵芥収集車の汚水タンク構造 - Google Patents

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Kazuhiko Akatsuka
和彦 赤塚
Akio Nakakura
章夫 中倉
Keiichi Okano
啓一 岡野
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Abstract

【課題】汚水タンクに形成された排水口を開閉する蓋体の操作が簡単となる蓋構造体を備えた塵芥収集車の汚水タンク構造を提供する。
【解決手段】塵芥投入箱に設けられた汚水タンク4と、この汚水タンク4に形成された排水口5を開閉するために当該汚水タンク4の側壁面6に取り付けられた蓋体10を有する蓋構造体7とを備えている。この蓋構造体7は一体状の係合部材12と作動部材13を有する。係合部材12は、汚水タンク4に回動自在に取り付けられ、蓋体10と係合して当該蓋体10が開くのを規制する係合位置と蓋体10との係合が解ける開放位置との間で回動可能とされている。蓋体10の閉動作により蓋体10が作動部材13に接触することで、作動部材13は係合部材12を開放位置から係合位置へ回動させる。
【選択図】 図2

Description

この発明は、塵芥収集車が備えている塵芥収容箱や塵芥投入箱内の塵芥による汚水を収容する汚水タンクの構造に関する。
塵芥収集車が備えている塵芥収容箱又はその後方の塵芥投入箱の底部には汚水タンクが設けられており、この汚水タンク内に塵芥収容箱や塵芥投入箱内の塵芥から出る汚水を収容している。そして、溜まった汚水は、汚水タンクの壁面に設けられた排水口から外部へ排出される。汚水タンクは、排水口を開閉するための蓋体を有する蓋構造体を備えており、従来の蓋構造体としては例えば特許文献1に示しているようなものがある。
図6は特許文献1に記載された蓋構造体の平面図であり、この蓋構造体は、汚水タンク40の側壁に一端側を中心として回動可能に取り付けられた蓋体41と、蓋体41の他端側近傍部において汚水タンク40の側壁に回動可能に取り付けられた押圧部材42と、蓋体41の外側面に回動可能に取り付けられたレバー43と、一端部がレバー43に取り付けられ他端部が押圧部材42に係合して押圧部材42の動作を拘束可能としている固縛アーム44とを備えている。そして、押圧部材42に係止部材45が設けられており、蓋体41が閉状態で、この係止部材45が蓋体41の他端側に設けられたピン46に係合し、固縛アーム44が押圧部材42を拘束することにより、閉状態にある蓋体41が勝手に開いてしまうのを防いでいる。
この蓋体41を開くためには次の操作が行われる。図6の閉状態から(A)レバー43を起立させる方向(矢印方向)に回動させて固縛アーム44と押圧部材42との係合を解除する。(B)レバー43をさらに引っ張ることで、蓋体41のピン46が係止部材45(押圧部材42)を押して押圧部材42を回動させ、自動的にピン46と係止部材45との間の係合が解除され、蓋体41が開く。
一方、開状態にある蓋体41を閉じるためには次の操作が行われる。(a)蓋体41を閉状態にする。(b)押圧部材42を回動させて係止部材45を蓋体41のピン46に係合させる。(c)固縛アーム44を押圧部材42に係合させる。(d)レバー43を蓋体41側へ倒す。これにより、固縛アーム44が押圧部材42を拘束し、押圧部材42の係止部材45が蓋体41のピン46を押さえ、蓋体41が閉状態でロックされる。
実開平5−30006号公報(図3)
しかし、特許文献1に示している従来の構造では、蓋体41を開bスめにはレバー43を引く操作のみで簡単に行えるが、閉じる操作は、係止部材45を蓋体41のピン46に係合させる手動操作(上記(b))と、固縛アーム44を押圧部材42に係合させる手動操作(上記(c))と、レバー43を倒す手動操作(上記(d))が必要となる。つまり、押圧部材42と固縛アーム44とをそれぞれ個別に直接手で持って回動させて相手側部材に係合させる操作が必要となり、操作が煩雑であるという問題点を有している。
そこで、上記のような従来の問題点に鑑み、本発明は、蓋体の操作が簡単となる蓋構造体を備えた塵芥収集車の汚水タンク構造を提供することを目的とする。
本発明の塵芥収集車の汚水タンク構造は、塵芥収容箱又はその後方の塵芥投入箱に設けられた汚水タンクと、この汚水タンクに形成された排水口を開閉するために当該汚水タンクの壁面に取り付けられた蓋体を有する蓋構造体とを備え、この蓋構造体は、前記汚水タンクの壁面に回動自在に取り付けられ、前記蓋体の一部と係合して当該蓋体が開くのを規制する係合位置と前記蓋体の前記一部との係合が解ける開放位置との間で回動可能な係合部材と、前記蓋体の閉動作により当該蓋体と接触することで前記係合部材を前記開放位置から前記係合位置へ回動させる作動部材と、前記係合位置にある前記係合部材の回動を規制可能としている固縛部材とを有するものである。
上記のように構成された塵芥収集車の汚水タンク構造では、開状態にある蓋体を閉じれば、その蓋体が作動部材に接触して作動部材が係合部材を開放位置から係合位置へ自動的に回動させ、係合部材は蓋体と係合して蓋体が開くのを規制することができる。つまり、蓋体を閉める際、係合部材を直接手で持って回動させて蓋体に係合させる手動操作を不要として、蓋体を閉状態とすることができる。さらに、固縛部材により係合位置にある係合部材の回動を規制することで、蓋体は閉状態で固定される。
また、前記係合部材は、閉状態にある前記蓋体を開くことにより当該蓋体に押されて当該係合部材を前記係合位置から前記開放位置に回動させる当接面を有しているのが好ましい。この構成によれば、固縛部材が係合部材の回動を許容する状態として、蓋体を開ければ、蓋体が係合部材の前記当接面を押して係合部材を自動的に係合位置から開放位置へ回動させる。つまり、蓋体を開ける際、係合部材を直接手で持って回動させる手動操作を不要として、蓋体を開けることができる。
また、前記作動部材と前記係合部材とは同一部材から構成されているのが好ましい。この構成によれば、部品点数を減らすことができ、構成を簡素化できる。
本発明の塵芥収集車の汚水タンク構造によれば、開状態にある蓋体を閉じることにより、作動部材が係合部材を自動的に回動させて、係合部材を蓋体が開くのを規制できる係合位置に位置させることができ、蓋体を閉じる操作が簡単となる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施例による汚水タンク構造を備えた塵芥収集車の後部を示す側断面図である。この図において、塵芥収集車1は、塵芥収容箱2と、その後方に連設されている塵芥投入箱3とを備えている。塵芥投入箱3の後部には、塵芥が投入される投入口3aと、上下にスライドしてこの投入口3aを開閉する蓋3bとが設けられている。また、塵芥投入箱3の前部には、塵芥を塵芥収容箱2に積み込むための開口部3dが設けられている。そして、塵芥投入箱3内に、投入された塵芥を塵芥収容箱2に積み込むための積み込み装置8が設けられている。
塵芥投入箱3は、その下部において汚水タンク4が設けられている。汚水タンク4は、塵芥収容箱2又は塵芥投入箱3或いは双方内の塵芥から出る汚水を収容するためのものである。汚水タンク4に収容された汚水を外部へ排出させるための排水口5が汚水タンク4の側壁面6に形成されており、この排水口5を開閉するための蓋体10を有する蓋構造体7が汚水タンク4の側壁面6に設けられている。
図2は、蓋体10が排水口5に対して閉じた状態にある蓋構造体7を示している図であり、図3は、蓋体10が開いた状態(中間開度の状態)にある蓋構造体7を示している図である。この汚水タンク4に設けられている蓋構造体7は、蓋体10と、汚水タンク4の側壁面6に回動自在に取り付けられている係合部材12と、この係合部材12の回動を規制可能としている固縛部材14とを有している。そして、係合部材12を回動させるための作動部材13が、この係合部材12と一体として形成されている(機能の違いから別部材のように表現するものとする)。
この蓋構造体7は、図2に示しているように閉じた状態にある蓋体10をそのまま維持させることができる。つまり、閉状態にある蓋体10を係合部材12が拘束し、この係合部材12が固縛部材14によって固定されることで、蓋体10が勝手に開いてしまうのを防止している。なお、固縛部材14は蓋体10を開閉操作するためのレバー部材23に回動可能に取り付けられており、固縛部材14が有する後述の弾性機能により、レバー部材23と固縛部材14は、固縛部材14が係合部材12を固定した状態(図2の状態)に安定保持できる。
蓋体10は、汚水タンク4の側壁面6に形成されている排水口5を覆う蓋本体部16と、蓋本体部16の背面側(外部側)に取り付けられている開閉アーム17とを有している。蓋本体部16は、貫通孔状の排水口5よりも大きい輪郭形状を持つよう構成されており、蓋本体部16の外縁部には排水口5の外側の側壁面6に接触して汚水タンク4内の汚水の漏洩を防止するためのシール部材18が設けられている。開閉アーム17は断面U字型(図4参照)の直線状の部材とされており、開閉アーム17は蓋本体部16の中央部において連結部材19を介して取り付けられている。
図4は汚水タンク4における蓋体10の取付部を示す図である。図2〜図4に示しているように、蓋体10の開閉アーム17はその一端部において汚水タンク4の側壁面6に固定した取付部材20に回動可能に取り付けられており、蓋体10は取付部材20の軸20aの中心線(軸心)20b回りに回動可能とされている。開閉アーム17は、その他端部に前記係合部材12と接触できる当接部が形成されており、図2と図3では、当接部が断面円形のピン11とされている。このピン11の中心線は蓋体10の回動中心線(つまり前記軸20aの中心線)20bと平行となるようされている。
蓋体10の開閉アーム17には、蓋体10の開閉操作をするためのレバー部材23が取り付けられている。レバー部材23は、先端部側に握り部24を有しており、開閉アーム17の背面側に固定したブラケット25に回動可能として取り付けられている。レバー部材23は、その基端部23aを中心として回動可能とされており、レバー部材23の回動中心線は、開閉アーム17の回動中心線20bに平行となるようされている。レバー部材23が開閉アーム17側に倒れた状態(図2の実線で示した状態)から、レバー部材23を起立させて(図2の2点鎖線で示した状態)蓋体10を開けることができる。
このレバー部材23の中間部に前記固縛部材14が回動可能として取り付けられている。固縛部材14は、その基端部14aを中心として回動可能とされており、固縛部材14の回動中心線は、開閉アーム17の回動中心線20bに平行となるようされている。固縛部材14は直線状の部材であり、先端部は前記係合部材12と係脱可能な係合部14bとされている。レバー部材23が開閉アーム17側に倒れた状態で、固縛部材14の係合部14bが前記係合部材12に係合することができ、固縛部材14は係合部材12を固定状態にすることができる。レバー部材23を起立させる方向(図2の矢印e方向)に回動させると固縛部材14と係合部材12との係合が解除される。
レバー部材23が開閉アーム17側に倒れた状態(図2の状態)において、レバー部材23と固縛部材14は、固縛部材14が係合部材12を固定した状態に安定保持させることができる。具体的に説明すると、固縛部材14は、前記係合部14bと、この係合部14bを固縛部材14の基端部14a方向に弾性的に引き寄せることができる(バネなどからなる)弾性部材14dとを有している。つまり、固縛部材14が長手方向の引っ張り力を受けると、固縛部材14は前記弾性部材14dの弾性力に抗して伸張することとなる。これにより、固縛部材14の係合部14bを係合部材12に係合させて、レバー部材23を(矢印e方向と反対である)倒す方向へ回動させると、前記弾性部材14dの弾性力に抗して固縛部材14は伸張する。そして、レバー部材23のこの回動により、固縛部材14の先端部14c(係合部材12との接点)と固縛部材14の回動中心14eとを結ぶ仮想直線(図示せず)上に、レバー部材23のブラケット25における回動中心14fがあるとき、固縛部材14は最も伸張された状態となる。そして、前記仮想直線が前記回動中心14fを越えた状態(図2の状態)において、固縛部材14は弾性部材14dの弾性力に抗して伸張した状態にある。従って、レバー部材23と固縛部材14とは、この弾性部材14dの弾性機能によりレバー部材23をそのままの状態に維持させることができ、固縛部材14が係合部材12を固定した状態に安定保持させ、蓋体10を閉状態に維持できる。これにより、塵芥車が走行して振動が生じても、蓋体10が勝手に開くのを防止できる。
固縛部材14はレバー部材23に摩擦抵抗を有するよう取り付けられてもよい。この場合の摩擦抵抗は、固縛部材14がその位置で姿勢を保持することができる程度の摩擦力とされている。これにより、蓋体10が閉じられた状態でレバー部材23を起立させる方向に回動させると、自動的に固縛部材14と係合部材12との係合が解かれるよう固縛部材14は係合部材12から離れ、図2の2点鎖線で示しているように、固縛部材14は係合部材12から離れた位置で待機する。
図5は汚水タンク4における係合部材12の取付部を示す図であり、係合部材12は、図2と図5に示しているように、閉状態にある蓋体10が有している開閉アーム17の一端部(先端部)の近傍部に対応するよう設けられており、係合部材12は、汚水タンク4の側壁面6に固定した取付部材21の軸21aの中心線(軸心)21b回りに回動可能に取り付けられている。係合部材12の回動中心となるこの取付部材21の軸21aの中心線21bは、蓋体10の前記ピン11の中心線と平行になるようされている。
係合部材12は、取付部材21の軸21aの中心線21bに直交する板状の部材であり、この係合部材12のうち蓋体10に近い側の部分に切り欠き部22が形成されている。
そして、図2に示しているように、この係合部材12が前記固縛部材14により固定された状態とされ、かつ、この切り欠き部22内に蓋体10のピン11が収容された状態となると、係合部材12に形成された切り欠き部22内の当接面15と蓋体10のピン11とが係合した状態となり、蓋体10を開けようとしても蓋体10のピン11が当接面15に接触し、閉じられている蓋体10を開けることができない。つまり、回動自在とされた係合部材12を蓋体10の先端部(ピン11)に接近させる側に位置させた係合位置で、係合部材12は蓋体10が開くのを規制している。
係合部材12と固縛部材14との係合が解けた状態(図2の2点鎖線で示している状態)で蓋体10を開けると、切り欠き部22の当接面15は蓋体10のピン11に押されて、図3に示しているように、係合部材12は係合位置から開放位置に自動的に矢印g方向へ回動される。この開放位置は、係合部材12と蓋体10のピン11との係合が解けている位置であり、係合部材12が蓋体10から離れる方向へ倒れた位置である。
係合部材12には固縛部材14と係合させる係合部(凹部)26が形成されている。この係合部26は前記切り欠き部22と反対側(蓋体10に遠い側)において形成されており、この係合部26に前記固縛部材14の係合部14bが係合する。固縛部材14の係合部14bは例えば孔部14cが形成された板部材により構成でき、孔部14cに係合部材12が挿入状となって係合部26と孔部14cとが係合する。
さらに、係合部材12は前記係合位置と前記開放位置との間で回動可能となるように取り付けられているが、係合位置から開放位置へ回動した係合部材12が開放位置を越えてさらに倒れてしまうのを防止するよう、係合部材12の回動を規制するためのストッパ部27が設けられている。ストッパ部27は、係合部材12のうち取付部材21に近い角部分とされており、図2から図3に示しているように、係合部材12が係合位置から開放位置へ回動すると、ストッパ部27が取付部材21の一部(底面)に当接して、係合部材12がそれ以上回動しないようされている。
係合部材12は取付部材21に回動の際に摩擦抵抗を有するよう取り付けられている。この摩擦抵抗は、係合部材12がその位置で姿勢を保持することができる程度の摩擦力とされている。これにより、蓋体10の閉状態において、不意に固縛部材14と係合部材12との係合が解けても、係合部材12と蓋体10のピン11との係合が維持された状態であるため(係合部材12が係合位置から回動しないため)直ぐに蓋体10が開いてしまうのを防止できる。さらに、開状態において、係合部材12が開放位置にある場合に、勝手に係合部材12が回動して係合位置になるのを防止できる。
係合部材12と一体的に形成されている作動部材13は、開状態にある蓋体10の閉動作により、この蓋体10のピン11と接触することができるように設けられており、係合部材12を開放位置から係合位置へ回動させることができる。作動部材13と係合部材12とは同一部材から構成されているため、部品点数の削減、構成の簡素化が図れる。
作動部材13を具体的に説明すると、係合部材12の前記切り欠き部22はU字型に切り欠かれた形状とされ、切り欠き部22において前記当接面15に対面する作動面28が形成されており、係合部材12のうちこの作動面28を含む部分が作動部材13とされている。
係合部材12は、切り欠き部22内において汚水タンク4の側壁面6から離れた側の当接面15と、この当接面15よりも前記側壁面6に近い側の作動面28とを有していると言える。
図3に示しているように、係合部材12が開放位置とされている状態において、作動部材13の作動面28は、閉じられる蓋体10のピン11に接触可能となるようピン11の回動軌跡線と交差する位置に配置される。そして、図3の1点鎖線で示しているようにピン11が作動面28に接触し、さらに蓋体10が排水口5を覆う閉状態となるよう閉じられると、ピン11が作動面28を押し、作動部材13を矢印hの方向へ回動させ、係合部材12を開放位置から係合位置へ自動的に回動させ、図2に示している閉状態とできる。
以上の実施形態に示した蓋構造体7において、蓋体10を開く操作について説明する。
図2の閉状態から(A)レバー部材23を起立させる方向(矢印e方向)に回動させて固縛部材14と係合部材12との係合を解除する(図2の2点鎖線の状態)。この際、固縛部材14がレバー部材23に摩擦抵抗を有して取り付けられていれば、固縛部材14はレバー部材23と共に回動して係合部材12から離れた位置に自動的に移動する。(B)レバー部材23をさらに引っ張ることで、蓋体10のピン11が係合部材12の当接面15を押して係合部材12を開放位置へ回動させ、自動的にピン11と係合部材12との間の係合が解除され、蓋体10が開く。蓋体10が90°開いた状態を図3の2点鎖線で示している。
次に、この蓋体10を閉じる操作について説明する。
図3の開いている状態から(a)レバー部材23を握って蓋体10を閉方向に回動させると、蓋体10のピン11が作動部材13(係合部材12)の作動面28に接触、押圧し、作動部材13を矢印hの方向へ回動させ、係合部材12を開放位置から係合位置へ自動的に回動させる。(b)固縛部材14の係合部14bを係合部材12の係合部26に係合させる。(c)レバー部材23を起立状態から倒すよう回動させる(図2の実線の状態)。これにより、固縛部材14が係合部材12を拘束することができ、係合部材12の当接面15が蓋体10のピン11と係合して、蓋体10が閉状態で固定(ロック)される。さらに、固縛部材14の弾性機能により、固縛部材14が係合部材12に係合した状態に安定保持させることができ、蓋体10が閉状態に維持される。
以上のような蓋構造体7を備えた汚水タンク構造によれば、蓋体10を開く際は、係合部材12を直接手で持って回動させる手動操作を不要として、係合部材12を係合位置から開放位置へ回動させ、蓋体10を開けることができる。そして、蓋体10を閉じる際は、係合部材12を直接手で持って回動させて蓋体10に係合させる手動操作を不要として、係合部材12を開放位置から係合位置へ自動的に回動させることができ、蓋体10を閉状態とすることができる。つまり、蓋体10の開閉操作が簡単となる。
また、このような開閉操作が容易とできる蓋構造体7として考えられる比較例を、図示しないが図2と図3を参照して説明すると、比較例として係合部材12にバネなどの弾性部材を設けて、常時係合部材12が開放位置へ付勢されているものが考えられる。この場合、蓋体10を開く操作は、レバー部材23を回動させて固縛部材14と係合部材12の係合を解くと、バネの力により係合部材12は自動的に開放位置へ移動する。そして、蓋体10を開くことができる。
蓋体10を閉じる操作は、レバー部材23を倒す動作の途中で、開放位置にある係合部材12に固縛部材14を係合させ、さらにレバー部材23を倒すことで固縛部材14が係合部材12を係合位置へバネの力に抗して回動させ、係合部材12が蓋体10の一部を押さえ、閉状態に固定することができる。
しかし、この比較例の構成では、蓋体10が閉じられた状態で、例えば何かに引っ掛かって過ってレバー部材23が引き出されて起立状態となると、バネの力により係合部材12は開放位置(ロック解除側)へ移動するため、即座に蓋体10は自由に開くことができる。レバー部材23が何かの拍子で引き出されてしまうと、特にこの蓋構造体7は汚水タンク4の側壁面6に取り付けられているため、塵芥収集車が走行しているうちに、勝手に蓋体10が開いてしまうおそれがある。
一方、本発明の蓋構造体7を有する汚水タンク構造によれば、レバー部材23が引き出されても、係合部材12は係合位置に保持されたままであるため、直ぐに蓋体10が開いてしまうのを防止できる。
本発明の汚水タンク構造は図示する形態に限らずこの発明の範囲内において他の形態のものであっても良く、図示した実施形態は係合部材12と作動部材13とを一体ものとして説明したが、これらを別体として先ず製造し、相互を固定してもよい。
また、汚水タンク4を塵芥投入箱3の下部に設ける以外にも、塵芥収容箱2の下部に汚水タンク4を設け、その汚水タンク4に前記蓋構造体7を取り付けてもよい。また、蓋体10において、ピン11を開閉アーム17の先端部に固定する以外に、ピン11を蓋本体部16の背面(レバー部材23側の面)に設けても良い。
本発明の一実施例による汚水タンク構造を備えた塵芥収集車の後部を示す側断面図である。 蓋体が閉状態にある蓋構造体を示す断面図である。 蓋体が開状態にある蓋構造体を示す断面図である。 汚水タンクにおける蓋体の取付部を示す図である。 汚水タンクにおける係合部材の取付部を示す図である。 従来の汚水タンク構造を示す図である。
符号の説明
2 塵芥収容箱
3 塵芥投入箱
4 汚水タンク
5 排水口
6 壁面(側壁面)
7 蓋構造体
10 蓋体
12 係合部材
13 作動部材
14 固縛部材
15 当接面

Claims (3)

  1. 塵芥収容箱又はその後方の塵芥投入箱に設けられた汚水タンクと、この汚水タンクに形成された排水口を開閉するために当該汚水タンクの壁面に取り付けられた蓋体を有する蓋構造体とを備え、
    この蓋構造体は、
    前記汚水タンクの壁面に回動自在に取り付けられ、前記蓋体の一部と係合して当該蓋体が開くのを規制する係合位置と前記蓋体の前記一部との係合が解ける開放位置との間で回動可能な係合部材と、
    前記蓋体の閉動作により当該蓋体と接触することで前記係合部材を前記開放位置から前記係合位置へ回動させる作動部材と、
    前記係合位置にある前記係合部材の回動を規制可能としている固縛部材と、
    を有することを特徴とする塵芥収集車の汚水タンク構造。
  2. 前記係合部材は、閉状態にある前記蓋体を開くことにより当該蓋体に押されて当該係合部材を前記係合位置から前記開放位置に回動させる当接面を有している請求項1に記載の塵芥収集車の汚水タンク構造。
  3. 前記作動部材と前記係合部材とは同一部材から構成されている請求項1又は2に記載の塵芥収集車の汚水タンク構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS62164976A (ja) * 1986-01-17 1987-07-21 株式会社本田ロツク 車両用開閉蓋体のロツク装置
JPH0530006U (ja) * 1991-09-30 1993-04-20 新明和工業株式会社 塵芥収集車における汚水タンクの汚水蓋開閉装置

Patent Citations (2)

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