JP2006298114A - 物品仕分け用台車 - Google Patents

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Abstract

【課題】背丈Hの異なる各種ケース43を各収容室7〜14に収容することができるようにする。
【解決手段】物品入出方向に沿う前後方向の前側に物品入出口を有する複数の収容室7〜14を上下方向Zへ並設し、その各収容室7〜14のうち互いに上下に隣接する上下両収容室7〜14を載置棚16〜21により仕切る。該載置棚16〜21は前後方向に対し直交する左右方向Yの両側で回動支持部としてのヒンジにより上下方向Zへ回動可能に支持され、回動支持部から左右方向Yで互いに向かい合うように倒伏して左右両可動棚間の左右方向間隔を狭める進入状態Pと、回動支持部から上方向きへ起立して左右両可動棚間の左右方向間隔を広げる退避状態Qとを取り得る。
【選択図】図9

Description

本発明は、スーパーマーケットなどの配送センターにおいて商品等の物品を配送車に搬送するために利用する仕分け用台車に関するものである。
従来、配送センターにおいては、各地区の店舗ごとに物品を収容した各ケースを物品仕分け用台車に搭載して各地区の配送車まで搬送し、その各ケースから取り出した物品を各地区の配送車に仕分けして積み込んだり、各種の物品を収容した各ケースを物品仕分け用台車に搭載して各地区の配送車まで搬送し、その各ケース内の物品を各地区の店舗ごとに仕分けして各地区の配送車に積み込んだりする作業が一般的に行われている。
このような目的で利用する従来の物品仕分け用台車においては、物品入出方向に沿う前後方向の前側に物品入出口を有する複数の収容室が上下方向や左右方向へ並設され、その各収容室に前記各ケースが収容されて搭載されている。
従来の物品仕分け用台車においては、各収容室のうち互いに隣接する上下両収容室を仕切る載置棚間の間隔が一定になっているため、各収容室に収容することができるケースの背丈が制限される。ところが、各ケースごとに収容される物品の量は様々であるため、ケースの背丈に制限があると、量の多い物品を一つのケースに収容し切れず、各地区の配送車で物品の仕分けをする際に作業効率が悪くなるおそれがあった。
この発明は、物品仕分け用台車において収容室の構造を改良することにより仕分け作業効率を高めることを目的としている。
後記実施形態の図面(図1〜9)の符号を援用して本発明を説明する。
請求項1の発明にかかる物品仕分け用台車は下記のように構成されている。
この物品仕分け用台車1においては、物品入出口15を有する複数の収容室7,8,9,10と11,12,13,14を上下方向Zへ並設し、その各収容室7〜14のうち互いに隣接する上下両収容室9,7と8,10と10,9と13,11と12,14と14,13を載置棚16,17,18,19,20,21により仕切ることができる。互いに隣接する上下両収容室7〜14のうち特定の上下両収容室7〜14を仕切ることができる特定の載置棚16〜21は、特定の上下両収容室7〜14のうち下側の収容室7,9,10,11,13,14と上側の収容室8,9,10,12,13,14との間の開放面積を狭める閉状態Pと下側の収容室7,9,10,11,13,14と上側の収容室8,9,10,12,13,14との間の開放面積を広げる開状態Qとを取り得るように、位置調節可能に設けられている。ここにいう「位置調節」とは、特定の載置棚16〜21で仕切部を分離させずに移動させたり着脱させたりして前記閉状態P及び開状態Qを取り得ることを意味する。
請求項1の発明では、特定の載置棚16〜21の一部または全部が閉状態Pにあるためにケース43を上下方向Zへ貫通させることができない場合にあっても、特定の載置棚16〜21の一部または全部を開状態Qにした場合そのケース43を貫通させることができる。従って、上下方向Zで背丈Hの低いケース43ばかりではなく、上下方向Zで背丈の高いケース43も収容室7〜14に収容することができる。ここにいう「開放面積」とは、ケース43を貫通させることができる面積を意味する。また、前記閉状態Pで開放面積を狭めるとは、特定の載置棚16〜21の全面のうち一部ばかりでなく全部を閉塞することも意味する。
請求項2の発明にかかる物品仕分け用台車は下記のように構成されている。
この物品仕分け用台車1においては、物品入出方向に沿う前後方向Xの前側に物品入出口15を有する複数の収容室7,8,9,10と11,12,13,14を上下方向Zへ並設し、その各収容室7〜14のうち互いに隣接する上下両収容室9,7と8,10と10,9と13,11と12,14と14,13を載置棚16,17,18,19,20,21により仕切ることができる。互いに隣接する上下両収容室7〜14のうち特定の上下両収容室7〜14を仕切ることができる特定の載置棚16〜21は前後方向Xに対し直交する左右方向Yの両側で可動棚39を備えている。この左右両可動棚39は、特定の上下両収容室7〜14のうち下側の収容室7,9,10,11,13,14と上側の収容室8,9,10,12,13,14との間の開放面積を狭める進入状態Pと下側の収容室7,9,10,11,13,14と上側の収容室8,9,10,12,13,14との間の開放面積を広げる退避状態Qとを取り得るように、位置調節可能に設けられている。ここにいう「位置調節」とは、請求項3の発明に記載したように特定の載置棚16〜21で可動棚39を上下方向Zへ回動可能に支持して進入状態Pと退避状態Qとを取り得ること以外に、特定の載置棚16〜21で可動棚39を着脱可能に支持して進入状態Pと退避状態Qとを取り得ることも含む。
請求項2の発明では、特定の載置棚16〜21の一部または全部で左右両可動棚39が進入状態Pにあるためにケース43を上下方向Zへ貫通させることができない場合にあっても、特定の載置棚16〜21の一部または全部で左右両可動棚39を退避状態Qにした場合そのケース43を貫通させることができる。従って、上下方向Zで背丈Hの低いケース43ばかりではなく、上下方向Zで背丈の高いケース43も収容室7〜14に収容することができる。ここにいう「開放面積」とは、ケース43を貫通させることができる面積を意味する。また、前記進入状態Pで開放面積を狭めるとは、特定の載置棚16〜21の全面のうち一部ばかりでなく全部を閉塞することも意味する。
請求項3の発明にかかる物品仕分け用台車は下記のように構成されている。
この物品仕分け用台車1においては、物品入出方向に沿う前後方向Xの前側に物品入出口15を有する複数の収容室7,8,9,10と11,12,13,14を上下方向Zへ並設し、その各収容室7〜14のうち互いに隣接する上下両収容室9,7と8,10と10,9と13,11と12,14と14,13を載置棚16,17,18,19,20,21により仕切ることができる。互いに隣接する上下両収容室7〜14のうち特定の上下両収容室7〜14を仕切ることができる特定の載置棚16〜21は前後方向Xに対し直交する左右方向Yの両側で可動棚39を備えている。この左右両可動棚39は、回動支持部40により上下方向Zへ回動可能に支持され、この回動支持部40から左右方向Yで互いに向かい合うように倒伏して左右両可動棚39間の左右方向間隔Wを狭める進入状態Pと、この回動支持部40から起立して左右両可動棚39間の左右方向間隔Wを広げる退避状態Qとを取り得るように、位置調節可能に設けられている。
請求項3の発明では、特定の載置棚16〜21の一部または全部で左右両可動棚39が進入状態Pにあるためにケース43を左右両可動棚39間で上下方向Zへ貫通させることができない場合にあっても、特定の載置棚16〜21の一部または全部で左右両可動棚39を退避状態Qにした場合そのケース43を左右両可動棚39間で貫通させることができる。従って、上下方向Zで背丈Hの低いケース43ばかりではなく、上下方向Zで背丈の高いケース43も収容室7〜14に収容することができる。ここにいう「左右方向間隔W」とは、ケース43を貫通させることができる間隔を意味する。また、前記進入状態Pで左右両可動棚39間の左右方向間隔Wを狭めるとは、特定の載置棚16〜21で左右両可動棚39間の全面のうち一部ばかりでなく全部を閉塞することも意味する。さらに、左右両可動棚39に分けているため、左右両可動棚39を退避状態Qにした際、左右両可動棚39が上下方向Zで嵩張らない。
請求項3の発明を前提とする請求項4の発明において、前記左右両可動棚39は、前後方向Xの後側に設けた後枠部35と、左右方向Yの左側に設けた左枠部36と、左右方向Yの右側に設けた右枠部37と、前後方向Xの前側でこの左枠部36と右枠部37との間に設けた開口部38とを備えた枠体34により支持され、前記進入状態Pでこの左右両可動棚39を載置する支持部35を設けている。請求項4の発明では、可動棚39の進入状態Pを簡単な構造で保持することができる。
請求項3または請求項4の発明を前提とする請求項5の発明において、前記左右両可動棚39は、前後方向Xの後側に設けた後枠部35と、左右方向Yの左側に設けた左枠部36と、左右方向Yの右側に設けた右枠部37と、前後方向Xの前側でこの左枠部36と右枠部37との間に設けた開口部38とを備えた枠体34により支持され、前記退避状態Qでこの左右両可動棚39を吸着する磁石41を設けている。請求項5の発明では、可動棚39の退避状態Qを簡単な構造で保持することができる。
請求項1から請求項5のうちいずれかの請求項の発明を前提とする第6の発明において、上下方向Zへ並設した各収容室7,8,9,10と11,12,13,14のうち最上段の収容室8,12の天井部4にある作業台4aの上側にはパソコン支持台25を設けている。第6の発明では、この支持台25に取り付けたパソコン26を利用して物品配送管理を効率良く行うことができる。
請求項1から請求項5のうちいずれかの請求項の発明を前提とする第7の発明において、上下方向Zへ並設した各収容室7,8,9,10と11,12,13,14のうち最上段の収容室8,12の天井部4にある作業台4aの外周部に対し用紙載置台30を着脱可能に支持してその外周部の外側へ張り出している。第7の発明では、用紙載置台30を必要に応じて作業台4aに支持することにより、用紙載置台30を有効に利用することができるとともに、用紙載置台30が作業台4aの上側に重ならないために作業台4aを広く利用することができる。
請求項1から請求項5のうちいずれかの請求項の発明を前提とする第8の発明において、上下方向Zへ並設した各収容室7,8,9,10と11,12,13,14のうち最上段の収容室8,12の天井部4にある作業台4aの下側には引き出し31を支持している。第8の発明では、引き出し31を作業台4aの外周部の外側へ張り出すことにより、作業台4aの上側のスペースに引き出し31の上側のスペースが加わって作業スペースを広くすることができる。
請求項1から請求項5のうちいずれかの請求項の発明を前提とする第9の発明において、上下方向Zへ並設した各収容室7,8,9,10と11,12,13,14のうち最下段の収容室7,11の底部2側で補助台車32を着脱可能に連結するための引掛金具33を設けている。第9の発明では、この補助台車32に所望の物を載せてその補助台車32を物品仕分け用台車1とともに移動させることができる。
本発明は、背丈Hの異なる各種ケース43を各収容室7〜14に収容することができる。従って、各地区の配送車で物品の仕分けをする際に仕分け作業効率を高めることができる。
以下、本発明の一実施形態にかかる物品仕分け用台車について図1〜9を参照して説明する。
図1〜4に示すように、この物品仕分け用台車1においては、四隅部に車輪3が取り付けられた底部2と、上側に作業台4aを備えた天井部4との間で、左側のケース収容箱5と右側のケース収容箱6とが枠組みされて設けられている。左側のケース収容箱5においては、最下段の収容室7と最上段の収容室8とそれらの間にある中間の両収容室9,10とが上下方向Zへ並設されている。右側のケース収容箱6においても、最下段の収容室11と最上段の収容室12とそれらの間にある中間の両収容室13,14とが上下方向Zへ並設されている。これらの収容室7,8,9,10,11,12,13,14は、物品入出方向に沿う前後方向Xの前側に物品入出口15を有している。左側のケース収容箱5において、最下段の収容室7と中間の収容室9との間、最上段の収容室8と中間の収容室10との間、中間の両収容室9,10間は、それぞれ、図5〜8に示す載置棚16,17,18(後で詳述)により仕切られている。右側のケース収容箱6において、最下段の収容室11と中間の収容室13との間、最上段の収容室12と中間の収容室14との間、中間の両収容室13,14間も、それぞれ、図5〜8に示す載置棚19,20,21(後で詳述)により仕切られている。なお、左右両ケース収容箱5,6における最下段の収容室7,11の後側及び中間の両収容室9,10,13,14の後側で、左右両ケース収容箱5,6における最上段の収容室8,12の下側と底部2の上側との間には、電気関連部品等の保管箱22が設けられているとともに、底部2の下側にも電気関連部品等の保管箱23が設けられている。また、天井部4で作業台4aの前側と後側と左側と右側とにはそれぞれ取っ手24が取着されている。
天井部4の左側で作業台4aの上側にはパソコン支持台25が取り付けられている。この支持台25は、パソコン26を取り付けることができる立板27と、作業台4aの上側でこの立板27を支持する位置調節手段28とを備えている。この位置調節手段28により、作業台4aの上側で立板27を左右方向Yの両側のうちいずれかの側に位置させてそれらの位置で立板27を前後方向Xへ移動させたり立板27を傾動させて向きを変えたりすることができる。
天井部4の右側で作業台4aの上側にはプリンタ29を載置することができる。天井部4の後側で作業台4aの外周部には、このプリンタ29で使用するラベルなどを載せるための用紙載置台30が、着脱可能に引き掛けられて支持され、作業台4aの外周部の外側へ張り出されている。
天井部4にある作業台4aの下側には引き出し31が前後方向Xへ移動可能に支持されている。この引き出し31は、作業台4aの外周部の前側から外側へ張り出す使用状態と、作業台4aの下側に収容される不使用状態とを取り得る。
底部2の外周部の後側付近には引掛金具32が上下方向Zへ回動可能に取り付けられている。補助台車33は、この引掛金具32が着脱可能に連結された状態で、所望の物を載せて物品仕分け用台車1とともに移動する。
次に、図5〜8に示す前記各載置棚16,17,18,19,20,21を詳述する。
前述したように、左側のケース収容箱5においては上下方向Zで三段の載置棚16,17,18を備え、右側のケース収容箱6においては上下方向Zで三段の載置棚19,20,21を備えている。前後方向Xの長さについては、図5,7に示す最上段の載置棚17,20は、図6,8に示す最下段の載置棚16,19及び中段の載置棚18,21よりも短くなっているが、基本的構造は略同様である。
前記底部2と天井部4との間のすべての各載置棚16,17,18,19,20,21において、枠体34は、前後方向Xの後側に設けられた後枠部35と、左右方向Yの左側に設けられた左枠部36と、左右方向Yの右側に設けられた右枠部37と、前後方向Xの前側でこの左枠部36と右枠部37との間に設けられた開口部38とを備え、この左枠部36及び右枠部37で可動棚39が回動支持部としてのヒンジ40により上下方向Zへ開動可能に支持されている。各収容室7,8,9,10と11,12,13,14の物品入出口15はこの枠体34の開口部38で互いにつながっている。この左右両可動棚39は、左枠部36及び右枠部37に沿って前後方向Xへ延び、図5,6に示すように左右方向Yで互いに向かい合うように倒伏して左右方向間隔Wを狭める進入状態P(閉状態)と、図7,8に示すように上方へ起立して左右方向間隔Wを広げる退避状態Q(開状態)とを取り得る。この進入状態Pでは、左右両可動棚39の後端部が前記枠体34の後枠部35(支持部)上に載置されて左右両可動棚39の水平状態が維持される。この退避状態Qでは、左右両可動棚39が各収容室8,9,10,12,13,14内の磁石41により吸着されて左右両可動棚39の鉛直状態が維持される。各収容室7,8,9,10,11,12,13,14を互いに仕切る各載置棚16,17,18,19,20,21において、各収容室7,8,9,10,11,12,13,14間の開放面積については、前記左右両可動棚39間の左右方向間隔Wが狭まる前記進入状態Pで狭まり、その左右方向間隔Wが広がる前記退避状態Qで広がる。各可動棚39の後端部上にはストッパ42が設けられている。
図1〜4に示す状態では、各載置棚16,17,18,19,20,21において、左右両可動棚39がすべて前記進入状態P(図5,6参照)に設定されている。そのため、左右両可動棚39間の左右方向間隔Wが狭まり、左側のケース収容箱5及び右側のケース収容箱6においてすべての収容室7,8,9,10,11,12,13,14に背丈Hの低いケース43を収容することができる。
図9(a)または図9(b)に示す状態では、各載置棚16,17,18,19,20,21の一部において、左右両可動棚39が前記退避状態Q(図7,8参照)に設定されている。そのため、左右両可動棚39間の左右方向間隔Wが広がり、背丈Hの高いケース43を左右両可動棚39間で上下方向Zへ貫通させて複数の収容室7,8,9,10,11,12,13,14で収容することができる。
前記実施形態では、各載置棚16,17,18,19,20,21において、左右両可動棚39が進入状態Pから上方向きへ回動されて退避状態Qになるように進入状態Pと退避状態Qとの間で回動可能に支持されているが、そのほか、例えば、蛇腹状の仕切部を枠体34に支持して伸長させた進入状態と収縮させた退避状態とを取り得るようにしてもよい。また、左右両可動棚を枠体34に対し着脱させて枠体34に取着させた進入状態と枠体34から分離させた退避状態とを取り得るようにしてもよい。
本実施形態にかかる物品仕分け用台車を示す正面図である。 本実施形態にかかる物品仕分け用台車を示す右側面図である。 本実施形態にかかる物品仕分け用台車を示す平面図である。 本実施形態にかかる物品仕分け用台車を示す背面図である。 可動棚の進入状態を示す図1のA−A線拡大断面図である。 可動棚の進入状態を示す図1のB−B線拡大断面図である。 可動棚の退避状態を示す図5相当図である。 可動棚の退避状態を示す図6相当図である。 (a)(b)はそれぞれ上記物品仕分け用台車で収容室の形態を変更した正面図である。
符号の説明
1…物品仕分け用台車、7,8,9,10,11,12,13,14…収容室、15…物品入出口、16,17,18,19,20,21…載置棚、34…枠体、35…後枠部(支持部)、36…左枠部、37…右枠部、38…開口部、39…可動棚、40…回動支持部としてのヒンジ、41…磁石、43…ケース、P…左右両可動棚の進入状態(閉状態)、Q…左右両可動棚の退避状態(開状態)、W…左右両可動棚間の左右方向間隔、X…前後方向、Y…左右方向、Z…上下方向、H…ケースの背丈。

Claims (5)

  1. 物品入出口を有する複数の収容室を上下方向へ並設し、その各収容室のうち互いに隣接する上下両収容室を載置棚により仕切ることができる物品仕分け用台車において、
    互いに隣接する上下両収容室のうち特定の上下両収容室を仕切ることができる特定の載置棚は、特定の上下両収容室のうち下側の収容室と上側の収容室との間の開放面積を狭める閉状態と下側の収容室と上側の収容室との間の開放面積を広げる開状態とを取り得るように、位置調節可能に設けられている
    ことを特徴とする物品仕分け用台車。
  2. 物品入出方向に沿う前後方向の前側に物品入出口を有する複数の収容室を上下方向へ並設し、その各収容室のうち互いに隣接する上下両収容室を載置棚により仕切ることができる物品仕分け用台車において、
    互いに隣接する上下両収容室のうち特定の上下両収容室を仕切ることができる特定の載置棚は前後方向に対し直交する左右方向の両側で可動棚を備え、
    この左右両可動棚は、特定の上下両収容室のうち下側の収容室と上側の収容室との間の開放面積を狭める進入状態と下側の収容室と上側の収容室との間の開放面積を広げる退避状態とを取り得るように、位置調節可能に設けられている
    ことを特徴とする物品仕分け用台車。
  3. 物品入出方向に沿う前後方向の前側に物品入出口を有する複数の収容室を上下方向へ並設し、その各収容室のうち互いに隣接する上下両収容室を載置棚により仕切ることができる物品仕分け用台車において、
    互いに隣接する上下両収容室のうち特定の上下両収容室を仕切ることができる特定の載置棚は前後方向に対し直交する左右方向の両側で可動棚を備え、
    この左右両可動棚は、回動支持部により上下方向へ回動可能に支持され、この回動支持部から左右方向で互いに向かい合うように倒伏して左右両可動棚間の左右方向間隔を狭める進入状態と、この回動支持部から起立して左右両可動棚間の左右方向間隔を広げる退避状態とを取り得るように、位置調節可能に設けられている
    ことを特徴とする物品仕分け用台車。
  4. 前記左右両可動棚は、前後方向の後側に設けた後枠部と、左右方向の左側に設けた左枠部と、左右方向の右側に設けた右枠部と、前後方向の前側でこの左枠部と右枠部との間に設けた開口部とを備えた枠体により支持され、前記進入状態でこの左右両可動棚を載置する支持部を設けたことを特徴とする請求項3に記載の物品仕分け用台車。
  5. 前記左右両可動棚は、前後方向の後側に設けた後枠部と、左右方向の左側に設けた左枠部と、左右方向の右側に設けた右枠部と、前後方向の前側でこの左枠部と右枠部との間に設けた開口部とを備えた枠体により支持され、前記退避状態でこの左右両可動棚を吸着する磁石を設けたことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の物品仕分け用台車。
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