JP2006297960A - 車両用ステアリング装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】車両用ステアリング装置において、当該ステアリング装置の車両への搭載性を向上させること。
【解決手段】当該ステアリング装置は、ステアリングコラム10をコラム軸方向に前進・後退可能なテレスコピック機構Aを備えていて、このテレスコピック機構Aがステアリングコラム10とともにコラム軸方向に前進・後退可能なロッド36を備えている。ロッド36には、テレスコピック機構Aの作動に因らないでステアリングコラム10を前進移動させることが可能な引き込み機構Bと、テレスコピック機構Aの作動に因らないステアリングコラム10の前進移動時にエネルギーを吸収可能なエネルギー吸収機構Cが一体的に設けられている。
【選択図】 図1
【解決手段】当該ステアリング装置は、ステアリングコラム10をコラム軸方向に前進・後退可能なテレスコピック機構Aを備えていて、このテレスコピック機構Aがステアリングコラム10とともにコラム軸方向に前進・後退可能なロッド36を備えている。ロッド36には、テレスコピック機構Aの作動に因らないでステアリングコラム10を前進移動させることが可能な引き込み機構Bと、テレスコピック機構Aの作動に因らないステアリングコラム10の前進移動時にエネルギーを吸収可能なエネルギー吸収機構Cが一体的に設けられている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、車両用ステアリング装置、特に、ステアリングコラムをコラム軸方向に前進・後退可能なテレスコピック機構が、前記ステアリングコラムとともにコラム軸方向に前進・後退可能な駆動軸を備えている車両用ステアリング装置に関する。
この種の車両用ステアリング装置において、車両衝突時の二次衝突(運転者のステアリングコラムへの衝突)に対処するため、テレスコピック機構の作動に因らないでステアリングコラムを前進移動させることが可能な引き込み機構を設けるとともに、テレスコピック機構の作動に因らないステアリングコラムの前進移動時にエネルギーを吸収可能なエネルギー吸収機構を設けたものがあり、例えば、下記特許文献1に示されている。
実開平6−65148号公報
上記した特許文献1に記載されている車両用ステアリング装置においては、上記した引き込み機構と上記したエネルギー吸収機構がテレスコピック機構とは別個に設けられている。このため、テレスコピック機構のためのスペースを確保する必要があるばかりか、同スペースとは別個に、上記した引き込み機構と上記したエネルギー吸収機構ためのスペースを確保する必要があって、車両への搭載性が悪い。
本発明は、当該ステアリング装置の車両への搭載性を向上させることを主たる目的としてなされたものである。また、本発明は、ステアリングコラムをコラム軸方向に前進・後退可能なテレスコピック機構が、前記ステアリングコラムとともにコラム軸方向に前進・後退可能な駆動軸を備えている車両用ステアリング装置において、前記駆動軸に、前記テレスコピック機構の作動に因らないで前記ステアリングコラムを前進移動させることが可能な引き込み機構と、前記テレスコピック機構の作動に因らない前記ステアリングコラムの前進移動時にエネルギーを吸収可能なエネルギー吸収機構を一体的に設けたことに特徴がある。
この車両用ステアリング装置においては、テレスコピック機構が備える駆動軸に、引き込み機構とエネルギー吸収機構を一体的に設けて、これらを一体化したものであるため、当該ステアリング装置のために確保するスペースは一箇所でよくて、当該ステアリング装置の車両への搭載性を向上させることが可能である。
また、本発明の実施に際して、前記引き込み機構は、前記駆動軸に一体的に設けたピストンと、このピストンを軸方向に移動可能に収容するシリンダと、このシリンダと前記駆動軸を連結し所定荷重で剪断するシェアピンと、前記シリンダと前記ピストン間に形成されるガスチャンバにガスを供給可能で前記ステアリングコラムを前進移動させることが可能なガス発生装置を備えていることも可能である。この場合には、引き込み機構がテレスコピック機構の駆動軸に対して同軸的に設けられるため、これによっても車両への搭載性を向上させることが可能である。
また、本発明の実施に際して、前記エネルギー吸収機構は、前記ピストンが前記シリンダに対して相対移動する際にエネルギーを吸収するエネルギー吸収部材を備えていることも可能である。この場合において、前記エネルギー吸収機構の前記エネルギー吸収部材は前記シリンダ内に収容されていることが好ましく、前記シリンダには前記ガス発生装置の作動時に開作動して前記エネルギー吸収部材を前記シリンダ外に排出可能な常閉バルブが設けられていることが好ましい。また、前記常閉バルブは前記ガス発生装置から供給されるガスの圧力によって開作動するように構成されていることが好ましい。
上記したようにエネルギー吸収機構のエネルギー吸収部材がシリンダ内に収容されている場合には、シリンダ内をエネルギー吸収部材の収容スペースとして有効に利用することが可能であって、当該ステアリング装置の搭載性を更に向上させることが可能である。また、エネルギー吸収部材を内部に収容するシリンダに上記した常閉バルブを設けた場合には、ガス発生装置の作動時に、エネルギー吸収部材をシリンダ外に排出可能であり、エネルギー吸収部材によるエネルギー吸収荷重を低減させることが可能である。また、常閉バルブがガス発生装置から供給されるガスの圧力によって開作動するように構成されている場合には、ガス発生装置を常閉バルブの駆動手段(開作動させるアクチュエータ)としても利用できて、当該ステアリング装置をシンプルかつ安価に構成することが可能である。
また、本発明の実施に際して、ガス発生装置が電気制御装置によって作動・非作動を制御されるように構成されていて、同電気制御装置がステアリングコラムに作用する二次衝突エネルギーの大小を検出手段からの検出信号に基づいて判定して二次衝突エネルギーが小のときにガス発生装置を作動させるように設定されていることも可能である。この場合には、ステアリングコラムに作用する二次衝突エネルギーの大小に応じてガス発生装置を制御することができて、二次衝突時にステアリングコラム側から運転者に作用する荷重を最適化することが可能である。
以下に、本発明の各実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明による車両用ステアリング装置の第1実施形態を示していて、この第1実施形態のステアリング装置においては、ステアリングコラム10がコラム支持ブラケット21にコラム軸方向に移動可能に組付けられていて、テレスコピック機構Aによってコラム軸方向に前進・後退可能とされている。なお、コラム支持ブラケット21は、インパネリィンフォースメント22に固着された支持ブラケット23に組付けられている。
ステアリングコラム10は、コラムチューブ11、ステアリングシャフト12、ステアリングホイール13等からなり、コラムチューブ11にてコラム支持ブラケット21にコラム軸方向に移動可能に組付けられている。ステアリングシャフト12は、コラムチューブ11に対して軸受(図示省略)を介して回転自在かつコラム軸方向移動不能に支持されていて、図1右端の上端部にはエアバッグ装置14を装備したステアリングホイール13が一体回転可能に組付けられている。
テレスコピック機構Aは、コラムチューブ11とコラム支持ブラケット21間に設けられていて、ステアリングコラム10をコラム軸方向にて設定範囲L内で移動可能であって、ステアリングホイール13の位置を設定範囲L内で調整可能である。このテレスコピック機構Aは、電気モータ31、減速機32、ネジ軸33、ナット34、リンク35、ロッド36およびシリンダ37を備えている。また、テレスコピック機構Aには、引き込み機構Bとエネルギー吸収機構Cが一体的に組み込まれている。
電気モータ31は、テレスコスイッチSWの操作に応じて電気制御装置ECUによって作動(正転・停止・逆転)を制御されるものであり、ハウジング41に組付けられている。ハウジング41は、コラム支持ブラケット21に支持ピン42を介して上下方向にて傾動可能に組付けられている。テレスコスイッチSWは、ステアリングコラム10をコラム軸方向にて前進・停止・後退させるためのものであり、運転者が操作可能である。
減速機32は、電気モータ31の回転を減速してネジ軸33の回転とするものであり、ハウジング41内に組付けられている。ネジ軸33は、ハウジング41に軸受(図示省略)を介して回転自在かつ軸方向移動不能に支持されている。ナット34は、ネジ軸33のネジ部に螺合して前進・後退可能であり、連結ピン43を介してリンク35の上方揺動端に傾動可能に組付けられている。
リンク35は、コラム支持ブラケット21に支持ピン44を介して傾動可能に組付けられている。ロッド36は、リンク35の下方揺動端に連結ピン45を介して傾動可能に組付けられていて、後端部にてシリンダ37の前端部に前進・後退可能に嵌合されるとともに、所定荷重で剪断するシェアピン46を介してシリンダ37に連結されている。シリンダ37は、その後端部にてコラムチューブ11に固着した支持アーム15に支持ピン47を介して傾動可能に組付けられている。
引き込み機構Bは、テレスコピック機構Aの作動に因らないでステアリングコラム10を前進移動させることが可能であり、テレスコピック機構Aの駆動軸であるロッド36に対して同軸的かつ一体的に設けられている。この引き込み機構Bは、上述したシリンダ37とシェアピン46を備えるとともに、ロッド36の後端に一体的に設けられてシリンダ37内に軸方向へ移動可能に収容されたピストン51と、シリンダ37に組付けたガス発生装置52を備えている。
ガス発生装置52は、その作動時にシリンダ37とピストン51間に形成されるガスチャンバRにガスを供給可能で、同ガスによってシリンダ37とピストン51を相対移動させてステアリングコラム10を前進移動させることが可能である。また、ガス発生装置52は、衝突検出センサS1、車速センサS2、シートベルト装着検出センサS3等からの検出信号に応じて電気制御装置ECUによって作動・非作動を制御されるように構成されている。
エネルギー吸収機構Cは、テレスコピック機構Aの作動に因らないステアリングコラム10の前進移動時にエネルギーを吸収可能であり、シリンダ37内に収容されたエネルギー吸収部材53を備えている。エネルギー吸収部材53は、シリンダ37とピストン51が相対移動する(シリンダ37がピストン51に対して前方に移動する)際にエネルギーを吸収するもの(例えば、 ??素材)であり、常閉バルブ54が開作動している状態では、シリンダ37に設けた排出孔37aを通してシリンダ37外に排出可能である。
常閉バルブ54は、シリンダ37に設けられていて、ガス発生装置52からガスチャンバRとパイプ55を通して供給されるガスの圧力によって開作動するプランジャ54aを備えている。プランジャ54aは、通孔54bを有していて、シリンダ37の排出孔37aを開閉可能であり、常には(ガス発生装置52が非作動でガスをガスチャンバRに供給しないときには)シリンダ37の排出孔37aを閉じている。
電気制御装置ECUは、テレスコスイッチSWの操作に応じて電気モータ31の作動(正転・停止・逆転)を制御するように設定されている。また、電気制御装置ECUは、衝突検出センサS1、車速センサS2、シートベルト装着検出センサS3等からの検出信号に応じてエアバッグ装置14の作動・非作動を制御するように設定されている。
また、電気制御装置ECUは、ステアリングコラム10に作用する二次衝突エネルギーの大小を衝突検出センサS1、車速センサS2、シートベルト装着検出センサS3等からの検出信号に基づいて判定(想定)して、二次衝突エネルギーが小のとき(衝突時の車速が低速で運転者のシートベルト装着有無に拘らず、二次衝突時に運転者からステアリングコラム10に作用する衝撃が小さいとき、または、衝突時の車速が中速であるが運転者がシートベルトを装着していて、二次衝突時に運転者からステアリングコラム10に作用する衝撃が小さいとき)にガス発生装置52を作動させるように、また、二次衝突エネルギーが大のとき(衝突時の車速が中速で運転者がシートベルトを装着していなくて、二次衝突時に運転者からステアリングコラム10に作用する衝撃が大きいとき、または、衝突時の車速が高速で運転者のシートベルト装着有無に拘らず、二次衝突時に運転者からステアリングコラム10に作用する衝撃が大きいとき)にガス発生装置52を非作動とするように設定されている。
上記のように構成した第1実施形態においては、運転者がテレスコスイッチSWを操作すると、テレスコスイッチSWの操作に応じて電気制御装置ECUがテレスコピック機構Aにおける電気モータ31の作動(正転・停止・逆転)を制御する。このため、電気モータ31の正転時または逆転時には、テレスコピック機構Aにおいて、電気モータ31によってネジ軸33が回転されてナット34が前進または後退し、これに連動してリンク35が揺動し、このリンク35の揺動に伴ってロッド36、シェアピン46およびシリンダ37等を介してステアリングコラム10がコラム軸方向に移動される。したがって、テレスコスイッチSWの操作によりステアリングコラム10をコラム軸方向にて設定範囲L内で移動させることができて、ステアリングホイール13の位置を設定範囲L内で適宜に調整することが可能である。
また、当該車両が衝突して、電気制御装置ECUが衝突検出センサS1、車速センサS2、シートベルト装着検出センサS3等からの検出信号に基づいて、二次衝突エネルギーが小であると判定すると、電気制御装置ECUがステアリングホイール13に装着したエアバッグ装置14と引き込み機構Bのガス発生装置52を作動させる。このときには、ガス発生装置52の作動に伴って、シェアピン46が剪断する作動と、ピストン51とシリンダ37が相対移動する作動が得られるとともに、常閉バルブ54が開作動してエネルギー吸収部材53がシリンダ37外に排出され、エネルギー吸収部材53によるエネルギー吸収荷重が低減される。
一方、当該車両が衝突して、電気制御装置ECUが衝突検出センサS1、車速センサS2、シートベルト装着検出センサS3等からの検出信号に基づいて、二次衝突エネルギーが大であると判定すると、電気制御装置ECUがステアリングホイール13に装着したエアバッグ装置14のみを作動させる。このときには、ガス発生装置52が作動せず、ステアリングコラム10に作用する前方への荷重がシェアピン46の剪断荷重以上になると、シェアピン46が剪断する作動と、ピストン51とシリンダ37が相対移動する作動が得られるとともに、シリンダ37に収容したエネルギー吸収部材53がピストン51とシリンダ37間にて押しつぶされて二次衝突エネルギーを吸収する作動が得られる。
ところで、上記した第1実施形態においては、テレスコピック機構Aが備えるロッド36に、引き込み機構Bとエネルギー吸収機構Cを同軸的かつ一体的に設けて、これらを一体化したものであるため、当該ステアリング装置のために確保するスペースは一箇所でよくて、当該ステアリング装置の車両への搭載性を向上させることが可能である。
また、引き込み機構Bが、ロッド36に一体的に設けたピストン51と、このピストン51を軸方向に移動可能に収容するシリンダ37と、このシリンダ37とロッド36を連結し所定荷重で剪断するシェアピン46と、シリンダ37とピストン51間に形成されるガスチャンバRにガスを供給可能でステアリングコラム10を前進移動させることが可能なガス発生装置52を備えていて、テレスコピック機構Aのロッド36に対して同軸的に設けられているため、これによっても車両への搭載性を向上させることが可能である。
また、エネルギー吸収機構Cが、ピストン51がシリンダ37に対して相対移動する際にエネルギーを吸収するエネルギー吸収部材53を備えていて、エネルギー吸収部材53がシリンダ37内に収容されている。このため、シリンダ37内をエネルギー吸収部材53の収容スペースとして有効に利用することが可能であって、当該ステアリング装置の搭載性を更に向上させることが可能である。
また、シリンダ37には、ガス発生装置52の作動時に開作動してエネルギー吸収部材53をシリンダ37外に排出可能な常閉バルブ54が設けられている。このため、ガス発生装置の作動時に、エネルギー吸収部材53をシリンダ37外に排出可能であり、エネルギー吸収部材53によるエネルギー吸収荷重を低減させることが可能である。また、常閉バルブ54がガス発生装置52から供給されるガスの圧力によって開作動するように構成されている。このため、ガス発生装置52を常閉バルブ54の駆動手段(開作動させるアクチュエータ)としても利用できて、当該ステアリング装置をシンプルかつ安価に構成することが可能である。
また、ガス発生装置52が電気制御装置ECUによって作動・非作動を制御されるように構成されていて、同電気制御装置ECUがステアリングコラム10に作用する二次衝突エネルギーの大小を各センサS1〜S3からの検出信号に基づいて判定して、二次衝突エネルギーが小のときにガス発生装置52を作動させるように、また、二次衝突エネルギーが大のときにガス発生装置52を非作動とするように設定されている。このため、ステアリングコラム10に作用する二次衝突エネルギーの大小に応じてガス発生装置52を制御することができて、二次衝突時にステアリングコラム10側から運転者に作用する荷重を最適化することが可能である。
上記した第1実施形態においては、テレスコピック機構Aにおいて、ピストン51とシリンダ37がネジ軸33に対して並列に配置されるように構成して実施したが、図2に示した第2実施形態のように、テレスコピック機構Aにおいて、ピストン51とシリンダ37がネジ軸33に対して直列に配置されるように構成して実施することも可能である。なお、図2に示した第2実施形態においては、ナット34が中空状のロッド36に直接組付けられていて、リンク35が不要とされていることを除いて、上記した第1実施形態と実質的に同じ構成であるため、同一符号を付してその説明は省略する。また、この第2実施形態において得られる作用効果は、上記した第1実施形態と実質的に同じであるため、その説明は省略する。
10…ステアリングコラム、11…コラムチューブ、12…ステアリングシャフト、13…ステアリングホイール、14…エアバッグ装置、21…コラム支持ブラケット、22…インパネリィンフォースメント、23…支持ブラケット、31…電気モータ、32…減速機、33…ネジ軸、34…ナット、35…リンク、36…ロッド、37…シリンダ、46…シェアピン、51…ピストン、52…ガス発生装置、53…エネルギー吸収部材、54…常閉バルブ、R…ガスチャンバ、A…テレスコピック機構、B…引き込み機構、C…エネルギー吸収機構、SW…テレスコスイッチ、S1…衝突検出センサ、S2…車速センサ、S3…シートベルト装着検出センサ、ECU…電気制御装置
Claims (7)
- ステアリングコラムをコラム軸方向に前進・後退可能なテレスコピック機構が、前記ステアリングコラムとともにコラム軸方向に前進・後退可能な駆動軸を備えている車両用ステアリング装置において、前記駆動軸に、前記テレスコピック機構の作動に因らないで前記ステアリングコラムを前進移動させることが可能な引き込み機構と、前記テレスコピック機構の作動に因らない前記ステアリングコラムの前進移動時にエネルギーを吸収可能なエネルギー吸収機構を一体的に設けたことを特徴とする車両用ステアリング装置。
- 請求項1に記載の車両用ステアリング装置において、前記引き込み機構は、前記駆動軸に一体的に設けたピストンと、このピストンを軸方向に移動可能に収容するシリンダと、このシリンダと前記駆動軸を連結し所定荷重で剪断するシェアピンと、前記シリンダと前記ピストン間に形成されるガスチャンバにガスを供給可能で前記ステアリングコラムを前進移動させることが可能なガス発生装置を備えていることを特徴とする車両用ステアリング装置。
- 請求項2に記載の車両用ステアリング装置において、前記エネルギー吸収機構は、前記ピストンが前記シリンダに対して相対移動する際にエネルギーを吸収するエネルギー吸収部材を備えていることを特徴とする車両用ステアリング装置。
- 請求項3に記載の車両用ステアリング装置において、前記エネルギー吸収機構の前記エネルギー吸収部材は前記シリンダ内に収容されていることを特徴とする車両用ステアリング装置。
- 請求項4に記載の車両用ステアリング装置において、前記シリンダには前記ガス発生装置の作動時に開作動して前記エネルギー吸収部材を前記シリンダ外に排出可能な常閉バルブが設けられていることを特徴とする車両用ステアリング装置。
- 請求項5に記載の車両用ステアリング装置において、前記常閉バルブは前記ガス発生装置から供給されるガスの圧力によって開作動するように構成されていることを特徴とする車両用ステアリング装置。
- 請求項1乃至6の何れか一項に記載の車両用ステアリング装置において、前記ガス発生装置は電気制御装置によって作動・非作動を制御されるように構成されていて、同電気制御装置は前記ステアリングコラムに作用する二次衝突エネルギーの大小を検出手段からの検出信号に基づいて判定して二次衝突エネルギーが小のときに前記ガス発生装置を作動させるように設定されていることを特徴とする車両用ステアリング装置。
Priority Applications (1)
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JP2005117741A JP2006297960A (ja) | 2005-04-15 | 2005-04-15 | 車両用ステアリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005117741A JP2006297960A (ja) | 2005-04-15 | 2005-04-15 | 車両用ステアリング装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006297960A true JP2006297960A (ja) | 2006-11-02 |
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ID=37466585
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005117741A Withdrawn JP2006297960A (ja) | 2005-04-15 | 2005-04-15 | 車両用ステアリング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006297960A (ja) |
-
2005
- 2005-04-15 JP JP2005117741A patent/JP2006297960A/ja not_active Withdrawn
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A761 | Written withdrawal of application |
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