JP2006296977A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 遊技用画像に対する動作環境ごとの個別対応を無くして、開発期間の短縮と、コストの低減を図る。
【解決手段】 スロットマシン51は、遊技用画像を表示する下側画像表示パネル4を有し、共通画像を表示させるための共通画像データと複数の個別画像を表示させるための複数の個別画像データとが画像データ記憶手段に記憶され、各動作環境のいずれかを指定するための識別情報を入力する操作手段を有する。また、スロットマシン51は、個別画像データのうち、操作手段の操作によって入力される識別情報に対応する少なくとも1つの対応個別画像データを特定し、共通画像と、対応個別画像データに基づく対応個別画像との位置関係を識別情報に応じて決定し、決定された位置関係にしたがい、遊技用画像を表示させる。
【選択図】 図11

Description

本発明は、遊技に用いられる画像を表示する液晶表示装置等の表示手段を備え、その表示手段に表示される画像を用いて、遊技が進行する遊技機に関する。
従来から、遊技に用いられる画像(遊技用画像)を表示する液晶表示装置等の表示手段を備え、その表示手段に表示される画像を用いて、遊技が進行する遊技機があった(以下遊技を「ゲーム」ともいう)。この種の遊技機として、例えば、遊技者の操作により、液晶表示装置に画像で表示されるリール(以下「擬似リール」という)が回転またはスクロールして可変表示を行う遊技機(いわゆるビデオスロットマシン)や、トランプのカードを表すカード画像を表示して、遊技者の操作入力にしたがい、各カード画像の表示を変えてゲームを進行するような遊技機(カードゲーム機ともいう)があった。このうち、ビデオスロットマシンは、各リールが停止した時点で、所定の有効ライン(ペイライン)上にきた図柄(シンボルともいう)の組み合わせ(以下、図柄の組み合わせを「図柄コンビネーション」という)により、ゲームの入賞可否および入賞した場合の態様(入賞態様)が確定し、入賞態様に応じて、メダルや硬貨等のゲームで使用する媒体(以下「コイン」という)の払い出しが行われる。
例えば、特許文献1には、ディスプレイ手段に、回転リールを表示し、ビデオシミュレーションを行える遊技機が開示されている。
特開2002−537874号公報
上述した従来の遊技機のように、遊技用画像を表示する表示手段を備え、その表示手段に表示される遊技用画像を用いて、遊技が進行する遊技機の場合、その多くは遊技用画像を表示するための画像データを画像ROM等記憶手段に記憶し、そこから画像データを読み出して、表示装置に表示するようになっている。
しかし、遊技機が設置および使用される国の規制や、市場のニーズ、法律、規則等の関係で、遊技用画像の仕様(主にレイアウト)が遊技機の動作環境(例えば、国、州、地域、地区等の遊技機の設置場所や、月、季節、年度といった遊技機の設置時期、動作開始時期)ごとに異なることがあり、その場合に次のような問題があった。すなわち、この種の遊技機では、画像データを画像ROM等記憶手段に記憶させるにあたって、例えば、国ごとの場合であれば、予め使用する予定の国(以下「使用予定国」といい、例えば、米国とオーストラリア)ごとに遊技機を分けて、そのそれぞれの遊技機について、各使用予定国の仕様に適合させた画像データを生成して記憶手段に記憶させねばならなかった。つまり、画像データを国ごとに別々の仕様で生成して記憶させるといった国ごとの個別対応が必要とされ、このことが遊技機の開発に時間とコストを要する一因になっていた。また、国の場合だけでなく、州、地域、地区等ごとの個別対応が必要なこともあり、月、季節、年度等ごとの個別対応が必要な場合もあった。
そこで、本発明は上記課題を解決するためになされたもので、遊技に用いられる遊技用画像を表示する表示手段を備え、その表示手段に表示される遊技用画像を用いて遊技が進行する遊技機において、遊技用画像に対する遊技機の設置場所や設置時期、動作開始時期といった動作環境ごとの個別対応を無くして、開発期間の短縮と、コストの低減を図ることを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、遊技に用いられる遊技用画像を表示する表示手段を有する遊技機であって、遊技機の複数の動作環境に共通する共通画像を表示手段に表示させるための共通画像データと、遊技機の各動作環境について個別に用いられる複数の個別画像を表示手段に表示させるための複数の個別画像データとを記憶した画像データ記憶手段と、各動作環境のいずれかを指定するための識別情報を入力する操作が行える操作手段と、複数の個別画像データのうち、操作手段の操作によって入力される識別情報に対応する少なくとも1つの対応個別画像データを特定する特定手段と、共通画像と、対応個別画像データに基づく対応個別画像との表示手段における位置関係を操作手段の操作によって入力される識別情報に応じて決定する決定手段と、その決定手段により決定された位置関係にしたがい、遊技用画像を表示させる表示制御手段とを有する遊技機を特徴とする。
この遊技機では、操作手段によって識別情報が入力されると、画像データ記憶手段に記憶されている個別画像データのうち、入力された識別情報に対応する対応個別画像データが特定される。また、共通画像と、対応個別画像データに対応する対応個別画像の位置関係が決定され、決定された位置関係にしたがい、共通画像と対応個別画像とに遊技用画像が表示される。
上記遊技機は、操作手段によって入力される識別情報と、個別画像データを特定するための個別データコードとが関連付けて記憶されている特定情報記憶手段を更に有するようにすることができる。
こうすると、特定情報記憶手段を参照することによって、対応個別画像データを特定することができる。
また、本発明は、遊技に用いられる遊技用画像を表示する表示手段を有する遊技機であって、遊技機の複数の動作環境に共通する共通画像と、遊技機の各動作環境について個別に用いられる複数の個別画像のいずれか少なくとも1つとを表示手段に表示させる表示態様を複数記憶した表示態様記憶手段と、各動作環境のいずれかを指定するための識別情報を入力する操作が行える操作手段と、複数の表示態様のうち、操作手段の操作によって入力される識別情報に対応する対応表示態様を特定する態様特定手段と、態様特定手段によって特定された対応表示態様にしたがい、遊技用画像を表示させる表示制御手段とを有する遊技機を提供する。
この遊技機では、操作手段によって識別情報が入力されると、表示態様記憶手段に記憶されている表示態様のうち、入力された識別情報に対応する対応表示態様が特定され、その特定された対応表示態様にしたがって、遊技用画像が表示される。
この遊技機では、表示態様記憶手段は、操作手段によって入力される識別情報と、表示態様を特定するための表示態様コードとを関連付けて記憶しているようにすることができる。
これにより、表示態様記憶手段を参照することによって、操作手段によって入力される識別情報に関連付けられた対応表示態様を特定することができる。
さらに、本発明は、遊技に用いられる遊技用画像を表示する表示手段を有する遊技機であって、遊技機の複数の動作環境に共通する共通画像が表示可能な共通領域および共通画像の表示位置の調節に用いられる位置調節用領域が表示手段に確保されるように表示手段における表示制御を行う表示制御手段と、各動作環境のいずれかを指定するための識別情報を入力する操作が行える操作手段とを有し、表示制御手段は、位置調節用領域のうち、操作手段の操作によって入力される識別情報に対応する対応領域に、個別画像のいずれか少なくとも1つを表示させ、共通領域か、共通領域および位置調節用領域における対応領域以外の領域に共通画像を表示させる遊技機を提供する。
この遊技機では、共通領域と位置調節用領域とが表示手段に確保されている。そして、操作手段によって識別情報が入力されると、位置調節用領域のうち、入力された識別情報に対応する対応領域が特定され、その特定された対応領域に、個別画像のいずれか少なくとも1つが表示され、共通領域か、共通領域および位置調節用領域における対応領域以外の領域に共通画像が表示される。
また、この遊技機は、操作手段によって入力される識別情報と、位置調節用領域を特定するための位置コードとを関連付けて記憶している位置コード記憶手段を更に有することが好ましい。
これにより、位置コード記憶手段を参照することによって、操作手段によって入力される識別情報に対応する対応領域を特定することができる。
上記遊技機において、共通画像を表示手段に表示させるための共通画像データと、複数の個別画像を表示手段に表示させるための複数の個別画像データとを記憶した画像データ記憶手段を更に有するようにすることができる。
これにより、画像データ記憶手段に記憶されている共通画像データと、個別画像データとを用いて遊技用画像を表示させることができる。
以上詳述したように、本発明によれば、遊技用画像を表示する表示手段を備え、その表示手段に表示される遊技用画像を用いて遊技が進行する遊技機において、遊技用画像に対する遊技機の設置場所や設置時期、動作開始時期といった動作環境ごとの個別対応を無くして、開発期間の短縮と、コストの低減を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。なお、同一要素には同一符号を用い、重複する説明は省略する。
(本発明に関連する遊技機)
まず、本発明に関連する遊技機について、遊技に用いられる遊技用画像を表示する表示手段を有するスロットマシン1について説明する。スロットマシン1は、本発明の実施の形態に係る後述のスロットマシン51,52と共通する構成を有するので、まず、スロットマシン1について説明し、その後で、スロットマシン51,52について説明する。
(スロットマシンの全体構成)
図1は、スロットマシン1の全体構成を示す斜視図である。スロットマシン1は本発明に関連する遊技機であって、遊技に用いられる遊技用画像を表示する表示手段を有している。その表示手段には、複数の図柄を有するリールを複数(5つ)並べた様子を示し、各リールがあたかもスクロールするかのような可変表示画像(リール画像)が表示される。このスロットマシン1は、表示手段に表示される各リール(画像で表示されるリールは「擬似ルール」ともいう)が停止した時点の図柄の組合わせで配当を決めるスロットゲームを行えるビデオスロットマシンとなっている。
スロットマシン1は、筐体2を有し、筐体2の正面側に、上側から順に上側画像表示パネル3と、下側画像表示パネル4を有している。上側画像表示パネル3は、液晶表示装置により構成され、ゲームに直接的には関与しないような画像(例えば、ゲームの説明など)を表示し、そこに表示される画像が動作内容に応じて変化するようになっている。
下側画像表示パネル4は、筐体2の上下ほぼ中央に配置され、図示しない液晶表示装置によって構成されている。この下側画像表示パネル4が表示手段であって、リール画像を含む遊技用画像を表示するようになっている。
そして、下側画像表示パネル4の下方にコントロールパネル5が設けられ、その右側にメダルや硬貨などの遊技で用いられる遊技媒体(以下「コイン」という)を投入するためのコイン投入部7と、遊技者が紙幣を挿入するために設けられ、紙幣挿入を示す信号を出力する紙幣挿入センサ8a(図3参照)を有する紙幣挿入口8が設けられている。さらに、スロットマシン1は、筐体2の底部に、コインの払出口10と、払い出されたコインを収めるコイン受け部11とを有し、コインの払出口10の左右それぞれにスピーカ9L,9Rが設けられている。
コントロールパネル5は、公知のビデオスロットマシンと略同様の図2に示す14個のボタン6a〜6nを有している。コントロールパネル5は左側上方から、ゲームで獲得したコインを確定するコレクトボタン(COLLECT)6aと、ヘルプ機能の実行を指示するゲームルールボタン(GAME RULES)6bの2つのボタンを有している。そのほかのボタンは、コントロールパネル5のコレクトボタン6a、ゲームルールボタン6bより下側の2段に配置されており、コインの掛け枚数(ベット数)を決定する5個のベットボタン6c〜6gと、ライン数を決定する5個のラインボタン6h〜6lと、ボーナスゲームを開始させるスタートボーナスボタン(START BONUS)6mと、ボーナスゲームの終了時にダブルゲームへの移行を決定するギャンブルボタン(GAMBLE)6nとを有している。
(スロットマシンの内部構成)
図3は、内部の構成を中心に示すスロットマシン1のブロック図である。スロットマシン1は、マイクロコンピュータ31を中心に複数の構成要素を有している。スロットマシン1は、マイクロコンピュータ31と、乱数発生器35、サンプリング回路36、クロックパルス発生回路37および分周器38を有している。また、スロットマシン1は、ランプ駆動回路59、LED駆動回路61、ホッパー駆動回路63、払出完了信号回路65、画像制御回路71および音制御回路72を有している。
マイクロコンピュータ31は、CPU(Central Processing Unit)32と、RAM(Random Access Memory)33と、ROM(Read Only Memory)34とを有している。CPU32は、ROM34に記憶されているプログラムにしたがって作動する一方、I/Oポート39を介して他の構成要素との信号の入出力を行い、スロットマシン1全体の動作制御を行う。RAM33はCPU32が作動する際に用いるデータやプログラムが記憶され、例えば、後述するサンプリング回路36によりサンプリングされる乱数値がゲーム開始後、一時的に保持されるとともに、擬似リールのコードナンバ、図柄ナンバが記憶されている。ROM34にはCPU32が実行するプログラムと、恒久的なデータが記憶されている。
乱数発生器35は、CPU32の指示にしたがい作動して、一定範囲の乱数を発生させる。サンプリング回路36は、CPU32の指示にしたがい、乱数発生器35が発生させた乱数の中から任意の乱数を抽出し、その抽出した乱数をCPU32に入力する。クロックパルス発生回路37は、CPU32を作動させるための基準クロックを発生させ、分周器38はその基準クロックを一定周期で分周した信号をCPU32に入力する。
ランプ駆動回路59はランプ60を点灯させるための信号をランプ60に出力し、ランプ60をゲーム実行中に点滅させる。この点滅によって、ゲームの演出が行われる。LED駆動回路61は、LED62の点滅表示を制御する。LED62はクレジット枚数表示や獲得枚数表示等をおこなう。ホッパー駆動回路63はCPU32の制御に従ってホッパー64を駆動させ、ホッパー64はコインの払い出しを行うための動作を行い、コイン受部8にコインを払い出す。
コイン検出部66は、ホッパー64により払い出されたコインの枚数を計測し、その計測した枚数値のデータを払出完了信号回路65に通知する。払出完了信号回路65は、コイン検出部66からコインの枚数値のデータを入力し、その枚数値が、設定された枚数のデータに達したときにコインの払出完了を通知する信号をCPU32に入力する。
画像制御回路71は、位置変更手段、レイアウト変更手段およびレイアウト設定手段であって、上側画像表示パネル3および下側画像表示パネル4のそれぞれにおける画像表示を制御するとともに、下側画像表示パネル4における遊技用画像の表示位置の変更、表示レイアウトの設定または表示レイアウトの変更を行い、下側画像表示パネル4に対して、遊技用画像を表示させる。
画像制御回路71は、図4に示すように、画像制御CPU71a、ワークRAM71b、プログラムROM71c、画像ROM71d、ビデオRAM71eおよびVDP(Video Display Processor)71fを有している。画像制御CPU71aは、後述する予定国コードを含み、マイクロコンピュータ31で設定されたパラメータに基づき、プログラムROM71cに予め記憶されている画像制御プログラムに従い、上側画像表示パネル3に表示される画像を決定し、遊技用画像の表示位置の変更、表示レイアウトの設定または表示レイアウトの変更を行って、下側画像表示パネル4に表示される画像を決定する。ワークRAM71bは、画像制御CPU71aが画像制御プログラムを実行するときの一時記憶手段として構成されている。
プログラムROM71cは、画像制御プログラムや各種選択テーブルなどを記憶している。画像ROM71dは、画像データ記憶手段であって、画像を形成するためのドットデータを記憶している。スロットマシン1の場合、このドットデータには、汎用遊技画像データが含まれている。この汎用遊技画像データは、スロットマシン1の複数の使用予定国(例えば、オーストラリアと米国)において、そのそれぞれで内容が共通する画像表示に用いられる共通画像データと、各使用予定国個別の画像表示に用いられる個別画像データとを含んでいる。
例えば、使用予定国がオーストラリアと米国の場合、汎用遊技画像データは次のようにして構成される。下側画像表示パネル4において、共通画像データを用いて表示される画像をゲーム領域91aの画像とし、オーストラリアと米国それぞれの個別画像データを用いて表示される画像をそれぞれ各国領域91b,91cの画像としたときに、汎用遊技画像データは、ゲーム領域91a,各国領域91bおよび各国領域91cを表示する上で必要となる画像データをすべて有している。
このような汎用遊技画像データを用いて下側画像表示パネル4に遊技用画像を表示するとき、画像制御回路71(画像制御CPU71a)が、CPU32の指示にしたがい、予定国コードに基づき遊技用画像の表示位置を変更する。この表示位置の変更により、例えば、下側画像表示パネル4に図6(b)のように表示される遊技用画像が図6(c)のように表示位置を変更して、すなわち、表示位置を上にずらして表示される。
また、汎用遊技画像データを用いて遊技用画像を表示するときは、次のようにして遊技用画像の表示レイアウトを設定するようにしてもよい。すなわち、汎用遊技画像データのうち、ゲーム領域91aの共通画像データおよび各国領域91bの個別画像データを用いて下側画像表示パネル4に画像表示を行って、図6(b)に示すようなレイアウトの遊技用画像を表示する一方(これはオーストラリア向けのスロットマシンの場合)、共通画像データおよび各国領域91cの個別画像データを用いて下側画像表示パネル4に画像表示を行い、図6(c)に示すようなレイアウトの遊技用画像を表示する(これは米国向けのスロットマシンの場合)。この表示レイアウトの設定は、CPU32の指示にしたがい、画像制御回路71(画像制御CPU71a)によって行われる(詳しくは後述する)。
なお、図6(a)は、仮に、ゲーム領域91aの共通画像データと、各国領域91bおよび各国領域91cの個別画像データを用いて画像表示を行ったと仮定した場合の表示レイアウトを示しており、遊技用画像はこのような表示レイアウトでは、下側画像表示パネル4に表示されない。
ビデオRAM71eは、VDP71fにより画像を形成するときの一時記憶手段として構成されている。VDP71fは、制御RAM71gを有し、画像制御CPU71aで決定された、上側画像表示パネル3及び下側画像表示パネル4のそれぞれの画像を形成し、その形成された各画像を上側画像表示パネル3及び下側画像表示パネル4に出力する。
また、スロットマシン1には、カードスロット73が設けられている。このカードスロット73は、読取手段であって、使用予定国を識別するための後述する予定国コードを記憶した外部記憶媒体であるメディアカードaから、記憶されている予定国コードを読み取り、CPU32に入力するようになっている。
スロットマシン1では、メディアカードaに予定国コードが記憶され、そこから読み取った予定国コードに基づいて、遊技用画像の表示位置の変更等を行うようにしているが、表示位置の変更等を行うときの基準となる基準情報(例えば、スロットマシンの製造ナンバなど)をメディアカードaに記憶しておき、その基準情報に基づいて、遊技用画像の表示位置の変更等を行うようにしてもよい。こうすると、例えば製造ナンバ1〜100のスロットマシンはオーストラリア用、101〜200のスロットマシンは米国用のように区別して、表示位置を変更することができる。
音制御回路72は、音源ICから音声信号を入力し、その入力した音声信号を増幅してスピーカ9L,9Rから音声を出力させる。これにより、スピーカ9L,9Rから、例えば、ゲーム開始後、適当な時期にゲームを盛り上げるための音声が出力される。
(スロットマシンの動作内容)
次に、以上の構成を有するスロットマシン1の動作内容について、図5に示すフローチャートを参照して説明する。スロットマシン1では、通常のゲームを行う通常遊技態様の他に、特別遊技態様による遊技が行われる。そして、遊技態様が通常遊技態様にあるときは通常ゲームが行われるが、遊技態様が特別遊技態様に移行すると、遊技者に有利なボーナスゲームが実行されるようになっている。
図5はスロットマシン1のゲーム開始から終了までのメイン処理の動作手順を各ブロックに分けて示すフローチャートである。なお、図5では、ステップをSと略記している。
スロットマシン1は、図5に示すようにメイン処理を開始すると、ゲーム開始にあたって、CPU32の制御にしたがってステップ1でスタート受付処理を行い、続くステップ2で抽選処理を行う。次に、ステップ3で遊技態様が通常遊技態様のまま通常ゲーム処理が行われてステップ4に進む。ステップ4では、ステップ2における抽選処理の結果を受けて、CPU32がボーナスゲームに移行するための条件(移行条件)成立の可否を判定する。ここで、移行条件が成立していればステップ5に進むが、成立していなければメイン処理が終了する。ステップ5に進むと、CPU32が遊技態様を特別遊技態様に移行させ、ボーナスゲーム処理が行われる。その後、メイン処理が終了する。
スロットマシン1は、上述した構成を有することによって、この一連の処理の中でCPU32の指示にしたがい、画像制御回路71が位置変更手段、レイアウト変更手段またはレイアウト設定手段として作動して、下側画像表示パネル4に遊技用画像を表示させている。
スロットマシン1は、ステップ1の実行を開始する前(ここでは、すなわちスロットマシン1でゲームを行う前の段階、例えば出荷時または製造段階を想定しているが、これには限定されない)予め、カードスロット73がメディアカードaに記憶されている予定国コードを読み取り、その予定国コードをCPU32に入力している(予定国コードを入力可能な他の入力手段(例えば、予定国コードを人の手動操作で入力する手動入力手段)を設け、その手動入力手段によって、予定国コードを指定するようにしてもよい)。CPU32は、その予定国コードから使用予定国を判定していて、この判定の対象とされた予定国コードに基づき、画像制御回路71が使用予定国ごとの表示位置の変更、遊技用画像の表示レイアウトの設定または変更を行う。なお、スロットマシン1では、予定国コードが“01”の場合の使用予定国をオーストラリア、予定国コードが“02”の場合の使用予定国を米国としているが、使用予定国はオーストラリアと米国に限定されるものではなく、南アフリカ、日本や中国などのほかの国も含まれる。
ステップ3では、遊技態様が通常遊技態様のまま通常ゲーム処理が行われるので、擬似リールを含む遊技用画像が表示されるが、その表示にあたり、画像制御CPU71aが遊技用画像の表示レイアウト設定を行っている。例えば、予定国コードが“01”であり、CPU32が使用予定国を“オーストラリア”であると判定している場合は、画像制御CPU71aが画像ROM71dから、予定国コード“01”に対応する画像データを読み出し、VDP71fに入力する。この場合、予定国コード“01”に対応する画像データは、ゲーム領域91aの表示に用いられる共通画像データと、各国領域91bの表示に用いられる個別画像データとであり、画像制御CPU71aが双方を用いて遊技用画像の表示レイアウトを設定している。このとき、下側画像表示パネル4には、例えば図7に示すような遊技用画像が表示される。
また、読み取った予定国コードが“02”に対応する画像データは、ゲーム領域91aの表示に用いられる共通画像データと、各国領域91cの表示に用いられる個別画像データとである。そのため、予定国コード“01”に続いて、予定国コード“02”を読み取った場合、画像制御CPU71aは、予定国コード“02”に対応する画像データを用いて遊技用画像の表示レイアウトを設定する。
ただし、いずれかの予定国コード(たとえば“01”)の場合を予め初期状態の遊技用画像に設定しておいて、読み取った予定国コードが異なるとき(たとえば“02”のとき)に、その予定国コードに基づき、遊技用画像の表示レイアウトを変更するようにしてもよい。遊技用画像の表示レイアウトが変更されると、下側画像表示パネル4には、例えば図8に示すような遊技用画像が表示される。
また、予定国コード“01”に対応する初期状態における遊技用画像に対して、読み取った予定国コード“02”に基づき、遊技用画像の表示位置を変更する(表示位置を上にずらす変更)ようにしてもよい。
つまり、予定国コードを読み取るたびに、その都度、遊技用画像の表示レイアウトを設定してもよいし、予め初期状態の遊技用画像を設定しておいて、予定国コードを読み取るたびに、その都度、遊技用画像の表示レイアウトまたは表示位置を変更するようにしてもよい。
図7には、それぞれ(a),(b)に遊技用画像101,102が示されている。これらは、いずれも使用予定国がオーストラリアの場合における遊技用画像を示していて、共通領域101a,102aの表示内容に若干の相違があるが、汎用遊技画像のうちの共通画像データを用いて表示される共通領域101a,102aと、個別画像データを用いて表示される各国領域101b,102bとを有している。共通領域101a,102aは、ともに、“LUCKY ANT”なるタイトル表示と、擬似リールL1〜L5が表示されている。各国領域101b,102bは、CREDIT数,BET数等のメータ画像が表示されている。スロットマシン1は、予定国コードが“01”の場合は遊技用画像101を表示するが、遊技用画像102が表示されるようにしてもよい。
また、図8には、2つの遊技用画像201,202が示されている。これらは、いずれも使用予定国が米国の場合における遊技用画像を示していて、共通領域201a,202aの表示内容に相違があるが、汎用遊技画像のうちの共通画像データを用いて表示される共通領域201a,202aと、個別画像データを用いて表示される各国領域201b,202bとを有している。共通領域201a,202aは、ともに、“LUCKY ANT”なるタイトル表示と、擬似リールL1〜L5が表示されている。各国領域201b,202bは、CREDIT数,BET数等のメータ画像が表示されている。スロットマシン1は、予定国コードが“02”の場合は、遊技用画像201を表示するが、遊技用画像202が表示されるようにしてもよい。
そして、オーストラリア用の遊技用画像101(102)と、米国用の遊技用画像201(202)とを比較して明らかなとおり、双方はともに、互いに下側画像表示パネル4における表示位置は異なるものの、表示内容が同じ共通領域101a(102a)、201a(202a)を有している。また、遊技用画像101(102)は、共通領域101a(102a)の上側に各国領域101b(102b)が表示されるのに対して、遊技用画像201(202)は、共通領域201a(202a)の下側に各国領域201b(202b)が表示されており、個々のメータの種類も相違している。つまり、全体としてみると、オーストラリア用の遊技用画像101(102)と、米国用の遊技用画像201(202)とは、明らかに異なった内容になっていて、それぞれの国の仕様にあわせた表示になっている。
このように、スロットマシン1は、汎用遊技画像データを用いて、オーストラリアと米国のそれぞれに適したものとなるようにして、遊技用画像の表示位置の変更、遊技用画像の表示レイアウトの設定または表示レイアウトの変更を行っている。そのため、画像ROM71dに汎用遊技画像データを記憶させておけばよく、オーストラリアと米国のそれぞれの個別に画像データを生成して、そのそれぞれを記憶させるといった個別対応を一切する必要がない。したがって、スロットマシン1は、画像ROM71dに画像データを記憶させることに要する開発コストと開発期間を短縮することができるようになっている。
また、この点は、遊技状態が特別遊技態様になっても同様である。すなわち、予定国コードが“01”の場合は図9に示すような遊技用画像103が表示されるが、予定国コードが“02”の場合は図10に示すような遊技用画像203が表示される。遊技用画像103,203は、互いに下側画像表示パネル4における表示位置は異なるものの、表示内容が同じ共通領域103a、203aを有している。また、遊技用画像103は、共通領域103aの上側に各国領域103bが表示されて、遊技用画像203は、共通領域203aの下側に各国領域203bが表示されており、個々のメータの種類も相違している。つまり、特別遊技態様で表示される遊技用画像103,203についても、全体としてみると、オーストラリア用の遊技用画像103と、米国用の遊技用画像203とは、明らかに異なった内容になっていて、それぞれの国の仕様にあわせた表示になっている。
スロットマシン1は、特別遊技態様についても、画像ROM71dに画像データを記憶させることに要する開発コストと開発期間を短縮することができるようになっている。
上述のスロットマシン1では、遊技用画像の表示位置の変更、表示レイアウト設定などは、予定国コードに基づいて行っているが、これらを遊技態様に基づいて行うようにしてもよい。例えば、上述した汎用遊技画像データを生成するときに、特別遊技態様で用いられる画像データをも含めて生成しておき、通常遊技態様では、遊技用画像を図7のようにして表示する一方、特別遊技態様になったら表示位置を変更して、遊技用画像を図10のように表示するようにしてもよい。
また、表示位置を変更するときは、上下にずらして行っているが、これを左右にずらして行ってもよい。
(本発明の実施の形態)
次に、遊技に用いられる遊技用画像を表示する表示手段を有する遊技機に、本発明を適用した場合として、以下のスロットマシン51を例にとって説明する。なお、スロットマシン51は、上述のスロットマシン1と共通する構成を有し、動作内容も共通するところがあるので、以下の説明は相違点を中心に行い、共通点については省略ないし簡略化している。
図11は、スロットマシン51の全体構成を示す斜視図、図12はスロットマシン51の内部の構成を中心に示すブロック図である。スロットマシン51は、スロットマシン1と比較して、切替操作ボタン12を有する点と、カードスロット73を備えていない点、マイクロコンピュータ31および画像制御回路71の動作が異なる点で相違し、そのほかの構成は共通している。
すなわち、スロットマシン51は、スロットマシン1と同様に筐体2を有し、筐体2の正面側に、上側から順に上側画像表示パネル3と、下側画像表示パネル4を有している。上側画像表示パネル3にはゲームに直接的には関与しないような画像が表示される。下側画像表示パネル4は、筐体2の上下ほぼ中央に配置され、図示しない液晶表示装置によって構成されている。この下側画像表示パネル4が本発明における表示手段であって、リール画像を含む遊技用画像を表示するようになっている。
さらに、下側画像表示パネル4の下方に、スロットマシン1と同様のコントロールパネル5が設けられ、筐体2の底部に、スロットマシン1と同様のコインの払出口10、コイン受け部11およびスピーカ9L,9Rが設けられている。
また、スロットマシン51は、コントロールパネル5の左側に切替操作ボタン12が設けられている(なお、コントロールパネル5は、スロットマシン1と同様に、コイン投入部7、紙幣挿入口8を有している)。
切替操作ボタン12は、本発明における操作手段であって、図示しない複数のボタンを有し、各ボタンの個別または組合せの押下操作により、本発明における識別情報としての後述する識別コードを複数種類(本実施の形態では、識別コードa,b,c,d,e,fの6通り)を出力する。
そして、スロットマシン51は、スロットマシン1と同様に、マイクロコンピュータ31を中心とする複数の構成要素(スロットマシン1と同様の乱数発生器35、サンプリング回路36、クロックパルス発生回路37および分周器38)を有し、ランプ駆動回路59、LED駆動回路61、ホッパー駆動回路63、払出完了信号回路65、画像制御回路71および音制御回路72を有している。これらのうち、画像制御回路71がスロットマシン1と相違し、他は共通している。
マイクロコンピュータ31は、スロットマシン1と同様に、CPU32と、RAM33およびROM34を有している。CPU32は、スロットマシン1と同様に、ROM34に記憶されているプログラムにしたがい作動してスロットマシン51全体の動作制御を行うが、スロットマシン1と異なり、本発明の特定手段として作動し、後述する対応個別画像データを特定する。ROM34は、スロットマシン1と同様に、CPU32が実行するプログラムと、恒久的なデータを記憶しているが、特定情報記憶手段としての機能を有し、図14(b)に示す特定テーブル110を記憶している点でスロットマシン1と異なっている。この特定テーブル110は、識別コードエリア110aと、個別画像エリア110bとを有し、識別コードに関連付けて個別画像データを特定するための個別データコードが記憶され、識別コードに対応する少なくとも1つの対応個別画像データを特定し得るようになっている。この特定テーブル110によると、例えば、識別コードaに対応する対応個別画像データは、後述する個別画像データ112aとなっている。RAM33は、スロットマシン1と同様に、CPU32が作動する際に用いるデータやプログラムが記憶される。
画像制御回路71は、上側画像表示パネル3および下側画像表示パネル4のそれぞれにおける画像表示を制御する。
画像制御回路71は、スロットマシン1と同様に、画像制御CPU71a、ワークRAM71b、プログラムROM71c、画像ROM71d、ビデオRAM71eおよびVDP(Video Display Processor)71fを有している。画像制御CPU71aは、マイクロコンピュータ31で設定されたパラメータに基づき、プログラムROM71cに予め記憶されている画像制御プログラムに従い、上側画像表示パネル3に表示される画像を決定する。また、画像制御CPU71aは、マイクロコンピュータ31で設定されたパラメータに基づいて、下側画像表示パネル4に表示される画像を決定し、また、後述する共通画像211と、対応個別画像(例えば後述する対応個別画像212a)との下側画像表示パネル4における位置関係を決定する本発明の決定手段としての機能を有している。ワークRAM71b、ビデオRAM71eおよびVDP71fは、スロットマシン1と共通している。
プログラムROM71cは、画像制御CPU71aを決定手段および表示制御手段として機能させるためのプログラムを含む画像制御プログラムや各種選択テーブルなどを記憶している。画像ROM71dは、本発明における画像データ記憶手段であって、画像を形成するためのドットデータを記憶している。スロットマシン51の場合、このドットデータには、図14(a)に示すように、共通画像データ(擬似リールを含むリール画像を表示するための画像データ)111と、複数の個別画像データ112a,112b,112cとが含まれている。
共通画像データ111は、スロットマシン51の動作環境に共通する画像、すなわち、動作環境が変わっても内容は変わらない共通画像211を表示するための画像データである。動作環境は、スロットマシン51の動作に影響する種々の要素であって、例えば、スロットマシン51の場合は、スロットマシン51の設置される国、州、地域、地区といった場所的な環境としての設置場所や、月、季節、年度といった時間的な環境としての設置時期、動作開始時期がある。したがって、共通画像データ111は、各設置場所に共通する共通画像(設置場所が変わっても内容が変わらない画像)や、各設置時期に共通する共通画像(設置時期が変わっても内容は変わらない画像)を表示するための画像データとすることができる。なお、画像ROM71dにスロットマシン1のように汎用遊技画像データを記憶させ、その汎用遊技画像データが共通画像データ111と、複数の個別画像データ112a,112b,112cとを含むようにしてもよい。
個別画像データ112a,112b,112cは、各動作環境について個別に用いられる(動作環境ごとに内容が異なる)画像を表示するための画像データである。個別画像データ112a,112b,112cは、例えば、各設置場所や各設置時期について個別に用いられる(設置場所や設置時期ごとに内容が異なる)画像を表示するための画像データとすることができる。
そして、このような共通画像データ111と、個別画像データ112a,112b,112cとを用いて下側画像表示パネル4に遊技用画像を表示するとき、画像制御回路71(画像制御CPU71a)が、共通画像データ111に基づく共通画像211と、個別画像データ112a,112b,112cのうち、CPU32によって特定された対応個別画像データに基づく対応個別画像(例えば対応個別画像212a)との下側画像表示パネル4における位置関係を決定し、その決定された位置関係にしたがい、遊技用画像を表示させている。この場合、例えば、下側画像表示パネル4には、遊技用画像が図15(a)のようにして表示されたり、図15(b)のようにして表示されたりする(この点について、詳しくは後述する)。なお、説明の都合上、図14(a)、図15〜図18では、“AAA”,“BBB”,“CCC”と表示しているが、下側画像表示パネル4に、これら“AAA”,“BBB”,“CCC”の文字列が表示されるのではない。“AAA”,“BBB”,“CCC”と表示しているのは、それぞれ内容の異なる画像が表示されることを意味している。
(スロットマシンの動作内容)
次に、以上の構成を有するスロットマシン51の動作内容について説明する。スロットマシン51は、スロットマシン1と同様に、図5に示したフローチャートに沿って、通常遊技態様と、移行条件の成立を条件とする特別遊技態様とによる遊技が行われる。また、スロットマシン51は、遊技が行われるゲームモードで作動するほか、ゲームを行う前の出荷時、製造段階またはメンテナンス作業に対応したモード(メンテナンスモード)でも作動する。このメンテナンスモードでは、CPU32の制御により、切替操作ボタン12の入力が有効になっている(ゲームモードでは、スタート受付処理において、切替操作ボタン12の入力が有効になる)。
そして、スロットマシン51は、メンテナンスモードと、スタート受付処理において、CPU32が本発明における特定手段として作動する一方、画像制御回路71(画像制御CPU71a)が本発明における決定手段および表示制御手段として作動して、下側画像表示パネル4に遊技用画像を表示させる。
メンテナンスモードと、スタート受付処理において、例えばスロットマシン51の製造作業を行う作業員やテストを行う係員、または遊技者により、切替操作ボタン12の押下操作が行われると、押下されたボタンに応じた識別コードが切替操作ボタン12から出力され、CPU32に入力される。この識別コードは、複数あることが想定されるスロットマシン51の動作環境(例えば、設置場所、設置時期、動作開始時期)のうち、いずれか1つを特定するためのデータ(本実施の形態では、想定される動作環境数に応じて、識別コードa,b,c,d,e,fの6つ用意されている)である。
識別コードが入力されると、CPU32が本発明における特定手段として作動して、入力した識別コードをサーチキーに設定して特定テーブル110をサーチし、識別コードに対応する対応個別画像データを特定する。このとき、CPU32は、例えば識別コードaが入力されたときは、個別画像データ112aを対応個別画像データ112aとして特定し、識別コードcが入力されたときは個別画像データ112a、112bを対応個別画像データ112a、112bとして特定する。そして、CPU32は、入力した識別コードおよび対応個別画像データを含む指示コマンドを画像制御回路71に入力する。
画像制御回路71では、指示コマンドを入力すると、その指示コマンドに含まれる識別コードに基づいて、画像制御CPU71aが決定手段として作動して共通画像データ111に基づく共通画像211と、対応個別画像データに基づく対応個別画像(例えば、対応個別画像212a)との位置関係を決定する。例えば、識別コードaが入力されたときは、「共通画像211の上側に対応個別画像212aを配置する」として両者の位置関係を決定する。また、識別コードbが入力されたときは、「共通画像211の下側に対応個別画像212aを配置する」として両者の位置関係を決定する。
続いて、画像制御CPU71aは、表示制御手段として作動して、決定された位置関係にしたがい、共通画像と、対応個別画像とを下側画像表示パネル4に表示させる。この場合、例えば指示コマンドに識別コードa、識別コードbが含まれていたときは、いずれも対応個別画像データは個別画像データ112aであるが、識別コードaでは図15(a)に示すように、共通画像211の上側に個別画像212aが配置された遊技用画像が表示され、識別コードbでは、図15(b)に示すように、共通画像211の下側に個別画像212aが配置された遊技用画像が表示される。
また、識別コードc、dの場合は、いずれも2種類の個別画像データ112a,112bが対応個別画像データになるが、これらの場合は、それぞれ図16(a),(b)に示すようにして遊技用画像が表示される。識別コードc、dでは、それぞれ「共通画像211の上側に対応個別画像212aを配置し、左側に対応個別画像212bを配置する」、「共通画像211の下側に対応個別画像212aを配置し、右側に対応個別画像212bを配置する」として位置関係が決定される。これらの決定された位置関係にしたがい、遊技用画像が下側画像表示パネル4に表示される。
さらに、識別コードe、fの場合は個別画像データ112a,112cが対応個別画像データになるが、これらの場合は、それぞれ図17(a),(b)に示すようにして遊技用画像が表示される。識別コードe、fでは、それぞれ「共通画像211の上側,下側に対応個別画像212a、212cを配置する」、「共通画像211の下側に対応個別画像212a、212cを順に配置する」として位置関係が決定される。これらの決定された位置関係にしたがい、遊技用画像が下側画像表示パネル4に表示される
こうして、スロットマシン51は、その設置場所として例えば関東地方と関西地方の2種類があり、そのそれぞれに応じて遊技用画像を変えようとするときは、各設置場所に対応した識別コードを入力するように、切替操作ボタン12を操作することによって、異なる遊技用画像を下側画像表示パネル4に表示させることができる。この場合、例えば、図15(a)が関東地方用とされ、(b)が関西地方用とされる。また、遊技用画像を関東地方、関西地方の2種類のほか、北海道地方、九州地方の4種類で異ならせたいときには、図16(a)を北海道地方用とし、(b)を九州地方用とすればよい。同様に、年度の切替時期や、季節に応じて遊技用画像を変えたいとき(例えば平成16年と平成17年で切り替える)には、図15(a)を平成16年用、(b)を平成17年用とすればよい。
したがって、スロットマシン51は、スロットマシン1と同様に、動作環境(例えば、設置場所、設置時期、動作開始時期)ごとに遊技用画像を変えるときでも、それぞれに応じた個別の画像データを生成して、記憶させるといった個別対応を一切する必要がない。そのため、画像ROM71dに画像データを記憶させることに要する開発コストと開発期間を短縮できるようになっている。
また、スロットマシン51の場合、切替操作ボタン12の操作による識別コードの入力は、メンテナンスモードだけでなく、ゲームモードにおけるスタート受付処理でも行える。そのため、スロットマシン51は、遊技者がスタート受付処理で切替操作ボタン12の操作を行うと、遊技用画像の表示が切り替わるので、遊技者が自らの好みに応じて遊技用画像の表示を変更したい、といった要望にも対応可能となっている。
(変形例1)
図13は、スロットマシン52の内部構成を中心に示すブロック図である。スロットマシン52は、スロットマシン51と比較すると、操作手段として切替操作ボタン12の代わりに、タッチパネル13を有する点で相違している。このタッチパネル13は、下側画像表示パネル4の前面側における図示しない保護ガラスの表面を覆うように設けられている。このタッチパネル13は、遊技者の指、その他の接触体が触れた位置(接触位置)を検出し、その接触位置に対応した対応入力情報としての識別コードをCPU32に入力する。
また、スロットマシン52では、図18に示す表示パターンテーブル115がROM34に記憶されていて、ROM34が本発明における表示態様記憶手段としての機能を有している。表示パターンテーブル115は、識別コードエリア115aと、表示パターンエリア115bとを有し、識別コードに関連付けて複数の表示パターンを特定するための表示パターンコードが記憶され、識別コードに対応して表示パターンを特定し得るようになっている。
ここで、表示パターンは、本発明における表示態様であって、共通画像211と、個別画像212a〜212cのいずれか少なくとも1つを下側表示パネル4に表示させるときの表示の仕方(主に、共通画像211と各個別画像212a〜212cとの位置関係)を特定可能なデータである。上述したとおり、スロットマシン51では、画像制御CPU71aが共通画像211と、個別画像212a〜212cのうちの識別コードに対応する対応個別画像との位置関係を決定しているが、スロットマシン52では、表示パターンテーブル115に画像制御CPU71aにより決定される位置関係を特定可能なデータを表示パターンとして記憶している。例えば、識別コードaに対応する表示パターンは共通画像の上側に個別画像212aを配置する旨、特定可能なデータになっている。
そして、スロットマシン52では、タッチパネル13の操作入力によって、識別コードがCPU32に入力される。すると、CPU32が本発明における態様特定手段として作動して、入力した識別コードをサーチキーに設定して表示パターンテーブル115をサーチし、識別コードに対応する表示パターンを対応表示パターン(本発明における対応表示態様)として特定する。また、CPU32は、特定した対応表示パターンを示すデータを含む指示コマンドを画像制御回路71に入力する。
画像制御回路71では、指示コマンドを入力すると、画像制御CPU71aが表示制御手段として作動して、その指示コマンドに含まれる対応表示パターンにしたがい共通画像と対応個別画像を配置して、遊技用画像を表示させる。この場合も、スロットマシン51と同様に、図15(a)、(b)、図16(a)、(b)、図17(a)、(b)に示すようにして、複数種類の遊技用画像が表示される。
このように、スロットマシン52も、スロットマシン51と同様にして複数種類の遊技用画像が表示されるので、複数の遊技用画像を表示させるときでも、各遊技用画像についての個別対応を一切する必要がなく、画像ROM71dに画像データを記憶させることに要する開発コストと開発期間を短縮できるようになっている。
(変形例2)
次に、スロットマシン51の変形例について説明する。このスロットマシン51では、図19(a)、(b)、(c)に示すように、下側画像表示パネル4において、表示制御手段としての画像制御CPU71aにより、共通画像領域4aと、位置調節用領域4bとが確保されるようになっている。図19(a)の場合、共通画像領域4aは、下側画像表示パネル4bの中央に配置され、共通画像が表示可能な領域である。位置調節用領域4b(図における斜線部分)は、共通画像領域4aの周囲に隣接して配置された第1〜第4の位置調節用領域4b1,4b2,4b3,4b4を有し、共通画像の表示位置の調節に用いられる(四隅に予備領域4b9が確保されている)領域である。図19(b)の場合は、下側画像表示パネル4bの左右両側に2つの位置調節用領域4b5,4b6が配置され、その内側に共通画像領域4aが配置されている。図19(c)の場合は、下側画像表示パネル4bの上下両側に2つの位置調節用領域4b7,4b8が配置され、その内側に共通画像領域4aが配置されている。なお、位置調節用領域はいずれも、個別画像を表示させる領域として用いられる。
そして、ROM34には、位置特定テーブル120が記憶され、位置コード記憶手段としての機能を有している。この位置特定テーブル120は、図20に示すような識別コードエリア120aと、対応領域エリア120bとを有し、識別コードに関連付けて位置調節用領域を特定するための位置コードが記憶され、識別コードに対応する少なくとも1つの位置調節用領域を特定し得るようになっている。なお、この図示した特定テーブル120は、図19(a)に示した下側画像表示パネル4に対応していて、以下の説明は、図19(a)に示した下側画像表示パネル4に対応している。
そして、このスロットマシン51の場合、識別コードが入力されると、CPU32が入力した識別コードをサーチキーに設定して位置特定テーブル120をサーチし、複数ある位置調節用領域のうち、識別コードに対応する対応領域を特定する。このとき、CPU32は、例えば識別コードaが入力されたときは、位置調節用領域4b1を対応領域として特定し、識別コードcが入力されたときは個位置調節用領域4b1,4b3を対応領域として特定する。そして、CPU32は、入力した識別コードおよび対応領域を含む指示コマンドを画像制御回路71に入力する。
画像制御回路71では、指示コマンドを入力すると、画像制御CPU71aが表示制御手段として作動して、指示コマンドに含まれる対応領域に、複数ある個別画像のいずれか少なくとも1つを表示させ、共通領域4aを含むそのほかの領域に共通画像211を表示させる。この場合、対応領域に表示させる個別画像は、上述したように、特定テーブル110をサーチして決めればよいが、別の方法で決めてもよい。また、対応領域に個別画像を表示させるときは、予備領域4b9を適宜用いる。
すると、例えば、例えば識別コードaが入力されたときは、位置調節用領域4b1が対応領域として特定されるので、位置調節用領域4b1と、その両側の予備領域4b9を用いて個別画像を表示させ、それ以外の領域(共通領域4a、位置調節用領域4b2,4b3,4b4および位置調節用領域4b2の両側の予備領域4b9)を用いて共通画像211を表示させる。すると、図15(a)に示したように遊技用画像が表示される。同様に、識別コードbが入力されたときは、位置調節用領域4b2が対応領域として特定されるので、位置調節用領域4b2と、その両側の予備領域4b9を用いて個別画像を表示させ、それ以外の領域(共通領域4a、位置調節用領域4b1,4b3,4b4および位置調節用領域4b1の両側の予備領域4b9)を用いて共通画像211を表示させ、図15(b)に示したように遊技用画像が表示される。さらに、識別コードcが入力されたときは、位置調節用領域4b1,4b3が対応領域として特定されるので、位置調節用領域4b1,4b3および位置調節用領域4b1の両側および位置調節用領域4b2,4b3の間に配置された3つの予備領域4b9を個別画像の表示に用い、それ以外の領域(共通領域4a、位置調節用領域4b2,4bおよび位置調節用領域4b2,4b4の間に配置された予備領域4b9)を共通画像211の表示に用いて、図16(a)に示したように遊技用画像が表示される。
このようにしても、スロットマシン51は、複数種類の遊技用画像が表示されるので、複数の遊技用画像を表示させるときでも、各遊技用画像についての個別対応を一切する必要がなく、画像ROM71dに画像データを記憶させることに要する開発コストと開発期間を短縮できるようになっている。
なお、上述の実施の形態では、ビデオスロットマシンを例にとって説明したが、本発明は、液晶表示装置の背面側に図示しない機械式リールを有するスロットマシンやパチスロ機にも適用することができる。
さらに、スロットマシン1、51,52では、上側画像表示パネル3、下側画像表示パネル4に液晶表示装置を用いているが、液晶表示装置の代わりに透明ELパネルを用いてもよい。
また、スロットマシン1、51,52は、上述の液晶表示装置の前面側に透明アクリル板を挟んで別の液晶表示装置を配置し、遊技者の視認方向に沿って、2つの液晶表示装置が多重化して配置された構造(多重配置構造)にしてもよい。この多重配置構造によって、下側画像表示パネル4には、遠近感や立体感が十分に表現された画像を表示し得るようになる。
なお、スロットマシン1,51,52では、各擬似リールが水平方向に5つ一列に並べて配置されているが、リールの個数は5つに限定されない。例えば、3つでもよく、9つでもよい。
スロットマシン1,51,52は、遊技の開始にコインの投入を要するコイン投入型の遊技機であるが、本発明は、遊技の開始にコイン等のクレジットの使用或いはプリペイドカードに記憶されている金銭情報の使用を要する遊技機にも適用がある。
本発明においては、ゲームの内容はスロットゲームには限定されない。例えば、トランプのカードを示すカード画像を表示するカードゲーム機でも、麻雀牌を示す画像を表示する麻雀ゲーム機でもよい。
本発明に関連する遊技機であるスロットマシンの全体構成を示す斜視図である。 コントロールパネルのボタン配置を示す正面図である 内部の構成を中心に示す図1に示したスロットマシンのブロック図である。 画像制御回路を示すブロック図である。 スロットマシンのゲーム開始から終了までのメイン処理の動作手順を示すフローチャートである。 (a)は共通画像データと、2つの各国領域の個別画像データを用いて画像表示を行ったと仮定した場合の表示レイアウトを示す図、(b)は共通画像データおよび1つの各国領域の個別画像データを用いた遊技用画像の表示レイアウトを示す図、(c)は共通画像データおよび別の各国領域の個別画像データを用いた遊技用画像の表示レイアウトを示す図である。 (a)は通常遊技態様における使用予定国の遊技用画像を示す図、(b)は(a)と同じ使用予定国の遊技用画像を示す図である。 (a)は図7と異なる使用予定国の遊技用画像を示す図、(b)は(a)と同じ使用予定国の遊技用画像を示す図である。 (a)は特別遊技態様における使用予定国の遊技用画像を示す図である。 (a)は図9と異なる使用予定国の特別遊技態様における遊技用画像を示す図である。 本発明の実施の形態にかかる遊技機であるスロットマシンの全体構成を示す斜視図である。 内部の構成を中心に示す図11に示したスロットマシンのブロック図である。 内部の構成を中心に示す別のスロットマシンのブロック図である。 プログラムROM,ROMに記憶されているデータ、テーブルを示す図で、(a)はプログラムROMに記憶されている共通画像データおよび個別画像データを示す図、(b)は特定テーブルを示す図である。 下側画像表示パネルに表示される画像の位置関係を示す図で、(a)は個別画像が共通画像の上側に配置されている場合、(b)は個別画像が共通画像の下側に配置されている場合を示す図である。 下側画像表示パネルに表示される画像の位置関係を示す図で、(a)は個別画像が共通画像の上側および左側に配置されている場合、(b)は個別画像が共通画像の下側および右側に配置されている場合を示す図である。 下側画像表示パネルに表示される画像の位置関係を示す図で、(a)は個別画像が共通画像の上側および下側に配置されている場合、(b)は個別画像が共通画像の下側に順に配置されている場合を示す図である。 表示パターンテーブルを示す図である。 下側画像表示パネルにおける共通領域と位置調節用領域との配置を示す図で、(a)は、共通領域の周囲に位置調節用領域が配置されている場合、(b)は共通領域の左右両側に位置調節用領域が配置されている場合、(c)は共通領域の上下に位置調節用領域が配置されている場合を示す図である。 位置特定テーブルを示す図である。
符号の説明
51,52…スロットマシン、2…筐体
4…上側画像表示部、5…下側画像表示部
12…切替操作ボタン、13…タッチパネル
31…マイクロコンピュータ
32…CPU、33…RAM、34…ROM
71…画像制御回路、71d…画像ROM
110…特定テーブル、120…位置特定テーブル
115…表示パターンテーブル
111…共通画像データ、211…共通画像
112a、112b、112c…個別画像データ
212a、212b、212c…個別画像

Claims (7)

  1. 遊技に用いられる遊技用画像を表示する表示手段を有する遊技機であって、
    前記遊技機の複数の動作環境に共通する共通画像を前記表示手段に表示させるための共通画像データと、前記遊技機の前記各動作環境について個別に用いられる複数の個別画像を前記表示手段に表示させるための複数の個別画像データとを記憶した画像データ記憶手段と、
    前記各動作環境のいずれかを指定するための識別情報を入力する操作が行える操作手段と、
    前記複数の個別画像データのうち、前記操作手段の操作によって入力される前記識別情報に対応する少なくとも1つの対応個別画像データを特定する特定手段と、
    前記共通画像と、前記対応個別画像データに基づく対応個別画像との前記表示手段における位置関係を前記操作手段の操作によって入力される前記識別情報に応じて決定する決定手段と、
    該決定手段により決定された位置関係にしたがい、前記遊技用画像を表示させる表示制御手段とを有することを特徴とする遊技機。
  2. 前記操作手段によって入力される前記識別情報と、前記個別画像データを特定するための個別データコードとが関連付けて記憶されている特定情報記憶手段を更に有する請求項1記載の遊技機。
  3. 遊技に用いられる遊技用画像を表示する表示手段を有する遊技機であって、
    前記遊技機の複数の動作環境に共通する共通画像と、前記遊技機の前記各動作環境について個別に用いられる複数の個別画像のいずれか少なくとも1つとを前記表示手段に表示させる表示態様を複数記憶した表示態様記憶手段と、
    前記各動作環境のいずれかを指定するための識別情報を入力する操作が行える操作手段と、
    前記複数の表示態様のうち、前記操作手段の操作によって入力される前記識別情報に対応する対応表示態様を特定する態様特定手段と、
    前記態様特定手段によって特定された前記対応表示態様にしたがい、前記遊技用画像を表示させる表示制御手段とを有することを特徴とする遊技機。
  4. 前記表示態様記憶手段は、前記操作手段によって入力される前記識別情報と、前記表示態様を特定するための表示態様コードとを関連付けて記憶していることを特徴とする請求項3記載の遊技機。
  5. 遊技に用いられる遊技用画像を表示する表示手段を有する遊技機であって、
    前記遊技機の複数の動作環境に共通する共通画像が表示可能な共通領域および前記共通画像の表示位置の調節に用いられる位置調節用領域が前記表示手段に確保されるように前記表示手段における表示制御を行う表示制御手段と、
    前記各動作環境のいずれかを指定するための識別情報を入力する操作が行える操作手段とを有し、
    前記表示制御手段は、前記位置調節用領域のうち、前記操作手段の操作によって入力される前記識別情報に対応する対応領域に、前記個別画像のいずれか少なくとも1つを表示させ、前記共通領域か、前記共通領域および前記位置調節用領域における前記対応領域以外の領域に前記共通画像を表示させることを特徴とする遊技機。
  6. 前記操作手段によって入力される前記識別情報と、前記位置調節用領域を特定するための位置コードとを関連付けて記憶している位置コード記憶手段を更に有することを特徴とする請求項5記載の遊技機。
  7. 前記共通画像を前記表示手段に表示させるための共通画像データと、前記複数の個別画像を前記表示手段に表示させるための複数の個別画像データとを記憶した画像データ記憶手段を更に有する請求項3〜5のいずれか一項記載の遊技機。
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