JP2006294128A - 光メモリ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光の回折限界で決まる記録密度よりも高密度を実現でき、あるいは小型でありながら大容量の光メモリ装置を提供する。
【解決手段】光メモリ装置は、円筒形状の記録媒体2と、これを回転運動させるためのモータ3と、記録媒体2の内側の空間においてアーム14にサスペンション15を介して支持された反射スライダー4と、記録媒体2と反射スライダー4に光を集光して照射するための集光照射手段(レーザ光源、対物レンズなど)及び反射光を検出するための光検出器を備えた光ピックアップ等により構成されている。記録媒体2は、ガラス、樹脂などで形成される円筒形状を有する基板の内側表面に、相変化材料による記録膜と誘電体膜19を設けた構成となっている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、記録媒体に対して情報の記録又は再生、あるいは情報の記録と再生の両方の動作が可能な光メモリ装置に関する。
現在実用化されているCDやDVDといった光メモリ(記録媒体)では、対物レンズを介してレーザ光を集光して記録媒体の微小領域に照射し、この領域からの反射光を検出することによって情報の再生を行っている。
また、DVD−RやDVD−RWなどといった情報の記録が可能な記録媒体に対しては、集光照射した光で記録層を加熱することよって記録層材料に作用を与えて情報の記録を行っている。
上記方式では、対物レンズによる集光スポットのサイズを小さくすることによって記録密度を向上させることができるが、集光スポットのサイズには光の回折限界という制限があり、これより小さな集光スポットを形成することはできない。
現段階では、青紫色レーザ(波長405nm)を光源とし、N.A.(開口数)0.85の対物レンズを用いて直径400nm程度のスポットを形成するシステムを超えるものは困難と考えられている。
一方、このような回折限界の制限を超えた光メモリの方式として、例えば、特開2000−021005号公報などに記載されているように、近接場光メモリと呼ばれるものが提案されている。
図18を例に用いて近接場光メモリ方式の基本概念について説明する。回転運動する円板形状の記録媒体100に、先端を尖らせて微小開口(例えば直径100ナノメートルの円形開口)を形成したファイバープローブ101を数十ナノメートルの距離まで近接して配置させる。この微小開口に光源である半導体レーザ102からのレーザ光が対物レンズ103を経て伝搬して達すると、微小開口近傍において回折限界以下の領域に局在する近接場光が発生する。
記録媒体100は、ガラス表面に堆積させた金属膜に記録情報に従った波長以下の微小なピット(穴)が並んだものを用いた場合、ファイバープローブ101で発生した近接場光は、記録媒体100の微小開口で散乱・透過し、レンズ104を経て光検出器であるフォトダイオード105においてその一部が検出される。
従って、回転する記録媒体100から透過してくる光強度の変化をこのフォトダイオード105でモニタすることによって記録媒体100上の記録情報が再生される。
特開2000−021005号公報 特開平5−174427号公報 特開2001−67664号公報 特開平8−129781号公報 特公平6−54550号公報
上記したように、近接場光を利用することによって記録密度を向上させることが可能であるが、従来の光ディスク同様に、装置を小型化しようとすると記録媒体も小さくなって記録可能な面積も減り、結果として全体の記録容量が低下してしまう。
特に、円板状の記録媒体においては、円板の中心付近に情報の記録が行えないため、円板の直径を小さくすると記録可能な面積は極端に減少してしまうという問題がある。
記録媒体の形状にかかる上記課題に対して、例えば特開平5―174427号公報には記録媒体を円筒形状にする提案がなされているが、従来の光ディスクのように、対物レンズで集光した光で情報の記録あるいは再生を行う方法では回折限界の問題により従来の光ディスクと同等の記録密度しか達成することができない。
本発明は、光の回折限界で決まる記録密度よりも高密度を実現でき、あるいは小型でありながら大容量の光メモリ装置を提供することを、その主な目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明では、電磁場のエネルギーに直接又は間接的に応答して光学特性が変化する記録膜を備えた記録媒体と、前記記録媒体に伝搬光を集光して照射するための集光照射手段と、前記記録膜を挟んで前記集光照射手段と反対側に配置され、前記集光照射手段によって集光された光の一部を反射させるための反射体を備えた反射スライダーと、前記反射体で反射された光を検出するための光検出器を備えていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の光メモリ装置において、前記記録媒体は円筒形状を有していることを特徴とする。
円板形状の記録媒体を用いた上記課題を解決し、小型で大容量の光メモリを実現するようにした。
請求項3に記載の発明では、請求項1又は2に記載の光メモリ装置において、前記反射体は、前記反射スライダー本体の側面に設けられた膜であることを特徴とする。
請求項1又は2に記載の構成においては、対物レンズで集光した光のスポット位置と、反射体の位置を正確に合わせておく必要がある。反射体は数十〜百ナノメートル程度といった光の波長より小さな大きさであり、このような形状を正確かつ歩留まりよく生産し、さらに上記したような位置合わせを行うことは工業的に高い技術を要する。このため、このような装置を安価に提供することは困難である。ここでは、反射体を膜で形成することによって、反射体を簡単かつ正確な大きさで生産できるようにするとともに、集光スポットと反射体の位置合わせを膜厚方向の1方向だけで実現できるようにした。
請求項4に記載の発明では、電磁場のエネルギーに直接または間接的に応答して光学特性が変化する記録膜を備えた記録媒体と、前記記録媒体に伝搬光を集光して照射するための集光照射手段と、前記記録膜を挟んで前記集光照射手段と反対側に配置され、前記集光照射手段によって集光された光の一部を散乱させるための散乱体を備えた散乱スライダーと、前記散乱体で散乱された光のうち、前記集光照射手段と反対側に伝搬した光を検出するための光検出器を備えていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明では、請求項4に記載の光メモリ装置において、前記記録媒体は円筒形状を有していることを特徴とする。
円板形状の記録媒体を用いた上記課題を解決し、小型で大容量の光メモリを実現するようにした。
請求項6に記載の発明では、請求項4又は5に記載の光メモリ装置において、前記散乱体は、前記散乱スライダーの側面に設けられた膜であることを特徴とする。
請求項4又は5に記載の構成では、対物レンズで集光した光のスポット位置と、散乱体の位置を正確に合わせておく必要がある。散乱体は数十〜百ナノメートル程度といった光の波長より小さな大きさであり、このような形状を正確かつ歩留まりよく生産し、さらに上記したような位置合わせを行うことは工業的に高い技術を要する。このため、このような装置を安価に提供することは困難である。ここでは、散乱体を膜で形成することによって、散乱体を簡単かつ正確な大きさで生産できるようにするとともに、集光スポットと散乱体の位置合わせを膜厚方向の1方向だけで実現できるようにした。
請求項7に記載の発明では、請求項4又は5に記載の光メモリ装置において、前記光検出器は、前記散乱スライダーと一体化していることを特徴とする。
記録媒体を透過して散乱スライダーの散乱体で散乱された光を、散乱スライダーを支持する支持体上に設けた光検出器で検出する構成では、記録媒体を回転運動させた場合に生じる軸ぶれなどの要因によって散乱スライダーと光検出器の距離に変動が生じる。このため、散乱体から同じ強度分布の光が散乱された場合であっても検出される光強度に違いが生じ、情報の再生において誤りが起こる恐れがある。ここでは、光検出器を散乱スライダーに装着して一体化させることによって、上記不具合を解消して安定した再生信号が得られるようにした。
請求項8に記載の発明では、請求項2又は5に記載の光メモリ装置において、前記記録媒体を回転させる回転駆動手段と、前記記録媒体の内部に配置させる部材を支持する支持体を有し、前記回転駆動手段の中心部には、前記支持体を通すための貫通穴が設けられていることを特徴とする。
円筒形状を有する記録媒体の内側の空間に光学系やスライダーといった部品を配置させる構成では、記録媒体を回転運動させるためのモータを円筒形記録媒体の一方の端面(円形の面)に装着するか、もしくは円筒面(一方向に一定曲率を有した面)に駆動ローラなどを接触させて間接的に回転力を与えるなどの手段を用いる必要がある。前者のように、一方の端面にモータを装着する方法は、他方の端面側から光学系やスライダーといった部品を挿入させる構成となるため、記録媒体を着脱させるための構成が複雑になるという問題がある。また、後者のような手段は、モータ以外にローラなどの間接駆動用の部品を配置するため、前者の手段よりスペースが必要であること、ローラと記録媒体の間で接触滑りを生じる恐れがあるなどの問題がある。ここでは、このような問題を解決するため、記録媒体を回転運動させるためのモータの中心に貫通穴を設け、この貫通穴を通した支持体を介して反射スライダーまたは散乱スライダー、あるいは集光照射手段などの光学系などを支持するようにした。
請求項9に記載の発明では、請求項1乃至8のうちの何れかに記載の光メモリ装置において、上記記録媒体は、相変化材料を用いた記録膜と、前記記録膜を挟んで両側に配置された2つの誘電体膜と、前記誘電体膜のどちらか一方に接して配置された放熱膜を備えた構成であることを特徴とする。
記録膜の材料として、記録マークの形成が電磁場による加熱後の冷却過程に強く依存する相変化材料を用いた場合では、加熱後の放熱が安定していないと所望の記録マークを形成できないという問題がある。また、一部の相変化記録材料においては、冷却速度の不足により良好な記録マークが形成できないという問題もある。ここでは、記録膜の両側に配置される2つの誘電体膜うち、どちらか一方の膜に隣接して金属膜を設けるようにすることで、電磁場による加熱後の冷却速度を安定化させると同時に十分な冷却速度が得られるようにした。
請求項10に記載の発明では、請求項1乃至8のうちの何れかに記載の光メモリ装置において、上記記録媒体の最表面には保護膜が設けられていることを特徴とする。
反射スライダーまたは散乱スライダーは、記録媒体表面に数〜数十ナノメートルの距離まで近接して配置させる必要があり、情報の記録または再生の動作中に外部からの振動や記録媒体を回転させたときの軸ぶれなどの要因によって記録媒体と接触して記録媒体を損傷する、または長期の使用において摩耗を生じるなどの恐れがある。また、記録膜が大気に対して十分に隔離された状態でないと、材質に経年変化を生じる恐れもある。ここでは、記録媒体の表面に保護膜を設けることによって、このような要因から記録媒体を保護し、装置全体の信頼性を確保するようにした。
請求項1又は4に記載の発明によれば、光の回折限界で決まる記録密度より高密度化を実現できる。
請求項2に記載の発明によれば、光の回折限界で決まる記録密度より高密度であり、かつ円板形状の記録媒体より効率よく表面積を利用でき、さらには、円板形状の記録媒体を用いた場合に見られる回転速度の調節(線速度を一定に保つ制御)のような複雑な動作も不必要である小型・大容量の光メモリを実現できる。
請求項3に記載の発明によれば、反射スライダーに設けられる反射体の大きさを膜厚で制御できるため、簡単かつ正確に生産できるようになるとともに、集光スポットと反射体の位置合わせが膜厚方向の1方向だけで済むようになるので、動作や機構が簡便化され安価に提供できるようになる。
請求項5に記載の発明によれば、光の回折限界で決まる記録密度より高密度であり、かつ円板形状の記録媒体より効率よく表面積を利用でき、さらには、円板形状の記録媒体を用いた場合に見られる回転速度の調節(線速度を一定に保つ制御)のような複雑な動作も不必要である小型・大容量の光メモリを実現することができる。
請求項6に記載の発明によれば、散乱スライダーに設けられる散乱体の大きさを膜厚で制御できるため、簡単かつ正確に生産できるようになるとともに、集光スポットと散乱体の位置合わせが膜厚方向の1方向だけで済むようになるので、動作や機構が簡便化され安価に提供できるようになる。
請求項7に記載の発明によれば、光検出器を散乱スライダーに装着して一体化させることによって、記録媒体の軸ぶれなどが生じた場合などであっても安定した再生信号が得られるようなり、装置の信頼性が向上する。
請求項8に記載の発明によれば、記録媒体を回転運動させるためのモータの中心に貫通穴を設け、この貫通穴を通したアームを介して反射スライダーまたは散乱スライダー、あるいは集光照射手段などの光学系などを支持するようにすることによって、必要な部品を効率よく配置した小型な装置を実現することができる。
請求項9に記載の発明によれば、記録膜の両側に配置される2つの誘電体膜のうち、どちらか一方の膜に隣接して金属膜を設けるようにすることによって、電磁場による加熱後の冷却速度が安定すると同時に十分な冷却速度が得られるようになり、従って、記録マークの形成が電磁場による加熱後の冷却過程に強く依存するような記録膜を用いた場合であっても良好な動作を実現することができる。
請求項10に記載の発明によれば、記録媒体の表面に保護膜を設けることによって、接触による損傷や腐食などから記録媒体を保護し、装置全体の信頼性を確保することができる。
以下、本発明の第1の実施形態を図1乃至図5に基づいて説明する。
本実施形態における光メモリ装置1は、図1及び図2(図1を下から見た図)に示すように、円筒形状の記録媒体2と、これを回転運動させるための回転駆動手段としてのモータ3と、記録媒体2の内側の空間に配置された反射スライダー4と、記録媒体2と反射スライダー4に光を集光して照射するための集光照射手段(レーザ光源、対物レンズなど)及び反射光を検出するための光検出器を備えた光ピックアップ等により構成されている。
記録媒体2は、図3に示すように、ガラス、樹脂などで形成される円筒形状を有する基板17の内側表面に、相変化材料による記録膜18(例えばAgInSbTeやGeSbTeなど)と誘電体膜19(例えば、ZnSとSiOの混合物など)を設けた構成となっている。
記録媒体2とこれを回転運動させるためのモータ3とは着脱自在になっていて、図1の白抜き矢印で示した方向に記録媒体2を引くことによって取り外しができるようになっている。つまり、記録媒体2を持ち運んだり、別な記録媒体と交換して装着したりすることができるようになっている。
光ピックアップは、光源である半導体レーザ7(例えば、波長405nmの青紫色レーザ)と、レーザ光を記録媒体2及び反射スライダー4に集光して照射するための対物レンズ11(例えばN.A.0.85の対物レンズ)、1/4波長板10、光路分岐用のビームスプリッター9、記録情報によって変調された反射光強度を検出するための光検出器としてのフォトダイオード6、及び上記素子間を光学的に効率よく連結するためのレンズ群(コリメートレンズ8、レンズ12)を備えた構成となっている。
光ピックアップ全体は一体となってユニット化されていて、円筒形状の記録媒体2の中心軸と平行な方向(図1の紙面上において縦方向)に対して、図示しない駆動系によって移動させることができるようになっている。
記録媒体2は、モータ3に回転軸5を介して接続されており、一定の回転速度で回転運動するように構成されている。この回転運動機構と上記した光ピックアップの駆動機構によって、記録媒体2上のすべての位置に対して光を集光して照射することができるようになっている。
円筒形状の記録媒体2の内側の空間には、対物レンズ11で集光した光のうち、記録媒体2を透過した光を再び対物レンズ11側に反射させるための反射スライダー4が配置されている。
反射スライダー4は、図4に示すように、ガラスや樹脂などで形成されるスライダー本体20に金属材料(例えば、金、銀、アルミ、銅など)による微小な円柱形状の反射体21が装着された構成となっている。反射体21は、対物レンズ11で集光した光のスポット径より小さく形成されている。
例えば、波長405ナノメートルのレーザ光をN.A.(開口数)0.85で集光させた場合、そのスポット径はおよそ波長程度であり、このとき反射体21の直径を100ナノメートルで形成しておけば、反射体21の大きさ程度の分解能で情報の記録及び再生が可能となる。
反射スライダー4は、記録媒体2の内部の空間において、V字状のサスペンション15を介して支持体としてのアーム14と接続され、記録媒体2が回転運動している状態において、反射体21が記録媒体2の内側表面から数〜数十ナノメートル浮上して一定の距離が保たれるようになっている。
アーム14は、モータ3の中心部に設けられた貫通穴13を通して、外部に配置されたアーム駆動ユニット16に装着されていて、反射スライダー4を図1における上下方向に移動させることができるようになっている。アーム駆動ユニット16の動作と光ピックアップユニットを移動させるための図示しない駆動系は連動して動作し、光ピックアップで集光された光が常に反射スライダー4の金属反射体21に照射されるようになっている。
記録媒体2への情報の記録は、記録媒体2を回転運動させた状態で、光ピックアップ及び反射スライダー4を所望の位置へ配置させ、この状態で、レーザ光源7を記録情報に従って強度変調することによって行われる。
このとき、記録膜18では照射レーザ光及び反射体21近傍に発生する近接場光による加熱と照射後の冷却過程を経て相変化を生じ、これが図5に示すような記録マークとなって情報が記録される。
連続した一連の情報は、記録媒体2を回転運動させながら光ピックアップ及び反射スライダー4を少しずつ移動させるように動作させることによって、円筒形状の記録媒体2上に螺旋を描くように配列される。
前述したような、波長405ナノメートルのレーザ光源とN.A.0.85の対物レンズ11、直径100ナノメートルの金属反射体21を用いた場合では、最短マーク長が100ナノメートル程度、トラックピッチが150ナノメートル程度の記録密度で情報が記録される。
記録された情報の再生は、記録媒体2を回転運動させた状態で、光ピックアップ及び反射スライダー4を所望の位置へ配置させ、この状態で、レーザ光源7を連続点灯させながら、記録媒体2において記録情報に従って変調される反射光強度を光検出器としてのフォトダイオード6で検出することによって行われる。記録のときと同様に、再生を行っているデータトラックは、記録媒体2の回転運動に連動してどちらか一方の隣接トラックの方向に移動していくため、光ピックアップ及び反射スライダー4はこの動きに連動して少しずつ移動するようになっており、この動作によって記録媒体2上に螺旋状に並ぶ連続した一連のデータを読み出すようになっている。
本実施例では、光ピックアップを記録媒体2の外側に、反射スライダー4を記録媒体2の内側に配置させた構成を例示したが、これとは反対に、光ピックアップを記録媒体2の内側に、反射スライダー4を記録媒体2の外側に配置させた構成であっても構わない。また、記録膜18の材料として相変化記録材料を例示したが、本発明はこれに限定されることはなく、有機色素材料を用いた記録材料などであっても構わない。
図6に第2の実施形態を示す。なお、上記実施形態と同一部分は同一符号で示し、特に必要がない限り既にした構成上及び機能上の説明は省略して要部のみ説明する(以下の他の実施形態においてお同じ)。
本実施形態では、第1の実施形態の図3で示した記録媒体2を図6に示すような構成とした。記録媒体22は、図3で示した記録媒体2の内側表面(内側の最表面)に、記録膜18の腐食防止や耐衝撃性を向上させるための保護膜23を設けた構成となっている。保護膜23の材料としては、SiN(窒化珪素)やダイヤモンドライクカーボンなどを用いることができる。
保護膜23の厚みは、5〜10ナノメートル程度である。この記録媒体22を用いた光メモリ装置の構成及び記録・再生の動作については、図3で示した記録媒体2を用いた場合の第1の実施形態と同様である。
図7に第3の実施形態を示す。
本実施形態では、第2の実施形態の図6で示した記録媒体22を図7に示すような構成とした。記録媒体24は、図6で示した記録媒体22における保護膜23と誘電体膜19の間に、放熱膜として金属膜25を設けた構成となっている。
金属膜25の材料としては、金、銀、アルミ、クロムなどを用いることができる。金属膜25の厚みは、10〜20ナノメートル程度である。
記録膜18については、加熱後の冷却速度によって到達する相状態が変化する相変化材料(SnとTeを組成比3:1で混合させた材料に、AgInやGe、Ga、GeGa、GeAgInなどを添加物として加えた相変化材料)を用いている。この記録媒体24を用いた光メモリ装置の構成及び記録・再生の動作については、図3で示した記録媒体2を用いた場合の第1の実施形態と同様である。
図8に第4の実施形態を示す。
本実施形態では、第1の実施形態の図4で示した反射スライダー4を図8に示すような構成とした。反射スライダー26は、ガラスや樹脂などで形成されるスライダー本体20の側面に、反射体として金属材料(例えば、金、銀、アルミ、銅など)による薄い膜27が形成された構成となっている。
金属膜27の厚みは、対物レンズ11で集光した光のスポット径より薄く形成されている。例えば、波長405ナノメートルのレーザ光をN.A.(開口数)0.85で集光させた場合、そのスポット径はおよそ波長程度であり、このとき金属膜27の厚みを100ナノメートルで形成しておけば、金属膜27の厚み方向に対してその厚み程度の分解能で記録及び再生が可能となる。
この反射スライダー26を用いた光メモリ装置の構成及び記録・再生の動作については、図4で示した反射スライダー4を用いた場合の第1の実施形態と同様である。
図9乃至図13に基づいて第5の実施形態を説明する。
本実施形態における光メモリ装置28は、図9及び図10(図9を下から見た図)に示すように、円筒形状の記録媒体29と、これを回転運動させるためのモータ3と、記録媒体29の外側表面に近接して配置された散乱スライダー30と、散乱スライダー30を挟んで記録媒体29と反対側に配置された光検出器としてのフォトダイオード6と、記録媒体29の内側の空間に配置され、記録媒体29と散乱スライダー30の散乱体に光を集光して照射するための集光照射光学系(集光照射手段)31より構成されている。
記録媒体29は、図11に示すように、ガラス、樹脂などで形成される円筒形状を有する基板17の外側表面に、相変化材料による記録膜18(例えばAGInSbTeやGeSbTeなど)と誘電体膜19(例えば、ZnSとSiOの混合物など)を設けた構成となっている。
記録媒体29は、これを回転運動させるためのモータ3と着脱自在になっていて、図9の白抜き矢印で示した方向に記録媒体29を引くことによって取り外しができるようになっている。つまり、記録媒体29を取り外して持ち運んだり、別な記録媒体と交換して装着したりすることができるようになっている。
記録媒体29の内側に配置された集光照射光学系(集光照射手段)31は、図9に示すように、光源である半導体レーザ32(例えば、波長405nmの青紫色レーザ)と、レーザ光を記録媒体29及び散乱スライダー30の散乱体に集光して照射するための対物レンズ(反射型のレンズ)33を備えた構成となっている。
この集光照射光学系31全体は一体となってアーム14に支持されている。アーム14は、モータ3の中心部に設けられた貫通穴13を通して外部に配置されたアーム駆動ユニット34に取り付けられていて、円筒形状の記録媒体29の中心軸と平行な方向(図9の紙面上において縦方向)に集光照射光学系31を移動させることができるようになっている。
記録媒体29は、図9に示すように、モータ3と接続されて一定の回転速度で回転運動するように構成されており、この回転運動機構と上記した集光照射光学系31の図示しない駆動機構によって、記録媒体29上のすべての位置に対して光を集光して照射することができるようになっている。
円筒形状の記録媒体29の外側の空間には、対物レンズ33で集光した光のうち、記録媒体29を透過した光を散乱させるための散乱スライダー30が図10に示すように配置されている。
散乱スライダー30は、図12に示すように、ガラスや樹脂などで形成されるスライダー本体35に金属材料(例えば、金、銀、アルミ、銅など)による微小な円柱形状の散乱体36が装着された構成となっている。散乱体36は、対物レンズ33で集光した光のスポット径より小さく形成されている。例えば、波長405ナノメートルのレーザ光をN.A.(開口数)0.85で集光させた場合、そのスポット径はおよそ波長程度であり、このとき散乱体36の直径を50ナノメートル程度で形成しておけば、散乱体36の大きさ程度の分解能で情報の記録及び再生が可能となる。
散乱スライダー30は、サスペンション37を介して散乱スライダー30を支持するアーム38と接続され、記録媒体29が回転運動している状態において、散乱体36が記録媒体29の外側表面から数〜数十ナノメートル浮上して一定の距離が保たれるようになっている。図10ではサスペンション37は省略している。
アーム38は、アーム6と同じアーム駆動ユニット34に接続されていて、これにより記録媒体29の内側に配置された集光照射光学系31と散乱スライダー30は一体となって、図9における縦方向に移動することができるようになっている。
このとき、対物レンズ33で集光された光は、常に散乱スライダー30の散乱体36に照射されるようになっている。
記録媒体29への情報の記録は、記録媒体29を回転運動させた状態で、アーム駆動ユニット34を動作させて集光照射光学系31及び散乱スライダー30を所望の位置へ配置し、この状態でレーザ光源32を記録情報に従って強度変調することによって行われる。
このとき、記録膜18では照射レーザ光及び散乱体36近傍に発生する近接場光による加熱と照射後の冷却過程を経て相変化を生じ、これが図13に示すような記録マークとなって情報が記録される。
連続した一連の記録情報は、記録媒体29を回転運動させながら集光照射光学系31及び散乱スライダー30を少しずつ移動させるように動作させることによって、円筒形状の記録媒体21上に螺旋を描くように配列される。
前述したような、波長405ナノメートルのレーザ光源32とN.A.0.85の対物レンズ、直径50ナノメートルの金属散乱体36を用いた場合では、最短マーク長が100ナノメートル以下、トラックピッチが150ナノメートル程度の記録密度で情報が記録される。
一方、記録された情報の再生は、記録媒体29を回転運動させた状態で、集光照射光学系31及び散乱スライダー30を所望の位置へ配置させ、この状態で、レーザ光源32を連続点灯させながら、記録媒体29を透過して散乱体36で散乱された光をアーム38に装着されたフォトダイオード6で検出することによって行われる。
記録のときと同様に、再生を行っているデータトラックは、記録媒体29の回転運動に連動してどちらか一方の隣接トラックの方向に移動していくため、集光照射光学系31及び散乱スライダー30はこの動きに連動して少しずつ移動するようになっており、この動作によって記録媒体29上に螺旋状に並ぶ連続した一連のデータを読み出すようになっている。
本実施形態では、集光照射光学系31を記録媒体29の内側に、散乱スライダー30を記録媒体29の外側に配置した構成を例示したが、これとは反対に、集光照射光学系31を記録媒体29の外側に、散乱スライダー30を記録媒体29の内側に配置した構成であっても構わない。
また、記録膜18の材料として相変化記録材料を例示したが、本発明はこれに限定されることはなく、有機色素材料を用いた記録材料などであっても構わない。
図14に第6の実施形態を示す。
本実施形態では、第5の実施形態の図11で示した記録媒体29を図14に示すような構成とした。記録媒体39は、図11で示した記録媒体29の外側表面に、記録膜18の腐食防止や耐衝撃性を向上させるための保護膜40を設けた構成となっている。
保護膜40の材料としては、SiN(窒化珪素)やダイヤモンドライクカーボンなどを用いることができる。保護膜40の厚みは、5〜10ナノメートル程度である。この記録媒体39を用いた光メモリ装置の構成及び記録・再生の動作については、図11で示した記録媒体29を用いた場合の第5の実施形態と同様である。
図15に第7の実施形態を示す。
本実施形態では、第6の実施形態の図14で示した記録媒体39を図15に示すような構成とした。記録媒体41は、図14で示した記録媒体39における保護膜40と誘電体膜19の間に、放熱膜として金属膜42を設けた構成となっている。金属膜42の材料としては、金、銀、アルミ、クロムなどを用いることができる。
金属膜42の厚みは、10〜20ナノメートル程度である。記録膜18については、加熱後の冷却速度によって到達する相状態が変化する相変化材料(SnとTeを組成比3:1で混合させた材料に、AgInやGe、Ga、GeGa、GeAgInなどを添加物として加えた相変化材料)を用いている。
この記録媒体41を用いた光メモリ装置の構成及び記録・再生の動作については、図11で示した記録媒体29を用いた場合の第5の実施形態と同様である。
図16及び図17に基づいて第8の実施形態を説明する。
本実施形態では、第5の実施形態の図12で示した散乱スライダー30を図16に示すように構成し、さらに、第5の実施形態の図10で示したフォトダイオード6を散乱スライダー30と一体化させて図17に示すように配置した。
散乱スライダー43は、ガラスや樹脂などで形成されるスライダー本体35の側面に、散乱体として金属材料(例えば、金、銀、アルミ、銅など)による薄い膜44が形成された構成となっている。
金属膜44の厚みは、対物レンズ33で集光した光のスポット径より薄く形成されている。例えば、波長405ナノメートルのレーザ光をN.A.(開口数)0.85で集光させた場合、そのスポット径はおよそ波長程度であり、このとき金属膜44の厚みを50ナノメートルで形成しておけば、金属膜44の厚み方向に対してその厚み程度の分解能で記録及び再生が可能となる。
光検出器6を一体化させた散乱スライダー44を用いた光メモリ装置の構成及び記録・再生の動作については、図12で示したの散乱スライダー30を用いた場合の第5の実施形態と同様である。
本発明の第1の実施形態における光メモリ装置の概要縦断面図である。 図1の下から見た要部概要図である。 記録媒体の概要断面図である。 反射スライダーの概要側面図である。 記録媒体における情報の記録状態を示す図である。 第2の実施形態における記録媒体の概要断面図である。 第3の実施形態における記録媒体の概要断面図である。 第4の実施形態における反射スライダーの概要側面図である。 第5の実施形態における光メモリ装置の概要縦断面図である。 図9の下から見た要部概要図である。 記録媒体の概要断面図である。 散乱スライダーの概要側面図である。 記録媒体における情報の記録状態を示す図である。 第6の実施形態における記録媒体の概要断面図である。 第7の実施形態における記録媒体の概要断面図である。 第8の実施形態における反射スライダーの概要側面図である。 第8の実施形態における下から見た要部概要図である。 従来における近接場光メモリ方式の基本概念についての説明図である。
符号の説明
2、22、24、29、39、41 記録媒体
3 回転駆動手段としてのモータ
4 反射スライダー
6 光検出器としてのフォトダイオード
13 貫通穴
18 記録膜
19 誘電体膜
21 反射体
25、42 放射膜
30 散乱スライダー
31 集光照射手段
36 散乱体
40 保護膜

Claims (10)

  1. 電磁場のエネルギーに直接又は間接的に応答して光学特性が変化する記録膜を備えた記録媒体と、前記記録媒体に伝搬光を集光して照射するための集光照射手段と、前記記録膜を挟んで前記集光照射手段と反対側に配置され、前記集光照射手段によって集光された光の一部を反射させるための反射体を備えた反射スライダーと、前記反射体で反射された光を検出するための光検出器を備えていることを特徴とする光メモリ装置。
  2. 請求項1に記載の光メモリ装置において、
    前記記録媒体は円筒形状を有していることを特徴とする光メモリ装置。
  3. 請求項1又は2に記載の光メモリ装置において、
    前記反射体は、前記反射スライダー本体の側面に設けられた膜であることを特徴とする光メモリ装置。
  4. 電磁場のエネルギーに直接または間接的に応答して光学特性が変化する記録膜を備えた記録媒体と、前記記録媒体に伝搬光を集光して照射するための集光照射手段と、前記記録膜を挟んで前記集光照射手段と反対側に配置され、前記集光照射手段によって集光された光の一部を散乱させるための散乱体を備えた散乱スライダーと、前記散乱体で散乱された光のうち、前記集光照射手段と反対側に伝搬した光を検出するための光検出器を備えていることを特徴とする光メモリ装置。
  5. 請求項4に記載の光メモリ装置において、
    前記記録媒体は円筒形状を有していることを特徴とする光メモリ装置。
  6. 請求項4又は5に記載の光メモリ装置において、
    前記散乱体は、前記散乱スライダーの側面に設けられた膜であることを特徴とする光メモリ装置。
  7. 請求項4又は5に記載の光メモリ装置において、
    前記光検出器は、前記散乱スライダーと一体化していることを特徴とする光メモリ装置。
  8. 請求項2又は5に記載の光メモリ装置において、
    前記記録媒体を回転させる回転駆動手段と、前記記録媒体の内部に配置させる部材を支持する支持体を有し、前記回転駆動手段の中心部には、前記支持体を通すための貫通穴が設けられていることを特徴とする光メモリ装置。
  9. 請求項1乃至8のうちの何れかに記載の光メモリ装置において、
    上記記録媒体は、相変化材料を用いた記録膜と、前記記録膜を挟んで両側に配置された2つの誘電体膜と、前記誘電体膜のどちらか一方に接して配置された放熱膜を備えた構成であることを特徴とする光メモリ装置。
  10. 請求項1乃至8のうちの何れかに記載の光メモリ装置において、
    上記記録媒体の最表面には保護膜が設けられていることを特徴とする光メモリ装置。
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