JP2006293848A - コントローラ監視装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 作動機器1に対して作動用指令Qを与えるコントローラ2が異常であるか否かを監視するコントローラ監視装置において、コントローラ2が、第一信号P1を第一出力時間継続して出力したのち、第一信号P1とは異なる第二信号P2を第二出力時間継続して出力することを繰り返し行うように構成され、コントローラ2からの第一信号P1を継続して入力する時間が第一出力時間よりも長い第一設定時間以上となる、または、コントローラ2からの第二信号P2を継続して入力する時間が第二出力時間よりも長い第二設定時間以上となる異常状態となると、異常信号P3を出力する異常状態判定回路3が設けられている。
【選択図】 図1
Description
そして、コントローラ監視装置がコントローラの異常であるという異常信号などを出力すると、作動機器への電力供給を停止させるなどして、作動機器の誤作動を防止している。
この特許文献1では、コントローラが異常であると、正常のときに出力する信号とは異なる信号を出力する異常状態となるので、コントローラとは別に、そのコントローラと同一の信号を出力する監視用コントローラを設け、コントローラからの信号と監視用コントローラからの信号とを比較することによって、コントローラが異常であるか否かを監視している。
また、監視用コントローラは、コントローラと同一の構成要素を有していることから、監視用コントローラが異常となることもある。そして、監視用コントローラが異常となると、コントローラが異常であるか否かの監視を的確に行うことができない虞がある。
例えば、コントローラと監視用コントローラとの両方が異常となると、コントローラからの信号と監視用コントローラからの信号とが一致してしまうことがある。この場合には、コントローラが正常であると誤ってしまう。
また、コントローラは正常でかつ監視用コントローラが異常であると、コントローラからの信号と監視用コントローラからの信号とが異なる異常状態となってしまうことがある。この場合には、コントローラが異常であると誤ってしまう。
前記コントローラが、第一信号を第一出力時間継続して出力したのち、前記第一信号とは異なる第二信号を第二出力時間継続して出力することを繰り返し行うように構成され、前記コントローラからの前記第一信号を継続して入力する時間が前記第一出力時間よりも長い第一設定時間以上となる、または、前記コントローラからの前記第二信号を継続して入力する時間が前記第二出力時間よりも長い第二設定時間以上となる異常状態となると、異常信号を出力する異常状態判定回路が設けられている点にある。
また、コントローラは、異常であると、第一信号を第一出力時間よりも長い時間継続して出力する、または、第二信号を第二出力時間よりも長い時間継続して出力することになる。このとき、異常状態判定回路は、コントローラからの第一信号を継続して入力する時間が第一設定時間以上となる、または、コントローラからの第二信号を継続して入力する時間が第二設定時間以上となることにより、異常状態であるとして、異常信号を出力する。
そして、異常状態判定回路は、コントローラからの信号を継続して入力する時間が設定時間以上となると信号を出力するハード回路にて構成することができるので、コントローラが異常であるときに異常信号の出力を的確に行うことができる。
また、この異常状態判定回路を設けるだけで、コントローラが異常であるか否かの監視を行うことができる。
以上のことから、本発明によれば、構成の簡素化を図りながら、コントローラが異常であるか否かを的確に監視できるコントローラ監視装置を提供できるに至った。
このようにして、コントローラへの電力供給を一旦停止することによって、コントローラが正常に回復したことによって、異常状態判定回路による異常信号の出力を解除することができる。
したがって、コントローラが異常のままであるにもかかわらず、誤って異常状態判定回路による異常信号の出力を解除してしまうことを防止でき、異常状態判定回路による異常信号の出力の解除を適正に行うことができる。
したがって、コントローラが異常であるか否かを監視しながら、コントローラの異常による作動機器の誤作動を防止できる。
したがって、異常状態判定回路を簡易な回路としながら、異常状態のときには異常信号の出力を的確に行うことができる。
したがって、物品処理設備用のコントローラの異常による物品処理用の作動機器の誤作動を防止しながら、物品処理用の作動機器にて物品に対する処理を行うことができる。
このコントローラ監視装置は、図1に示すように、作動機器1に対して作動用指令Qを与えるコントローラ2が異常であるか否かを監視するものであり、コントローラ2から出力される第一信号P1と第二信号P2とに基づいて、異常信号P3を出力する異常状態判定回路3を設けて構成されている。
また、作動機器1は、物品処理装置における電動モータなど、物品処理用の作動機器であり、コントローラ2は、物品搬送用の作動機器1に対して、作動開始や作動停止などの作動用指令Qを与える物品処理設備用のコントローラである。
前記異常状態判定回路3は、コントローラ2からの第一信号P1を継続して入力する時間が第一出力時間T1よりも長い第一設定時間t1以上となる、または、コントローラ2からの第二信号P2を継続して入力する時間が第二出力時間T2よりも長い第二設定時間t2以上となる異常状態となると、異常信号P3を出力するように構成されている。
そして、タイマリレー回路4は、コントローラ2からの第一信号P1を継続して入力する時間が第一設定時間t1以上となる、または、コントローラ2からの第二信号P2を継続して入力する時間が第二設定時間t2以上となると、タイマリレー用接点5を開くように構成されている。
そして、タイマリレー回路4は、第一入力接点6が閉じられた状態が第一設定時間t1以上となるとタイマリレー用接点5を開く動作、または、第二入力接点7が閉じられた状態が第二設定時間t2以上となるとタイマリレー用接点5を開く動作を行うように構成されている。
このようにして、異常状態判定回路3は、異常状態となると、タイマリレー用接点5を開くことにより、異常信号P3を出力する。
説明を加えると、電力遮断回路8は、電力遮断リレー9とこの電力遮断リレー9により開閉される電力遮断リレー用接点10とから構成されている。
そして、電力遮断リレー9は、ON状態では電力遮断用接点10を閉じかつOFF状態では電力遮断リレー用接点10を開くように構成され、電力遮断リレー用接点10が開かれると、電源14から作動機器1への電力供給を停止する。
したがって、異常状態となると、タイマリレー回路4がタイマリレー用接点5を開くので、電力遮断リレー9がOFF状態となる。すると、電力遮断リレー9が電力遮断リレー用接点10を開き、電源14から作動機器1への電力供給が停止される。
この回路は、電力停止入力接点11と、この電力停止入力接点11を閉じているときはON状態となりかつ電力停止入力接点11が開くとOFF状態となる電力停止リレー12と、この電力停止リレー12により開閉される電力停止リレー用接点13とから構成されている。
そして、電力停止信号の入力により電力停止入力接点11が開かれると、電力停止リレー12がOFF状態となり、電力停止リレー12が電力停止リレー用接点13を開く。すると、電力遮断リレー9がOFF状態となり、電力遮断リレー9が電力遮断リレー用接点10を開き、電源14から作動機器1への電力供給が停止される。
まず、コントローラ2が正常であるときには、図4(イ)に示すように、コントローラ2が、第一信号P1を第一出力時間T1継続して出力したのち、第二信号P2を第二出力時間T2継続して出力することを繰り返し行う。
この場合には、第一信号P1を継続して入力する時間Taが第一設定時間t1より短く、かつ、第二信号P2を継続して入力する時間Tbが第二設定時間t2より短い。したがって、タイマリレー回路4は動作せず、タイタリレー用接点5が閉じられたままとなり、異常信号P3を出力しない。
コントローラ2は、異常であると、図4(ロ)に示すように、第一信号P1を第一出力時間t1よりも長い時間継続して出力する、または、図4(ハ)に示すように、第二信号P2を第二出力時間t2よりも長い時間継続して出力することになる。
したがって、タイマリレー回路4が動作して、タイマリレー用接点5が開かれ、異常信号P3を出力する。そして、タイマリレー用接点5が開かれると、電力遮断リレー9がOFF状態となり、電力遮断リレー9が電力遮断リレー用接点10を開き、作動機器1への電力供給を停止する。
そして、異常状態判定回路3は、第一信号P1を継続して入力する時間Taが第一設定時間t1より短く、かつ、第二信号P2を継続して入力する時間Tbが第二設定時間t2より短くなるまで、タイマリレー用接点5を開いた状態を保持して、異常信号P3の出力を継続する。
前記異常状態判定回路3は、異常信号P3を出力している状態でコントローラ2への電力供給が一旦停止されたのち再開されたときに、コントローラ2からの第一信号P1を継続して入力する時間が第一設定時間t1よりも短い、かつ、コントローラ2からの第二信号P2を継続して入力する時間が第二設定時間t2よりも短いと、異常信号P3の出力を停止するように構成されている。
この電力停止スイッチ15を操作することにより、コントローラ2への電力供給を一旦停止させたのち再開させる。この電力供給の停止により、コントローラ2が正常に回復すると、コントローラ2が、第一信号P1を第一出力時間T1継続して出力したのち、第一信号P1とは異なる第二信号P2を第二出力時間T2継続して出力することを繰り返し行うことになる。
したがって、タイマリレー回路4は、コントローラ2からの第一信号P1を継続して入力する時間が第一設定時間t1よりも短い、かつ、コントローラ2からの第二信号P2を継続して入力する時間が第二設定時間t2よりも短いことにより、動作せずに、タイマリレー用接点5が閉じられ、異常信号P3の出力が停止される。
(1)上記実施形態では、異常状態となると、タイマリレー回路4がタイマリレー用接点5を開くことにより、異常状態判定回路3が作動機器1への電力供給を停止させるための異常信号P3を出力するようにしているが、異常状態となると、異常状態判定回路3がどのような異常信号P3を出力するかについては適宜変更が可能である。
また、異常状態判定回路3が異常ランプなどの報知手段を作動させるための異常信号を出力する場合には、図示は省略するが、図5において、タイマリレー用接点5などを省略し、タイマリレー回路4がタイマリレー用報知接点16を閉じるように構成することが可能である。
2 コントローラ
3 異常状態判定回路
4 タイマリレー
5 タイマリレーの接点
P1 第一信号
P2 第二信号
P3 異常信号
Q 作動用指令
T1 第一出力時間
T2 第二出力時間
t1 第一設定時間
t2 第二設定時間
Claims (5)
- 作動機器に対して作動用指令を与えるコントローラが異常であるか否かを監視するコントローラ監視装置であって、
前記コントローラが、第一信号を第一出力時間継続して出力したのち、前記第一信号とは異なる第二信号を第二出力時間継続して出力することを繰り返し行うように構成され、
前記コントローラからの前記第一信号を継続して入力する時間が前記第一出力時間よりも長い第一設定時間以上となる、または、前記コントローラからの前記第二信号を継続して入力する時間が前記第二出力時間よりも長い第二設定時間以上となる異常状態となると、異常信号を出力する異常状態判定回路が設けられているコントローラ監視装置。 - 前記異常状態判定回路は、前記異常信号を出力している状態で前記コントローラへの電力供給が一旦停止されたのち再開されたときに、前記コントローラからの前記第一信号を継続して入力する時間が前記第一設定時間よりも短い、かつ、前記コントローラからの前記第二信号を継続して入力する時間が前記第二設定時間よりも短いと、前記異常信号の出力を停止するように構成されている請求項1に記載のコントローラ監視装置。
- 前記異常状態判定回路は、前記異常状態となると、前記作動機器への電力供給を停止するように構成されている請求項1または2に記載のコントローラ監視装置。
- 前記異常状態判定回路は、タイマリレー回路とそのタイマリレー回路にて開閉される接点とを備えて構成され、
前記タイマリレー回路が、前記コントローラからの前記第一信号を継続して入力する時間が前記第一設定時間以上となる、または、前記コントローラからの前記第二信号を継続して入力する時間が前記第二設定時間以上となると、前記接点を開くまたは閉じるように構成されている請求項1〜3のいずれか一項に記載のコントローラ監視装置。 - 前記作動機器は、物品処理用の作動機器であり、
前記コントローラは、前記物品搬送用の作動機器に対して作動用指令を与える物品処理設備用のコントローラである請求項1〜4のいずれか一項に記載のコントローラ監視装置。
Priority Applications (1)
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JP2005116073A JP2006293848A (ja) | 2005-04-13 | 2005-04-13 | コントローラ監視装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publication Number | Publication Date |
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JP2006293848A true JP2006293848A (ja) | 2006-10-26 |
Family
ID=37414334
Family Applications (1)
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JP2005116073A Pending JP2006293848A (ja) | 2005-04-13 | 2005-04-13 | コントローラ監視装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006293848A (ja) |
-
2005
- 2005-04-13 JP JP2005116073A patent/JP2006293848A/ja active Pending
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