JP2006291511A - 角仕上げ用埋込定規 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は出隅壁又は入隅壁の角仕上げ用埋込定規において、同定規の角出し部におけるコテ滑りを良好に防止し、角出し部付近の仕上げ壁材のコテ均し作業が容易且つ適正に行えるようにする。
【解決手段】未仕上げ出隅壁1又は未仕上げ入隅壁の角縁面14に沿って延び同角縁面14に添設される取付部3と、未仕上げ出隅壁1の角部稜線4又は未仕上げ入隅壁の角部谷線に沿って延びる定規部6を有し、該定規部6の角出し部7を基準とする未仕上げ出隅壁1又は未仕上げ入隅壁の壁面への仕上げ壁材8の塗布にて全体を仕上げ壁材8内に埋設する角仕上げ用埋込定規において、上記定規部6の少なくとも角出し部7表面に起毛層9aを設け、該起毛層9aにて角出し部7表面を覆う仕上げ壁材8との結合を図る構成とした角仕上げ用埋込定規。
【選択図】 図3

Description

本発明は建築物の出隅壁又は入隅壁の角仕上げに用いられる埋込定規に関し、殊に該埋込定規の角出し部を覆う仕上げ壁材の結合を強化する構造を付与した角仕上げ用埋込定規に係わる。
この種出隅壁又は入隅壁の角仕上げ用埋込定規は、特許文献1乃至3等に示すように、未仕上げ出隅壁又は未仕上げ入隅壁の角縁面に沿って延び同角縁面に添設される取付部と、未仕上げ出隅壁の角部稜線又は未仕上げ入隅壁の角部谷線に沿って延び角部稜線又は角部谷線の前方へ突出された定規部を有し、該定規部の角出し部を基準とする未仕上げ壁面への仕上げ壁材の塗布にて全体を仕上げ壁材内に埋設する構成を有する。
特開平2−66253号公報 特公昭57−21625号公報 実公昭58−14184号公報
上記埋込定規は仕上げ壁材のコテ塗りに当たって、出隅壁及び入隅壁の角部の直線出しと直角出しが適正に行え、仕上げ壁材の塗布厚の設定が容易である利点を有する。
然るに上記埋込定規は上記利点を有する反面、同定規を使用する現場の左官業者や施主から、上記定規部の角出し部を基準として仕上げ壁材をコテ塗りした場合、定規部の角出し部における仕上げ壁材の均し不良、ひび割れ、肌別れ等を生ずる問題や、角出し部が露出し美観を損なうことが指摘されており、その解決が課題となっている。
この問題は定規部の角出し部を基準にしたコテによる仕上げ壁材の塗布時に、該角出し部においてコテ滑りを生ずること、又角出し部が左右仕上げ壁材の界面に介在し、角出し部における左右仕上げ壁材の結合を弱めていることに起因する。
特に特許文献1の埋込定規は定規部に円弧形又は三角形の角出し部を設け、この角出し部を仕上げ壁材の角線に沿って延在せしめ補強する構成にしているが、この円弧形又は三角形の角出し部の表面において上記コテ滑りを生じがちである。
本発明は上記問題を適切に解決する出隅壁又は入隅壁の角仕上げ用埋込定規を提供するものであり、その手段として、上記取付部と定規部を有する角仕上げ用埋込定規を合成樹脂等により一体成形すると共に、上記定規部に少なくともその角出し部表面に起毛層を設け、該起毛層にて角出し部表面を覆う仕上げ壁材との結合を強化し、角出し部表面を仕上げ壁材にて確実に隠蔽し得るようにしたものである。
上記起毛層は上記角出し部表面に塗布した接着剤層に繊維材を帯電植毛法等を用い植毛して形成する。
又は上記起毛層は上記角出し部表面に不織布を貼付し形成する。
又本発明は上記起毛層に代え、上記定規部の少なくとも角出し部表面に粉粒体層又は繊維層を設け、該粉粒体層又は繊維層にて角出し部表面を覆う仕上げ壁材との結合を強化し、角出し部表面を仕上げ壁材にて確実に隠蔽し得るようにしたものである。
上記粉粒体層は上記角出し部表面に鉱物質粉粒材を塗布し形成する。上記鉱物質粉粒材としては炭酸カルシウム、クレー、ベントナイト、珪藻土、その他鉱滓等を用いる。これら鉱物質粉粒材中、多孔構造の鉱物質粉粒材、例えば焼成ゼオライト、シリカ、焼成蛭石は多孔構造によって吸着機能を有するので、これを利用し仕上げ壁材との結合を強化することができる。
又上記繊維層としては、繊維材を上記角出し部表面に塗布した接着剤の表面に接着し形成する。この繊維層は必ずしも起毛構造を有することを要件とせず、錯綜した繊維層の目に仕上げ壁材を結合せしめる。
又は上記角出し部表面に織布又は紙を貼付して上記繊維層を形成し、織布の網目に仕上げ壁材を結合せしめる。
図1乃至図12はこの種角仕上げ用埋込定規の代表例の幾つかを掲げ、該各埋込定規に本発明を実施した場合を示している。
前記のように、この種出隅壁又は入隅壁の角仕上げ用埋込定規は、図1、図2、図7等に示すように、未仕上げ出隅壁1又は未仕上げ入隅壁2の角縁面に沿って延び、同角縁面に添設される取付部3を有すると共に、未仕上げ出隅壁1の角部稜線4又は未仕上げ入隅壁2の角部谷線5に沿って延び、角部稜線4又は角部谷線5の前方へ突出された定規部6を有し、全体を合成樹脂にて一体成形して上記取付部3と定規部6とを形成したものである。
又図12に示す入隅壁2の角仕上げに用いる埋込定規は、図1、図2、図7等に示す埋込定規の如き上記角部稜線4又は角部谷線5の前方へ突出した定規部6を有しておらず、二枚の取付板が連結する入隅部に沿って角出し溝7′(又は角出しリブ)を形成し、定規部6とした構造を有する。
本発明に係る出隅壁又は入隅壁の角仕上げ用埋込定規は、図1A、図2A、図7A等に示すように、少なくとも上記定規部6の角出し部7の表面に起毛層9aを設け、該起毛層9aにて角出し部7表面を覆う仕上げ壁材8との結合を強化し、角出し部7表面を仕上げ壁材8にて確実に隠蔽し得るようにしたものである。
又本発明は上記角出し部7と仕上げ壁材8との結合媒体として、上記起毛層9aに代え、図1B、図2B、図7B等に示すように、少なくとも上記定規部6の角出し部7の表面に粉粒体層9bを設け、該粉粒体層9bにて角出し部7表面を覆う仕上げ壁材8との結合を強化し、角出し部7表面を仕上げ壁材8にて確実に隠蔽し得るようにしたものである。
又本発明は上記角出し部7と仕上げ壁材8との結合媒体として、上記起毛層9aと粉粒体層9bに代え、図1A、図2A、図7A等に示すように、少なくとも上記定規部6の角出し部7の表面に繊維層9cを設け、該繊維層9cにて角出し部7表面を覆う仕上げ壁材8との結合を強化し、角出し部7表面を仕上げ壁材8にて確実に隠蔽し得るようにしたものである。図1A、図2A、図7Aは、角出し部7に設けた起毛層9aと繊維層9cを表す図を兼用している。
上記内外装用仕上げ壁材8としては、モルタル、珪藻土、聚楽土、漆喰等が用いられるが、上記起毛層9a又は繊維層9c又は粉粒体層9b、とりわけ起毛層9aは仕上げ壁材8との結合性が良好であるため、珪藻土、聚楽土等を用いる内装用として好適である。
更に埋込定規の具体的形態との関連において本発明を説明すると、例えば図1A、Bに示すように、上記埋込定規を特許文献1と3に示す一定の開角を以って曲成した左右一対の板から成る取付部3と、該左右取付部3の角部から前方へ突設した定規部6とを合成樹脂にて一体成形構造にする。
上記起毛層9a又は繊維層9c又は粉粒体層9bを上記定規部6の角出し部7表面を覆うように設ける。これら起毛層9a又は繊維層9c又は粉粒体層9bは突設した定規部6の左右側面10,11と角出し部7の背面を連続して覆うように設けることができる。更には上記左右取付部3の表面(仕上げ壁材8を塗布する側の表面)を連続して覆うように設けることができる。
上記全体Y形の埋込定規は図3に示すように、主として出隅壁1の角出しに用いられる。
更に埋込定規の形態の他例として、図2A、Bに示すように、上記埋込定規を特許文献2に示す単一の板から成る取付部3と、該取付部3の一端縁から鈍角の屈曲角を以って曲成し前方へ突設した定規部6とを合成樹脂にて一体成形構造にし、上記起毛層9a又は繊維層9c又は粉粒体層9bを上記定規部6の角出し部7表面を覆うように設ける。
前記と同様、これら起毛層9a又は繊維層9c又は粉粒体層9bは突設した定規部6の左右側面10,11と角出し部7の背面を連続して覆うように設けることができる。更には上記左右取付部3の表面(仕上げ壁材8を塗布する側の表面)を連続して覆うように設けることができる。
上記への字形の埋込定規は図4に示すように、出隅壁における仕上げ壁材8の角出しに用いることができる。
更に埋込定規の形態の他例として、図7A、B等に示すように、平板から成る取付部3の一端部表面から定規部6を立ち上げ、該定規部6の先端に鉤形の角出し部7を一体に設け、例えば全体を合成樹脂にて一体成形する。
上記角出し部7の表面に起毛層9a又は繊維層9c又は粉粒体層9bを層着する。これら起毛層9a又は繊維層9c又は粉粒体層9bは突設した定規部6の左右側面10,11と角出し部7の背面を連続して覆うように設けることができる。更には上記左右取付部3の表面(仕上げ壁材8を塗布する側の表面)を連続して覆うように設けることができる。
上記埋込定規は図8乃至図10に示すように、主として入隅壁における仕上げ壁材8の角出しに用いる。
更に他例として、図11に示すように、上記埋込定規を単一の平板から成る取付部3と、該取付部3の一端縁から鋭角の屈曲角を以って曲成し前方へ突設した定規部6とを合成樹脂にて一体成形構造にし、上記起毛層9a又は繊維層9c又は粉粒体層9bを上記定規部6の角出し部7表面を覆うように設ける。
前記と同様、これら起毛層9a又は繊維層9c又は粉粒体層9bは突設した定規部6の左右側面10,11と角出し部7の背面を連続して覆うように設けることができる。更には上記左右取付部3の表面(仕上げ壁材8を塗布する側の表面)を連続して覆うように設けることができる。尚定規部6先端の角出し部7には、円弧形や三角形に付形した角出し部を設けることができるほか、図示のように定規部6を形成する板厚端にて角出し部7を形成する。
更に埋込定規の形態の他例として、図12に示すように、略直角に曲成した左右一対の平板から成る取付部3と、該左右取付部3の内角部、即ち二枚の取付板が連結する入隅角部に沿って角出し溝7′(又は角出しリブ)を形成し、定規部6即ち角出し部7とした構造にし、例えば全体を合成樹脂にて一体成形構造にする。
上記起毛層9a又は繊維層9c又は粉粒体層9bを上記定規部6即ち角出し部7表面を覆うように設ける。これら起毛層9a又は繊維層9c又は粉粒体層9bは上記左右取付部3の表面(仕上げ壁材8を塗布する側の表面)を連続して覆うように設けることができる。
又上記各形態の角出し部7を弧形にするほか、三角形にすることができる。又は図11に示すように、角出し部7を上記弧形又は三角形に付形せず、定規部6を形成する板厚端にて角出し部7を形成し、上記の通り、該角出し部7表面に起毛層9a又は繊維層9c又は粉粒体層9bを層着する。
上記起毛層9aは接着剤層18に繊維材9a′を植毛して形成する。具体例として上記埋込定規を押出成形後、該埋込定規の角出し部7表面に接着剤を塗布し、例えば角出し部7を接着剤液中にディピングして塗布し接着剤層18を形成する。
次に図3、図4の拡大図に示すように、該接着剤層18に繊維材9a′を帯電植毛法等を用い高密度に植毛して起毛層9aを形成する。即ち繊維材9a′を負(又は正)の電荷に帯電し、埋込定規本体を正(又は負)の電荷に帯電し、繊維材9a′を接着剤層18に向け吸着し植毛する。
上記起毛層9aを形成する他の手段として、図1A、図2A、図7A、詳しくは図6、図10に示すように、上記各種埋込定規の角出し部7表面に不織布9a″を接着剤を介して貼付し形成する。
上記植毛用の繊維材9a′、又は不織布9a″としてはレーヨン、綿、ナイロン、ポリエステル、アクリル等の合成樹脂繊維、有機質繊維、これらの合成繊維を用い、使用する仕上げ壁材8の種類等に応じ、繊維長0.3mmから5mmの範囲、太さ1.0〜20デニールの範囲で適宜選択する。
然しながら、本発明はこれに限定されるものではなく、毛足の短い繊維材でも一定の結合効果を得ることができる。不織布9a″の場合にはその厚み内に仕上げ壁材8の水分が吸着されるため、毛足の長さと密集度はそれ程要求されない。
次に粉粒体層9bは接着剤層18に粉体又は粒体9b′をまぶし付けして形成する。具体例として上記埋込定規を押出成形後、該埋込定規の角出し部7表面に接着剤を塗布し、例えば角出し部7を接着剤液中にディピングして塗布し接着剤層18を形成する。
次に図1B、図2B、図7B、詳しくは図5、図9の拡大図に示すように、該接着剤層18に粉体又は粒体9b′を吹き付け等にて散布する。又は帯電塗装法等を用い高密度に付着して粉粒体層9bを形成する。即ち粉体又は粒体9b′を負(又は正)の電荷に帯電し、埋込定規本体を正(又は負)の電荷に帯電し、粉体又は粒体9b′を接着剤層18に向け吸着し塗装する。
上記粉粒体層9bは上記角出し部7表面に鉱物質粉粒体9b′を塗装し形成する。該鉱物質粉粒体9b′としては炭酸カルシウム、クレー、ベントナイト、珪藻土、その他鉱滓等を用いる。これら鉱物質粉粒体9b′中、多孔構造の鉱物質粉粒体、例えば焼成ゼオライト、シリカ、焼成蛭石は多孔構造によって吸着機能を有するので、これを利用し仕上げ壁材との結合を強化することができる。
又は鉱物質粉粒体9b′のほか、有機質の粉粒体、木粉等の粉粒体、紙粉、その他植物残渣の粉粒体を用いることができる。これら粉粒体は使用する仕上げ壁材8の種類等に応じ、平均粒径0.2〜1mmの範囲で適宜選択する。
次に図1A、図2A、図7A等に示すように、上記繊維層9cは接着剤層18に繊維材9c′を接着して形成する。この繊維層9cは必ずしも起毛構造を有することを要件とせず、繊維材9c′の略全長が接着剤層18の表面に均し付けされるように付着し、錯綜した繊維材間の目に仕上げ壁材8を結合せしめる。
上記繊維材9c′としては、前記レーヨン、綿、ナイロン、ポリエステル、アクリル等の合成樹脂繊維、有機質繊維の他、パルプ、紙粉、ガラス繊維、石綿、カーボン繊維等の繊維の適用が可能である。
又は図1A、図2A、図7A、詳しくは図6、図10に示すように、上記埋込定規の定規部6の角出し部7表面に織布又は紙(ペーパー)等の吸水性シート材9c″を接着剤を介し貼付して上記繊維層9cを形成し、吸水性シート材9c″に仕上げ壁材8の水分を吸着せしめ結合せしめる。
吸水性シート材9c″としては、合成樹脂繊維、有機質繊維等から成るシート材の適用が可能である。
上記起毛層9a、粉粒体層9b、繊維層9cの形成に用いる接着剤としては、エマルジョン型酢ビ、アクリル、合成ゴム、エチレン酢ビ、ソルベント型合成ゴム、ポリウレタン、エポキシ、硬化性樹脂メチロールメラミン、エポキシ、アルキッド、フェノール、UV硬化型等が用いられる。
図3、図4、図8、図11、図12に示すように、上記埋込定規は取付部3の背面をモルタル等の接着剤を介し、未仕上げ出隅壁1又は未仕上げ入隅壁2の角縁面14に添着し、又は釘打ち等にて取り付け、定規部6を角部稜線4又は角部谷線5に沿って配在する。
次に、起毛層9a、粉粒体層9b、繊維層9cで被着された定規部6の角出し部7を基準として仕上げ壁材8をコテを用いて未仕上げ壁の壁面へ塗布し、全体を該仕上げ壁材8内に埋設する。
仕上げ壁材8は上記起毛層9a、粉粒体層9b、繊維層9c内へ浸入し、これらを介して角出し部7の表面に強く結合しこれを薄く覆い、角出し部被覆層8′を形成する。起毛層9a、粉粒体層9b、繊維層9cは仕上げ壁材8の水分を吸着し、殊に起毛層9aはこの吸着効果に富み、起毛した繊維材9a′が仕上げ壁材8と絡み合って結合強度を向上する。
よって上記仕上げ壁材8の角出し部被覆層8′は上記起毛層9a、粉粒体層9b、繊維層9cによって被覆状態を健全に維持する。
又上記定規部6の角出し部7の表面に起毛層9a、粉粒体層9b、繊維層9cが存在することによりコテ先に適度な制動作用が働き、上記コテ滑りを良好に防止し、角出し部7付近の仕上げ壁材8のコテ均し作業が容易且つ適正に行える。
加えて角出し部7における仕上げ壁材8の結合力が大幅に向上する。この結果、前記均し不良、ひび割れ、肌別れ等の問題を適切に防止し、角出し部7の表面を確実に隠蔽できる。
更には前記の通り、角出し部7の表面に仕上げ壁材8を薄く塗布でき、薄く塗布してもその塗布状態を健全に維持し、埋込定規の角出し部7を仕上げ壁材8内に隠蔽し、美観を高めることができる。
特許文献1乃至3に示し、図1、図2等に示すように、上記埋込定規の取付部3又は/及び定規部6には多数の貫通孔15又は低背の結合リブ16を設けて仕上げ壁材8との結合力を強化する。この場合この定規部6の側面10,11や取付部3の表面に上記起毛層9a、粉粒体層9b、繊維層9cを形成することにより、上記貫通孔15又は結合リブ16と協働して仕上げ壁材8との結合力を相乗的に高めることができる。
本発明は図1乃至図12に示した角出し用埋込定規の形態に実施し得るほか、既知の全ての角出し用埋込定規に実施する場合を含むものである。
Aは角仕上げ用埋込定規の第1例を示し、これに起毛層又は繊維層を形成した例を示す斜視図、Bは同埋込定規に粉粒体層を形成した例を示す斜視図。 Aは角仕上げ用埋込定規の第2例を示し、これに起毛層又は繊維層を形成した例を示す斜視図、Bは同埋込定規に粉粒体層を形成した例を示す斜視図。 図1に示す埋込定規を出隅壁における仕上げ壁材の角出しに用いた例を示す断面図と、その起毛層の拡大図。 図2に示す埋込定規を出隅壁における仕上げ壁材の角出しに用いた例を示す断面図と、その起毛層の拡大図。 上記埋込定規の定規部の角出し部表面に粉粒体層を層着した断面図と、該粉粒体層の拡大図。 上記埋込定規の定規部の角出し部表面に不織布を貼付して上記起毛層を形成した断面図。 Aは埋込定規の第3例を示し、これに起毛層又は繊維層を形成した例を示す斜視図、Bは同埋込定規に粉粒体層を形成した例を示す斜視図。 埋込定規の第3例を示し、これに起毛層を形成した例を示す断面図と、その起毛層の拡大図。 上記第3例の埋込定規に粉粒体層を形成した例を示す断面図と、その粉粒体層の拡大図。 上記第3例の埋込定規に不織布を貼付して起毛層を形成した例を示す断面図。 埋込定規の第4例を示し、これに起毛層を形成した例を示す断面図。 埋込定規の第5例を示し、これに起毛層を形成した例を示す断面図。
符号の説明
1…出隅壁、2…入隅壁、3…取付部、4…角部稜線、5…角部谷線、6…定規部、7…角出し部、7′…角出し溝、8…仕上げ壁材、8′…角出し部被覆層、9a…起毛層、9a′…繊維材、9a″…不織布、9b…粉粒体層、9b′…粉体又は粒体、9c…繊維層、9c′…繊維材、9c″…吸水性シート材、10…定規部の左側面、11…定規部の右側面、14…角縁面、15…貫通孔、16…低背リブ、18…接着剤層

Claims (6)

  1. 未仕上げ出隅壁又は未仕上げ入隅壁の角縁面に沿って延び同角縁面に添設される取付部と、未仕上げ出隅壁の角部稜線又は未仕上げ入隅壁の角部谷線に沿って延びる定規部を有し、該定規部の角出し部を基準とする未仕上げ出隅壁又は未仕上げ入隅壁の壁面への仕上げ壁材の塗布にて全体を仕上げ壁材内に埋設する角仕上げ用埋込定規において、上記定規部の少なくとも角出し部表面に起毛層を設け、該起毛層にて角出し部表面を覆う仕上げ壁材との結合を図る構成としたことを特徴とする角仕上げ用埋込定規。
  2. 上記起毛層は上記角出し部表面に塗布した接着剤層に繊維材を植毛して形成したことを特徴とする請求項1記載の角仕上げ用埋込定規。
  3. 上記起毛層は上記角出し部表面に不織布を貼付し形成したことを特徴とする請求項1記載の角仕上げ用埋込定規。
  4. 未仕上げ出隅壁又は未仕上げ入隅壁の角縁面に沿って延び同角縁面に添設される取付部と、未仕上げ出隅壁の角部稜線又は未仕上げ入隅壁の角部谷線に沿って延びる定規部を有し、該定規部の角出し部を基準とする未仕上げ出隅壁又は未仕上げ入隅壁の壁面への仕上げ壁材の塗布にて全体を仕上げ壁材内に埋設する角仕上げ用埋込定規において、上記定規部の少なくとも角出し部表面に粉粒体層又は繊維層を設け、該粉粒体層又は繊維層にて角出し部表面を覆う仕上げ壁材との結合を図る構成としたことを特徴とする角仕上げ用埋込定規。
  5. 上記粉粒体層は上記角出し部表面に鉱物質粉粒材を塗布し形成したことを特徴とする請求項4記載の角仕上げ用埋込定規。
  6. 上記繊維層は上記角出し部表面に織布又は紙を貼付し形成したことを特徴とする請求項4記載の角仕上げ用埋込定規。
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