JP2006290397A - 連結構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】 容易に外れることのない連結構造を提供すること。
【解決手段】 容器本体110のフランジ113に形成されたフック114を蓋体120のフランジ123に形成された貫通孔125を介してこのフランジ123の上面123aに引っ掛け、また、蓋体120のフランジ123に形成されたフック124を容器本体110のフランジ113に形成された貫通孔115を介してこのフランジ113の下面113bに引っ掛けることで、容器本体110と蓋体120とを連結するようにした。
【選択図】 図1
【解決手段】 容器本体110のフランジ113に形成されたフック114を蓋体120のフランジ123に形成された貫通孔125を介してこのフランジ123の上面123aに引っ掛け、また、蓋体120のフランジ123に形成されたフック124を容器本体110のフランジ113に形成された貫通孔115を介してこのフランジ113の下面113bに引っ掛けることで、容器本体110と蓋体120とを連結するようにした。
【選択図】 図1
Description
本発明は、容器本体と蓋体や容器本体同士を連結する連結構造に関する。
従来の連結構造としては、図9に表されているように、特許文献1に表された連結構造500がある。
従来の連結構造500は、容器501の側壁502の上端に近接した位置に形成された貫通孔503に、上蓋504の周縁壁505に形成された突起506を嵌め込むことにより、これらの容器501と上蓋504とを連結することができるようにされていた。
実公昭60−110241号公報
しかしながら、従来の連結構造500では、容器501に設けられた貫通孔503に上蓋504に設けられた突起506を嵌め込むだけであるため、貫通孔503から突起506が外れる方向(図9のX方向)に容器501が押圧されることで容易にこれらの係合が外れてしまうことがあった。
特に、容器501の内部に重たい物を入れた際には、容器501の側壁502が下になるように傾けると、容器501の側壁502が図9のX方向に押圧されるため、容器501から上蓋504が外れてしまうことがあった。
そこで、本発明は、容易に外れることのない連結構造を提供することを目的とする。
以上の課題を解決するため、本発明は、少なくとも何れか一方が一部において開口された中空状の内部空間を有する第一の部材及び第二の部材を前記開口において連結する連結構造であって、前記第一の部材と前記第二の部材には、それぞれフランジが形成されており、前記フランジには、相対向する位置にフックと貫通孔とがそれぞれ形成されており、前記フックを前記貫通孔を介して前記フランジに引っ掛けることにより、前記第一の部材と前記第二部材とを連結することができるようにしたことを特徴とする連結構造を提供する。
このように、第一の部材側及び第二の部材側の両方にフックと貫通孔を形成しておくことで、これらの部材の何れか一方に力が掛かってもこれらの連結が外れてしまうことがなくなる。
また、本発明では、フランジを用いているため、第一の部材又は第二の部材に対してこれらの部材の内側から力が掛かったとしても、これらの部材が容易に外れてしまうことがなくなる。
なお、フックと貫通孔との配置については、これらが容易に外れることのない範囲で適宜選択することができる設計事項であるが、フランジにおいてフックと貫通孔とがそれぞれが隣接するように交互に形成することが望ましい。
また、フックは、フランジの上面又は下面に引っ掛けることができるようにしてもよいが、例えば、貫通孔の内部にフランジの先端側において横断面積が狭くなる段差を設けておき、この段差にフックを引っ掛けることができるようにしておくことで、フックとフランジとの係合部分が外部に露出されないため、これらの部材が容易に外れてしまうことを防止することができる。
なお、フックの形状については、貫通孔を介してフランジに引っ掛けることができるものであればどのようなものであってもよいが、例えば、フックをフランジから一方向に延びるスペーサー部と、このスペーサー部の先端に位置する引っ掛け部と、により形成し、この引っ掛け部を弾性部材により形成し、かつ、スペーサー部及び貫通孔よりも大きな横断面積を有するように形成することで、この引っ掛け部を弾性変形させて貫通孔を通してフランジに引っ掛けることができるようにすることができる。
また、フックについては、貫通孔に挿入した際に、この貫通孔から突出する大きさを有するように形成し、この貫通孔から突出した部分を溶融により変形させてフランジに引っ掛けることができるようにすることも可能である。
なお、第一の部材又は第二の部材の何れか一方には、中空状に形成された他方の内周面に嵌合する嵌合壁を形成しておくことが望ましい。
ここで、第一の部材は、中空状の容器本体とし、第二の部材は、この容器本体を覆う蓋体とすることができる。
また、第一の部材及び第二の部材をともに中空状の容器本体とすることも可能である。
なお、容器本体は、ともに半球状に形成されており、このように形成された第一の部材及び第二の部材とを連結することにより、球状の容器が形成されるようにすることもできる。
ここで、これらの容器本体には、複数の通水用貫通孔が形成し、その内部には、少なくともセラミックを有する洗浄材を入れることができるようにすることが望ましい。
以上のように、本発明によれば、第一の部材と第二の部材の両方にフックと貫通孔を形成し、これらを相互に嵌合させることで、これらの部材が容易に外れてしまうことを防止することができる。
図1は、本発明の第一の実施形態に係る容器100の上方斜視図である。
本実施形態に係る容器100は、容器本体110と、蓋体120と、により構成されている。
容器本体110は、ほぼ正方形の底面111の周縁から直立した側面112により、中空の角柱状にされており、その上端から中空状の内部空間に物を入れることができるようにされている。
なお、底面111及び側面112の大きさ・形状については、この容器本体110の内部に収納する物の大きさ・形状に応じて適宜変更することができる設計事項である。
側面112の上端には、側面112の外側に延びるフランジ113が形成されている。
そして、フランジ113の上面113aには、相対向する位置に二つのフック114と、二つの貫通孔115と、が形成されている。
フック114は、図2(容器本体110に蓋体120を取り付けた際の図1のX−X線における縦断面図)に表されているように、フランジ113の上方に延びるスペーサー部114aと、このスペーサー部114aの先端から、フランジ113の外側に延びる引っ掛け部114bとにより形成されている。
なお、フック114については、所定の弾性を有する材料(本実施形態では、容器本体110と同様にポリプロピレン樹脂により形成されている)により形成されており、フック114を容器本体110の内側方向に弾性変形させた状態で、後述する貫通孔125の内部に挿入することができるようにされている。
貫通孔115は、図3(容器本体110に蓋体120を取り付けた際の図1のY−Y線における縦断面図)に表されているように、フランジ113の上面113aから下面113bに向かって貫通するように形成されており、この貫通孔115の大きさ・形状については、後述する蓋体120に形成されているフック124を蓋体120の内側方向に弾性変形させた状態で、この貫通孔115に挿入して、そのフック124の引っ掛け部124bをフランジ113の下面113bに引っ掛けることができる範囲で適宜選択すればよい。
蓋体120は、上面121の周縁から垂下する周面122により、中空の角柱状にされており、上面121の大きさ・形状は、容器本体110の底面111と同様にされているため、蓋体120は、容器本体110の上方を覆うことができるようにされている。
周面122の下端には、周面122の外側に延びるフランジ123が形成されている。
そして、フランジ123の下面123aには、相対向する位置に二つのフック124と、二つの貫通孔125と、が形成されている(蓋体の背面に位置するフック124及び貫通孔125は図示せず)。
ここで、これらのフック124と貫通孔125については、容器本体110のフランジ113に形成されているフック114及び貫通孔115に対向する位置、即ち、容器本体110のフランジ113に形成されている貫通孔115に対向する位置に蓋体120のフランジ123に形成されているフック124が位置するように、また、容器本体110のフランジ113に形成されているフック114に対向する位置に蓋体120のフランジ123に形成されている貫通孔125が位置するようにされている。
フック124は、図3に表されているように、フランジ123の下方に延びるスペーサー部124aと、このスペーサー部124aの先端に位置し、フランジ123の外側に延びる引っ掛け部124bと、により形成されている。
なお、フック124の大きさ・形状については、容器本体110のフランジ113に形成されているフック114と同様の大きさ・形状に形成されている。
さらに、フック124については、第一の実施形態と同様に、所定の弾性を有する材料(本実施形態では、蓋体120と同様にポリプロピレン樹脂により形成されている)により形成されており、フック124を蓋体120の内側方向に弾性変形させた状態で、容器本体110のフランジ113に形成されている貫通孔115の内部に挿入することができるようにされている。
貫通孔125は、図2に表されているように、フランジ123の下面123bから上面123aに向かって貫通するように形成されている。
なお、貫通孔125の大きさ・形状については、容器本体110のフランジ113に形成されている貫通孔115と同様に形成されている。
以上のように、本実施形態に係る容器100を構成したので、容器本体110のフランジ113に形成されているフック114を貫通孔125を介して蓋体120のフランジ123に引っ掛け、また、蓋体120のフランジ123に形成されているフック124を貫通孔115を介して容器本体110のフランジ113に引っ掛けることで、容器本体110と蓋体120とを連結させることができ、それぞれに形成されているフック114、124がそれぞれに形成されているフランジ113、123に引っ掛かっているため、これらが容易に外れてしまうことがなくなる。
また、容器本体110と蓋体120とは、フランジ113、123を介して相互に連結されているため、容器本体110の中に入れられたものにより、容器本体110や蓋体120に対して内部から圧力が掛かっても、これらの連結が外れてしまうことがなくなる。
なお、本実施形態においては、フランジ113、123に、二つのフック114、124と、二つの貫通孔115、125と、を設けているが、これらを設ける数については、容器本体110と蓋体120とを連結することができる範囲で適宜変更することができる設計事項である。
また、本実施形態においては、フック114、124を、スペーサー部114a、124aと、このスペーサー部114a、124aの先端から、フランジ113、123の外側に延びる引っ掛け部114b、124bと、によりL字状に形成しているが、フック114、124の形状についてはこのような態様に限定されず、貫通孔115、125を介してフランジ113、123に引っ掛けることができる範囲で適宜変更することができる設計事項である。
例えば、図4(a)に表されているように、フック114、124を貫通孔115、125に挿入した際に、この貫通孔115、125から突出する大きさを有するように形成し、この貫通孔115、125から突出したフック114、124を加熱して溶融することで図4(b)のように変形させ、フック114、124をフランジ113、123に引っ掛けることができるようにすることも可能である。
図5は、本発明の第二の実施形態に係る容器200の上方斜視図である。
本実施形態に係る容器200は、容器本体210と、蓋体220と、により構成されている。
容器本体210は、円形の底面211の周縁から直立した側面212により、中空の円柱状に形成されており、その内部の空間に物を入れることができるようにされている。
なお、底面211及び側面212の大きさ・形状については、第一の実施形態と同様に、この容器本体210の内部に収納する物の大きさ・形状に応じて適宜変更することができる設計事項である。
側面212の上端には、側面212の外側に延びるフランジ213が形成されている。
そして、フランジ213の上面213aには、複数のフック214と貫通孔215が形成されている。
ここで、フック214と貫通孔215とは、相互に隣接するように、フランジ213の周方向において交互に配置されており、隣接するこれらの間の間隔は全て等しくなるようにされている。
フック214は、第一の実施形態と同様に、フランジ213の上方に延びるスペーサー部214aと、このスペーサー部214aの先端からフランジ213の外側に延びる引っ掛け部214bと、により形成されており、所定の弾性を有する材料で形成されている。
また、引っ掛け部214bの方がスペーサー部214aよりも横断面積が大きくなるように形成されている。
本実施形態における貫通孔215は、フランジ213の上面213aから下面213bに向かって延びる第一の貫通孔215aと、この第一の貫通孔215aの先端からフランジ213の下面213bに向かって形成された第二の貫通孔215bと、により形成されており、第一の貫通孔215aよりも第二の貫通孔215bの方が横断面積が広くなるようにされているため、第一の貫通孔215aと第二の貫通孔215bとの間に段差215cが形成されている。
また、第一の貫通孔215aは、後述する蓋体220に形成されているフック224の引っ掛け部224bの横断面積よりも小さくされており、また、第二の貫通孔215bは、この引っ掛け部224bの横断面積よりも大きくなるように形成されている。
そして、蓋体220を容器本体210の方向に押し付けた際に、蓋体220に形成されているフック224の引っ掛け部224bが弾性変形することで第一の貫通孔215aを通り、第二の貫通孔215bに嵌り込むことで、フック224を段差215cに引っ掛けることができるようにしている。
なお、第一の貫通孔215a及び第二の貫通孔215bの形状・大きさについては、フック224の引っ掛け部224bを弾性変形させて段差215cに引っ掛けることができる範囲で適宜選択することができる。
蓋体220は、図6(容器本体210に蓋体220を取り付けた際の図5のX−X線における縦断面図)に表されているように、上面221から垂下する嵌合壁226と、この嵌合壁226よりも外側に延びるフランジ223と、により形成されており、図5に表されているように、上面221とフランジ223とは連続した板状に形成されている。
嵌合壁226は、図6に表されているように、嵌合壁226の外周面226aを容器本体210の側面212の内周面212aに嵌め込むことができるようにされている。
第一の実施形態と同様に、フランジ223の下面223aには、容器本体210の貫通孔215に対向する位置に、複数のフック224が形成されており、容器本体210のフック214に対向する位置に複数の貫通孔225が形成されている。
フック224は、第一の実施形態と同様に、フランジ223の下方に延びるスペーサー部224aと、このスペーサー部224aの先端からフランジ223の外側に向かって延びる引っ掛け部224bと、により形成されている。
なお、フック224の大きさ・形状については、容器本体210のフランジ213に形成されているフック214と同様の大きさ・形状に形成されている。
さらに、フック224については、第一の実施形態と同様に、所定の弾性を有する材料により形成されており、フック224を弾性変形させた状態で、容器本体210のフランジ213に形成されている貫通孔215の内部に挿入することができるようにされている。
貫通孔225は、図6に表されているように、フランジ223の下面223bから上面223aに向かって延びる第一の貫通孔225aと、この第一の貫通孔225aの先端からフランジ223の上面223aに向かって形成された第二の貫通孔225bと、により形成されており、第一の貫通孔225aよりも第二の貫通孔225bの方が横断面積が大きくなるように形成することで、これらの間に段差225cが生ずるようにされている。
なお、貫通孔225を形成する第一の貫通孔225aと、第二の貫通孔225bの大きさ・形状については、容器本体210のフランジ213に形成されている貫通孔215の第一の貫通孔215aと第二の貫通孔215bと同様に形成されている。
従って、蓋体220を容器本体210の方向に押し付けた際に、容器本体210に形成されているフック214の引っ掛け部214bが弾性変形することで第一の貫通孔225aを通り、第二の貫通孔225bに嵌り込むことで、フック214を段差225cに引っ掛けることができるようにしている。
以上のように、本実施形態に係る容器200を構成したので、容器本体210のフランジ213に形成されているフック214を蓋体220のフランジ223に形成されている第一の貫通孔225aを介して段差225cに引っ掛け、また、蓋体220のフランジ223に形成されているフック224を容器本体210のフランジ213に形成されている第一の貫通孔215aを介して段差215cに引っ掛けることで、容器本体210と蓋体220とを連結させることができ、それぞれに形成されているフック214、224をそれぞれに形成されている段差215c、225cに相互に引っ掛けているため、これらが容易に外れてしまうことがなくなる。
また、容器本体210と蓋体220とは、フランジ213、223を介して相互に連結されているため、容器本体210の中に入れられたものにより、容器本体210や蓋体220に対して内部から圧力が掛かっても、これらの連結が外れてしまうことがなくなる。
さらに、本実施形態では、フランジ213、223とフック214、224との係合部分が外部に露出されていないため、これらの係合を解くために外部から作用を及ぼすことが困難にされているため、これらが容易に外れてしまうことを防止することができる。
なお、本実施形態においても、フック214、224を、スペーサー部214a、224aと、このスペーサー部214a、224aの先端から、フランジ213、223の外側に延びる引っ掛け部214b、224bと、によりL字状に形成しているが、フック214、224の形状についてはこのような態様に限定されず、貫通孔215、225を介してフランジ213、223に引っ掛けることができる範囲で適宜変更することができる設計事項である。
図7は、本発明の第三の実施形態に係る容器300の上方斜視図である。
本実施形態に係る容器300は、第一の容器本体310と、第二の容器本体320と、により構成されている。
第一の容器本体310は、中空の半球状に形成されており、その内部の空間にセラミックや鉱物等の洗濯剤を入れることができるようにされている。
なお、第一の容器本体310の大きさ・形状については、その内部に入れる洗濯剤の大きさ・形状に応じて適宜変更することができる設計事項である。
また、第一の容器本体310には、多数の通水用貫通孔317が形成されているため、この通水用貫通孔317を介して、容器300の外部の水が容器300の内部に入り込むことができるようにされている。
第一の容器310の上端には、フランジ313が形成されている。
そして、フランジ313の上面313aには、複数のフック314と貫通孔315が形成されている。
ここで、フック314と貫通孔315とは、第二の実施形態と同様に、相互に隣接するように、フランジ313の周方向において交互に配置されており、隣接するこれらの間の間隔は全て等しくなるようにされている。
フック314は、第一の実施形態と同様に、フランジ313の上方に延びるスペーサー部314aと、このスペーサー部314aの先端からフランジ313の外側に延びる引っ掛け部314bと、により形成されており、所定の弾性を有する材料で形成されている。
本実施形態における貫通孔315は、第二の実施形態と同様に、フランジ313の上面313aから下面313bに向かって延びる第一の貫通孔315aと、この第一の貫通孔315aの先端からフランジ313の下面313bに向かって形成された第二の貫通孔315bと、により形成されており、第一の貫通孔315aよりも第二の貫通孔315bの方が横断面積が広くなるようにされているため、第一の貫通孔315aと第二の貫通孔315bとの間に段差315cが形成されている。
また、第一の貫通孔315aは、後述する第二の容器本体320に形成されているフック324の引っ掛け部324bの横断面積よりも小さくされており、また、第二の貫通孔315bは、この引っ掛け部324bの横断面積よりも大きくなるように形成されている。
そして、第二の容器本体320を第一の容器本体310の方向に押し付けた際に、第二の容器本体320に形成されているフック324の引っ掛け部324bが弾性変形することで第一の貫通孔315aを通り、第二の貫通孔315bに嵌り込むことで、フック324を段差315cに引っ掛けることができるようにしている。
なお、第一の貫通孔315a及び第二の貫通孔315bの形状・大きさについては、フック324の引っ掛け部324bを弾性変形させて段差315cに引っ掛けることができる範囲で適宜選択することができる。
また、第一の容器本体310の上端側の内周面には、後述する第二の容器本体に形成された嵌合壁326を嵌め込むための凹部318が周方向に形成されている。
第二の容器本体320も、第一の容器本体310と同様に半球状に形成されており、その下端には、フランジ323が形成されている。
図8(第一の容器本体310に第二の容器本体320を取り付けた際の図7のX−X線における縦断面図)に表されているように、第二の容器本体310の下端には、第一の容器本体310の内周面に形成された凹部318に嵌め込むための嵌合壁326が形成されている。
この嵌合壁326は、その外周面326aが第一の容器本体310の内周面に形成された凹部318に密着させることができるようにされている。
また、フランジ323の下面223aには、第一の容器本体310の貫通孔315に対向する位置に、複数のフック324が形成されており、第一の容器本体310のフック314に対向する位置に複数の貫通孔325が形成されている。
フック324は、第一の実施形態と同様に、フランジ323の下方に延びるスペーサー部324aと、このスペーサー部324aの先端からフランジ323の外側に向かって延びる引っ掛け部324bと、により形成されている。
なお、フック324の大きさ・形状については、第一の容器本体310のフランジ313に形成されているフック314と同様の大きさ・形状に形成されている。
さらに、フック324については、第一の実施形態と同様に、所定の弾性を有する材料により形成されており、フック324を第二の容器本体320の内側方向に弾性変形させた状態で、第一の容器本体310のフランジ313に形成されている貫通孔315の内部に挿入することができるようにされている。
貫通孔325は、図8に表されているように、フランジ323の下面323bから上面323aに向かって延びる第一の貫通孔325aと、この第一の貫通孔325aの先端からフランジ323の上面323aに向かって形成された第二の貫通孔325bと、により形成されており、第一の貫通孔325aよりも第二の貫通孔325bの方が横断面積が大きくなるように形成することで、これらの間に段差325cが生ずるようにされている。
なお、貫通孔325を形成する第一の貫通孔325aと、第二の貫通孔325bの大きさ・形状については、第一の容器本体310のフランジ313に形成されている貫通孔315の第一の貫通孔315aと第二の貫通孔315bと同様に形成されている。
従って、第二の容器本体320を第一の容器本体310の方向に押し付けた際に、第一の容器本体310に形成されているフック314の引っ掛け部314bが弾性変形することで第一の貫通孔325aを通り、第二の貫通孔325bに嵌り込むことで、フック314を段差325cに引っ掛けることができるようにしている。
以上のように、本実施形態に係る容器300を構成したので、第一の容器本体310のフランジ313に形成されているフック314を第二の容器本体320のフランジ323に形成されている第一の貫通孔325aを介して段差325cに引っ掛け、また、第二の容器本体320のフランジ323に形成されているフック324を第一の容器本体310のフランジ313に形成されている第一の貫通孔315aを介して段差315cに引っ掛けることで、第一の容器本体310と第二の容器本体320とを連結させることができ、それぞれに形成されているフック314、324をそれぞれに形成されている段差315c、325cに相互に引っ掛けているため、これらが容易に外れてしまうことがなくなる。
また、第一の容器本体310と第二の容器本体320とは、フランジ313、323を介して相互に連結されているため、これらの容器本体310、320の内部から圧力が掛かっても、これらの連結が外れてしまうことがなくなる。
さらに、本実施形態では、フランジ313、323とフック314、324との係合部分が外部に露出されていないため、これらの係合を解くために外部から作用を及ぼすことが困難になっているため、これらが容易に外れてしまうことを防止することができる。
また、本実施形態においても、フック314、324を、スペーサー部314a、324aと、このスペーサー部314a、324aの先端から、フランジ313、323の外側に延びる引っ掛け部314b、324bと、によりL字状に形成しているが、フック314、124の形状についてはこのような態様に限定されず、貫通孔315、325を介してフランジ313、323に引っ掛けることができる範囲で適宜変更することができる設計事項である。
100、200、300 容器
110、210 容器本体
310 第一の容器本体
113、213、313 フランジ
114、214、314 フック
115、215、315 貫通孔
120、220 蓋体
320 第二の容器本体
123、223、323 フランジ
124、224、324 フック
125、225、325 貫通孔
110、210 容器本体
310 第一の容器本体
113、213、313 フランジ
114、214、314 フック
115、215、315 貫通孔
120、220 蓋体
320 第二の容器本体
123、223、323 フランジ
124、224、324 フック
125、225、325 貫通孔
Claims (6)
- 少なくとも何れか一方が一部において開口された中空状の内部空間を有する第一の部材及び第二の部材を前記開口において連結する連結構造であって、
前記第一の部材と前記第二の部材には、それぞれフランジが形成されており、
前記フランジには、相対向する位置にフックと貫通孔とがそれぞれ形成されており、
前記フックを前記貫通孔を介して前記フランジに引っ掛けることにより、前記第一の部材と前記第二部材とを連結することができるようにしたことを特徴とする連結構造。 - 前記フックと前記貫通孔とは、前記フランジにおいてそれぞれが隣接するように交互に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の連結構造。
- 前記貫通孔には、前記フランジの先端側において横断面積が狭くなるような段差が形成されており、
前記フックを前記段差に引っ掛けることにより、前記第一の部材と前記第二の部材とを連結することができるようにしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の連結構造。 - 前記フックは、前記フランジから一方向に延びるスペーサー部と、前記スペーサー部の先端に位置する引っ掛け部と、により形成されており、
前記引っ掛け部は、弾性部材により形成され、かつ、前記スペーサー部及び前記貫通孔よりも大きな横断面積を有するように形成されており、
前記引っ掛け部を弾性変形させて前記貫通孔を通して前記フランジに引っ掛けることができるようにしたことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の連結構造。 - 前記フックは、前記貫通孔に挿入した際に、前記貫通孔から突出する大きさを有するものであり、前記貫通孔から突出した部分を溶融により変形させて前記フランジに引っ掛けるものであることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の連結構造。
- 前記第一の部材又は前記第二の部材の何れか一方には、中空状に形成された他方の内周面に嵌合する嵌合壁が形成されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の連結構造。
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2005
- 2005-04-11 JP JP2005113048A patent/JP2006290397A/ja active Pending
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