JP2006290249A - 車輌用可変舵角装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】優れた操舵感を確保し、トルクを確実に伝達可能な車輌用可変舵角装置を提供する。
【解決手段】車輌用可変舵角装置10は、操舵入力軸11に連結された入力側太陽ギア付きローラ21、入力側遊星ギア付きローラ22、及び、入力側リングギア付きローラ23、を有する入力側遊星歯車機構20と、操舵出力軸12に連結された出力側太陽ギア付きローラ31、出力側遊星ギア付きローラ32、及び、出力側リングギア付きローラ33、を有する出力側遊星歯車機構30と、出力側リングギア付きローラ33の回転を制御する電動モータ40と、を備え、各ギア付きローラは、ギアとローラとが同軸上に一体的に形成され、入力側リングギア付きローラ23は外部に固定されており、さらに、入力側及び出力側遊星ギア付きローラ22、32が同軸上に一体的に形成されたピニオンシャフト70に支持されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、操舵入力軸と操舵出力軸との間に設けられ、ステアリング操舵角に対する操向輪転舵角の比を変化させる車輌用可変舵角装置に関する。
従来の車輌用可変舵角装置として、例えば、ハンドル側の操舵入力軸と、アクチュエータ側の操舵出力軸とを、所定の回転差を許容する手段を介して連結する一方で、太陽ギアの周囲に遊星ギアを介してリングギアを配置して構成される遊星歯車機構を、対称的に2組配置したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。これら2組の遊星歯車機構は、同軸的に結合した共通の太陽ギアを有すると共に、入力側の遊星歯車機構の遊星ギアに操舵入力軸を連結してあり、さらに、出力側のリングギアに設けた外歯に噛み合って当該リングギアを回転させる補正入力伝達機構を備えている。
また、遊星ギアに代えて遊星ローラを用い、ローラ間のスリップによる操舵トルクを伝達することで、滑らかでガタのない操舵感の達成を目的とした変速機構が従来から知られている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、上記従来技術のうちの前者にあっては、遊星歯車機構を用いるために、歯打音によるノイズやガタ等の発生は不可避である。特に、操舵系の場合には、運転者の手にガタが直接伝達されるため、操舵感の悪化を伴うという問題があった。一方、これを解消するために、歯形の精度向上により対策を講じた場合には、製造コストが嵩み、また、作動トルクも大きくなるという弊害があった。
また、後者にあっては、ローラ間のスリップによりトラクション伝達するという作動原理から所定以上の操舵トルクになると、ローラ間のすべりが大きくなり、伝達トルクが減少してしまう。また、このすべりを減少させるために、最大トルクが大きなローラを用いた場合には、フリクションが増大し、回転させるのが困難となるため、操舵系での使用には不適当である。
特公昭56−45824号公報 特開平8−291848号公報
本発明は、優れた操舵感を確保すると共に、トルクを確実に伝達可能な車輌用可変舵角装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明によれば、操舵入力軸と操舵出力軸との間に設けられ、ステアリング操舵角に対する操向輪転舵角の比を変化させる車輌用可変舵角装置であって、前記操舵入力軸に連結された入力側太陽ギアと、前記操舵入力軸に連結された入力側太陽ローラと、を同軸上に一体的に形成した入力側太陽ギア付きローラ、前記入力側太陽ギアに噛み合う入力側遊星ギアと、前記入力側太陽ローラに接触した入力側遊星ローラと、を同軸上に一体的に形成した入力側遊星ギア付きローラ、及び、前記入力側遊星ギアに噛み合う入力側リングギアと、前記入力側遊星ローラに接触した入力側リングローラと、を同軸上に一体的に形成した入力側リングギア付きローラ、を有する入力側遊星歯車機構と、前記操舵出力軸に連結された出力側太陽ギアと、前記操舵出力軸に連結された出力側太陽ローラと、を同軸上に一体的に形成した出力側太陽ギア付きローラ、前記出力側太陽ギアに噛み合う出力側遊星ギアと、前記出力側太陽ローラに接触した出力側遊星ローラと、を同軸上に一体的に形成した出力側遊星ギア付きローラ、及び、前記出力側遊星ギアに噛み合う出力側リングギアと、前記出力側遊星ローラに接触した出力側リングローラと、を同軸上に一体的に形成した出力側リングギア付きローラ、を有する出力側遊星歯車機構と、前記入力側リングギア付きローラの回転、又は、前記出力側リングギア付きローラの回転の一方を制御する回転制御手段と、を備え、前記入力側リングギア付きローラ、又は、前記出力側リングギア付きローラの他方は外部に固定されており、前記入力側遊星ギア付きローラを支持する入力側ピニオンシャフトと、前記出力側遊星ギア付きローラを支持する出力側ピニオンシャフトと、が同軸上に一体的に形成されている車輌用可変舵角装置が提供される。
本発明では、先ず、入力側及び出力側の遊星歯車機構の各構成要素を、同軸上にローラとギアとを一体的に形成したギア付きローラとし、ローラによるトルク伝達経路と、ギアによるトルク伝達経路とを並列に形成する。
これにより、ローラによるトルク伝達時には、歯車の歯打音によるノイズやガタ等を回避することが出来、優れた操舵感が確保される。これに対し、ローラにギアの遊び以上にすべりが発生した場合には、ギアによる噛み合いにてトルクを確実に伝達することが出来る。
また、本発明では、太陽ギア付きローラが操舵入力軸に連結された入力側遊星歯車機構と、太陽ギア付きローラが操舵出力軸に連結された出力側遊星歯車機構と、を備えた車輌用可変舵角装置において、入力側遊星歯車機構が有する遊星ギア付きローラを支持する入力側ピニオンシャフトと、出力側遊星歯車機構が有する遊星ギア付きローラを支持する出力側ピニオンシャフトと、を同軸上に一体的に形成する。
これにより、各ピニオンシャフトを支持するキャリアの構造を簡素化したり、当該キャリア自体を廃止することが出来るので、軸方向の長さが短縮され、車輌用可変舵角装置の小型化を図ることが可能になる。また、これに伴って、部品点数が削減され、組立性が向上するので、車輌用可変舵角装置のコスト低減も図ることが出来る。
なお、本発明において、「一体的に形成」とは、ローラとギア、或いは、ピニオンシャフト同士を一体に形成することの他に、それぞれ別体で作った後にそれぞれの軸心を一致させて一体に固定することも含む。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
図1は本発明の第1実施形態に係る可変舵角装置を用いた車輌操舵装置の全体構成を示すシステムブロック図、図2は本発明の第1実施形態に係る可変舵角装置を示す断面図、図3は図2のIII-III線に沿った断面図である。
本発明の第1実施形態における車輌用可変舵角装置10は、図1に示すように、ステアリングハンドル91の操舵角に対する操向輪97の転舵角の舵角比を変化させるもので、ステアリングハンドル91に連結したコラムアッパ92と、操向輪97に連結した例えばラック・ピニオン式の転舵装置96を駆動するコラムロア95と、の間に設けられている。
この可変舵角装置10は、電動モータ40を備え、この電動モータ40の回転数及び回転方向を制御することにより、コラムアッパ92への入力を変速してコラムロア95に出力する。電動モータ40に供給される電流は、電子制御装置98により制御されている。
本実施形態に係る可変舵角装置10は、図2に示すように、2組の遊星歯車機構20、30を対称的に配置して構成されている。入力側遊星歯車機構20がコラムアッパ92側に位置しており、出力側遊星歯車機構30がコラムロア95側に位置している。
先ず、入力側遊星歯車機構20について説明すると、この入力側遊星歯車機構20は、同図に示すように、入力側太陽ギア21aと入力側太陽ローラ21bを同軸上に一体的に形成した入力側太陽ギア付きローラ21と、入力側遊星ギア22aと入力側遊星ローラ22bを同軸上に一体的に形成した入力側遊星ギア付きローラ22と、入力側リングギア23aと入力側リングローラ23bを同軸上に一体的に形成した入力側リングギア付きローラ23と、を有している。
入力側太陽ギア付きローラ21と入力側遊星ギア付きローラ22との間では、入力側太陽ギア21aが入力側遊星ギア22aに噛合していると共に、入力側太陽ローラ21bが入力側遊星ローラ22bに接触している。また、入力側遊星ギア付きローラ22と入力側リングギア付きローラ23との間では、入力側遊星ギア22aが入力側リングギア23aに噛合していると共に、入力側遊星ローラ22bが入力側リングローラ23bに接触している。従って、入力側太陽ギア付きローラ21の周囲に入力側遊星ギア付きローラ22を介して入力側リングギア付きローラ23が配置されている。
この入力側遊星歯車機構20では、入力側太陽ギア21aと入力側遊星ギア22aのピッチ円上における歯面間クリアランスが、車輌の通常走行時に生じる常用操舵トルク域(以下、単に「低トルク域」とも称する。)において入力側太陽ローラ21bと入力側遊星ローラ22b間にすべりにより生じるスリップ量よりも大きく設定されている。
同様に、入力側遊星ギア22aと入力側リングギア23aのピッチ円上における歯面間クリアランスは、低トルク域において入力側遊星ローラ22bと入力側リングローラ23b間に生じるスリップ量よりも大きく設定されている。なお、本実施形態におけるこの低トルク域が、特許請求の範囲における「所定トルク以下の領域」の一例に相当する。
次いで、出力側遊星歯車機構30について説明すると、この出力側遊星歯車機構30は、同図に示すように、出力側太陽ギア31aと出力側太陽ローラ31bを同軸上に一体的に形成した出力側太陽ギア付きローラ31と、出力側遊星ギア32aと出力側遊星ローラ32bを同軸上に一体的に形成した出力側遊星ギア付きローラ32bと、出力側リングギア33aと出力側リングローラ33bを同軸上に一体的に形成した出力側リングギア付きローラ33と、を有している。
出力側太陽ギア付きローラ31と出力側遊星ギア付きローラ32との間では、出力側太陽ギア31aが出力側遊星ギア32aに噛合していると共に、出力側太陽ローラ31bが出力側太陽ローラ32bに接触している。また、出力側遊星ギア付きローラ32と出力側リングギア付きローラ33との間では、出力側遊星ギア32aが出力側リングギア33aに噛合していると共に、出力側遊星ローラ32bが出力側リングローラ33bに接触している。従って、出力側太陽ギア付きローラ31の周囲に出力側遊星ギア付きローラ32を介して出力側リングギア付きローラ33が配置されている。
この出力側遊星歯車機構30でも、出力側太陽ギア31aと出力側遊星ギア32aのピッチ円上における歯面間クリアランスが、低トルク域において出力側太陽ローラ31bと出力側遊星ローラ32b間に生じるスリップ量よりも大きく設定されている。同様に、出力側遊星ギア32aと出力側リングギア33aのピッチ円上における歯面間クリアランスは、低トルク域において出力側遊星ローラ32bと出力側リングローラ33b間に生じるスリップ量よりも大きく設定されている。
上記に説明した入力側遊星歯車機構20の入力側太陽ギア付きローラ21は、コラムアッパ92に接続された操舵入力軸11に連結されている。これに対し、出力側遊星歯車機構30の出力側太陽ギア付きローラ31は、コラムロア95に接続された操舵出力軸12に連結されている。入力側太陽ギア付きローラ21には、出力側の端面に開口した内孔21cが形成されており、当該内孔21cにすべり軸受21dが嵌め込まれている。同様に、出力側太陽ギア付きローラ31には、入力側の端面に開口した内孔31cが形成されており、当該内孔31cにすべり軸受31dが嵌め込まれている。そして、これらすべり軸受21d、31dに連結シャフト60が回転可能に支持されており、各太陽ギア付きローラ21、31は、連結シャフト60によりそれぞれ独立して回転することが可能となっている。
連結シャフト60における入力側太陽ギア付きローラ21と出力側太陽ギア付きローラ31との間にはスペーサ61が介装されている。これにより、各太陽ギア付きローラ21、31の軸方向への移動が規制されている。
入力側遊星ギア付きローラ22は、ニードルローラベアリング(不図示)を介してピニオンシャフト70に回転可能に支持されている。同様に、出力側遊星ギア付きローラ32も、ニードルローラベアリング(不図示)を介してピニオンシャフト70に回転可能に支持されている。従って、本実施形態では、入力側遊星ギア付きローラ22を支持する入力側ピニオンシャフトと、出力側遊星ギア付きローラ32を支持する出力側ピニオンシャフトとが、ピニオンシャフト70として同軸上に一体的に形成されている。
このピニオンシャフト70は、入力側の端部が入力側キャリア25に支持されており、出力側の端部が出力側キャリア35に支持されている。入力側キャリア25は、ベアリング24を介して操舵入力軸11に支持されている。また、出力側キャリア35は、ベアリング34を介して操舵出力軸12に支持されている。ピニオンシャフト70における入力側遊星ギア付きローラ22と出力側遊星ギア付きローラ32との間には、スペーサ71が挿入されている。各キャリア25、35により、ピニオンシャフト70の軸方向への移動が規制されており、これに加えて、スペーサ71により、各遊星ギア付きローラ22、32の軸方向への移動が規制されている。
ところで、本実施形態とは異なる構成の車輌用可変舵角装置、即ち、入力側ピニオンシャフトと出力側ピニオンシャフトが別体で設けられた車輌用可変舵角装置では、各ピニオンシャフトを支持するキャリアも独立して設ける必要がある。また、各キャリアは、操舵入力軸及び操舵出力軸を中心として回転可能となっている必要があるので、キャリアを支持する軸受の数も必然的に多くなる。
これに対し、本実施形態では、各遊星ギア付きローラ22、32を支持するピニオンシャフト70を同軸上に一体的に形成しているので、入力側と出力側のキャリアを一体化すると共に当該キャリアの形状を単純化することが出来るので、キャリアの構造の簡素化を図ることが可能となっている。また、これに伴って、キャリアを支持する軸受の数も削減することが出来る。これらにより、車輌用可変舵角装置10の軸方向の長さを短縮することが出来るので、当該装置10の小型化を図ることが可能となる。また、部品点数が削減され、組立性も向上するので、車輌用可変舵角装置10のコスト低減も図ることも出来る。
入力側リングギア付きローラ23は、図2に示すように、ハウジング13に固定されている。これに対し、出力側リングギア付きローラ33は、その一部の外周にウォームホイール33cが設けられており、残りの外周は、ハウジング13に固定されたアウターレース50に、ニードルベアリング51を介して回転可能に固定されている。図2及び図3に示すように、ウォームホイール33cには、電動モータ40の駆動軸41の先端に設けられたウォームギア42が噛合している。なお、ウォームホイール33cからはウォームギア42を回転不能となっており、電動モータ40の停止時には、出力側リングギア付きローラ33も停止するように構成されている。
以下に作用について説明する。
図4は本発明の第1実施形態に係る可変舵角装置の低トルク域における作動を示す図、図5は低トルク入力時における伝達トルクとすべり率との関係を示すグラフ、図6は本発明の第1実施形態に係る可変舵角装置の高トルク域における作動を示す図、図7は高トルク入力時における伝達トルクとすべり率との関係を示すグラフである。
先ず、車輌走行時の低トルク域における可変舵角装置10の作動について説明する。
図4に示すように、ステアリングハンドル91の操作に基づいて操舵入力軸11にトルクが入力され、入力側太陽ギア付きローラ21が回転すると、入力側リングギア付きローラ23がハウジング13に固定されているために、入力側遊星ギア付きローラ22が回転し、これに伴って、入力側キャリア25が操舵入力軸11を中心として回転する。
この際、入力側太陽ギア21aと入力側遊星ギア22aのピッチ円上における歯面間クリアランスは、低トルク域における入力側太陽ローラ21bと入力側遊星ローラ22bとの間に生じるスリップ量より大きく設定されているので、入力側太陽ギア付きローラ21と入力側遊星ギア付きローラ22との間では、入力側太陽ローラ21bと入力側遊星ローラ22bとによりトルク伝達が行われる。
入力側キャリア25の回転により、ピニオンシャフト70が操舵入力軸11を中心として回転し、これに伴って、出力側遊星ギア付きローラ32が出力側太陽ギア付きローラ31を回転させる。
この際、出力側太陽ギア31aと出力側遊星ギア32aのピッチ円上における歯面間クリアランスは、低トルク域における出力側太陽ローラ31bと出力側遊星ローラ32b間に生じるスリップ量より大きく設定されているので、出力側遊星ギア付きローラ32と出力側太陽ギア付きローラ31との間では、出力側遊星ローラ32bと出力側太陽ローラ31bとによりトルク伝達が行われる。
出力側太陽ギア付きローラ31が回転すると、これに連結された操舵出力軸12を介してコラムロア95にトルクが出力される。
従って、低トルク入力時におけるトルク伝達経路は、図4の矢印で示すように、入力側太陽ローラ21b→入力側遊星ローラ22b→ピニオンシャフト70→出力側遊星ローラ32b→出力側太陽ローラ31bとなり、ローラのみで伝達経路が形成される。
ここで、電動モータ40が停止している場合には、出力側リングギア付きローラ33が固定されているので、操舵入力軸11の回転は、入力側遊星歯車機構20で減速された後に、出力側遊星歯車機構30で増速され、操舵出力軸12の回転数に対して1:1の関係となる。
これに対し、電動モータ40が動作した場合には、ウォームギア42が回転することで、ウォームホイール33cを介して出力側遊星ギア付きローラ32が増速又は減速するので、操舵出力軸12は、ウォームギア42の回転数に比例して増速又は減速する。
例えば、車輌が停車或いは低速走行しているような場合には、車速センサ99の検出結果に基づいて、ウォームギア42の回転数を増速させるように、電子制御装置98が電動モータ40を制御し、その結果として、ステアリング操舵角に対する操向輪転舵角の舵角比が大きくなり、ステアリングの切れが鋭くなる。
これに対し、車輌が高速走行しているような場合には、車速センサ99の検出結果に基づいて、ウォームギア42の回転数を減速させるように、電子制御装置98が電動モータ40を制御し、その結果として、ステアリング操舵角に対する操向輪転舵角の舵角比が小さくなり、ステアリングの切れが鈍くなる。
図5は低トルク入力時の伝達トルクとすべり率との関係を示すグラフであるが、摩擦伝達であるローラは、ローラのすべりに伴ってトルクを伝達する特性を有し、すべり率の小さな領域では、すべりと伝達トルクが比例する弾性領域となる。運転領域がこの弾性領域内であれば問題はないが、弾性領域を超えたトルクを伝達しようとすると、すべりが増大し、最大トルクの値を超えると、ローラだけでは伝達トルクが漸減してしまう。このため、本実施形態に係る車輌用可変舵角装置10では、以下に説明するように、高トルク域では、ローラではなくギアにより伝達経路を形成する。
以下に、高トルク域における可変舵角装置10の作動について説明する。
図6に示すように、低トルク域の場合と同様に、入力側太陽ギア付きローラ21が回転すると、入力側ギア付きローラ22が回転し、これに伴って、入力側キャリア25が操舵入力軸11を中心として回転する。この際、低トルク域の場合と異なり、入力側太陽ギア付きローラ21と入力側遊星ギア付きローラ22との間では、入力側太陽ギア21aと入力側遊星ギア22aとによりトルク伝達が行われる。
入力側キャリア25が回転すると、ピニオンシャフト70が操舵入力軸11を中心として回転し、これに伴って、出力側遊星ギア付きローラ32が出力側太陽ギア付きローラ31を回転させる。この際、低トルク域の場合とは異なり、出力側遊星ギア付きローラ32と出力側太陽ギア付きローラ31との間では、出力側遊星ギア32aと出力側太陽ギア31aとによりトルク伝達が行われる。
従って、高トルク入力時におけるトルク伝達経路は、図6の矢印で示すように、入力側太陽ギア21a→入力側遊星ギア22a→ピニオンシャフト70→出力側遊星ギア32a→出力側太陽ギア31aとなり、ギアのみで伝達経路が形成される。即ち、ローラのすべりが大きな領域になると、歯車同士が接触し、ローラによるトルク伝達から、歯車によるトルク伝達へと自動的に推移する。
図7は高トルク入力時の伝達トルクとすべり率との関係を示すグラフであるが、操舵開始初期の低トルク領域では、弾性領域、即ち、すべりと伝達トルクが比例関係にある領域で、ローラによりトルクが伝達される。伝達トルクが徐々に大きくなり、すべりが増加して歯車が接触すると、すべりは停止し、歯車によるトルク伝達が開始される。従って、本実施形態に係る車輌用可変舵角装置10の伝達トルク特性は、図7において太線で示すような特性となる。
本実施形態に係る車輌用可変舵角装置10では、以下に列挙する効果が得られる。
(1)本実施形態では、入力側及び出力側の遊星歯車機構20、30の各構成要素21〜23、31〜33を、同軸上にローラとギアとを一体的に形成したギア付きローラとし、ローラによるトルク伝達経路と、ギアによるトルク伝達経路とを並列に形成している。これにより、ローラによるトルク伝達時には、歯車の歯打音によるノイズやガタ等を回避することが出来、優れた操舵感が確保される。これに対し、ローラにギアの遊び以上にすべりが発生した場合には、ギアによる噛み合いにてトルクを確実に伝達することが出来る。
(2)本実施形態では、ギアによるトルク伝達時にトルク伝達方向が変更された場合は、過渡的にローラがトルク伝達を受け持つと共に、複数のギアの回転軸平行度をローラにより確保することが出来る。
(3)本実施形態では、各ギアのピッチ円上における歯面間クリアランスが低トルク域でのローラのスリップ量に対して相対的に大きくなるように、各遊星歯車機構20、30が構成されている。これにより、常用操舵トルク領域では、ローラのトルク伝達特性である滑らかさ、静かさ、ノンバックラッシュを実現できる。
(4)本実施形態では、電動モータ40を、ウォームギア42及びウォームホイール33cを介して出力側リングギア付きローラ33に連結し、ウォームホイール33cからウォームギア32への伝達を不可能な構成としている。このため、電動モータ40を停止することで、変速機能を自動的に停止させることが出来る。
(5)本実施形態では、入力側遊星歯車機構20の入力側太陽ギア付きローラ21とコラムアッパ92とを連結し、入力側遊星歯車機構20の入力側遊星ギア付きローラ22と出力側遊星歯車機構30の出力側遊星ギア付きローラ32とをピニオンシャフト70により連結し、出力側遊星歯車機構30の出力側太陽ギア付きローラ31とコラムロア95とを連結したので、入力角と出力角との関係を1:1とすることが出来る。また、出力側遊星歯車機構30の出力側リングギア付きローラ33に電動モータ40を連結したので、入力であるステアリングハンドル91の操舵角に対して、任意の出力角に制御することが出来る。
(6)本実施形態では、入力側遊星ギア付きローラ22を支持するピニオンシャフトと、出力側遊星ギア付きローラ32を支持するピニオンシャフトとを、ピニオンシャフト70として同軸上に一体的に形成している。これにより、キャリアの構造を簡素化することが出来るので、軸方向の長さが短縮され、車輌用可変舵角装置10の小型化を図ることが可能となる。また、これに伴って、部品点数が削減され、組立性も向上するので、車輌用可変舵角装置10のコスト低減も図ることが出来る。
[第2実施形態]
図8は本発明の第2実施形態に係る車輌用可変舵角装置を示す断面図である。
本発明の第2実施形態に係る車輌用可変舵角装置10’は、キャリア25、35の代わりにスペーサ80が設けられている点で、上述の第1実施形態に係る車輌用可変舵角装置10と相違するが、それ以外は第1実施形態に係る車輌用舵角装置10の構成と同一である。以下に、第2実施形態に係る車輌用舵角装置10’について、第1実施形態に係る車輌用舵角装置10との相違点のみを説明する。
本発明の第2実施形態に係る車輌用舵角装置10’では、入力側遊星歯車機構20に設けられた入力側キャリア25と、出力側遊星歯車機構30に設けられた出力側キャリア35が廃止され、その代わりに、入力側遊星歯車機構20と出力側遊星歯車機構30との間にスペーサ80が設けられている。
このスペーサ70には、図8に示すように、その中心に第1の貫通孔81が形成されていると共に、外周部に第2の貫通孔82が形成されている。第1の貫通孔81は、連結シャフト60を挿入可能な内径を有しており、第2の貫通孔82は、ピニオンシャフト70を挿入可能な内径を有している。
さらに、このスペーサ80の外周面には、第2の貫通孔82に貫通した挿入孔83が形成されている。また、ピニオンシャフト70の略中央部にも挿入孔72が形成されている。そして、スペーサ80の第2の貫通孔82にピニオンシャフト70を挿入し、スペーサ80の挿入孔83とピニオンシャフト70に形成された挿入孔72とを一致させた状態で、当該挿入孔83、72にピン84が挿入されることにより、ピニオンシャフト70がスペーサ80に固定されている。
ピニオンシャフト70の入力側及び出力側の両端部には、例えばスナップリング73等の規制手段がそれぞれ取り付けられている。このスペーサ80により、ピニオンシャフト70の軸方向への移動が規制されており、これに加えて、規制手段73により、各遊星ギア付きローラ22、32の軸方向への移動が規制されている。
本実施形態に係る車輌用可変舵角装置10’では、第1実施形態の(1)〜(5)の効果に加えて、以下の効果が得られる。
(7)本実施形態では、入力側遊星ギア付きローラ22を支持するピニオンシャフトと、出力側遊星ギア付きローラ32を支持するピニオンシャフトとを、ピニオンシャフト70として同軸上に一体的に形成すると共に、入力側遊星歯車機構20と出力側遊星歯車機構30との間に、当該ピニオンシャフト70が挿入されたスペーサ70が設けられている。これにより、キャリア自体を廃止することが出来るので、軸方向の長さが短縮され、車輌用可変舵角装置10’の小型化を図ることが可能となる。また、これに伴って、部品点数が削減され、組立性が向上するので、車輌用可変舵角装置10’のコスト低減も図ることが出来る。
なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
例えば、上述の実施形態では、出力側リングギア付きローラ33に電動モータ40を連結するように説明したが、本発明においては特にこれに限定されず、出力側リングギア付きローラ33はハウジング13に固定し、入力側リングギア付きローラ23の外周にウォームホイールを設け、電動モータ40の駆動軸41に設けられたウォームギア42を当該ウォームホイールに噛合させるように構成しても良い。
図1は、本発明の第1実施形態に係る可変舵角装置を用いた車輌操舵装置の全体構成を示すシステムブロック図である。 図2は、本発明の第1実施形態に係る可変舵角装置を示す断面図である。 図3は、図2のIII-III線に沿った断面図である。 図4は、本発明の第1実施形態に係る可変舵角装置の低トルク域における作動を示す図である。 図5は、低トルク入力時における伝達トルクとすべり率との関係を示すグラフである。 図6は、本発明の第1実施形態に係る可変舵角装置の高トルク域における作動を示す図である。 図7は、高トルク入力時における伝達トルクとすべり率との関係を示すグラフである。 図8は、本発明の第2実施形態に係る可変舵装置を示す断面図である。
符号の説明
10、10’…可変舵角装置
11…操舵入力軸
12…操舵出力軸
13…ハウジング
20…入力側遊星歯車機構
21…入力側太陽ギア付きローラ
21a…入力側太陽ギア
21b…入力側太陽ローラ
21c…内孔
21d…すべり軸受
22…入力側遊星ギア付きローラ
22a…入力側遊星ギア
22b…入力側遊星ローラ
23…入力側リングギア付きローラ
23a…入力側リングギア
23b…入力側リングローラ
24…ベアリング
25…入力側キャリア
30…出力側遊星歯車機構
31…出力側太陽ギア付きローラ
31a…出力側太陽ギア
31b…出力側太陽ローラ
31c…内孔
31d…すべり軸受
32…出力側遊星ギア付きローラ
32a…出力側遊星ギア
32b…出力側遊星ローラ
33…出力側リングギア付きローラ
33a…出力側リングギア
33b…出力側リングローラ
33c…ウォームホイール
34…ベアリング
35…出力側キャリア
40…電動モータ
41…駆動軸
42…ウォームギア
50…アウターレース
51…ニードルベアリング
60…連結シャフト
61…スペーサ
70…ピニオンシャフト
71…スペーサ
72…挿入孔
73…スナップリング
80…リング状スペーサ
81…第1の貫通孔
82…第2の貫通孔
83…挿入孔
84…ピン
91…ステアリングハンドル
92…コラムアッパ
93…操舵角センサ
94…転舵角センサ
95…コラムロア
96…転舵装置
97…操向輪
98…電子制御装置
99…車速センサ

Claims (8)

  1. 操舵入力軸と操舵出力軸との間に設けられ、ステアリング操舵角に対する操向輪転舵角の比を変化させる車輌用可変舵角装置であって、
    前記操舵入力軸に連結された入力側太陽ギアと、前記操舵入力軸に連結された入力側太陽ローラと、を同軸上に一体的に形成した入力側太陽ギア付きローラ、
    前記入力側太陽ギアに噛み合う入力側遊星ギアと、前記入力側太陽ローラに接触した入力側遊星ローラと、を同軸上に一体的に形成した入力側遊星ギア付きローラ、及び、
    前記入力側遊星ギアに噛み合う入力側リングギアと、前記入力側遊星ローラに接触した入力側リングローラと、を同軸上に一体的に形成した入力側リングギア付きローラ、
    を有する入力側遊星歯車機構と、
    前記操舵出力軸に連結された出力側太陽ギアと、前記操舵出力軸に連結された出力側太陽ローラと、を同軸上に一体的に形成した出力側太陽ギア付きローラ、
    前記出力側太陽ギアに噛み合う出力側遊星ギアと、前記出力側太陽ローラに接触した出力側遊星ローラと、を同軸上に一体的に形成した出力側遊星ギア付きローラ、及び、
    前記出力側遊星ギアに噛み合う出力側リングギアと、前記出力側遊星ローラに接触した出力側リングローラと、を同軸上に一体的に形成した出力側リングギア付きローラ、
    を有する出力側遊星歯車機構と、
    前記入力側リングギア付きローラの回転、又は、前記出力側リングギア付きローラの回転の一方を制御する回転制御手段と、
    を備え、
    前記入力側リングギア付きローラ、又は、前記出力側リングギア付きローラの他方は外部に固定されており、
    前記入力側遊星ギア付きローラを支持する入力側ピニオンシャフトと、前記出力側遊星ギア付きローラを支持する出力側ピニオンシャフトと、が同軸上に一体的に形成されている車輌用可変舵角装置。
  2. 前記入力側遊星ギア付きローラ及び前記出力側遊星ギア付きローラを支持する前記ピニオンシャフトの入力側及び出力側の両端部をそれぞれ支持するキャリアをさらに備えた請求項1記載の車輌用可変舵角装置。
  3. 前記入力側遊星ギア付きローラ及び前記出力側遊星ギア付きローラを支持する前記ピニオンシャフトが挿入されたスペーサをさらに備え、
    前記スペーサは、前記入力側遊星歯車機構と前記出力側遊星歯車機構との間に設けられている請求項2記載の車輌用可変舵角装置。
  4. 前記入力側遊星ギア付きローラ及び前記出力側遊星ギア付きローラを支持する前記ピニオンシャフトが挿入され固定されたスペーサをさらに備え、
    前記スペーサは、前記入力側遊星歯車機構と前記出力側遊星歯車機構との間に設けられている請求項1記載の車輌用可変舵角装置。
  5. 前記ピニオンシャフトに挿入孔が形成されていると共に、前記スペーサにも挿入孔がそれぞれ形成されており、
    前記各挿入孔を一致させた状態で当該各挿入孔にピンが挿入されることにより、前記ピニオンシャフトが前記スペーサに固定されている請求項4記載の車輌用可変舵角装置。
  6. 前記入力側遊星ギア付きローラ及び前記出力側遊星ギア付きローラの軸方向への移動を前記ピニオンシャフトの両端部で規制する規制手段をさらに備えた請求項4又は5記載の車輌用可変舵角装置。
  7. 前記各遊星歯車機構は、各ギアのピッチ円上における歯面間クリアランスが、所定トルク以下の領域でのローラのスリップ量に対して相対的に大きく設定されている請求項1〜6の何れかに記載の車輌用可変舵角装置。
  8. 前記回転制御手段は、
    電動モータと、
    前記電動モータの駆動軸に設けたウォームギアと、
    前記入力側リングギア付きローラ、又は、前記出力側リングギア付きローラの一方に設けられたウォームホイールと、を有し、
    前記ウォームギア及び前記ウォームホイールを介して、前記電動モータの駆動により、前記入力側リングギア付きローラの回転、又は、前記出力側リングギア付きローラの回転の一方を制御し、前記電動モータの停止時には、前記入力側リングギア付きローラ又は出力側リングギア付きローラの一方を回転不能とする請求項1〜7の何れかに記載の車輌用舵角装置。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN101973306A (zh) * 2010-09-30 2011-02-16 奇瑞汽车股份有限公司 一种车用转向柱

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