JP2006289330A - フロアメンテナンス方法 - Google Patents

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Tomoo Takahashi
智雄 高橋
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猛史 岸
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Abstract

【課題】 環境に負荷を与える合成洗剤、剥離剤を使用しないことにより、廃リンス液、廃剥離剤等の廃液の回収と処理がなく、コスト削減と作業の安全性を確保するフロアメンテナンス方法を提供する。
【解決手段】 研磨粒子を適宜脱落するように固着した研磨ディスクとし、研磨ディスクに設けた複数の切り欠きを通して研磨かすを吸蔵するインナーパッドとポリッシャーの回転力を伝えるベースパッドを用いる。
【選択図】 図1

Description

発明の詳細な説明
本発明は、ビル及び諸施設のフロアのクリーニング又はワックス剥離作業等のメンテナンスに関する。
フロアは、塩化ビニル系のシート又はタイル、天然又は合成の石材、木質系の素材等からなり、表面には素材保護、美観等を目的に各種ワックスが塗布される。ワックス層には汚れ、キズ、摩耗等が生じるので、定期的なクリーニング、老朽化したワックス剥離作業及びワックス再塗布作業が必要となる。
従来のクリーニング及びワックス剥離作業においては、フロアポリッシャーに作業状況に応じて各種研磨不織布ディスクを装着して行っている。研磨性が要求される場合は、網目研磨布ディスクを装着して行うこともある。そして、クリーニング作業では合成洗剤との併用、また、ワックス剥離作業では強アルカリ性の薬品を主体とした剥離剤との併用が一般的である。合成洗剤又は剥離剤と併用した後は、それらを完全に拭き取るためリンス洗浄、水洗浄の煩雑な作業もある。
発明が解決しようとする課題
合成洗剤又は剥離剤を併用する従来の方法では、それら洗剤又は薬剤の廃液回収と廃液処理などの環境負荷の問題、剥離剤の使用後の数度にわたるリンス洗浄とその都度の拭き取り作業の負担と作業性の問題、これらによる材料費、工賃などのコスト高の問題、さらには洗剤や薬剤の使用により床面が非常に滑りやすく作業者が転倒するなど安全面の問題など多大の問題点があった。
本発明は、クリーニング及び老朽化したワックス剥離作業において、補助剤として水のみを使用することによって、上記の諸問題をことごとく解決するフロアメンテナンス方法を提供することを目的としている。
課題を解決するための手段
上記目的を達成するために、本発明のフロアメンテナンス方法においては、嵩高不織布の内外層に均一に研磨粒子を適宜脱落するように固着した研磨不織布ディスクあるいは合成繊維又はガラス繊維の網目状基材の両面に研磨粒子を適宜脱落するように固着した網目研磨布ディスクを嵩高不織布からなるインナーパッド及びインナーパッドをフロアポリッシャーに固定するための両面起毛布付き嵩高不織布からなるベースパッドを介してフロアポリッシャーに取り付けて、補助液として水のみを使用してフロアのクリーニング又はワックス剥離作業を行おうとするものである。
さらに、前記研磨不織布ディスク及び網目研磨布ディスクには、ディスクの内、外周の中間の位置に細長の切り抜きを4〜8箇所、放射状に、ほぼ等間隔に設けていることが、後記する理由により効果的である。
補助液として水のみを使用して目的のクリーニング又はワックス剥離作業を効果的に行うためには、使用する研磨不織布ディスク及び網目研磨布ディスクのフロア表面の凹凸への追従性を十分保持しながら、これら研磨具のワックス面の汚損皮膜の除去能力、すなわち研磨力を高めることが要求される。
従来の研磨不織布ディスク及び網目研磨布ディスクは、固着した研磨粒子が脱落しないように基材に強固に接着され、固定砥粒として作用することが最良と考えられ設計されている。しかし、本発明者らは、使用中に固着した研磨粒子が少しずつ脱落するように設計されたほうが、ワックス面の汚損皮膜の除去能力、すなわち研磨力をより一層高めることを発見した
すなわち、上層の研磨粒子が作用を終えて脱落した後、新しい切れ刃を持った研磨粒子が出現して新たな固定砥粒として作用し、脱落した粒子は遊離砥粒として粒子の持つ切れ刃エッヂが満遍なく作用し、その相乗作用で研磨力をさらに高めるのである。上層の研磨粒子が作用を終えて脱落するときに目詰まりした研磨かすも同時に脱落することになり、クリーニング及び剥離効果がより一層向上する。
この分野で使用される従来の各種研磨布に用いられる研磨粒子は、一般的に炭化珪素又は酸化アルミニウムからなる粒度規格に適合したもので、粒子の大きさは比較的揃ったものである。このような粒子をそのまま用いると、使用中に適宜脱落するように接着剤のボンド力を設計、制御することは難しく、全く脱落しないか、次々と脱落するかのどちらかの現象となりやすい。
本発明者らは、固着した研磨粒子が使用中に少しずつ脱落するためには、粒子硬度が小さく、破砕しやすい粒子、例えば炭酸カルシウムの粒子を主研磨粒子である炭化珪素又は酸化アルミニウムに混合使用し、しかも平均粒子径が主研磨粒子の1/2程度で、粒度分布が主研磨粒子よりも広いものであることが効果的であることを見出した。
ワックス面は老朽化したとはいえ比較的柔らかく、炭酸カルシウム等硬度の小さい研磨粒子でも十分研磨、除去できる。この炭酸カルシウムの粒子が順次破砕、脱落し、それに伴って主研磨粒子も適宜脱落し、遊離砥粒と固定砥粒の双方の作用によって効率的なワックス面の汚損皮膜の除去が実現する。
本発明に使用する研磨不織布ディスク及び網目研磨布ディスクは、外径が330〜510mmで、中心部に内径60〜90mmの孔を設け、ディスクの内、外周の中間の位置に細長の切り抜きを4〜8箇所、放射状に、ほぼ等間隔に設けており、前記細長の切り抜きの形状は、二等辺三角形、長方形、楕円形に近似する形状であり、大きさが略二等辺三角形の場合、底辺20〜50mm、高さ80〜100mmであり、略長方形、略楕円形の場合、短辺又は短径が幅20〜30mm、長辺又は長径が80〜100mmである。
クリーニング又はワックス剥離作業において、除去した汚れやワックス面の汚損皮膜かす、汚れ剥離剤、作用後の遊離砥粒などがディスクの作用面から前記切り抜きを通じて移動し、インナーパッド内に適度に吸収・貯蔵され、ディスク作用面の目詰りを防止し、このことによってもさらに効率的なワックス面の汚損皮膜の除去が持続可能となる。
前記切り抜きの数、形状、大きさ及び位置は、研磨かすのインナーパッドへの移動性、ディスクの外径、ディスクの作用面積、ディスクの物理的強度など諸要素から最適なものとして決められた。
インナーパッドは、研磨かすの吸蔵性に優れ、フロア面の凹凸への追従性とクッション性を高めるため、樹脂加工等が過度に施されていない十分な柔軟性を保持するものが望ましく、ナイロン、ポリエステル繊維などの嵩高不織布からなり、厚みは10〜20mm、目付け量は100〜300g/mが望ましい。
通常、フロアポリッシャーには雄型面ファスナーの付いた専用パッドが固定されており、これに各種研磨不織布ディスクを係合するのであるが、本発明では、インナーパッドに確実に回転を伝え、インナーパッドの消耗を防ぎ、インナーパッドと併せて作業性において最適なクッション性を得るためにフロアポリッシャーとインナーパッドの中間にさらに両面起毛布付き嵩高不織布ベースパッドを用いる。不織布の形態は、インナーパッドとほぼ同等のものでよく、インナーパッド、ベースパッドとも研磨不織布ディスク及び網目研磨布ディスクに設けた切り抜き及び中心部の孔は設けない。
フロアポリッシャーの回転力を研磨不織布ディスク及び網目研磨布ディスクに確実に伝えるために、ベースパッドとインナーパッドの間に、また、研磨不織布ディスクを使用する場合はさらにインナーパッドと研磨不織布ディスクの間にも、両面雄型面ファスナー付きの3cm×5cm程度の薄い小形止め具を着脱可能な状態でほぼ等間隔にそれぞれ3〜6個程度配置する。
前記小形止め具は、研磨不織布ディスクを使用する場合には回転力を確実に伝えるためとともに、フロアポリッシャーの移動時に研磨不織布ディスクがフロアポリッシャーから脱落するのを防止する。
発明の実施の形態を実施例に基づき図面を参照して説明する。目付け量180g/mのナイロン繊維からなる厚み12mmの嵩高不織布基材にフェノール樹脂、炭化珪素研磨材#120(粒子径90〜125μm)、及び炭酸カルシウム(粒子径20〜75μm)を1:1:2の割合で塗布・固着して研磨不織布ディスク1を得た。また、同割合のものを10メッシュのガラス繊維網目基材に塗布・固着して網目研磨布ディスク2を得た。
研磨不織布ディスク及び網目研磨布ディスクとも外径380mmとし、中心部に内径80mmの孔を設けた。さらに両ディスクともディスクの内、外周から均等な位置に底辺30mm、高さ80mmの略二等辺三角形状の切り抜き3を底辺を外周側にして5箇所、放射状に等間隔に設けた。
上記研磨不織布ディスクに用いた嵩高不織布基材を外径を同じくしてインナーパッド4とした。また、上記研磨不織布ディスクに用いた嵩高不織布基材を外径を同じくして両面に面ファスナーの雌型となる起毛布を接着してベースパッド5とした。
本発明の方法による効果を確認するために、図1に示すように、フロアポリッシャー6にベースパッド5、小型止め具7を4個、インナーパッド4、小型止め具7を4個、研磨不織布ディスク1の順に装着し、補助液として水道水を用いて塩化ビニル製フロア上の汚れ及び老朽化したワックス層の上層を除去したところ、研磨不織布ディスクに設けた切り抜きと適宜脱落した遊離砥粒との作用等によって除去能力が増幅されて、合成洗剤を使用せずとも、そのクリーニング効果は十分満足できるものであった。
また、剥離効果を確認するために、研磨不織布ディスク1に変えて図2に示すように、網目研磨布ディスク2を装着して上記実施例と同様に補助液として水道水を用いて塩化ビニル製フロア上の老朽化したワックス層を除去したところ、上記と同様の作用によって剥離剤を使用せずとも十分満足できる結果が得られた。
網目研磨布ディスクを使用する場合は、インナーパッドと網目研磨布ディスクの間には小形止め具は必要とせず、ディスクに設けた切り抜きのエッジがインナーパッドと係合し、ディスクの滑り及び脱落を防止することが確認された。
発明の効果
本発明は、以上説明したような構成からなるフロアメンテナンス方法であるので、以下に記載されるような効果がある。
作業に際して合成洗剤、剥離剤等の補助液を使用しないことにより作業後の廃合成洗剤、廃剥離剤、廃リンス液の廃液回収と廃液処理などの環境負荷の問題が解消する。
また、剥離剤の使用後の数度にわたるリンス洗浄とその都度の拭き取り作業の負担がなくなり、作業時間が短縮され、洗剤や薬剤の未使用による材料費削減と工賃などのコストが削減される。
さらには補助液として水のみを使用することにより、床面が滑りにくくなり、作業者が作業中に転倒するという事故を防止することができ、安全に作業できる。
研磨不織布ディスクを用いた場合の本発明の構成を示す説明図 網目研磨布ディスクを用いた場合の本発明の構成を示す説明図 従来の構成を示す説明図
符号の説明
1 研磨不織布ディスク
2 網目研磨布ディスク
3 切り抜き
4 インナーパッド
5 ベースパッド
6 フロアポリッシャー
7 小形止め具
8 従来の研磨不織布ディスク

Claims (5)

  1. 嵩高不織布の内外層に均一に研磨粒子を適宜脱落するように固着した研磨不織布ディスクあるいは合成繊維又はガラス繊維の網目状基材の両面に研磨粒子を適宜脱落するように固着した網目研磨布ディスクを嵩高不織布からなるインナーパッド及びインナーパッドをフロアポリッシャーに固定するための両面起毛布付き嵩高不織布からなるベースパッドを介してフロアポリッシャーに取り付けて、補助液として水のみを使用してフロアのクリーニング又はワックス剥離作業を行うことを特徴とするフロアメンテナンス方法。
  2. 前記研磨不織布ディスク及び網目研磨布ディスクは、外径が330〜510mmで、中心部に内径60〜90mmの孔を設け、ディスクの内、外周の中間の位置に細長の切り抜きを4〜8箇所、放射状に、ほぼ等間隔に設けており、前記細長の切り抜きの形状は、二等辺三角形、長方形、楕円形に近似する形状であり、大きさが略二等辺三角形の場合、底辺20〜50mm、高さ80〜100mmであり、略長方形、略楕円形の場合、短辺又は短径が幅20〜30mm、長辺又は長径が80〜100mmである、請求項1記載のフロアメンテナンス方法。
  3. 前記インナーパッドは、ナイロン、ポリエステル繊維などの嵩高不織布からなり、厚みは10〜20mm、目付け量は100〜300g/mである、請求項1記載のフロアメンテナンス方法。
  4. 前記ベースパッドは、インナーパッドと同様の嵩高不織布からなり、その両面に面ファスナーの雌型となる起毛布を接着してなる、請求項1記載のフロアメンテナンス方法。
  5. 両面雄型面ファスナー付きの薄い小形止め具を、ベースパッドとインナーパッドの間に着脱可能な状態で複数個配置し、研磨不織布ディスクを使用する場合はさらにインナーパッドと研磨不織布ディスクの間にも、着脱可能な状態で複数個配置してなる、請求項1記載のフロアメンテナンス方法。
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