JP2006288771A - 可撓性容器及び薬剤入り可撓性容器並びに薬剤投与方法 - Google Patents

可撓性容器及び薬剤入り可撓性容器並びに薬剤投与方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006288771A
JP2006288771A JP2005114023A JP2005114023A JP2006288771A JP 2006288771 A JP2006288771 A JP 2006288771A JP 2005114023 A JP2005114023 A JP 2005114023A JP 2005114023 A JP2005114023 A JP 2005114023A JP 2006288771 A JP2006288771 A JP 2006288771A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flexible container
discharge
storage chamber
container body
medicine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005114023A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4893882B2 (ja
Inventor
Takashi Morimura
孝史 森村
Koji Kawahara
幸司 川原
Takao Yoshida
孝夫 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fukoku Co Ltd
Fukoku KK
Original Assignee
Fukoku Co Ltd
Fukoku KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fukoku Co Ltd, Fukoku KK filed Critical Fukoku Co Ltd
Priority to JP2005114023A priority Critical patent/JP4893882B2/ja
Publication of JP2006288771A publication Critical patent/JP2006288771A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4893882B2 publication Critical patent/JP4893882B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)

Abstract

【課題】 シリンジとは明確に形態を区別することができて、過誤による誤使用を確実に防止することができる容器であって、使用時の操作性が良好で、しかも、構成が簡単で小型化し易い可撓性容器を提供する。
【解決手段】 収容室11が設けられた可撓性容器本体13と、収容室11からの排出流路15が設けられた排出部17と、排出流路15の収容室11側を開口可能に閉塞する閉塞部19と、排出部17から収容室11側に延出し、可撓性容器本体13の外側から操作可能に、且つ、先端側が互いに離間して配置された複数の操作突起21a、21bとを備え、複数の操作突起21a、21bの相対変位により閉塞部19が開口可能に構成されている。
【選択図】 図1

Description

この発明は、収容部からの排出流路が、可撓性容器本体の内部の閉塞部により開口可能に閉塞されていて、使用時に可撓性容器本体の外側からこの閉塞部を開口させることにより、収容物を排出できる可撓性容器及びこの可撓性容器を用いた薬剤投与方法に関する。
内視鏡検査を行う際、かん子口から止血剤を投与することが従来より行われており、近年になって、麻酔剤等の他の薬剤をかん子口から投与することも提案されている。このような薬剤の投与には、一般にシリンジが使用されており、予め薬剤をシリンジに収容しておき、シリンジの先端をかん子口に嵌合させて排出することにより行われる。
シリンジを用いる場合、通常の注射用薬剤が収容されたシリンジと区別して取り扱う必要があり、過誤によりかん子口から投与される薬剤を注射用薬剤として使用されないように注意する必要がある。
下記特許文献1では、このような過誤を確実に防止するために、蛇腹構造等、シリンジとは明確に異なる形態を有する可撓性容器に止血用薬剤を収容したものが提案されている。
また、従来より、各種の物質を収容するために変形可能な樹脂製の可撓性容器が多数使用されている。その可撓性容器としては、排出部に硬質の成形体を用いたものも多数知られている。
例えば、下記特許文献2には、バッグ本体に瓶針及びそのための流路とを配置し、流路とバッグ本体内部との連通を阻止する封止部及び破断部をバッグ本体内に設けた混注用輸液バッグが提案されている。
この混注用輸液バッグを使用するには、瓶針を他の容器に刺通した後、バッグ本体内の破断部をバッグ本体の外側から作業者が破断して開口させ、次に、バック本体を圧縮することにより、内部の輸液を瓶針を経由して他の容器に排出させて使用することができる。
ここでは、導出口から封止部までが単一の成形体であるため、樹脂シートを剥離可能に溶着するものなどに比べ、連通時の破断部の破断荷重を安定させ易く、また部品点数を抑えて安価に製造することが可能である。
しかしながら、閉塞部及び破断部が単にバック本体内に直線的に配置して突出しているだけであるため、使用時には、使用者が両手で排出部の瓶針側と閉塞部側とをバック本体の外側から把持し、バック本体を横にした状態で破断部を屈曲させて破断する開口操作を行う必要があり、その後に、バック本体を持ち替えてから、容器壁を圧迫して内部の輸液を瓶針から排出させて排出操作を行わなければならない。そのため、異なる2つの操作を順次行わなければならず、使用時の操作性が悪かった。
しかも、一般的に医療で用いられるバッグの材質は、ポリエチレン、ポリプロピレン等であり、ガス透過性が高い為、長期間保存されると、バック内部と外部の水蒸気分圧差に起因し、バッグ外部から内部へエアーが透過して、バッグが膨らむ現象を生じ、使用時に破断部を破断させる際、閉塞部を把持することが著しく困難になって、より操作性が悪化することがあった。
下記特許文献3には、可撓性容器の本体部に、流通路を有する導出用突部が設けられて先端部が薄膜部で密封されると共に、薄膜部を刺通可能な針状部を有する開封アダプタが導出用突部に摺動可能に装着された液体容器が提案されている。
この液体容器では、使用時に開封アダプタの小径部を他の容器等の開口に挿入して、導出用突部に対して開封アダプタを摺動させることにより、薄膜部を針状部で刺通して開封すると共に内容液を排出させて使用することができる。
ここでは、可撓性容器と、導出用突部及び開封アダプターとが同軸上に配置されているため、開封アダプタを挿入した後、針状部で薄膜部を刺通して連続的に可撓性容器の収容液を排出させる操作が可能である。
しかしながら、この液体容器では、可撓性容器の外に導出用突部が設けられている上に、この導出用突部に対して開封アダプタを摺動可能に配置しているため、必然的に連通部分が大きくなり、コンパクト化し難いという問題点があった。
しかも、複数の部品を組み合わせており、更に、摺動させるため、針状部の刺通荷重に対する開封アダプタの摺動荷重を調整したり、液漏れや内部の清浄度を維持する手段が必要になるなど、構成が複雑になり易いという問題点も有していた。
特願2004―2271号公報 特公平5―52748号公報 特開2001―187112号公報
そこで、この発明は、シリンジとは明確に形態を区別することができて、過誤による誤使用を確実に防止することができる可撓性容器であって、開口操作や排出操作が極めて良好で、しかも、構成が簡単で小型化し易い可撓性容器を提供し、また、この可撓性容器を用いた薬剤投与方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決する請求項1に記載の発明は、収容室が設けられた可撓性容器本体と、前記収容室からの排出流路が設けられた排出部と、前記排出流路の前記収容室側を開口可能に閉塞する閉塞部と、前記排出部から前記収容室側に延出し、先端側が互いに離間して可撓性容器本体の外側から相対変位可能に配置された複数の操作突起とを備え、前記複数の操作突起の相対変位で前記閉塞部が開口可能に構成されたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、前記開口可能な閉塞部が、前記複数の操作突起の相対変位により破断して開口される開口形成部であることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、前記開口形成部が、前記収容室と前記排出流路との間を仕切る閉塞部に形成された脆弱部であることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、前記複数の操作突起の先端側が前記収容室に配置されると共に、互いに近接する方向に相対変位可能に構成されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、前記可撓性容器本体が扁平形状を呈し、前記複数の操作突起が、該可撓性容器本体の互いに離間する縁部に沿って配置されていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、前記可撓性容器本体は、前記排出部側の端部から他方側の端部に向けて拡幅する傾斜縁を有し、前記複数の操作突起の少なくとも一つが前記傾斜縁に沿って配置されたことを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、前記傾斜縁が排出部の両側に形成されると共に、該両側の傾斜縁に沿ってそれぞれ異なる前記操作突起が配置されていることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、以上のような請求項1乃至は7の何れか一つに記載の可撓性容器の前記収容室に流体が封入されていることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、前記流体が薬剤であることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、前記薬剤の封入量が、一回の投与量相当であることを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、前記請求項9又は請求項10に記載の薬剤入り可撓性容器の前記排出部の先端側を内視鏡のかん子口に位置させる工程と、前記可撓性容器本体を外部から圧迫することにより、前記複数の操作突起を相対変位させて前記閉塞部を開口する工程と、前記可撓性容器本体を外部からさらに圧迫することにより、前記収容室内の薬剤を排出する工程とを備えたことを特徴とする。
請求項1に記載の可撓性容器によれば、複数の操作突起が先端側を互いに離間させて可撓性容器本体の外側から相対変位可能に配置され、例えば、可撓性容器本体を外側から圧迫するなどにより複数の操作突起を相対変位させると、排出流路を閉塞する閉塞部が開口可能に構成されているので、可撓性容器本体と共に複数の操作突起を相対変位させることで、排出流路の収容室側の閉塞部を開口させることができ、排出流路の開口操作が容易である。しかも、開口操作後に収容室から収容物を排出させる排出操作も、収容室が設けられた可撓性容器本体を外側から圧迫して行うため、排出流路の開口操作から連続して収容物の排出操作を行うことができる。そのため、開口操作と排出操作とを別々に行う必要がなくて操作が単純であり、操作中の可撓性容器の持ちかえなどの手間も抑えることができ、使用時の操作性が良好である。
しかも、複数の操作突起を例えば圧迫することで排出流路を開口させるように構成するだけであるため構造を簡単にできると共に、その複数の操作突起が可撓性容器本体内に配置されるため小型化を図り易い。
請求項2に記載の可撓性容器によれば、開口可能な閉塞部が複数の操作突起の相対変位により破断して開口される開口形成部であるので、閉塞部を排出部や複数の操作突起と一体に作製することができ、部品点数を少なくしてより構成を簡単にできる。
請求項3に記載の発明によれば、開口形成部が収容室と排出流路との間を仕切る閉塞部に形成された例えば括れ部のような脆弱部であるので、開口形成部の位置、大きさ、破断強度などを設定し易く、可撓性容器の品質を安定化し易い。
請求項4に記載の発明によれば、複数の操作突起の先端側が収容室に配置されると共に、互いに近接する方向に相対変位可能に構成されているので、可撓性容器本体の外側から可撓性容器本体を圧迫して複数の操作突起を操作すれば、極めて容易に排出流路の開口操作と収容物の排出操作とを連続して行うことが可能である。
請求項5に記載の発明によれば、可撓性容器本体が扁平形状を呈し、複数の操作突起が互いに離間する縁部に沿って配置されているので、収容室の容積がより小さい可撓性容器本体であっても、可撓性容器本体の変形量を大きく確保し易いと共に複数の操作突起を互いにより離間して配置し易い。そのため、使用時の操作の確実性を向上し易い。
しかも、樹脂製容器を長期間保存するなどにより、収容室内にエアーが充満して可撓製容器本体が膨張した場合であっても、複数の操作突起が可撓性容器本体の内側縁部近傍に位置するため、確実に排出操作を行うことができ、長期間保存時の使い勝手も確保し易い。
請求項6又は7に記載の発明によれば、可撓性容器本体が排出部側の端部から他方側の端部に向けて拡幅する傾斜縁を有し、複数の操作突起の少なくとも一つが前記傾斜縁に沿って配置されているので、使用者の手の大きさに拘わらず、開口操作や排出操作を行い易い幅で使用者が可撓性容器を把持することができ、より使い勝手がよい。
請求項8に記載の発明によれば、排出流路の開口操作と流体の排出操作とを連続的に一連で行うことができるため、上記のような可撓性容器に収容された流体を必要とされる箇所で容易に排出することができる。
請求項9に記載の発明によれば、上記のような可撓性容器に薬剤が収容されているので、使用者がシリンジ等に収容された注射薬等と見誤ることがなく、薬剤使用時の安全性を向上できる。また、排出流路の開口操作と薬剤の排出操作とを連続的に一連で行うことができるため、排出流路の開口後に排出部周辺に菌が付着して汚染されるような機会を抑え易く、使い勝手がよい。
請求項10に記載の発明によれば、薬剤の封入量が一回の投与量相当であるので、過剰投与の危険がなく、一旦、排出流路を開口させて収容物を排出させた後は、保存して再使用する必要がなく、開口後に収容物の品質を維持するための特別な手段が不要で構成を簡単にすることができる。
請求項11に記載の発明によれば、内視鏡使用時に極めて簡単な操作で、必要な薬剤を瞬時に直接投与することができる。
以下、この発明の実施の形態について説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、この発明の第1の実施の形態を示している。
図において、符号10は可撓性容器であり、内部に密封された収容室11が設けられた可撓性容器本体13と、可撓性容器本体13の一方の端部に液密に接続され、収容室11からの排出流路15が設けられた排出部17と、排出流路15の収容室11側を閉塞するように排出部17と一体に形成された閉塞部19と、この閉塞部19と一体に形成された操作突起部21とを備えている。尚、この実施の形態にあっては、後述するように、操作突起部21は、操作突起21a、21bから構成されている。
この可撓性容器10の収容室11は、20〜50cm程度の容積を有し、止血剤、麻酔剤等の薬剤、飲料等の食品などの収容物が、気体、液体、粉粒体、これらの混合物、分散物、或いはゲルなどの形態で収容されている。
特に、収容物としては、流体が好ましく、これらの流体としては、薬剤、溶解液、希釈液、細胞培養等の培地、食品類や化粧品類が例示できるが、収容物はこれらに限定されるものではなく、任意である。
この実施の形態では、内視鏡使用時に投与される、例えば、ペパーミントオイル、又はL−メントールを主成分とした薬剤が収容されている。薬剤の封入量は成人男性の一回の投与量相当となっている。
可撓性容器本体13は、使用者の握力により容易に変型可能な程度の可撓性を有する合成樹脂等の容器壁材料から形成されている。例えば、薬剤を収容する場合、医療用容器として使用可能なポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル、ポリエステル、ナイロン、環状ポリオレフィン等の熱可塑性樹脂を用いることができ、さらに、これらを組み合わせた積層シートとしても良い。また、食品用としては、上記材質のほか食品衛生法に適合する材料であればよい。
収容物として、ペパーミントオイル、L−メントール、脂溶性ビタミン等のように、エチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂に吸着されやすい物質が含まれる場合には、環状ポリオレフィン系樹脂を用いるのがよい。その場合、収容物と接する面に環状ポリオレフィン層がポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂層に積層された多層構造の材料を用いるのが特に好適である。環状ポリオレフィンがポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂に比べて可撓性を得にくいからである。
この可撓性容器本体13は、このような容器壁材料を成形及び/又は溶着することにより形成されており、左右両縁部13e間の幅が30〜60mm程度の扁平形状を有し、排出部17が配置された端部13a側から他方の端部13bに向けて拡幅する傾斜縁13cを、排出部17の左右両側に有している。
排出部17は、可撓性容器本体13の最内層と同一の樹脂により成形された成形体からなり、可撓性容器本体13の収容室11に接して配置され、端部13aに溶着された基部17aと、この基部17aから外側に直線的に突出した導出口17bとを有している。排出流路15は、基部17a及び導出部17bを連続して貫通するように形成されている。
排出流路15の導出部17b側の端部15aには開口部15bが形成されて、タンパプルーフ用シール15dにより剥離可能に閉塞されている。排出流路15の収容室11側の端部15cは、排出部17及び操作突起部21と一体に形成された閉塞部19により完全に密封されている。閉塞部19は、収容室11内と排出流路15内との間を完全に仕切っている。
この実施の形態では、閉塞部19の操作突起部21と排出部17との間の側面側の位置に、変形されることにより容易に破断可能な程度に局部的に薄肉化された、切り込み状の開口形成部としての括れ部23が形成されている。
この括れ部23は、操作突起部21を構成する操作突起21a、21bが相対変位することにより破断可能に形成されており、1本の操作突起21aの排出部17側端部の全周にのみ形成されている。そのため、この可撓性容器10は、操作突起21aが操作突起21bに対して変位されることにより、括れ部23が破断して、排出流路15の収容室11側が開口されるように構成されている。
操作突起部21は、排出部17から収容室11側に向けて延出した複数の操作突起21a・・・から構成されており、可撓性容器本体13の一方の傾斜縁13c及び縁部13eに沿う一方の操作突起21aと、可撓性容器本体13の他方の傾斜縁13c及び縁部13eに沿う他方の操作突起21bとの一対からなる複数の操作突起21a、21bによる操作突起部21が形成されている。
この操作突起部21は、樹脂の破断や弾性により、一方の操作突起21aを他方の操作突起21bに対して近接する方向に相対変位させることが可能に構成されている。
尚、この実施の形態のみならず、本発明において、破断とは、一方の操作突起21aを他方の操作突起21bに対して近接する方向に相対変位させると、操作突起21aが括れ部23から完全に切離されて排出流路15の収容室11側が開口する場合や、一方の操作突起21aを他方の操作突起21bに対して近接する方向に相対変位させると、括れ部23の一部が破断して排出流路15の収容室11側が開口するが、操作突起21aは完全には切離されないで、操作突起21aが変位方向に折曲する場合等を含むことを意味している。
また、括れ部23に替えて、容易に破断が可能なように目視では確認困難な程度の切り込み等を入れた構成であってもよく、要はこの箇所を起点として一方の操作突起21aを他方の操作突起21bに対して近接する方向に相対変位ができ、これによって排出流路15の収容室11側が開口する構成であればよい。本発明においては、これらの構成を脆弱部と称する。
また、一対の操作突起21a、21bの間の角度θは20°〜120°、特に、40°〜80°とするのが好適である。良好な操作性を確保し易いからである。
このような薬剤入り可撓性容器10を使用するには、次のように行う。
予め、収容室11に内視鏡使用時に投与される薬剤が収容された状態で可撓性容器10を製造して必要に応じて保存しておく。内視鏡使用時には、まず、タンパプルーフ用シール15cを剥離除去した後、図2に示すように、内視鏡25のかん子口27に導出部17bを挿入して配置する。
次に、使用者が手で収容室11に対応する可撓性容器本体13を把持し、その外側から強く圧迫する。このとき、互いに離間した両縁部13e、好ましくは両縁部13e及び傾斜縁13cを同時に把持圧迫することにより、可撓性容器本体13を変形させつつ操作突起21a、21bを互いに近接させるように相対変位させる。すると、図3に示すように、操作突起21bに対して操作突起21aが変位し、排出部17の基部17aと操作突起21aとの間の閉塞部19に設けられた括れ部23が破断される。これにより、排出流路15の収容室11側が開口する。
そして、そのまま更に強く収容室11に対応する可撓性容器本体13の外側を圧迫すると、収容室11内に収容されていた薬剤が排出流路15を経由してかん子口27に供給され、このかん子口27を経由して内視鏡25の先端から、患部に直接投与される。
全量或いは所望量を投与した後、把持した状態でそのまま導出部17bをかん子口27から抜き出せば、廃棄することができ、これにより使用を終了することができる。
以上のような可撓性容器10によれば、複数の操作突起21a、21bが先端側を互いに離間させて可撓性容器本体13の外側から、例えば圧迫等により相対変位可能に配置され、この複数の操作突起21a、21bの圧迫による相対変位で、排出流路15を閉塞する閉塞部19が開口可能に構成されているので、可撓性容器本体13と共に複数の操作突起21a、21bを圧迫等により相対変位させることで、排出流路15の収容室11側の閉塞部19を開口させることができ、排出流路15の開口操作が容易である。
しかも、開口操作後に収容室11から薬剤を排出させる排出操作も、収容室11が設けられた可撓性容器本体13を外側から圧迫して行うため、排出流路15の閉塞部19の開口操作から連続して薬剤の排出操作を行うことができる。そのため、開口操作と排出操作とを別々に行う必要がなくて操作が単純であり、操作中の可撓性容器13の持ちかえなどの手間も抑えることができ、使用時の操作性が良好である。
更に、圧迫等により複数の操作突起21a、21bを相対変位することで排出流路15を開口させるように構成しただけであるため構造が簡単であると共に、その複数の操作突起21a、21bが可撓性容器本体13内に配置されるため小型化をも図ることができる。
また、閉塞部19が複数の操作突起21a、21bの相対変位により破断して開口されるように構成されているので、排出部15や複数の操作突起21a、21bと一体に閉塞部19を作製することができ、部品点数を少なくして、より構成を簡単にすることができる。
更に、開口形成部として、収容室11と排出流路15との間を仕切る閉塞部19に形成された括れ部23を用いているので、開口形成部の位置、大きさ、破断強度などを設定し易く、可撓性容器10の品質を安定化し易い。
また、複数の操作突起21a、21bの先端側が収容室11に配置されると共に、互いに近接する方向に相対変位可能に構成されているので、可撓性容器本体13の外側から可撓性容器本体13を圧迫して複数の操作突起21a、21bを操作すれば、極めて容易に開口操作と排出操作とを連続して行うことが可能である。
更に、可撓性容器本体13が扁平形状を呈し、複数の操作突起21a、21bが互いに離間する縁部13e、13eに沿って配置されているので、収容室11の容積がより小さい可撓性容器本体13であっても、可撓性容器本体13の変形量を大きく確保し易いと共に複数の操作突起21a、21bを互いにより離間して配置し易い。そのため、使用時の操作の確実性を向上し易い。
しかも、可撓性容器10を長期間保存するなどにより、収容室11内にエアーが充満されて可撓製容器本体13が膨張した場合であっても、確実に、排出操作を行うことができ、長期間保存時の使い勝手も確保し易い。
また、可撓性容器本体13が排出部15側の端部13aから他方側の端部13bに向けて拡幅する傾斜縁13cを有し、複数の操作突起21a、21bが傾斜縁13cに沿って配置されているので、使用者の手の大きさに拘わらず、開口操作や排出操作を行い易い幅で使用者が可撓性容器を把持することができ、より使い勝手がよい。
また、複数の操作突起21a、21bが可撓性容器本体13の傾斜縁13cに沿って配置されており、かつ、複数の操作突起21a、21bが可撓性容器本体13の長さ(高さ)の略半分以上の長さ(高さ)を有しているので、この複数の操作突起21a、21bが可撓性容器10を把持する際の把持部としても機能する。
このため、可撓性容器10を、例えば、内視鏡のかん子や他の容器に接続しようとする際には、可撓性容器本体13の外部から複数の操作突起21a、21bを間接的に軽く把持すれば、可撓性容器10を極めて容易に把持することができ、可撓性容器10を内視鏡のかん子や他の容器へ接続する際の作業も極めて良好である。
そして、このような可撓性容器10に薬剤が収容されているので、使用者がシリンジ等の注射薬等と見誤ることがなく、薬剤使用時の安全性を向上できる。また、排出流路15の開口操作と薬剤の排出操作とを連続的に一連で行うことができるため、排出流路3の開口後に導出部17b周辺に菌が付着して汚染されるような機会を抑えることができる。
しかも、収容室11に収容された薬剤の封入量が一回の投与量相当であるので、過剰投与の危険がなく、一旦、排出流路15を開口させて収容物を排出させた後は、保存して再使用する必要がなく、開口後に収容物の無菌性などを維持するための特別な手段が不要で、構成を簡単にすることができる。
なお、上述の実施の形態1では、一つの操作突起21aの排出部17側の全周囲に括れ部23を設けた例について説明したが、括れ部23を操作突起21aの相対移動の方向に応じた一部にのみ設けておくことも可能である。更に、上述では、括れ部23が排出流路15の一部を囲む位置に形成されているが、少なくとも一部が排出流路15の内壁面に破断可能に近接していればよい。
また、このような括れ部23を設けなくても、閉塞部19を破断可能な脆弱部を有していてもよい。単に排出流路15と収容室11との間を仕切る破断可能な閉塞部19であってもよく、更には他の部材や栓体を接着、溶着して操作突起部21の相対変位で剥離、離脱して開口するようにしてもよい。
また、上述の実施の形態にあっては、複数の操作突起21a、21bが可撓性容器本体13と別体のものを例示したが、例えば、2本の操作突起21a、21bを可撓性容器本体13の傾斜部13cの縁部に設け、可撓性容器本体13を構成する容器壁を2本の操作突起21a、21bに溶着するようにして、2本の操作突起21a、21bが可撓性容器本体13の縁部の一部を構成するようにしてもよい。
[発明の実施の形態2]
図4(a)〜(c)は、この実施の形態2の可撓性容器30を示している。
この可撓性容器30は、可撓性容器本体13の排出部17側の傾斜縁13dが排出部17の一方側に設けられ、操作突起部21の複数の操作突起21a、21bが異なる形状の可撓性容器本体13の両縁部13eに沿って配置されている他は、全て実施の形態1と同様である。
このような可撓性容器30であっても、使用時には、収容室11に対応する外側から可撓性容器本体13を把持して圧迫すれば、操作突起21bに対して操作突起21aだけを近接方向に相対移動させ易く、括れ部23をより容易に破断させることができる。その結果、実施の形態1と全く同様にして使用することが可能であり、同様の効果を得ることが可能である。
なお、上記実施の形態1及び2では、何れも操作突起部21及び閉塞部19が排出部17と全て一体に成形されたものについて説明したが、例えば、図5に示すように、操作突起部21の一部、例えば操作突起21aだけを残部と異なる物品として形成した後、排出部17側に剥離可能に溶着等により接合することも可能である。この場合、接合強度を調整することにより、使用時の操作突起部21の操作荷重を調整することも可能である。
また、上記実施の形態1及び2では、排出部17の導出部17bの端部にタンパプルーフ用シール15dを装着した例についてのみ説明したが、例えば、図6に示すように、導出部17bの先端を被覆するキャップ部材33を装着するなどであってもよい。
[発明の実施の形態3]
図7(a)〜(c)はこの実施の形態3の可撓性容器40を示している。
実施の形態1、2では、収容室11に直接投与用薬剤を収容したが、この実施の形態3の可撓性容器40では間接投与用薬剤を収容している。具体的には、収容室11に他の薬剤容器に混合するための薬剤が収容されている。そのため、排出部17には基部17aから外側に向けて混注針部17cが設けられている。
また、操作突出部21が、排出部17から収容室11側に延出し、扁平形状の可撓性容器本体13の互いに対向する容器壁方向、即ち、厚さ方向に、先端側が互いに離間して配置された一対の操作突起片21c、21dからなり、可撓性容器本体13の外側から操作可能となっている。その他は、実施の形態1と同様に構成されている。
このような構成を有する可撓性容器40では、図8に示すように、他の薬液容器41のゴム栓42に混注針部17cを刺通させ、その後に可撓性容器本体13の外側から厚さ方向に圧迫する。これにより、図7(c)に示すように、操作突起片21c、21dを互いに近接させる方向に変位させて括れ部23を破断させ、排出流路15と収容室11との間の閉塞部19を開口させる。そして、この状態で収容室11に対応する可撓性容器本体13を変形させることにより、収容室11内の混注用の薬剤を排出流路15を経由して他の薬液容器41内に供給することができる。
このような可撓性容器40であっても、複数の操作突起片21c、21dを相対変位させることで、閉塞部19を開口させることができるため開口操作が容易である。しかも、開口操作を外側から可撓性容器本体13を変形させることで行えるため、開口操作と連続して可撓性容器本体13を圧迫して混注薬の排出操作を行うこともできる。また、閉塞部19や複数の操作突起21a、21bを排出部15と一体に作製することができ、可撓性容器本体13の製造が容易であり、使用時に異なる位置や大きさで閉塞部19に開口が形成されることを確実に防止できる。更に、可撓性容器10に薬剤が収容されているので、使用者がシリンジ等の注射薬等と見誤ることがないなど、実施の形態1、2と類似の効果を得ることができる。
なお、この実施の形態3では、混注用の薬剤を収容する可撓性容器40に、操作突起片21c、21dを設けることにより、排出流路15と収容室11との間を開口操作を行えるようにした例について説明したが、図9に示すように、同様の操作突起片21c、21dを容積のより大きい輸液容器50の混合用針部17dの送液路15fと収容室11との間の閉塞部17を開口させるために用いることも可能である。
本発明の実施の形態1の可撓性容器を示す図であり、(a)は正面図、(b)は断面図、(c)は一部を断面で示す側面図である。 本発明の実施の形態1の可撓性容器の使用状態を説明する図である。 本発明の実施の形態1の可撓性容器の排出流路の開口状態を示す断面図である。 本発明の実施の形態2の可撓性容器を示す図であり、(a)は正面図、(b)は断面図、(c)は一部を断面で示す側面図である。 本発明の実施の形態2の可撓性容器の変形例を示す断面図である。 本発明の実施の形態1、2の可撓性容器の変形例を示す部分断面図である。 本発明の実施の形態3の可撓性容器を示す図であり、(a)は正面図、(b)は断面図、(c)は排出流路の開口状態を示す断面図である。 本発明の実施の形態3の可撓性容器の使用状態を説明する図である。 本発明の実施の形態3の可撓性容器の変形可能例を示す図である。
符号の説明
10、30、40 可撓性容器
11 収容室
13 可撓性容器本体
13e 両縁部
13a、13b 端部
13c 傾斜縁
15 排出流路
15d タンパプルーフ用シール
17 排出部
17a 基部
17b 導出部
19 閉塞部
21 操作突起部
21a、21b 操作突起
21c、21d 操作突起片
23 括れ部
25 内視鏡
27 かん子口

Claims (11)

  1. 収容室が設けられた可撓性容器本体と、
    前記収容室からの排出流路が設けられた排出部と、
    前記排出流路の前記収容室側を開口可能に閉塞する閉塞部と、
    前記排出部から前記収容室側に延出し、先端側が互いに離間して可撓性容器本体の外側から相対変位可能に配置された複数の操作突起とを備え、
    前記複数の操作突起の相対変位で前記閉塞部が開口可能に構成されたことを特徴とする可撓性容器。
  2. 前記開口可能な閉塞部が、前記複数の操作突起の相対変位により破断して開口される開口形成部であることを特徴とする請求項1に記載の可撓性容器。
  3. 前記開口形成部が、前記収容室と前記排出流路との間を仕切る閉塞部に形成された脆弱部であることを特徴とする請求項2に記載の可撓性容器。
  4. 前記複数の操作突起の先端側が前記収容室に配置されると共に、互いに近接する方向に相対変位可能に構成されていることを特徴とする請求項1乃至は3の何れか一つに記載の可撓性容器。
  5. 前記可撓性容器本体が扁平形状を呈し、前記複数の操作突起が、該可撓性容器本体の互いに離間する縁部に沿って配置されていることを特徴とする請求項1乃至は4の何れか一つに記載の可撓性容器。
  6. 前記可撓性容器本体は、前記排出部側の端部から他方側の端部に向けて拡幅する傾斜縁を有し、前記複数の操作突起の少なくとも一つが前記傾斜縁に沿って配置されたことを特徴とする請求項1乃至は5の何れか一つに記載の可撓性容器。
  7. 前記傾斜縁が排出部の両側に形成されると共に、該両側の傾斜縁に沿ってそれぞれ異なる前記操作突起が配置されていることを特徴とする請求項6に記載の可撓性容器。
  8. 請求項1乃至は7の何れか一つに記載の可撓性容器の前記収容室に、流体が封入されていることを特徴とする流体入り可撓性容器。
  9. 前記流体が薬剤であることを特徴とする請求項8に記載の薬剤入り可撓性容器。
  10. 前記薬剤の封入量が、一回の投与量相当であることを特徴とする請求項9に記載の薬剤入り可撓性容器。
  11. 前記請求項9又は請求項10に記載の薬剤入り可撓性容器の前記排出部の先端側を内視鏡のかん子口に位置させる工程と、
    前記可撓性容器本体を外部から圧迫することにより、前記複数の操作突起を相対変位させて前記閉塞部を開口する工程と、
    前記可撓性容器本体を外部からさらに圧迫することにより、前記収容室内の薬剤を排出する工程とを備えたことを特徴とする薬剤投与方法。



JP2005114023A 2005-04-11 2005-04-11 可撓性容器及び薬剤入り可撓性容器 Expired - Fee Related JP4893882B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005114023A JP4893882B2 (ja) 2005-04-11 2005-04-11 可撓性容器及び薬剤入り可撓性容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005114023A JP4893882B2 (ja) 2005-04-11 2005-04-11 可撓性容器及び薬剤入り可撓性容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006288771A true JP2006288771A (ja) 2006-10-26
JP4893882B2 JP4893882B2 (ja) 2012-03-07

Family

ID=37410026

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005114023A Expired - Fee Related JP4893882B2 (ja) 2005-04-11 2005-04-11 可撓性容器及び薬剤入り可撓性容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4893882B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61121831A (ja) * 1984-11-16 1986-06-09 Mitsubishi Electric Corp ワイヤ放電加工装置
JPH0194856A (ja) * 1987-10-06 1989-04-13 Terumo Corp 混注用輸液バッグ

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61121831A (ja) * 1984-11-16 1986-06-09 Mitsubishi Electric Corp ワイヤ放電加工装置
JPH0194856A (ja) * 1987-10-06 1989-04-13 Terumo Corp 混注用輸液バッグ

Also Published As

Publication number Publication date
JP4893882B2 (ja) 2012-03-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20210292073A1 (en) Packaged products, inserts and compartments for aseptic mixing of substances, along with methods for use therewith
US20230293819A1 (en) Aseptic cartridge and dispenser arrangement
JP4930772B2 (ja) 2以上の容器を連通させるために使用する連通針
US8663188B2 (en) Dispenser and therapeutic package suitable for administering a therapeutic substance to a subject, along with method relating to same
EP2648783B1 (en) Aseptic cartridge
JP5299640B2 (ja) 複室容器
JP6325608B2 (ja) 有益剤の送達装置と共に使用するカートリッジ
JP2001017546A (ja) 薬液注入器具およびその製造方法
JP4004106B2 (ja) 薬液注入器具
JP3607464B2 (ja) 薬液注入器具
JP2002078799A (ja) 液体注入器具
WO2012128115A1 (ja) 穿刺針一体型アダプタ
JP4893882B2 (ja) 可撓性容器及び薬剤入り可撓性容器
JP3668293B2 (ja) 注入容器
JP4366131B2 (ja) 複室容器
WO2002005877A1 (fr) Dispositif de remplissage de liquide
JP4273962B2 (ja) 可撓性複室容器
JP3840774B2 (ja) 用時調製型薬液容器
US9821947B2 (en) Receptacle and method for storing and supplying a liquid and a liquid medical preparation
JP6031114B2 (ja) プレフィルドシリンジ用外筒、プレフィルドシリンジ用穿刺具およびプレフィルドシリンジ
JPH0759865A (ja) 注入容器
JP2009154024A (ja) 複室容器
JPH09206357A (ja) 薬液移送器具および薬液移送システム
JP2017148228A (ja) 薬剤収納済み軟質医療用容器および薬剤投与具
JP2005211336A (ja) 導液具収納体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080408

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100422

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100525

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100726

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110222

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110520

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110725

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20110902

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111115

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111206

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4893882

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150106

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees