JP2006287104A - マーク認識システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 識別用の文字列を撮像して認識する際に文字列について正しく認識することができるマーク認識システムを提供する。
【解決手段】 画像認識装置30は撮像した画像から、識別マークの識別用文字列および誤り検出用コードを解読する。パソコン40は解読した識別マークの誤り検出用コードを用いて、解読した識別用文字列について正誤判定し、正誤判定結果が誤りであると、解読した識別用文字列について識別用文字列を構成する文字群の一部を他の文字と入れ替えて訂正する。
【選択図】 図1

Description

本発明はマーク認識システムに関するものである。
従来、管理対象としている物品に識別マークを付して管理することが行われており、そのために識別マークの認識装置が使用されている(例えば、特許文献1等)。
特許文献1の装置は、以下のような構成を採っている。
第1のウエハ(21−1)に記入された文字列(A−1)、第2のウエハ(21−2)に記入された文字列(A−2),・・・,第Nのウエハ(21−N)に記入された文字列(A−N)を順次撮像し、前記文字列(A−1〜A−N)に1対1で対応する複数の画像信号(G−1〜G−N)を出力する撮像手段と、
前記画像信号(G−1〜G−N)に基づいて前記文字列(A−1〜A−N)をそれぞれ画像認識し、文字列(A−1〜A−N)の画像を1対1で対応した文字信号(L−1〜L−N)で出力する画像認識手段と、
前記文字信号(L−1〜L−N)を入力し、文字信号(L−1〜L−N)の中に重複する文字信号が含まれるか否かを識別する識別手段と、
前記識別手段により制御されて前記文字信号(L−1〜L−N)に1対1で対応する文字列(A’−1〜A’−N)を表示画面上に表示するとともに、重複する文字列には識別符号を付して表示する表示手段と
を具備している。これにより、文字列に重複がないかチェックし、重複がある場合には?等の識別符号を付して表示する。
また、ウエハ等に識別マークを刻印する方法として、レーザ光線を使用して刻印する方法が知られている。このレーザ光線の出力を大きくすることで、刻印の深度や大きさを大きくすることができ、その結果、誤読取を低減することができることが知られている。
特開平6−77100号公報
しかしながら、上記の特許文献1に開示された装置では、複数の重複する文字列を持つウエハが存在することが分かるが、重複する文字列を持つウエハのうち、いずれが正しい文字列を持つウエハで、いずれが誤って読み取られたものであるかの判別がつかない。つまり、物品に付された認識マークを誤って読み取った場合に、いずれが正しく読み取ったものであるかが分からないという問題がある。また、レーザ光線の出力を大きくすることで誤読取を低減しようとすると、刻印の周辺にレーザ光線の照射により飛散した半導体の破片が付着し、その結果、半導体ウエハ等の歩留まりや品質が低下するという問題がある。
本発明はこのような背景の下になされたものであり、その目的は、識別用の文字列を撮像して認識する際に文字列について正しく認識することができるマーク認識システムを提供することにある。
請求項1に記載の発明は、管理対象としている物品に付され、かつ、識別用文字列および誤り検出用情報を有する識別マークと、前記識別マークを撮像する撮像手段と、前記撮像手段により撮像した画像から、前記識別マークの識別用文字列および誤り検出用情報を解読する解読手段と、前記解読手段により解読した識別マークの誤り検出用情報を用いて、解読した識別用文字列について正誤判定する正誤判定手段と、前記正誤判定手段による正誤判定結果が誤りであると、解読した識別用文字列について識別用文字列を構成する文字群の一部を他の文字と入れ替えて訂正する訂正手段と、を備えたマーク認識システムをその要旨としている。
請求項1に記載の発明によれば、解読手段によって、撮像手段により撮像した画像から、識別マークの識別用文字列および誤り検出用情報が解読される。そして、正誤判定手段によって、解読手段により解読した識別マークの誤り検出用情報を用いて、解読した識別用文字列について正誤判定される。さらに、訂正手段によって、正誤判定手段による正誤判定結果が誤りであると、解読した識別用文字列について識別用文字列を構成する文字群の一部が他の文字と入れ替えられて訂正される。
このようにして、識別用の文字列を撮像して認識する際に文字列について正しく認識することができる。
請求項2に記載のように、請求項1に記載のマーク認識システムにおいて、前記解読手段は、撮像した画像から識別マークの識別用文字列および誤り検出用情報を解読する際に、識別用文字列を構成する文字群の各文字についての確か度合いを算出し、前記訂正手段は、確か度合いが低い文字について他の文字と入れ替えて解読した識別用文字列を訂正するものであるとよい。
請求項3に記載のように、請求項1または2に記載のマーク認識システムにおいて、前記解読手段は、撮像した画像から識別マークの識別用文字列および誤り検出用情報を解読する際に、識別用文字列を構成する文字群の文字について解読候補となる文字を準備し、前記訂正手段は、正誤判定手段による正誤判定結果が誤りである場合に、前記解読候補となる文字を入れ替えて解読した識別用文字列を訂正するものであるとよい。
請求項4に記載のように、請求項1〜3のいずれか1項に記載のマーク認識システムにおいて、更に、訂正手段により入れ替えた識別用文字列について、誤り検出用情報を用いて正誤判定する再正誤判定手段を備えるようにすると、再判定することにより精度向上を図る上で好ましいものとなる。
請求項5に記載のように、請求項4に記載のマーク認識システムにおいて、前記再正誤判定手段において識別用文字列について正しいと判定されるまで、前記訂正手段による文字の入れ替えと前記再正誤判定手段による正誤判定を繰り返すようにすると、精度向上を図る上でより好ましいものとなる。
請求項6に記載のように、請求項1〜5のいずれか1項に記載のマーク認識システムにおいて、前記識別マークの誤り検出用情報は、識別用文字列における各数字の合計値をコード化したもの、または、識別用文字列における各文字コードに対応する数値の合計値をコード化したものを用いるとよい。
請求項7に記載のように、請求項1〜6のいずれか1項に記載のマーク認識システムにおいて、前記識別マークの識別用文字列および誤り検出用情報は、管理対象としている物品としての半導体ウエハに対して、波長が523nmで、かつ、出力が186W以下のレーザビームを照射することによりマーキングしたものであると、異物の発生を抑制しつつマーキングすることができ、かつ、誤り検出用情報を付すことにより正しく認識することができる。
請求項8に記載のように、請求項1〜7のいずれか1項に記載のマーク認識システムにおいて、前記識別マークの識別用文字列および誤り検出用情報は、管理対象としている物品としての半導体ウエハに対してレーザビームを照射することによりマーキングしたものであり、かつ、マーキング中において半導体ウエハの外周面上または外周面から外方へ5mm以内の領域に吸引ノズルの吸引口を配置してレーザ照射に伴い発生する飛散物を吸引しながらマーキングしたものであると、マーキング中でのレーザ照射に伴い発生する飛散物を吸引して飛散物の半導体ウエハ表面への付着を防止することができる。
請求項9に記載のように、請求項1〜6のいずれか1項に記載のマーク認識システムにおいて、前記識別マークの識別用文字列および誤り検出用情報は、管理対象としている物品としての半導体ウエハに対してウエハ内部に集光点を合わせてレーザビームを照射してウエハでのレーザビーム入射面から所定距離だけ内方側に多光子吸収による改質領域または多孔質領域を形成することによりマーキングしたものであると、ウエハにおけるレーザビーム入射面から所定距離だけ内方側に形成した変質領域または多孔質領域によりマーキングされ、ウエハ表面においてレーザ照射に伴う異物の発生を防止することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1は、本実施形態におけるマーク認識システムの概略構成図であり、当該マーク認識システムはシリコンウエハ10に付された識別マーク11(後記する図3参照)を認識して、シリコンウエハ10を管理するためのものである。本実施形態においては、管理対象としている物品がシリコンウエハ(広義には半導体ウエハ)である。
図2には本実施形態におけるIC製造プロセスを示す。図2において、シリコンウエハを準備(用意)し、識別マークをレーザマーキングする。この識別マークは各シリコンウエハ毎に異なるものが付され、同マークによりシリコンウエハを特定することができる。マーキングした後において、シリコンウエハを洗浄する。さらに、シリコンウエハに対しIC製造工程(第1回目)を実施する。そして、シリコンウエハの識別マークを、図1に示した認識システムを用いて認識する。さらに、シリコンウエハに対しIC製造工程(第2回目)を実施する。
以下、識別マークの認識とIC製造工程(第3回目以降)を繰り返し実施して所望の素子を作り込む。なお、レーザマーキング後の洗浄は、IC製造工程(第1回目)での熱処理等の前洗浄の意味もある。
図3は、レーザマーキングを行った後のシリコンウエハ10の平面図である。
図3において、シリコンウエハ10の中央部分はチップ形成領域となっており、シリコンウエハ10の一方の面における外周縁には識別マーク11が付されている。識別マーク11は、識別用文字列12と誤り検出用コード(情報)13とを備えている。識別用文字列12は、シリコンウエハ10の表面にマーキングされ、撮像した画像により認識されるものである。図3では文字列12は6桁の数字にて構成している。具体的には、図3では「012345」としている。
誤り検出用コード13は、文字列12と共にシリコンウエハ10の表面にマーキングされ、撮像した画像により認識されるものである。誤り検出用コード13は、1桁のアルファベットにて構成しており、識別用文字列12における各数字の合計値をコード化したものである。具体的には、図3では誤り検出用コード13は、0+1+2+3+4+5=15であり、合計値「15」に対応するコードを「A」としている。即ち、「A」とは合計値「15」を意味している。このコードとして、合計値「16」を意味する「B」、合計値「17」を意味する「C」、合計値「18」を意味する「D」、…等がある。
図4,5にはレーザマーキング装置の概略構成を示す。
図4は平面図であり、図5は正面図である。図4,5において、テーブル(図示略)の上にはシリコンウエハ10が載置されている。シリコンウエハ10よりも上側においてレーザビームLbがミラー60を経てシリコンウエハ10の上面に照射される。また、吸引ノズル61が設けられ、吸引ノズル61の吸引口(開口部)61aは水平方向においてシリコンウエハ10の外周面10aから外側に所定距離Lだけ離間して配置されている。
ここで、識別マーク11(識別用文字列12と誤り検出用コード13)は、シリコンウエハ10に対して、波長が523nmで、かつ、出力が186W以下のレーザビームLbを照射することによりマーキングしたものである。これは次の理由による。
図6には、波長が523nmのレーザビームを用いたときにおけるレーザ出力(ワット)と異物発生の有無との関係についての測定結果を示す。ここで、異物について説明すると、図7に示すようにシリコンウエハ10の表面に凹部15を形成してマークを形成する際に、シリコンがレーザビームLbにより溶融して異物16となって凹部15の外周部や図8に示すように凹部15の周辺に付着する。図6において、レーザ出力を、190W,188W,186W,184W,182W,180Wとし、この場合における異物発生の有無を測定した結果、186W以下では異物が発生しなかった。これにより、波長が523nmで、かつ、出力が186W以下のレーザビームを照射してマーキングを行うと異物の発生を防止できることが分かる。
さらに、図3の識別マーク11(識別用文字列12と誤り検出用コード13)は、シリコンウエハ10に対してレーザビームLbを照射することによりマーキングしたものであり、しかもマーキング中においてシリコンウエハ10の外周面10a(図4,5参照)上または外周面10aから外方へ5mm以内の領域に吸引ノズル61の吸引口61aを配置してレーザ照射に伴い発生する飛散物(シリコンの破片や塵等)を吸引しながらマーキングしたものである。これは次の理由による。
図9に示す平面図において吸引ノズル61の吸引口(開口部)61aとシリコンウエハ10の外周面10aとの距離L(図4,5参照)を、−5mm、0m、5mm、10mmと変えつつウエハ表面の文字列の中央および両端の文字をSEMにて観察した。なお、このときの文字列は18文字である。その結果を図10に示す。
図10は集塵機の吸引ノズル61の位置と異物の除去効果を示すものであって、図10において、吸引口(ノズル先端部)61aとシリコンウエハ10の外周面10aとの距離Lを、−5mm、0m、5mm、10mmと変えると、L=−5mmの場合にはノズル61がレーザビームLbを遮るためマーキング不可能である。L=0mmの場合、即ち、ウエハ外周面10a上に吸引口61aがある場合には異物残りは発生しなかった。L=5mmの場合には、わずかに異物が残った。L=10mmの場合には、多量の異物が残った。このようにして、集塵機の吸引ノズル61の吸引口61aの位置が、ウエハ外周面10aから0〜5mmの範囲で異物を除去することができることが分かる。
次に、図1に示したマーク認識システムについて説明する。
マーク認識システムは、前述の識別マーク11(シリコンウエハ10に付されたマーク)とテーブル1とカメラ20と画像認識装置30とパソコン40とディプレイ50とにより構成されている。テーブル1の上にはシリコンウエハ10が載置される。
図1において、撮像手段としてのカメラ20によりシリコンウエハ10に付した識別マーク11を撮像することができるようになっている。解読手段としての画像認識装置30はカメラ20により撮像した画像から識別マーク11を解読するためのものである。
図11は、マーク認識システムの動作を示すフローチャートである。
ステップ101でカメラ20により識別マーク11を光学的に読み取って画像に変換する(撮像する)。次に、画像認識装置30はステップ102でマーク解読を行う。図12を用いて、マーク解読処理について説明する。図12の例において、読み取った画像(識別マーク)について、1文字ずつ文字候補群の中から読み取った画像に近い文字候補を少なくとも1つ選択する。詳しくは、識別マークを構成する7桁の文字に対して1文字ずつ文字毎の確か度合いを求めるとともに確か度合いの低い文字については解読候補を選出する。具体的には、図12では、文字列の各文字についての確か度合いとして、数字「0」に対して「90%」、数字「1」に対して「80%」、数字「2」に対して「70%」、数字「3」に対して「60%」、数字「4」に対して「50%」、数字「6」に対して「10%」、コードとしてのアルファベット「A」に対して90%と決定される。また、確か度合いの低い文字である「6」についての解読候補として、「6」、「8」、「5」、「3」が求められ、かつ、その確か度合いとして、数字「6」に対して「90%」、数字「8」に対して「50%」、数字「5」に対して「40%」、数字「3」に対して「20%」と決定される。換言すれば、「6」、「8」、「5」、「3」のうちの確か度合いが最も高い「6」が選択された状態が図12である。
図11において、パソコン40はステップ103で、解読した識別マーク(11)におけるコード(13)を用いて文字列(12)について正誤判定を行う。詳しくは、文字列(12)がチェックサム(コード13)と合致するか判定する。これを、図13(a),(b)を用いて説明するならば、図13(a)の識別マーク11に対し図13(b)の読み取り結果を得た場合においては、文字列(12)が正しく読み取れていると文字列(12)の総和が「15」であり、対応するコードが「A」となり、正しいことが分かる。そして、パソコン40は図11のステップ103において判定結果がOK、即ち、正しければ、ステップ106で確定し、ステップ107で表示する。
一方、ステップ103で正誤判定を行った結果、誤りであった場合について説明すると、図13(a)の識別マーク11に対し図13(c)の読み取り結果を得た場合においては、文字列(12)の総和が「16」であり、対応するコードが「B」となり、正しくないことが分かる。
パソコン40は図11のステップ103において誤りであったならばステップ104に移行して、解読した文字列(12)について確か度合いの低い文字に対し文字候補を入れ替えて訂正する。これを、図12の例で説明するならば、図13(c)および図12において、「0」,「1」,「2」,「3」,「4」,「6」についての確か度合いの比較において確か度合いが低い文字「6」に対し、「6」,「8」,「5」,「3」についての文字毎の確か度合いの比較において2番目に確か度合いが高い文字「8」を入れ替えて図14(a)に示すようにする。
パソコン40は図11のステップ104の処理を行った後、ステップ105に移行する。パソコン40はステップ105において入れ替えた文字列(12)について前述のステップ103と同様にして正誤判定を行う。パソコン40は図11のステップ105で正しければ、ステップ106で確定し、ステップ107で表示する。一方、正しくなかった場合について図14(a)を用いて説明するならば、図14(a)のように入れ替え後においては、文字列(12)の総和が「18」であり、対応するコードが「D」となり、正しくないことが分かる。
このようにパソコン40は図11のステップ105で正誤判定を行った結果、誤りであったならば、ステップ104に戻り、確か度合いが低い文字に対し文字候補を入れ替える。以下、ステップ104,105を繰り返してチェックサムが合致するまで(合計値がコードと一致するまで)文字候補の入れ替えとチェックサム判定を繰り返し、ステップ106で確定し、ステップ107で表示する。
図12の例で説明するならば、図14(a)における文字「8」に対し図12において次に確か度合いが高い文字「5」を図14(b)のように入れ替え後においては、文字列(12)の総和が「15」であり、対応するコードが「A」となり、正しいことが分かる。
以上のごとく、本実施形態は下記の特徴を有している。
マーク認識システムは、図1,11を用いて説明したように、シリコンウエハ10に付され、かつ、識別用文字列12および誤り検出用コード(情報)13を有する識別マーク11と、撮像手段としてのカメラ20と、解読手段としての画像認識装置30と、正誤判定手段および訂正手段としてのパソコン40とを備えている。そして、カメラ20は、識別マーク11を撮像する。画像認識装置30は、カメラ20により撮像した画像から、識別マーク11の識別用文字列12および誤り検出用コード(情報)13を解読する。さらに、パソコン40は、解読した識別マークの誤り検出用コード(情報)を用いて、解読した識別用文字列について正誤判定するとともに(図11のステップ103)、正誤判定結果が誤りであると、解読した識別用文字列について識別用文字列を構成する文字群の一部を他の文字と入れ替えて訂正する(図11のステップ104)。その結果、識別用文字列12を撮像して認識する際に文字列12について正しく認識することが可能となる。
また、画像認識装置30は、撮像した画像から識別マーク11の識別用文字列12および誤り検出用コード(情報)13を解読する際に、図12に示すごとく、識別用文字列12を構成する文字群の各文字についての確か度合いを算出し(図11のステップ102)、パソコン40は、確か度合いが低い文字について他の文字と入れ替えて解読した識別用文字列を訂正する(図11のステップ104)。よって、確か度合いを考慮して文字の入れ替えを行うことができる。
また、画像認識装置30は、撮像した画像から識別マーク11の識別用文字列12および誤り検出用コード(情報)13を解読する際に、図12に示すごとく、識別用文字列12を構成する文字群の文字について解読候補となる文字を準備し(図11のステップ102)、パソコン40は、正誤判定結果が誤りである場合に、解読候補となる文字を入れ替えて解読した識別用文字列を訂正する(図11のステップ104)。よって、解読候補を準備して容易に文字の入れ替えを行うことができる。
また、再正誤判定手段としてのパソコン40は、ステップ104において入れ替えた識別用文字列について、ステップ105で誤り検出用コード(情報)13を用いて正誤判定する。よって、再判定することにより精度向上を図る上で好ましい。そして、パソコン40において識別用文字列について正しいと判定されるまで、パソコン40による解読候補となる文字の入れ替えと正誤判定を繰り返す(図11のステップ104,105)。よって、精度向上を図る上でより好ましい。
また、識別マーク11の識別用文字列12および誤り検出用コード(情報)13は、図6を用いて説明したようにシリコンウエハ10に対して、波長が523nmで、かつ、出力が186W以下のレーザビームLbを照射することによりマーキングしたものである。こうすることにより、異物の発生を抑制しつつマーキングすることができ、かつ、誤り検出用コード(情報)13を付すことにより正しく認識することができる。
また、識別マーク11の識別用文字列12および誤り検出用コード(情報)13は、シリコンウエハ10に対してレーザビームLbを照射することによりマーキングしたものであり、かつ、図9,10を用いて説明したようにマーキング中においてシリコンウエハ10の外周面10a上または外周面10aから外方へ5mm以内の領域に吸引ノズル61の吸引口61aを配置してレーザ照射に伴い発生する飛散物を吸引しながらマーキングしたものである。こうすることにより、マーキング中でのレーザ照射に伴い発生する飛散物を吸引して飛散物のシリコンウエハ表面への付着を防止することができる(シリコンウエハ表面から除去できる)。
なお、前記実施形態は以下のように変更してもよい。
識別用文字列12と誤り検出用コード(情報)13の形成に関して、図15に示すように、シリコンウエハ10に対して表面から所定距離dだけ内方に集光点を合わせてレーザビームLbを照射して、図16に示すようにウエハ内部に多光子吸収による領域17を形成する。領域17は、レーザ加熱によりシリコンが改質された領域(改質領域)、具体的にはポリシリコン領域である。または、領域17はレーザ加熱によりシリコンが多孔質となった領域(多孔質領域)である。この領域(改質領域または多孔質領域)17によってウエハ10でのレーザビーム入射面から所定距離dだけ内方側にマークを形成する。
このように、識別用文字列12と誤り検出用コード(情報)13は、シリコンウエハ10に対してウエハ内部に集光点を合わせてレーザビームを照射してウエハ10でのレーザビーム入射面から所定距離dだけ内方側に多光子吸収による領域(改質領域または多孔質領域)17を形成することによりマーキングしたものである。よって、シリコンウエハ10におけるレーザビーム入射面から所定距離dだけ内方側に形成した領域(改質領域または多孔質領域)17によりマーキングされ、ウエハ表面においてレーザ照射に伴う異物の発生を防止することができる。
これまでの説明においてはシリコンウエハ(半導体ウエハ)を管理対象とした場合について説明してきたが、これに限ることなく、他にも、例えば液晶用ガラス基板にマークを付けて管理する場合等に適用することができる。
また、識別用文字列12は図3では6桁の数字で構成したが、桁数は5桁以下でも7桁以上でもよく、また、数字以外の文字、例えばアルファベットや漢字文字や特殊文字(♯、%、=、等)等でもよい。誤り検出用コード(情報)13に関して、図3では0+1+2+3+4+5=15であり、合計値「15」に対応するコード「A」を付与した。これに代わり、識別用文字列12における各文字がアルファベットや漢字文字や特殊文字等の場合においてはASCII文字コードやJISの符号表のように各文字を数字で符号化したものの合計値をコード化してもよい。このように、誤り検出用コード(情報)は、識別用文字列における各数字の合計値をコード化したものでも、識別用文字列における各文字コードに対応する数値の合計値をコード化したものでもよい。
また、誤り検出用情報(13)としてコード化したものを用いたが、これに限らずコード化せずに、例えば文字列12の合計値をそのまま、誤り検出用情報としてもよい。
また、識別マーク11(識別用文字列12および誤り検出用コード(情報)13)は刻印でなく印刷で形成してもよい。
実施形態におけるマーク認識システムの概略構成図。 IC製造プロセスを示す図。 レーザマーキングを行った後のシリコンウエハの平面図。 レーザマーキング装置の概略構成図。 レーザマーキング装置の概略構成図。 レーザ出力(ワット)と異物発生の有無との関係についての測定結果を示す図。 シリコンウエハにレーザビームを照射したときの状況を示す縦断面図。 シリコンウエハにレーザビームを照射したときの状況を示す縦断面図。 測定に用いた吸引ノズルとシリコンウエハの位置関係を示す平面図。 ノズル位置と異物の発生状況の測定結果を示す図。 マーク認識システムの動作を示すフローチャート。 マークの解読の際の確か度合いおよび解読候補の抽出についての説明図。 (a),(b),(c)は正誤判定の説明図。 (a),(b)は正誤判定の説明図。 シリコンウエハへのレーザビームの照射状況を示す縦断面図。 シリコンウエハの縦断面図。
符号の説明
10…シリコンウエハ、11…識別マーク、12…識別用文字列、13…誤り検出用コード、17…領域、20…カメラ、30…画像処理装置、40…パソコン、61…吸引ノズル、61a…吸引口、Lb…レーザビーム。

Claims (9)

  1. 管理対象としている物品に付され、かつ、識別用文字列および誤り検出用情報を有する識別マークと、
    前記識別マークを撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段により撮像した画像から、前記識別マークの識別用文字列および誤り検出用情報を解読する解読手段と、
    前記解読手段により解読した識別マークの誤り検出用情報を用いて、解読した識別用文字列について正誤判定する正誤判定手段と、
    前記正誤判定手段による正誤判定結果が誤りであると、解読した識別用文字列について識別用文字列を構成する文字群の一部を他の文字と入れ替えて訂正する訂正手段と、
    を備えたことを特徴とするマーク認識システム。
  2. 前記解読手段は、撮像した画像から識別マークの識別用文字列および誤り検出用情報を解読する際に、識別用文字列を構成する文字群の各文字についての確か度合いを算出し、前記訂正手段は、確か度合いが低い文字について他の文字と入れ替えて解読した識別用文字列を訂正することを特徴とする請求項1に記載のマーク認識システム。
  3. 前記解読手段は、撮像した画像から識別マークの識別用文字列および誤り検出用情報を解読する際に、識別用文字列を構成する文字群の文字について解読候補となる文字を準備し、前記訂正手段は、正誤判定手段による正誤判定結果が誤りである場合に、前記解読候補となる文字を入れ替えて解読した識別用文字列を訂正することを特徴とする請求項1または2に記載のマーク認識システム。
  4. 更に、訂正手段により入れ替えた識別用文字列について、誤り検出用情報を用いて正誤判定する再正誤判定手段を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のマーク認識システム。
  5. 前記再正誤判定手段において識別用文字列について正しいと判定されるまで、前記訂正手段による文字の入れ替えと前記再正誤判定手段による正誤判定を繰り返すことを特徴とする請求項4に記載のマーク認識システム。
  6. 前記識別マークの誤り検出用情報は、識別用文字列における各数字の合計値をコード化したもの、または、識別用文字列における各文字コードに対応する数値の合計値をコード化したものであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のマーク認識システム。
  7. 前記識別マークの識別用文字列および誤り検出用情報は、管理対象としている物品としての半導体ウエハに対して、波長が523nmで、かつ、出力が186W以下のレーザビームを照射することによりマーキングしたものであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のマーク認識システム。
  8. 前記識別マークの識別用文字列および誤り検出用情報は、管理対象としている物品としての半導体ウエハに対してレーザビームを照射することによりマーキングしたものであり、かつ、マーキング中において半導体ウエハの外周面上または外周面から外方へ5mm以内の領域に吸引ノズルの吸引口を配置してレーザ照射に伴い発生する飛散物を吸引しながらマーキングしたものであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のマーク認識システム。
  9. 前記識別マークの識別用文字列および誤り検出用情報は、管理対象としている物品としての半導体ウエハに対してウエハ内部に集光点を合わせてレーザビームを照射してウエハでのレーザビーム入射面から所定距離だけ内方側に多光子吸収による改質領域または多孔質領域を形成することによりマーキングしたものであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のマーク認識システム。
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