JP2006286110A - 電子機器及びその保持構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】持ち運び用のグリップハンドルを設けた電子機器において、そのグリップハンドルが、電子機器の記録媒体挿入口に対する記録媒体の挿脱を阻害することがなく、突出して邪魔になることもなく、記録媒体挿入口の防塵機能を付与できるようにする。
【解決手段】電子機器10は、記録媒体挿入口16、18を前面に有する筐体14を備える。グリップハンドル20は、電子機器10の前面の全幅に亘って延在するグリップバー32と、その延在方向の両端に連結された一対のアーム34とを備える。各アーム34の基端と筐体14は連結機構22で連結されている。連結機構22は、グリップハンドル20を、グリップバー32が筐体14の前面に近接して記録媒体挿入口を略々閉塞する閉塞位置と、グリップバー32が筐体14の前面から離隔して記録媒体挿入口16、18を開放し記録媒体の挿脱を可能にする開放位置との間で移動可能に支持している。
【選択図】図7

Description

本発明は、持ち運び用のグリップハンドルを備えた電子機器、及びその保持構造に関する。
近年の自動車用のナビゲーションシステムでは、地図情報のアップデートやプログラムのバージョンアップを容易に行えるように、そのナビゲーションシステムのコアユニットにハードディスクドライブ(HDD)を搭載し、パーソナルコンピュータ(PC)を介して、アップデートやバージョンアップを行えるようにしたものがある。
また、自動車用のオーディオシステムにおいても、コンパクトディスク(CD)プレーヤなどの再生装置に加えて、更にHDDを搭載し、PCから楽曲の圧縮データをダウンロードできるようにしたものがある。
これらシステムのユーザは、HDDを内蔵しているそれらシステムのコアユニットを、自動車の装着箇所から抜脱して室内に持ち込み、USBなどの適宜のインターフェースを介してPCに接続し、そのPCから、地図情報、プログラム、圧縮データなどのダウンロードを行う。
また、治安の良好でない地域では、ナビゲーションシステムやオーディオシステムの盗難防止のために、ドライバーが自動車から離れる際に、それらシステムのコアユニットを抜脱して携帯するということも行われている。
HDDはディスクを高速で回転し微小なクリアランスを隔ててディスクからヘッドでデータを読み取る構造であるため一般的に衝撃に弱く、そのため、HDD内蔵のコアユニットを持ち運び中に手を滑らせて取り落としたりすると、HDDがひどく損傷するおそれがあるため、持ち運び用のグリップハンドルを備えることが望まれる。
また、コアユニットに装備したグリップハンドルは、自動車の搭載箇所コアユニットを抜脱することを容易にし、その点からもグリップハンドルを装備することが望まれる。
自動車のナビゲーションシステムやオーディオシステムのコアユニットのように、自動車内の装着箇所に対する抜脱が容易なようにユニットとして構成した電子機器は、多くの場合、その全体形状が、上下方向に扁平な直方体形状とされており、その前面の面積は比較的狭く、しかも、その狭い前面に、メモリスティック(登録商標)やコンパクトフラッシュ(登録商標)カードなどのメモリカードや、CDやミニディスク(MD)などの記録媒体を挿入するための記録媒体挿入口が設けられている。
しかるに、自動車内の装着箇所に対する挿脱が容易なようにユニットとして構成した電子機器に装備するグリップハンドルの装備位置は、その電子機器を装着箇所に挿入する際にグリップハンドルが邪魔にならず、また、その電子機器を装着箇所から抜脱する際に容易に引き出せるように、その電子機器の前面とすべきである。
ただし、グリップハンドルが存在することによって、電子機器の前面の記録媒体挿入口に記録媒体を挿脱しにくくなってはならない。
また、自動車の車内は、屋内と比べれば塵埃レベルがはるかに高く、特に、電子機器が図2に示すように自動車の座席下方に設置された場合、床に溜まった埃や靴からの泥などの影響を受け易く、記録媒体挿入口には防塵用の蓋部材を設けることが望まれるが、その蓋部材とグリップハンドルとが干渉しては不都合である。
更に、グリップハンドルが電子機器の前面から前方へ大きく突出して、車内空間が狭められるようなことがあっても不都合である。
このような、自動車内の装着箇所に対する挿脱が容易なようにユニットとして構成した電子機器に、抜脱に際して電子機器を容易に引き出せるようにするための、ないしは、抜脱した後に電子機器を確実に把持して持ち運べるようにするためのグリップハンドルを設けたものは、従来より公知となっており、例えば、実公平7−53329号公報、特開平11−73240号公報、特開2000−339941号公報などに開示されている。
また、自動車に搭載する電子機器ではないが、ケースに対して挿脱可能なHDDにグリップハンドルを装備したものが、実登3047936号公報に開示されている。
しかしながらこれら特許文献に開示されているグリップハンドルを備えた電子機器は、上に述べた車載電子機器の望ましい要件を好適に満たしているとは言い難い。
実公平7−53329号公報 特開平11−73240号公報 特開2000−339941号公報 実登3047936号公報
従って本発明の目的は、持ち運び用のグリップハンドルを設けた電子機器であって、そのグリップハンドルが、電子機器の記録媒体挿入口に対する記録媒体の挿脱を阻害することがなく、突出して邪魔になることもなく、記録媒体挿入口の防塵機能を付与できるようにした、電子機器を提供することにある。また、本発明の更なる目的は、かかる電子機器の保持構造を提供することにある。
上記の目的を達成するため本発明の電子機器は、記録媒体挿入口を前面に有する筐体と、持ち運び用のグリップハンドルと、前記グリップハンドルと前記筐体とを連結し、前記グリップハンドルが前記筐体の前記前面に近接して前記記録媒体挿入口を略々閉塞する閉塞位置と、前記グリップハンドルが前記筐体の前記前面から離隔して前記記録媒体挿入口を開放し記録媒体の挿脱を可能にする開放位置との間で前記グリップハンドルを移動可能に支持する連結機構とを備えることを特徴とする。
また、本発明の電子機器の保持構造は、電子機器を装備すべき箇所に固定され、前記電子機器を接続する電気コネクタを有し、前記電子機器を挿脱可能に保持する保持ケースを備え、前記電子機器は、記録媒体挿入口を前面に有し前記保持ケースの前記電気コネクタに挿脱される電気コネクタを後面に有し前記保持ケースに挿脱される筐体と、持ち運び用のグリップハンドルと、前記グリップハンドルと前記筐体とを連結し、前記グリップハンドルが前記筐体の前記前面に近接して前記記録媒体挿入口を略々閉塞する閉塞位置と、前記グリップハンドルが前記筐体の前記前面から離隔して前記記録媒体挿入口を開放し記録媒体の挿脱を可能にする開放位置との間で前記グリップハンドルを移動可能に支持する連結機構とを備えることを特徴とする。
本発明に係る持ち運び用のグリップハンドルを備えた電子機器、及びその保持構造によれば、グリップハンドルを閉塞位置と開放位置との間で移動させることができるため、グリップハンドルが、電子機器の記録媒体挿入口に対する記録媒体の挿脱を阻害することがなく、突出して邪魔になることもなく、記録媒体挿入口の防塵機能を付与できるものとなっている。
以下に本発明の実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は本発明の実施の形態に係る持ち運び用グリップハンドルを備えた電子機器である自動車用のナビゲーションシステムのコアユニットと、このコアユニットを挿脱可能に保持する保持ケースとを示した斜視図、図2は保持ケースの取付態様を例示した自動車の助手席の模式図、図3は電子機器及び保持ケースの模式的断面図である。
図4乃至図8は上部筐体部材が取外された電子機器の説明図であり、図4はグリップハンドルが閉塞位置にある電子機器の斜視図、図5(A)はグリップハンドルが閉塞位置にある電子機器の平面図、(B)は同側面図、(C)は同正面図、図6はグリップハンドルが引出位置にある電子機器の斜視図、図7はグリップハンドルが開放位置にある電子機器の斜視図、図8(A)はグリップハンドルが開放位置にある電子機器の平面図、(B)は同側面図、(C)は同正面図である。
図9(A)乃至(C)は連結機構の作用を説明するための図、図10はばね部材の斜視図である。
図11乃至図15は上部筐体部材が取付けられた電子機器の説明図であり、図11はグリップハンドルが閉塞位置にある電子機器の斜視図、図12はグリップハンドルが引出位置にある電子機器の斜視図、図13はグリップハンドルが開放位置にある電子機器の斜視図、図14(A)はグリップハンドルが閉塞位置にある電子機器の平面図、(B)は同側面図、(C)は同正面図、図15(A)はグリップハンドルが開放位置にある電子機器の平面図、(B)は同側面図、(C)は同正面図である。
図16乃至図18は電子機器を収容した保持ケースの斜視図であり、図16はグリップハンドルが閉塞位置にある状態の図、図17はグリップハンドルが引出位置にある状態の図、図18はグリップハンドルが開放位置にある状態の図である。
図1に示すように、持ち運び用グリップハンドル20を備えた電子機器である自動車用のナビゲーションシステムのコアユニット10と、このコアユニット10を挿脱可能に保持する保持ケース12とによって、本発明の実施の形態に係る電子機器の保持構造が構成されている。
ここで、ナビゲーションシステムのコアユニット10とは、ナビゲーションシステムのうち、自動車のフロントウィンドウガラスやリアウィンドウガラスなどの適宜の箇所に取り付けられるアンテナと、ダッシュボード上の適宜の箇所に取り付けられるディスプレイ装置とを除いた、そのナビゲーションシステムの中核的構成部分を持ち運び可能なユニットとして構成したものである。
コアユニット10は、筐体14を備え、この筐体14の中には、データ及びプログラムを格納するためのハードディスクドライブ(HDD)、プログラムに従って動作する中央処理装置(CPU)、及びその他の公知の所要構成要素が収容されている。
また、図1に示されているのは、筐体14を構成する上部筐体部材及び下部筐体部材のうちの上部筐体部材14aである。尚、本発明は、ナビゲーションシステムのコアユニットに限られず、ユニットとして構成された、例えば、オーディオシステムのコアユニットなどの様々な車載電子機器に適用し得るものであるため、以下の説明では、コアユニット10を「電子機器」と呼ぶことにする。
保持ケース12は、電子機器10を装備すべき箇所に固定されるものであり、例えば、図2に示したように、自動車の助手席11の下方の空間に配設されて、自動車のフロア13に固定される。
電子機器10の筐体14は、その前面に、2つの記録媒体挿入口16、18を備えており、一方の記録媒体挿入口16はメモリーステック(登録商標)を挿入するための挿入口であり、他方の記録媒体挿入口18はコンパクトフラッシュ(登録商標)カードを挿入するための挿入口である。
電子機器10は更に、持ち運び用のグリップハンドル20を備えている。グリップハンドル20は、以下に説明する連結機構22を介して、筐体14に対して相対移動可能な状態で筐体14に連結されている。
筐体14の全体形状は、上下に扁平な略々直方体の形状であり、この筐体14を収容する保持ケース12の全体形状も、同じく上下に扁平な略々直方体の形状である。保持ケース12は、前面のみが開放した箱状のケースである。
筐体14は、挿入された電子機器10をこの保持ケース12にロックするためのロック機構15(図3に模式的に示した)を備えている。
このロック機構15は、保持ケース12の前面に設けられたロック解除ボタン17を押下することでロック解除可能に構成されている。
保持ケース12の奥壁部には、電子機器10を接続する電気コネクタ24(図3に模式的に示した)が装備されている。一方、電子機器10の後面には、保持ケース12の電気コネクタ24に挿脱される電気コネクタ26(図4、図5参照)が装備されている。
電子機器10を保持ケース12に挿入することによって、双方の電気コネクタ24、26が接続され、電子機器10を保持ケース12から抜脱することによってそれら電気コネクタ24、26が抜脱される。それら電気コネクタ24、26は、電子機器10を、自動車のバッテリや、ナビゲーションシステムのアンテナ、それにディスプレイなどに接続するためのものである。
グリップハンドル20は、電子機器10の前面の略々全幅に亘って水平方向に延在するグリップバー32と、その延在方向の両端に固定連結された一対のアーム34とで構成されている。
上述した連結機構22は、各々のアーム34の基端と、電子機器の筐体14とを連結するために、左右一対の機構として構成されている。
左右の連結機構22は、互いに鏡面対象の関係にあるため、以下の説明では図7〜図10を参照しつつ、一方の連結機構22についてだけ説明する。
筐体14は、図1に示した上側筐体部材14aと、図4〜図8に示した下部筐体部材14bとで構成されている。
連結機構22は、グリップハンドル10を下部筐体部材14bに連結することによって、グリップハンドル10を筐体14に連結している。従って、図示例の連結機構22はグリップハンドル10を筐体14に直接的に連結したものであるが、別の実施の形態として、連結機構22が、グリップハンドル10を筐体14に連結したフレームやシャシなどに連結することによって、グリップハンドル10を筐体14に間接的に連結する構成としてもよい。
図6〜図8に示したように、連結機構22は、下部筐体部材14bに一体に形成した案内溝形成部36及び案内フランジ部37と、グリップハンドル20のアーム34に固定連結した摺動部材38と、下部筐体部材14bに固設したばね部材40とで構成されている。尚、案内溝画成部36及び案内フランジ部37は、下部筐体部材14bに一体に形成せずに、下部筐体部材14bとは別体に形成した部材を下部筐体部材14bに固設したものとしてもよい。
案内溝画成部36は、図9に示したように、案内溝36Aを備えている。案内溝36Aは、電子機器10の前後方向に直線状に延在する前後移動用の案内溝44と、案内溝44の前端に略々三角形に画成された回転用の三角溝部46とで構成されている。
案内フランジ部37は、その上面が水平方向に延在しており、案内溝44と平行に筐体14の前後方向に延在している。
摺動部材38は、長円形の突起48を備えている。この突起48は案内溝画成部36に係合しており、直線案内溝44に案内されて電子機器10の前後方向に移動可能であると共に、三角溝部46の内部では一定の角度で回転可能となっている。これによって、摺動部材38が、電子機器10の前後方向に移動可能であると共に、突起48が三角溝部46の内部にあるときに、一定の角度で回転可能となっている。
図9に示したように、ばね部材40には、第1板バネ突起40a、第2板ばね突起40b、及び第3板バネ片40cが形成されている。
図10に示したように、それら第1板バネ突起40a、第2板ばね突起40bはばね部材40の本体片4002から延在する片体の先端に屈曲形成され、第3板バネ片40cは本体片4002から延在する片体で形成されている。
ばね部材40はその本体片4002のねじ挿通孔4004に挿通されたねじが下部筐体部材14bに突設されたボス部にねじ結合することで配設されている。
図9に示したように、摺動部材38にはノッチ52が形成されており、このノッチ52は第2板ばね突起40bと協働してクリック係止機構(スナップ係止機構)を構成するものである。摺動部材38には、ノッチ52と対照的な位置にもう1つのノッチが形成されているが、これは、摺動部材38が反対側の連結機構22に用いられたときに機能するものであり、図示した連結機構22においては機能していない。
グリップハンドル20のアーム34が筐体14に一杯に押し込まれているときには、図9(A)に示したように、摺動部材38の後端が第3板ばね片40cに当接しており、また、摺動部材38のノッチ52が第2板ばね突起40bと係合して、摺動部材38はこの位置にクリック係止されている。
このとき、グリップハンドル20は、図4、図5、図11、図14、図16に示したように、グリップバー32が筐体14の前面に近接して記録媒体挿入口16、18を略々閉塞する閉塞位置にある。
図9(A)の状態から、ユーザがグリップハンドル20のグリップバー32を把持して筐体14の前面から離隔する方向へ引き出すと、グリップハンドル20は図9(B)に示した引出位置へ移動され、この位置においては、摺動部材38の突起48が、案内溝44の前端に当接しており、また、摺動部材38が、第1板ばね突起40aによって、案内フランジ部37へ押付けられている。
このとき、グリップハンドル20は、図1、図6、図12、図17に示したように、グリップバー32が筐体14の前面から離隔した引出位置にある。
図9(B)の状態から、グリップハンドル20を、筐体14の前面に略々平行に延在する揺動軸芯の周りに揺動させることによって、図9(C)に示した状態にすることができる。図9(C)に示した状態では、第1板ばね突起40aが、摺動部材38の後端を押圧することによって、グリップハンドル20がこの位置にクリック係止されるようになっている。
このとき、グリップハンドル20は、図8(C)、図15(C)から明らかなように、グリップバー32が筐体14の前面から前方および下方に離隔して記録媒体挿入口16、18を開放し、記録媒体の挿脱を可能にする開放位置にあり、この状態を、図7,図8、図13、図15、図18に示す。
このようにグリップハンドル20が開放位置にあると、図8(B)、図15(B)に示したように、グリップバー32は筐体14の下面の下方に位置している。
従って連結機構22は、グリップハンドル20を、上述した閉塞位置と、引出位置と、開放位置との間で移動可能に支持している。
自動車に搭載されている電子機器10は、普段は図16に示した状態にあり、グリップハンドル20は閉塞位置にある。
電子機器10を保持ケース12から抜脱し、屋内に持ちむなどのように携帯する場合には、グリップハンドル20を閉塞位置から引出位置に抜き出し、引出位置にあるグリップハンドル20のグリップバー32を把持して持ち運ぶ。
また、屋内に持ち込んでパーソナルコンピュータ(PC)などに接続して使用する際には、グリップハンドル20を引出位置から開放位置に揺動させ、机の載置面などに置くと、グリップバー32は筐体14の下面の下方に位置していることから電子機器10の前面を水平よりも上向きにすることができ、電子機器10を机上で使用する上で便利になる。
また、電子機器10を自動車に搭載したままで、記録媒体挿入口16、18に対してメモリースティック(登録商標)またはコンパクトフラッシュ(登録商標)カードの挿脱を行うには、グリップハンドル20を閉塞位置から、引出位置、開放位置とし、その挿脱を行い、その後に再びグリップハンドル20を閉塞位置に戻しておく。
従って、本発明によれば、持ち運び用のグリップハンドル20を閉塞位置と開放位置との間で移動させることができるため、グリップハンドル20が、電子機器10の記録媒体挿入口16、18に対する記録媒体の挿脱を阻害することがなく、突出して邪魔になることもなく、記録媒体挿入口16、18の防塵機能も付与し得るものとなっている。
本発明に用いる連結機構は、以上に説明したものに限られず、様々な機構とすることができる。例えば、以上に説明した連結機構22において、図19に示すように、グリップハンドル20の揺動可能な角度を更に大きくして、電子機器10を机上などの載置面上に載置するときに、グリップハンドル20が電子機器10の支持脚部として機能する支持位置へ、グリップハンドル20を揺動させることができるようにすれば、電子機器10の前面を水平よりもさらに上向きにすることができ、電子機器10を机上で使用する上で便利になる。この場合、その連結機構は、グリップハンドルを上述した揺動軸心の回りに更に揺動させることによって、グリップハンドルを開放位置から支持位置へ移動可能にするものとなる。
また、連結機構を、リンク機構を用いて、あるいは、ラックピニオン機構を用いて構成するなど、連結機構には従来公知の様々な構造を採用できるが、実施例のように構成すると、構造が簡単であるため、コンパクト化、低価格化を図る上で有利となる。
また、本実施の形態では、グリップハンドル20を、閉塞位置と、引出位置と、開放位置との間で移動可能に支持するようにしたが、引出位置を省略し、グリップハンドル20を、閉塞位置と開放位置との間で移動可能に支持するようにしてもよく、この場合には、案内溝36Aは、前端が後端よりも低い位置に位置する傾斜した直線状あるいは湾曲線状の単一の溝などで構成されることになる。
また、本実施の形態では、電子機器が車載用のものである場合について説明したが、電子機器は車載用に限定されず、ノート型PCなどのような携帯型の電子機器に広く適用されるものである。
また、記録媒体挿入口16、18は、メモリーステック(登録商標)やコンパクトフラッシュ(登録商標)カード以外の記録媒体、例えば、CD、DVDやMD、あるいはテープ状記録媒体の挿入口であってもよい。
また、本実施の形態では、グリップバー32を電子機器10の前面の略々全幅に亘って延在させ、また、グリップバー32の延在方向の両端にそれぞれアーム34を設けることでグリップハンドル20を構成した場合について説明したが、グリップバー32を記録媒体挿入口を開閉するに足るかつ把持するに足る電子機器10の前面の幅よりも短い寸法の長さとし、また、アーム34は2本に限定されず1本としてその配設箇所を変えるようにしてもよいが、実施の形態のように構成すると、グリップバー32を把持し易く、グリップバー32を把持して安定した状態で電子機器10を持ち運びできる点で有利となる。
本発明の実施の形態に係る持ち運び用グリップハンドルを備えた電子機器である自動車用のナビゲーションシステムのコアユニットと、このコアユニットを挿脱可能に保持する保持ケースとを示した斜視図である。 保持ケースの取付態様を例示した自動車の助手席の模式図である。 電子機器及び保持ケースの模式的断面図である。 上部筐体部材が取外され、グリップハンドルが閉塞位置にある電子機器の斜視図である。 (A)は上部筐体部材が取外され、グリップハンドルが閉塞位置にある電子機器の平面図、(B)は同側面図、(C)は同正面図である。 上部筐体部材が取外され、グリップハンドルが引出位置にある電子機器の斜視図である。 上部筐体部材が取外され、グリップハンドルが開放位置にある電子機器の斜視図である。 (A)は上部筐体部材が取外され、グリップハンドルが開放位置にある電子機器の平面図、(B)は同側面図、(C)は同正面図である。 (A)〜(C)は、連結機構の作用を説明するための図である。 ばね部材の斜視図である。 上部筐体部材が取付けられ、グリップハンドルが閉塞位置にある電子機器の斜視図である。 上部筐体部材が取付けられ、グリップハンドルが引出位置にある電子機器の斜視図である。 上部筐体部材が取付けられ、グリップハンドルが開放位置にある電子機器の斜視図である。 (A)は上部筐体部材が取付けられ、グリップハンドルが閉塞位置にある電子機器の平面図、(B)は同側面図、(C)は同正面図である。 (A)は上部筐体部材が取付けられ、グリップハンドルが開放位置にある電子機器の平面図、(B)は同側面図、(C)は同正面図である。 グリップハンドルが閉塞位置にある電子機器を収容した保持ケースの斜視図である。 グリップハンドルが引出位置にある電子機器を収容した保持ケースの斜視図である。 グリップハンドルが開放位置にある電子機器を収容した保持ケースの斜視図である。 グリップハンドルを電子機器の支持脚部として機能する支持位置へ揺動させた状態の説明図である。
符号の説明
10……電子機器、12……保持ケース、16……記録媒体挿入口、18……記録媒体挿入口、20……グリップハンドル、22……連結機構、32……グリップバー、34……アーム、38……摺動部材、40……ばね部材、44……案内溝。

Claims (20)

  1. 記録媒体挿入口を前面に有する筐体と、
    持ち運び用のグリップハンドルと、
    前記グリップハンドルと前記筐体とを連結し、前記グリップハンドルが前記筐体の前記前面に近接して前記記録媒体挿入口を略々閉塞する閉塞位置と、前記グリップハンドルが前記筐体の前記前面から離隔して前記記録媒体挿入口を開放し記録媒体の挿脱を可能にする開放位置との間で前記グリップハンドルを移動可能に支持する連結機構と、
    を備えることを特徴とする電子機器。
  2. 前記連結機構は、前記グリップハンドルを、該グリップハンドルが前記筐体の前記前面から離隔する方向へ引き出された引出位置へ移動可能に支持しており、前記グリップハンドルは、前記閉塞位置から前記引出位置へ引き出された後に、前記筐体の前記前面に略々平行に延在する揺動軸心の回りに揺動して前記引出位置から前記開放位置へ移動されることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  3. 前記グリップハンドルは、グリップバーと、前記グリップバーに連結されたアームとを備え、前記記録媒体挿入口の閉塞と開放は前記グリップバーにより行なわれ、前記連結機構は、前記アームの基端と前記筐体との間を連結していることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  4. 前記グリップバーは前記筐体の略々全幅にわたって延在していることを特徴とする請求項3記載の電子機器。
  5. 前記アームは前記グリップバーの延在方向の両端にそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項4記載の電子機器。
  6. 前記開放位置で前記グリップバーは、前記筐体の下面よりも下方に位置することを特徴とする請求項3記載の電子機器。
  7. 前記連結機構は、前記電子機器の筐体に設けられた案内溝と、前記グリップハンドルに設けられ前記案内溝に係合する突起を有する摺動部材とを含んで構成されていることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  8. 前記グリップハンドルを前記閉塞位置と前記開放位置とにそれぞれ係止させる係止機構が設けられていることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  9. 前記連結機構は、前記グリップハンドルを、前記電子機器を載置面上に載置するときに該グリップハンドルが前記電子機器の支持脚部として機能する支持位置へ移動可能に支持しており、前記グリップハンドルは、前記閉塞位置から前記開放位置に揺動された後、さらに揺動されて前記開放位置から前記支持位置へ移動されることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  10. 電子機器の保持構造であって、
    前記電子機器を装備すべき箇所に固定され、前記電子機器を接続する電気コネクタを有し、前記電子機器を挿脱可能に保持する保持ケースを備え、
    前記電子機器は、
    記録媒体挿入口を前面に有し前記保持ケースの前記電気コネクタに挿脱される電気コネクタを後面に有し前記保持ケースに挿脱される筐体と、
    持ち運び用のグリップハンドルと、
    前記グリップハンドルと前記筐体とを連結し、前記グリップハンドルが前記筐体の前記前面に近接して前記記録媒体挿入口を略々閉塞する閉塞位置と、前記グリップハンドルが前記筐体の前記前面から離隔して前記記録媒体挿入口を開放し記録媒体の挿脱を可能にする開放位置との間で前記グリップハンドルを移動可能に支持する連結機構とを備える、
    ことを特徴とする電子機器の保持構造。
  11. 前記電子機器を前記保持ケースに挿入された状態でロック解除可能にロックするためのロック機構を備えたことを特徴とする請求項10記載の電子機器の保持構造。
  12. 前記電子機器が車載電子機器であり、前記保持ケースが車両に固定されるケースであることを特徴とする請求項10記載の電子機器の保持構造。
  13. 前記連結機構は、前記グリップハンドルを、該グリップハンドルが前記筐体の前記前面から離隔する方向へ引き出された引出位置へ移動可能に支持しており、前記グリップハンドルは、前記閉塞位置から前記引出位置へ引き出された後に、前記筐体の前記前面に略々平行に延在する揺動軸心の回りに揺動して前記引出位置から前記開放位置へ移動されることを特徴とする請求項10記載の電子機器の保持構造。
  14. 前記グリップハンドルは、グリップバーと、前記グリップバーに連結されたアームとを備え、前記記録媒体挿入口の閉塞と開放は前記グリップバーにより行なわれ、前記連結機構は、前記アームの基端と前記筐体との間を連結していることを特徴とする請求項10記載の電子機器の保持構造。
  15. 前記グリップバーは前記筐体の略々全幅にわたって延在していることを特徴とする請求項14記載の電子機器の保持構造。
  16. 前記アームは前記グリップバーの延在方向の両端にそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項15記載の電子機器の保持構造。
  17. 前記開放位置で前記グリップバーは、前記筐体の下面よりも下方に位置することを特徴とする請求項14記載の電子機器の保持構造。
  18. 前記連結機構は、前記電子機器の筐体に設けられた案内溝と、前記グリップハンドルに設けられ前記案内溝に係合する突起を有する摺動部材とを含んで構成されていることを特徴とする請求項10記載の電子機器の保持構造。
  19. 前記グリップハンドルを前記閉塞位置と前記開放位置とにそれぞれ係止させる係止機構が設けられていることを特徴とする請求項10記載の電子機器の保持構造。
  20. 前記連結機構は、前記グリップハンドルを、前記電子機器を載置面上に載置するときに該グリップハンドルが前記電子機器の支持脚部として機能する支持位置へ移動可能に支持しており、前記グリップハンドルは、前記閉塞位置から前記開放位置に揺動された後、さらに揺動されて前記開放位置から前記支持位置へ移動されることを特徴とする請求項10記載の電子機器の保持構造。
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