JP2006285036A - 生体情報表示バンド、ロールシート、および生体情報表示バンド作成システム - Google Patents

生体情報表示バンド、ロールシート、および生体情報表示バンド作成システム Download PDF

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Abstract

【課題】 識別情報の印刷部分が汚損し難く、また、印刷ミス等により生じる無駄を削減することができる生体情報表示バンド等を提供することを課題とする。
【解決手段】 患者を識別するための識別情報を表示する表示部12を有し、表示部12の一端から延びるベルト部13を患者の手首に巻きつけ、当該ベルト部13を表示部の他端に係止して使用する医療用リストバンド1であって、表示部12は、識別情報を表記した識別タグTを挿入するための挿入開口21を有し、識別タグTを収容する袋状のタグ収容部22を備え、タグ収容部22は、収容した識別タグTの識別情報を外部から視認可能なように、少なくとも一部が透明に構成されていることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、生体が有する生体情報を表示する表示部を有し、表示部の一端から延びるベルト部を生体の一部に巻きつけて使用する生体情報表示バンド、ロールシート、および生体情報表示バンド作成システムに関する。
生体が有する生体情報を表示する生体情報表示バンドの一例として、患者の識別情報を表示した医療用リストバンドが挙げられる。医療用リストバンドは、患者の取り違い等に起因した医療過誤を防止するための手段として提案されており、患者の氏名や血液型等の識別情報を印刷するための表示部と、患者の手首(または足首)に巻き付けるバンド本体と、が一体に形成されている。そして、汎用のプリンタを用いて表示部に患者の識別情報を印刷した後、バンド本体を患者の手首に巻き付けるようになっている。
特開2001−137017号公報
しかしながら、従来の医療用リストバンド(生体情報表示バンド)は、医療用リストバンドを構成する表示部に直接印刷を行うものであり、使用に伴う摩擦や汚れや薬品の付着等により表示部の識別情報を印刷した部分が欠損したり汚損し易いという問題があった。また、使用者の操作ミスやプリンタの不具合に起因した印刷ミスが生じると、その都度別の医療用リストバンドに印刷を行う必要があるため、印刷済みの医療用リストバンドは表示部のみでは無くリストバンド全体が無駄となってしまう。
また、識別情報を視覚的に把握可能とするために、血液型等の特定の識別情報に応じて色分けし、識別情報をカラー表示させることが好ましいが、医療用リストバンドのように(患者に対する安全性、使用時の耐久性を考慮した)特殊な素材に対して、直接カラー印刷し、なおかつ前述のように印刷した部分が欠損したり汚損しないようにすることは、コスト的にも技術的にも難しい。
本発明は、かかる問題に鑑みて為されたものであり、識別情報の印刷部分が汚損し難く、印刷ミス等により生じる無駄を削減することができると共に、識別情報をカラー印刷可能な生体情報表示バンド、ロールシート、および生体情報表示バンド作成システムを提供することを課題としている。
本発明は、生体が有する生体情報を表示する表示部を有し、表示部の一端から延びるベルト部を生体の一部に巻きつけ、当該ベルト部を前記表示部の他端に係止して使用する生体情報表示バンドであって、表示部は、生体情報を表記した生体情報表示タグを挿入するための挿入開口を有し、生体情報表示タグを収容する袋状のタグ収容部を備え、タグ収容部は、収容した生体情報表示タグの生体情報を外部から視認可能なように、少なくとも一部が透明に構成されていることを特徴とする。
この構成によれば、識別情報を印刷した生体情報表示タグが、識別情報を外部から視認可能なように構成された袋状のタグ収容部に収容される。すなわち、タグ収容部により表示部が受ける摩擦や汚れから生体情報表示タグを保護して、生体情報表示タグの印刷部分の欠損や汚損を防止することができる。これにより、生体情報表示タグの欠損や汚損に起因した識別情報の読み違いを有効に防止することができ、より確実に医療過誤を低減させることができる。
また、印刷ミス等が生じても、生体情報表示タグを換えるだけで済み、医療用リストバンド全体が無駄になることが無く、医療用リストバンドを有効に利用することができる。
さらに、生体情報表示タグに対して、汎用のプリンタ等を用いて識別情報をカラー表記しておくことにより、表示部で識別情報を容易にカラー表示させることができ、重要な情報などは一目で識別することができる。
なお、識別情報の表示は、文字表示だけに限定されず、シンボル画像(バーコード、二次元コード等)により表示しても良い。すなわち、識別情報の表示は、人や機器により(光学的に)読み取り可能となっている。
この場合、表示部および前記ベルト部は、2枚重ねのシートを切り抜いて一体に形成されており、生体情報表示タグの挿入開口に相当する部位を除いて輪郭線を熱圧着することにより、袋状にタグ収容部が形成されていることが好ましい。
この構成によれば、医療用リストバンドは、当該医療用リストバンドの形状に倣って切り抜いた2枚重ねのシートを、挿入開口に相当する部位を除いてその輪郭線を熱圧着したものであるので、袋状の表示部を有する医療用リストバンドを容易かつ低コストで医療用リストバンドを製造することが可能である。
なお、2枚重ねのシートを切り抜いてから、輪郭線を熱圧着させるようにして医療用リストバンドを製造しても良いし、医療用リストバンドの形状に倣って2枚のシートを熱溶着させた後、これを切り抜くようにして医療用リストバンドを製造しても良い。
この場合、ベルト部を表示部の端に係止する固定具をさらに備え、固定具は、前記係止のために表示部に形成した第1係止孔およびベルト部に形成した第2係止孔に挿通する突部片と、突部片に抜け止め状態で嵌合する嵌合片と、突部片および嵌合片を連結するヒンジ部と、を有することが好ましい。
この構成によれば、表示部に形成した第1係止孔およびベルト部に形成した第2係止孔を固定具で係止することにより、ベルト部を表示部の端に容易に係止することができる。
この場合、突部片および嵌合片は、ベルト部の長手方向(ベルト部の延在方向)に連結されていると共に、突部片または嵌合片には、ベルト部を挿通させるスリットが形成され、第2係止孔は、ベルト部の長手方向に複数形成されており、固定具は、第1係止孔を突部片に挿通させると共にスリットにベルト部側を挿通させてから、第2係止孔を突部片に挿通させることにより、ベルト部を表示部の端に係止することが好ましい。
この構成によれば、突部片および嵌合片がベルト部の長手方向に連結されている場合であっても、ベルト部をスリットに挿通させ、ベルト部の長手方向に複数形成された第2係止孔により、患者の手首に合わせてベルト部の嵌合位置を調節しながら、ベルト部と表示部とを係止させることができる。また、ベルト部の表側に表示部の裏側を合わせた状態で、ベルト部と表示部と、を係止させることもでき、医療用リストバンドを患者の手首に装着したときに、外側へのベルト部や表示部の端の出っ張りを比較的少なくできる。
この場合、挿入開口を構成するタグ収容部の開口部位に、第1係止孔が形成されていることが好ましい。
この構成によれば、開口部位に第1係止孔が形成されているため、第1係止孔と第2係止孔とを係止することにより、挿入開口を閉じることができる。すなわち、医療用リストバンドを係止するための係止機構(固定具、第1係止孔、および第2係止孔)が、挿入開口を閉じるための封止機構を兼ねている。このため、挿入開口から生体情報表示タグを挿入した後、表示部とタグ収容部とを係止すると、挿入開口が閉じられ、封止性を高めることができる。
この場合、表示部およびベルト部は、防水性を有しており、突部片および嵌合片のいずれか一方には、挿入開口の開口幅方向に延在して押え凸部が形成されていると共に、他方には、開口部位およびベルト部を介して、押え凸部を受ける受け部が形成されていることが好ましい。
この構成によれば、固定具に形成された押え凸部と受け部とにより、表示部とベルト部とが線状に押圧されるため、開口部位を確実に封止して、タグ収容部の封止性を高めることができる。この結果、タグ収容部の開口部位が略液密に封止され、表示部(タグ収容部)の内部に液体が浸入することを有効に防止することができる。したがって、医療用リストバンドに水等の液体がかかっても、収容した生体情報表示タグに液体が付着して欠損や汚損することがなく、生体情報表示タグを紙等の汎用な素材で作成することが可能である。
この場合、挿入開口を封止する封止手段をさらに備えていることが好ましい。
この構成によれば、挿入開口を封止手段で封止して閉じることができ、タグ収容部に挿入した生体情報表示タグが挿入開口から脱落することを防止することができる。ここにいう封止手段としては、ファスナ機構や、裏面に粘着材が塗布されたシール部材等を挙げることができる。なお、封止手段としてファスナ機構を採用した場合には、挿入開口の封止後も、挿入開口を任意に開閉することができるため、識別情報に変更が生じた場合等には、挿入した生体情報表示タグを容易に交換することができる。
この場合、固定具は、ベルト部を表示部の端に係止することにより、封止手段により封止した挿入開口を覆うことが好ましい。
この構成によれば、封止手段により封止した挿入開口が固定部により覆われるので、固定具を外さない状態で挿入開口を開封することは非常に困難であり、生体情報表示バンドを生体に装着中に、挿入開口が開封されることを有効に防止することができる。
この場合、生体情報表示タグを収容したタグ収容部の開口部位を、熱溶着させて封止することが好ましい。
この構成によれば、生体情報表示タグの挿入後に挿入開口を熱溶着して封止するので、タグ収容部に挿入した生体情報表示タグを液密に封止することができる。
生体情報表示タグは、生体情報を、当該生体情報に対応付けた色および/または図形で表示することが好ましい。
この構成によれば、生体情報を所定の色や図形、またはこれらの組み合わせによって表示することが可能であり、より効果的に(分かり易く)生体情報を表示することが可能である。例えば、各血液型にそれぞれ異なる色を対応させておき、これを生体情報表示タグにカラー表示させれば、色覚的に血液型を把握することが可能となる。同様に、生体情報を図形に(1対1で)対応させることにより、図形で生体情報を表示させることも可能である。すなわち、重要な生体情報を一目で認識することができ、医療過誤をより確実に防止することができる。
この場合、タグ収容部には、生体情報表示タグと共に、または生体情報表示タグに代えて、生体情報を含む情報を記憶させたICタグが収容されることが好ましい。
この構成によれば、タグ収容部内に生体情報を含む情報を記憶させたICタグが収容されるため、専用のリーダにより、収容したICタグの情報を読み取り、生体を機械的に(自動)識別することが可能であると共に、専用のライタにより、収容したICタグの情報を書き換えたり、追記したりすることが可能である。この場合、ICタグのリーダ/ライタや医療用端末、医療用サーバを含めた医療システムにより、ICタグの情報を読み込んだり、情報を生成して書き込んだりすることにより、タグ収容部内のICタグで、自動的に生体の情報管理を行うことが可能である。
本発明は、ロール状に巻回された長尺のロールシートであって、上記のいずれかに記載の医療用リストバンドが複数作り込まれると共に、作り込まれた各医療用リストバンドの輪郭の一部を残して、切り離し用の切込みが当該輪郭に沿って入れられていることを特徴とする。
この構成によれば、長尺のロールシートに、生体情報表示バンドを連続して複数作り込むことにより、多数の生体情報表示バンドを効率的に製造することが可能である。また、生体情報表示バンドは、ロール状に巻回された状態で提供されるため、未使用の生体情報表示バンドをコンパクトな状態で収容(保管)することができると共に、生体情報表示バンドの使用時には、必要な数だけロールシートの切込みから切り離せばよいため、使用者の利便性を向上させることができる。
本発明の生体情報表示バンド作成システムは、生体情報データを入力するための入力手段と、生体情報表示タグとなる印刷媒体に対して、入力された生体情報データに基づいた(所定のフォーマットで)印刷を行う印刷手段を有し、上記のいずれかに記載の生体情報表示バンドに収容される生体情報表示タグを作成するタグ作成手段と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、入力手段により入力された生体情報データに基づいて生体情報を印刷した生体情報表示タグを作成することができる。
この場合、印刷媒体は、ロール紙であり、タグ作成手段は、印刷媒体の印刷済み部分をオートカットするオートカット手段をさらに備えることが好ましい。
この構成によれば、印刷媒体としてロール紙を用いているため、連続印刷が可能となり、効率よく生体情報表示タグを作成することができる。そして、オートカット手段により、識別情報の印刷を終えた印刷済みの部分が所定の長さでオートカットされ、自動的に生体情報表示タグが作成されるので、使用者が印刷済み部分を手動で切断する煩雑さが無く、利便性がよい。
この場合、生体情報には、生体を識別するための生体識別情報が含まれており、生体識別情報と他の生体情報とを関連付けた生体情報テーブルを記憶したテーブル記憶手段と、入力手段により入力された生体識別情報および生体情報テーブルに基づいて、当該生体識別情報に関連付けられた他の生体情報を検索した後、印刷手段を制御して、入力された生体識別情報および生体情報、検索して得られた生体情報に基づいた印刷を行わせる制御手段と、を備えたことが好ましい。
この構成によれば、入力した生体識別情報に基づいて、生体情報テーブルから生体情報を検索し、この検索結果で得られた生体情報も印刷することができる。したがって、予め生体情報テーブルを作成しておけば、生体識別情報を入力するだけで、効率よく生体情報を印刷した生体情報表示タグを作成することができる。
以下、添付の図面を参照して本発明を適用した医療用リストバンド(生体情報表示バンド)について説明する。第1実施形態の医療用リストバンド1は、患者(生体)を識別するための識別情報を印刷した識別タグT(生体情報表示タグ)を用いて、識別情報を表示させる表示部12を有するバンド本体2と、バンド本体2の一端を他端に係止する固定具3と、を備えており、バンド本体2を患者の手首に巻き付け、固定具3でこれを環状に係止・固定して使用するようになっている。
なお、識別情報としては、患者氏名、性別、ID番号、血液型、診療科目、患者の属する病棟番号、電話番号、アレルギー項目などが挙げられ、識別タグTには、これら識別情報が文字や図形、シンボル画像(バーコードや2次元コード)等で印刷される。
図1に示すように、バンド本体2は、可撓性を有するシート11を2枚重ねにし、バンド本体2の形状に倣って切り抜くと共にその輪郭部に沿って(後述の挿入開口21を除き)熱溶着したものであり、上記の表示部12と、表示部12の一端から延在し、その先端側を表示部12の他端に係止させるベルト部13と、が一体に形成されている。この場合、シート11には、防水性を有し、医学的に安全性の高いポリウレタン等の素材が用いられる。
表示部12は、識別タグTを挿入する挿入開口21を有し、識別タグTを収容する袋状のタグ収容部22を備えている。上記した2枚のシート11の熱溶着は、表示部12の一部、具体的にはベルト部13が延在する側とは反対側の端部を除いて行われており、この非熱溶着部がタグ収容部22の挿入開口21となっている。(図面において、シート11の熱溶着部は斜線で示している。)バンド本体2を構成する2枚のシート11のうち1枚は透明のものが使用されており、タグ収容部22の片面は透明に構成されている。すなわち、表示部12では、タグ収容部22に収容した識別タグTの識別情報を、透明のシート11を介して、外部から使用者が視認可能であり、また専用のリーダにより光学的に読み取り可能に表示するようになっている。なお、本実施形態では、2枚のうち、1枚のシート11のみを透明のもので構成したが、2枚とも透明のものを用いることも当然に可能である。
また、挿入開口21を構成する開口部位23には、ベルト部係止用の第1係止孔24が、挿入開口21の開口幅に亘り、抜きっぱなしの状態で3個形成されている。そして、この第1係止孔24には、固定具3の3個の突部52(後述する)が挿通されるため、固定具3により表示部12とベルト部13とを係止すると、挿入開口21が封止され、タグ収容部22に収容した識別タグTが挿入開口21から脱落することを防止できるようになっている。なお、第1係止孔24や固定具3の突部52の個数は、3個に限るものでは無く、実情に合わせて任意の数とすることができることはいうまでもない。
ベルト部13には、3個並んだ第1係止孔24の真ん中の第1係止孔24に重ね合わせ、第1係止孔24と共に固定具3の突部52に挿通させて、表示部12に係止するための第2係止孔31が形成されている。第2係止孔31の縁部は、熱溶着されている。第2係止孔31は、ベルト部13の長手方向に並んで複数形成されており、患者の手首の太さに合わせて適当な位置にある第2係止孔31を選び、固定具3により係止位置を適宜調節できるように構成されている。そして、固定具3からはみ出すベルト部13の余分な部分は、ハサミ等でカットすればよい。なお、第2係止孔31は、係止時の強度を増すために複数列形成しても良い。また、第2係止孔31を第1係止孔24の真ん中に重ねる構成としなくても良い。
なお、図2に示すように、バンド本体2は、当該バンド本体2を構成する2枚のシート11を重ね合わせ、ロール状に巻回した長尺のロールシート41に複数連続して作り込まれている。ロールシート41は、バンド本体2の幅(挿入開口21の開口幅)よりも幅広に構成されており、挿入開口21を除いたバンド本体2の輪郭および第1係止孔24の輪郭に合わせて、ロールシート41を熱溶着すると同時に、バンド本体2の輪郭および第1係止孔24の輪郭に合わせてカッタで打ち抜く(プレス打ち抜きする)ことによりロールシート41からバンド本体2が形成される。この場合、バンド本体2の輪郭は、ロールシート41から完全に切り離されないように一部分を残した状態で打ち抜かれており、使用時には、使用者がロールシート41からバンド本体2を容易に切り離すことができるようになっている(図2(b)参照)。
図1に示すように、固定具3は、表示部12の開口部位23に形成された3個の第1係止孔24にそれぞれ対応する3個の突部52が形成された突部片51と、各突部52に嵌合する嵌合孔62が形成された嵌合片61と、突部片51および嵌合片61を折り込み自在に、かつ突部52の並び方向(挿入開口21の開口幅方向)に連結するヒンジ部71と、を備えている。図1(b)に示すように、各突部52の先端には、ほぞ部52aが形成されている。一方、各嵌合孔62は、突部52のほぞ部52aが抜け止め状態で嵌合するようにテーパ状に形成されている。
そして、表示部12とベルト部13とを係止するときには、適宜重ね合わされた第1係止孔24および第2係止孔31に対して突部52を挿通させた後、突部52を嵌合孔62に嵌合させる。
なお、図3に示すように、本実施形態において、患者の手首に対するバンド本体2の巻き方は、透明シート側である表示部12(またはベルト部13)の表面にベルト部13(または表示部12)の裏面を(上から)合わせるようにした巻き方(巻き方1:図3(b))と、表示部12およびベルト部13の裏面を合わせるようにした巻き方(巻き方2:図3(a))と、の2通りが考えられる。「巻き方1」は、医療用リストバンド1を患者にはめたときに、外側への出っ張り(特に固定具3部分)が少ないという利点を有し、一方、「巻き方2」は、患者の手首に固定具3が接触しないためすれて痛くなることがなく、また、固定具3による係止を行いやすいという利点を有している。したがって、いずれの巻き方を採用するかについては、患者の要望や使い勝手等を総合的に考慮して決定すればよい。
次に、固定具3の変形例について説明する。図4に示すように、第1変形例の固定具3は、上記した固定具3と略同様に構成されているが、タグ収容部22内に水等の液体が浸入することを防止する一対の防水機構81がさらに設けられている。
図4に示すように、一対の防水機構81は、重ね合わせた表示部12およびベルト部13を密着させるように押えることにより、挿入開口21およびベルト部13をカットした場合に生じる開口や、(3個の)第1係止孔24を介してタグ収容部22に水が浸入することを防止するためのものであり、ベルト部13の長手方向に並んで、第1係止孔24を挟むように設けられている。
各防水機構81は、突部片51の内側に形成された押え凸部82と、押え凸部82の位置に対応して嵌合片61の内側に形成された受け部83と、を有している。押え凸部82は、挿入開口21の幅長と略同じ、またはそれ以上の長さを有する突条であり、挿入開口21の幅方向に一致する突部52の並び方向に延在している。受け部83も押え凸部82と同様に構成された突条であり、挿入開口21の幅方向に一致する嵌合孔62の並び方向に延在している。
そして、固定具3により表示部12とベルト部13とを係止すると、各防水機構81の押え凸部82と受け部83とが、表示部12およびベルト部13を介して押し合い状態となる。すなわち、第1係止孔24を挟んだ2ヶ所において、表示部12およびベルト部13が、線状に潰されて略液密状態で密着し、タグ収容部22に対する浸水が防止される。
特に、表示部12側(挿入開口21および第1係止孔24)では、タグ収容部22の開口端側(第1係止孔24の右側)に位置する防水機構81aで、挿入開口21を液密に封止すると共に第1係止孔24付近のシート11を離間し難くして第1係止孔24からの浸水をある程度防ぎ、タグ収容部22の奥側(第1係止孔24の左側)に位置する防水機構81bで、防水機構81aで防ぎ切れなかった水をさらに防ぐといった2段階の防水構成であるので、タグ収容部22に水が浸入することを有効に防止することができ、識別タグTを保護することができる。もっとも、防水機構81は、必ずしも一対設けなければならないものではなく、実情に合わせて、タグ収容部22の奥側の防水機構81bのみ、または防水機構aのみだけを設ける構成とすることも可能である。
なお、本変形例の防水機構81では、突部片51に押え凸部を設け、嵌合片61に受け部83を設ける構成としたが、突部片51に受け部83を設け、嵌合片61に押え凸部82を設ける構成とすることも当然に可能である。
また、表示部12(開口部位23)およびベルト部13を線的に押圧し、これらを潰すように挟み込むことができる形状であれば、押え凸部82および受け部83の形状は任意に設定することができる(図5参照)。例えば、押え凸部82および受け部83を構成する突条の先端形状は、半球状としても良いし、三角形状としてもよい。また、受け部83の形状は、突条に限定されるものではなく、凹状のもので押え凸部82(突条)を受ける構成とするなど、様々な形状の組み合わせにより押え凸部82および受け部83を構成ことが可能である。
次に、図6を参照して、第2変形例の固定具3について説明する。第2変形例の固定具3は、上述の固定具と同様、3個の第1係止孔24にそれぞれ対応する3個の突部52が形成された突部片51と、各突部52に嵌合する嵌合孔62が形成された嵌合片61と、突部片51および嵌合片61を折り込み自在に連結するヒンジ部71と、を備えているが、突部片51および嵌合片61は、表示部12とベルト部13を重ね合わせたときの長手方向に連結されている。
この固定具3は、バンド本体2を「巻き方2」の巻き方で巻いて係止するためのものであり、表示部12とベルト部13とを係止するときには、患者の手首の太さに合わせて、予めベルト部13を適当な長さにカットしておき、表示部12(タグ収容部22)の端とカットしたベルト部13の端とを合わせるようにしてから、これらを係止する。なお、この場合も、固定具3には、第1変形例で説明した防水機構と同様な機構の防水機構81が設けられており、タグ収容部22への防水が図られている。
次に、第3変形例の固定具3について説明する。図7に示すように、この固定具は、第2変形例の固定具と略同様に構成されているが、突部片51には、ベルト部13を挿通させる一対のスリット91が形成されている。一対のスリット91は、3個の突部52を挟むようにベルト部13の長手方向に並んでスリット91が一対形成されており、一対のスリット91にベルト部13の先端側を挿通させると、ベルト部13が突部片51の内側を通るようになっている。
そして、表示部12およびベルト部13を係止するときには、一対のスリット91に対して、連結端側のスリット91a、連結基部側(ヒンジ側)のスリット91bの順でベルト部13を予め挿通させてから、表示部12の第1係止孔24およびベルト部13の第2係止孔31を重ね合わせ、重ね合わせた第1係止孔24および第2係止孔31に突部52を挿通させて表示部12およびベルト部13を係止するようにする(図8(a)参照)。この場合、バンド本体2を患者の手首に巻きつけた状態で、手首の太さに合わせて第2係止孔31の嵌合位置を調整することができ、事前のベルトカットが不要になると共に、医療用リストバンド1を患者に装着するときの操作性を向上させることができる。
なお、本実施形態では、突部片51に一対のスリット91を設けているが、一対のスリット91は、嵌合片61に設けるようにしても良い(図8(b)参照)。また、一対のスリット91のうち、一方を突部片51に設け、他方を嵌合片61に設けることも可能である(図8(c)参照)。これらの場合、表示部12にベルト部13を係止する前に、第1係止孔24を突部52に挿通させておくことができる。
このように、第1実施形態の医療用リストバンド1は、袋状に形成されたタグ収容部22の開口部位23に第1係止孔24が形成されており、固定具3が挿入開口21の封止機構を兼ねているため、固定具3による表示部12とベルト部13との係止作用を利用して、挿入開口21を封止することが可能である。
次に、本発明の第2実施形態の医療用リストバンド1は、第1実施形態のものと略同様に構成されているが、タグ収容部22の挿入開口21の封止方法が異なっている。具体的には、本実施形態では、タグ収容部22に識別タグTを収容させた後、専用の装置を用いて開口部位23を熱溶着させるようになっている(図9(a)参照)。
なお、バンド本体2を構成する一方のシート11の開口部位23の内側に、両面シール101を予め貼付しておくようにしても良い。この場合、タグ収容部22に識別タグTを収容させた後に、両面シール101の剥離紙を剥離して、両面シール101が貼付されたシート11を他方のシート11に接着させることにより、挿入開口21を封止する(図9(b)参照)。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態の医療用リストバンド1は、バンド本体2の一部を除き、第1実施形態のものと同様に構成されている。ここでは、バンド本体2の第1実施形態とは異なる部分を中心に説明する。図10(a)に示すように、バンド本体2を構成する2枚のシート11は、その輪郭部の全てが熱溶着されていると共に、第1係止孔24の縁部も熱溶着されている。そして、表示部12の表側となる透明のシート11には、切込み111が入れられており、表示部12には、この切込み111を挿入開口としたタグ収容部22が形成されている。
そして、医療用リストバンド1を使用するときには、切込み111から識別タグTを挿入してタグ収容部22にこれを収容させた後、裏面に粘着剤が塗布されているシール部材112を切込み111に貼付して、切込み111を封止する。この場合、タグ収容部22に水が浸入することを防止するため、シール部材112を、防水性を有するもので構成することが好ましい。
なお、切込み部にファスナ機構121を設け、シール部材112に代えてファスナ機構121により切込み111を封止する構成とすることも可能である(図10(b)参照)。
また、図11に示すように、患者に医療用リストバンド1を装着している最中に、シール部材112(またはファスナ機構121)により封止した挿入開口111が開封されることを防止するため、固定具3の突部片51または嵌合片61により、封止された挿入開口111を覆い隠すことが好ましい。
以上のように、本発明の医療用リストバンドによれば、タグ収容部22に識別タグTを収容させ、識別タグTに表記された識別情報を表示させるものであるので、任意の識別タグTを用いて、任意の識別情報を表示部12に表示させることが可能である。
なお、識別タグTと共に、または識別タグTに代えて、患者の識別情報や投薬、処置、経過などの付帯情報を含む患者の情報を記憶させたICタグ(RFID(Radio Frequency-Identification:電波方式認識)付きのタグを含む)タグ収容部22に収容させるようにしても良い。そして、ICタグのみを用いる場合には、(識別情報を視認する必要がないため)タグ収容部22の一面を透明に構成していないバンド本体2を使用することも可能である。
患者の情報を記憶したICタグは、専用のリーダにより情報を読み取り、患者を自動識別することが可能である。また、専用のライタにより、ICタグの情報を書き換えたり、追記したりすることが可能である。この場合、ICタグのリーダ/ライタや医療用端末、医療用サーバ、印刷装置などを含めた医療システムを構成することにより、ICタグの情報を読み込んだり、情報を生成して書き込んだりすることができ、タグ収容部22内のICタグを用いて自動的に患者の情報管理を行うことが可能である。
次に、識別タグTを印刷する印刷システム201(生体情報表示バンド作成システム)について説明する。図12に示すように、この印刷システム201は、識別情報印刷データに基づいて、識別タグTとなる紙等の印刷媒体に印刷を行う印刷装置202と、識別情報印刷データを作成するデータ作成装置203と、を備えている。
印刷装置202は、汎用のカラープリンタで構成されており、印刷媒体としてロール紙が用いられるようになっている。そして、印刷装置202は、データ作成装置203からの識別情報印刷データに基づいて、ロール紙を搬送しながら印刷を行う印刷部211と、設定情報に基づいて、所定のタイミングでロール紙をカットすることにより、ロール紙の印刷済み部分を所定の長さにオートカットするカット部212を備えている。
データ作成装置203は、キーボードやマウス等の入力手段やディスプレイ等の表示手段を備えたパソコン等で構成されており、患者の氏名や患者のID番号、性別、血液型、診療科目等の、識別情報に関する識別情報データや、印刷装置202からの各種データ等を入出力するためのデータ入出力部221と、識別情報印刷データを作成するためのプログラムや各種データを制御・処理するための各種制御プログラムが記憶され、各種データの処理を行うデータ処理部222と、入力された識別情報データを記憶すると共に、制御データや使用者による設定データ等の各種データを記憶するデータ記憶部223と、データ処理部222による処理に基づいて、を備えている。なお、請求項にいう「入力手段」は、上記入力手段とデータ入出力部212とを合わせた概念である。
データ処理部222には、データベース作成プログラムが記憶されていると共に、データ記憶部223には、各種識別情報データを相互に関連付けしたデータベースが記憶されており、入力された各種識別情報データは、データベース作成プログラムに従い、データ記憶部223のデータベースに入力(登録)されるようになっている。
また、データ記憶部223には、所定の項目(色分け項目)として設定された識別情報に属する識別情報データを色分け印刷させるため、識別情報と色とを関連付けた色分け設定テーブルが記憶されている。例えば、色分け項目の識別情報として血液側が設定されている場合、A型なら赤、B型なら黄色といったように、各血液型に対して、異なる所定の色をそれぞれ1対1で対応付けたテーブルを記憶しておく。
そして、識別タグTを印刷する場合には、データ処理部222が識別情報印刷データを作成するためのプログラムに従い、入力された識別情報データを処理することにより識別情報印刷データが作成される。このとき、印刷に必要な患者の識別情報が予め(データ記憶部223の)データベースに記憶されていれば、使用者が、患者を識別可能なID番号を入力することにより、識別情報印刷データを作成可能である。すなわち、入力されたID番号から、印刷に必要な他の識別情報データがデータベースから検索され、検索された識別情報データに基づいて、識別情報印刷データが作成される。
また、識別情報印刷データを作成する場合、データ処理部222は、印刷する識別情報に上記色分け項目が含まれていると、色分け設定テーブルに基づいて、当該色分け項目を印刷するときの印刷色を所定の色に指定した識別情報印刷データを作成する。これにより、所定の色分け項目の識別情報は、印刷装置202により所定の色を用いたカラー印刷が為されるため、色分け項目については、色覚的に患者の血液型を識別することが可能となる。なお、色分け項目については、色のみで識別情報を表示させるようにしても良いし、印刷文字と色とを併せて識別情報を表示させるようにしても良い。また、印刷文字と色とを併せて識別情報を表示させる場合の色分けとしては、印刷文字を色分けしても良いし、印刷文字の背景色を色分けしても良い。
さらに、識別タグTに、ID番号などをバーコード等で表示することが好ましい。これにより、使用者がバーコードリーダを有する端末(図示省略)で、ID番号を読み取り、それを元にデータベースを参照して、患者の情報を取得することができ、端末から情報を入力してデータベースに追記や書き換えすることも可能である。この場合、二次元コードを用いると、識別タグTに必要となる患者の情報を(略)全て表示することが可能であり、使用者が二次元コードリーダを有する端末(図示省略)により、データベースを参照しなくても、必要な情報(患者の秘匿情報を含む)を取得することが可能である。
なお、データ作成装置203に、RFIDリーダ/ライタ(図示省略)を接続し、データ記憶部213に記憶した識別情報データをRFIDに記憶させることも当然に可能である。
以上のように、本発明を適用した印刷システム201により、上述の医療用リストバンド1に収容する識別タグTを作成することができる。
なお、識別タグTに印刷する識別情報の種類(内容)や識別情報の表示方法については、実情に合わせて任意に設定可能である。例えば、上記の印刷システム201では、所定の項目の識別情報について色分け印刷することにより、色覚的に識別情報の内容を把握できるようにしているが、上記の色分けに代えて、所定の項目の識別情報について異なる図形をそれぞれ対応させ、図形により識別情報の内容を表示するようにすることも可能である。特に、患者の秘匿情報など文字で表示できない場合などでは、特定の図形と色との組み合わせにより表示することもできる。
また、このような識別情報の文字表示、色表示(色分け)、および図形表示(形状分け)を適宜組み合わせることにより、より複雑な識別情報の内容を分かり易く表示するようにすることも可能である。例えば、同姓同名者の場合には、氏名の文字情報に加えて、年齢など他の識別情報を元に色分けおよび形状分けの少なくとも一方を組み合わせることにより、その識別を容易なものとすることが可能である。さらに、アレルギーの有無やアレルギーに関する複数の情報を識別情報として表示する場合、文字によりアレルギーの種類(アレルゲン)を、色および/または図形によりその重度情報を対応させ、これらを組み合わせて(重ね合わせて)表示させることにより、複数の情報を関連付けて、分かり易く表示することが可能である。
また、識別タグTを、裏面に粘着材が塗布され、剥離紙(台紙)を積層させたラベルで構成すると、患者が手術や検査などで一旦医療用リストバンド1を外したときに、識別タグTをその患者のカルテや手術、検査の書類などに貼付することができ、患者の情報管理を容易なものとすることができる。
本発明の第1実施形態にかかる医療用リストバンドの説明図であり(a)は、医療用リストバンド全体の説明図、(b)は、固定具の平面図および断面図である。 医療用リストバンドをロールシートに作りこんだ場合の説明図である。 第1実施形態の固定具で医療用リストバンドを係止したときの説明図であり、(a)は、巻き方1の係止方法を、(b)は巻き方2の係止方法を示した図である。 第1実施形態の固定具の第1変形例の説明図であり、(a)は、固定具の平面図、(b)は、固定具で開口部位(表示部)とバンド部とを係止したときの断面図である。 防水機構の説明図であり、押え凸部および受け部として考えられる形状を例示した図である。 第1実施形態の固定具の第2変形例の説明図であり、(a)は、固定具の平面図および断面図、(b)は、固定具で開口部位(表示部)とバンド部とを係止したときの説明図である。 第1実施形態の第3変形例の固定具を示す平面図および断面図である。 第1実施形態の固定具の第3変形例の説明図であり、(a)は、突部片に一対のスリットを設けた場合、(b)は、嵌合片に一対のスリットを設けた場合、(c)は、突部片および嵌合片に一対のスリットを設けた場合、において、開口部位(表示部)とバンド部とを係止したときの説明図である。 本発明の第2実施形態にかかる医療用リストバンドの説明図であり(a)は、開口部位を熱溶着して封止したときの説明図、(b)は、開口部位を両面テープで封止したときの説明図である。 本発明の第3実施形態にかかる医療用リストバンドの説明図であり(a)は、切込みをシール部材で封止するときの説明図、(b)は、医療用リストバンドにファスナ機構を設けたときの説明図である。 本発明の第3実施形態にかかる医療用リストバンドの説明図である。 本発明の印刷システムの主制御系を模式説明図である。
符号の説明
1 医療用リストバンド 11 シート
12 表示部 13 ベルト部
21 挿入開口 22 タグ収容部
23 開口部位 24 第1係止孔
31 第2係止孔 41 ロールシート
51 突部片 61 嵌合片
71 ヒンジ部 82 押え凸部
83 受け部 91 スリット
112 シール部材 121 ファスナ機構
201 印刷システム 212 データ入出力部
T 識別タグ

Claims (15)

  1. 生体が有する生体情報を表示する表示部を有し、前記表示部の一端から延びるベルト部を生体の一部に巻きつけ、当該ベルト部を前記表示部の他端に係止して使用する生体情報表示バンドであって、
    前記表示部は、前記生体情報を表記した生体情報表示タグを挿入するための挿入開口を有し、前記生体情報表示タグを収容する袋状のタグ収容部を備え、
    前記タグ収容部は、収容した前記生体情報表示タグの前記生体情報を外部から視認可能なように、少なくとも一部が透明に構成されていることを特徴とする生体情報表示バンド。
  2. 前記表示部および前記ベルト部は、2枚重ねのシートを切り抜いて一体に形成されており、
    前記挿入開口に相当する部位を除いて輪郭線を熱圧着することにより、前記タグ収容部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の生体情報表示バンド。
  3. 前記ベルト部を前記表示部の端に係止する固定具をさらに備え、
    前記固定具は、前記係止のために前記表示部に形成した第1係止孔および前記ベルト部に形成した第2係止孔に挿通する突部片と、
    前記突部片に抜け止め状態で嵌合する嵌合片と、
    前記突部片および前記嵌合片を連結するヒンジ部と、を有することを特徴とする請求項1または2に記載の生体情報表示バンド。
  4. 前記突部片および前記嵌合片は、ベルト部の長手方向に連結されていると共に、前記突部片または前記嵌合片には、前記ベルト部を挿通させるスリットが形成され、
    前記第2係止孔は、前記ベルト部の前記長手方向に複数形成されており、
    前記固定具は、前記第1係止孔を前記突部片に挿通させると共に前記スリットにベルト部側を挿通させてから、前記第2係止孔を前記突部片に挿通させることにより、前記ベルト部を前記表示部の端に係止することを特徴とする請求項3に記載の生体情報表示バンド。
  5. 前記挿入開口を構成した前記タグ収容部の開口部位に、前記第1係止孔が形成されていることを特徴とする請求項3または4に記載の生体情報表示バンド。
  6. 前記表示部および前記ベルト部は、防水性を有しており、
    前記突部片および前記嵌合片のいずれか一方には、前記挿入開口の開口幅方向に延在して押え凸部が形成され、
    他方には、前記開口部位および前記ベルト部を介して、前記押え凸部を受ける受け部が形成されていることを特徴とする請求項5に記載の生体情報表示バンド。
  7. 前記挿入開口を封止する封止手段をさらに備えていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の生体情報表示バンド。
  8. 前記固定具は、前記ベルト部を前記表示部の端に係止することにより、前記封止手段により封止した前記挿入開口を覆うことを特徴とする請求項7に記載の生体情報表示バンド。
  9. 前記挿入開口を熱溶着させて封止させることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の生体情報表示バンド。
  10. 前記生体情報表示タグは、前記生体情報を、当該生体情報に対応付けた色および/または図形で表示することを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載の生体情報表示バンド。
  11. 前記タグ収容部には、前記生体情報表示タグと共に、または前記生体情報表示タグに代えて、前記生体情報を含む情報を記憶させたICタグが収容されることを特徴とする請求項1ないし10のいずれかに記載の生体情報表示バンド。
  12. ロール状に巻回された長尺のロールシートであって、
    請求項1ないし11のいずれかに記載の生体情報表示バンドが複数作り込まれると共に、作り込まれた各生体情報表示バンドの輪郭の一部を残して、切り離し用の切込みが当該輪郭に沿って入れられていることを特徴とするロールシート。
  13. 前記生体情報を入力するための入力手段と、
    前記生体情報表示タグとなる印刷媒体に対して、入力された前記生体情報データに基づいた印刷を行う印刷手段を有し、請求項1ないし11のいずれかに記載の生体情報表示バンドに収容される前記生体情報表示タグを作成するタグ作成手段と、を備えたことを特徴とする生体情報表示バンド作成システム。
  14. 前記印刷媒体は、ロール紙であり、
    前記タグ作成手段は、前記印刷媒体の印刷済み部分をオートカットするオートカット手段をさらに備えたことを特徴とする請求項13に記載の生体情報表示バンド作成システム。
  15. 前記生体情報には、生体を識別するための生体識別情報が含まれており、
    前記生体識別情報と他の生体情報とを関連付けた生体情報テーブルを記憶したテーブル記憶手段と、
    前記入力手段により入力された前記生体識別情報および前記生体情報テーブルに基づいて、当該生体識別情報に関連付けられた前記生体情報を検索した後、前記印刷手段を制御して、入力された前記生体識別情報および前記生体情報、検索して得られた前記生体情報に基づいた印刷を行わせる制御手段と、を備えたことを特徴とする請求項13または14に記載の生体情報表示バンド作成システム。
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