JP2006284585A - 計時器ムーブメント - Google Patents

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Abstract

【課題】 計時器ムーブメントを提供する。
【解決手段】 本発明は、計時器ムーブメントに関し、好ましくは針回し用巻真(28)がムーブメントの長手方向に向けられ、ムーブメントの内側に比較的短い部分を有する小型の計時器ムーブメントに関する。おしどり7は、ムーブメントのフレーム(1、27、35、76)に枢動可能に装着され、フレームと相互に作用する枢動部材(12)と、そしてまた、針回し用巻真(28)と相互に作用するように設計された連結部材(10)を保持し、その並進移動を制限する。枢動部材は、引き抜きねじ(12)の形で製作されることが好ましく、おしどり(7)の両側に配置され、フレーム(1、27)と嵌合する第1および第2の枢軸(75、42)を備える。針回し用巻真(28)は、竜頭ピニオン(34)と永久に捕捉するように嵌合され、竜頭ピニオンの両側に配置され、フレーム(27、35)に嵌合する第1および第2の枢軸も備える組立品を形成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、計時器ムーブメントに関し、特にその針位置合わせ機構の構成要素に関する。
時計、さらに詳細には腕時計に用いられる時計ムーブメントでは、針位置合わせは針回し用巻真によって実現される。この針回し用巻真は一般に、おしどりによって、地板の凹部にあるムーブメントのフレームの所定の位置に保持される。おしどりは、針回し用巻真が抜かれる位置にあるとき、時計の針位置合わせを可能にする機構の他の構成要素の取り替
えにも備える。
これらの機能を確実に行うことができるようにするために、針回し用巻真がムーブメントのフレームにおいて適切に案内されることが必要であり、おしどりがうまく着座し、おしどりによって針回し用巻真の十分な保持を保証することが必要である。
本出願人名義で1981年5月29日に付与された(特許文献1)に記載されるムーブメントなどのある種のムーブメントでは、上述の解決策は、針回し用巻真の十分な案内および任意のおしどりの適切な着座を妨げる構造的な制約条件のために適用することができない。このムーブメントはバゲット形態であり、小さな棒の形の3つの狭い受を有する。この3つの狭い受は、重ねられて、端部を通って配置されるねじによって組立てられる。ここでは、上記の機能に備えるための空間が欠けている。したがって、このムーブメントは針位置合わせ機構を備え、針回し用巻真がケースの底部に配置され、その軸が針の軸に平行である。この解決策では、計時器を巻くため、および針の位置合わせをするために、腕から計時器を外す必要がある。
スイス特許第623192号明細書
本発明の主な目的は、別法として、その厚さ以外の少なくとも1つの方向においてコンパクトであり、計時器が手首に巻きつけられるときに手が届きやすい針位置合わせ用の竜頭を備える計時器ムーブメントを提案することによって、上述した従来技術の欠点を相殺することにある。
そのためには、本発明は、特にそのようなムーブメント、好ましくはバゲット型のムーブメントに関し、そのようなムーブメントでは、針回し用巻真がムーブメントの長手方向に向けられ、ムーブメント内部に比較的短い部分を有する。したがって、ムーブメントが時計ケースに装着されるとき、針位置合わせ用の竜頭はケースの側面に配置されることから、時計が手首に巻きつけられている間に手が届きやすい。
本発明の他の目的は、フレーム要素(地板または受)のサイズが小さいことにもかかわらず、針位置合わせ機構の要素の優れた安定性を保証することにある。
特に、針回し用巻真およびそのおしどりの場合と同様に、針位置合わせ機構の可動部品の移動において、およびその機能がこれらの可動部品を案内または作動する部品の位置合わせにおいて、高精度を実現することが重要である。
通例、おしどりは主に地板の上に載っている板、すなわちダイヤルサイドを備え、枢動部材、一般に地板を通って配置されるおしどり用のねじによって所定の位置に保持され、その頭部は受側に位置決めされる。ねじの軸部はおしどり板にあるねじ穴と連係するねじ山を備え、ねじはおしどりの枢軸を画定する。おしどりの第1の端部は巻上げ用巻真の溝に嵌合する植込みボルトを備え、巻上げ用巻真をムーブメントにおける所定の位置に保持することができるようになっている。おしどりの第2の端部は、鼓車の移動を制御するロッカに作用する。
その押込み位置で、巻上げ用巻真、または針回し用巻真により、ぜんまいを回転移動によって巻くことができる。巻真が引き抜かれるとき、巻上げ用巻真はおしどりの第1の端部を共に運ぶ。おしどりの第1の端部は、おしどり用のねじで枢動し、ロッカに作用し、吉車を移動させる。ムーブメントの針の位置合わせをするために、針回し用巻真を回転す
ることができる。
しかし、この従来の構造は、特に、地板が小さく、針回し用巻真またはおしどりを支持するのに小さな表面積を提供するだけである場合には、針位置合わせ機構の構成要素を保持するのに適していない。
したがって、本発明はさらに正確には、上述した種類の計時器ムーブメントに関し、この計時器ムーブメントは、地板とは異なり、フレームに固着され、第1および第2の支持要素を備え、これらの支持要素の間に針回し用巻真の回転と一体となっている竜頭ピニオンがあり、第1および第2の支持要素はそれぞれ、竜頭ピニオンおよび針回し用巻真によって形成される組立品のための第1および第2の枢軸を画定することを特徴とする。
これらの特性によって、針回し用巻真の位置決めが改善され、特に、その軸方向に移動時に巻く機能と針位置合わせ機能との間の切り替えの信頼性を保証する。
本発明はまた、針回し用巻真の移動中におしどりの安定性を向上することができる補足手段を設けることが好ましい。
本発明の他の特性および利点は、限定しない例によって提供される添付図面を参照すれば、好ましい実施形態の以下の詳細な説明を読むことにより、さらに明白となるであろう。
図1は、分解立体図において、本発明による針位置合わせ機構を備えた計時器ムーブメントの一部を示す。このムーブメントは地板1を備え、地板1は細長い一般的な形態を有し、中央部分が第1の横端部分2および第2の横端部分3によって画定され、その幅が組立てられるムーブメントの幅に対応する。
第1の端部分2は、ムーブメントの針位置合わせ機構の構成要素を組立てるための2つのポスト4、5を備える。
特に、第1の端部分2は、2つのポスト4および5の間に凹部6を有し、巻き用おしどり7が配置される。
おしどり7は、第1の部分8および第2の部分15から形成される板を備える。部分8は、第1の自由端9に第1の針回し用巻真の植込みボルト10を保持する。部分8は、おしどり用のねじ12のねじ山部分と相互に作用するように設計されたねじ穴11と、第1の植込みボルト10から一定の距離にあり、湾曲タング14に続くエルボ13と、を有する。第2のおしどり部分15は、第1の部分より薄く、第2の植込みボルト17を保持する第2の自由端16までタング14の延長部に延在する。
おしどり7が地板の所定の位置にある場合には、第2の植込みボルト17は、地板1のダイヤルサイド上に位置しているロッカ19の溝18に嵌合する。これについては、図3に関連してさらに詳細に説明する。
裏押さえ20は、第1の主穴21によってポスト4に嵌挿される。地板1の補助ポスト22が設けられ、裏押さえの第2の穴23と相互に作用する。裏押さえ20は、おしどりを位置合わせするために、おしどりの湾曲タング14と相互に作用するように設計されたノーズ24に終わる湾曲した細長い形態を有する。
ばね25はまたポスト4および22に嵌挿され、ノーズ26によって香箱の爪車と作用する(図3で分かる)。
特に、ポスト4および5と相互に作用するように適合された2つの穴29を備えた中間受27が、地板1に装着される。この種の組立品により、地板に関連して中間受の正確な位置決めおよび十分な安定性を保証することを可能にする。この受は、円筒形の一般的な形状であり、地板に対向するその面に出てくるムーブメントの長手方向に平行な軸を備える穴30を備える(図4aで分かる)。穴30は、巻上げ用巻真または針回し用巻真28を収容し、位置決めするように設計され、穴30の直径よりわずかに小さい直径を有し、その全長を分割するリング31が介在している。針回し用巻真28は、チューブ31と相互に作用する円筒形部分28aを備え、受27に対する枢動および並進移動を可能にする。針回し用巻真28は、巻き機構の組立て時に、おしどり7の植込みボルト10が嵌合する溝32を有する。
スクエア33が、円筒形部分28aの後に形成され、ムーブメントに位置する針回し用巻真28の端部まで延在する。巻上げ用巻真のスクエア33と相互に作用するように適合された穴34aを有する竜頭ピニオン34は、巻上げ用巻真28に装着されている間に、中間受27に隣接して配置される。さらに正確に言えば、スクエア33および穴34aは、針回し用巻真28の回転が歯車34を回転し、他方に対する一方の並進移動を可能にするように配置される。
中間受27に隣接する補足要素35が設けられ、それぞれの位置における針回し用巻真28および竜頭ピニオン34の保持を保証する。補足要素35は、内側にスクエア33が嵌合する穴36を備える。竜頭ピニオン34は、受27と要素35との間の空間で軸方向に保持される。要素35はまた、中間受27を部分的に覆うように設計されたラグ37を有する。これらのラグは地板1の方向に延在するチューブ38を保持し、チューブ38は中間受27の穴29に嵌合し、ポスト4および5を支持する。チューブ38は、ポスト4および5によって中間受27および地板1の両方に対して、補足要素35の十分な位置決めを保証することができる。
2つのねじ39は、補足要素35のチューブ38に挿入され、タップ付ポスト4および5と相互に作用し、ちょうど説明した要素と共に組立てられる。
この構造によって、ムーブメントに配置される部分が通常の構造に比べて比較的短い場合であっても、針回し用巻真はムーブメントに効果的に保持される。
おしどり用のねじ12は、中間受27に形成される穴40の中に収容され、おしどり7の回転軸を画定する。おしどり用のねじ12には、周知の態様でおしどりの穴11と相互に作用するように設計されたねじ山41が設けられる。
おしどり用のねじ12はまた、ねじ山41を越えて延在し、図4aおよび図4bに関してさらに詳細に述べるように、地板1に作成された穴43の中に挿入されるように設計された自由端42を有する。
さらに、その2つの端部2および3の間に、地板1は、複数の位置、複数の穴、従来の時計ムーブメント構成要素を保持するように設計された座面と、を有するが、これらは本発明の手段に直接関係しないため、本発明の説明で詳細に説明されない。
図2は、その構成要素が共に組立てられるときに、図1に示されるムーブメントの一部の平面図を示す。
地板1は、ムーブメントの香箱を収容するように設計され、その第1の端部2付近に設けられた凹部50を備えることが示されている。
ロッカ19は、針の位置合わせを行い、この図に示される位置で第2の小鉄車52と嵌合するための第1の小鉄車51を保持する。第2の小鉄車52自体は、第3の小鉄車53と嵌合する。第2の小鉄車52および第3の小鉄車53は、香箱の皿穴50の底部に配置される。
ばね25を位置決めするための小板54もまた、示されており、ばね25をムーブメントの厚さの方向に保持することができる。
図2では、ぜんまいを巻く動作中、ロッカ19が香箱の爪車と噛合するように設計された巻上げ小鉄車55(図3で分かる)を保持することも示されている。
チューブ56(この図では一端のみが見える)は、ロッカ19用の枢軸を画定するために、地板1を通過するように配置される。
図3は、本発明の好ましい実施形態による完成したムーブメントのダイヤルサイドの平面図である。
この図は、地板1の第2の端部3から第1の端部2の方向において、その天府ぜんまい61を備えた天府60、がんぎ車62、日の裏車63、減速車64、筒車65、二番車66、香箱67および香箱の爪車68を示している。
さらに、ダイヤルサイドに配置される部材の説明に関連して、ロッカ19の構造および機能がこの図ではさらに明確に示される。
ロッカが枢動するチューブ56と同軸の丸穴車69が、竜頭ピニオン34と永久に捕捉するように配置される。さらに、丸穴車69は第1の針位置合わせ車70と永久に噛み合い、第1の針位置合わせ車70は第2の針位置合わせ車71を共に運ぶ。第2の中間針位置合わせ車71は、針の位置合わせをするために第1の小鉄車51と同軸に装着され、第1の小鉄車51に固定される。第1の小鉄車51は、図3に関して既に述べたように、ロッカの受側に配置される。
丸穴車69はまた、巻上げ小鉄車55と同軸に装着され、巻上げ小鉄車55と固定される中間車72永久に噛み合う。巻上げ小鉄車55は、ロッカの受側に配置される。
ロッカ19は、その枢軸にから一定の距離で枢軸の両側にあり、地板1の第1の端部2まで延在する2つのアーム73を有する。アーム73の自由端(図示せず)のそれぞれは、特に針位置合わせまたは巻上げ位置のいずれかにあるときに、ロッカ19の安定性の向上および案内のために、小板74によって地板1の溝(図示せず)に保持される。
図4aおよび4bは、ちょうど示したばかりのムーブメントの構造上の詳細な断面図を示しており、これらの図により、ロッカ19の枢動がおしどり7の特殊な構造によってどのように制御されるかについてよりよく理解することができる。
図4aは、地板1の正中面に垂直であり、図1にL1で参照される線を含む平面における横断面図を示す。おしどり7の第1の部分8はこの図において明確に示されている。おしどり用のねじ12は、この場合には機能的な位置、すなわち中間受27の穴40に挿入され、次におしどり7の穴11にねじ込まれるときを示している。ねじは、おしどりが中間受27に収容されるねじの円筒部品75に当接するまでおしどりにねじ込まれる。この構造では、おしどりは、地板1の正中面に実質的に平行な方向において、おしどりと地板の凹部6との間の間隙を画定するように位置決めされる。したがって、おしどりがその機能的な位置にあるときには、おしどりの第1の部分8は地板によって支持されていない。さらに、ねじ込みが完了すると、おしどりの植込みボルト10は巻上げ用巻真28の溝32の内側の所定の位置にある。したがって、周知の態様において、おしどりの植込みボルトは、その軸方向における巻上げ用巻真の移動によって共に運ばれ、おしどり用のねじ12におけるおしどりの枢動を生じる。図1の説明に関連して前述したように、おしどり用のねじ12は、枢軸を形成するために、ねじ山41を越えて延在し、地板1の穴43に収容される自由端42を有する。本発明によるおしどり用のねじ12のこの具体的な特性により、従来技術の周知の構造に比べると、おしどり用のねじ12の保持を向上し、地板1に対するおしどり7の安定性および位置決めを向上することができる。
そのような特性は、本願明細書に記載される種類のムーブメントに実装される場合には、さらに一層有利である。実際に、地板1は、コンパクトであることによって、従来のムーブメントとは異なり、おしどり板の大部分を支持することができない。したがって、おしどり用のねじ12の安定性の向上により、地板1によるおしどり7の保持の度合いが小さいことを補償する。
図4aにおいて、受76は中間受27に装着されることが示されており、この受は上述した特許文献1に記載されたものと類似の態様で、地板1の第1の端部2と第2の端部3との間に延在している。受76は2つのねじ77によって中間受に固定される。一方のねじのみが図4aに見てとることができる。
受76はおしどり用のねじ12の頭部に接近するために、穴78を備え、異なる直径の2つの連続部分を有し、穴78の内側で2つの連続部分の間に肩部79を画定する。おしどり用のねじ12の頭部は、2つの連続部分、すなわち、第1の直径の第1の端部部分80と、第1の部分の直径および肩部79の直径より大きい第2の直径の第2の部分81と、を備える。したがって、受76が中間受27上に配置されると、その位置からおしどり用のねじ12を取り外すことができない。しかし、受76の上面82からおしどり用のねじ12の頭部に接近することができ、従来の態様では、おしどり用のねじを緩めて、巻上げ用巻真を外し、ムーブメントをケースから取り外すことができる。おしどり用のねじ12が依然として、その軸方向の整備位置、受76によって保持される場所にあるため、この種の動作中、おしどり用のねじ12を緩めることにより、地板1の方向における間隙で、おしどりの並進移動を生じる。
受76が所定の位置にあるとき、その位置からおしどり用のねじ12を取り外すことができないという事実により、ムーブメントをケースから取り外すときの紛失を回避することができる。
図4bは、図2の平面に垂直であり、L2で参照される線を含む平面におけるおしどり7の横側面の図を示しており、おしどり7に対して地板1によって提供される支持の欠如およびロッカ19とおしどり7の相互作用がさらに明確に示されている。
一般的に言えば、おしどりは実際には地板に完全に載っているのに対し、図4bではおしどり7の第2の部分15のすべてが地板1またはムーブメントの任意の他の固定構成要素に載っているとは限らない。しかし、本発明による特性、特に図4aに関連して述べたような特性によって、おしどり7の安定性および位置決めは、その主要な機能、すなわちロッカ19の枢動を制御する機能を実現することができるように保証されている。この目的のために、おしどり7は、その植込みボルト17によってロッカ19の溝18と連係される。
一般に、すべての図面に関連して、巻上げ用巻真28の位置に応じて、おしどりはまた、2つの極端な位置、一方の巻き上げ位置および他方の針の位置合わせ位置を採用してもよいことを理解されよう。溝18の特定の形態は、おしどりの極端な位置に対応する停止位置を画定する。
おしどり7がその巻上げ位置に向かって移動するとき、その第2の部分15は、ロッカ19の溝18におけるこの方向における引張力を用いることによって地板1から遠ざかる。したがって、溝18が形成されるロッカ19の当該部分もまた、地板1から遠ざかる。したがって、この位置では第1の小鉄車51もまた、地板から遠ざかることから、第2の小鉄車52を噛合することはない。さらに、ロッカの他の側面は、地板1に近づき、香箱の爪車68と巻上げ小鉄車55の噛合を可能にする。
巻上げ用巻真28のこの位置およびロッカ19の対応する位置では、巻上げ用巻真の任意の回転移動により、香箱の爪車68の回転を生じ、香箱67の主ばねを巻き上げる。さらに正確に言えば、周知の態様では、中間車72と小鉄車55との間にラチェット機構を設けることが好ましい。したがって、香箱の爪車68は、香箱の爪車68のばね25およびラチェット機構(図示せず)の作用の複合効果によって、時計回り方向において巻上げ用巻真の回転移動中のみ共に運ばれる。
巻上げ用巻真28が引き抜かれると、溝32によっておしどり7の植込みボルト10を共に運ぶ。次に、おしどりは、おしどり用のねじ12で枢動し、その第2の部分15が地板1に近づく。
おしどり7の枢動中、植込みボルト17は、ロッカ19の溝18に力を印加し、チューブ56を中心にしたロッカ19の枢動を生じる。この枢動において、第1の小鉄車51は地板1にさらに近づき、巻上げ小鉄車55は地板1から遠ざかる。第1の小鉄車51は針の位置合わせのために第2の小鉄車52と噛合するようになり、小鉄車55は香箱の爪車68から分離する。
この位置では、1方向または他の方向における巻上げ用巻真28の回転移動は、2つの小鉄車52および53による基準歯車の回転および筒車65の対応する回転を生じ、ムーブメントが用いられる計時器の針の位置合わせを行う。当然のことながら、この場合には、二番車66の領域に生じることが好ましい摩擦もまた、針位置合わせ動作中の歯車列に生じうる損傷を防止することができる。
図5は、図2の平面に垂直であり、線L3を含む平面における横断面図における本発明によるムーブメントの好ましい変形実施形態を示す。
この図からムーブメントの内側に位置する針回し用巻真の部分がどれほど短く、構造を精巧にならしめるかが特に明白である。
この変形実施形態によれば、竜頭ピニオン34は、穴34aと同軸であり、ムーブメントの内側の方向に向けられるチューブ34bを備える。チューブ34bの外径は、補足要素35の穴36の直径よりわずかに小さく、チューブ34bは穴36の中に挿入される。この有利な特性によって、チューブ34bは、地板に対して竜頭ピニオン34を安定化させるのに役立つ。
チューブ34bの内部断面は、穴34aの断面と同一であり、チューブ34bの内部形状は実質的に、巻上げ用巻真28のスクエア33の形状を補完する。チューブ34bおよびスクエア33のそれぞれの寸法は、わずかな間隙がそれらの間に設けられることが好ましいようになっている。
さらに、図5において、チューブ56は、そのダイヤルサイドから地板1に係合する座面ねじ83の軸部と相互に作用する中央のねじ穴を有することもまた留意されたい。
地板に対するねじの位置決めを保証するために、ポスト84がねじ83の頭部と地板1との間に介在するチューブ56の周囲に配置される。その軸部に対して比較的広く、一部が2つの座面の間に位置するねじ83の頭部により、その固定度を強化することができる。さらに、ポスト84は2つの座面を有し、その間に回転自在のロッカ19が配置され、軸方向におけるロッカ19の保持を保証することが観察されよう。
さらに、ポスト84は支持面85を有し、支持面85に対して丸穴車69が装着され、チューブ56の軸に対する回転が自在となっている。丸穴車69の軸方向の保持もまた、座面ねじ83の頭部によって行われ、その中心位置調整はポスト84によって行われる。
上記の説明から、本発明によるムーブメントの特性により、ムーブメントの支持要素の寸法が著しく小さい場合であっても、ムーブメント、とりわけ、針回し用巻真およびおしどりの円滑な機能に不可欠な機能を実現する一定の可動部品の十分な位置決めおよび適切な案内を保証することができる。
上記の説明は、限定しない例によって説明される本発明の好ましい実施形態に対応する。特に、ムーブメントの種々の構成要素に関して図示および説明された形態に限定されるわけではない。
例によって、当業者は、本発明の範囲を逸脱することなく、ロッカの十分な安定性を保証するために、アーム73に対する代替手段を実装する際に、特に問題に遭遇することはないであろう。
さらに、おしどり用のねじ12は、おしどり7の中にねじ切られ、受76によって軸方向に保持されるロッドと交換し、おしどりに対して保持されるばねが溝32と嵌合する植込みボルト10を保持することも可能である。次に、ロッドの圧力がばねを変形し、おしどりの針回し用巻真28を開放することができる。
本発明の好ましい実施形態による受側の計時器ムーブメントの一部の簡略化した分解立体図を示す。 その構成要素が組立てられたとき、図1に示されるムーブメントの一部の簡略化した平面図を示す。 完成時のムーブメントのダイヤルサイドの平面図である。 図1の線L1に沿った前図に示されるムーブメントの第1の構造的詳細の横断面における簡略図である。 図2の線L2に沿った前図に示されるムーブメントの第2の構造的詳細の横断面における簡略図である。 好ましい変形実施形態による前図に示されるムーブメントの第3の構造的詳細の横断面における簡略図であり、図2の線L3に沿った断面を示す。
符号の説明
1 地板
2 第1の横端部分
3 第2の横端部分
4 タップ付ポスト
5 タップ付ポスト
6 凹部
7 おしどり
8 第1の部分
9 第1の自由端
10 第1の針回し用巻真の植込みボルト
11 ねじ穴
12 おしどり用のねじ
13 エルボ
14 タング
15 第2のおしどり部分
16 第2の自由端
17 第2の植込みボルト
18 溝
19 ロッカ
20 裏押さえ
21 第1の主穴
22 補助ポスト
23 第2の穴
24 ノーズ
25 ばね
26 ノーズ
27 中間受
28 針回し用巻真
28a 円筒形部分
29 穴
30 穴
31 リング
32 溝
33 スクエア
34 竜頭ピニオン
34a 穴
34b チューブ
35 補足要素
36 穴
37 ラグ
38 チューブ
39 ねじ
40 穴
41 ねじ山
42 自由端
43 穴
50 凹部
51 第1の小鉄車
52 第2の小鉄車
53 第3の小鉄車
54 小板
55 巻上げ小鉄車
56 チューブ
60 天府
61 天府ばね
62 がんぎ車
63 日の裏車
64 減速車
65 筒車
66 二番車
67 香箱
68 香箱の爪車
69 丸穴車
70 第1の針位置合わせ車
71 第2の針位置合わせ車
72 中間車
73 アーム
74 小板
75 円筒部品
76 受
77 ねじ
78 穴
79 肩部
80 第1の端部分
81 第2の端部分
82 上面
83 座面ねじ
84 ポスト
85 支持面
L1 線
L2 線
L3 線

Claims (9)

  1. 特に、地板を備えるフレーム(1、27、35、76)と、
    時間を表示することができる手段と、
    少なくとも2つの軸方向の位置の間の第1の軸に沿った並進および前記軸を中心とした回転において、前記フレーム(27)に可動に装着され、時間を表示することができる前記手段に運動学的に接続されることができる針回し用巻真(28)を備える針位置合わせ機構と、を備える計時器ムーブメントであって、
    前記フレームに固定される前記地板とは別個に第1および第2の支持要素(27、35)を備え、前記第1および第2の支持要素(27、35)の間に、前記針回し用巻真(28)による回転において一体化する竜頭ピニオン(34)があり、前記第1および第2の支持要素(27、35)はそれぞれ前記竜頭ピニオン(34)および前記針回し用巻真(28)によって形成される組立品用の第1および第2の枢軸(28a、34b)を画定することを特徴とする計時器ムーブメント。
  2. 前記竜頭ピニオン(34)は、前記針回し用巻真(28)のスクエア(33)による回転において嵌合するチューブ(34b)を備え、前記チューブはまた、前記第2の支持要素(35)において枢動するために配置され、前記針回し用巻真(28)は前記第1の支持要素(27)において枢動するビード(28a)を有する請求項1に記載の計時器ムーブメント。
  3. 前記フレーム(1)に枢動可能に装着されるおしどり(7)を備え、
    前記フレームと相互に作用する枢動部材(12)を保持する板(8、14、15)と、
    その並進移動を制限するために前記針回し用巻真(28)と相互に作用するように設計され、前記針回し用巻真(28)が並進において移動するときに、前記おしどり(7)の枢動を可能にするように配置される連結部材(10)と、を備え、
    前記枢動部材(12)が前記板の両側に配置され、前記フレーム(1、27)において嵌合する第1および第2の枢軸(75、42)を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の計時器ムーブメント。
  4. 前記枢動部材は、引き抜きねじ(12)であり、前記おしどり板(8、14、15)の第1の側に配置される第1の円筒形部分(75)が、前記第1の枢軸を形成し、前記引き抜きねじはまた、前記板にねじ込まれるねじ山部分(41)を備え、その後に前記板の第2の側に配置される円筒形の第2の部分(42)が前記第2の枢軸を形成することを特徴とする請求項3に記載の計時器ムーブメント。
  5. 香箱(67)のぜんまいを巻くための手段(68)を備え、前記針位置合わせ機構が第1の位置と第2の位置との間に、前記フレーム(1)に枢動可能に装着されるロッカ(19)を備え、前記ロッカが前記おしどり(7)によって制御され、順に交互に針位置合わせ手段および前記巻上げ手段を作動することを特徴とする請求項3または4に記載の計時器ムーブメント。
  6. 前記連結部材は、前記おしどり(7)の第1の端部(9)付近に配置される第1の植込みボルト(10)であり、前記おしどり(7)は前記おしどりの第2の端部(16)付近に配置される第2の植込みボルト(17)を備えるが、同時に前記ロッカ(19)の溝(18)において嵌合し、前記ロッカ(19)を制御することを特徴とする請求項5に記載の計時器ムーブメント。
  7. 前記第1の植込みボルト(10)は前記おしどり板(8)の第1の側に配置されるが、同時に前記第2の植込みボルト(17)は前記板の第2の側に配置されることを特徴とする請求項6に記載のムーブメント。
  8. 前記ロッカ(19)は、前記フレームの領域で部分的に嵌合する少なくとも1つのアーム(73)によって、枢軸の方向において前記フレーム(1)に固定された状態で維持されるが、同時に前記枢軸に垂直な方向に対してのみ移動自在であることを特徴とする請求項5〜7のいずれか一項に記載の計時器ムーブメント。
  9. ガラスによって閉じられた、請求項1〜8のいずれか一項に記載のムーブメントが収容されるケースを備え、前記ムーブメントは、そのフレーム(1)が仕上げ加工組立品および時間表示手段を支持し、前記ケースに接続される2つの端部分(2、3)によって画定される中央部分であって、6時/中央軸に向けられ、その幅の少なくとも3倍もの長さの中央部分と、6時または中央のいずれかに位置する前記針回し用巻真(28)の一端に配置される針回し用の竜頭と、を有するような態様で配置される計時器部品。
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