JP2006284178A - 水道管内における縣濁物の捕集装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 水道管内における複数の位置からの採水を、簡単な構成で、かつ事故の発生の確率を低くした状態で、行えるようにする。
【解決手段】 水道管内における縣濁物の捕集装置である。先端部を水道管内へ挿入可能な多重管13を有し、この多重管13におけるそれぞれの管14、15、16の先端部17、18、19が、水道管1の内部における鉛直方向に沿って異なる位置で開口している。多重管13におけるそれぞれの管14、15、16の基端部20、24、16が、水道管1の外部において個別に開口している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、水道管内における縣濁物の挙動を解明するための、水道管内における縣濁物の捕集装置に関する。
水道管内における残留塩素濃度の測定装置として、たとえば特許文献1に示されるものがある。その概略構成を図3に示す。図3において、1は水道管で、ダクタイル鋳鉄などにより形成されて地中に水平方向に埋設されている。水道管1によって構成される管路の途中には地表2から水道管1に向けてピット3が形成され、このピット3の内部において、消火栓などを設置するための分岐管4が、水道管1に連通した状態で、この水道管1から上向きに設けられている。分岐管4には開閉弁5が接続され、この開閉弁5には、消火栓などを接続するための取付フランジ6が設けられている。
取付フランジ6には、消火栓などを取り外したうえで、止水リング7が接続されている。8は採水パイプで、管外から止水リング7をシール状態で貫通したうえで、開閉弁5および分岐管4を通って、その先端開口部9が水道管1の内部に挿入されている。
このような構成によって、水道管1を不断水とした状態で、この水道管1の内部の水を採水パイプ8を通して管外に採取することができる。これにより、特許文献1のものでは水道管1の内部における残留塩素濃度を測定できるようにされている。
この特許文献1に記載された装置は、水道管1の内部における縣濁物の捕集にも利用することができ、消火栓などを設置するための分岐管4に止水リング7を取り付けることによって、特別に大掛かりな工事を行わずに不断水で既存の水道管1から採水を行って縣濁物の計測を行うことができる。
実開平6−30768号公報
ところが、特許文献1に記載された装置では、採水パイプが1本だけなので、水道管1の内部における鉛直方向に沿った1点からしか採水することができない。水平方向に敷設された水道管1においては、その上側の部分と下側の部分との縣濁物の種類や量が異なるのが通例であり、上記のように鉛直方向に沿った1点からの採水だけでは管路内の縣濁物の挙動を十分に把握することが困難である。
この対策として、止水リング7にたとえば3本の採水パイプを貫通させて、それぞれの採水パイプの先端開口部が水道管1の内部における上側の部分と下側の部分と中間の部分とに位置するようにすれば、これら鉛直方向に沿って異なる3点における縣濁物を捕集することが可能となる。
しかし、上述の不断水の状態で3本の採水パイプを止水リング7を貫通して設置する必要があり、このため作業が煩雑になるおそれがある。のみならず、取り付け不備による事故の発生の確率が高くなる。たとえば、3本中の1本が水圧などによって外方へ抜けてしまった場合は、他の2本も抜き取らなければ開閉弁5を閉めることができない。水道管1にはかなりの水圧が掛かっており、このような事故が起きるとピット3の内部がすぐに満水になり、断水しなければならない状況が発生してしまう。
そこで本発明は、このような課題を解決して、水道管内における複数の位置からの採水を、簡単な構成で、かつ事故の発生の確率を低くした状態で、行えるようにすることを目的とする。
この目的を達成するため本発明の水道管内における縣濁物の捕集装置は、先端部を水道管内へ挿入可能な多重管を有し、この多重管におけるそれぞれの管の先端部が、水道管内における鉛直方向に沿って異なる位置で開口しており、前記多重管におけるそれぞれの管の基端部が、前記水道管の外部において個別に開口しているようにしたものである。
このような構成であると、1本の多重管を用いただけの簡単な構成で、水道管内における鉛直方向に沿って異なる位置でそれぞれ縣濁物を採取することができ、したがってそのための作業を煩雑でないようにすることができる。また水圧などによって多重管が水道管から抜け出しても、他に水道管内に挿入されている管がないため、即座に対応することができる。
図1および図2において、1は地中に埋設された水平方向の水道管、2は地表、3はピット、4は分岐管、5は開閉弁、6はその取付フランジで、これらは図3に示したものと同様のものである。すなわち、分岐管4は、消火栓などを設置するためのピット3の内部において、水道管1から上方へ向けて設置されている。
取付フランジ6には、消火栓などを取り外したうえで、止水リング12が接続されている。そして、この止水リング12を貫通した状態で、1本の採水パイプ13が設けられている。
採水パイプ13は、多重管としての三重管によって構成されており、外側管14と、この外側管14の内側に設けられた中間管15と、この中間管15の内側に設けられた内側管16とが同心状に配置されている。外側管14は、止水リング12との間でシールを保った状態で、この止水リング12を貫通している。
採水パイプ13は、その先端部が水道管1の内部に鉛直方向に挿入されており、この水道管1の内部における上側の部分で外側管14の先端部が開口している。17はその開口部である。中間管15はその先端部が外側管14の開口部17から下向きに突出しており、その開口部18は水道管1の中心部に対応した位置において開口している。内側管16はその先端部が中間管15の開口部18から下向きに突出しており、その開口部19は水道管1の内部における下側の部分で開口している。
水道管1の外部における止水リング12よりも上側の部分において、外側管14の基端部が開口している。20はその開口部である。この開口部20にはT字ジョイント21が接続されている。このT字ジョイント21は、その内部に空洞22が形成されるとともに、この空洞部22は開口部20を介して外側管14の内部に連通している。開口部20が形成されることによって外側管14から露出した中間管15は、T字ジョイント21をシール状態で上向き貫通して、このT字ジョイント21よりも上側に突出している。T字ジョイント21には採水チューブ23が接続され、この採水チューブ23は、空洞部22に連通されるとともに、T字ジョイント21への接続部とは反対側においてチューブ内部の水を取り出し可能とされている。
同様に、中間管15は、T字ジョイント21よりも上側の部分において、その基端部が開口している。24はその開口部である。開口部24には、内部に空洞部26が形成されたT字ジョイント25が接続されており、空洞部26は開口部24を介して中間管15の内部に連通している。開口部24が形成されることによって中間管15から露出した内側管16は、T字ジョイント25をシール状態で上向き貫通して、このT字ジョイント25よりも上側に突出している。T字ジョイント25には採水チューブ27が接続され、この採水チューブ27は、空洞部26に連通されるとともに、T字ジョイント25への接続部とは反対側においてチューブ内部の水を取り出し可能とされている。T字ジョイント25よりも上側に突出した内側管16も、その内部の水を取り出し可能とされている。
このような構成において、水道管1の内部の縣濁物を捕集する採には、水道管1を断水することなしに、開閉弁5を閉じて、この開閉弁5の取付フランジ6に本来接続されていた消火栓などの機器を取り外し、その代わりに採水パイプ13を保持した止水リング12を取付フランジ6に接続する。続いて、開閉弁5を開いて、止水リング12と採水パイプ13とのシール状態を保ちながら、採水パイプ13の先端部を、開閉弁5および分岐管4を通して水道管1の内部へ送り込む。
図1および図2は、この送り込みが完了した状態を示す。これによって、上述のように、外側管14の開口部17が水道管1の内部における上側の部分で開口し、中間管16の開口部18が水道管1の中心部に対応した位置で開口し、内側管16の開口部19が水道管1の内部における下側の部分で開口する。
すなわち、水道管1の内部における上側の部分に存在する水は、水圧の作用によって開口部17から外側管14の内部に入り込み、外側管14の内部を通過してT字ジョイント21の空洞部22に入り込み、採水チューブ23を通って外部に取り出される。水道管1の内部における管1の中央部に存在する水は、同様に開口部24から中間管15の内部に入り込み、中間管15の内部を通過してT字ジョイント25の空洞部26に入り込み、採水チューブ27を通って外部に取り出される。水道管1の内部における下側の部分に存在する水は、内側管16の開口部19からその内部に入り込み、この内側管16を通って外部に取り出される。
これによれば、多重管構造の採水パイプ13を1本用いるだけの簡単な構成で、水道管1の内部における鉛直方向に沿って異なる位置でそれぞれ水を採水することができ、その水に含まれる縣濁物を採取することができる。よって、そのための作業は比較的容易に行うことができる。
外側管14と中間管15と内側管16とは、適当な手段によって相互に固定しておくことが必要であるが、採水パイプ13の長さ方向に沿った管14、15、16どうしの位置を相互に変更可能として、この採水パイプ13の長さ方向に沿った開口部17、18、19の位置を互いに変更可能とすることにより、水道管1の内部における任意の3か所の位置から採水することができる。かつ口径の異なる他の水道管にも対応することができる。
水道管1の内部の水圧の作用によって採水パイプ13が抜け出すような事故が発生しても、それによってただちに開閉弁5を閉じることができて、水道管1からの水の流出を最小限に抑えて即座に対応することができる。
作業が完了した後は、採水パイプ13の先端部を水道管1から引き上げて開閉弁5を閉じ、採水パイプ13を保持した状態の止水リング7を取付フランジ6から取り外して、消火栓などの機器を元通りに取付フランジ6に取り付ける。
本発明の実施の形態の水道管内における縣濁物の捕集装置の概略構成を示す図である。 図1に示す部分の要部の側面視の断面図である。 従来の水道管内における縣濁物の捕集装置の概略構成を示す図である。
符号の説明
1 水道管
12 止水リング
13 採水パイプ
14 外側管
15 中間管
16 内側管
17 開口部
18 開口部
19 開口部
20 開口部
21 T字ジョイント
24 開口部
25 T字ジョイント

Claims (1)

  1. 先端部を水道管内へ挿入可能な多重管を有し、この多重管におけるそれぞれの管の先端部が、水道管内における鉛直方向に沿って異なる位置で開口しており、前記多重管におけるそれぞれの管の基端部が、前記水道管の外部において個別に開口していることを特徴とする水道管内における縣濁物の捕集装置。
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