JP2006283669A - V型6気筒4サイクルエンジンの吸気装置 - Google Patents

V型6気筒4サイクルエンジンの吸気装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006283669A
JP2006283669A JP2005105069A JP2005105069A JP2006283669A JP 2006283669 A JP2006283669 A JP 2006283669A JP 2005105069 A JP2005105069 A JP 2005105069A JP 2005105069 A JP2005105069 A JP 2005105069A JP 2006283669 A JP2006283669 A JP 2006283669A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
intake
cylinder
upstream end
opening
intake pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005105069A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4561444B2 (ja
Inventor
Hiroshi Inatomi
洋 稲富
Keiji Araki
啓二 荒木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP2005105069A priority Critical patent/JP4561444B2/ja
Publication of JP2006283669A publication Critical patent/JP2006283669A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4561444B2 publication Critical patent/JP4561444B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Characterised By The Charging Evacuation (AREA)

Abstract

【課題】 V型6気筒エンジンの吸気系にパルス発生装置をコンパクトに組み込むとともに、各気筒に対して良好に高圧波を生成し、体積効率を高める。
【解決手段】 両バンク1,2間に、気筒別の各吸気管41A〜41Fの上流端が開口する集合部40が設けられ、この集合部に、クランクシャフトの1/2の回転速度で回転して各吸気管の上流端開口を開閉するロータリバルブ33が内蔵される。両バンク間の燃焼順序が隣り合う2つの気筒に接続された両吸気管の上流端開口位置が、集合部内壁の周方向において、一方のバンクの気筒の吸気管上流端開口から他方のバンクの気筒の吸気管上流端開口へ、周方向に60°だけ位相をずらせた配置とされ、ロータリバルブ33が一方側の吸気管上流端開口から他方側の吸気管上流端開口へ回転しつつ、各気筒の吸気行程途中でロータリバルブ33の開口が吸気管上流端開口に連通するように構成されている。
【選択図】 図5

Description

本発明はV型6気筒4サイクルエンジンの吸気装置に関し、特に、インパルス(気筒内に導入される高圧の圧力波)を生成するパルス発生装置を備えた吸気装置に関する。
従来より、インテークマニホールドのサージタンクと、このサージタンクから分岐して各気筒の吸気ポートに接続された分岐管とが設けられた多気筒エンジンの吸気装置において、体積効率を高める技術が種々開発されている。
例えば、非特許文献1には、インパルスによる低回転領域のトルクアップを図る技術が開示されている。その構成では、インテークマニホールドの分岐管途中に、当該分岐管の経路方向にストロークする電磁弁を設け、吸気行程の途中までは、電磁弁を閉じて負圧を形成し、吸気行程の下死点近傍にて電磁弁を開放することによって、急激に気筒内に空気を供給する構成が開示されている。
また、特許文献1、非特許文献2には、インパルスを生成する装置として、フラップ弁を用いてパルスを発生させる装置が開示されている。
特開2000−248946号公報 Impulse charging boosts torque at low speed , Findlay Publications社 「European Automotive Design」2004年2月号掲載 Development of an Actuator for a Fast Moving Flap for impulse Charging , Findlay Publications社 「European Automotive Design」2003年1月号掲載
このようにパルス発生装置を設ける場合に、各気筒に対して高圧波の生成を良好に行わせることで有効に体積効率の向上させることが要求されるとともに、パルス発生装置を含む吸気装置をコンパクトに形成することが望ましい。
ところが、非特許文献1の構成では、電磁弁が吸気通路の経路方向に移動するものであるため、吸気の流れを阻害し、吸気抵抗が非常に大きくなることになる。そのため、体積効率が低下するばかりでなく、低回転領域で負圧を生成した後、瞬間的に開弁する動作を行わせると、甚大な脈動が生じ、大きな異音が発生するため、実用化は困難であった。
他方、特許文献1や非特許文献2の構成では、フラップ弁を開閉する構成であるため、吸気管を通過する空気の抵抗を受けやすい。また低中速回転領域といえども、吸気弁の開閉タイミングに同期させて開閉制御を実現することは極めて困難であった。
また、これらの従来の装置では、特にV型6気筒4サイクルエンジンに適用しようとした場合に、パルス発生装置を吸気装置にコンパクトに組み込むことが難しかった。
本発明は上記の事情に鑑み、V型6気筒4サイクルエンジンの吸気装置にパルス発生装置をコンパクトに組み込むことができるとともに、両バンクに配設された各気筒に対してそれぞれ良好に高圧波を生成し、体積効率を高めることができるV型6気筒4サイクルエンジンの吸気装置を提供することを課題としている。
本発明は、一方のバンクに気筒列方向一端側から順に第1、第3、第5の3つの気筒が配設され、他方のバンクに気筒列方向一端側から順に第2、第4、第6の3つの気筒が配設されるとともに、各気筒の燃焼がクランク角で120°の位相差をもって第1気筒、第2気筒、第3気筒、第4気筒、第5気筒、第6気筒の順に行われるV型6気筒4サイクルエンジンにおいて、両バンク間に、各気筒に接続された各吸気管の上流端がそれぞれ開口する共通の集合部が設けられ、この集合部の内壁がクランクシャフトと平行に軸心を持つ中空円筒状に形成され、この集合部に、クランクシャフトの1/2の回転速度で回転して上記各吸気管の上流端開口を開閉するロータリバルブが内蔵され、両バンク間の燃焼順序が隣り合う2つの気筒に接続された両吸気管の上流端開口位置が、集合部内壁の周方向において、吸気行程が先行する一方のバンクの気筒の吸気管上流端開口から後続する他方のバンクの気筒の吸気管上流端開口へ、周方向に60°だけ位相をずらせた配置とされ、エンジンの所定運転域において、ロータリバルブが上記一方のバンクの気筒の吸気管上流端開口から上記他方のバンクの気筒の吸気管上流端開口へ回転しつつ、各気筒の吸気行程に対応して吸気弁開弁期間内の吸気行程途中でロータリバルブの開口が吸気管上流端開口に連通するように構成されていることを特徴とするものである。
この構成によると、上記ロータリバルブにより、各気筒の吸気行程途中で吸気管上流端開口が開かれ、高圧波が生成されて、体積効率が高められる。
特に、一方のバンクの気筒と他方のバンクの気筒とが120°の位相差をもって燃焼を行うというV型6気筒4サイクルエンジンの幾何学的関係が有効に利用されて、高圧波生成のための構造を含む吸気系が両バンク間にコンパクトに配置されながら、両バンクの各気筒に対して効果的に高圧波の生成が行われる。
そして、このようにコンパクトに吸気系が構成されて、吸気管長が比較的短くされ、かつ、等長化されることにより、低速域でも高圧波生成による効果が高められる。
この発明の吸気装置において、上記両バンクの各気筒の吸気ポートにそれぞれ下流端が接続された吸気管の各上流端開口が、上記集合部の上方部で、それぞれに対応する気筒が存在するバンク側の位置に接続されていることが好ましい。
このようにすると、吸気集合部と各吸気管を両バンク間にコンパクトに納めることができるとともに、吸気管を短くし、かつ等長化することができ、エンジンの低速域でも高圧波生成作用を良好に得ることができる。
また、各吸気管の上流端開口から吸気ポート下流端までの独立通路容積が、各気筒の行程容積に対して70%〜130%の範囲に設定されていることが好ましい。このようにすると、単一独立吸気通路容積が比較的小さく、コンパクトな構造となるとともに、高圧波生成が効果的に行われる。
また、上記集合部における上記両吸気管の上流端開口の間に存在する集合部内壁の周方向範囲が、1つの吸気管上流端開口の周方向範囲よりも大きくなるように設定されていることが好ましい。このようにすると、ロータリバルブの開弁速度(吸気管上流端開口の開き始めから全開までの時間)が速めらる。これにより、高圧波生成作用が高められ、体積効率が高められる。
また、上記ロータリバルブは、周方向における開口の区間が閉塞部分の区間よりも大きくなるように形成されていることが好ましい。このようにすると、吸気弁が閉じた後も比較的長い期間、吸気管上流端開口に対してロータリバルブが開いた状態となるため、吸気弁閉弁直後に吸気管中に生じる脈動を集合部で吸収する作用が確保される。
また、ロータリバルブの下流で各吸気管を連通する連通路と、この連通路を開閉する制御弁とが設けられ、エンジンの特定運転領域で、上記連通路を開く状態に上記制御弁が作動されるようになっていることが好ましい。このようにすると、高圧波生成を停止して吸気行程初期から吸気を導入することが要求されるような運転領域では、上記連通路が開かれることにより、吸気行程の気筒に連通路を通して他の気筒の吸気管から吸気を導入することができる。
また、上記ロータリバルブの、軸方向及び周方向に位置がずれた3箇所に開口が設けられ、この各開口が上記集合部における2つずつの吸気管上流端開口を開閉するように構成されるとともに、各吸気管の下流端の気筒列方向の間隔に対して各吸気管の下流端の気筒列方向の間隔が小さくされていることが好ましい。このようにすると、集合部及びロータリバルブの軸方向寸法が短くなり、コンパクト化される。
以上のように、本発明の吸気装置によると、V型6気筒4サイクルエンジンにおいて、高圧波生成のための構造を含む吸気系を両バンク間にコンパクトに組み込むことができるとともに、両バンクの各気筒に対して効果的に高圧波を生成し、体積効率を高めることができる。
以下、図面を参照しながら本発明の好ましい実施の形態について説明する。
図1は本発明の別の実施形態に係るV型6気筒エンジンの正面略図、図2は同エンジンの平面略図、図3は同エンジンの断面略図である。
これらの図を参照して、エンジンEは、左右1対のバンク1、2を形成するシリンダヘッド3およびこのシリンダヘッド3と一体化されたシリンダブロック4を有している。一方のバンク1には、第1、第3、第5気筒10A、10C、10Eが設けられているとともに、他方のバンク2には、第2、第4、第6気筒10B、10D、10Fが設けられている。各気筒10A〜10Fの内部には、クランクシャフト11に連結されたピストン12が嵌挿されることにより、その上方に燃焼室14が形成されている。
シリンダヘッド3には、前記各気筒10A〜10Fの燃焼室14毎に図略の点火プラグが固定されている。
また、シリンダヘッド3には、前記気筒10A〜10F毎に燃焼室14に向かって開口する吸気ポート15、排気ポート16がそれぞれ形成されているとともに、これらのポート15、16には、図略の吸気弁および排気弁がそれぞれ装備されている。
各吸気ポート15には図略の燃料噴射弁が設けられている。この燃料噴射弁は、ニードル弁およびソレノイドを内蔵している。
吸気弁および排気弁は、エンジンEに支承された吸気弁用および排気弁用のカムシャフト17、18によって、所定位相差で同期して吸気ポート15、排気ポート16を開閉するように構成されている。各カムシャフト17、18は、可変バルブタイミング機構20A、20Bによって、それぞれ位相を変更可能に構成されている。
当実施形態に係る吸気装置30は、両バンク1、2間に配置されたインテークマニホールド31と、吸気行程途中で気筒内に高圧波を生成するパルス発生装置32とを備えている。
インテークマニホールド31は、エンジンEの前後方向(各気筒10A〜10Fが並んでいる方向)に水平に延びる集合部としてのサージタンク40と、このサージタンク40に接続され、それぞれが分離した吸気通路PH1〜PH6を形成する気筒別の第1〜第6吸気管41A〜41Fとを一体に有している。サージタンク40の後端部には、スロットルバルブ46を内蔵したスロットルボディ45が設けられている。
サージタンク40は、ほぼ円筒形部材であり、吸気管41A〜41Fと連通することによって、各吸気管41A〜41Fの差圧を吸収し、異音やセンサの誤作動を防止する機能を果たすものである。当実施形態において、このサージタンク40に接続される各吸気管41A〜41Fの上流端の気筒列方向の間隔は、各吸気管41A〜41Fの下流端の気筒列方向の間隔よりも小さくなっており、これに伴い、サージタンク40の気筒列方向の長さは各バンク1、2の気筒列方向の長さよりも短くなっている(図2参照)。
各吸気管41A〜41Fは、気筒10A〜10F毎に設けられ、それぞれ、上流端側がサージタンクに接続されるとともに下流端側が吸気ポート15に接続されることにより、
対応する気筒10A〜10Fをサージタンク40と連通させている。図示の実施形態において、各吸気管41A〜41Fは、その吸気通路PH1〜PH6の通路長(当実施形態においては、吸気ポート15からサージタンク40までの長さ)がほぼ同じ長さに設定されている。
各吸気通路PH1〜PH6の通路長は、500mm以内に設定されており、これによって、後述するロータリバルブ33によるトルクへのレスポンスの向上を図っている。さらに、各吸気管41A〜41Fの上流端開口42A〜42Fから吸気ポート下流端までの独立通路容積が、各気筒10A〜10Fの行程容積に対して70%〜130%の範囲に設定されている。この容積は、エンジンの中速運転領域において、吸気が同調共鳴する固有振動数に対応するように決定される。この結果、エンジンの中速運転領域で通路長設定による慣性過給効果を発揮させ、体積効率を高めることが可能なる。
上記パルス発生装置32は、サージタンク40に内蔵されるロータリバルブ33と、このロータリバルブ33を回転させる駆動手段とを備えている。そして、このロータリバルブ33の開閉により、各吸気管41A〜41Fの上流端開口42A〜42Fが所定のタイミングで開閉されるようになっている。
また、各吸気管41A〜41Fには、連通機構60が設けられている。
連通機構60は、サージタンク40のケース内に各バンク1、2毎に形成されて、対応する吸気管41A〜41Fを連通する一対の連通管61、62と、各連通管61、62内に配置された円筒状の制御弁63、64と、一方の制御弁63を駆動するアクチュエータ65と、この一方の制御弁63の回転駆動力を他方の制御弁64に伝達する動力伝達機構66とを有している。
各連通管61、62は、それぞれ対応するバンク1、2に接続された吸気管(連通管61においては第1、第3、第5吸気管41A、41C、41E、連通管62においては第2、第4、第6吸気管41B、41D、41F)を連通する連通路を構成している。
各制御弁63、64は、何れも対応する吸気管41A〜41Fを連通する同一位相の開口63a、64aを有している。
アクチュエータ65は、図外のコントロールユニットによって制御されることにより、制御弁63を回転駆動して、連通管61を開閉するものである。連通管61が開くと、第1、第3、第5吸気管41A、41C、41Eが連通するため、何れかの吸気管で形成されたインパルスが減衰する。
動力伝達機構66は、駆動側の制御弁63に取り付けられた出力スプロケット66aと、従動側の制御弁64に取り付けられた入力スプロケット66bと、両スプロケット66a、66bを連結するチェーン66cで構成されている。この動力伝達機構66は、駆動側の制御弁63の回転力を同一速度で従動側の制御弁64に伝達する。そのため、駆動側の制御弁63が対応する第1、第3、第5吸気管41A、41C、41Eを連通すると、従動側の制御弁64も第2、第4、第6吸気管41B、41D、41Fを連通するように構成されている。
また、吸排気弁のカムシャフト17、18及びパルス発生装置32のロータリバルブ33を駆動するための駆動手段は、次のようになっている。
クランクシャフト11には、吸気弁および排気弁の各カムシャフト17、18に動力を伝達する出力プーリ70が設けられており、この出力プーリ70に連結されたチェーン71によって、動力が伝達される。また、各カムシャフト17、18には、可変バルブタイミング機構20A、20Bが取付けられ、これら可変バルブタイミング機構20A、20Bにより、出力プーリ70からチェーン71を介して伝達された駆動力をカムシャフト17、18に伝えるとともに、排気弁及び吸気弁の開閉タイミングを変更することができるようになっている。
一方のバンク2に設けられた吸気弁の可変バルブタイミング機構20Aは、動力伝達機構73を介して、パルス発生装置を構成するロータリバルブ32に取り付けられた可変バルブタイミング機構20Cに動力を伝達する。そして、ロータリバルブ33は、吸気弁のカムシャフト17と同期して、クランクシャフト11と同一回転方向に、クランクシャフト11の1/2の回転速度で回転するとともに、可変バルブタイミング機構20Cにより、開弁タイミングを進角または遅角させることが可能になっている。
なお、上記各可変バルブタイミング機構20A〜20Cは、図外のコントロールユニットによって制御され、これにより、吸排気弁の開閉タイミング及びロータリバルブ33の開閉タイミングがエンジンの運転状態に応じて変更されるようになっている。
次に、図2、図3と、ロータリバルブの展開図である図4とを参照して、パルス発生装置32と、これを組み込んだサージタンク40の具体的構成を説明する。
サージタンク40の内壁は中空円筒状に形成されている。パルス発生装置32のロータリバルブ33は、円筒形部材であり、その外周面がサージタンク40の内周面に摺接した状態で、回転自在に配置されている。そして、ロータリバルブ33は、内周側の吸気通路を各吸気管41A〜41Fの吸気通路PH1〜PH6と所定のタイミングで連通する機能を奏する。
図示のエンジンEにおける燃焼順序は、第1気筒10A、第2気筒10B、第3気筒10C、第4気筒10D、第5気筒10E、第6気筒10Fとなるように設定されている。この結果、第1気筒10Aが吸気行程を迎える時点を起点とすると、各気筒と行程の関係(各気筒の燃焼順序)は、図6中に示す通りとなる。
この燃焼順序に対応してインパルスを生成するために、当実施形態では、吸気行程が先行する一方のバンク1の各気筒の吸気管である第1、第3、第5吸気管41A、41C、41Eの上流端開口42A、42C、42Eがロータリバルブ回転方向の上流側、吸気行程が後続する他方のバンク2の各気筒の吸気管である第2、第4、第6吸気管41B、41D、41Fの上流端開口42B、42D、42Fがロータリバルブ回転方向の下流側とされ、上流側の開口と下流側の開口とで周方向に60°だけ位相がずれた状態で、これら吸気管上流端がサージタンク40に接続されている。
第1吸気管41Aと第2吸気管41Bとの各上流端開口42A、42B、第3吸気管41Cと第4吸気管41Dとの各上流端開口42C、42D、並び第5吸気管41Eと第6吸気管41Fとの各上流端開口42E、42Fは、それぞれが同一の円周L1〜L3(図4参照)上に沿って並んでいる。また、一方のバンク1側の吸気管41A、41C、41E同士と、他方のバンク2側の吸気管41B、41D、41F同士は、それぞれサージタンク40の周方向において同一位相で、気筒列方向に整列するように配設されている。
各吸気管上流端開口42A〜42Fは、サージタンク40の上方部で、かつ、それぞれに対応する気筒が存在するバンク側の位置に配置されている。つまり、一方のバンク1の各気筒10A、10C、10Eの吸気ポート15に下流端が接続される吸気管41A、41C、41Eの上流端開口42A、42C、42Eは、サージタンク40の上方部中央より一方のバンク1側に偏って配置され、他方のバンク1の各気筒10B、10D、10Fの吸気ポート15に下流端が接続される吸気管41B、41D、41Fの上流端開口42B、42D、42Fは、サージタンク40の上方部中央より他方のバンク2側に偏って配置されている。このようにすることにより、各吸気管41A〜41Fが等長化される。
また、サージタンク40に収容されたロータリバルブ33は、上述のように第1、第3、第5吸気管41A、41C、41Eの上流端開口42A、42C、42Eが上流側、第2、第4、第6吸気管41B、41D、41Fの上流端開口42B、42D、42Fが60°位相のずれた下流側となるように所定方向(図3に示す断面では矢印で示すような時計回りの方向)に回転し、その回転速度はクランクシャフト11の1/2回転となるように設定されている。
そして、ロータリバルブ33には3つの開口34〜36が形成され、その各開口34〜36がサージタンク40においてそれぞれ同一円周上に位置する2つずつの吸気管上流端開口を開閉するようになっている。上記各開口34〜36は、120°の位相差をもつように配置されている。
ロータリバルブ33の直径は、断面積が各吸気管41A〜41Fの断面積よりも大きくなるように設定され、好ましくは、吸気管断面積の3〜4倍となるように設定される。これにより、吸気流通抵抗が低減されるとともに、空気の脈動を抑制することができ、異音の発生も少なくなる。
図5は上流端開口42A、42Bが同一円周上に位置する2つ吸気管41A、41Bとサージタンク40及びロータリバルブ33を拡大して示す断面図であり、この図を参照しつつ、吸気管、サージタンク40及びロータリバルブ33の構成を、さらに具体的に説明する。なお、この図は、第1吸気管41A及び第2吸気管41Bが位置する部分でのサージタンク40及びロータリバルブ33の断面を示している。
サージタンク40において、吸気管41A、41Bの上流端開口42A、42Bの周方向範囲(図では回転角θで表す)と、位相差が60°を成す両開口42A、42Bの間に存在するサージタンク内壁43の周方向範囲(図では回転角αで表す)との関係としては、サージタンク内壁43の周方向範囲αが1つの開口の周方向範囲θより大きくなるように設定されている。
すなわち、上記開口42A、42Bをサージタンク40の周方向には短く、これと直交する方向に長い楕円形もしくは長円形に形成することにより、吸気流通抵抗を小さくすべく開口面積を確保し、かつ、両開口42A、42Bの位相差60°という条件を満足しながら、各開口42A、42Bの周方向範囲θと両開口間のサージタンク内壁43の周方向範囲αの関係がθ<αとなる程度に、各開口42A、42Bの周方向範囲θが狭くされている。
一方、ロータリバルブ33は、周方向における閉塞部分37の区間より開口34の区間の方が大きく形成されている。
なお、図5ではサージタンク40における開口42A、42Bとロータリバルブ33における開口34とが設けられている部分について示したが、サージタンク40における開口42C、42Dとロータリバルブ33における開口35とが設けられている部分、及びサージタンク40のおける開口42E、42Fとロータリバルブ33における開口36とが設けられている部分についても、同様に構成されている。
図6は、各気筒10A〜10Fにおける吸気弁の開閉タイミング(IN)及び各気筒10A〜10Fの吸気管上流端開口42A〜42Fに対するロータリバルブ33の開閉タイミング(RV)を示している。また、図7はロータリバルブ33の動作状態を示しており、同図(a)は第1吸気管41Aの上流端開口42A(あるいは開口42Cまたは42E)に対する開弁開始時点(図6中の時点t1)での状態、同図(b)は上記開口42Aに対する全開時点(図6中の時点t2)での状態、同図(c)は第2吸気管41Bの上流端開口42B(あるいは開口42Dまたは42F)に対する開弁開始時点(図6中の時点t3)での状態、同図(d)は上記開口42Bに対する全開時点(図6中の時点t4)での状態である。
これらの図に示すように、ロータリバルブ33は、吸気弁開弁後の吸気行程途中で開かれる。そして、ロータリバルブ33が開いてから吸気弁が閉じるまでの期間に吸気が気筒に導入される。
吸入の終期は吸気弁の閉弁時期によって規定される。従ってロータリバルブ33の閉弁時期は、吸気弁の閉弁時期よりも遅ければよく、ロータリバルブ33の開弁期間を長くして閉弁時期を吸気弁の閉弁時期より大きく遅らせても差し支えない。
ロータリバルブ33の開き始め(t1時点:図7(a))から全開時点(t2時点:図7(b))までの開弁動作期間は、開口42A〜42Fの周方向範囲θに対応するものであり、開口42A〜42Fの周方向範囲θが小さいほど、上記開弁動作期間が短くなる。
以上のような当実施形態のV型6気筒4サイクルエンジンによると、出力が要求されるような運転状態では、図6に示すように、ロータリバルブ33が吸気行程途中で開くように開閉タイミングが制御され、これより高圧波が生成され、これが気筒10A〜10Fに供給されることにより、体積効率を高めることができる。
そして、サージタンク40に内蔵された1つのロータリバルブ33により、両バンク1、2の各気筒10A〜10Bに対して高圧波の生成を行うことができる。しかも、各気筒10A〜10Fの吸気管上流端開口42A〜42Fが、2気筒ずつ、軸方向同一位置で周方向に位相をずらせて配置され、ロータリバルブ33の開口34〜36の1つずつで2気筒ずつの吸気管上流端開口42A〜42Fを開閉するように構成されているので、サージタンク40及びロータリバルブ33の軸方向寸法が短くなる。
さらに、ロータリバルブ33を内蔵したサージタンク40が両バンク1、2間に位置し、このサージタンク40に対し、両バンク1、2の各気筒10A〜10Bに接続された吸気管41A〜41Bの各上流端開口42A〜42Bが、サージタンク40の上方部で、かつ、それぞれに対応する気筒が存在するバンク側の位置に接続されているため、各吸気管41A〜41Bが等長化されつつ、ロータリバルブ33を内蔵したサージタンク40および各吸気管41A〜41Bが両バンク1、2間にコンパクトに収まる。
こうして、一方のバンク1、2の気筒10A、10C、10Eと他方のバンクの気筒10B、10D、10Fとが120°の位相差をもって燃焼を行うというV型6気筒4サイクルエンジンの幾何学的関係が有効に利用されて、高圧波生成のための構造を含む吸気系が両バンク1、2間にコンパクトに配置されながら、各気筒10A〜10Fに対して効果的に高圧波の生成が行われる。
そして、このようにコンパクトに吸気系が構成されて、吸気管長が比較的短くされ、かつ、等長化されることにより、低速域でも高圧波生成による効果が高められる。
また、ロータリバルブ33がクランクシャフトの1/2の回転速度で回転することとの関係で、サージタンク40において同一軸方向位置に配置された2つの開口42A、42B(42C、42D及び42E、42F)は、燃焼順序が隣り合う気筒の位相差(120°)の1/2である60°だけ周方向にずれて配置されるが、このような制約のもとで、開口42A〜42Fの周方向範囲θと両開口部間のサージタンク内壁43の周方向範囲αとの関係がθ<αとなる程度に開口42A〜42Fの周方向範囲θを小さくしているため、ロータリバルブ33の開き初めから全開までの開弁動作期間を短くすることができる。これにより、ロータリバルブ33の開弁に伴って生成される高圧波の圧力を高め、効果的に体積効率を増大し、エンジン出力を高めることができる。
また、ロータリバルブ33においては、閉塞部分37の区間より開口34、35、36の区間の方が大きく形成されていることにより、吸気弁19が閉じた後も比較的長い期間、吸気管上流端開口に対してロータリバルブ33が開いた状態となるため、吸気弁閉弁直後に吸気管中に生じる脈動をサージタンク42で吸収する作用が確保される。
なお、ロータリバルブ33の開閉タイミングは運転状態に応じて変更され、これによって高圧波生成作用が調整される。そして、出力が要求されない低中負荷運転域等では、ポンピングロス低減等のため、高圧波生成を停止して吸気行程初期から吸気を導入することが要求されるが、可変バルブタイミング機構20Cが機構的に開閉タイミング可変範囲を大きく取れない場合、ロータリバルブ33の開弁時期を吸気行程初期まで進角させることができない。このような場合、上記連通機構60の制御弁63、64が連通管61、62を開くように制御されることにより、吸気行程初期から連通管61、62を通して吸気が導入することができる。
本発明の実施形態に係るV型6気筒4サイクルエンジンの正面図である。 同エンジンの平面図である。 同エンジンの断面図である。 ロータリバルブの展開図である。 図3の要部を拡大して示す部分拡大断面図である。 エンジンの各気筒の行程と、吸気弁及びロータリバルブの開閉タイミングを示す説明図である。 (a)〜(d)はロータリバルブの動作状態を示す断面図である。
符号の説明
1、2 バンク
10A〜10F 気筒
11 クランクシャフト
15 吸気ポート
30 吸気装置
32 パルス発生装置
33 ロータリバルブ
34〜35 開口
37 閉塞部分
40 サージタンク(集合部)
41A〜41F 吸気管
42A〜42F 開口
43 サージタンク内壁(集合部内壁)

Claims (7)

  1. 一方のバンクに気筒列方向一端側から順に第1、第3、第5の3つの気筒が配設され、他方のバンクに気筒列方向一端側から順に第2、第4、第6の3つの気筒が配設されるとともに、各気筒の燃焼がクランク角で120°の位相差をもって第1気筒、第2気筒、第3気筒、第4気筒、第5気筒、第6気筒の順に行われるV型6気筒4サイクルエンジンにおいて、
    両バンク間に、各気筒に接続された各吸気管の上流端がそれぞれ開口する共通の集合部が設けられ、
    この集合部の内壁がクランクシャフトと平行に軸心を持つ中空円筒状に形成され、
    この集合部に、クランクシャフトの1/2の回転速度で回転して上記各吸気管の上流端開口を開閉するロータリバルブが内蔵され、
    両バンク間の燃焼順序が隣り合う2つの気筒に接続された両吸気管の上流端開口位置が、集合部内壁の周方向において、吸気行程が先行する一方のバンクの気筒の吸気管上流端開口から後続する他方のバンクの気筒の吸気管上流端開口へ、周方向に60°だけ位相をずらせた配置とされ、
    エンジンの所定運転域において、ロータリバルブが上記一方のバンクの気筒の吸気管上流端開口から上記他方のバンクの気筒の吸気管上流端開口へ回転しつつ、各気筒の吸気行程に対応して吸気弁開弁期間内の吸気行程途中でロータリバルブの開口が吸気管上流端開口に連通するように構成されていることを特徴とするV型6気筒4サイクルエンジンの吸気装置。
  2. 請求項1記載のエンジンの吸気装置において、
    上記両バンクの各気筒の吸気ポートにそれぞれ下流端が接続された吸気管の各上流端開口が、上記集合部の上方部で、それぞれに対応する気筒が存在するバンク側の位置に接続されていることを特徴とするV型6気筒4サイクルエンジンの吸気装置。
  3. 請求項2記載のエンジンの吸気装置において、
    各吸気管の上流端開口から吸気ポート下流端までの独立通路容積が、各気筒の行程容積に対して70%〜130%の範囲に設定されていることを特徴とするV型6気筒4サイクルエンジンの吸気装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のエンジンの吸気装置において、
    上記集合部における上記両吸気管の上流端開口の間に存在する集合部内壁の周方向範囲が、1つの吸気管上流端開口の周方向範囲よりも大きくなるように設定されていることを特徴とするV型6気筒4サイクルエンジンの吸気装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載のエンジンの吸気装置において、
    上記ロータリバルブは、周方向における開口の区間が閉塞部分の区間よりも大きくなるように形成されていることを特徴とするV型6気筒4サイクルエンジンの吸気装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載のエンジンの吸気装置において、
    ロータリバルブの下流で各吸気管を連通する連通路と、この連通路を開閉する制御弁とが設けられ、エンジンの特定運転領域で、上記連通路を開く状態に上記制御弁が作動されるようになっていることを特徴とするV型6気筒4サイクルエンジンの吸気装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載のエンジンの吸気装置において、
    上記ロータリバルブの、軸方向及び周方向に位置がずれた3箇所に開口が設けられ、この各開口が上記集合部における2つずつの吸気管上流端開口を開閉するように構成されるとともに、各吸気管の下流端の気筒列方向の間隔に対して各吸気管の下流端の気筒列方向の間隔が小さくされていることを特徴とするV型6気筒4サイクルエンジンの吸気装置。
JP2005105069A 2005-03-31 2005-03-31 V型6気筒4サイクルエンジンの吸気装置 Expired - Fee Related JP4561444B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005105069A JP4561444B2 (ja) 2005-03-31 2005-03-31 V型6気筒4サイクルエンジンの吸気装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005105069A JP4561444B2 (ja) 2005-03-31 2005-03-31 V型6気筒4サイクルエンジンの吸気装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006283669A true JP2006283669A (ja) 2006-10-19
JP4561444B2 JP4561444B2 (ja) 2010-10-13

Family

ID=37405853

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005105069A Expired - Fee Related JP4561444B2 (ja) 2005-03-31 2005-03-31 V型6気筒4サイクルエンジンの吸気装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4561444B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013217238A (ja) * 2012-04-06 2013-10-24 Denso Corp 吸気制御モジュール

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6394023A (ja) * 1986-06-04 1988-04-25 Mazda Motor Corp エンジンの吸気制御装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6394023A (ja) * 1986-06-04 1988-04-25 Mazda Motor Corp エンジンの吸気制御装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013217238A (ja) * 2012-04-06 2013-10-24 Denso Corp 吸気制御モジュール

Also Published As

Publication number Publication date
JP4561444B2 (ja) 2010-10-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4873194B2 (ja) 可変動弁装置付エンジン
JP5515977B2 (ja) 多気筒エンジンの排気装置
WO2007132606A1 (ja) エンジンの吸気ポ-ト構造
JP2013113224A (ja) 多気筒エンジンの排気装置
JP5919743B2 (ja) 多気筒エンジンの排気制御装置
JP5088508B2 (ja) 可変動弁装置付エンジン
JP4561444B2 (ja) V型6気筒4サイクルエンジンの吸気装置
US9140198B2 (en) Intake and exhaust apparatus of multi-cylinder engine
JP6168947B2 (ja) 電動式スロットル弁を備えるエンジン
KR20050055753A (ko) 협각 v형 엔진
JP4561445B2 (ja) 多気筒エンジンの吸気装置
JP4420706B2 (ja) 気筒休止内燃機関
JP2002227667A (ja) 内燃機関の可変動弁装置
JPH07293214A (ja) 内燃機関のバルブ装置
JP2006283569A (ja) 多気筒エンジンの吸気装置
JP5447095B2 (ja) 多気筒エンジンの排気装置
JP2740664B2 (ja) 内燃機関の吸気装置
JP2006283570A (ja) 多気筒エンジンの制御装置
JP5673214B2 (ja) 多気筒エンジンの吸排気装置
JP5531922B2 (ja) 多気筒エンジンの吸排気装置
JP2009127609A (ja) 多気筒内燃機関の吸気装置
JP2011214438A (ja) 多気筒エンジンの排気装置
JP5182528B2 (ja) 可変動弁装置付エンジン
KR100305447B1 (ko) 엔진의 흡배기 밸브장치
JP2007291979A (ja) 内燃機関の点火プラグ取付構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080131

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100706

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100719

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130806

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4561444

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees