JP2006283536A - 配管用貫通穴埋め治具 - Google Patents
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Abstract
【課題】配管用貫通穴埋め作業での作業員の安全性の改善、作業時間の短縮、作業方法を簡略化して作業性の向上を目的とする、配管用貫通穴埋め治具を提供するものである。
【解決手段】配管用貫通穴の中心部、もしくは中心部以外の部分を貫通する配管であっても、筒体の中の半球体の機能によって配管用貫通穴と配管との隙間をふさぐ事ができ、かつ、階上より配管にそって配管用貫通穴に挿入できることにより作業員の安全性の改善、作業時間の短縮、作業能率の向上を実現したものである。
【選択図】図1
【解決手段】配管用貫通穴の中心部、もしくは中心部以外の部分を貫通する配管であっても、筒体の中の半球体の機能によって配管用貫通穴と配管との隙間をふさぐ事ができ、かつ、階上より配管にそって配管用貫通穴に挿入できることにより作業員の安全性の改善、作業時間の短縮、作業能率の向上を実現したものである。
【選択図】図1
Description
本発明は、配管と配管用貫通穴との隙間を、モルタルで充填する際、使用する配管用貫通穴埋め治具に関するものである。
特許第3143556号(以下、特許文献1と言う。)に「スラブSの貫通穴Hに通された配管Pの周りにて、各支持片3が中心指向する様に基体2を筒状に変形される。(特許文献1の第0024項)」及び、「上記埋設構造Uとは逆に基体2はその弾性復元力によって拡径されて外周面が配管Pの内周面に周接される。(特許文献1の第0029項)」の記載がある。
特開平8−13798(以下、特許文献2と言う。)には「モルタル受け部(12)(12)が界床スラブ(1)の下面に接する位置に容易に固定できる。この固定により、両モルタル受け部(12)(12)が円環状となって貫通孔(2)の内周面と配管(3)の外周面との間の環状空隙(5)の下側を封鎖する。(特許文献2の第0012項)」の記載がある。
特許第3143556号 特開平 8−13798
特開平8−13798(以下、特許文献2と言う。)には「モルタル受け部(12)(12)が界床スラブ(1)の下面に接する位置に容易に固定できる。この固定により、両モルタル受け部(12)(12)が円環状となって貫通孔(2)の内周面と配管(3)の外周面との間の環状空隙(5)の下側を封鎖する。(特許文献2の第0012項)」の記載がある。
しかしながら、特許文献1では、配管用貫通穴を貫通する配管が配管用貫通穴の中心部を貫通しなければならず、中心部以外の部分を貫通する配管にあっては適応できないと言う問題点がある。
特許文献2では、階下からの作業であるため、脚立、もしくは簡易足場を使用しなければならず、作業の安全性、作業の利便性に問題がある。
本発明は、配管用貫通穴埋め作業での作業員の安全性の改善、作業時間の短縮、作業方法を簡略化して作業性の向上を目的とする、配管用貫通穴埋め治具を提供せんとするものである。
本発明は、円面積と球面積との差に着眼し、円面積と球面積の差を利用することにより、発明を完成し、課題を解決した。
本発明に言う配管用貫通穴埋め治具とは、建築物の上下階の境をなすスラブを貫通する各種配管を通すための配管用貫通穴に配管を行った後、配管と配管用貫通穴との隙間をモルタルで充填する際、使用するモルタル充填用受け治具を言う。
本発明は、配管用貫通穴の中心部、もしくは中心部以外の部分を貫通する配管であっても、筒体の中の半球体の機能によって配管用貫通穴と配管との隙間をふさぐことができる、新規な配管用貫通穴埋め治具を実現したものである。
請求項1に記載の配管用貫通穴埋め治具は、配管を挟み込む割り型機構を持つ椀状の半球体と、割り型機構を持つ内側に椀状のくぼみを持つ筒体と、筒体に取付けられる取付金具と、スラブに引っかけることのできる引っかけ金具とで構成される配管用貫通穴埋め治具である。
請求項2に記載の配管用貫通穴埋め治具は、筒体の中に組み込まれた半球体の機能によって配管と配管用貫通穴との隙間をふさぐことができる前記段落0009の項に記載された配管用貫通穴埋め治具である。
請求項3に記載の配管用貫通穴埋め治具は、階上より配管用貫通穴を貫通した配管にそわせて配管用貫通穴に挿入できることを特徴とする前記段落0009の項又は段落0010の項に記載された配管用貫通穴埋め治具である。
請求項4に記載の配管用貫通穴埋め治具は、スラブ上側に固定できる機能を具備することにより落下を防ぐことができる前記段落0009から段落0011に記載された配管用穴埋め治具である。
請求項5に記載の配管用貫通穴埋め治具は、階上より配管用貫通穴に挿入し、配管と配管用貫通穴との隙間をモルタル充填することができる前記段落0009から段落0013に記載された配管用貫通穴埋め治具である。
本発明は配管用貫通穴の中心部、もしくは中心部以外の部分を貫通する配管であっても配管と配管用貫通穴との隙間をふさぐことができ、かつ階上からの作業によることで脚立もしくは簡易足場などを使用することはなく、作業員の安全性の改善、作業時間の短縮、作業方法の簡略化による作業能率の向上につながるものである。
配管用貫通穴の中心部、もしくは中心部以外の部分を貫通する配管であっても、配管用貫通穴と配管との隙間をふさぐことができ、かつ、階上からの配管用貫通穴に挿入できることを実現した。
図1は、10a・10bを貼接することで形成される半球体と20a・20bを合体することで形成される筒体と取付金具30と引っかけ金具40とで構成される、配管用貫通穴埋め治具の総体を示す。
図2は、不燃性、若しくは難燃性をもつプラスチック樹脂を材質とするもので形成される。
図2(a)は、椀の形をした底部に円弧をくりぬいた、半球を二つに割った半球体10a・10b。接合する面11は薄肉で形成され、接合する面11の外側には両面テープ12が貼り付けてあり、片方側の半球体の内側面にこれを貼着することで、外周の肉厚が均一となるように構成された半球体10a・10bとなる。
図2(b)のようにくりぬいた底部円弧13には、肉薄の平面な部分14を持ち、平面部分には中心に向かって、切り込み15のある形状となっている。平面部分の内側の円弧の直径16は配管用貫通穴を貫通する配管の直径より若干な小寸となっている。
図3(a)は不燃性、若しくは難燃性をもつプラスチック樹脂を材質とするもので形成される。
図3(a)のように内側を椀状21にえぐられた筒体を2つに割り、筒体の上部に平板22をもち、平板22には上下の2つの取体ボタン23を有する筒体20a・20b。
図3(b)の断面で示すように、筒体20a・20bの内側は、椀状21にえぐられた形状のものである。
筒体20a・20bの側面には、凸部24とその片方には凹部25がつくられ、凸部24と凹部25を結合することによって、筒体20a・20bとなる。
図4(a)は、金属を材質とするもので形成される。取付金具図1・3である。
図4(a)取付金具30の下方に上下2つの図3(a)・23取付ボタンと同径の取付穴31を持ち取付金具30の左右両側に水平に並ぶ挿入筒32を配置してある。
図4(b)は、金属を材質とするもので形成される引っかけ金具40である。
図4(b)引っかけ金具40は、ばねの形状を持ち、図4(a)取付金具30の挿入筒32に差し込む部分42とスラブ上側に引っかける部分43を備えている。
建築物の上下階の境となすコンクリートスラブを貫通する配管用貫通穴は、コンクリート打設前に円の外径に規格を持つ紙製円筒形のボイドスリーブを取付け、コンクリート硬化後にボイドスリーブを取り除くことで配管用貫通穴が形成される。
図5(a)のように、配管用貫通穴Hを貫通した配管Pを挟み込むように半球体10a・10bを両面テープ12にて片方の半球体の内側面に貼接することにより外周面が均一となる半球体図5(b)・10a・10bを構成する。
図5(b)のように、半球体10a・10bの外周面に筒体の内側の椀状のくぼみ21を合接するように筒体20a・20bの凸部24を凹部25にはめ込み合体する。なお、配管用貫通穴Hの内径より、筒体20a・20bの外径が若干な小寸で形成されているため配管用貫通穴Hに挿入できるものにしてある。
図5(c)のように、合体された筒体20a・20bの上部に具備してある平板22の取付ボタン23に取付金具30の取付穴31を取付け、更に取付金具30の左右両側の水平に並ぶ挿入筒32にコンクリートスラブSの厚さの状況に合わせ、引っかけ金具40の差込部分42を挿入筒32に差し込む。
以上の方法により、図5(d)のような配管用貫通穴埋め治具を構成させ、配管用貫通穴Hを貫通した配管Pをつたわって配管用貫通穴Hに挿入しスラブS上側に引っかけ金具40の引っかける部分43をスラブS上側に固定することにより、配管用貫通穴埋め治具の落下を防ぐことができ、その後配管用貫通穴Hと配管Pとの隙間をモルタルMで充填する。この方法により、配管用貫通穴埋め作業を完了することができる。
図6(a)筒体20a・20bの内側の椀状のくぼみ21の形状にすることで筒体20a・20bの中に組み込まれた半球体10a・10bが配管用貫通穴Hに挿入する際、半球体10a・10bの上方への脱着を防ぎ、又、モルタル充填時における半球体10a・10bの落下も防いでいる。
配管用貫通穴Hに貫通される配管Pは、図6(a)のように配管用貫通穴Hの中心部を貫通する配管Pもあれば、図6(b)のように配管用貫通穴Hの中心部以外の部分を貫通する配管Pもある。
図6(b)のように配管用貫通穴Hの中心部以外の部分を貫通する配管Pである場合、筒体20a・20bの中の半球体10a・10bが配管用貫通穴Hを垂直に貫通する配管Pに対して斜めに傾くことで半球体10a・10bの外周面によって配管用貫通穴Hと配管Pとの配管用貫通穴HのスラブS下側面の隙間をふさぐことができる。
図6(b)で示すように、配管用貫通穴Hの中心部以外の部分を貫通する配管Pによる半球体10a・10bの斜め傾きによって引き起こされる円周Rと楕円周Xの差異を解消する要素として、くりぬかれた半球体底部円弧13の径は楕円周Xの外周を満たすことのできる径で形成されている。更に底部の平面部分14の切り込み15より平面部分14を上方へ屈曲変形させることで円周Rと楕円周Xとの差異を解消することができる。以上のように筒体20a・20bにくみこまれた、半球体10a・10bの動きを楕円周が干渉することはなく、筒体20a・20bの中を半球体10a・10bが容易に動くことを可能にしたものである。
上記各実施例において、配管用貫通穴の中心部もしくは中心部以外の部分を貫通する配管において階上から配管にそって配管用貫通穴に挿入することにより、配管用貫通穴と配管との隙間をふさぎ、モルタル充填できるようにした配管用貫通穴埋め治具を提供することができる。
10a・10b 半球体
11 接合面
12 両面テープ
13 底部円弧
14 平面部分
15 切り込み
16 内側円弧
20a・20b 筒体
21 椀曲くぼみ
22 平板
23 取付ボタン
24 凸部
25 凹部
30 取付金具
31 取付穴
32 挿入筒
40 引っかけ金具
42 差し込み部
43 引っかけ部
11 接合面
12 両面テープ
13 底部円弧
14 平面部分
15 切り込み
16 内側円弧
20a・20b 筒体
21 椀曲くぼみ
22 平板
23 取付ボタン
24 凸部
25 凹部
30 取付金具
31 取付穴
32 挿入筒
40 引っかけ金具
42 差し込み部
43 引っかけ部
Claims (5)
- 配管を挟み込む割り型機構を持つ椀状の半球体と、割り型機構を持つ内側に椀状のくぼみを持つ筒体と、筒体に取付けられる取付金具と、スラブに引っかけることのできる引っかけ金具とで構成される配管用貫通穴埋め治具。
- 筒体の中に組み込まれた半球体の機能によって配管と配管用貫通穴との隙間をふさぐことができる請求項1に記載された配管用貫通穴埋め治具。
- 階上より配管用貫通穴を貫通した配管にそわせて配管用貫通穴に挿入できることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載された配管用貫通穴埋め治具。
- スラブ上側に固定できる機能を具備することにより落下を防ぐことができる請求項1から請求項3に記載された配管用穴埋め治具。
- 階上より配管用貫通穴に挿入し、配管と配管用貫通穴との隙間をモルタル充填することができる請求項1から請求項5に記載された配管用貫通穴埋め治具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005130351A JP2006283536A (ja) | 2005-03-31 | 2005-03-31 | 配管用貫通穴埋め治具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005130351A JP2006283536A (ja) | 2005-03-31 | 2005-03-31 | 配管用貫通穴埋め治具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006283536A true JP2006283536A (ja) | 2006-10-19 |
Family
ID=37405734
Family Applications (1)
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JP2005130351A Pending JP2006283536A (ja) | 2005-03-31 | 2005-03-31 | 配管用貫通穴埋め治具 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2006283536A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010520241A (ja) * | 2007-03-07 | 2010-06-10 | ユニバーシティ オブ ケンタッキー リサーチ ファウンデーション | シリルエチニル化されたヘテロアセン類およびそれで作製された電子装置 |
JP2021014719A (ja) * | 2019-07-12 | 2021-02-12 | ダイダン株式会社 | 穴埋め材支持具及び穴埋め材充填方法 |
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2005
- 2005-03-31 JP JP2005130351A patent/JP2006283536A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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