JP2006282550A - 歯牙美白用セット - Google Patents
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Abstract
(B)ゼオライト
(C)キサンタンガム、カルボキメチルセルロース及びその塩、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシビニルポリマー、カラギーナン、架橋剤により架橋されたメチルビニルエーテル/無水マレイン酸共重合体から選ばれる1種又は2種以上のゲル化剤
(D)アルキル硫酸塩
を含有し、実質的に水を含まない歯牙美白用非水系歯磨組成物と、この組成物を保持した状態で歯に着脱可能に装着される適用用具とを備えた歯牙美白用セット。
【効果】 本発明の歯牙美白用セットは、貼付時の歯面への歯牙美白用非水系歯磨組成物の密着性と適用用具除去後の歯面への残存性、及び貼付時の組成物の漏出性とブラッシング時の分散性といった相反する機能が両立するもので、美白だけでなく、適用用具除去後に残存した組成物で通常の歯磨も同時に行うことができる。
【選択図】 なし
Description
このように歯牙美白用として用いられる組成物において、貼付時の歯面への組成物の密着性と適用用具除去後の歯面への残存性、貼付時の口腔全体への組成物の漏出抑制とブラッシング時の分散性という相反する特性を両立させることは難しく、従って、歯牙白色化処置と同時に通常の歯磨を行うことは困難であった。
(A)歯牙白色化成分としてグリセリン及び1,3−ブチレングリコール、
(B)下記一般式(1)で表されるゼオライト
xM2/zO・Al2O3・ySiO2・nH2O (1)
(但し、式中のx、y及びnはそれぞれ任意の正数であり、Mは1価又は2価の金属イオン、zはその価数を示す。)、
(C)キサンタンガム、カルボキメチルセルロース及びその塩、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシビニルポリマー、カラギーナン、架橋剤により架橋されたメチルビニルエーテル/無水マレイン酸共重合体から選ばれる1種又は2種以上のゲル化剤、及び
(D)アルキル硫酸塩
を含有し、実質的に水を含まない歯牙美白用非水系歯磨組成物と、この歯牙美白用非水系歯磨組成物を保持した状態で歯に着脱可能に装着される適用用具とを備えたことを特徴とする歯牙美白用セット
を提供する。
xM2/zO・Al2O3・ySiO2・nH2O (1)
上記式中のx、y及びnはそれぞれ任意の正数である。Mは1価又は2価の金属イオンであり、Mに2種以上のアルカリ又はアルカリ土類金属イオンを含む場合がある。zはその価数を示す。
これらに該当する市販品としてエコーガム、エコーガムT(いずれも大日本製薬(株)製)等が挙げられる。
これらに該当する市販品としては、例えばユニオンカーバイド社製HEC−QM100M(重量平均分子量150万)、HEC−QP4400(重量平均分子量80万)等が挙げられる。
サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)による重量平均分子量の測定方法;
0.20mol/L酢酸リチウム緩衝液(pH4.8)及び0.25質量%ランダムメチルβ−シクロデキストリン(RAMEB−CD)移動相中で、カラム及び屈折率検出器の両方をサーモスタットで40℃に調温してSEC測定を行った。1組のTSK−Gelカラム(3 GMPWXL Linears + G3000P WXL in series)によって、流量1.0mL/分において、ポリマーをクロマトグラフィーにかけた。0.20質量%のサンプル濃度を、200μLの注入容量において使用した。分子量分布データは、ポリエチレンオキサイド/ポリエチレングリコール検量線に対して相対的なものである。
更に、0.5%水溶液(10%水酸化ナトリウムで中和)の粘度(25℃)が、BH型粘度計(東機産業(株)製、ローターNo.7使用、回転数10rpm、測定時間30秒)で測定した時に20,000〜120,000mPa・sであるものが好適である。
このようなポリビニルピロリドンに該当する市販品としては、BASF社製のKollidon30(重量平均分子量44,000〜54,000)、Kollidon90F(重量平均分子量1,000,000〜1,500,000)が挙げられる。
例えば、研磨剤として無水ケイ酸、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸ジルコニウム、第二リン酸カルシウム・二水和物及び無水物、炭酸カルシウム、アルミナ、水酸化アルミニウム、ピロリン酸カルシウム等を必要に応じて組成物全体の0〜10%、特に0〜5%配合し得る。
表1,2に示す組成の歯磨組成物を下記方法で調製してシートを作製し、下記方法で評価した。結果を表1,2に示す。
<製剤の調製>
界面活性剤を除く全原料をニーダーに投入後、4kPaまで減圧し、組成物が均一になるまで混合した。一旦常圧に戻し界面活性剤を投入後、再度4kPaまで減圧・混合して歯牙美白用非水系歯磨組成物を調製した。なお、pHは精製水で10倍希釈した時の25℃における水相のpHをpHメーター(東亜ディーケーケー(株)製、HM−26S)で測定し、4.0〜10.0になるように必要に応じて水酸化ナトリウムを用いて調整した。
加熱したポリエチレンフィルム(低密度ポリエチレン、厚さ10μm、東ソー(株)製、商品グレード;212)を、ポリプロピレン不織布(ポリプロピレン、スパンボンド、目付40g/m2、表面エンボス加工、出光石油化学(株)製、商品グレード;出光RN2040)とレーヨン/ポリプロピレン不織布(レーヨン/ポリプロピレン=70/30、スパンレース、目付40g/m2、シンワ(株)製、商品グレード;7140−6)で挟んで熱融着させて厚さ0.5mmの3層不織布シートを作製した。この3層不織布シートのレーヨン/ポリプロピレン不織布面側と、フェイシングフィルム(ポリエチレンテレフタレート、片面シリコンコート、厚さ50μm、東レフィルム加工(株)製、商品グレード;セラピールBK(S)#50)のシリコンコート面の間に、トータルの厚みが1mmになるように展延機(花栄機械工業社製、ロールサンドコーター)を用いて歯牙美白用非水系歯磨組成物を塗膏した。その後、上顎の左右1〜3番の歯の唇面、舌面を覆える大きさ(60mm×25mm)になるように歯牙美白用非水系歯磨組成物を塗膏したシートを型抜きし、上顎の歯列に貼付可能なシートを作製した。
10名の被験者を用いて以下の方法で官能評価を実施した。
上記方法により作製したシートのフェイシングフィルムを剥がし、不織布を上顎の左右1〜3番の歯の唇面に当てながら、余った不織布を舌面に折り返して10分間装着し、途中で物理的刺激として口を大きく横に広げる行為を10回行った。その間の組成物の歯面への密着性及び口中全体への漏出性をそれぞれ「密着性」、「漏出性」として下記の通りの基準で評価した。10分後、不織布を剥がし、歯面に残った組成物の量を「残存性」として下記基準で評価した。更に、歯面に残った組成物を用い、歯ブラシで3分間ブラッシングした時の組成物の口中への広がり具合を「分散性」として下記基準で評価した。各評価項目の基準は下記の通りであった。
5点:ピッタリと固定している。
4点:固定しているが、折り返した舌面側の不織布がやや浮いた感じがする。
3点:少しズレるが気になるほどではない。
2点:ズレて動いて気になる。
1点:固定できない。
「漏出性」
5点:味や違和感がない。
4点:味はするが嫌味や違和感ではない。
3点:ゲルが少量溶け出すが、嫌味・違和感ではない。
2点:ゲルが少量溶け出して嫌味・違和感となる。
1点:ゲルが多量に溶け出して違和感が強い。
5点:ブラッシングするのに適した量の組成物が残存する。
4点:ブラッシングするには若干少ない、又は多い組成物が残存する。
3点:目視でわずかに組成物が残存していることを確認出来る、又は明らかに多くの組成物が残存しているが不快に感じるほどではない。
2点:目視ではゲルが残存していることを確認出来ないが味や粘つきを感じる、又は大量に組成物が残存しやや不快に感じる。
1点:全く残存しない、又はブラッシング出来ないほど残存している。
「分散性」
5点:ブラッシングによって素早く分散する。
4点:ブラッシングによって徐々に分散する。
3点:ブラッシング開始から3分後にはなんとか分散している。
2点:ブラッシング時に歯間部に分散しないゲルが残る。
1点:ブラッシングしても全く分散しない。
◎:4.5点以上5.0以下
○:3.5点以上4.5点未満
△:2.5点以上3.5点未満
×:1.0点以上2.5点未満
最初に初期値として上顎前歯1番の色差(L*0、a*0、b*0)を測定した。次に、表1,2に示した組成物を上記の方法により塗膏したシートを上顎の左右1〜3番の歯の唇面に当てながら、余った不織布を舌面に折り返して10分間装着した。10分後シートを剥がし、歯に残存した組成物を用いて3分間ブラッシングした。ブラッシング終了後、口をすすぎ、色差(L*1、a*1、b*1)を測定した。色差は分光測色計(ミノルタ(株)製、CM−2022)を用いて測定した。白色化効果は下記式より算出した△E値を用いて評価した。
△E値=((L*1−L*0)2+(a*1−a*0)2+(b*1−b*0)2)1/2
評価基準 ◎:△E≧3.5
○:3.0≦△E<3.5
△:2.5≦△E<3.0
×:0≦△E<2.5
下記組成の歯牙美白用非水系歯磨組成物1の調製は、前述の実施例1〜8及び比較例1〜5と同様に行った。ポリウレタンフィルム(25mm×60mm×厚さ50μm、シーダム(株)製、商品グレード;DUS2124−CDB、)とフェイシングフィルム(ポリエチレンテレフタレート、片面シリコンコート、25mm×60mm×厚さ50μm、東レフィルム加工(株)製、商品グレード;セラピールBK(S)#50)のシリコンコート面の間に、トータルの厚みが約1mmになるように歯牙美白用非水系歯磨組成物1を塗膏した。出来上がったもののフェイシングフィルムを剥がし、上顎の左右1〜3番の歯の唇面に当てながら、余った不織布を舌面に折り返して適用した。前記と同様の方法により「密着性」「漏出性」「残存性」「分散性」「白色化効果」について評価した結果、全て◎であった。
グリセリン(ライオン(株)製、化粧品用濃グリセリン) 52.7%
1,3−ブチレングリコール(ダイセル化学工業(株)製、13BGK) 22.8
ゼオライト(東ソー(株)製、ゼオラムA4LpH、平均粒径11μm) 20.0
キサンタンガム(大日本製薬(株)製、エコーガムT) 2.0
ポリビニルピロリドン(BASF社製、Kollidon90F) 0.2
ラウリル硫酸ナトリウム 0.2
(東邦化学工業(株)製、アルスコープMP−90N)
シェラック 2.0
(日本シェラック工業(株)製、商品名:乾燥透明白ラック)
香料 0.1
計 100.0%
下記組成の歯牙美白用非水系歯磨組成物2の調製は、前述の実施例1〜8及び比較例1〜5と同様に行った。加熱したポリエチレンフィルム(低密度ポリエチレン、厚さ10μm、東ソー(株)製、商品グレード;212)を、ポリプロピレン/レーヨン不織布(ポリプロピレン/レーヨン=8/2、スパンレース、目付40g/m2、日本バイリーン(株)製)とポリプロピレン/レーヨン不織布(ポリプロピレン/レーヨン=3/7、スパンレース、目付40g/m2、日本バイリーン(株)製)で挟んで熱融着させて厚さ0.5mmの3層不織布シートを作製し、この3層不織布シートのポリプロピレン/レーヨン不織布(8/2)面が内側になるようにニッポー(株)において加熱加圧してトレー状に成型した。
このようにして作製した不織布製マウストレーに歯牙美白用非水系組成物2を約5g充填し歯に装着した。マウストレーを用いた場合、密着性の判断が難しいことから「漏出性」「残存性」「分散性」「白色化効果」について前記と同様の方法により評価した結果、「漏出性」「残存性」「白色化効果」は○、「分散性」は◎であった。
グリセリン(ライオン(株)製、化粧品用濃グリセリン) 73.8%
1,3−ブチレングリコール(ダイセル化学工業(株)製、13BGK) 3.9
ゼオライト(東ソー(株)製、ゼオラムA4LpH、平均粒径11μm) 10
カラギーナン(CPケルコ社製、カラギーナンK) 1.0
ミリスチル硫酸ナトリウム 0.1
(東邦化学工業(株)製、アルスコープTM−30S)
第二リン酸カルシウム・二水和物 10
(東ソー・アクゾ(株)製、第二リン酸カルシウム・二水塩)
メタクリル酸メチル/アクリル酸エチル/メタクリル酸塩化トリメチルアンモニウムエチル共重合体(ローム社製、Eudragit RSPO) 1.0
香料 0.2
計 100.0%
下記歯牙美白用非水系歯磨組成物3の調製は、前述の実施例1〜8及び比較例1〜5と同様に行った。ポリエステルテープ(15mm×60mm×厚さ0.05mm、帝人デュポンフィルム(株)製、商品グレードS)の上に下記歯牙美白用非水系組成物3(2.0g)を粘着層として塗膏したテープを上顎の左右1〜3番の歯の唇面のみに貼付し適用した。前記と同様の方法により「密着性」「漏出性」「残存性」「分散性」「白色化効果」について評価した結果、全て◎であった。
グリセリン(ライオン(株)製、化粧品用濃グリセリン) 31.8%
1,3−ブチレングリコール(ダイセル化学工業(株)製、13BGK) 31.75
ゼオライト(東ソー(株)製、ゼオラムA4LpH、平均粒径11μm) 30.0
カルボキシビニルポリマー 5.0
(日本純薬(株)製、ジュンロンPW110)
ポリビニルピロリドン(BASF社製、Kollidon30) 0.25
ラウリル硫酸ナトリウム 0.1
(東邦化学工業(株)製、アルスコープMP−90N)
アクリル酸メチル/メタクリル酸共重合体 1.0
(ローム社製、商品名オイドラギットL100)
香料 0.1
計 100.0%
下記歯牙美白用非水系歯磨組成物4の調製は、前述の実施例1〜8及び比較例1〜5と同様に行った。エチレンビニルアセテート樹脂製のマウスピース(デンタルコンセプト社製、商品名ナイトガード)をお湯で温めて軟化させ、噛んで歯型にフィットさせた。この歯型にフィットするように作製したマウスピースに歯牙美白用非水系組成物4を約3g充填し装着した。マウスピースの場合、密着性の判断が難しいことから「漏出性」「残存性」「分散性」「白色化効果」について前記と同様の方法により評価した結果、「漏出性」は◎、「残存性」「分散性」「白色化効果」は○であった。
グリセリン(ライオン(株)製、化粧品用濃グリセリン) 41.2%
1,3−ブチレングリコール(ダイセル化学工業(株)製、13BGK) 41.15
ゼオライト(東ソー(株)製、ゼオラムA4LpH、平均粒径11μm) 5.0
1,9−デカジエンで架橋されたメチルビニルエーテル/無水マレイン酸共重合体
(ISP社製、STABILEZE QM) 4.0
カルボキシメチルセルロースナトリウム 2.0
(ダイセル化学工業(株)製、品番1240)
ミリスチル硫酸ナトリウム 0.3
(東邦化学工業(株)製、アルスコープTM−30S)
無水ケイ酸(Huber社製、Zeodent113) 5.0
シェラック(日本シェラック工業(株)製、乾燥透明白ラック) 1.0
サッカリンナトリウム 0.1
酢酸トコフェロール 0.1
水酸化ナトリウム 0.05
香料 0.1
計 100.0%
下記歯牙美白用非水系歯磨組成物5の調製は、前述の実施例1〜8及び比較例1〜5と同様に行った。下記歯牙美白用非水系組成物5を0.2g含浸させたスポンジ(10mm×40mm×厚さ1mm、倉敷紡績(株)製、商品グレード:ソフトフォーム271S)を、歯牙に貼付して適用した。前記と同様の方法により「密着性」「漏出性」「残存性」「分散性」「白色化効果」について評価した結果、「密着性」「残存性」「分散性」「白色化効果」は○、「漏出性」は◎であった。
グリセリン(ライオン(株)製、化粧品用濃グリセリン) 29.4
1,3−ブチレングリコール(ダイセル化学工業(株)製、13BGK) 44.1
ゼオライト(東ソー(株)製、ゼオラムA4LpH、平均粒径11μm) 20.0
ヒドロキシプロピルセルロース 5.0
(日本曹達(株)製、商品名HPC−L)
ラウリル硫酸ナトリウム 0.2
(東邦化学工業(株)製、アルスコープMP−90N)
イソステアリン酸 1.0
サッカリンナトリウム 0.1
香料 0.2
計 100.0%
下記歯牙美白用非水系歯磨組成物6の調製は、前述の実施例1〜8及び比較例1〜5と同様に行った。使用時に下記歯牙美白用非水系歯磨組成物6を歯牙に塗布し、その上から水不溶性アクリル製パック材(下記組成)を上塗して被膜を作って適用した。前記と同様の方法により「密着性」「漏出性」「残存性」「分散性」「白色化効果」について評価した結果、「密着性」「残存性」「分散性」「白色化効果」は○、「漏出性」は◎であった。
グリセリン(ライオン(株)製、化粧品用濃グリセリン) 33.4
1,3−ブチレングリコール(ダイセル化学工業(株)製、13BGK) 49.9
ゼオライト(東ソー(株)製、ゼオラムA4LpH、平均粒径11μm) 10.0
カルボキシビニルポリマー 4.0
(日本純薬(株)製、ジュンロンPW110)
ヒドロキシプロピルセルロース 1.0
(日本曹達(株)製、商品名HPC−L)
ラウリル硫酸ナトリウム 0.2
(東邦化学工業(株)製、アルスコープMP−90N)
イソステアリン酸 1.0
サッカリンナトリウム 0.2
水酸化ナトリウム 0.1
香料 0.2
計 100.0%
メタクリル酸メチル/メタクリル酸ブチル/メタクリル酸ジメチルアミノエチル共重合体(Rohm Pharma社製、Eudragit EPO) 10.0
ステアリン酸 1.0
エタノール 89.0
計 100.0%
下記歯牙美白用非水系歯磨組成物7の調製は、前述の実施例1〜8及び比較例1〜5と同様に行った。加熱したポリエチレンフィルム(低密度ポリエチレン、厚さ10μm、東ソー(株)製、商品グレード;212)を、ポリプロピレン不織布(ポリプロピレン100%、スパンボンド、目付40g/m2、表面エンボス加工、出光石油化学(株)製、商品グレード;出光RN2040)とレーヨン/ポリプロピレン不織布(レーヨン/ポリプロピレン=70/30、スパンレース、目付40g/m2、シンワ(株)製、商品グレード;7140−6)で挟んで熱融着させて厚さ0.5mmの3層不織布シートを作製し、石膏で作った歯型を用いてポリプロピレン不織布側が歯牙白色化用非水系組成物と接する面になるように加熱加圧成型して歯型カバーを作製した。この歯型カバーに下記歯牙美白用非水系組成物7を0.5g充填し、歯牙にはめ込んで適用した。歯型カバーを用いた場合、密着性の判断が難しいことから「漏出性」「残存性」「分散性」「白色化効果」について前記と同様の方法により評価した結果、全て○であった。
グリセリン(ライオン(株)製、化粧品用濃グリセリン) 84.1
1,3−ブチレングリコール(ダイセル化学工業(株)製、13BGK) 9.5
ゼオライト(東ソー(株)製、ゼオラムA4LpH、平均粒径11μm) 3.0
ヒドロキシエチルセルロース(ダイセル工業(株)製、品番SE600) 2.0
ミリスチル硫酸ナトリウム 0.2
(東邦化学工業(株)製、アルスコープTM−30S)
オレイン酸 1.0
サッカリンナトリウム 0.1
香料 0.1
計 100.0%
下記歯牙美白用非水系歯磨組成物8の調製は、前述の実施例1〜8及び比較例1〜5と同様に行った。カップの中でアルギン酸印象剤と水を所定量、手早く混ぜ、印象用トレーに移し歯に装着して所定時間静置し歯型を作製した。印象用トレーから歯型を取り出し、内側に歯牙美白用非水系組成物8を充填し、歯牙にはめ込んで適用した。印象剤を用いた場合、密着性の判断が難しいことから「漏出性」「残存性」「分散性」「白色化効果」について実施例1〜8及び比較例1〜5と同様の方法により評価した結果、「漏出性」「残存性」「白色化効果」は○、「分散性」は◎であった。
グリセリン(ライオン(株)製、化粧品用濃グリセリン) 29.2
1,3−ブチレングリコール(ダイセル化学工業(株)製、13BGK) 29.1
ゼオライト(東ソー(株)製、ゼオラムA4LpH、平均粒径11μm) 40.0
1,9−デカジエンで架橋されたメチルビニルエーテル/無水マレイン酸共重合体
(ISP社製、STABILEZE QM) 0.5
ラウリル硫酸ナトリウム 0.1
(東邦化学工業(株)製、アルスコープMP−90N)
アクリル酸t−Bu/アクリル酸エチル/メタクリル酸共重合体 1.0
(BASF社製、ルビマー100P)
香料 0.1
計 100.0%
Claims (3)
- (A)歯牙白色化成分としてグリセリン及び1,3−ブチレングリコール、
(B)下記一般式(1)
xM2/zO・Al2O3・ySiO2・nH2O (1)
(但し、式中のx、y及びnはそれぞれ任意の正数であり、Mは1価又は2価の金属イオン、zはその価数を示す。)
で表されるゼオライト、
(C)キサンタンガム、カルボキメチルセルロース及びその塩、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシビニルポリマー、カラギーナン、架橋剤により架橋されたメチルビニルエーテル/無水マレイン酸共重合体から選ばれる1種又は2種以上のゲル化剤、及び
(D)アルキル硫酸塩
を含有し、実質的に水を含まない歯牙美白用非水系歯磨組成物と、この歯牙美白用非水系歯磨組成物を保持した状態で歯に着脱可能に装着される適用用具とを備えたことを特徴とする歯牙美白用セット。 - 歯牙美白用非水系歯磨組成物が、更にポリビニルピロリドンを含有することを特徴とする請求項1記載の歯牙美白用セット。
- 適用用具が、水不溶性の素材で作製されたテープ、シート、フィルム、マウストレー、マウスピース、スポンジ、印象材、パック材、又は歯列に成型した歯のカバーである請求項1又は2記載の歯牙美白用セット。
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