JP2006282317A - 給紙装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】用紙を給紙するために昇降可能なリフト板を有する給紙装置において、輸送などのためにリフト板を固定する作業を、容易に、かつ、テープを用いることなく行えるようにすること。
【解決手段】給紙装置3は、リフト板7と、リフト板7に載置された用紙の幅合わせをするための幅合わせカーソル8と、カーソル8から突出するフック24とを有している。フック24は、幅合わせカーソル8が最狭位置W1(非幅合わせ位置)にあるときに、リフト板7が昇降できないようにリフト板7を押さえる。
【選択図】 図2
【解決手段】給紙装置3は、リフト板7と、リフト板7に載置された用紙の幅合わせをするための幅合わせカーソル8と、カーソル8から突出するフック24とを有している。フック24は、幅合わせカーソル8が最狭位置W1(非幅合わせ位置)にあるときに、リフト板7が昇降できないようにリフト板7を押さえる。
【選択図】 図2
Description
この発明は、用紙を給紙するための給紙装置に関する。
プリンタや複写機などの画像形成装置には、画像が形成される用紙を画像形成部に給紙するための給紙装置が備えられている(たとえば、特許文献1,2参照)。給紙装置は、用紙を収容するベースフレームと、ベースフレーム上に配置され、上記用紙が載置されるリフト板とを有している。ベースフレームとリフト板とは、支軸を介して連結されており、リフト板がベースフレームに対して支軸回りに揺動できるようになっている。これにより、リフト板の昇降運動が可能とされている。
画像形成時、リフト板は、モータから与えられる駆動力によって昇降運動を行う。リフト板に載置されている用紙は、リフト板が上がっている時にピックアップローラに係合し、画像形成部に送られるようになっている。
特開平11−217124号公報
特開2003−276868号公報
給紙装置による給紙が行われていないとき、リフト板は、支軸回りに揺動自在となっている。このため、給紙装置の輸送時などには、振動などによってリフト板が不用意に揺動し、ベースフレームに対してばたつくおそれがある。
そこで、従来、給紙装置の出荷時には、リフト板にテープを貼り付けて、リフト板をベースフレームに固定していた。しかしながら、この場合、テープをリフト板とベースフレームとに貼り付ける作業が必要となり、手間がかかる。また、給紙装置の使用開始前にテープをはがす必要があり、手間がかかる。さらに、テープを上手くはがし損ねて、テープの粘着材がリフト板などに残ってしまった場合には、この粘着材をはがす必要があり、一層手間がかかる。さらに、テープをはがし忘れた状態で、給紙動作が開始されると、リフト板に連結されたモータの出力軸の回転が阻止されてしまうため、モータに過負荷がかかり、その結果、モータが故障するおそれがある。
そこで、従来、給紙装置の出荷時には、リフト板にテープを貼り付けて、リフト板をベースフレームに固定していた。しかしながら、この場合、テープをリフト板とベースフレームとに貼り付ける作業が必要となり、手間がかかる。また、給紙装置の使用開始前にテープをはがす必要があり、手間がかかる。さらに、テープを上手くはがし損ねて、テープの粘着材がリフト板などに残ってしまった場合には、この粘着材をはがす必要があり、一層手間がかかる。さらに、テープをはがし忘れた状態で、給紙動作が開始されると、リフト板に連結されたモータの出力軸の回転が阻止されてしまうため、モータに過負荷がかかり、その結果、モータが故障するおそれがある。
この発明は、かかる背景のもとでなされたもので、リフト板の不用意な運動を防止することのできる給紙装置を提供することを目的とする。
この発明の別の目的は、出荷から使用開始までの間にかかる手間を低減することのできる給紙装置を提供することにある。
この発明のさらに別の目的は、故障の発生を防止することのできる給紙装置を提供することにある。
この発明の別の目的は、出荷から使用開始までの間にかかる手間を低減することのできる給紙装置を提供することにある。
この発明のさらに別の目的は、故障の発生を防止することのできる給紙装置を提供することにある。
上記の目的を達成するための請求項1記載の発明は、用紙(P)を給紙するために昇降可能なリフト板(7;7A)と、リフト板に載置された用紙の幅合わせをするためのカーソル(8)であって、リフト板に対して上記用紙の幅方向(W)に移動可能なカーソルと、カーソルから突出し、カーソルが用紙の幅合わせに関与しない非幅合わせ位置(W1;W2)にあるときにリフト板が昇降できないようにリフト板を押さえるフック(24)と、を有することを特徴とする給紙装置(3;3A)である。
なお、括弧内の英数字は、後述の実施形態における対応構成要素などを表す。以下、この項において同じ。
この構成によれば、フックを用いてリフト板を固定することにより、リフト板の不用意な昇降運動を防止することができる。これにより、たとえば、給紙装置の輸送時にリフト板が振動により不用意にばたついてしまうことを防止できる。また、カーソルの位置を非幅合わせ位置に合わせるという簡易な動作で、リフト板を固定でき、カーソルの位置を幅合わせ位置に合わせるという簡易な動作で、リフト板の固定を解除できる。したがって、出荷時のリフト板の固定作業と、使用開始前のリフト板の固定解除作業とを簡単に行え、出荷から使用開始までの間にかかる手間を低減することができる。さらに、用紙のセット時、すなわち、用紙をリフト板に載せるとともに、カーソルの位置を幅合わせ位置に合わせる時に、リフト板の固定の解除が併せて行われるため、給紙装置の使用開始前にリフト板の固定を確実に解除できる。これにより、たとえば、リフト板に連結されたリフト駆動用のモータが駆動したときにリフト板が固定されたままであるという状態を回避でき、モータに過負荷がかかることを防止できる。したがって、故障の発生を防止することができる。
この構成によれば、フックを用いてリフト板を固定することにより、リフト板の不用意な昇降運動を防止することができる。これにより、たとえば、給紙装置の輸送時にリフト板が振動により不用意にばたついてしまうことを防止できる。また、カーソルの位置を非幅合わせ位置に合わせるという簡易な動作で、リフト板を固定でき、カーソルの位置を幅合わせ位置に合わせるという簡易な動作で、リフト板の固定を解除できる。したがって、出荷時のリフト板の固定作業と、使用開始前のリフト板の固定解除作業とを簡単に行え、出荷から使用開始までの間にかかる手間を低減することができる。さらに、用紙のセット時、すなわち、用紙をリフト板に載せるとともに、カーソルの位置を幅合わせ位置に合わせる時に、リフト板の固定の解除が併せて行われるため、給紙装置の使用開始前にリフト板の固定を確実に解除できる。これにより、たとえば、リフト板に連結されたリフト駆動用のモータが駆動したときにリフト板が固定されたままであるという状態を回避でき、モータに過負荷がかかることを防止できる。したがって、故障の発生を防止することができる。
請求項2記載の発明は、上記非幅合わせ位置は、上記用紙の幅方向に関して、最も狭い位置(W1)、または、最も広い位置(W2)を含むことを特徴とする請求項1記載の給紙装置である。
この構成によれば、非幅合わせ位置がどの位置であるかが分かり易く、カーソルを非幅合わせ位置に合わせてリフト板を固定する作業をより簡単に行うことができる。
この構成によれば、非幅合わせ位置がどの位置であるかが分かり易く、カーソルを非幅合わせ位置に合わせてリフト板を固定する作業をより簡単に行うことができる。
請求項3記載の発明は、上記リフト板を昇降するための駆動手段(25)と、上記カーソルの位置を検知するための検知手段(26)と、カーソルが非幅合わせ位置にあると検知されたときに、駆動手段を駆動しない駆動制御手段(27)と、をさらに有することを特徴とする請求項1または2記載の給紙装置である。
この構成によれば、カーソルがリフト板を押さえていることにより、リフト板が昇降できないときに、駆動手段が駆動されてしまうことを防止できる。これにより、リフト板を無理に動かそうとして駆動手段に過負荷が生じることを防止できる。したがって、故障の発生をより確実に防止することができる。
この構成によれば、カーソルがリフト板を押さえていることにより、リフト板が昇降できないときに、駆動手段が駆動されてしまうことを防止できる。これにより、リフト板を無理に動かそうとして駆動手段に過負荷が生じることを防止できる。したがって、故障の発生をより確実に防止することができる。
以下には、図面を参照して、この発明の実施形態について具体的に説明する。
図1は、この発明の一実施形態にかかる給紙装置を備える画像形成装置としてのプリンタ1の図解的な縦断面図である。なお、この発明は、複写機やファクシミリなどの他の画像形成装置に備えられる給紙装置に適用することができる。
プリンタ1は、所定の画像データに基づいて用紙Pに画像を形成するためのものであり、ハウジング2と、ハウジング2に着脱可能に設けられた給紙装置3と、ハウジング2内に設けられた画像形成部4と、ハウジング2に取り付けられた排出トレイ5とを有している。
図1は、この発明の一実施形態にかかる給紙装置を備える画像形成装置としてのプリンタ1の図解的な縦断面図である。なお、この発明は、複写機やファクシミリなどの他の画像形成装置に備えられる給紙装置に適用することができる。
プリンタ1は、所定の画像データに基づいて用紙Pに画像を形成するためのものであり、ハウジング2と、ハウジング2に着脱可能に設けられた給紙装置3と、ハウジング2内に設けられた画像形成部4と、ハウジング2に取り付けられた排出トレイ5とを有している。
なお、以下では、「右」または「左」というときは、図1の左右方向LRにおける右または左をいうものとし、「前」というときは、図1の紙面の奥側から手前側へ向かう方向をいうものとし、「後」というときは、図1の紙面の手前側から奥側へ向かう方向をいうものとする。
給紙装置3は、用紙Pを収容するとともに、収容している用紙Pを画像形成時に画像形成部4に向けて送り出すためのものであり、たとえば、2つ設けられている。各給紙装置3は、同様の構成を有しているため、以下では、1つの給紙装置3について主に説明する。
給紙装置3は、用紙Pを収容するとともに、収容している用紙Pを画像形成時に画像形成部4に向けて送り出すためのものであり、たとえば、2つ設けられている。各給紙装置3は、同様の構成を有しているため、以下では、1つの給紙装置3について主に説明する。
給紙装置3は、ハウジング2に対して前方に引っ張ることにより、ハウジング2から引き抜いて取り外すことが可能とされており、また、ハウジング2に対して後方に向けて押し込むことにより、ハウジング2に装着できるようになっている。
画像形成部4は、たとえば、感光体ドラムを有しており、用紙Pに画像データに基づく画像を形成できるようになっている。
画像形成部4は、たとえば、感光体ドラムを有しており、用紙Pに画像データに基づく画像を形成できるようになっている。
画像形成時、用紙Pは、搬送方向Aに沿って給紙装置3から画像形成部4に送り出され、画像形成部4で画像データに基づく画像が形成され、排出トレイ5に排出される。
図2は、給紙装置3を正面側からみた斜視図である。図2を参照して、給紙装置3は、ベース6と、リフト板7と、幅合わせカーソル8と、後端合わせカーソル9とを有している。
図2は、給紙装置3を正面側からみた斜視図である。図2を参照して、給紙装置3は、ベース6と、リフト板7と、幅合わせカーソル8と、後端合わせカーソル9とを有している。
ベース6は、矩形をした板状の底板10と、底板10の周囲を取り囲みつつ底板10の上方に向けて延びる4つの側板11,12,13,14とを一体的に備えている。
左側板11は、底板10の左側の1辺に沿わされている。右側板12は、底板10の右側の1辺に沿わされている。前側板13は、底板10の前側の1辺に沿わされている。後側板14は、底板10の後側の1辺に沿わされている。
左側板11は、底板10の左側の1辺に沿わされている。右側板12は、底板10の右側の1辺に沿わされている。前側板13は、底板10の前側の1辺に沿わされている。後側板14は、底板10の後側の1辺に沿わされている。
上記の構成により、ベース6内には、用紙Pを収容するための収容空間Sが区画されている。
リフト板7は、収容空間S内に収容された用紙P(図1参照)が載置される部材であり、当該用紙を画像形成部に給紙するために昇降運動可能とされている。このリフト板7は、ベース6に対して揺動することにより、昇降運動するようになっている。
リフト板7は、収容空間S内に収容された用紙P(図1参照)が載置される部材であり、当該用紙を画像形成部に給紙するために昇降運動可能とされている。このリフト板7は、ベース6に対して揺動することにより、昇降運動するようになっている。
リフト板7は、たとえば金属板をプレスすることにより形成されており、ベース6の底板10上に配置されている。このリフト板7は、搬送方向Aにおける後端部15、中間部16、および、前端部17を有している。
後端部15は、リフト板7に載置されたときの用紙の幅方向W(この実施形態において、前後方向に相当)に間隔を空けて並ぶ一対の側片151,152を有しており、ベース6に対して回動自在に連結されている。具体的には、一方の側片151は、ベース6の後側板14から突出する支軸18に連結されている。同様に、他方の側片152は、ベース6の前側板13から突出する支軸(図示せず)に連結されている。
後端部15は、リフト板7に載置されたときの用紙の幅方向W(この実施形態において、前後方向に相当)に間隔を空けて並ぶ一対の側片151,152を有しており、ベース6に対して回動自在に連結されている。具体的には、一方の側片151は、ベース6の後側板14から突出する支軸18に連結されている。同様に、他方の側片152は、ベース6の前側板13から突出する支軸(図示せず)に連結されている。
中間部16は、後端部15の一対の側片151,152から搬送方向Aの下流側に延びる一対の側片161,162と、搬送方向Aに関する一対の側片161,162の下流側の端部同士を接続する接続片163とを有している。幅方向Wにおいて、中間部16は、幅合わせカーソル8に挟まれている。
前端部17は、幅方向Wに間隔を空けて並ぶ一対の側片171,172を有している。一対の側片171,172は、中間部16の接続片163のうちの搬送方向Aの下流側の端部から延びている。
前端部17は、幅方向Wに間隔を空けて並ぶ一対の側片171,172を有している。一対の側片171,172は、中間部16の接続片163のうちの搬送方向Aの下流側の端部から延びている。
図1および図2を参照して、上記の構成により、リフト板7は、ベース6に対して支軸18の回りを回動できるようになっており、前端部17が底板10に受けられた下降位置Dと、前端部17が底板10から浮き上がった上昇位置Uとの間で昇降移動できるようになっている。
図2を参照して、幅合わせカーソル8は、リフト板7に載置された用紙を、その幅方向Wに関して位置合わせするためのものであり、一対のカーソル片19,20を有している。一対のカーソル片19,20は、それぞれ、搬送方向Aに沿って延びる板状に形成されており、幅方向Wに対向している。
図2を参照して、幅合わせカーソル8は、リフト板7に載置された用紙を、その幅方向Wに関して位置合わせするためのものであり、一対のカーソル片19,20を有している。一対のカーソル片19,20は、それぞれ、搬送方向Aに沿って延びる板状に形成されており、幅方向Wに対向している。
これら一対のカーソル片19,20は、公知の構成を用いて、リフト板7に対して幅方向Wに移動可能とされている。具体的には、カーソル片19,20のそれぞれに一体的に設けられたラックと、ベース6の底板10の下方に回転自在に取り付けられたピニオンとの噛み合いによって、一対のカーソル片19,20は、近づき合う方向、または、遠ざかり合う方向に連動して移動できるようになっている。
一対のカーソル片19,20は、それぞれ、搬送方向Aに関する後端部がリフト板7の後端部15上に配置されている。カーソル片19,20の後端部には、切り欠き21,22が設けられており、リフト板7が上昇したときにリフト板7の後端部15がカーソル片19,20と干渉しないようにされている。
幅合わせカーソル8の一対のカーソル片19,20は、幅方向Wにおける位置が最も狭い最狭位置W1と、幅方向Wにおける位置が最も広い最広位置W2(図3参照)との間を移動可能とされている。ベース6の底板10には、幅合わせカーソル8の位置を示すインジケータ10aが刻印されている(図2において、インジケータ10aは、幅合わせカーソル8が最狭位置W1にあることを示している)。
幅合わせカーソル8の一対のカーソル片19,20は、幅方向Wにおける位置が最も狭い最狭位置W1と、幅方向Wにおける位置が最も広い最広位置W2(図3参照)との間を移動可能とされている。ベース6の底板10には、幅合わせカーソル8の位置を示すインジケータ10aが刻印されている(図2において、インジケータ10aは、幅合わせカーソル8が最狭位置W1にあることを示している)。
図2に示す最狭位置W1とは、給紙装置3にセットされ得る用紙のうち、最も幅狭の用紙(たとえば、はがき)よりも幅方向Wの内側にあり、一対のカーソル片19,20が、それぞれ、リフト板7の中間部16に当接している位置をいう。図3に示す最広位置W2とは、給紙装置3にセットされ得る用紙Pのうち、最も幅広の用紙(たとえば、JISのA3の用紙)よりも幅方向Wの外側にあり、一対のカーソル片19,20が、ベース6の対応する前側板13および後側板14に近接している位置をいう。
用紙の幅合わせを行ったとき、一対のカーソル片19,20は、最狭位置W1と最広位置W2との中間に位置することとなる。
図3を参照して、後端合わせカーソル9は、リフト板7上に載置された用紙の後端の位置を揃えるためのものであり、ベース6の底板10上に配置されている。この後端合わせカーソル9は、底板10に対して、レール23上を搬送方向Aにスライド可能とされており、右側板12に近接する最広位置W4と、リフト板7の中間部16の接続片163に当接する最狭位置W3との間で移動できるようになっている。用紙の後端合わせを行ったとき、後端合わせカーソル9は、最狭位置W3と最広位置W4との中間に位置することとなる。
図3を参照して、後端合わせカーソル9は、リフト板7上に載置された用紙の後端の位置を揃えるためのものであり、ベース6の底板10上に配置されている。この後端合わせカーソル9は、底板10に対して、レール23上を搬送方向Aにスライド可能とされており、右側板12に近接する最広位置W4と、リフト板7の中間部16の接続片163に当接する最狭位置W3との間で移動できるようになっている。用紙の後端合わせを行ったとき、後端合わせカーソル9は、最狭位置W3と最広位置W4との中間に位置することとなる。
図2を参照して、この実施形態の特徴の1つは、幅合わせカーソル8にフック24が設けられており、幅合わせカーソル8が用紙の幅合わせに関与しない最狭位置W1(非幅合わせ位置)にあるときに、フック24によってリフト板7が押さえられ、リフト板7が昇降できないようにされている点にある。
フック24は、一方のカーソル片19よりも小さい矩形の小片部材からなり、一方のカーソル片19のうちの、他方のカーソル片20に対向する(幅方向Wの内側を向く)一側面から突出している。このフック24の上下の厚みは、たとえば、数mm程度とされて、十分に肉薄にされており、用紙がフック24上に置かれたときに用紙が撓みにくいようにされている。
フック24は、一方のカーソル片19よりも小さい矩形の小片部材からなり、一方のカーソル片19のうちの、他方のカーソル片20に対向する(幅方向Wの内側を向く)一側面から突出している。このフック24の上下の厚みは、たとえば、数mm程度とされて、十分に肉薄にされており、用紙がフック24上に置かれたときに用紙が撓みにくいようにされている。
フック24は、下降位置にあるときのリフト板7と略平行に延びており、一方のカーソル片19が最狭位置W1にあるときに、リフト板7の前端部17近傍の一部に当接している。一方、一方のカーソル片19が最狭位置W1よりも幅方向Wの広い位置にあるときには、図3に示すように、フック24は、リフト板7に接触しないようになっている。
図4は、給紙装置3を背面側からみた斜視図である。図4を参照して、本実施の形態の別の特徴の1つは、幅合わせカーソル8が最狭位置W1にあるときには、リフト板7の駆動がされないようになっている点にある。
図4は、給紙装置3を背面側からみた斜視図である。図4を参照して、本実施の形態の別の特徴の1つは、幅合わせカーソル8が最狭位置W1にあるときには、リフト板7の駆動がされないようになっている点にある。
具体的には、給紙装置3は、リフト板7を昇降するための駆動手段25と、幅方向Wにおける幅合わせカーソル8の位置を検知するための幅センサ26(検知手段)と、幅センサ26および駆動手段25の双方に接続された駆動制御部27(駆動制御手段)とを有している。
駆動手段25は、モータ28と、モータ28の駆動力によりリフト板7を昇降運動させる昇降機構29とを含んでいる。
駆動手段25は、モータ28と、モータ28の駆動力によりリフト板7を昇降運動させる昇降機構29とを含んでいる。
モータ28の出力軸(図示せず)は、正逆回転可能となっている。
昇降機構29は、公知の構成を用いて形成されている。具体的には、昇降機構29は、支軸18と平行な入力軸30を有している。この入力軸30は、モータ28の出力軸の回転に伴い回転するようになっている。また、入力軸30は、リフト板7の前端部17に動力を伝達できるようになっている。
昇降機構29は、公知の構成を用いて形成されている。具体的には、昇降機構29は、支軸18と平行な入力軸30を有している。この入力軸30は、モータ28の出力軸の回転に伴い回転するようになっている。また、入力軸30は、リフト板7の前端部17に動力を伝達できるようになっている。
上記の構成により、たとえば、モータ28の出力軸の正回転に伴う入力軸30の回転により、リフト板7は下降位置Dから上昇位置U(図1参照)に移動し、モータ28の出力軸の逆回転に伴う入力軸30の回転により、リフト板7は上昇位置Uから下降位置D(図1参照)に移動する。
幅センサ26は、ベース6の底板10の下方に設けられており、幅合わせカーソル8の位置に対応する出力信号を駆動制御部27に与えるようになっている。
幅センサ26は、ベース6の底板10の下方に設けられており、幅合わせカーソル8の位置に対応する出力信号を駆動制御部27に与えるようになっている。
駆動制御部27は、駆動手段25の駆動を制御するためのものであり、CPUなどを含んでいる。駆動制御部27によって、モータ28の駆動のオン・オフが制御されるようになっている。幅センサ26によって幅合わせカーソル8が最狭位置W1にあると検知されたとき、その出力信号を受けた駆動制御部27は、モータ28を駆動しない。
以上説明したように、この実施形態によれば、幅合わせカーソル8が用紙Pの幅合わせに関与しない最狭位置W1にあるときに、フック24を用いてリフト板7を固定することにより、リフト板7の不用意な昇降運動を防止することができる。
以上説明したように、この実施形態によれば、幅合わせカーソル8が用紙Pの幅合わせに関与しない最狭位置W1にあるときに、フック24を用いてリフト板7を固定することにより、リフト板7の不用意な昇降運動を防止することができる。
これにより、たとえば、給紙装置3の輸送時にリフト板7が振動により不用意にばたついてしまうことを防止できる。また、幅合わせカーソル8の位置を最狭位置W1に合わせるという簡易な動作で、リフト板7を固定でき、幅合わせカーソル8の位置を幅合わせ位置に合わせるという簡易な動作で、リフト板7の固定を解除できる。したがって、出荷時のリフト板7の固定作業と、使用開始前のリフト板7の固定解除作業とを簡単に行え、出荷から使用開始までの間にかかる手間を低減することができる。
さらに、用紙Pのセット時、すなわち、用紙Pをリフト板7に載せるとともに、幅合わせカーソル8の位置を幅合わせ位置に合わせる時に、リフト板7の固定の解除が併せて行われるため、給紙装置3の使用開始前にリフト板7の固定を確実に解除できる。これにより、リフト板7に連結されたモータ28が駆動したときに、リフト板7が固定されたままであるという状態を回避でき、モータ28に過負荷がかかることを防止できる。したがって、故障の発生を防止することができる。
また、用紙Pの幅方向Wに関して、非幅合わせ位置を最も狭い位置に設定している。これにより、非幅合わせ位置がどの位置にあるかが分かり易く、幅合わせカーソル8を非幅合わせ位置に合わせてリフト板7を固定する作業をより簡単に行うことができる。
さらに、幅合わせカーソル8が最狭位置W1にあるときには、駆動制御部27が駆動手段25のモータ28を駆動しないようになっている。これにより、幅合わせカーソル8がリフト板7を押さえていることにより、リフト板7が昇降できないときに、駆動手段25が駆動されてしまうことを防止できる。このため、リフト板7を無理に動かそうとして駆動手段25(モータ28)に過負荷が生じることを防止できる。したがって、故障の発生をより確実に防止することができる。しかも、幅センサ26は、従来から備えられているものをそのまま用いることができるため、製造コストを安価にすることができる。
さらに、幅合わせカーソル8が最狭位置W1にあるときには、駆動制御部27が駆動手段25のモータ28を駆動しないようになっている。これにより、幅合わせカーソル8がリフト板7を押さえていることにより、リフト板7が昇降できないときに、駆動手段25が駆動されてしまうことを防止できる。このため、リフト板7を無理に動かそうとして駆動手段25(モータ28)に過負荷が生じることを防止できる。したがって、故障の発生をより確実に防止することができる。しかも、幅センサ26は、従来から備えられているものをそのまま用いることができるため、製造コストを安価にすることができる。
この発明は、以上の実施形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
たとえば、図5に示すように、非幅合わせ位置が最広位置W2(幅方向Wに関して最も広い位置)となるようにされていてもよい。具体的には、幅合わせカーソル8の一方のカーソル片19のうち、幅方向Wの外側を向く一側面から、フック24が突出している。そして、幅合わせカーソル8の位置が最広位置W2となるときに、フック24はリフト板7Aを押さえる。この場合も、非幅合わせ位置がどの位置にあるかが分かり易く、幅合わせカーソル8を非幅合わせ位置に合わせてリフト板7を固定する作業をより簡単に行うことができる。
たとえば、図5に示すように、非幅合わせ位置が最広位置W2(幅方向Wに関して最も広い位置)となるようにされていてもよい。具体的には、幅合わせカーソル8の一方のカーソル片19のうち、幅方向Wの外側を向く一側面から、フック24が突出している。そして、幅合わせカーソル8の位置が最広位置W2となるときに、フック24はリフト板7Aを押さえる。この場合も、非幅合わせ位置がどの位置にあるかが分かり易く、幅合わせカーソル8を非幅合わせ位置に合わせてリフト板7を固定する作業をより簡単に行うことができる。
また、上記各実施形態において、プリンタ1の図示しない表示部(操作パネル)に、幅合わせカーソル8が非幅合わせ位置にある旨を表示させるようにしてもよい。さらに、他方のカーソル片20にフック24を設けてもよい。また、後端合わせカーソル9にフック24を設けてもよい。
3,3A 給紙装置
7,7A リフト板
8 幅合わせカーソル(カーソル)
24 フック
25 駆動手段
26 幅センサ(検知手段)
27 駆動制御部(駆動制御手段)
P 用紙
W 幅方向
W1 最狭位置(非幅合わせ位置、用紙の幅方向に関して最も狭い位置)
W2 最広位置(非幅合わせ位置、用紙の幅方向に関して最も広い位置)
7,7A リフト板
8 幅合わせカーソル(カーソル)
24 フック
25 駆動手段
26 幅センサ(検知手段)
27 駆動制御部(駆動制御手段)
P 用紙
W 幅方向
W1 最狭位置(非幅合わせ位置、用紙の幅方向に関して最も狭い位置)
W2 最広位置(非幅合わせ位置、用紙の幅方向に関して最も広い位置)
Claims (3)
- 用紙を給紙するために昇降可能なリフト板と、
リフト板に載置された用紙の幅合わせをするためのカーソルであって、リフト板に対して上記用紙の幅方向に移動可能なカーソルと、
カーソルから突出し、カーソルが用紙の幅合わせに関与しない非幅合わせ位置にあるときにリフト板が昇降できないようにリフト板を押さえるフックと、
を有することを特徴とする給紙装置。 - 上記非幅合わせ位置は、上記用紙の幅方向に関して、最も狭い位置、または、最も広い位置を含むことを特徴とする請求項1記載の給紙装置。
- 上記リフト板を昇降するための駆動手段と、
上記カーソルの位置を検知するための検知手段と、
カーソルが非幅合わせ位置にあると検知されたときに、駆動手段を駆動しない駆動制御手段と、
をさらに有することを特徴とする請求項1または2記載の給紙装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005103262A JP2006282317A (ja) | 2005-03-31 | 2005-03-31 | 給紙装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005103262A JP2006282317A (ja) | 2005-03-31 | 2005-03-31 | 給紙装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006282317A true JP2006282317A (ja) | 2006-10-19 |
Family
ID=37404629
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005103262A Pending JP2006282317A (ja) | 2005-03-31 | 2005-03-31 | 給紙装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006282317A (ja) |
-
2005
- 2005-03-31 JP JP2005103262A patent/JP2006282317A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20091007 |
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A02 | Decision of refusal |
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