JP2006280162A - 冷却ファン制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 冷却ファンの経時変化による回転数の低下を防止することができる冷却ファン制御装置を提供する。
【解決手段】 冷却ファン10は機器を冷却し、電圧供給回路35は、冷却ファン10に接続される複数の抵抗素子R1,R2を含み、冷却ファン10に供給する駆動電圧を抵抗素子の数に応じて変化させ、電圧検出回路40は、電圧供給回路35によって供給される駆動電圧が予め設定される所定の電圧に達したか否かを検出し、CPU50は、電圧検出回路40によって所定の電圧に達したと検出された場合、冷却ファン10に接続される抵抗素子の数を減らし、冷却ファン10に供給される駆動電圧を上昇させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、機器の冷却に用いられる冷却ファンを制御する冷却ファン制御装置に関するものである。
従来、画像形成装置には、定着装置などの熱源となる機器が組み込まれており、これらの機器を冷却するための冷却ファンが設けられている。ファンを回転動作させるファンモータは、騒音の発生源となるため、待機時における回転速度を画像形成時における回転速度よりも減速させることにより、騒音の発生を抑制している。例えば、特許文献1では、通電経路に抵抗を直列に接続し、冷却ファンに供給される電圧を減少させることで、冷却ファンの回転速度を制御している。
特開2002−341730号公報
ところで、冷却ファンが劣化すると、ファンを回転させるモータを構成する電機子の劣化等に起因し、同じ電圧を印加した場合であっても回路全体を流れる電流が増大することが知られている。このように、冷却ファンの消費電流が増大することによって、直列に接続された抵抗の消費電圧が増大し、冷却ファンに供給される電圧が減少する。したがって、冷却ファンの劣化が進行すると、所望の回転速度を得ることができなくなる。また、冷却ファンには、規定の駆動電圧範囲があり、この駆動電圧範囲を下回った場合、冷却ファンが停止してしまう虞がある。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、冷却ファンの経時変化による回転数の低下を防止することができる冷却ファン制御装置を提供することを目的とするものである。
本発明に係る冷却ファン制御装置は、機器の冷却に用いられる冷却ファンを制御する冷却ファン制御装置であって、機器を冷却する冷却ファンと、前記冷却ファンに接続される複数の抵抗素子を含み、前記冷却ファンに供給する駆動電圧を前記抵抗素子の数に応じて変化させる電圧供給手段と、前記電圧供給手段によって供給される駆動電圧が予め設定される所定の電圧に達したか否かを検出する検出手段と、前記検出手段によって所定の電圧に達したと検出された場合、前記冷却ファンに接続される前記抵抗素子の数を減らし、前記冷却ファンに供給される駆動電圧を上昇させる電圧制御手段とを備える。
この構成によれば、電圧供給手段には、冷却ファンに接続される複数の抵抗素子が含まれ、冷却ファンに供給する駆動電圧が抵抗素子の数に応じて変化される。また、検出手段によって、電圧供給手段により供給される駆動電圧が予め設定される所定の電圧に達したか否かが検出される。そして、検出手段により所定の電圧に達したと検出された場合、電圧制御手段によって、冷却ファンに接続される抵抗素子の数が減らされ、冷却ファンに供給される駆動電圧が上昇される。
したがって、複数の抵抗素子により駆動電圧を降下させて冷却ファンを駆動し、冷却ファンの経時変化により駆動電圧が所定の電圧に達した場合に抵抗素子の数を減らし、冷却ファンに供給される駆動電圧を上昇させるので、冷却ファンの経時変化による回転数の低下を防止することができ、安定して冷却ファンを制御することができる。
また、上記の冷却ファン制御装置において、前記電圧供給手段は、複数の抵抗素子を含み、前記冷却ファンに駆動電圧を供給する第1の電圧供給手段と、前記第1の電圧供給手段に含まれる抵抗素子よりも少ない数の抵抗素子を含み、前記冷却ファンに駆動電圧を供給する第2の電圧供給手段とを含み、前記検出手段は、前記第1の電圧供給手段に含まれる複数の抵抗素子のうちの1の抵抗素子の両端の電圧が予め設定される所定の電圧に達したか否かを検出し、前記電圧制御手段は、前記第1の電圧供給手段を用いて前記冷却ファンに駆動電圧を供給し、前記検出手段によって所定の電圧に達したと検出された場合、前記第2の電圧供給手段を用いて前記冷却ファンに駆動電圧を供給することが好ましい。
この構成によれば、複数の抵抗素子が含まれる第1の電圧供給手段によって冷却ファンに駆動電圧が供給され、第1の電圧供給手段に含まれる抵抗素子よりも少ない数の抵抗素子が含まる第2の電圧供給手段によって冷却ファンに駆動電圧が供給される。また、検出手段によって、第1の電圧供給手段に含まれる複数の抵抗素子のうちの1の抵抗素子の両端の電圧が予め設定される所定の電圧に達したか否かが検出される。そして、電圧制御手段によって、第1の電圧供給手段を用いて冷却ファンに駆動電圧が供給され、検出手段により所定の電圧に達したと検出された場合、第2の電圧供給手段を用いて冷却ファンに駆動電圧が供給される。
したがって、第1の電圧供給手段と第2の電圧供給手段とを切り替えることで、冷却ファンに接続される抵抗素子の数を減らすことができ、その結果、冷却ファンに供給される駆動電圧を容易に上昇させることができる。
また、上記の冷却ファン制御装置において、前記第1の電圧供給手段は、前記冷却ファンに接続される第1のスイッチング手段と、前記第1のスイッチング手段と前記冷却ファンとの間に直列に接続される第1の抵抗素子と第2の抵抗素子とを含み、前記第2の電圧供給手段は、前記冷却ファンに接続される第2のスイッチング手段と、前記第2のスイッチング手段と前記冷却ファンとの間に直列に接続される前記第1の抵抗素子とを含み、前記検出手段は、前記第1の電圧供給手段に含まれる第2の抵抗素子の両端の電圧が予め設定される所定の電圧に達したか否かを検出し、前記電圧制御手段は、前記第1のスイッチング手段をオンさせて、前記冷却ファンに駆動電圧を供給し、前記検出手段によって所定の電圧に達したと検出された場合、前記第1のスイッチング手段をオフさせるとともに、前記第2のスイッチング手段をオンさせて、前記冷却ファンに駆動電圧を供給することが好ましい。
この構成によれば、第1の電圧供給手段には、冷却ファンに接続される第1のスイッチング手段と、第1のスイッチング手段と冷却ファンとの間に直列に接続される第1の抵抗素子と第2の抵抗素子とが含まれる。また、第2の電圧供給手段には、冷却ファンに接続される第2のスイッチング手段と、第2のスイッチング手段と冷却ファンとの間に直列に接続される第1の抵抗素子とが含まれる。そして、検出手段によって、第1の電圧供給手段に含まれる第2の抵抗素子の両端の電圧が予め設定される所定の電圧に達したか否かが検出される。続いて、電圧制御手段によって、第1のスイッチング手段がオンされて、冷却ファンに駆動電圧が供給され、検出手段により所定の電圧に達したと検出された場合、第1のスイッチング手段がオフされるとともに、第2のスイッチング手段がオンされて、冷却ファンに駆動電圧が供給される。
したがって、スイッチング手段という簡略な構成により、冷却ファンに接続される抵抗素子の数を減らすことができ、その結果、冷却ファンに供給される駆動電圧を容易に上昇させることができる。
本発明によれば、複数の抵抗素子により駆動電圧を降下させて冷却ファンを駆動し、冷却ファンの経時変化により駆動電圧が所定の電圧に達した場合に抵抗素子の数を減らし、冷却ファンに供給される駆動電圧を上昇させるので、冷却ファンの経時変化による回転数の低下を防止することができ、安定して冷却ファンを制御することができる。
以下、本発明の一実施の形態による冷却ファン制御装置について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施の形態による冷却ファン制御装置の構成を示す図である。図1に示す冷却ファン制御装置1は、冷却ファン10、第1の電圧供給回路20、第2の電圧供給回路30、電圧検出回路40及びCPU(中央演算処理装置)50を備えて構成される。なお、電圧供給手段の一例である電圧供給回路35は、第1の電圧供給回路20及び第2の電圧供給回路30を備える。
冷却ファン制御装置1は、プリンタ、ファクシミリ、スキャナ、コピー機、及びこれらの機能を有する複合機等の画像形成装置の内部機器の冷却に用いられる冷却ファンを制御する。なお、冷却ファン制御装置1は、画像形成装置だけでなく、パーソナルコンピュータ等の冷却ファンを備える装置であればどのような装置にも適用可能である。
冷却ファン10は、例えば、一般に市販されているプリンタやパーソナルコンピュータに内蔵されるDCファンで構成される。冷却ファン10は、電源11からの電圧VDDが供給されることで駆動され、駆動電圧が所定の値未満の場合、駆動することができない。したがって、冷却ファン10を駆動させるためには、所定の値以上の駆動電圧を印加しなければならない。
第1の電圧供給手段の一例である第1の電圧供給回路20は、複数の抵抗素子を含み、冷却ファン10に駆動電圧を供給する。具体的に、第1の電圧供給回路20は、第1のスイッチング回路21、第1の抵抗素子R1及び第2の抵抗素子R2を備えて構成される。第1の抵抗素子R1及び第2の抵抗素子R2は、冷却ファン10と第1のスイッチング回路21との間に直列に接続される。
第1のスイッチング手段の一例である第1のスイッチング回路21は、コレクタが第2の抵抗素子R2に接続され、エミッタが接地されたトランジスタQ1と、トランジスタQ1のベース及びエミッタ間に接続された抵抗素子R3と、一端がトランジスタQ1のベースに接続され、他端がCPU50に接続された抵抗素子R4とを備えている。トランジスタQ1は、NPNバイポーラトランジスタが採用されている。抵抗素子R3及び抵抗素子R4は、トランジスタQ1のオフ時において、トランジスタQ1のベースの電圧を安定させるためのブリーダ抵抗である。
第2の電圧供給手段の一例である第2の電圧供給回路30は、第1の電圧供給回路20に含まれる抵抗素子よりも少ない数の抵抗素子を含み、冷却ファン10に駆動電圧を供給する。具体的に、第2の電圧供給回路30は、第2のスイッチング回路31及び第1の抵抗素子R1を備えて構成される。第1の抵抗素子R1は、冷却ファン10と第2のスイッチング回路31との間に直列に接続される。
第2のスイッチング手段の一例である第2のスイッチング回路31は、コレクタが第1の抵抗素子R1に接続され、エミッタが接地されたトランジスタQ2と、トランジスタQ2のベース及びエミッタ間に接続された抵抗素子R5と、一端がトランジスタQ2のベースに接続され、他端がCPU50に接続された抵抗素子R6とを備えている。トランジスタQ2は、NPNバイポーラトランジスタが採用されている。抵抗素子R5及び抵抗素子R6は、トランジスタQ2のオフ時において、トランジスタQ2のベースの電圧を安定させるためのブリーダ抵抗である。
検出手段の一例である電圧検出回路40は、第1の電圧供給回路20によって供給される駆動電圧が予め設定される所定の電圧に達したか否かを検出する。具体的に、電圧検出回路40は、コレクタがトランジスタQ4に接続され、エミッタが第1の抵抗素子R1に接続されたトランジスタQ3と、一端が第2の抵抗素子R2に接続され、他端がトランジスタQ3のベースに接続された抵抗素子R7と、コレクタが抵抗素子R8及びCPU50に接続され、エミッタが接地されたトランジスタQ4と、一端が電源41に接続され、他端がトランジスタQ4のコレクタ及びCPU50に接続された抵抗素子R8とを備えて構成される。
トランジスタQ3は、PNPバイポーラトランジスタが採用されている。トランジスタQ4は、NPNバイポーラトランジスタが採用されている。抵抗素子R7は、トランジスタQ3のオフ時において、トランジスタQ3のベースの電圧を安定させるためのブリーダ抵抗である。抵抗素子R8はプルアップ抵抗である。
トランジスタQ3は、第2の抵抗素子R2の両端の電圧によりスイッチングする。すなわち、トランジスタQ3は、第2の抵抗素子R2の両端の電圧が所定の電圧値に達するまでオフ状態であり、第2の抵抗素子R2の両端の電圧が所定の電圧値に達した場合にベース電流が流れてオンとなる。
トランジスタQ4は、トランジスタQ3のスイッチングの状態をCPU50の入力電圧に変換する。すなわち、トランジスタQ4は、トランジスタQ3がオンになると、ベース電流が流れてオンとなる。トランジスタQ4がオフ状態の場合、CPU50には、HレベルのCPU入力信号が入力されるが、トランジスタQ4がオン状態の場合、CPU50には、LレベルのCPU入力信号が入力される。したがって、CPU50は、電圧検出回路40から出力されるCPU入力信号がHレベルからLレベルへ変化したことを検知することで、第2の抵抗素子R2の両端の電圧が所定の電圧値に達したことを認識することができる。
電圧制御手段の一例であるCPU50は、電圧検出回路40によって所定の電圧に達したと検出された場合、冷却ファン10に接続される抵抗素子の数を減らし、冷却ファン10に供給される駆動電圧を上昇させる。具体的に、CPU50は、制御信号1をトランジスタQ1へ出力することによって、トランジスタQ1にベース電流を流してオンさせ、冷却ファン10を駆動させる。また、CPU50は、電圧検出回路40から出力されるCPU入力信号がHレベルからLレベルへ変化した場合、トランジスタQ1への制御信号1の出力を停止し、トランジスタQ1にベース電流を流さずオフさせ、制御信号2をトランジスタQ2へ出力する。CPU50は、制御信号2をトランジスタQ2へ出力することによって、トランジスタQ2にベース電流を流してオンさせ、冷却ファン10を駆動させる。
ここで、図1に示す冷却ファン制御装置1の動作について説明する。まず、CPU50は、制御信号1をトランジスタQ1へ出力し、トランジスタQ1にベース電流を流してオンさせる。トランジスタQ1がオンすると、冷却ファン10に駆動電圧が供給され、冷却ファン10が駆動される。このとき、冷却ファン10の両端に印加される電圧は、電源電圧VDDと、第1の抵抗素子R1及び第2の抵抗素子R2のそれぞれにかかる電圧との差分である。
一般的に、冷却ファン10のファンモータは、経時変化により消費電流が増大するという特徴を有している。そのため、トランジスタQ1を用いて冷却ファン10を駆動させ続けた場合、冷却ファン10の消費電流の増大により、直列に接続された第1の抵抗素子R1及び第2の抵抗素子R2に印加される電圧が増大し、冷却ファン10の両端に印加される駆動電圧は徐々に減少する。また、ファンモータには、ファンを駆動することが可能な駆動電圧範囲に規定があり、この駆動電圧範囲の低電圧部付近では、回転数が著しく低下し、最悪の場合、停止する虞がある。
そこで、本実施の形態では、駆動電圧が予め設定される所定の電圧に達したか否かを検出し、所定の電圧に達したと検出された場合、冷却ファン10に接続される抵抗素子の数を減らし、冷却ファン10に供給される駆動電圧を上昇させる。
冷却ファン10の経時変化により消費電流が増大した場合、結果的に直列抵抗である第2の抵抗素子R2の両端の電圧も上昇する。トランジスタQ3は、両端の電圧が所定の電圧になれば、ベース電流が流れてオンされる。トランジスタQ3がオンされると、トランジスタQ4にベース電流が流れてオンされ、通常はHレベルであるCPU50への入力電圧(CPU入力信号)がLレベルへと逆転する。
なお、本実施の形態において、第2の抵抗素子R2の両端に印加される所定の電圧は、冷却ファン10の両端に印加される電圧が規定の電圧を下回る場合に第2の抵抗素子R2の両端に印加される電圧に設定されている。具体的に、第2の抵抗素子R2の両端に印加される所定の電圧は、例えば、0.6Vに予め設定されている。したがって、トランジスタQ3は、両端の電圧が約0.6Vになればベース電流が流れてオンされる。このように、経時変化により冷却ファン10の両端に印加される駆動電圧が、規定の電圧範囲の下限付近となった場合、CPU50はその旨を知ることができる。具体的には、CPU50の入力ポートに入力されるCPU入力信号がHレベルからLレベルへと変化したときにその状態であると検知できる。
そして、CPU50は、トランジスタQ1へ出力する制御信号1を停止し、トランジスタQ1にベース電流を流さずにオフさせ、第1の電圧供給回路20を用いた冷却ファン10の駆動を停止させる。その後、CPU50は、制御信号2をトランジスタQ2へ出力し、トランジスタQ2にベース電流を流してオンさせ、第2の電圧供給回路30を用いて冷却ファン10を駆動させる。このとき、冷却ファン10の両端に印加される電圧は、電源電圧VDDと、第1の抵抗素子R1にかかる電圧との差分である。この場合、冷却ファン10と直列に接続される抵抗素子は第1の抵抗素子R1のみとなり、冷却ファン10の両端に印加される電圧は、第1の電圧供給回路20に比べ、第2の抵抗素子R2の両端電圧分だけ上昇することになり、冷却ファン10の駆動電圧範囲の下限付近で駆動していた状態が改善される。
このように、電圧供給回路35には、冷却ファン10に接続される複数の抵抗素子R1,R2が含まれ、冷却ファン10に供給する駆動電圧が抵抗素子の数に応じて変化される。また、電圧検出回路40によって、電圧供給回路35により供給される駆動電圧が予め設定される所定の電圧に達したか否かが検出される。そして、電圧検出回路40により所定の電圧に達したと検出された場合、CPU50によって、冷却ファン10に接続される抵抗素子の数が減らされ、冷却ファン10に供給される駆動電圧が上昇される。
したがって、複数の抵抗素子により駆動電圧を降下させて冷却ファン10を駆動し、冷却ファン10の経時変化により駆動電圧が所定の電圧に達した場合に抵抗素子の数を減らし、冷却ファン10に供給される駆動電圧を上昇させるので、冷却ファン10の経時変化による回転数の低下を防止することができ、安定して冷却ファン10を制御することができる。
また、複数の抵抗素子が含まれる第1の電圧供給回路20によって冷却ファン10に駆動電圧が供給され、第1の電圧供給回路20に含まれる抵抗素子よりも少ない数の抵抗素子が含まれる第2の電圧供給回路30によって冷却ファン10に駆動電圧が供給される。また、電圧検出回路40によって、第1の電圧供給回路20に含まれる複数の抵抗素子のうちの1の抵抗素子の両端の電圧が予め設定される所定の電圧に達したか否かが検出される。そして、CPU50によって、第1の電圧供給回路20を用いて冷却ファン10に駆動電圧が供給され、電圧検出回路40により所定の電圧に達したと検出された場合、第2の電圧供給回路30を用いて冷却ファン10に駆動電圧が供給される。
したがって、第1の電圧供給回路20と第2の電圧供給回路30とを切り替えることで、冷却ファン10に接続される抵抗素子の数を減らすことができ、その結果、冷却ファン10に供給される駆動電圧を容易に上昇させることができる。
さらに、第1の電圧供給回路20には、冷却ファン10に接続される第1のスイッチング回路21と、第1のスイッチング回路21と冷却ファン10との間に直列に接続される第1の抵抗素子R1と第2の抵抗素子R2とが含まれる。また、第2の電圧供給回路30には、冷却ファン10に接続される第2のスイッチング回路31と、第2のスイッチング回路31と冷却ファン10との間に直列に接続される第1の抵抗素子R1とが含まれる。そして、電圧検出回路40によって、第1の電圧供給回路20に含まれる第2の抵抗素子R2の両端の電圧が予め設定される所定の電圧に達したか否かが検出される。続いて、CPU50によって、第1のスイッチング回路21がオンされて、冷却ファン10に駆動電圧が供給され、電圧検出回路40により所定の電圧に達したと検出された場合、第1のスイッチング回路21がオフされるとともに、第2のスイッチング回路31がオンされて、冷却ファン10に駆動電圧が供給される。
したがって、スイッチング回路という簡略な構成により、冷却ファン10に接続される抵抗素子の数を減らすことができ、その結果、冷却ファン10に供給される駆動電圧を容易に上昇させることができる。
なお、本実施の形態では、第1の電圧供給回路20は、直列に接続された2つの抵抗素子R1,R2を含み、第2の電圧供給回路30は、1つの抵抗素子R1のみを含んでいるが、本発明は特にこれに限定されず、第1の電圧供給回路20は、直列に接続された3つ以上の抵抗素子を含み、第2の電圧供給回路30は、2つ以上の抵抗素子を含んでもよく、第2の電圧供給回路30によって供給される電圧が、第1の電圧供給回路20によって供給される電圧よりも高ければよい。
また、本実施の形態では、2つの抵抗素子R1,R2を直列に接続し、2つの抵抗素子R1,R2を使用して冷却ファン10を駆動する第1の電圧供給回路20と、1つの抵抗素子R1のみを使用して冷却ファン10を駆動する第2の電圧供給回路30とを切り替えているが、本発明は特にこれに限定されない。例えば、3つ以上の抵抗素子を直列に接続し、3つ以上の電圧供給回路を備え、冷却ファン10に印加される電圧が所定の電圧に達する度に電圧供給回路を切り替えてもよい。
さらに、本実施の形態における冷却ファン制御装置1は、冷却ファン10の駆動ラインに抵抗素子を直列接続した、いわゆる低速モードについてのみ説明しているが、本発明は特にこれに限定されず、駆動ラインに抵抗素子を介さない、いわゆる高速モードにも適用可能である。
プリンタやコピー機などの画像形成装置では、印字中に機内が高温となる。そのため、印字中は冷却ファン10を高速モードで駆動させる。一方、画像形成装置の待機時には、印字中ほど機内が高温とならないため、冷却ファン10を低速モードで駆動させる。
図2は、本発明の変形例における冷却ファン制御装置の構成を示す図である。図2に示す冷却ファン制御装置1’は、冷却ファン10、第1の電圧供給回路20、第2の電圧供給回路30、電圧検出回路40、CPU50及び第3の電圧供給回路60を備えて構成される。なお、図1と同じ構成については、同一の符号を付し、説明を省略する。また、以下の説明では、冷却ファン制御装置1’が画像形成装置に用いられる場合について説明する。
第3の電圧供給回路60は第3のスイッチング回路61を備えて構成される。第3のスイッチング回路61は、コレクタが冷却ファン10に接続され、エミッタが接地されたトランジスタQ5と、トランジスタQ5のベース及びエミッタ間に接続された抵抗素子R9と、一端がトランジスタQ5のベースに接続され、他端がCPU50に接続された抵抗素子R10とを備えている。トランジスタQ5は、NPNバイポーラトランジスタが採用されている。抵抗素子R9及び抵抗素子R10は、トランジスタQ5のオフ時において、トランジスタQ5のベースの電圧を安定させるためのブリーダ抵抗である。
CPU50は、印字指示の有無により冷却ファン10を高速モードで駆動するか、低速モードで駆動するかを判断する。すなわち、CPU50は、印字指示があった場合、冷却ファン10を高速モードで駆動すると判断し、印字指示がない場合、画像形成装置が待機状態であるので低速モードで駆動すると判断する。
CPU50は、冷却ファン10を高速モードで駆動する場合、制御信号1又は制御信号2を停止し、制御信号3をトランジスタQ5へ出力することによって、トランジスタQ5にベース電流を流してオンさせ、冷却ファン10を駆動させる。この場合、冷却ファン10とトランジスタQ5との間には抵抗素子がないため、冷却ファン10には、電源電圧VDDが印加され、第1の電圧供給回路20や第2の電圧供給回路30よりも冷却ファン10に印加される駆動電圧を高くすることができ、第1の電圧供給回路20や第2の電圧供給回路30よりも高速にファンを回転させることができる。なお、低速モードにおける動作は、図1を用いて説明した冷却ファン制御装置1の動作と同じであるので説明を省略する。
また、本実施の形態におけるトランジスタQ1〜Q5には、バイポーラ型のトランジスタを用いているが、本発明は特にこれに限定されず、電界効果型のトランジスタを用いてもよく、その他種々のスイッチング素子を用いてもよい。
本発明の一実施の形態による冷却ファン制御装置の構成を示す図である。 本発明の変形例における冷却ファン制御装置の構成を示す図である。
符号の説明
1 冷却ファン制御装置
10 冷却ファン
11,41 電源
20 第1の電圧供給回路
21 第1のスイッチング回路
30 第2の電圧供給回路
31 第2のスイッチング回路
35 電圧供給回路
40 電圧検出回路
50 CPU
60 第3の電圧供給回路
61 第3のスイッチング回路
Q1,Q2,Q3,Q4,Q5 トランジスタ
R1 第1の抵抗素子
R2 第2の抵抗素子
R3,R4,R5,R6,R7,R8,R9,R10 抵抗素子

Claims (3)

  1. 機器の冷却に用いられる冷却ファンを制御する冷却ファン制御装置であって、
    機器を冷却する冷却ファンと、
    前記冷却ファンに接続される複数の抵抗素子を含み、前記冷却ファンに供給する駆動電圧を前記抵抗素子の数に応じて変化させる電圧供給手段と、
    前記電圧供給手段によって供給される駆動電圧が予め設定される所定の電圧に達したか否かを検出する検出手段と、
    前記検出手段によって所定の電圧に達したと検出された場合、前記冷却ファンに接続される前記抵抗素子の数を減らし、前記冷却ファンに供給される駆動電圧を上昇させる電圧制御手段とを備えることを特徴とする冷却ファン制御装置。
  2. 前記電圧供給手段は、複数の抵抗素子を含み、前記冷却ファンに駆動電圧を供給する第1の電圧供給手段と、前記第1の電圧供給手段に含まれる抵抗素子よりも少ない数の抵抗素子を含み、前記冷却ファンに駆動電圧を供給する第2の電圧供給手段とを含み、
    前記検出手段は、前記第1の電圧供給手段に含まれる複数の抵抗素子のうちの1の抵抗素子の両端の電圧が予め設定される所定の電圧に達したか否かを検出し、
    前記電圧制御手段は、前記第1の電圧供給手段を用いて前記冷却ファンに駆動電圧を供給し、前記検出手段によって所定の電圧に達したと検出された場合、前記第2の電圧供給手段を用いて前記冷却ファンに駆動電圧を供給することを特徴とする請求項1記載の冷却ファン制御装置。
  3. 前記第1の電圧供給手段は、前記冷却ファンに接続される第1のスイッチング手段と、前記第1のスイッチング手段と前記冷却ファンとの間に直列に接続される第1の抵抗素子と第2の抵抗素子とを含み、
    前記第2の電圧供給手段は、前記冷却ファンに接続される第2のスイッチング手段と、前記第2のスイッチング手段と前記冷却ファンとの間に直列に接続される前記第1の抵抗素子とを含み、
    前記検出手段は、前記第1の電圧供給手段に含まれる第2の抵抗素子の両端の電圧が予め設定される所定の電圧に達したか否かを検出し、
    前記電圧制御手段は、前記第1のスイッチング手段をオンさせて、前記冷却ファンに駆動電圧を供給し、前記検出手段によって所定の電圧に達したと検出された場合、前記第1のスイッチング手段をオフさせるとともに、前記第2のスイッチング手段をオンさせて、前記冷却ファンに駆動電圧を供給することを特徴とする請求項2記載の冷却ファン制御装置。
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